- 344 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2012/08/20(月) 05:40:04 ID:eHJqE5kA0
( ^ω^) 「例の肖像画手に入れたんだってお?」
(´・ω・`) 「うん、さっき届いたばっかりでね。
ぜひ一緒に見たいと思って待ってたんだよ。」
( ^ω^) 「願ってもないお! ところでどういう曰くがあるんだったかお?」
(´・ω・`) 「それはね・・・」
―――その昔、ツンデリアと言う貴族の娘がいました。
彼女は没落した家を守るため、名家の子息と婚約をしていました。
親同士の決めた婚姻でしたが、幸い彼女と青年はお互い惹かれ合っていました。
青年は彼女を迎えるのを楽しみにしていましたが、
体調がすぐれない事を理由に、輿入れを先延ばしにされていました。
確かに彼女は元々病弱な体であったのです。
青年は寂しさを紛らわすため、彼女の肖像画を描かせ家に飾りました。
( ^ω^) 「それが例の品おね」
- 345 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2012/08/20(月) 05:41:17 ID:eHJqE5kA0
- ―――しかし、待てど暮らせど彼女はやってきません。
そんなある日、青年が肖像画を見ると、
美しい娘が描かれているはずが、
恐ろしい屍の絵に変わっているではありませんか。
不穏な予感を感じた青年は彼女の家に駆けつけました。
止めようとする家人を押しのけ、彼女の部屋で見たものは
肖像画と同じように骸となった娘の姿でした。
(´・ω・`) 「その娘は病気でとっくに死んじゃってたんだけど、
家の存続のために結婚はしないと困るから事実を隠してたってことだね」
( ^ω^) 「oh・・・ それで愛する青年に自分の死を伝えてきたってことかお」
(´・ω・`) 「そうかもね。 それじゃあそろそろ実物を拝見しようか」
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_494.png
- 346 名前:名も無きAAのようです[sage] 投稿日:2012/08/20(月) 05:43:24 ID:eHJqE5kA0
- ( ^ω^) 「・・・」
(´・ω・`) 「・・・」
( ^ω^) 「・・・特に何てことも無い絵だお。 モデルは美人だけど。」
(´・ω・`) 「・・・うん」
( ^ω^) 「・・・」
(´・ω・`) 「・・・これ80kで買ったんだよ」
( ^ω^) 「・・・」
(´・ω・`) 「・・・掴まされたかな・・・」
( ^ω^) 「・・・ドンマイ」
(´;ω;`) 「・・・」
(
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i フッ
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