- 1 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/07(土) 23:05:23.67 ID:LwtTWkcIO
- はじめに
・没ネタ祭参加作品です
・タイトルしかなかったので内容は完全オリジナルです。原案者さんごめん。先に謝っとく
・タイトルがよく似たお子様向けアニメがありますが、本作品はお子様に見せちゃいけません
・一部閲覧注意……いや、ないか
・タイトルがよく似たお子様向けアニメが好きな方は見ないほうがいいかもしれません
・長くなります。明日用事がある人は気をつけて下さい
・いつの間にかようですスレ増えててびびった
・勉強はしてます、でももう無理です
- 4 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/07(土) 23:07:26.04 ID:LwtTWkcIO
- そのいち、とうじょうじんぶつについて
(●´・ω・`●) ショボパンマン。この物語の主人公。頭の中にはくそやら味噌やらがつまっている。
よく似た別作品で言うとアンパン〇ン的ポジション。
( ・∀・) モラパンマン。現実主義者、唯一のまともな人?。顔よし性格よし。
よく似た別作品で言うと触パンマン的ポジション。
<ヽ`∀´> ニダパンマン。在日説が濃厚。頭の中にはキムチが詰まっている。
よく似た別作品で言うとCurryパンマン的ポジション。
N| "゚'` {"゚`lリ 阿部さん。シャブおじさんの助手。ガチホモ。
よく似た別作品で言うとバタコさ〇的ポジション。
- 6 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/07(土) 23:08:23.28 ID:LwtTWkcIO
- / \―。
( / \_
/ / ヽ
...―/ _)
ノ:::へ_ __ /
|/-=o=- \/_
/::::::ヽ―ヽ -=o=-_(::::::::.ヽ
|○/ 。 /::::::::: (:::::::::::::)
|::::人__人:::::○ ヽ/
ヽ __ \ /
\ | .::::/.| /
\lヽ::::ノ丿 /
しw/ノ___-イ
∪
シャブおじさん。現在麻薬取締法違反の容疑でブタ箱入り。出番無し。
よく似た別作品で言うとジャムをじさん的ポジション。
(,,゚Д゚) 名猫ギコ。ハニャーン。三度の飯よりおっぱいが好き
よく似た別作品で言うと迷犬チーズ的ポジション。
- 9 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/07(土) 23:10:46.34 ID:LwtTWkcIO
- ('A`) ドクキンマン。ショボパンマンの永遠のライバルでバイキン王国の王様であり科学者。
よく似た別作品で言うとバイキソマソ的ポジション。
ξ゚听)ξ ツンちゃん。ドクキンマンの部下でありながらモラパンマンに惚れてる。
よく似た別作品で言うとDKNちゃん的ポジション。
(^q^) ほらーまん。つんちゃんのふあんれす。あうあうあー。
よくにたべつさくひんれゆーとほらーまんれす。
('A`) ドクヲくん。ロリペドショタが大好きな御年23歳の大きなお友達。
よく似た別作品で言うとカバヲくん的ポジション。
(U) ちんこ。
よく似た別作品で言うとバンコラン。
そのいち、おわり
- 10 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/07(土) 23:13:17.56 ID:LwtTWkcIO
そのに、かれらなりのにちじょう
( ∵)ハジマリハジマリ
- 11 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/07(土) 23:15:31.24 ID:LwtTWkcIO
- ―――――――――
――――――
―――
ξ゚听)ξ「暇ね」
('A`)「暇だな」
(^q^)「ぱしへろんだす」
ξ゚听)ξ「ドクキンマン、なにかやりなさいよ」
('A`)「いきなりそんなこと言われても無理だよ」
(^q^)「ぱしへろんだす」
- 13 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/07(土) 23:17:54.72 ID:LwtTWkcIO
- ξ゚听)ξ「じゃあ暇だし、ショボパンマンのとこでも行く?」
('A`)「……そうだな。一昨日の借りを返さないとな」
(^q^)「おぎゃwwwwうぃくwwwwwうぃくwwwww」
ξ゚听)ξ「じゃあいくわよ!ドクオ号を準備して」
('A`)「合点だぜおやびん!」
(^q^)「ふひ、ふひひひひひ」
(^p^)「でも今日雨だぜ」
ξ゚听)ξ
('A`)
- 15 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/07(土) 23:20:19.57 ID:LwtTWkcIO
- ―――――――――
――――――
―――
ξ゚听)ξ「暇ね」
('A`)「暇だな」
(^q^)「ぱしへろんだす」
ξ゚听)ξ「ほらーまん、何かやりなさいよ」
(^q^)「おちんちんびろびろーんwwww」
ξ゚听)ξ
('A`)
あめはきらいだ。そんなにちじょう
そのに、おわり
- 18 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/07(土) 23:23:29.93 ID:LwtTWkcIO
そのさん、かれらのにちじょう
( ∵)ハジマリハジマリ
- 19 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/07(土) 23:25:25.02 ID:LwtTWkcIO
N| "゚'` {"゚`lリ「はぁ……最近は雨続きで参っちまうな……。パンがしけっちまう」
(〇´・ω・`〇)「阿部さん、どうかした?」
(゚%・∀・)「ため息なんかついて、らしくないよ」
<#。`∀%">「何かあればウリ達が相談に乗るニダ」
N|;"゚'` {"゚`lリ「ああ、ありがとう……っておまえら!カビだらけじゃねぇか!」
(゚%・∀・)「ジメジメしてるからねぇ」
<;#。`Д%">「アイゴー!本当ニダ!ウリのほっぺに青カビが生えてるニダ!!」
(〇´・ω・`〇)「気づけよ」
- 20 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/07(土) 23:28:13.85 ID:LwtTWkcIO
- N| "゚'` {"゚`lリ「しゃあねぇ。モラとニダには新しい頭作ってやるから、ちょっと待ってろ」
(゚%・∀・)「はーい」
<#。´Д%">「4日間ありがとうニダ……ウリの顔……」
N| "゚'` {"゚`lリ「ショボは……」
(〇´・ω・`〇)「いいよ、僕はかびてないし」
N| "゚'` {"゚`lリ「そうか、わかった」
―――――――――
――――――
―――
数日後……
( ・∀・)+
<ヽ‘∀‘>+
(〇´%,.ω:`@。゚)
- 21 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/07(土) 23:30:19.13 ID:LwtTWkcIO
- ( ・∀・)
<ヽ‘∀‘>
(〇´%,.ω:`@。゚)「なんでやねん」
(;・∀・)
<;ヽ‘∀‘>
(〇´%,.ω:`@。゚)「なんでやねん」
- 22 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/07(土) 23:33:37.98 ID:LwtTWkcIO
- (〇´%,.ω:`@。゚)「なんで突然こんなにカビた。
僕だけカビ生えてなかったのに……」
( ・∀・)「いまさらかもしんないけどさ……」
(〇´%,.ω:`@。゚)「ん?」
( ・∀・)「君のほっぺって白かったっけ?」
(〇´%,.ω:`@。゚)
(〇´%,.ω:`@。゚)「黒や」
- 23 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/07(土) 23:35:33.38 ID:LwtTWkcIO
- ―――――――――
――――――
―――
さらに数日後……
(●´・ω・`●)「まさかあのほっぺが白カビだったなんて」
( ・∀・)「気をつけないとねー」
<ヽ‘∀‘>「ホルホル」
(●´・ω・`●)「しかし阿部さんには迷惑かけちゃったな。新しい顔作ってくれてありが……」
N| %゚ё%"{"*%。lリ
(●´・ω・`●)
- 24 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/07(土) 23:38:40.88 ID:LwtTWkcIO
- N| %゚ё%"{"*%。lリ
(●´・ω・`●)「なんでやねん」
N| %゚ё%"{"*%。lリ「カビた」
(●´・ω・`●)「なんでやねん」
かびには、きをつけよう。そんなにちじょう
そのさん、おわり
- 26 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/07(土) 23:40:40.52 ID:LwtTWkcIO
そのよん、ねことしょうねん
(,,゚Д゚)ハニャーン!ハニャーン!
- 27 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/07(土) 23:43:09.84 ID:LwtTWkcIO
('A`)「あ、ギコだ」
(,,゚Д゚)ハニャーン
(*'A`)「見て見て〜。アイドルグループ、『マジカル☆スナオ』のキュートちゃんの抱きまくら買ったんだよ〜」
(,,゚Д゚)……
('A`)「ほかにもねー、クーにゃんのポスターも買ったんだよ」
(*゚Д゚)ハニャ!ハニャ、ハニャーン!
('A`)「なんだー。ギコは巨乳派かー。僕とは永久に相容れないね」
ひんにゅうにはきょうみがありません ギコ
そのよん、おわり
- 28 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/07(土) 23:47:03.24 ID:LwtTWkcIO
そのご、げきとつ!?しょぼぱんまんたいどくきんまん!
(^q^)はしへろんだす
- 29 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/07(土) 23:49:20.20 ID:LwtTWkcIO
('A`)「今日こそはショボパンマンをやっつけてやる!」
ξ゚听)ξ「やんや、やんや」
('A`)「ほらーまんは果たし状を書いてショボパンマンに渡してきてくれ」
(^q^)「だがwwwことわるwwww」
ξ゚听)ξ「いいから行ってこい」
(^p^)「じゃあしゃぶれよ」
ξ゚听)ξ「わかった、ちんこだせ。あと昨日通販で買った枝切り鋏もってこい」
(^q^)「やめてください。しんでしまいます」
- 31 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/07(土) 23:52:02.18 ID:LwtTWkcIO
- ―――――――――
――――――
―――
N| "゚'` {"゚`lリ「ショボ。おまえ宛に手紙が届いたぞ」
(●´・ω・`●)「どれどれ。どこの幼女かな」
<ヽ`∀´>「どうでもいいけど、児ポ法って怖いニダね!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
はいけいショボパンマンさま
ぜんりゃく
ちゅうりゃく
こうりゃく
けいぐ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
- 32 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/07(土) 23:55:35.01 ID:LwtTWkcIO
- (●´・ω・`●)「……」
<ヽ`∀´>「なんて書いてあるニダ?」
(●´・ω・`●)「『拝啓ショボパンマン様
大好きです。付き合って下さい
名無しの幼女より』」
<;ヽ ゚Д゚ >「馬鹿ナ!!?」
(●´・ω・`●)(略してあるんだからどう解釈しようが僕の勝手だもんね)
―――――――――
――――――
―――
('A`)「……遅い」
- 33 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/07(土) 23:58:06.42 ID:LwtTWkcIO
- ('A`)「いくらなんでも遅すぎないか?もう約束の時間を2時間も過ぎてるぞ?」
ξ゚听)ξ「ちゃんと果たし状書いて渡したの?」
(^q^)「あうー?かいてわたしました」
ξ゚听)ξ「時間と場所を書き忘れたとかないでしょうね」
(^q^)「それはありえません。ぼきはてんさいれすから」
('A`)「じゃあなんでショボパンマンは来ないんだ?
俺と戦うのが怖くて逃げ出しt」
ξ゚听)ξ「ないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないないない」
('A`)「……そこまで否定されるとどっくん悲しいなっ」
('A`)「……となるとショボパンマンが来ない原因はなんだろう」
- 34 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 00:00:56.18 ID:6jWnH6fwO
- ξ;゚听)ξ「ま、まさかここに来る途中に事故に……?」
(;'A`)「まさか……そんなわけないだろ?」
ξ;゚听)ξ「……」
(;'A`)「……」
(^q^)「……おぎゃwww」
(;'A`)「ショ、ショボパンマンの家に行ってみよう!!何かあったのかもしれない!」
ξ;゚听)ξ「えぇ!わかったわ!」
(^q^)「あうあうあー!」
―――――――――
――――――
―――
- 35 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 00:04:22.70 ID:5QXbytffO
- ≡≡(;'A`)「はぁ……はぁ……」(ショボパンマン……!頼む、無事でいてくれ!!)
≡≡ξ;゚听)ξ「ぜぃ……ぜぃ……」(モラパンマン様に何かあったら私生きていけないわ!)
≡≡( ^q^)「おぎゃwwおぎゃww」(ちんちん、ちんちん、ちんちん、ちんちん)
(;'A`)「あった!ショボパンマン達の家だ!」
ガチャッ!
(;'A`)「ショボパンマン!!」
(●´・ω・`●)「なんだよ」
(;'A`)
( ・∀・)「どうかした?」
- 36 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 00:06:31.17 ID:5QXbytffO
- (;'A`)「ショボパンマン……おまえ、大丈夫か?どこも悪くないか?」
(●´・ω・`●)「君の頭の方こそ大丈夫かい?」
ξ;゚听)ξ「モラパンマン様!どこも怪我してない?」
(;・∀・)「はぁ?なんで僕が怪我なんて」
(;'A`)「どうやら何もないみたいだな……」
ξ;゚听)ξ「そのようね……」
(;-A-)ξ;--)ξ「「よかったー……」」
(;・∀・)「???」
けがにはきをつけようね
そのご、おわり
- 37 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 00:09:11.48 ID:5QXbytffO
そのろく、げきとつ!しょぼぱんまんたいどくきんまん!
( ∵)ハジマリハジマリ
- 38 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 00:12:06.03 ID:5QXbytffO
(●´・ω・`●)「ぱっとろぉる♪ぱっとろぉる♪」
(*><)「あ!ショボパンマンなんです!」
(●´・ω・`●)「やぁやぁ。名も無きがきんちょじゃないか」
(*><)「わぁ!本物なんです!初めて見たんです!」
(●´・ω・`●)「そうかそうか。ところでお腹は空いてないかい?」
( ><)「え……。さっきお昼食べたばっかだからそんなにお腹空いてないんです」
(●´^ω^`●)「お腹、空いてるよね?」
( ><)「えっ?」
- 40 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 00:16:12.33 ID:5QXbytffO
- (●´・ω・`●)「僕の顔をあげるよ」
(*><)「わわっ!本当ですか?」
(●´^ω^`●)「ああ、ちょっと待っててね」
(●´-ω-`●)スゥー……ハァー……
(●´・ω・`●)「……よし」
ガシッ
(●´・ω・`●)と
(*><)ワクワクテカテカ
- 41 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 00:19:01.90 ID:5QXbytffO
- グググ…
(●;´・ω・`=●)と「ふ……ぅぐ……」
( ><)
グググ…ミリッ…
(●;´;ω;`=",=●)と「うぅ……ぇああぁ……」
(;><)
ミリミリ!ブチィッ!
(●;´;ω;`{ ≡}●)と「うぇぁぁあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!」
(;(〇)(〇))「きゃああああああああああああああ!!」
(※↑( ><))
(●;´;ω;`{ 「はぁっ……!はぁっ……!」
デロン…
(●;´;ω;`{::;,..
(;(〇)(〇))「いぃやああああああああああああああ!!」
(※↑( ><))
- 43 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 00:22:43.40 ID:5QXbytffO
- デロデロ
(●;´・ω・`{:::...,つ}●)「さ、さぁ……。僕の顔をお食べ」
(;><)「いやなんです!!しかも本体から中身が流れ出てきててグロいんです!!」
デロデロ
(●;´・ω・`{:::...,つ}●)「お腹すいてるんだろ?遠慮するなよ」
(;><)「もともとお腹減ってない上に凄い気持ち悪い光景見せられてさらに食欲がなくなりました!!」
デロデロ ポイッ
(●#´・ω・`{:::...,つ彡}●)「うっせぇ!!食えっつってんだろ!!」
(;><)っ}●)ミ「うわぁ……。妙に生暖かいんです……」
デロデロ
(●´・ω・`{:::...,「さぁ……食べるんだ!!」
(;><)っ}●)(食べても死にませんよね……?)
- 44 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 00:24:56.69 ID:5QXbytffO
- (;><)っ}●)「……」
デロデロ
(●´゚ω゚`{:::...,「早く食えって言ってんだろ!!」
パクッ
(;><)ミ(えぇい!!いくらなんでもパン食べたくらいじゃ死なないんです!)
( ><)
(●´・ω・`{∩「どうだい?阿部さん特製ksmsパンの味は」
( ><)
(●´^ω^`∩「おいしすぎて何も言えないか?」
( ><)
(●´・ω・`∩「……なんか言えよ」
- 47 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 00:28:01.50 ID:5QXbytffO
- (●´・ω・`∩「……」
( ><)
(●´・ω・`∩「……」
( ><)
(●´・ω・`∩「死んどるがな」
- 49 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 00:31:47.84 ID:5QXbytffO
- ( <●><●>)「あぁーーー!!」
*(‘‘)*「ショボパンマンがビロード殺したー!!」
('、`*川「なんと極悪非道な……生かしておけぬ!!」
(#*‘ω‘*)「野郎共!弔い合戦じゃぁぁぁ!!」
(#<●><●>)*(#‘‘)*「「おおぉーーー!!」」('、`#川
(●´・ω・`∩「ふっ……。雑魚共が群がったところで何ができるというのだ」
(●´・ω・`∩「来い。まとめて相手してやろう」
ピュー
*(#‘‘)*「くらえみずでっぽー!!」
(●´・ω・`∩「それはアカンて」
- 50 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 00:33:58.04 ID:5QXbytffO
- ('A`)「はっひふっへほー!」
('A`)「ここでドクキンマン参上!!子供達よ!手をかそう!」
ピュッ、ピュー!
<クラエー!
<アカンテ、ミズダケハホンマアカンテ
<ソッチイキヤガッタデスヨ!ワカッテマス!
<ニガシマセンヨ
<ギャァ!アタマチギンナヤ!メッチャイタイネンゾ!!
('A`)「……」
('A`)「ドクキンマン参上ぉぉぉー!!!」
- 51 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 00:35:31.52 ID:5QXbytffO
- <ガキドモ!エエカゲンニセェヘントシバクゾコラァ!
<ムカッテキタゾ!ミズデッポウヨーイ!ハッシャ!
<ア、ダカラミズハアカンテ!アトオマエハオレノカオチギリスギヤ!!
<ウテー!ウチマクレー!!
('A`)
('A`)「ドクキンマン!!参上ぉぉぉぉぉぉーーー!!!!」
- 53 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 00:38:46.73 ID:5QXbytffO
- <ア!タイヘンダ!ミズガナクナッチャッタ!
<チャンス!ガキドモカクゴセェ!
<ウワァ!コッチクンナ!
ジョロロロ…
<コウナッタラオクノテデス!
<ア、アホォ!!ションベンカケンナヤ!!カオガクサッテマウガナ!!
<モウスコシデヤッツケレルゾ!ヤロウドモ!サイゴノコウゲキジャア!!
ジージョロロロ……
<オオォー!!
<アカン!アカンテェ!ホンマアカンテ!
<アカンユゥトルヤロウガ!!イテマウゾコラァ!!
- 54 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 00:41:06.51 ID:5QXbytffO
- <ウワァ!チンコフリマワシテオッカケテクルヨォ!!シカモエセカンサイベンダヨォ!!
<イヤァァァァ!!ショボパンマンニオシッコヒッカケラレタァァァ!!
<ダ、ダイノオトナガコドモアイテニナニヤッテルンデスカ!!オトナゲナイトオモイナサイ!!
<オトナジャナイモーン!!ミッカマエデキタバッカリダモーン!!
('A`)
(;A;)
- 55 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 00:45:48.55 ID:5QXbytffO
- *(;;)*「わぁーん!!お洋服汚れたぁぁ!!おうちかえるー!!」
('、`;川「く……、仕方ないわね。今日のところはこれで勘弁してやるわ」
(;*‘ω‘*)「次会ったらギッタギタにしてやる!!」
(メメ<×><(#))「ふん、運がよかったですね」
ペッ
(#><)、「覚えてろよ!猿が!!」
(;A;)コドモタチカエッタ…?
シャキーン!
('A`)カエッタ!
('A`)「はっひふっへほー!ドクキンマン参上!!」
- 56 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 00:48:09.88 ID:5QXbytffO
- ('A`)「ここで会ったが100年目!!今日こそお前をやっつけてやるぜ!!
覚悟しろショボパンマ……」
:。・;.「ふっ。減らず口を叩けるのも今のうちだぞ」
↑※(●´・ω・`●)
(;゚A゚)「ごめんあんた誰ぇぇぇぇぇぇ!?
声はどこからでてるのぉぉぉぉぉぉ?」
ビシィッ!
m9:。・;.「さぁこい!!貴様などたたきのめしてくれる!!」
(;゚A゚)「誰に指差してるの!?そっちには誰もいないよ!!」
(;'A`)「なんか気が進まないけど物語の都合上戦わなくちゃいけないから……ごめんね!」
('A`)「いくぞショボパンマン!!ドクキンマン特製『即席カビ発生機 カービィ』の恐ろしさを見せてやる!!」
- 57 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 00:51:45.57 ID:5QXbytffO
- ('A`)「説明しよう!『即席カビ発生機 カービィ』は特殊な培養液につけたカビ菌を噴射することによって、
周囲をカビだらけにすることができるという恐ろしい兵器なのだ!!」
('A`)「しかもそのカビは三日間よく乾燥した清潔な場所においておくと消えてしまうというオマケつき!
もう洗剤を使ってゴシゴシしなくていいんです!地球にも主婦にも優しい代物です!!」
('A`)「それだけじゃあございません!!今ご購入いただければ、
『しいたけ菌』、『しめじ菌』、『まつたけ菌』もセットで12600円!
12600円でのご提供です!!」
('A`)「欲しい方はフリーダイヤル、0120―4545―0721。
0120、シコシコオナニーまで、お電話下さい」
:。・;.「《ピポピポ、ポパピピ……トゥルル、ガチャ》もしもし?カービィ一つ下さい」
( ┃┃ )「まいどありー」
- 58 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 00:53:14.40 ID:5QXbytffO
- (#'A`)「てなわけでくらえぇぇぇぇ!!」
ブシュウウウウウウウ!!
:。・;.「うわぁぁぁぁぁぁ!!」
('A`)「はっはっは!ショボパンマン敗れたり!!これでお前もカビだらけだ!!」
N| %゚ё%"{"*%。lリ
('A`)
N| %゚ё%"{"*%。lリ「カビた」
('A`)
- 59 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 00:56:14.91 ID:5QXbytffO
- N| %゚ё%"{"*%。lリ「そうだ!!ショボパンマン!!新しい顔よ!!」
(;゚A゚)「女言葉きめぇぇぇぇ!!
しかもどこからパン取り出してんだぁぁぁぁ!!」
N|#%゚ё%"{"*%。lリ「股間だ!!文句あるか!!」
(;゚A゚)「ごめんなさい!」
:。・;.「阿部さん!そんなことどうでもいいから早く頭をよこせ!!」
N| %゚ё%"{"*%。lリ「よーし!!受け取れ!ショボ!!」
:。・;.「よっしゃああああああ!!」
- 61 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 00:59:29.26 ID:5QXbytffO
シャキーン!
( ^ω^)
(;゚A゚)「顔CHIGEEEEEEEEEEEEEEE!!!!」
- 62 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 01:01:59.34 ID:5QXbytffO
- ( ^ω^)「元気100倍!!ショボパンマンだお!!」
(;゚A゚)「『だお』って言ったよね今!?『だお』って!!」
(#^ω^)「うるせぇお!!ブーンはショボパンマンだお!!」
(;゚A゚)「一人称ブーンだったよね今!!なんかもうわけわかんない!!」
( ^ω^)∩「どうやらブーンが本物だと信じてもらうには……拳を振るうしかないようだおね……」
(#^ω^)つ「いくお!!必殺……ショボーンパーンチ!!」
('A`)「ふん!どこかのお子様向けアニメみたいにそんななまくらパンチが通用するわけないだろ!」
- 63 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 01:04:17.57 ID:5QXbytffO
- (#^ω^)つ「うおおおおおおおお!!」
サッ!
( ^ω^)彡
チャキッ!
( ^ω^)つy=-
(#^ω^)つy=-「うおおおおおおおおお!!」
(;゚A゚)「それはマジで死んじゃうぅぅぅぅぅ!!」
( ^ω^)つy=-「あ、それはどこかのお子様向けアニメと一緒で死なないから大丈夫だお」
(;゚A゚)「むしろそっちの方が嫌だ!!」
- 64 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 01:06:56.07 ID:5QXbytffO
- ( ^ω^)つy=-「しょぼーんぱーんち」
ターン!
( ^ω^)つy=- -====・
(・A゚)「もはやパンチじゃn……ってぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ターン! ターン!
( ^ω^)つy=- -==・ -===・
<ちょ!もうやめr
ターン!ターン!ターン!ターン!
( ^ω^)つy=- -==・ -==・ -==・ -===・
<死ぬ!マジで死ぬtt
ダララララララララ
( ^ω^)つy=- -=====・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<・・・・。
- 66 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 01:11:04.99 ID:5QXbytffO
- ( ^ω^)「ふっ。正義は勝つ」
N| %゚ё%"{"*%。lリ「やったわね!!ショボパンマン!!」
ターン!
( ^ω^)つy=- -====・
ビシィッ!
N| %゚ё%●*%。lリ
N| %゚ё%●*%。lリ「なんでじゃ」
( ^ω^)「キモかったから……つい」
―――――――――
――――――
―――
(^q^)「ドクキンマンおかえりwwwまたまけたんれすかwwwwあなだらけワロスwwwww」
(#∵)プスー!プップスー!!
- 68 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 01:13:53.42 ID:5QXbytffO
- (^q^)「なにいってんのかワカンネwwww」
('∵)プッスー……
(^q^)「しょげててもなにもかわらないんれす。げんきだしてください。
ところでおもちをやいたんですがたべませんか?」
(*∵)ププッスー!!
( ∵)「ゴェェ!!ガハッ!ゴェェェ!!」
だいじゅうさんわ 『もちはのどにつまりやすい、きをつけろ!びこーず!!』
そのろく、おわり
- 69 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 01:17:37.81 ID:5QXbytffO
そのなな、ねことしょうねんとおっぱい
(,,゚Д゚)ハニャーン!ハニャーン!
- 70 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 01:19:45.57 ID:5QXbytffO
('A`)「あ、ギコだ」
(,,゚Д゚)ハニャーン
('A`)「僕、今からマジカル☆スナオの握手会いくんだー」
(,,゚Д゚)そ ハニャッ!?
('A`)「ギコも一緒に行く?」
(*゚Д゚)ハニャ!ハニャニャーン!!ファーブルスコ!!
―――――――――
――――――
―――
- 72 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 01:22:02.44 ID:5QXbytffO
- lw´‐ _‐ノV「ありがとうございまーす」
o川*゚ー゚)o「これからもよろしくお願いしますねー」
(*'A`)「すげぇぇぇぇぇ!!本物だぁぁぁぁぁ!!」
(*゚Д゚)イィヤッフゥゥゥゥ---!!
川 ゚ -゚)「ありがとうございまーす」ギュッ
(*'A`)「お、応援してます!これからも頑張って下さい!!」(いい匂いだ……しかも手やわらけぇ……)
(*゚Д゚)ハニャニャーン!!ゴロゴロ
川 ゚ -゚)「む、この猫は君の飼い猫かな?」
('A`)「え……?ああ、はい。そうです(嘘だけど)」
- 73 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 01:24:33.29 ID:5QXbytffO
- 川 ゚ -゚)
(*゚Д゚)ハニャーン!ハニャーン!
川*゚ -゚)
川*゚ -゚)「だっこしていい?」
(*'A`)「あ、はい!!」
(*゚Д゚)ファー!ファー!ブルスコファー!
川*゚ ー゚)「ふふふ……かわいいな」
ムニュムニュ
(*´Д`)ウマー…
('A`)(ギコいいなー……)
- 74 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 01:28:23.71 ID:5QXbytffO
- lw´‐ _‐ノV「クーちゃん。私も」
川*゚ -゚)「わかった。ホラ」
ムニュムニュ
(*゚Д゚)ウッヒョォォォォォ!!
lw*´‐ _‐ノV「ふふ……かわいいね」
ムニュムニュ
(*゚Д゚)ハニャニャーン!ハニャニャーン!
lw´‐ _‐ノV「おいしい猫汁が作れそう」
ムニュムニュ
(;゚Д゚)そ
lw´‐ _‐ノV「冗談だよ。……3割ぐらい」
ムニュムニュ
(;゚Д゚)そ
- 75 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 01:30:20.83 ID:5QXbytffO
- ノハ*゚听)「シュー!!私にももふもふさせてくれぇぇぇ!!」
lw´‐ _‐ノV「チッ……いいよ」
ノハ*゚听)「わーい!もふもふだぞっ!!もふもふ!!」
('A`)(ギコいいなぁ……)
プニプニ
(,,゚Д゚)…
プニプニ
(;-Д-)…
プニプニ
(*゚Д゚)ニャーン!ハニャーン!!
('A`)「なんか間があったぞ、今」
- 77 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 01:33:00.92 ID:5QXbytffO
- o川*゚ー゚)o「ヒーちゃん!私も!!私も!!」
ノハ*゚听)「いいぞぉぉぉぉ!!」
o川*^ー^)o「わーい!かわいいー!」
ペタペタ
(,,゚Д゚)
ツルツル
(,,゚Д゚)
(,,゚Д゚)
(;´Д`)ャーン…
('A`)「露骨に嫌そうな顔しよった」
ひんにゅうにはきょうみがありません ギコ
そのなな、おわり
- 79 名前:◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 01:37:53.04 ID:5QXbytffO
そのはち、にだぱんまんなりのいちにち
<ヽ`∀´>ミアナムニダ
- 80 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 01:39:33.16 ID:5QXbytffO
朝:
<ヽ`∀´>「ウーリナラマンセー♪ウーリナラマンセー♪」
<ヽ`∀´>「歌ってたらお腹すいたニダ」
<*ヽ`∀´>「こんなときはキムチ食べるニダ!!」
<ヽ`∀´>と
パカッ
<ヽ`∀´{ }>と
ゴソゴソ
<ヽ`∀´{と
テテーン!
<*ヽ`∀´{ ●と
ギュムギュム
<ヽ`∀´{}>と
- 81 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 01:42:45.25 ID:5QXbytffO
- <ヽ`∀´>+
<*ヽ`∀´>つ●「ではいただくニダ!」
<*ヽ`〜´>ミ「むーしゃ!むーしゃ!」
<*ヽ´Д`>「しあわせ〜」
―――――――――
――――――
―――
昼:
<ヽ`∀´>「ウーリナラマンセー♪ウーリナラマンセー♪」
(#><)「おらおらおらぁ!早く出すもん出せやぁ!!」
(メメ<×><(#))「ちんこなら出しました」
- 82 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 01:44:16.64 ID:5QXbytffO
- (#><)「誰がてめぇの皮被った愚息を出せって言った!!しゃぶるぞ!!」
(メメ<×><(#))「私は犬にしか舐めさせないと決めているので遠慮しときます」
(#><)「んだとこらぁ!!」
<;ヽ`∀´>「子供が喧嘩してるニダ!!」
≡≡<;ヽ`∀´>「こらー!喧嘩はやめるニダ!」
(#><)「あ゙?なんだチョンパンマン」
(メメ<×><(#))「チョンとはひどい言い方ですね。せめて在日と呼んであげましょうよ」
<;ヽ`∀´>「どっちもやめて欲しいニダ!!」
- 84 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 01:48:46.69 ID:5QXbytffO
- (#><)「あぁぁ?チョンをチョンと呼んで何が悪いんだよ!」
(メメ<×><(#))「チョンは差別用語だから使わないほうがよいと言ったんです。
まったく、人の話をちゃんと聞かないのはビロードの悪い癖ですよ?」
(#><)「面倒くせぇ!チョンでいいだろ!」
(メメ<×><(#))「在日と呼ぶべきです」
<;ヽ`∀´>「チョンか在日かで言い争わないで!どっちも傷つくニダ!!」
(#<×><(#))#><)「「うるさい!!黙ってろ!!」」
<;ヽ`∀´>「ミアナムニダ!!」
<;ヽ`∀´>(いかんニダ……。このままじゃ喧嘩が終わらないニダ……)
<ヽ`∀´>(そうニダ!!こんな時は……)
- 85 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 02:00:04.65 ID:5QXbytffO
- <ヽ`∀´>と
パカッ
<ヽ`∀´{ }>と
ゴソゴソ
<ヽ`∀´{と
テテーン!
<*ヽ`∀´{ ●と
ギュムギュム
<ヽ`∀´{}>と
<ヽ`∀´>+
<ヽ`∀´>つ●「二人とも!キムチ食べて仲良くするニダ!」
( ><)「僕は子供なので辛いのは食べられないんです!」
(メメ<×><(#))「口の中のあちこちが切れてるんで。辛いものは染みるに決まってるでしょう」
( ><)「そんなのもわかんないんですか?脳みそ腐ってるんじゃないですか」
- 86 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 02:03:43.21 ID:5QXbytffO
- (メメ<×><(#))「何を言ってるんですか。こいつの頭の中にはキムチしか入ってませんよ」
( ><)「どっちにしろ発酵しちゃってるんです!!」
(メメ<×><(#))「なるほど、やっぱり腐ってましたか」
<ヽ`∀´>「おまえら、表出ろ」
―――――――――
――――――
―――
<*ヽ`∀´>「いや〜、いいことした後は気持ちがいいニダね」
<*ヽ`∀´>つ●「ちょうどここにさっき取り出したキムチがあるニダ。おいしくいただくニダ」
<*ヽ`〜´>ミ「むーしゃ!むーしゃ!」
<*ヽ´Д`>「しあわせ〜」
- 89 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 02:06:21.67 ID:5QXbytffO
- ―――――――――
――――――
―――
夜:
<ヽ`∀´>「……」
N| "゚'` {"゚`lリ「なにやってるんだ?こんなところで」
<ヽ`∀´>「星を見てるニダ」
N| "゚'` {"゚`lリ「またガラにもないことを」
<ヽ`∀´>「星を見てるといつも思うことがあるニダ」
N| "゚'` {"゚`lリ「なにをだ?」
<ヽ`∀´>「ウリは……いや、ウリ達はここの人達と違うニダ。
生まれた時の記憶がないウリ達は一体どこから、なんのためにここに来たのかがわからないんニダ」
- 90 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 02:09:18.06 ID:5QXbytffO
- <ヽ`∀´>「ウリ達が来た事で、なんかわけのわからない科学者(→('A`))も動き出したニダ。
ウリ達がいなければこの町はもっと平和だったはずニダ」
<ヽ`∀´>「ウリ達は今、この町の“平和を守ることを目的に活動している”という名目の下でこの町に暮らしてるニダ。
でも、ウリ達がいなければあの科学者も何もしなかっただろうからこの町は平和なままだったはずニダ」
<ヽ`∀´>「しかも最近では目立った戦いもなく、ウリ達の仕事といえば子供達の遊び相手……。
ウリ達はいなくてもよかったんじゃないニカ?」
N| "゚'` {"゚`lリ「ほう、お前もガラにもないこと考えるんだな」
<;ヽ`∀´>(さっきからガラにもないガラにもないって……ウリはみんなにどんな風に見られてるニダか?)
N| "゚'` {"゚`lリ「お前達がなんで、どうやってここに来たのかはわからない。
シャブ野郎が『流れ星があばばばばばば』とか言ってたが……どうせ幻覚だろうし、アテにならないな」
N| "゚'` {"゚`lリ「だがなニダ。
お前が考えるべきは『なんでここに来たのか』ではなく『ここに来たから何をするのか』だ。
必要なのは『理由』ではなく『結果』。
自分達がいらなかったのではないかと考えるくらいなら、
自分達が必要不可欠な存在になれるような努力をすればいいだろ」
<ヽ`∀´>「阿部さん……」
- 91 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 02:12:21.54 ID:5QXbytffO
- <ヽ`∀´>「わかったニダ!ウリ達はみんなに必要とされるパンになるニダ!!」
N| "゚'` {"゚`lリ「ああ。頑張れよ」
<*ヽ`∀´>「ニダ!頑張るニダ!」
N| "゚'` {"゚`lリ「よし。その意気だ。ところでニダよ。お前に聞きたい事がある」
<ヽ`∀´>「なんニダ?」
N| "゚'` {"゚`lリ「なんで最近一日経つと頭の中がすっからかんになってるんだ」
<;ヽ`∀´>「しーましぇーん!!」
じぶんをたべるのってどうかとおもう
そのはち、おわり
- 92 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 02:16:10.09 ID:5QXbytffO
そのきゅう、あいらぶ!もらぱんまん!`)
( ∵)ハジマリハジマリ
- 94 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 02:19:14.33 ID:5QXbytffO
ξ*´兪)ξハァハァ「モラパンマン様カッコイイよぉ……」
ξ*´兪)ξハァハァ「モラパンマン様の後頭部にジャム塗ってペロペロしたいよぉ……」
ξ*´兪)ξハァハァ「柔らかそうな白い肌クンカクンカしたいよぉ……」
ξ*´兪)ξハァハァ「間違えた。もふもふ……かりかりもふもふきゅんきゅんきゅいしたいよぉ……」
ξ*´兪)ξハァハァ「それでちょっとだけパンの部分かじりたいよぉ……」
ξ*´兪)ξハァハァ「そんでもってちょっとだけ叱られたいよぉ……」
((ξ*´兪)ξ))ビクンビクン!
- 95 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 02:21:11.35 ID:5QXbytffO
- ξ*´兪)ξハァハァ「あの顔で <エロいな って言われたいよぉ……」
ξ*´兪)ξ「私がそれを否定すると でもこっちの口は正直だぜ って言葉で責められたいよぉ……」
ξ*´兪)ξハァハァ「そのあとモラパンマン様の硬くなったちんt」
(;'A`)「言わせねぇよ!!?」
ξ;゚听)ξ「きゃぁぁぁ!!い、いきなり出てこないでよ!!び、びっくりするじゃない!!」
(;'A`)「いや……もうちょい前からいたけど……」
ξ;゚听)ξ「も、もうちょい前……ってどこから聞いてたのよっ!?」
('A`)「『そのきゅう あいらぶ!もらぱんまん!!』の辺りかな」
ξ;゚听)ξ「最初からじゃない!!しかも本当にいるし!ビックリマークの陰!!」
('A`)「みんなは気づいたかな?」
- 96 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 02:25:03.22 ID:5QXbytffO
- ('A`)「まぁそれはいいとして……」
(#'A`)「おい!モラパンマンは敵だぞ!敵にホの字になっててどうする!!」
ξ´兪)ξシュン…
(#'A`)「いいか!俺達の使命はショボパンマン達をこてんぱんにやっつけることだ!」
ξ´兪)ξ「わかってるわよ……。それくらい……」
('A`)「……だから、まずはショボパンマン達をやっつける」
ξ´兪)ξコクン
('A`)「……そうすれば……あとはあいつらを奴隷にしようが使用人にしようがお前の勝手だ」
ξ゚听)ξ「!!」
- 97 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 02:27:51.57 ID:5QXbytffO
- ('A`)「……そうすりゃあいつらも俺達の『所有物』になるからな」
ξ゚听)ξ「ドクオ……」
ξ--)ξ「そうね……。やっつけて奴隷にしちゃえばなんでもできるよね……」
('∀`)「そうさ」
ξ* )ξ「あんな事もこんな事もやり放題なのね……。
うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」
(;'∀`)「……」
(;'∀`)(……ごめん。モラパンマン)
つんちゃんあらためやんちゃんたんじょうか?まけるなもらぱんまん!!
そのきゅう おわり
- 99 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 02:31:33.18 ID:5QXbytffO
そのじゅう、ねことおっぱいとおでぶさん
(,,゚Д゚)ハニャーン!ハニャーン!
- 100 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 02:33:51.25 ID:5QXbytffO
('A`)「こんにちは、ドクヲです」
('A`)「今日は、なんと特別ゲストをお呼び致しました」
(*'A`)「『マジカル☆スナオ』のキュートさんと、春場所黒星0!ついでに白星も0の鷹ノ鼻関です!!」
o川*゚ー゚)o「どーもー」
(;;;)"3"(;;;)「ごっつぁんです」
(*'A`)(キューちゃんかわいいよキューちゃん……)
('A`)「ふぅ……。今日お二人に来て頂いた理由は他でもありません」
('A`)「この変態猫畜生は女が好きなのかそれともおっぱいが好きなのか、
それを確かめるべく集まっていただきました」
- 101 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 02:36:17.56 ID:5QXbytffO
- (゚Д゚,,≡,,゚Д゚)ハニャ?ネコチクショウ?
('A`)「お前だよお前。自覚ないのか」
(,,゚Д゚)ニューン…
o川*゚ー゚)o「あのー……」
(*'A`)「あ、はい?なんでございましょう?」
o川*゚ー゚)o「私達がここに呼ばれた理由はわかりました……。
でも、なんで私とこのデ……鷹ノ鼻関が呼ばれたんですか?」
('A`)「ああ、ギコがおっぱいが好きか女性が好きか調べるためには無乳の女性と巨乳の男性が必要だったんですよ」
o川*゚ー゚)o「はぁ」
- 102 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 02:39:22.24 ID:5QXbytffO
- ('A`)「そういうわけで無乳女性の代表としてキュートさんを、巨乳男性の代表としてデブノ鼻さんをお呼び致しました」
_,_
o川*゚д゚)o(無乳代表ってなんだよ……)
(;;;)"3"(;;;)「ごっつぁんです」
('A`)「さぁギコ!!男だけど巨乳を選ぶか!それとも無乳だけど女を選ぶか!!どっちにする!?」
_,_
o川*゚д゚)o「いや、いくらなんでもこのデブより私の方がいいだろ」
(;-Д-)ハニャ…
_,_
o川#゚Д゚)o「悩むなぁぁぁ!!」
- 104 名前:知ってるか?これ、まだ半分なんだぜ……? ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 02:43:06.56 ID:5QXbytffO
- (;-Д-)ウニュ…
―――ギコは悩んでいた
ギコは何よりもおっぱいのあの弾力を愛していた
つまり、その弾力を求めるならばあのデブの胸に飛び込むべきなのだろう
(;-Д-)ナオ-…
―――しかし、男の乳などおっぱいであって、おっぱいでない
女性のそれとは感触もフォルムも全く違うものだ
一匹のおっぱい紳士であるギコには、男の乳をおっぱいと認めることが出来ないでいた
(; Д )フニュ…
―――自分は、どちらを選べばいいのか
―――胸の弾力を求める内なる自分が、男の胸へ飛び込めと叫ぶ
―――同時に、おっぱい紳士としてのプライドがそれを許そうとしない
心の中の相反する二つの欲求が一つの葛藤を生み出す
_,_
o川;゚ー゚)o「なんだよこれ」
- 105 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 02:45:32.38 ID:5QXbytffO
- 自分の欲望に忠実になるか、それともおっぱい紳士としての道を進むか
(,, Д )ニャォ…
ギコの右前足がデブの方向に踏み出される
次いで、右の後足も一歩前にでる
所詮、自分は獣
欲望に忠実になるのほかない……そう思ったときだった
「おっぱいを愛する者として、おっぱい紳士として大切なことがある。
まず、おっぱいはおっぱい。大きい小さいは関係ない
稀に胸が小さい事をコンプレックスに思う者がある
そんな少女達を励まし、小さいおっぱいのすばらしさを説くこともおっぱい紳士のつとめだ」
(,,゚Д゚)「!」
いつか聞いたおっぱいの師の言葉
おっぱい紳士として、自分がやるべきことがある
その使命感がギコをつき動かした……!
(*゚Д゚)ゴルニャァァ!
- 108 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 02:49:01.89 ID:5QXbytffO
- 体を60゜回転し、キュートの方へ駆け出す
そして、その固い胸に飛び込んだ
('∀`)「おめでとうございます!!ギコは男のおっぱいに惑わされず、キュートさんの胸に飛び込みました!!」
o川*;ー;)o「普通に考えれば当然の結果なはずなのに、今すごく安心してる自分が悲しい」
(*゚Д゚)フニャッフニャッ!
ギコは両前足をキュートの頬に置いた
ギコのガラス玉のような目がキュートの目を真っ直ぐ見つめる
―――あとは、おっぱい紳士として、やるべきことをやるまでだ
(*゚Д゚)フニャッフニャッ!
o川*゚ー゚)o「ん?なぁに?」
- 109 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 02:51:15.13 ID:5QXbytffO
(,,゚Д゚)b「人間の価値はおっぱいじゃ決まらないぜ」
o川*゚ー゚)o
(,,゚Д゚)b+
o川*;ー;)oブワッ
まけるな!きゅーちゃん!
どくしゃにはひんにゅーずきがいっぱいいるぞ!
そのじゅう、おわり
- 111 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 02:54:16.00 ID:5QXbytffO
さいご、さいきょうさいあくのてきとうじょう
( ∵)ハジマリハジマリ
- 112 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 02:56:19.21 ID:5QXbytffO
(;'A`)「……ぐっ。なんだよ……これは……」
無惨に破壊された家、折れた木々。
道路のあちこちにはクレーターができており、その中心には見慣れた強敵(とも)の姿もあった。
ζ ω `ι)
顔のパンの一部は千切れ、他にも彼らの苦手とする水分を含んだ部分もある。
(;'A`)「うっ……」
風が吹き、思わず鼻を押さえた。
――ひどい臭いだ。
血と死臭……そして微かにイカの臭いもした。
- 113 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 03:00:21.77 ID:5QXbytffO
- ノハ;;)「うぅ……クーねーちゃん……」
川;゚ -゚)「大丈夫だ。何があってもお前達のことは私が守る」
―――少女達は恐怖で震え上がり
_,_
o川;゚ー゚)o「なんぞこれ」
lw´‐ _‐ノV「シュール(笑)」
―――誰もが何が起こっているのかわからない様子で
(;・∀・)「くっ……。俺らの攻撃が効かないだと……?」
<;ヽ`∀´>「いつもの奴らみたいにはいかないようニダね……」
―――誰一人として抗う術を持てずにいた
- 114 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 03:04:04.24 ID:5QXbytffO
- (;・∀・)「気をつけろ!白い液体に当たったら即アウトだぞ!」
<;ヽ`∀´>「了解ニダ!」
N|;"゚'` {"゚`lリ(くそっ……。皆が戦っているというのに俺はパンを作ることしか出来ないのか……!!)
前衛には一人の男と二人のパン。
男は必死に小麦を水に溶かして練っていた。
そして一人のパンを戦闘不能にし、今現在二人のパンと対峙している者……
それこそがこの惨劇を生み出した張本人であった。
<;ヽ`∀´> (・∀・;)
「どうした?そちらからはもう動かぬのか?」
- 117 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 03:07:11.03 ID:5QXbytffO
- 低く、重みのある声。
その声を聞くとギュウと腹の奥底を握られたような感じがする。
しかしその出で立ちは強大な威圧感を放つ声とは裏腹に、なんとも滑稽な物であった。
……特に顔。
顔はまさに男性の股間からぶら下がるソレにしか見えないのだ。
(U)「そちらから来ぬのなら、こちらから行こうか」
……そう、誰がどう見てもちんこその物なのだ。
(;・∀・)「!」
モラパンマン目掛けて無数の白濁の弾丸が飛ぶ。
モラパンマンはそれらを避けることはできないと判断し、すぐさまマントで顔を守った。
白濁の弾丸はマントに当たり、爆ぜて小さなシミとなる。
そのシミは粘着性の強い液体で構成されていた。
- 118 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 03:11:00.54 ID:5QXbytffO
- (U)「ほう、全て防いだか」
(;・∀・)「……いいか、もう一度言うが一発でも当たったらアウトだぞ」
<;ヽ`∀´>「ニダ」
一発でも当たったら即負け。
それは彼らがパンであるために背負ったハンディだった。
相手が飛ばす粘着性のある白濁液は水分を多く含み、
一撃でパンをしけらせて食べられなくすることができる。
食べることができなくなることはパンとしての存在意義を失うことであり、
パンとしての存在意義を失うことは彼らがパンとして『死ぬ』ことになるのだ。
(;'A`)「……くっ。ほらーまん!お前は町のみんなの安全の確保をしてくれ!
ツンちゃんはショボパンマンの体を阿部さんのとこに持っていって、あとは安全なところに隠れていろ!」
- 119 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 03:14:15.37 ID:5QXbytffO
- (^p^)「わかった。任せておけ」
ξ;゚听)ξ「ドクキンマン!あんたはどうするのよ!」
('A`)「決まってんだろ……」
腰から小型の銃を取り出した。
いつぞやショボパンマンと戦うときに使った電気銃。
結局はパンが膨れ上がるだけでパン相手には全くダメージを与えないため二度と使わないつもりだったが……。
('A`)(すぐに廃棄しなくてよかった……。これも日頃から環境のためにゴミを減らしてたおかげだな)
ξ;゚听)ξ「ドクオ……あんたまさか!」
('A`)「……モラパンマン達の援護に行く。これ以上あいつに町を壊させてたまるか」
- 120 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 03:16:27.98 ID:5QXbytffO
- ξ;゚听)ξ「無茶よ!」
('A`)「……男には無茶とわかっていても戦わなくちゃいけない時があるんだよ」
ξ;゚听)ξ「でもあんた私達の中でも断トツに弱いじゃない!!」
('A`)「それは言わないで欲しかったなっ」
('A`)「でも俺は行かなきゃならないんだ」
ξ;゚听)ξ「ドクキンマン……。なんで……?」
('A`)「この町が大好きだからさ」
- 122 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 03:18:46.83 ID:5QXbytffO
- ξ;゚听)ξ「……」
ξ゚听)ξ フッ…
('A`)「この町で――たまにイタズラして――ショボパンマン達と戦って――負けて――
それで新しい機械をたくさん作って――その一部を町に寄付して――ショボパンマン達と戦って――また負ける」
('A`)「こんな仕様のない繰り返しが大好きだったんだ」
ξ--)ξ「……わかったわ。もう私も止めない」
('A`)「そうか、ありg」
ξ--)ξ「た だ し」
ξ゚ー゚)ξ「必ず、生きて帰ってくること。これが条件よ」
- 123 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 03:22:34.26 ID:5QXbytffO
- ('A`)「……」
それは彼女が初めて他人に見せる表情だった。
その笑顔を受けた彼は
('∀`)「ああ!もちろん!」
初めて他人に見せる明るい笑顔で答えた。
『必ず生きて帰ってくる』
と、強い意志を胸の奥に刻み込んで……。
('A`)「待ってろよ!!今行くぜ!!」
右手に電気銃をしっかりと握り締め、男は走り出した。
彼の愛する町を守るため……
彼の愛する日々を取り戻すために……
- 124 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 03:24:03.90 ID:5QXbytffO
- ―――――――――
( ><)「ワカッテマスくん」
( <●><●>)「なんですかビロード」
( ><)「ちんぽっぽちゃん、泣いてました」
( <●><●>)「ヘリカルも泣いてましたね」
( ><)「泣かなかったペニサスちゃんは強いですね」
( <●><●>)「えぇ。二人のことはきっと彼女が守ってくれるでしょう」
( ><)「覚えてますか?僕らで一生懸命作った秘密基地」
( <●><●>)「もちろんです。確かビロードに鉄パイプで殴られて死にかけましたね」
( ><)「いつものことです」
( <●><●>)「えぇ、いつものことです」
- 126 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 03:27:18.34 ID:5QXbytffO
- ( ><)「全部、壊された」
( <●><●>)「……」
( ><)「ちんぽっぽ達の笑顔、俺達が必死に作った秘密基地、
俺が殴ってお前が殴られる日常、パンどもをからかって遊ぶ時間。
全部……みんなみんなぶっ壊された」
( <●><●>)「……」
( ><)「誰がぶっ壊した」
( <●><●>)「あそこにいるちんこ顔ですね」
( ><)「ああ、あそこにいるちんこ顔だ」
( <●><●>)「どうする気ですか?」
( ><)「わかってるだろ?」
- 130 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 04:00:25.11 ID:5QXbytffO
- 自分の身長ほどある鉄パイプを肩に担ぐ細目の少年。
大きな丸っこい目をした少年は金属バットを両手に握り締めた。
防具無しでは不安なのか、細目の少年はヘルメットを、丸目の少年は鍋を頭に被り、
お腹には毎週欠かさず買っていた少年誌を入れ、
ポケットにはパチンコと小石が一杯。
ついでに絆創膏も詰め込んだ。
準備は万端。
その目に怒りと悲しみと憎悪のこもった炎を燃やし、
討つべき相手をしかと睨んだ。
あとはそうだな、
よく漫画に出てくるアツイ台詞でも言っておくか。
(#><)「「ブッコロ!!」」(<●><●>#)
まだ幼い故に意味はわからないが、とりあえず気合いは入った。
さぁ行こうぜ相棒。俺達の遊び場、取り戻さないとな。
- 131 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 04:03:38.50 ID:5QXbytffO
- ―――――――――
(;'A`)「クーさん!大丈夫ですか!?」
(;゚Д゚) ハニャ、ハニャーン!
川;゚ -゚)「おぉ、ドクオくんか。私は大丈夫。足を少し擦りむいただけだ」
ノハ;;)「うぐっ……ぇぐっ……わ、私……怖い……ぞ……」
(;'A`)「ヒートちゃん……」
(,,゚Д゚) ……
(;'A`)「シューちゃん……。シューちゃんは大丈夫!?」
lw´‐ _‐ノV「やだー怖いー」
lw´; _;ノV「……ぐすっ……怖いよ。私だって……」
- 133 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 04:07:10.15 ID:5QXbytffO
- lw´; _;ノV「姉さん達が……守ってくれてるけど……、それでも怖いんだよ……?
ここまで逃げる途中でも……人が死んでた……。
自分達がああなるかもしれないと思うと……体が震えて……」
川;゚ -゚)「シュー、大丈夫だ……。お前達は何があっても私が護るから……」
lw´; _;ノV「……姉さん……」
(;'A`)「シュー……ちゃん」
(,, Д )ギリッ…
(;'A`)「キューちゃんは?キューちゃんは大丈夫!?」
o川*゚―゚)o「大丈夫なわけないでしょ」
(;'A`)「……」
- 134 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 04:09:03.08 ID:5QXbytffO
- o川*゚―゚)o「だって見てよ。ホラ」
o川*゚―゚)o「地面はえぐれて木は倒れて建物だって原形をとどめてない」
o川*゚―゚)o「昨日まではいつもとおんなじだったんだよ?」
o川*゚―゚)o「こうやってお外を歩いてれば足元ではちょうちょが飛んでて、
どこからか鳥のさえずる声も聞こえて来るんだよ?
ちょっと町に行けばいろんな人からチヤホヤされて、飴を貰ったり、お花貰ったり、
サインをねだられたり写真頼まれたりするんだよ?」
o川*;д;)o「なんで今日はちょうちょがいないの!?鳥が鳴いてないの!?
なんで誰もサインをねだってきたり一緒に写真を撮ってって頼みにこないの!?」
川;゚ -゚)「キュート!落ち着け!姉さんがついてるから……な?」
o川*;д;)o「やだやだ!なんでみんな突然私の前からいなくなっちゃったの!?
なんで私の前からいなくなっちゃうの!?」
- 137 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 04:11:48.04 ID:5QXbytffO
- 川;゚ -゚)「キュート!!姉さんはいなくなったりしないぞ!大丈夫だ!」
o川*;д;)o「そんなの信じられないよ!!みんな私に何も言わないで突然いなくなっちゃったんだよ!?」
o川*;∧;)o「……お姉ちゃん達がいなくなっちゃったら……やだよぉ……」
川 ; -;)「馬鹿なことを言うんじゃない!!誰も死なない!!誰も死なせない!!
何があっても護りぬいて見せる!!私を信じろ!!」
o川*;д;)o「お……姉ちゃ……ああああああああああああああああ!!」
ノハ;;)「わああああああああああああん!!」
lw´; _;ノV「ふわあああああああああん!!」
川 ; -;)「うわあああああああああああん!!」
- 138 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 04:13:34.14 ID:5QXbytffO
- ( A )「……」
(,, Д )「ドクヲ。あいつはやってはいけないことをやった」
四つの足で地面掴み、一匹の獣が背中で語る。
背中の毛を逆立て、怒りを露にして。
(,, Д )「あいつは女を泣かした」
何故獣が喋っているのか。
そんな疑問は浮かばなかった。
なぜなら彼も怒りで通常の判断ができなくなっていたからだ。
(,, Д )「女を泣かすことはおっぱいを泣かすこと……。
おっぱい紳士として俺はこれを見過ごすことは出来ない」
( A )「俺だって見過ごすことは出来ないね」
- 139 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 04:16:50.04 ID:5QXbytffO
- 彼女達はアイドルだ。
いつも笑顔を振り撒き、俺達に笑顔をくれる存在だ。
そんな彼女達が泣いている。
彼女達を泣かせた奴がいる。
彼女達から笑顔を奪った奴がいる。
('A`)「……行くか。ギコ」
(,,゚Д゚)「おうよ」
川 ノ-;)「ま、待て……」
川 ゚ -゚)「どこに行く気だ?」
目を赤く腫らし、少し掠れた声で女が問う。
男は笑顔で顔だけ振り返り
('∀`)「ちょっとみなさんの笑顔を回収しに」
と、答えた。
- 140 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 04:18:08.05 ID:5QXbytffO
- ('A`)「ああ、そうだ」
何を思い出したのか、男は今度は体ごと振り返る。
そして四人の少女の顔を一通り見つめてから、叫んだ。
('∀`)「みなさんの笑顔が戻ったら、また綺麗な歌を聞かせてくださいね!!」
返事は確認せず、すぐにまた歩き出す。
男の足元で猫がぽつりと呟いた。
(,,゚Д゚)「覚悟はいいか?」
('A`)「もちろん」
(,,゚Д゚)「うむ。いい顔だ」
一人と一匹は戦地へと急ぐ。
少女達の笑顔を取り戻すために、
少女達の平穏……しいてはこの町の平穏を取り戻すために。
- 142 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 04:22:38.75 ID:5QXbytffO
- ―――――――――
N|;"゚'` {"゚`lリ「ふっ……。ほっ……」
小麦を練り、叩き、時にたたき付ける。
二人のパンに護られながら、一人のパンを助けるために小麦を寝る。
そろそろいいか?
本来ならここでしばらく寝かせなくてはならない。
パンが固くなってしまうから。
しかしいかんせん時間がない。
具を詰め、形を作ってゆく。
いつものアイツの顔を作ってゆく。
全て手作業で、丁寧に。
N|;"゚'` {"゚`lリ「よしできた!」
形ができた。後は焼くだけだ。
簡易オーブンにパンを入れ、20分程待てばよい。
……20分……か……。
- 143 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 04:25:36.15 ID:5QXbytffO
- (U)「む……。後ろの男、何をやっているのだ?」
N|;"゚'` {"゚`lリ「!?」
(;・∀・)「危ない!阿部さん逃げて!!」
N|;"゚'` {"゚`lリ「だ、ダメだ!ここにはショボの顔が……!」
(U)「くらえ……!!『スペルマショット』!!」
ちんこから無数の白濁液の弾丸が飛んだ。
パン達は慌ててマントで顔を守る。
しかし阿部はオーブンの前に立って、さきほど作ったショボパンマンの顔を守っていた。
N|;" '` {" `lリ「うごぉ!?」
いくつかの弾丸のうちの一つが阿部の腹をえぐった。
いくら液体と言っても、密度の高いその塊は固体と大差ないダメージを与える。
阿部は口から血を吹き出し、その場に疼くまってしまった。
- 147 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 05:00:33.74 ID:5QXbytffO
- <;ヽ`∀´>「「阿部さん!!!」」(・∀・;)
パン達が阿部に駆け寄る。
ちんこはそれを見てうっすらと笑みを浮かべた。
N|;"゚'` {"゚`lリ「馬鹿!固まったら格好の的になっちまうぞ!」
(;・∀・)「で、でも……!」
<;ヽ`∀´>「阿部さんを守らなきゃいけないニダ!」
N|;"゚'` {"゚`lリ「ショボの頭は作った!そしてさっきの攻撃で小麦粉は使えない!
俺の出番はここまでだ……!」
(;・∀・)「違う!!阿部さんは……」
<;ヽ`∀´>「阿部さんはウリ達の親ニダ!!」
N|;"゚'` {"゚`lリ「!」
- 150 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 05:04:09.83 ID:5QXbytffO
- ( ;∀;)「……自分の親を見捨てる子供なんていないだろ……」
<ヽ;Д;>「護るニダ!ウリ達が絶対に護ってみせるニダ!」
N|;"゚'` {"゚`lリ「お前ら……」
(U)「ふん……泣かせるな。この星の奴らはみんなそうだ。
俺が誰かを壊そうとすれば誰かがそれを庇おうとして一緒に壊れていく。
これがお前らの言う『愛』なのか」
(U)「だが茶番もそこまでだ。せめて三人一緒に壊してやろう」
(U)「『スペルマビーム』」
ちんこの根本が膨らみ、どんどん大きくなってゆく。
- 151 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 05:06:15.61 ID:5QXbytffO
- (;・∀・)「この技はまさか……!?」
その技は一度見たことがある技だった。
町の中心に近いところで戦闘があった時に使われた技だ。
限界まで溜められた白濁液が爆発的なエネルギーと共に一気に放出される。
それによって生まれるのは超高圧水流。
その威力は想像を絶するほど、高い。
そして、ショボパンマンを一撃で沈めたのがこの技である。
みんなの壁になるため、一人でこの技を受けた彼は、
ものすごい勢いで地面にたたき付けられ、クレーターを作ったのだ。
今の無防備な状態でこの技を受けたら、きっとひとたまりもないだろう。
(;・∀・)(やばい……!!どうする……?)
阿部さんを連れてこの場から待避するのは簡単だ。
しかし、それでは自分達の後ろにあるオーブンは破壊されてしまう。
- 153 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 05:08:14.05 ID:5QXbytffO
- ショボパンマンはここにいる誰よりも強いパンだ。
ちんこに勝つには彼の力が必要だろう。
(;・∀・)(……護る!)
モラパンマンが三歩前に出た。
下半身に力を入れ、上半身は防御の構えをとって。
何も言わなくても何をするつもりかはわかった。
しかし、今更止めることもできない。
いや、止めようとしたところで彼が聞く耳を持たないのがわかっていたのだ。
それならば、と
<ヽ`∀´>「……」
無言でモラパンマンの隣に立ち、防御の姿勢を取る。
モラパンマンは一瞬驚いたような表情をしたが、
今まで一度も見たことのないニダパンマンの真剣な顔を見て、再びちんこを見据えた。
- 158 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 05:11:12.54 ID:5QXbytffO
- (U)「死ねえぇぇぇぇ!!」
放出される大量の白濁液。
あんなのをくらったらいくら自分達でもひとたまりもない。
だが、自分達の背中には護るべき者が二人いるのだ。
( ・∀・)「護る……!!」
<ヽ`∀´>「護るニダ……!!」
恐怖心はない。
自分達の背後にいる人達を護り、あとはそいつにこの町の未来を託すだけ。
自分達の出番はここまでだ……。
そう、思った時だった。
- 202 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 19:04:29.74 ID:5QXbytffO
- (#'A`)「させるかぁぁぁぁ!!」
(;・∀・)<;ヽ`∀´>「「!!?」」
背後から紫電が走った。
太い電気の筋は白濁液にぶつかり、何かが焼けるような音がした。
(;U)「うおぉ!?」
白濁液を通って電気が届いたらしく、ちんこが白濁液の放出を止める。
すでに放出された白濁液は高速で電気分解され、水素と酸素、あとタンパク質となって空中に霧散していった。
('A`)「大丈夫か!?」
(;・∀・)「ドクキンマン……?なんで……」
('A`)「そんなことどうでもいいだろ!今は目の前の敵に集中しろ!」
- 204 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 19:08:20.56 ID:5QXbytffO
- <;ヽ`∀´>「……で、さっきから何をグルグル回してるニダか?」
('A`)「あ、さっき電気銃をフルパワーで撃っちゃったから手動で充電してるんだ」
(;・∀・)「えらい古典的な作業だな!おい!」
('A`)「でも電池を使わないから地球に優しい!!」
(U)「お喋りは済んだか……?」
(;・∀・);ヽ`∀´>「「っ!!?」」('A`;)
(U)「……仲間が増えたようだが関係ない。全て壊すまでだ」
(U)「『スペルマショット』」
- 206 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 19:16:53.40 ID:5QXbytffO
- 再び無数の白濁液が飛んでくる。
しかし今度は以前より数が多い。
さらに、後ろにいる阿部とオーブンも守りながら戦わなくてはならない。
(;・∀・)「ドクキンマン!なんかないの!?」
マントで顔を守りながらモラパンマンが問う。
≡〇)゚A゚)「時間なかったからこれしかもってな……ふごぁ!?」
白濁液を顔面に直撃させながらドクキンマンが答える。
幸いダメージは少なそうだ。
おそらく、白濁液の数が増えた分威力が落ちたのだろう。
<;ヽ`∀´>「ホル……。どうにかこの攻撃を防ぐ方法を考えないといけないニダね」
- 209 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 19:20:32.54 ID:5QXbytffO
- そう、いくら威力が落ちたと言ってもこの白濁液には水分が含まれている。
やはり一撃でもくらったらアウトなのだ。
(;・∀・)「この攻撃の対策……なにか……」
「「いやっほぉぉぉぉぉ!!」」
(;・∀・)「この声っ!?」
(#><)「あいつかぁ!?あいつがやったのかぁぁぁ!!」
≡〇)<●><●>)「そうみたいですね。オゥフ」
(;・∀・)「ビロード!ワカッテマス!!何しに来たんだ!」
- 212 名前:◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 19:23:33.30 ID:5QXbytffO
- ≡〇)#><)「ああ!?決まってんだろ!!俺達の遊び場を取り戻しに来たんだよ!!グベァ」
≡〇〇)●><●>)「手を貸してやるから感謝しなさいヒギィ」
(;・∀・)「……」
( ・∀・)「!」
( ・∀・)「おまえら!その白い液体を全部防いでくれ!!」
〇)#><)「はぁ?お前誰に向かって物言ってゴバァ!」
≡〇〇〇><●>)「そうですよ。私達も戦いにグヘッガバッゴホァッ!」
- 213 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 19:26:03.73 ID:5QXbytffO
- (#・∀・)「これはいつもの遊びじゃないんだ!お前達があいつに敵うわけないだろ!!死ぬぞ!!」
(#><)「はっ!上等だぁ!こちとら命懸けて戦ってやらぁよ!」
≡〇〇〇〇<●>。)
(#・∀・)「ダメだ!それは許さないぞ!」
(#><)「うるさい!俺はあいつを一発殴らないと気が済まないんだよ!」
≡〇〇〇〇〇〇)
- 214 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 19:30:22.36 ID:5QXbytffO
- (#・∀・)「じゃあ俺が代わりにぶん殴る!だからそのための道を作ってくれ!」
(#><)「なんでお前なんかのためにそんなことしなきゃいけないn」
(#・∀・)「お前達を失いたくないんだよ!!!」
(;><)「っ……」
(#・∀・)「お前らは馬鹿で生意気でどうしようもない奴らだけど……。
それでもかわいい奴らで、俺達の弟みたいな存在で……」
(#・∀・)「……絶対に死なせたくないんだよ……」
( ><)「……はんっ」
- 215 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 19:33:37.10 ID:5QXbytffO
- (#><)「おいワカッテマス!」
≡〇〇〇〇〇〇「なんですか?」
(#><)「お前なんのために鍋被ってんだよ!顔面で受けずに鍋で受けろ!」
≡〇〇〇〇〇〇「その考えはなかった」
≡〇┝ヽ( <●><●>)「で、どうするんですか?」
( ><)「……ちょっと癪だが仕方ない。こいつらを護る盾になるんだよ!!」
≡〇┝ヽ( <●><●>)「わかりました」
- 217 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 19:36:29.27 ID:5QXbytffO
- ( ・∀・)「ビロード……ありがとう」
≡〇Сヽ(>< )「ふんっ。礼ならあいつをぶん殴った後にしろ」
( -∀-)「ああ、そうだな」
これでこの攻撃に対する対策はできた。
あとはどうやってあいつと戦うか、だ。
それにはやはり必要不可欠なパンがいる。
( ・∀・)「阿部さん。パンが焼けるまであと何分?」
N| "゚'` {"゚`lリ「あと10分ってとこだな……」
( ・∀・)「10分……か」
- 222 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 20:06:42.48 ID:5QXbytffO
- ( ・∀・)「ドクキンマン、その銃の充電は?」
('A`)「あと3分ありゃ十分だ」
( ・∀・)「ニダー」
<ヽ`∀´>「ホル」
( ・∀・)「あと10分、粘るぞ」
<ヽ`∀´>「ニダ!!」
―――――――――
――――――
―――
- 225 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 20:09:59.27 ID:5QXbytffO
- ξ;゚听)ξ「ふぅ……。ふぅ……」
ξ;゚听)ξ「もう!なんでこんな重いのよ!」
ξ;゚听)ξ「でもこいつを持って行かないとモラパンマン様が……」
ξ゚听)ξ「……モラパンマン様も頑張ってるんだから私も頑張らないと」
ξ;゚听)ξ「よいしょ……よいしょ……」
('A`)「あれ?人?」
(,,゚Д゚)「こんなとこにいると危ないぞ」
- 227 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 20:13:55.07 ID:5QXbytffO
- ('A`)「あのー……」
ξ;゚听)ξ「げぇっ!?ドクキンマン?あんたモラパンマン様を助けに行ったんじゃ……」
('A`)「いや、僕はドクキンマンじゃなくてドクヲ……」
ξ#゚听)ξ「はぁ?何言ってんのよ。
そんな思わずドロップキック食らわせたくなる顔はドクキンマンしかないじゃない」
('A`)「やだ……見ず知らずの人にこんなこと言われるなんて……泣きそう」
(,,゚Д゚)ジーッ…
ξ゚听)ξ「あら、何よこの猫。なんか用?」
- 228 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 20:17:34.01 ID:5QXbytffO
- (,,゚Д゚)b「人間の価値はおっぱいjy」
('A`)「お前ちょっと黙れ」
ξ゚听)ξ「まぁちょうどいいわ。こいつ運ぶの手伝いなさい。予想以上に重くて大変なのよ」
(;'A`)「えっ……?何コレ。死体?運ぶって……」
ξ#゚听)ξ「いいから手伝いなさい!」
(;'A`)「あ、はい」
(,,゚Д゚)b「人間の価値はおっぱいjy」
('A`)「お前ほんと黙れよ」
- 229 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 20:21:26.90 ID:5QXbytffO
- ―――――――――
――――――
―――
*(;;)*「うぅっ……ぐすっ……おかーさん……」
('、`*川「ヘリカル、大丈夫だから泣き止みなさい」
(*‘ω‘*)「ビロード……ワカッテマス……大丈夫かっぽ……」
('、`*川「あの二人のことよ。大丈夫に決まってるじゃない」
('、`*川(……大丈夫よね。あいつらなら)
('、`*川(それよりも今は私達よ。このままここにいるのは危険だわ。
できれば町の外に行きたいんだけど……)
- 232 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 20:24:59.20 ID:5QXbytffO
- ガタンッ
*(;;)*そ ビクゥッ!
('、`*;川「だ、誰!?」
「わ た し で す」
('、`*;川「いや、誰だよ」
*(‘‘)*「ブームくん?」
('д`*;川「誰だよ!?」
(^q^)「はずれれすwwwwおぎゃwwww」
- 233 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 20:29:03.90 ID:5QXbytffO
- (゚д゚*;川「いけぬまだぁぁぁぁぁぁぁ!!」
*(^q^)*「おぎゃwwww」
(゚д゚*#川「真似すんなぁぁぁぁぁぁぁ!!」
(;*‘ω‘*)「この非常時に楽しそうっぽね……」
(^p^)「……まぁ冗談はここまでだ。さぁ、ここは危険だ。逃げるぞ」
('д`*;川「冗談!?冗談ってなによ!?てかあんた誰よ!?」
(^p^)「名乗るほどの者じゃない。君達を助けに来た者だ。安心してくれ」
('д`*;川「安心できねぇ……」
- 235 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 20:33:26.43 ID:5QXbytffO
- (^p^)「今は俺の仲間が戦ってるが……ここにもいつ戦火が来ないとも限らない。
さぁ逃げるぞ。森を通るルートなら安全に避難できる」
('、`*;川(戦ってんのこいつの仲間かよ……。途端に不安になってきた……)「わかったわ。行きましょう」
*(;‘‘)*「ここから逃げるの……?」
('、`*川「ええ。ここも危ないからね」
*(;‘‘)*「ビロードとワカッテマスは?」
( 、 *;川「あっ……」
……そうだった。
みんなでここに隠れていた理由は、ビロードとワカッテマスを待つためだ。
……つまり、ここで私達だけ逃げ出すということは、彼らを見捨てることになる。
- 236 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 20:37:17.52 ID:5QXbytffO
- ( 、 *川
怖い、逃げなきゃ
でも逃げたらビロード達はどうなる?
ビロード達を見捨てて私達だけ生き延びる?
ビロードとワカッテマスは私達のずーっと小さい頃からの友達でいつだって一緒にいた。
遊ぶ時も、イタズラする時も、怒られる時も、ずっと一緒だった。
その中でもリーダー格だった彼らは、特に優しく、強かった。
二人とも素直じゃないから、捻くれた愛情表現しかしてくれなかったけど、
それでもあの二人は私達のすごく大切に思ってくれてるんだってすごくわかった。
なのに
見捨てるの?
( 、 *川「……ない」
- 238 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 20:41:00.01 ID:5QXbytffO
- (^p^)「……?」
( 、 *川「私達は行けない」
(^p^)「なぜ?」
('、`*川「待ってる人がいるの。あいつらが帰ってくるまで行けない」
(^p^)「……ダメだ」
('、`*川「何を言っても無駄だからね。あいつらが帰ってくるまではテコでも動かないわよ」
(*‘ω‘*)「ペニサス……」
- 243 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 21:01:13.83 ID:5QXbytffO
- (^p^)「あいつらってなんだ?男か?」
('、`*川「そうよ。何か文句でもある?」
(^p^)「……ならなおさらあんたらはここから逃げなきゃダメだ」
('、`*川「はぁ?なんで?意味がわかんないんだけど」
(^p^)「お前ら、なんでその男達がこんな危険な中どこかへ行ったかわかるか?」
('、`*川「わかるわけないじゃない……。何も言わずにどこかに言ったんだから」
(^p^)「ふぅ……君は馬鹿だな」
('д`*#川「何よ!あんたならわかるっていうの!?」
- 244 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 21:05:28.47 ID:5QXbytffO
- (^p^)「……こんな場面で男がすることなんて決まってるだろ」
(^p^)「そいつらはお前らを護るために『戦いに』行ったんだよ」
*(‘‘)*「あたしたちを護るため……?」
(*‘ω‘*)(あの顔で言われるとマジで腹立つっぽ……)
('、`*;川「そ、そんなのあんたのただの推測じゃない!!」
- 246 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 21:08:47.85 ID:5QXbytffO
- (^p^)「本当にそう思うか?」
( 、 *;川「う……」
私達を護るために……か。
なるほど、あの二人らしいな。
(^p^)「その男達のためにも、あんたらは生きなきゃならない。……さぁ、ここから逃げ出すんだ」
( 、 *川「……馬鹿な奴らよね。死んじゃうかもしれないのに」
(^p^)「……だが、それが男ってもんだ」
( 、 *川「本当、男って馬鹿ね」
……逃げましょう。馬鹿な男達のために。
あの二人に、もう一度会うために……ね
- 247 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 21:12:59.54 ID:5QXbytffO
- ―――――――――
(;・∀・)「はぁ……はぁ……」
(;'A`)「ひぃ……ふぅ……」
<;ヽ`∀´>「ま……まだニダか?」
N|;"゚'` {"゚`lリ「あと30秒だ!」
(U)「ええい!ちょこまかと小賢しい!!『スペルマビーム』!!」
(;・∀・)「アレが来る!ビロード!ワカッテマス!下がれ!
ドクキンマン!電気銃の準備!!」
( ><)「「了解!」」(<●><●> )
(#'A`)「いつでも来い!!」
- 250 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 21:15:56.95 ID:5QXbytffO
- (U)「消し飛べぇぇぇ!!」
(#'A`)「させるかぁぁぁ!!」
大量の白濁液が放出され、それを紫電が相殺する。
二つのちょうどぶつかる部分では何度も小爆発が起こっていた。
(;U)「ぐぉぉ……。はぁ……はぁ……」
(;・∀・)「よし!凌いだぞ!」
モラパンマンの歓喜の声。
同時に「チーン」という間の抜けた音が響いた。
それは、現在の戦況をひっくり返せるかもしれないといった、希望の鐘の音のようにも聞こえた。
- 253 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 21:20:30.00 ID:5QXbytffO
- N|;"゚'` {"゚`lリ「よし!焼けたぞ!!」
<;ヽ`∀´>「でも、体がないニダ!!」
('A`)「大丈夫だ!それならもうそろそろ……」
「モラパンマン様ぁ〜!!」
甲高い少女の声が戦場に響いた。
ある者は驚いたような表情をし、ある者はニヤリと笑みを浮かべ、
ある者は事を理解できず首をかしげ、ある者は突然背筋を襲った寒気に身を震わせた。
N|;"゚'` {"゚`lリ「そいつは……!ショボじゃないか!!」
ξ*゚听)ξ「どうやら間に合ったみたいね」
- 254 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 21:23:24.97 ID:5QXbytffO
- ('A`)「ご苦労様だったね。ありがとう」
ξ*゚听)ξ「えらかったでしょー?褒めて褒めて!モラパンマン様!」
(;・∀・)「ああ……うん。えらかったね。ありがとう」
ξ*´凵M)ξ「ふにゃ〜……し・あ・わ・せ・…」
ξ;゚听)ξ「ってドクキンマン!!?なんでここにいるのよ!!」
('A`)「?」
(;'A`)「ああ疲れた……。久しぶりにあんなに走ったよ」
(;・∀・)<;ヽ`∀´>(;(〇)(〇))(;<●><●>)(;'A`)「「「「!!!?」」」」
- 255 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 21:27:57.05 ID:5QXbytffO
- (;・∀・)「ドクキンマンが二人……?」
<;ヽ`∀´>「確か……三人見たら死ぬニダよね……」
(;(〇)(〇))「び、びっくりした……」
(;<●><●>)「驚きました……ビロードの顔に……」
(;'A`)「お前……何者だ?」
(,,゚Д゚)「俺が説明しよう」
(;・∀・)<;ヽ`∀´>(;(〇)(〇))(;<!><!>)(;'A`)「「「「!!!?」」」」
- 257 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 21:31:29.63 ID:5QXbytffO
- (;・∀・)「ギコ……いなくなったと思ったら……」
<;ヽ`∀´>「この変態猫畜生……生きてたニダか……」
(;(〇)(〇))「俺は夢を見てるのか……?猫が喋るなんて……」
(;<!><!>)「変な顔になっちゃいました」
(;'A`)「……で?誰なんだこいつは」
(,,゚Д゚)「23歳で童貞。ツルペタ大好きのキモヲタ。
好きなアイドルグループはマジカル☆スナオで特に大好きなのが末女のキュート
名前はドクヲ、♂」
('A`)「なんだか死にたくなった」
- 258 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 21:34:46.34 ID:5QXbytffO
- N|;"゚'` {"゚`lリ「お前らはどうでもいいことに盛り上がるな……。
とにかく、誰かショボの頭を取り替えてやってくれ……。
俺は動けそうにない……」
ξ゚听)ξ「まかせて」
ξ゚听)ξ「さぁショボパンマン!新しい顔よ!」
↑一度やってみたかった
シャキーン!
( ^ω^)
- 262 名前:◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 21:47:22.64 ID:5QXbytffO
- ( ^ω^)「みんな!待たせてすまんお!」
( ・∀・)
<ヽ`∀´>
('A`)
( ><)
( <●><●>)
N| "゚'` {"゚`lリ
(;・∀・)<;ヽ゚Д゚ >(;゚A゚)(;(〇)(〇))(;<!><!>)N|;"゚'` {"゚`lリ「「「「顔ちげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」」」」
- 266 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 21:51:56.84 ID:5QXbytffO
- (#・∀・)<#ヽ゚Д゚ >(#゚A゚)(#><)(#<●><●>)「「「「……ってあんたが作ったんだろがぁぁぁ!!何一緒に驚いてんだぁぁぁ!!」」」」
N| "゚'` {"゚`lリ「わーい。五人いっぺんにつっこまれたのって初めてかもしんない」
(,,゚Д゚)「お前ら楽しそうだな……。だが、遊んでる暇はないみたいだぞ」
(U)「はぁ……はぁ……。手こずらせよって……。
この手で皆殺しにしてくれる!!」
ちんこの様子が変わった。
突起の部分が太く、硬くなり、血管が浮き出る。
それと同じように体の筋肉もどんどん膨張して行った。
※※※※「……さぁ、誰から殺して欲しい!?」
↑自主規制
- 267 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 21:56:22.01 ID:5QXbytffO
- (,,゚Д゚)「……だってよ」
('A`)「……何言ってるんだか。俺達がやられるわけないよな」
<ヽ`∀´>「ニダ。誰も死なないニダ」
( ><)「……死んだらあいつらが泣くからな」
( <●><●>)「泣かせません」
('A`)「そうさ、もう誰も泣かせない」
( ・∀・)「……あんなやつに負けるわけにはいかない」
ξ゚听)ξ「私達の幸せな未来のためにもね」
N| "゚'` {"゚`lリ「ああ、俺達の未来を守るぞ!!」
( ^ω^)「みんな!行くお!!」
- 269 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 21:59:41.62 ID:5QXbytffO
<#ヽ`∀´>N|#"゚'` {"゚`lリξ#゚听)ξ(#'A`)「「「「おおぉっ!!」」」」(゚Д゚#)('A`#)(・∀・#)(><#)(<●><●>#)
今、戦士達の心が一つになった。
そしてもう誰もショボパンマンの顔についてつっこもうとはしなかった。
- 271 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 22:03:20.85 ID:5QXbytffO
- <#ヽ`∀´>「ニダァァァ!」
※※※※「お前が最初の犠牲者か!!」
<#ヽ`∀´>「うるさいニダ!!ウリ達は誰も死なないニダ!!」
※※※※「フハハ!!威勢だけはいいな!!」
<#ヽ`∀´>「お前は今何のためにここにいるニダか!」
※※※※「ここに来た目的?私はこの世界のどこかにある名器を探しに来た!!
だからお前達を殺したあとにゆっくり探させてもらうぞ!!」
<#ヽ`∀´>「そんなことはさせないニダ!!」
※※※※「お前に何ができる!?逆に問わせてもらおう無力なお前は何故ここにいるのだ!!」
<#ヽ`∀´>「ウリは……!!みんなにウリがこの町に来てよかったと思われるパンになるためにここにいるニダ!!」
※※※※「ふん!くだらん!!」
- 274 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 22:08:00.22 ID:5QXbytffO
- ドガッ!
<;ヽ Д >「ゲフッ!」
※※※※「まずは一人だ」
(#><)「「うおぉぉぉぉぉ!!」」(<●><●>#)
※※※※「むっ!?」
(#><)「あんたは俺達の遊び場を奪った!!」
(#<●><●>)「あなたはちんぽっぽやヘリカルを泣かせました!!」
※※※※「そんなもの!知ったことか!!」
(#><)「俺はあんたを許さない!!」
(#<●><●>)「私はあなたを許しません!!」
- 276 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 22:14:18.04 ID:5QXbytffO
- (#><)「俺達の楽しかった日々……!!」
(#<●><●>)「私達の遊び場……!!」
(#><)「「返して貰おうじゃねぇかぁぁぁ!!」」(<●><●>#)
;※※※※「ええいしゃらくさい!!」
ドッ!
(; )「ぐはっ!」
ドムッ!
(;< >< >)「ぐほっ!ビロード顔がない……ん……です……」
;※※※※「はぁ……はぁ……」
(#'A`)「休んでんじゃねぇぞ!!」
(#゚Д゚)「お前は許されない事をしたんだからな!!」
- 277 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 22:20:55.50 ID:5QXbytffO
- ;※※※※「雑魚どもが……!!群れよって……!!」
(#'A`)「お前は人の笑顔を奪ったんだ!」
(#゚Д゚)「おっぱいが泣いていたぞ!!」
;※※※※「弱者共の戯言か……!人の笑顔を奪って何が悪い!!笑顔で人が救えるのか!!」
(#'A`)「俺は救われた!!昔の俺は仕事もせず、外にもでず、自宅で引きこもってた」
(#'A`)「だが彼女達の笑顔に勇気をもらった!!彼女達の歌声に苦しみに堪える力をもらったんだ!」
(#'A`)「だから俺は戦う!!彼女達の笑顔を取り戻すために!!」
;※※※※「喧しい!!」
バシィッ!
(; A )「ごべぁっ!?」
- 281 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 22:26:15.11 ID:5QXbytffO
- (#゚Д゚)「ゴルァァァァ!!」
;※※※※「うぉっ!?」
(#゚Д゚)「おっぱいは正義。おっぱいは神。おっぱいは夢だ。
お前はそのおっぱいを泣かせた」
;※※※※「なんだこの猫!!怖い!!」
(#゚Д゚)「おっぱいを泣かせることは神を悲しませること!!
おっぱいを傷つけることは夢を壊すこと!!
そんなことおっぱい紳士である俺が許さない!!」
#※※※※「猫は黙ってろ!!」
ドグゥッ!
(; Д )「はにゃっ!?」
- 284 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 22:31:48.04 ID:5QXbytffO
- ……ギコが倒れ、これで今ここにいるメンバーの半数が戦闘不能になった。
(;・∀・)「くっ……なんて奴だ……」
(;^ω^)「多少疲れているみたいだけど……まだピンピンしてるお」
(;'A`)「決定打だ……。あいつを倒すための決定打が必要なんだ。
あいつを戦闘不能にまで追いやる強力な一撃が……」
N|;"゚'` {"゚`lリ「そんなもの……あるのか?」
(;'A`)「いや……思い当たらない……」
ショボパンマンが再び立ち上がり、それで勝てると思った。
しかし、敵は想像以上に強かったのだ。
……このままでは勝ち目がない。
ξ;゚听)ξ「ドクキンマン……田代砲は?」
- 286 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 22:38:22.81 ID:5QXbytffO
- (;'A`)「そうか!田代砲があったか!!」
N|;"゚'` {"゚`lリ「なんだ!?田代砲とは」
(;'A`)「田代砲は素粒子を分解する機能を持った強力な原子破壊銃だ……。
ただそのあまりの強力さゆえエネルギーが確保できず、まだ一度も使ったことがないんだ……」
(;・∀・)「とんでもないもの作ってるなお前!!」
(;'A`)「だが……あれが使えれば勝機はある!!」
(;^ω^)「よし!じゃあ急いで田代砲を持ってきてくれお!ここは僕達が引き受けるお!」
('A`)「わかった……!任せたぞ!!ショボパンマン!!」
- 292 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 22:44:56.92 ID:5QXbytffO
- ※※※※「はぁ……はぁ……。次はどいつだ……?」
( ・∀・)「僕達が相手になろう」
( ^ω^)「覚悟するお」
※※※※「ふん!誰が来ようと同じ事だ!!」
( -∀・)「そうかな?僕らは他の奴らとはちょっと違うよ」
言葉が終わると同時に、モラパンマンが駆け出した。
咄嗟に身構えるちんこに向かって足払い。
そしてバランスを崩したちんこの顔面に、ショボパンマンが回し蹴りを繰り出した。
;※※※※「ぐおっ!?」
- 295 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 22:49:11.93 ID:5QXbytffO
- クリーンヒット、のはずだ。
しかしちんこはあまり痛そうなそぶりをしない。
ショボパンマンの右足ではじんわりと痛みが広がっていた。
(;^ω^)(こいつ……なんて硬さだお)
※※※※「もう終わりか?ならば今度はこちらから行くぞ!!」
(;・∀・)「!?」
繰り出されたのは目にも止まらぬ速さの蹴り。
なんとか両手で防いだが、ビリビリとした衝撃が全身を駆け巡った。
(;^ω^)「モラ……っ!?」
モラパンマンに声をかけようとした刹那、ショボパンマンの頭上に拳が落ちてくる。
ギリギリで回避できたが、拳が地面にぶつかった時に小さなクレーターが生じ、それのせいでバランスを崩してしまった。
続けて振り下ろされる、拳。
咄嗟に両手でそれを受け止めるが、バランスを崩した体ではそんなのは意味をなさない。
そのまま地面にたたき付けられた。
- 297 名前:◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 22:55:22.06 ID:5QXbytffO
- (; ω )「ふがしっ!!」
背中を強く打ち付け、呼吸ができなくなる。
ああ、僕らにも一応気管はあるんだな。
(;・∀・)「ショボパンマン!!」
(;^ω^)「大丈夫だお!ちょっと油断しただけだお!」
正確に言えば、油断はなかった。
ただ相手の攻撃の速度が予想以上であっただけだ。
速いとわかっていたのに、避けられなかったのだ。
( ^ω^)「……防御側に回るのは不利だお。攻めて攻めて攻めまくるお!!ええと……『急がばまわれ?』」
( ・∀・)「『攻撃は最大の防御』ね。どう間違えたらそうなるんだよ」
( ^ω^)「おっ!それだお!!『攻撃は最大の防御』!相手が攻撃する隙を与えちゃだめだお!!」
( ・∀・)「善処するよ」
- 299 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 23:01:28.75 ID:5QXbytffO
- 簡単に言ったが、これはそう簡単に出来る芸当ではない。
どんな優れた武芸者であっても攻撃の寸前、攻撃の直後に小さな隙が生じる。
しかもこのちんこはショボパンマン達より段違いに速い。
攻撃の隙を与えないなんて不可能に近いだろう。
( ^ω^)「でもやっちゃうもんねー」
( ・∀・)「いくぞ、ショボ」
( ^ω^)「おっ!」
ショボパンマンがちんこの頭部に回し蹴りを放つ。
ちんこがそれを受けると、その瞬間ショボパンマンの体に大きな隙が生じた。
ちんこはその隙を見逃さず、ショボパンマンの鳩尾に拳を捩りこもうとするが
( ・∀・)「僕を忘れてもらっちゃ困るなぁ!!」
- 302 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 23:08:28.33 ID:5QXbytffO
- ;※※※※「ぬっ!!」
ちんこの拳がショボパンマンの鳩尾を貫くよりも早く、
ちんこの脇腹にモラパンマンの拳が入った。
(#^ω^)「まだまだ!!」
モラパンマンの攻撃が決まり、モラパンマンに隙が出来たところで
ショボパンマンの裏拳がちんこに襲い掛かる。
そしてショボパンマンの攻撃が一区切りついて、隙が生じる頃に
モラパンマンの蹴りがちんこを襲う。
二人の攻撃前後の隙を互いにカバーしあって、隙を全く作らない戦いを可能としていたのだ。
二人の呼吸がピッタリと合ってないとこんなことは出来ない。
しかし同じ場所で育ち、同じ戦場で戦い、
同じ材料で作られ、賞味期限日が同じである彼等だからこそ成せる技だった。
(#^ω^)「うおぉぉぉ!!」
(#・∀・)「らぁぁぁぁぁぁ!!」
- 305 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 23:14:25.72 ID:5QXbytffO
- 勢いは衰えずどんどん加速してゆく。
しかしそれでいてリズムは全くズレず。
一糸乱れぬ動きを続けていた。
一方のちんこも絶え間無く繰り出される連撃に、防御の手を緩めることが出来ない状態だ。
もしかしたらこのままいけるのではないか、とモラパンマンは思った。
だが、ショボパンマンは想定外の事態が起きて内心焦っていた。
( ^ω^)(やべ、くしゃみでそう)
- 307 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 23:20:56.78 ID:5QXbytffO
- たかがくしゃみかもしれない。
しかし、今は常人には理解できない速度で二人の連続動作を組み合わせているのだ。
時計のように精密に、細かく組合わさった歯車にくしゃみのような衝撃を加えたら……
ヘクチッ!
( >ω<).゚。
( ・∀・)「あ」
※※※※「!」
―――歯車が噛み合わなくなり、先ほどまで全くの隙を見せなかった動きが一転。
―――二人の動作が被り、互いにそれを修正しようと攻撃リズムを変えようとする。
―――結果として動きは余計バラバラとなり、普通に戦うのより隙が顕わになってしまうのだ。
- 309 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 23:27:32.25 ID:5QXbytffO
- ※※※※「ふんぬぅ!!」
その隙をちんこが見逃すわけがなく
ビシッ!
%};・∀・)「うわっ!?」
(;^ω^)「モラパンマン!!?」
モラパンマンの顔の一部が吹き飛んだ。
衝撃でモラパンマンの中身であるイカの塩辛が飛散する。
%};-∀・)「ぐぅ……」
パンの具が20%失われると、パン達のパフォーマンスは大幅に低下してしまう。
モラパンマンの場合、イカの塩辛が高価なため、具の量が極端に少ない。
20%なんて量、一瞬で吹き飛んでしまった。
- 311 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 23:31:55.67 ID:5QXbytffO
- (;^ω^)「モラパンマン!!しっかりするお」
%};・∀・)「ごめん……。俺はもう戦えないみたいだ」
(;^ω^)「なんでイカの塩辛なんか入れてんだお!!絶対パンに合わないお!」
%};・∀・)「ええぇ……。知らなかったの……?何年一緒にいたと思ってんだよ……」
(#^ω^)「くそぉ……。黒光り極太ビール瓶め……!!」
※※※※「ふははは!!怒れ!!憎め!!その顔が見たかったのだ!!」
(#^ω^)「何故壊す!!何故殺す!!なんで戦うんだお!!」
※※※※「名器を探す効率を上げるためだ!!」
- 313 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 23:37:15.73 ID:5QXbytffO
- (#^ω^)「なんでお前はそんなに名器にこだわるんだ!!」
※※※※「何故こだわる……?……ふむ。それは考えたことなかったな」
ちんこの表情が曇った。
きっと今まで考えたこともなかったのだろう。
その表情には多少の憂いも含まれていた。
※※※※「……生まれた時から我々は自分のつがいを探し。
……私はその延長であちこちの世界を旅していた」
※※※※「しかし……いつまでたっても私好みの名器は見つからず……」
※※※※「そうだ。いつまでたっても私好みの名器が見つからず……それでイライラして……壊し始めたんだ……」
※※※※「それがいつの間にか名器を探すための手段になって……」
- 317 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 23:42:42.13 ID:5QXbytffO
- ( ^ω^)「……かわいそうな奴だお」
( ^ω^)「生まれつきの本能のままに壊して……。それの意味もわかってなくて……」
(#^ω^)「……でもブーンはお前を許さないお!ブーンを拾ってくれた町を、
ブーンを愛してくれた人達を、
モラパンマンを、ニダパンマンを、阿部さんを傷つけたお前を!」
(#゚ω゚)「絶対に許さないおぉぉぉぉぉぉ!!」
全身を熱い何かが駆け巡る。
きっとイースト菌だろう。
今この場で動けるのはショボパンマン一人だけとなってしまった。
彼はこの世界を守るための最後のパンとなった。
英語にすればLAST PANだ。
なんとなく英語にしてみたが特にかっこよさは感じない
- 320 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 23:46:40.37 ID:5QXbytffO
- だが
(#゚ω゚)「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
#※※※※「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
カッコ悪くてもいい
みっともなくてもいい
僕らの愛したこの町を守るためならば
格好なんて気にする必要なんてないのだ
- 324 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 23:51:56.29 ID:5QXbytffO
- それから何度拳を交わしただろうか。
ショボパンマンはすでによろよろで、立っているのがやっとの状態だった。
しかし、今までどれだけ攻撃を加えても、涼しい表情だったちんこが、苦痛に顔を歪めていた。
どこが顔なのかと聞かれたら答えようがないが
(;゚ω゚)「はぁ……はぁ……!」
※※※「はぁ……はぁ……!」
≡≡≡(#゚ω゚)つ「うらぁぁぁぁぁぁ!!」
≡≡≡#※※※「おぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
- 326 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/08(日) 23:56:47.57 ID:5QXbytffO
- 再び爆音と共に拳がぶつかり合う。
ビリビリと衝撃波が辺りに広がり、地面を揺らした。
そしてついに……
(; ω )「……がはっ!」
最後のパンが、倒れた
;※※※「はぁ……はぁ……」
※※※「ふふ……ふははは……」
※※※「ふははははははははははは!!」
- 330 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 00:01:42.66 ID:3BMGHLJyO
- 勝利からくる喚起か、それとも狂気的な何かか。
ちんこは両手を広げ声を高らかに笑い出した。
※※※「……私の勝ちだな。少しは楽しませて貰ったよ」
( ω )
動かなくなったショボパンマンに背を向け、ちんこが歩き出す。
そこでちんこが見た景色は、希望か、はたまた絶望か。
※※※「ふふふ……はぁっはぁっはぁっはぁっはぁっ!!!」
その笑い声が意味するのは喜びか、はたまた苦しみか。
- 331 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 00:07:10.13 ID:3BMGHLJyO
- <メ`∀´>「流石ウリ達のエースニダ。よくもってくれたニダ」
(メ><)「あいつを俺らの代わりにちゃんとぶん殴ってくれたな……」
( <メ><●>)「えぇ。彼らの盾になって、正解でしたね」
("A`)「ショボパンマンは希望を残してくれた」
(,メ゚Д")「ああ。俺達が勝利する可能性をくれた」
%}・∀・)「……これが最後の攻防戦だ」
('A`)「ああ……!!『田代砲』!!起動!!」
- 334 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 00:11:17.61 ID:3BMGHLJyO
- N|;"゚'` {"゚`lリ「間に合った……か……!」
ξ゚听)ξ「動かないで。今薬を塗るから」
振り返ったちんこが見た物は
龍を連想させるような巨大な漆黒の砲身。
旧型の戦車を思わせる『円』を主体とした本体。
ゴゥゥゥンゴゥゥゥンと低い機動音を響かせ、
たまに両壁から伸びた煙突部より蒸気が排出される。
なぜか機体のあちこちに設置されたハンドル。
……それこそがドクキンマンが作り上げた最高最凶の化学兵器。
原子破壊銃:『田代砲』だ。
('A`)「後はスピード勝負だ!!みんなハンドルを回せ!!」
- 337 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 00:15:33.64 ID:3BMGHLJyO
- 唯一の問題だった、エネルギー供給源。
ドクキンマンは田代砲に自家用発電機を取り付けて、それをカバーしようと考えた。
全部で10個のハンドル。
怪我人だろうがなんだろうが関係ない。
回すのみだ。
<メ`∀´>「ウリは……ウリ達はきっとこの日のためにここに来たんニダ!!
ウリが必要とされる理由があるニダ!!」
<メ`∀´>「みんなの町を守るため!!みんなの笑顔を守るため!!
ウリは正義のヒーローニダ!!」
<メ`∀´>「だから回すニダ!!例えこの両腕が千切れようとも!!」
- 341 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 00:20:00.53 ID:3BMGHLJyO
- (メ><)「なぁワカッテマス!!」
( <メ><●>)「なんですか?」
(メ><)「この戦いが終わったら何がしたい!?」
( <メ><●>)「そうですね……まずは」
(メ><)「野球やろうか!!」
( <メ><●>)「君は質問しといて答えさせないのですか」
(メ><)「俺達バットやら鉄パイプやらいっつも振り回してたからさ!!きっとイチロー以上のバッターになれるぜ?」
( <メ><●>)「私の言ったことは無視ですか。そうですか。
しかし力任せに振り回すのではイチローのような小技など……」
(メ><)「よっしゃぁぁ!!回すぜぇぇぇぇ!!未来の四番打者の姿、あいつらに見せてやらねぇとよぉ!!」
( <メ><●>)「……まったく。ビロードはいつまでもこのままなんでしょうかね」
- 345 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 00:25:25.30 ID:3BMGHLJyO
あるパンは自分の存在意義を見出だし
少年達は未来へと思いを馳せる
※※※「そんな希望!!この俺が打ち砕いてくれるわ!!」
- 348 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 00:30:17.44 ID:3BMGHLJyO
- ちんこが田代砲へと駆け出そうとする
みんなの最後の希望を破壊しようと……
そんなこと……
ガシッ
※※※「あ゙あっ!?」
( ω )「そんなこと……させないお……!!」
ショボパンマンがちんこを後ろから羽交い締めにした。
本来なら動けない程のダメージを負いながら、
町を……みんなを護るために気力を振り絞ってちんこを押さえ付ける。
今にも爆発しそうな勢いで暴れるちんこを無理矢理押さえ付けて、ショボパンマンは苦悶の表情を浮かべた。
- 353 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 00:34:05.98 ID:3BMGHLJyO
- (;^ω^)「こいつはブーンが押さえるお!!みんなは急いでくれお!!」
※※※「うがぁぁぁ!!離せぇぇぇ!!」
(;'A`)「わかった!!」
(#'A`)「みんな回せぇぇぇ!!腕が攣ろうが千切れようが突然右腕が騒ぎ出そうが関係ない!!
とにかく回しまくれぇぇぇぇ!!」
<#メ`∀´>N|#"゚'` {"゚`lリξ#゚听)ξ(#"A`)「「おおぉっ!!」」(゚Д"#)(・∀・#{%(><#)(<メ><●>#)
(;^ω^)(みんな……頼むお……!!)
- 360 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 00:40:01.25 ID:3BMGHLJyO
- ("A`)「ねぇギコ」
(,メ゚Д")「なんだ?」
("A`)「俺、この戦いが終わったら本格的に就活しようと思うんだ」
(,メ゚Д")「なんだなんだ?死亡フラグの立て逃げか?」
("A`)「ばーか。そんなわけないだろう?」
("∀`)「俺達のエピローグへの伏線さ」
(,メ゚Д")「ほぉ。いい笑顔だ」
(,メ^Д")「じゃあ楽しみにさせてもらうぜ、お前のスーツ姿」
- 364 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 00:43:14.51 ID:3BMGHLJyO
少年と猫は未来への夢を謳い
(;'A`)「60%だ!頑張れ!!」
- 365 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 00:47:10.40 ID:3BMGHLJyO
- %};・∀・)「ふぅ……ふぅ……」
ξ;゚听)ξ「モラパンマン様……」
%};・∀・)「……僕たちの未来」
ξ゚听)ξ「え……?」
%};・∀・)「僕たちの未来は僕たちが創り上げるんだ」
ξ゚听)ξ「私たちの……未来……?」
ξ;゚听)ξ「もしかしてそれって……!!」
%};・∀・)「一緒に創り上げよう!!僕たちの明るい未来を!!」
ξ*;ー;)ξ「は、はい!
嬉しい……モラパンマン様からプロポーズだなんて……」
(・∀・;{%「あぁん!?プロポーズ!?」
- 367 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 00:50:16.37 ID:3BMGHLJyO
男と女はその未来に愛を誓い(一方的な勘違いであるが)
(;'A`)「70%だ!!」
- 369 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 00:54:59.82 ID:3BMGHLJyO
- N| "゚'` {"゚`lリ「おいシャブ野郎……。見てるか」
N| "゚'` {"゚`lリ「今、俺とお前が作り上げた『息子』達が世界を救おうとしてんぞ」
N| "゚'` {"゚`lリ「ふっ……男しか愛せない俺がこんな感情を抱けるなんて、思ってもなかったな」
N| "゚'` {"゚`lリ「きっと母親ってこんな気分で子供を見てるんだろうな」
N| "゚'` {"゚`lリ「さぁ、俺に出来ることはあと少ししかないが……。
あいつらが独り立ちするのを見届けなきゃいけないな」
N| "゚'` {"゚`lリ「ふふっ。楽しみだ」
- 370 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 00:58:29.11 ID:3BMGHLJyO
パン達の産みの親は、己の愛する息子達の未来を思い
(;'A`)「80%!!あと20%だ!!」
- 371 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 01:01:30.68 ID:3BMGHLJyO
- ('A`)「……思えばいつからショボパンマン達と戦ってたかな……」
('A`)「最初は興味本意で近づいた。なんでパンが生きて動いてるのかってね」
('A`)「それがいつの間にか俺が作った機械とショボパンマン達の戦いになって……」
('A`)「気がついたら敵同士、だもんなぁ」
('A`)「だが……この戦いが終わったら……きっと争う気も無くすだろう」
('A`)「そうしたら……友達になれるかな」
('∀`)「いや、友達になるんだ!「共に世界を救った仲だ」って言ってな」
('A`)「切り開こう……。俺達の未来を!!」
- 372 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 01:05:07.90 ID:3BMGHLJyO
孤独だった科学者は、未来の友へと言葉を紡ぎ
('A`)「90%……!あと少しだ」
- 375 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 01:09:01.25 ID:3BMGHLJyO
- ※※※「ぐああああ!!離せ!離せぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
(; ω )「離さないお!!」
(; ω )「ブーンは、みんなを護るお!!」
(●´ ω `●)(僕は、みんなを護る!!)
( ω )「だってブーンは……」
(●´ ω `●)(だって僕は……)
( ^ω^)「今までも……」
(●´・ω・`●)「そしてこれからも……」
(#^ω^)「「みんなを護る正義のヒーローショボパンマンだ!!」」(●´・ω・`●#)
- 381 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 01:13:15.93 ID:3BMGHLJyO
正義のヒーローは、皆の未来を護ると高らかに宣言した
(;'A`)「95%!!あと少しだ!!」
- 384 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 01:16:03.91 ID:3BMGHLJyO
- #※※※「ぬぉぉぉぉぉぉ!!貴様らに好き勝手はさせん!!食らえ『スペルマバーニング』!!!!」
(;^ω^)「なっ……!?」
突如ちんこの体が発光し、いきなり爆ぜる。
(; ω )「ぶごっ!?」
ちんこの一番近くにいたショボパンマンはもちろん、田代砲のあたりにいたメンバーも全員衝撃を受けた。
突然のことというのもあって、そのほとんどが地面に強くたたき付けられ気を失ってしまう。
幸いなことに田代砲の操作が出来るドクキンマンは無事だったが……。
(;'A-)(りょ……両腕が動かない……)
- 387 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 01:19:47.63 ID:3BMGHLJyO
- これではハンドルを回して、田代砲に電力を供給できない。
そして、ドクキンマン以外、その場で体を起こしている者もいなかった。
(; A )「あ……あと5%……」
(#;A;)「あとたったの5%だったのに!!なんでだよ!!畜生!!」
ちんこも一度に力を使いすぎたのか、その場でしゃがみ込んで動かない。
だが、時間が経てば回復して、きっとすぐに田代砲を破壊するだろう。
そうなったら負け確定だ。
自分達の未来も、みんなの未来も全て消えてしまう。
(#;A;)「そんなことさせてたまるか!!」
- 390 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 01:23:07.53 ID:3BMGHLJyO
- 足で、口でハンドルを回す。
すごいぎこちない動きな上、バランスが上手くとれないためになかなかハンドルは回ってくれない。
( A )(ああ……。いつもの研究所だったら……)
ドクキンマンの研究所で電気を作るとき、発電をする役は決まっていた。
ドクキンマンが機械を作って……ツンちゃんはせんべい食べながらワイドショー見て……それで……
「ドクキンマン。電気を作るのはぼきのやくめれすよ」
- 401 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 01:26:15.49 ID:3BMGHLJyO
- ('A`;)そ
('A`;)「あ……お前……なんで……」
(^q^)「やっぱりぼきがいないとはじまりませんね」
(;A;)「ほ、ほらーまん!!」
(^p^)「よし。発電は任せておけ。ドクキンマンは田代の照準設定を頼む」
(ノA`)「あ、ああ。……だが両腕が動かないのにどうすれば……」
N|;"゚'` {"゚`lリ「お……れがやろ……う」
(;'A`)「阿部さん!!」
- 403 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 01:29:39.30 ID:3BMGHLJyO
- N|;"゚'` {"゚`lリ「少し……クラクラするが問題はない。俺がお前の腕になろう」
(;A;)「ありがとう!!」
N|;"゚'` {"゚`lリ「泣くな、時間がない……」
※※※「う……おぉぉ……」
(;^p^)「やばい!奴が起きた!!いそげドクキンマン!!」
(;'A`)「わ、わかった!!」
ドクキンマンと阿部が田代砲の操縦室に乗り込んだ。
エネルギー充填率はすでに98%。
さすがほらーまん。手慣れている。
- 405 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 01:34:08.25 ID:3BMGHLJyO
- (;'A`)「まずは赤いレバーを下ろして、次にそこの緑のスイッチを押してくれ」
N|;"゚'` {"゚`lリ「これだな……」
阿部がドクキンマンの言う通りに手を動かす。
エネルギー充填率はついに100%に達していた。
('A`)「セーフティーガード解除……。ニュートロン合成炉展開……。放射性物質の融解……添加完了!!」
(#'A`)「後は照準を合わせてそこの発射ボタンを押すだけだ!!」
N|#"゚'` {"゚`lリ「ロックオン完了だ!!」
(#'A`)「よし!!『田代砲』……発射!!!」
- 406 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 01:38:18.71 ID:3BMGHLJyO
- 砲身に光が集まる。
空気が震え、バチバチと音をたてる。
照準も定めた。
発射ボタンも押した。
後は何もすることがない。
この戦いの終幕を見守るだけだ。
キュォォォォと空気が捻れたような音が響き、ちんこの鼓膜を揺らした。
※※※
ちんこはすぐに理解した。
あれが放つ光を受けたら、自分は死ぬと。
- 408 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 01:44:08.92 ID:3BMGHLJyO
- そして、田代砲の放つ光が一段と大きくなった時、誰もが勝利を確信した。
そして、ついに田代砲が――
※※※「こんな……ところで……終わってたまるかぁぁぁぁぁぁ!!」
(;'A`)N|;"゚'` {"゚`lリ(;^p^)「「「!!?」」」
- 411 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 01:48:35.58 ID:3BMGHLJyO
- 誰がこんなこと予測出来ただろうか。
田代砲が発射されるまさにその瞬間、
ちんこが跳んだ
田代砲が発射されてからでは砲身の向きを変更することはできない。
このままではせっかくの田代砲が不発に終わってしまう。
その場合、また一からエネルギーを溜めなくてはならない。
そんな時間、あるわけがない。
計算外だったのだ。
本来ならまだちんこは指先一本も動かせないはずだった。
しかし、あまりにも強い生への執念が、それを可能にした。
- 413 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 01:54:40.46 ID:3BMGHLJyO
- ※※※「ふは、ふはははははは!!」
生き延びた、勝った!
と、ちんこは思った。
白い光の筋は、ちんこの体の横を通過していく。
生き残った奴らはほとんど動けない。
勝利は確実だ。
※※※「ははははははははははは!!」
- 415 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 01:58:27.22 ID:3BMGHLJyO
- だが
( ω )と
正義のヒーローは
つ{ ω )
( ω )≡≡≡と
まだ諦めていなかった
- 417 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 02:03:13.23 ID:3BMGHLJyO
- ドンッ
※※※「はぁ?」
ちんこの背中を固い何かが押した。
空中でちんこの移動方向が強制的に変換される。
そのベクトルの先には、全てを無に還す白い光の筋。
ちんこが首だけ後ろに向け、最後に見た光景は
地に伏し、右手を掲げている首無しのショボパンマンと。
空中で、こちらを見て笑みを浮かべるショボパンマンの顔だった。
- 420 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 02:09:23.64 ID:3BMGHLJyO
- (;'A`)
N|;"゚'` {"゚`lリ
(;^p^)
辺りを静寂が包み、ショボパンマンの頭が地面に落ちる。
それはコロコロと転がり、徐々に小さくなる円を描きながら、その中心で動きを止めた。
%};・∀・)「終わった……みたいだね」
今目を覚ましたのか、モラパンマンが立ち上がる。
続いて他のメンバーも一人、また一人と立ち上がっていった。
- 423 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 02:13:02.62 ID:3BMGHLJyO
- (メ><)「勝ったんだな、俺達」
<メ`∀´>「ホル。ウリ達は未来を勝ち取ったニダ」
( <メ><●>)「長かったですね……」
%}・∀・)「……ああ。だが、これから紡ぐべき未来への道はもっと長いぞ」
ξ゚听)ξ「でも、その間にはいろいろあるわ。楽しいことや、嬉しいこと」
(,メ゚Д")「その分辛いこと、苦しいこともあるがな」
("A`)「でも、今の僕らにはそれを共に分かち合える仲間がいる」
('A`)「辛いことも、苦しいことも……仲間がいれば辛くないもんな」
(^p^)「この戦いで、それは痛いほど感じたはずだ」
- 425 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 02:19:05.36 ID:3BMGHLJyO
- N| "゚'` {"゚`lリ「……さぁ、みんな。帰ろうぜ。
……俺達の町へ」
「「「うん!」」」
みんなが眩しい笑顔で返事をした。
そして、地面に転がっているパンもまた、それを笑顔で見つめていた……。
そのパンは確かに、正義のヒーローであった。
さいご、おわり
- 427 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 02:20:08.12 ID:3BMGHLJyO
えぴろーぐ
( ∵)ノ~
- 431 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 02:24:13.16 ID:3BMGHLJyO
- ―――――――――
――――――
―――
N| "゚'` {"゚`lリ「今日もいい天気だ。……ちと、買い出しに行って来るかな」
N| "゚'` {"゚`lリ「ちょっと前ならニダあたりにお使い頼めたんだがな……」
<ヽ`∀´>「あ!阿部さん!こんにちはニダ!!」
N| "゚'` {"゚`lリ「噂をすればなんとやら、だな。
どうだ?キムチ専門店は流行ってるか?」
<ヽ`∀´>「さっぱりニダ!」
N| "゚'` {"゚`lリ「だろうなぁ。キムチしか扱ってないんだもんなぁ……。
他にもいろいろ売ったらどうだ?沢庵とか」
- 433 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 02:27:39.74 ID:3BMGHLJyO
- <ヽ`Д´>「それはダメニダ!ウリはキムチ一本でやっていくと決めたニダ!!」
N|;"゚'` {"゚`lリ「そ……そうか。頑張れよ」
<ヽ`∀´>「ニダ!いつかみんなから必要とされるキムチ専門店になれるように頑張るニダ!!」
―――――――――
――――――
―――
N| "゚'` {"゚`lリ「うーん……。河川敷をこうやって歩くのも気持ちいいな」
( ><)「あ!阿部さん!!ちぃーっす!」
( <●><●>)「こんにちは。奇遇ですね」
N| "゚'` {"゚`lリ「おぉ。ビロードにワカッテマス。今から試合か?」
- 437 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 02:30:44.51 ID:3BMGHLJyO
- ( ><)「まぁそんなとこっすね!」
( <●><●>)「今日の相手は隣町で1番強いチームらしいですから」
N| "゚'` {"゚`lリ「そうか。勝てよ!この町の代表としてな!」
(#><)「あたり前っすよ!このビロード様が四番にいる限り負けるわけないじゃないっすか!」
( <●><●>)「四番がこれだから五番の私が苦労するんですけどね」
(#><)「んだとぉ!?」
*(#‘‘)*「あー!!もう!!また喧嘩してるの!?」
(;*‐ω‐*)「野球始めるって言うから少しは丸くなるかと思ったら……全然変わってないっぽね」
('、`*川「ほら二人とも、試合に遅れちゃうわよ」
- 438 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 02:35:21.95 ID:3BMGHLJyO
- (#><)「ああもう!みんなうるせぇ!!」
(#><)「見てろよ!今日の試合でみんながびっくりするような特大ホームラン打ってやるからな!!」
( <●><●>)「じゃ、私はせいぜいビロードが残したランナーを還すのに徹しましょうかね」
―――――――――
――――――
―――
N| "゚'` {"゚`lリ「ふむ。商店街の辺りも大分変わったな」
(,,゚Д゚)「お、よぉ。阿部さんじゃねーか」
N| "゚'` {"゚`lリ「ギコか。久しぶりだな」
(,,゚Д゚)「そうだ。ちょっと見ていかないか、ドクヲの晴れ舞台」
N| "゚'` {"゚`lリ「ドクヲの?俺には『マジカル☆スナオ路上ライブ会場』と書いてある看板しか見えないが……」
(,,゚Д゚)「いいから、来いって」
- 439 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 02:39:25.50 ID:3BMGHLJyO
- 川*゚ -゚)『そうさ、虚しいんだ、ただ生きるだけ』
ノハ*゚听)『あいと、ゆうき だ け がとーもだちさぁ!!』
lw´‐ _‐ノV『なんのためーにうーまれてー、なーにをしーてほーろびるー』
o川*゚ー゚)o『わからないまーまおわるー、それがじんせいなんだなぁ みつを』
N|;"゚'` {"゚`lリ「……なんだこの歌」
(,,゚Д゚)「『ウツダシノウマンマーチ』って言って、最近始まったお子様向けアニメの主題歌さ」
N|;"゚'` {"゚`lリ「見てて憂鬱になりそうなアニメだな……」
N| "゚'` {"゚`lリ「そんなことより、ドクヲはどこだ?」
- 441 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 02:42:49.13 ID:3BMGHLJyO
- (,,゚Д゚)σ「あそこさ」
(;'A`)ハイオサナイデー、キケンデスカラオサナイデクダサーイ
N|;"゚'` {"゚`lリ「何やってんだ、アイツ」
(,,゚Д゚)「ガードマンさ」
N| "゚'` {"゚`lリ「ガードマン?」
- 444 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 02:45:12.19 ID:3BMGHLJyO
- (,,゚Д゚)「ああ。昔、自宅警備員をやってたからそれの経験活かして頑張ってるらしいぜ」
N| "゚'` {"゚`lリ「あえてコメントは伏せておこう」
(,,゚Д゚)「ま、でもよ……」
N| "゚'` {"゚`lリ「ん?」
(,,^Д^)「ずーっとダメ人間だったアイツが、今は人を護る仕事をしてるんだぜ?
素晴らしいことだと思わないか?」
―――――――――
――――――
―――
N| "゚'` {"゚`lリ「大手スーパーか。この町も都会になったな」
- 447 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 02:47:22.10 ID:3BMGHLJyO
- N| "゚'` {"゚`lリ「ん……あれは……」
ξ*゚听)ξ「ねぇねぇ!今日の晩御飯は何がいい?」
( ・∀・)「いかの塩辛」
ξ*゚3゚)ξ「えー。昨日も塩辛だったじゃない。
今日は別のにしましょうよー」
N| "゚'` {"゚`lリ「ようようご両人。熱いねぇ」
(*・∀・)「阿部さん!久しぶり!」
ξ*゚听)ξ「珍しいわね。買い物?」
N| "゚'` {"゚`lリ「まぁ、ちょっと材料の買い出しを、な」
- 449 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 02:49:47.27 ID:3BMGHLJyO
- N| "゚'` {"゚`lリ「しかし相変わらず仲がいいな」
ξ*^ー^)ξ「えへへー。ラブラブなのー」
(li・∀・)「う、うん……。(肯定しないと※※※を※※※で※※※※※※※※※※からな……)」
N| "゚'` {"゚`lリ(気のせいかな?モラの顔色が悪い気が……)
ξ*^ー^)ξ「モラくんのおかげで、私はすごい幸せだよ」
( ・∀・)「僕も……幸せといえば幸せかもね。こんなにも僕を必要としてくれる人もいるし」
( -∀-)「それに……」
( ・∀・)「彼女といることで僕らが一緒に未来へと進む道を紡いでるんだって実感できるしね……」
- 451 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 02:53:22.21 ID:3BMGHLJyO
- ―――――――――
――――――
―――
N| "゚'` {"゚`lリ「……なんとなく、ここに来ちまったな」
N| "゚'` {"゚`lリ「こんなぼろっちい所で暮らしてて、衛生面は大丈夫なのかねぇ。
また知らんうちにカビてたりして……」
N| "゚'` {"゚`lリ「おーい。入るぞー」
ガチャ
(●´・ω・`●)「はいはいどうぞどうぞ」
(●´・ω・`●)「って阿部さんか……。どうしたんだい?何か依頼?」
N| "゚'` {"゚`lリ「いや、何となく立ち寄ってみたんだ」
- 453 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 02:55:45.11 ID:3BMGHLJyO
- ('A`)「あ、阿部さん。お久しぶりです」
N| "゚'` {"゚`lリ「おう、ドクキンマン。相変わらずぼろっちい小屋だな」
('A`)「慈善事業で活動してますからね。大した収入もないもので」
N| "゚'` {"゚`lリ「……そうか」
N| "゚'` {"゚`lリ「……なぁ、お前ら」
(●´・ω・`●)「「ん?」」('A`)
- 455 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 02:57:43.21 ID:3BMGHLJyO
- N| "゚'` {"゚`lリ「ニダも、モラも、ツンも、ギコも、ドクヲも、ビロードも、ワカッテマスも自分のやりたいことをやってる……。
お前たちだって、自分のやりたいことやっていいんだぜ?」
(●´・ω・`●)「何を言ってるのさ」
(●´^ω^`●)「僕は、正義のヒーローだよ。今までも、そしてこれからも」
N| "゚'` {"゚`lリ「ショボ……」
- 457 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 02:59:57.35 ID:3BMGHLJyO
- (●´・ω・`●)「僕のやりたいことは、これなんだ。
町のみんなの笑顔を守る、正義のヒーロー」
(●´・ω・`●)「僕はきっと、この町に来た時から正義のヒーローになりたかったんだ」
(●´-ω-`●)「生涯正義のヒーローを続ける……」
(●´^ω^`●)「これってとっても素敵な事じゃない?」
('A`)「俺はそんな正義のヒーローを助けるために技術を提供してるんだ」
('∀`)「俺の発明した機械が、いろんな人を助ける……。
科学者にとってこれほど嬉しいことはないよ」
N| "゚'` {"゚`lリ「そう……か……」
- 458 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 03:02:34.23 ID:3BMGHLJyO
- N| "゚'` {"゚`lリ「お前らが望んだことだ。俺は何も言わんよ」
(●´・ω・`●)「うん。ありがとう」
N| "゚'` {"゚`lリ「ああ、だが一つだけ条件がある」
(●´・ω・`●)「条件?」
N| "゚'` {"゚`lリ「ああ、条件は……」
N| "゚'` {"゚`lリ「この町を、みんなの笑顔をが絶えない町にすること」
- 460 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 03:04:28.44 ID:3BMGHLJyO
- (●´・ω・`●)
('A`)
(●´^ω^`●)「「おまかせあれ」」('∀`)
N| "゚'` {"゚`lリ「ふふ。いい笑顔だ」
- 461 名前: ◆4br39AOU.g 投稿日:2009/11/09(月) 03:07:24.10 ID:3BMGHLJyO
- (^q^)「大変れす!B地区で相撲取りと自転車の衝突事故発生!!至急現場に向かってくらさい!!」
('A`)「おっ。さっそく仕事だな」
(●´・ω・`●)「よし、行こうか!!」
みんなの、笑顔を守るため!!
今日もみんなの町を飛び回る!!
それゆけ!!ショボパンマン!!
(●´・ω・`●)それゆけ!ショボパンマン!!のようです 〜完〜
戻る