今のブーン系にはエロが足りないようです
235 名前:名無しさん[この物語には残酷な描写が含まれています。] 投稿日:2016/10/14(金) 01:02:11 ID:vNiKT/b.0


《!》閲覧注意《!》

少女の心は何者かに奪い去られてしまいました。

何者に奪われたのか、何の為に、それらはどうでもいいことなのです。

ただ、物語の演者として、あるいは下卑た好奇心を抑えきれない大衆達に捧げる贄として、彼女は選ばれました。

それが事実です。それだけが事実なのです。

卑しい、卑しい、卑しい、あなた方の薄汚い欲望が一人の少女を壊し、無残に引き裂いてしまう。

にも拘らず、あなた方は自分勝手に、ちょうどいい塩梅を決めつけて、贄が食い燃されてゆく事実に耐えかね、剰え目を背けてしまうのです。

少女は心を奪われました。壊されました。

覚悟を伴わないあなた方の好奇心にちょうど誂えるように、物のように壊されました。

それでもあなた方が、少女から目を背けると言うならば――

236 名前:名無しさん[好きな食べ物:鯖の味噌煮] 投稿日:2016/10/14(金) 01:03:15 ID:vNiKT/b.0

 少女クーは、コンクリートを打ちっぱなしにした窓の無い部屋の中に監禁されていた。

 薄い唇からは血の気が引いて、線がはっきりとした二重瞼の目の下にはくまが浮いている。
部屋の中央で膝を折り、彼女は嗚咽を漏らしながら失禁していた。

 一糸纏わぬ少女の秘部から垂れる液体を辿り、肉付きのいい太ももから更に視線を落とすと、きゅっとほどよく締まった足首に、甲がついている。

 辿った道を引き返し、秘部から上へ。

 ぽつりと窪んだへその上を少しのぼると、小ぶりの乳房が二つ。
乳輪は白桃色の肌と殆ど違いのない桃色で、中心の突起が、彼女の震えと共に僅かに揺れる。

237 名前:名無しさん[趣味:読書] 投稿日:2016/10/14(金) 01:03:57 ID:vNiKT/b.0

 内側からは開かない鉄扉が、おもむろに開いた。

 部屋に射し込む人口の明かりが帯となって、それは徐々に広がり、クーを包む。

 それを塞ぐようにして、執行人は部屋の入り口で立ち尽くす。

 ややあって、鉄扉は閉まり、まばゆい光は消えた。
薄暗い青色系統の照明だけが残る部屋に、クーと、執行人、二人。

238 名前:名無しさん[幼い頃から、絵本作家になるのが夢だった] 投稿日:2016/10/14(金) 01:04:41 ID:vNiKT/b.0

(´・_ゝ・`)「俺は今から人間ではなくなる。人間のうちに言っておくぞ。出来るだけはやく死ね」

 かけなくてもいい言葉をかけた執行人は、手にぶら下げたマスクを頭からすっぽりと被った。

 これから漂うであろう臭気を直に嗅げば、小一時間と経たぬうちに気が狂ってしまうからだ。

 事前の精神的拷問によって理性を破壊されたクーは、男の言葉に、ただ頷き返すだけだ。

 それは動物的な反応で、もはや、彼女に舌を噛み切って死ぬだけの理性は残っていなかった。

239 名前:名無しさん[私立vip高校二年生] 投稿日:2016/10/14(金) 01:05:23 ID:vNiKT/b.0

 男はコンクリートの床の、継ぎ目の部分に爪を引っ掛けて、持ち上げた。
その部分だけがプラスチックで出来ていて、見た目とは裏腹に、それは軽々と持ち上がった。

 ちょうど人間が一人分収納出来る程度の空間が広がる。
そこには、無数の道具が収納されていた。

 男は少し悩んで、釘を数本と金槌を取り出した。

 時折嗚咽を漏らし、床にへたり込んだクーの足を掴み、男は釘を、太ももにあてがった。

240 名前:名無しさん[髪を切った。あの人に見て欲しくて。] 投稿日:2016/10/14(金) 01:06:07 ID:vNiKT/b.0

 これから自分がどうなるのかを考えることが出来ないクーは、釘の無機質な冷たさに、足を跳ね上げた。

 未知の生き物を見るように、虚ろなその目は、執行人のマスク越しの瞳を捉えていた。

 男は釘の頭を金槌で打った。
反射的に、クーは悲鳴を上げる。惚けていた彼女は、突如与えられた痛みに抗い、両足をじたばたと動かした。

 執行人は釘を打ち込んだばかりの右足をがっちりと抱え込み、絡みつくようにしてクーの下半身を拘束する。

241 名前:名無しさん[国語は得意だけれど、数学は苦手だ] 投稿日:2016/10/14(金) 01:06:49 ID:vNiKT/b.0

川 ゚ -゚)「あああっ! あああっ!」

 言葉を失ったクーは、ただ闇雲に叫ぶ。

 人の言葉を以って訴えることが出来れば、あるいは執行人は思い留まったかもしれない。
だがそれは、現実としてかなわないことだった。

 二本目の釘を、一本目が刺さった部分の数センチ下にあてがう。

 クーの悲鳴が一層大きくなる。打ち込んだ。

 二本の指で挟み込んだ釘は、たいした抵抗もなく、ずるっと太ももの肉を突き破る。そして、悲鳴。

242 名前:名無しさん[成績が振るわない。寝不足が祟っただろうか。] 投稿日:2016/10/14(金) 01:07:43 ID:vNiKT/b.0

 男は間をおかず、更に三本の釘を、直線上に打ち込んだ。

 クーの太ももから血が滴り落ち、右足を庇うように横たわる。
「おう、おう」と獣じみた呻き声が部屋に響く。

 クーの太ももから突き出た釘の頭を、男は両手で掴む。

 動かせば足に鋭い痛みが走ることを動物的に学習した彼女は、口をぱくぱく動かしながら両手ででたらめに床を叩いている。

 男はそれを見なかった。そして無情に、釘を引き抜いた。

243 名前:名無しさん[嫌いな食べ物:肉] 投稿日:2016/10/14(金) 01:08:34 ID:vNiKT/b.0

川 ゚ -゚)「ぎいいいいいいいっ!!」

 肉の壁から解放された釘達が、赤色の尾を引く。
たちまちクーの右足は赤く染まり、締まった足首まで、白桃色の部分はほとんどなくなった。

 男が次に取り出したのは、医療用のメスだ。

 クーは危険を察知し、右足の痛みに耐えながら後ずさる。

 これ以上抵抗されると一人で抑えきれないかもしれない。そう考えた執行人は、言葉を発さぬままクーに馬乗りになり、頬を数発、殴った。

244 名前:名無しさん[今月に入ってから、よく貧血で倒れる] 投稿日:2016/10/14(金) 01:09:22 ID:vNiKT/b.0

川 ゚ -゚)「いやいや、いや、いや……」

 言語野に残った僅かな言葉をひねり出す。

 それすら構わず、男は部屋の隅にある輪状の鉄枷に、たちまちクーの両手首と足首をはめ込んでしまう。

 身動きが取れなくなったクーは、腰を動かして抵抗する。拘束が解けるはずもなかった。

 男はメスを、まだ血が流れる釘の穴のうちの一つにあて、真っ直ぐ下ろすように肉に突き刺した。

 上等なステーキにナイフを入れるように、クーの太ももに深々と切れ込みが入る。

245 名前:名無しさん[たとえば働くようになって、私はやっていけるだろうか。] 投稿日:2016/10/14(金) 01:10:03 ID:vNiKT/b.0

 既に、執行人の耳はクーの悲鳴に慣れていた。

 そのままするすると、膝まで刃を進めると、赤色と、脂質の白が混ざった肉がまろび出た。

  どっと血が溢れ、既に二人を中心に、夥しい量の血が流れて、濡らしている。
男は慌ただしく道具の収納スペースに戻り、焼ごてを持った。

 露出した肉を焼く。ノイズのような音を立てて、ある種鮮やかな発色だった血肉が、黒く変色していく。

 クーは気を失うことも許されず、自身の焼けた太ももが放つ臭気に涙を流し、胃液を吐き散らした。

 男は全裸のクーが大股を開き、動物的に泣き叫ぶ姿を見て、勃起している。彼は、変態、だった。

246 名前:名無しさん[身体が弱いせいで、彼にも迷惑をかけているだろう。] 投稿日:2016/10/14(金) 01:10:47 ID:vNiKT/b.0
 
 一頻り太ももを焼き終え、男は道具スペースを漁る。ちょうど目についたヤスリを手に取り、マスクの中で下卑た笑みを浮かべる彼は、作業服のズボンを脱ぐ。

 露わになった男の陰茎ははち切れんばかりに膨れ上がっていて、自分でそれを握り締めると、男は脈打つ獣の胎動を感じることが出来た。

 棒状のヤスリを握り締め、男はクーに覆い被さる。
低い唸り声を漏らしながら、自分の身体にのしかかる重みに耐える。

 マスク越しの、男の鼻息がなぜ荒いのか、クーは本能的に理解した。

 直後、ずんと下から打ち上げるような重い衝撃が、彼女の秘部を突き刺す。

247 名前:名無しさん[もしも皆のように普通でいられたら] 投稿日:2016/10/14(金) 01:11:42 ID:vNiKT/b.0

「ふっ、ふっ、ふっ」規則的なピストン運動だ。処女であったクーは、焼け焦げた右足の疼痛と、破瓜の痛みに耐え切れず、一際大きな悲鳴を上げる。

 その音はやがて湿り気を帯び、本能的な快感と、痛みとでめちゃくちゃに引っ掻き回された身体は痙攣し始めた。

 男の嗜虐心が一層燃え上り、ピストンを続けたまま乱暴に臀部を掴む。ちょうど正常位で、抱え込むようにして。

 若い肌は男の指を弾き返す。それに負けじと、指には更に力がこもる。
そして男は、右手で握り締めたヤスリを左の乳房に押し当てた。

 被せていた上体を起こし、ピストンは小刻みに続けながら、乳房を乱暴に擦った。

248 名前:名無しさん[こんなにも、自分のことを嫌いにならずに済んだだろうか] 投稿日:2016/10/14(金) 01:12:18 ID:vNiKT/b.0

 こびりついた錆が落ちるように、皮膚が粕となって散らばる。すぐに、ヤスリは赤く染まった。

 乳房は血を撒き散らしながら、無抵抗に揺れる。

 ヤスリの動きに合わせて、脂の粕がクーの腹の上で踊った。

 やがて、男は背骨の下の方に、熱が溜まってゆくのを感じた。

 悲鳴に合わせてぎゅうぎゅうと、自身の陰茎を締め付けるクーの秘部の中で、塊のような性を吐き出した。

249 名前:名無しさん[人生は終わってみるまで分からない。彼が言ってくれた言葉だ。] 投稿日:2016/10/14(金) 01:13:09 ID:vNiKT/b.0

 半日は経過しただろうか。

川 ゚ -゚)「ひい、ひいいい、ひいいいいい!」

 悲鳴に規則性はなく、もはやどの痛みに対して訴えているのか、誰にも、クー自身にも分からなかった。

 両脚を、太ももから鉈で切断された彼女は、歩くことも出来ず、皮肉にも拘束からは解放されていた。

 へし折られた両手の十の指を庇う。自分の血で濡れた床を、手で歩きながら。

 両脚の切断面は黒く焦げていて、身体のあちこちに、注射痕が出来ている。

250 名前:名無しさん[だとしたら、今は大嫌いな私でさえも、全てのオチがつくその日に。] 投稿日:2016/10/14(金) 01:14:35 ID:vNiKT/b.0

 身体は凄惨でありながら、顔だけは存外綺麗だった。打たれた頬が腫れ上がり、口の周りは、涎にまみれていることを除けば。

(´・_ゝ・`)「おおっ!」

 執行人はクーの頭上で、自身の陰茎を擦っていた。
やがて射精し、血で固まった彼女の長髪に、ザーメンが降り注ぐ。

 男の性に対する嫌悪感など、すでに消え失せていた。彼女は、確実に狂っていた。

 しかし投薬によって半端に壊された彼女は、まだ涙を流すだけの人間性を穿たれていた。
それさえ引き抜いてしまえたら、いっそ楽だっただろう。
屠殺場の豚のように、自分の身体が切り刻まれ、その痛覚にのみ怯えながら死ぬことが出来るのだから。

251 名前:名無しさん[愛することが出来るだろうか。] 投稿日:2016/10/14(金) 01:15:11 ID:vNiKT/b.0

 焼け焦げた両腿の間にあるクーの秘部からは、破瓜の血に混じって、無数のゴカイと、幼虫のゴキブリが溢れている。

 赤い床の上で、その群はうねうねとひしめいていた。
大陰唇にまとわりついたゴカイとゴキブリは水分を舐め取り、そして、互いに食い合う。

 塊のようなそれが一つ、子宮口から押し出され、クーの体外に排出される。
ゴキブリの幼虫のうちの一匹が、既に食い荒らされて死んでいた。

川 ゚ -゚)「あううっ、あううっ」

 クーは両腿をじたばた動かした。
うねうね動いていたゴカイの山が押し潰された。

252 名前:名無しさん[彼が笑った。私は、笑いたかった。] 投稿日:2016/10/14(金) 01:16:09 ID:vNiKT/b.0

 六度目の射精を経て、執行人はひどく萎えていた。

(´・_ゝ・`)「潮時だな」

 にべもなく漏らして、男は収納スペースに手を突っ込んだ。
引っ張り出したのは、何の飾り気もない包丁とスプーンだった。

 これくらいが、ちょうどよい。男は胸中で自分を納得させ、蟲と血に塗れたクーの身体を乱暴に蹴り飛ばし、仰向けにする。

 クーは大粒の涙を零し、呻き、両手を青白い照明に向かってかかげた。

 彼女の目には、何が映っているのだろうか。それについて考察することはあまりに不毛であり、彼女が見ていたものは、その直後に奪われるのだから、些事でしかない。

253 名前:名無しさん[言葉を無くした私は、この胸に湛えた怒りを何にぶつけたらいい?] 投稿日:2016/10/14(金) 01:17:22 ID:vNiKT/b.0

 執行人はクーの両腕を片手で抑えこみ、銀色のスプーンを眼窩に滑り込ませ、右目をすくい取った。

 地の底から沸き立つような悍ましい悲鳴を上げながら、クーの上半身が跳ね上がる。
あまりに煩いので、男はすくったばかりの眼球を口の中に放り込み、そのまま口を押さえつけた。
残った窪みから、粘性の液体が垂れる。

 そして、傍らに置いた包丁を握り、白桃色と赤色が混ざる腹部を、何度も何度も突き刺した。

 肉を裂き、穿つ感覚は、これまでで一番生々しく、鮮明なものだった。
肉は柔らかい。反射で漏れる声は、既に痛みを訴えるというよりも、彼女の最後の生命活動といった気色が強い。
十字に深々と包丁を突き刺す。そして引き抜く。血が溢れる。

 執行人はその真新しい傷口に手を突っ込み、生温かい管を引きずり出した。
赤い尾を引いて現れた腸を、めちゃくちゃに引きずり出す。

254 名前:名無しさん[身勝手に、奪われてしまった私の声。] 投稿日:2016/10/14(金) 01:18:06 ID:vNiKT/b.0







 やがて、男は叫んでいた。
喉が張り裂けんばかりに、出鱈目に叫んでいた。

 喉の中で、木枯らしがひゅうひゅうと音を立てて、それでも、声を絞り出すことを止めなかった。







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255 名前:名無しさん[紡がれなかった物語の名は─] 投稿日:2016/10/14(金) 01:18:44 ID:vNiKT/b.0







 そのようにして、クーは死んだ。









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256 名前:名無しさん[ ■ ■ ■] 投稿日:2016/10/14(金) 01:20:58 ID:vNiKT/b.0








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