作品投下スレ

273 名前: ◆hib0ODM6dY 投稿日:2011/10/29(土) 12:18:21 ID:s6ujVxzs0
( ФωФ)紅葉の花言葉(゚、゚トソンのようです

我輩、杉浦ロマネスクが生まれて18回目の、
そして我輩とトソンが付き合い初めた時ぶりの秋が来た。

( ФωФ)「紅葉が綺麗なのである」

(゚、゚トソン「私が貴方に告白したのもこんな風に紅葉の綺麗な時期でしたね」

簡単に思い出せる去年の出来事。

(゚、゚トソン「確か私が手紙で呼び出したのでしたね」

( ФωФ)「あのときは驚いたのである、下駄箱に手紙が入っていて、整った字で『放課後
屋上に来てください、話したい事があります 津村』って書いてあったのである」

(゚、゚トソン「もう、一年も前のことですか……時が流れるのは速いですね……」

274 名前: ◆hib0ODM6dY 投稿日:2011/10/29(土) 12:19:05 ID:s6ujVxzs0
〜一年前〜
( ФωФ)「話したい事って何であるか?」

(゚、゚トソン「杉浦君、私は貴方に恋をしてしまったようです、付き合ってください」

(;ФωФ)「えぇっ、付き合うって、津村と我輩がであるか?」

(゚、゚トソン「当たり前でしょう、この場には今、私と貴方しかいないじゃないですか」

( ФωФ)「そうであるが…」

(゚、゚トソン「貴方は私のこと嫌いですか?」シュン

(;ФωФ)「そんなことないのである!!津村は可愛いし、頭も良いし、真面目だし、我輩
のような人間とは大違いなのである、我輩なんかとは不釣り合いなのである」

(゚、゚トソン「そんなことはありませんよ杉浦君、私も貴方も同じ人間です、人間である以上
対等ですよ、というか私があなたとつき合いたいんです。不釣合いも何もないじゃないですか」

( ФωФ)「こんな……こんな我輩でいいのなら、付き合うのである」

275 名前: ◆hib0ODM6dY 投稿日:2011/10/29(土) 12:19:54 ID:s6ujVxzs0
(゚、゚トソン「みたいな感じでしたよね」

( ФωФ)「そうであったな……」

あの時は信じられなかったのである、
あの才色兼備、文武両道、清廉潔白なトソンが我輩なんかに告白したことが。

( ФωФ)「懐かしいのである、あれから雪だるまも作ったし花見もしたし」

(゚、゚トソン「海にも行きましたしお祭りにも行きましたね」

トソンとの楽しい思い出、この一年でたくさんできた。

276 名前: ◆hib0ODM6dY 投稿日:2011/10/29(土) 12:21:28 ID:s6ujVxzs0
(゚、゚トソン「そういえばロマネスク君、貴方は紅葉の花言葉は知っていますか?」

( ФωФ)「知らないのである」

というか紅葉に花言葉なんかあるのであるか?

(゚、゚トソン「紅葉の花言葉はですね……大切な思い出、です」

( ФωФ)「知らなかったのである……」

(゚、゚トソン「あなたの大切な思い出って何かありますか?」

( ФωФ)「我輩の大切な思い出であるか…トソンと一緒にいたこの一年間は全部大切な思い出である


(゚、゚トソン「わたしもそうですよ、貴方といた時間はすべて大切な思い出です」

そう言って我輩たちは笑いあった、これからも大切な思い出は増えていくのであろう。
次の秋にはもっと沢山の我輩とトソンの、メープルシロップみたいに甘い大切な思い出を紅葉によって呼び
起こされるのだろう。
綺麗に色づいた紅葉を見てそう思った。

277 名前: ◆hib0ODM6dY 投稿日:2011/10/29(土) 12:22:54 ID:s6ujVxzs0
( ФωФ)紅葉の花言葉(゚、゚トソンのようです 終

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