( ^ω^)男の器のようです

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 00:05:19.43 ID:lkA7AQKSO
( ^ω^)男の器のようです




( ^ω^)「腹減ったお」

ξ゚?゚)ξ「ふーん」

( ^ω^)

(;^ω^)「ふーんじゃなくてお」

ξ゚?゚)ξ「だからなに?」

( ^ω^)「いやだからなにって……だから腹へって」

ξ゚?゚)ξ「よかったね」

( ^ω^)

ξ゚?゚)ξ

( ^ω^)「えっ」

ξ゚?゚)ξ「えっ」

4 名前:ツンの文字化けは直しておいて文丸オナシャス 投稿日:2011/12/31(土) 00:09:50.48 ID:lkA7AQKSO
2月20日火曜


( ´ω`)「はぁ……」

('A`)「どうした? 浮かない顔して」

( ´ω`)「最近ツンが冷たいんだお……」

('A`)「よかったね」

( ´ω`)

('A`)

( ;ω;)

(;'A`)「い、いや冗談だよ……」

(*^ω^)

('A`)(なんて単純なやつだ)

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 00:14:08.63 ID:lkA7AQKSO
('A`)「とにかく原因を考えてみようぜ」

( ^ω^)「おっおっ。ありがとうだお」

( ^ω^)「うーん、原因かお……」

( ^ω^)

(*^ω^)

( ^ω^)

( ^ω^)

(;^ω^)

(;^ω^)

( ´ω`)

( ;ω;)

('A`)「なんて面白い百面相」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 00:19:13.57 ID:lkA7AQKSO
('A`)「原因見つかったか?」

( ;ω;)

('A`)「おーい、現実に帰ってこいー」

( ;ω;)「お?」

( つω;) グイグイ

( ^ω^)「おっ、ドクオ。なんか用かお?」

('A`)「いやいや。さっきまで話してたじゃんかよ」

( ^ω^)

(;^ω^)「おっ?! なんか数日振りにドクオ見たような気がするお……」

(;'A`)「どんだけ妄想に耽ってたんだよ!!!!」

( ^ω^)「すまんお。ええとなんだっけ?」

('A`)「ツンが最近冷たい原因を探そうって話だろ」

( ^ω^)「ああそうそう、それだったお。それがどうかしたお?」

('A`)「いやだから、それを探そうっていってんじゃん」

( ^ω^)

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 00:22:08.04 ID:lkA7AQKSO
( ^ω^)「原因はわからなかったお」

('A`)「うーん、じゃ何が原因なのか」

ξ゚△゚)ξ「ちょっとアンタたち、何してんのよ」

('A`)「ほらブーン、ちょうどツンもきたぞ」

(;^ω^)「おっおっ……」

ξ゚△゚)ξ「? アタシの顔になんかついてる?」

(;^ω^)「い、いや別になんでもないお」

('A`)(ヘタレだな……)

ξ゚△゚)ξ「じゃあアタシ先に帰ってるからね。今日の夕飯はブーンだからね!」

( ^ω^)「わかったお! 買い物してから帰るお」

ξ゚△゚)ξ「無駄遣いしちゃだめよ?下らないもの買ったら承知しないからね」

(;^ω^)「だ、大丈夫ですお……」

ξ゚△゚)ξ スタスタ

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 00:26:34.09 ID:lkA7AQKSO
>>9
サーセン
脳内修正よろしこ
ガラケー叩き折りたい

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 00:30:10.53 ID:lkA7AQKSO
('A`)「お前尻に敷かれてんなー」

( ^ω^)「でもしょうがないお。家事は全部ツンに任せっきりだお」

('A`)「家事は分担が基本だからな。俺もハインに洗濯任せて俺は掃除してるぜ、毎日」

( ^ω^)「それは偉いお。僕も見習いたいお」

('A`)「ま、やれっていわれたら家事でもなんでも俺が全部やるけどな。それが男の器ってもんだろ?」

( ^ω^)「そのとおりだお。でも僕にはまだそこまでの器の大きさがないお」

('A`)「大丈夫だって。器っていうのはな、徐々に徐々に大きくしていくもんなんだ。
   最初は誰だって小さいかもしれないけどな、そのうち大きくなれば好きな女をどっぷり器に乗せることだってできんだぜ?」

( ^ω^)「僕もそういう男になりたいお」

('A`)「おっと、もうこんな時間か。じゃあな」

( ^ω^)「また明日だお!」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 00:35:07.23 ID:lkA7AQKSO
帰り道

( ^ω^)「……はあ」

( ^ω^) トボトボ

( ^ω^)

( ^ω^)

( ^ω^)

( ^ω^)「男の器、かあ……」

( ´ω`)「僕にそんな器があるのかお?」

( ´ω`)

( ´ω`)

( ´ω`)

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 00:37:22.44 ID:lkA7AQKSO
ブーン家

(*^ω^)「ただいまだおー」

ξ゚?゚)ξ「おかえり。夕飯の材料買ってきた?」

( ^ω^)

( ^ω^)

( ゚ω゚)「はう!!!!!!!!!!!!!」

ξ;゚?゚)ξ「まさか……」

(;^ω^)「その……まさかだお……」

ξ ? )ξ ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

(;^ω^)「ひぃ!! も、申し訳ありませんお!!」

ξ#゚?゚)ξ「今すぐ買ってこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!」

(;^ω^)「はいですおーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

ドタドタ

ξ゚?゚)ξ

ξ゚?゚)ξ「……はあ。なんでいっつもこうなのかしら……」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 00:42:09.66 ID:lkA7AQKSO
プルルル

ガチャ

ξ゚?゚)ξ「はいもしもし?」

( ・∀・)「ツンちゃん? 俺俺」

ξ*゚?゚)ξ「あ……モララー君」

( ・∀・)「今何してたんだい?」

ξ゚?゚)ξ「今旦那を買い物にいかせたところ」

( ・∀・)「へえ。じゃあ今暇なんだね」

ξ゚?゚)ξ「うん……でもごめんね、また後で電話させて。今はそういう気分じゃないの……」

( ・∀・)

( ・∀・)「ふふ、わかったよ。じゃあまた後でな」

ξ゚?゚)ξ「うん。じゃあね」

ガチャ

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 00:44:28.15 ID:lkA7AQKSO
( ^ω^)「今の……誰だお?」

ξ;゚?゚)ξ ギクッ

ξ;゚?゚)ξ「ぶ、ブーン? あんた買い物いったんじゃ……」

( ^ω^)「財布忘れたから戻ってきたんだお」

ξ;゚?゚)ξ「ま、まったく、いっつもいっつも忘れ物してバカじゃないの!? 早く行きなさいよ!!」

(#^ω^)「それより誰だお、今のは!! ちょっと受話器貸せお!!」

ξ;゚?゚)ξ「キャッ!! ちょっとやめて!!!」

ピポパ

( ・∀・)「はいもしもし」

(#^ω^)「アンタ誰だお!?」

( ・∀・)「はあ? ツンちゃんの電話番号だけど……もしかしてツンちゃんの旦那?」

(#^ω^)「そうだお!! お前は誰なんだお!!!」

( ・∀・)「ツンちゃんの高校時代の同級生だよ。はじめまして」

(#^ω^)「同級生!? ハァーハァー」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 00:48:55.76 ID:lkA7AQKSO
ξ#゚?゚)ξ「受話器返しなさい!」

グイッ

ξ;゚?゚)ξ「ご、ごめんね……モララー君……旦那に見つかっちゃって……ボソボソ」

( ・∀・)「あはは。いいよいいよ。じゃ、日を改めてかけ直すよ」

ξ;゚?゚)ξ「うん、本当にごめんなさい……じゃあ、また……」

ガチャ

( ^ω^)「どういうことか説明してもらうお」

ξ゚?゚)ξ「高校時代に付き合ってた彼氏よ。別にアンタに関係ないでしょ?」

(#^ω^)「関係あるお!!!! なんだお彼氏って。前は彼氏なんかいないって言ってたじゃないかお!!!」

ξ゚?゚)ξ「それはノリよノリ。だって彼氏いないって言ったほうがウケいいじゃん?」

(#^ω^)「そういう問題じゃないお!! ってことは僕に嘘ついてたってことだお!?」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 00:50:17.67 ID:lkA7AQKSO
ξ#゚?゚)ξ「ハア!? 人聞き悪いこと言わないでよね!」

(#^ω^)「でも嘘は嘘だお!! ツンはずっと処女だと思ってたお!!!」

ξ゚?゚)ξ「うわっ処女じゃなきゃダメとかマジキモいんだけど」

ξ゚?゚)ξ「いまどき彼氏がいるくらいでなんなの? 過剰反応しすぎーってか」

ξ゚?゚)ξ「むしろ彼氏いないほうがおかしいんじゃないの? 万年童貞のアンタじゃあるまいし」

(;^ω^)「うっ……」

ξ゚?゚)ξ「どうせインターネットかなんかで頭の変な人なんかに処女が崇高だと毒されたんでしょうね」

ξ゚?゚)ξ「ハアー、サイッテー。過去と何人と付き合ったとかそういうので人を判断するワケ?」

ξ゚?゚)ξ「そういうのって人としてどうかと思うわよ。人間ってのはそんな単純な生き物じゃないでしょ?」

ξ゚?゚)ξ「アタシはアンタ以外にも愛するヒトがいたの。その結果が今のア・タ・シ」

ξ゚?゚)ξ「恋愛経験じゃアンタなんかより遥かに上なのよ?」

(;^ω^)(た、たしかに正論かもしれないお……)

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 00:53:16.90 ID:lkA7AQKSO
ξ゚?゚)ξ「それに経験人数が多いってことは、誇らしいことなのよ?」

ξ゚?゚)ξ「それだけ『愛した』人数が多い」

ξ゚?゚)ξ「『愛』をたくさんのヒトに与えて、『愛』をたくさんのヒトからもらった」

ξ゚?゚)ξ「『愛』を一度も与えてくれたことがない、与えたことがない」

ξ゚?゚)ξ「そんなヒトははっきりいって、アタシから言わせたら人間の屑よ」

(;^ω^)「で、でも……」

ξ#゚?゚)ξ「でもじゃないわよ!!! 『愛』がどんなに尊くて美しく、崇高なものかアンタにはわからないのよ!」

ξ゚?゚)ξ「わかったら今月の給料。早く出しなさい」

(;^ω^)「……」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 00:54:34.25 ID:lkA7AQKSO
('A`)『器っていうのはな、徐々に徐々に大きくしていくもんなんだ』

(;^ω^)(器……器を大きく……?」

('A`)『最初は誰だって小さいかもしれないけどな、そのうち大きくなれば好きな女をどっぷり器に乗せることだってできんだぜ?』

ξ゚?゚)ξ「もうアンタとはやっていけないわね……こんなことじゃ」

(;^ω^)「そ、そんな……」

ξ゚?゚)ξ「アンタがそんな器の小さな男だとは思わなかったわ。バイバイ」

( ;ω;)「待ってくれお!!!! 嫌だお!!! 一人にしないでくれお!!」

ξ゚?゚)ξ

ξ゚?゚)ξ「じゃあ今月のお給料、出しなさい。とっとと!」

( ;ω;)「は、はいですお……」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 00:55:48.47 ID:lkA7AQKSO
ξ゚?゚)ξ「何これ。なんでこんなに減ってるワケ?」

(;^ω^)「それは……今月発売の最新ゲームとか買ったから……」

ξ゚?゚)ξ「誰がそんな下らないもの買えっていったのかしら?」

(;^ω^)

(;^ω^)「だ、誰も言ってませんお……」

ξ#゚?゚)ξ「今すぐ全部売ってきなさい!!!!!! そしてそのお金で今日の晩御飯の材料買いなさい」

ξ゚?゚)ξ「わかったわね?」

( ;ω;)「うっうっ……わかったお……」

ξ゚?゚)ξ「アンタ、そのゲームとやらとアタシ、どっちが大事なわけ?」

( ;ω;)「……ツンですお……」

ξ゚?゚)ξ「だったら何で躊躇するのかしら」

( ;ω;)「……躊躇してませんお。今すぐ売ってきますお。そしてもう二度とゲームなんてやりませんお」

ξ゚?゚)ξ「よろしい。社会人がゲームなんて何の得にもならないことやる暇あったら」

ξ゚?゚)ξ「さっさと仕事をしてきなさい。わかったわね?」

( ;ω;)「はいですお」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 00:59:34.74 ID:lkA7AQKSO
ξ゚?゚)ξ「それから今日から家事も分担すること。アタシ一人じゃ大変なのよ」

ξ゚?゚)ξ「アンタなんかに専業主婦の重労働なんて分からないかもしれませんけどね」

( ´ω`)「わかったお、出来るだけ僕も家事を手伝うお」

ξ゚?゚)ξ「できるだけ? ふざけてんじゃないわよ。分担っていってるでしょ。きっちり半分よ」

ξ゚?゚)ξ「そのほうが不公平さがなくていいでしょ? アンタのためを思って言ってあげてるんだから感謝しなさいよね」

( ´ω`)「……」

ξ#゚?゚)ξ「返事は?」

( ´ω`)「ハイ、感謝しますお。本当にありがとうございますお」

ξ゚?゚)ξ「よろしい」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 01:00:23.91 ID:lkA7AQKSO



 (*^ω^)
(((( (ヽヽ))))
    >_| ̄|ξ゚?゚)ξ


(*^ω^)「う!」


ドピュ

(*^ω^)「今日も気持ちよかったお」

ξ゚?゚)ξ「ふーん。よかったね」

ξ゚?゚)ξ「おやすみ」



( ^ω^)

( ^ω^)「おやすみ」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 01:01:38.61 ID:lkA7AQKSO
翌日


 (*^ω^)
(((( (ヽヽ))))
    >_| ̄|ξ゚?゚)ξ


(*^ω^)「う!」


ドピュ

(*^ω^)「今日も気持ちよかったお」

ξ゚?゚)ξ「ふーん。よかったね」

ξ゚?゚)ξ「おやすみ」



( ^ω^)

( ^ω^)「おやすみ」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 01:02:41.83 ID:lkA7AQKSO
翌々日

('A`)「俺今日もハインとやりまくってさ。マジアイツあそこが敏感で」

( ^ω^)「それは良かったお」

('A`)「お前んとこはどうだよ」

( ^ω^)

( ^ω^)「ツンはめっちゃよがってるお」

('A`)「今度俺にもやらせろよな」

( ^ω^)「絶対に嫌だお。ツンは僕のものだお」

('A`)「冗談だよ。まあ飽きたらいつでも言えよ、ハインとやらせてやるから」

( ^ω^)「1億円積まれてもやらないお」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 01:03:19.02 ID:lkA7AQKSO
翌々々日


 (*^ω^)
(((( (ヽヽ))))
    >_| ̄|ξ゚?゚)ξ


(*^ω^)「う!」


ドピュ

(*^ω^)「今日も気持ちよかったお」

ξ゚?゚)ξ「ふーん。よかったね」

( ^ω^)「ツンそろそろ僕たちもこどm」

ξ゚?゚)ξ「おやすみ」



( ^ω^)

( ^ω^)「おやすみ」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 01:04:11.57 ID:lkA7AQKSO
12月24日


(*^ω^)「今日はクリスマスイヴだお! ツン一緒にどこk」

ξ゚?゚)ξ「あー無理。友達と予定入れちゃったんだよね。あ、主婦仲間だからね。変な勘違いしないでよね」

( ´ω`)

ξ゚?゚)ξ「何よ。友達と遊ぶことすらいけないわけ?アンタ、アタシを軟禁する気なの? 警察呼ぶわよ」

( ´ω`)「ごめんなさいお。ゆっくり遊んできてくださいお」

ξ゚?゚)ξ「よろしい」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 01:07:47.12 ID:lkA7AQKSO
ξ゚?゚)ξ「アタシがいない間は家事全部やりなさいよ。わかった? じゃあ行って来ます」

( ^ω^)「いってらっしゃいだお。でも出来るだけ早く帰ってきておくれお?」

ξ゚?゚)ξ「できればね。じゃ」

( ^ω^)「さて。家事でもするかお」

もっさ〜

(;^ω^)「う、凄い量だお。これ僕が三日前に三日間はいてた靴下だお……」

(;^ω^)「とにかく全部洗濯機に放り込むお」

( ^ω^)「さてとお次は」

(;^ω^)「食器が凄いことになってるお。ゴキブリが湧いてるお……」

(;^ω^)「とにかく全部洗って食器洗浄機に放り込むお」

(;^ω^)「ハァハァ、つ、次は……」

(;^ω^)「おお……こうしてみると床が凄く汚いお……早く掃除機かけないとだお……」

(;^ω^)「おっ、洗濯機から洗濯物取り出して干さないといけないお」

(;^ω^)「おっおっ、ハァハァ、次は」



32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 01:13:29.54 ID:lkA7AQKSO
( ´ω`)「ようやく全部終わったお。これで一休みできるお」

( ´ω`)「フゥ……」

( ^ω^)「それにしてもツンは偉いお。毎日こんなに大変なのかお? たしかに仕事より重労働かもしれないお!」

( ^ω^)「これからはツンをもっと労うお」

一方そのころ


 ( ・∀・)
(((( (ヽヽ))))
    >_| ̄|ξ*゚?゚)ξ「あんあん! アンアンあっあっイッイ゛ク゛ゥゥゥーーーーーーーーーーー」


ξ*゚?゚)ξ「あふん、気持ちよかったわよ モ・ラ・ラ」

( ・∀・)「そうかい」

ξ*゚?゚)ξ「ねえモララー、クリスマスは一緒に……」

( ・∀・)「悪いね、先客がいるんだ。君とはあと三十分さ」

ξ゚?゚)ξ「そんな。もっと一緒にいようよ」

ピンポーン

( ・∀・)「おっと、もう来たのか」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 01:17:23.15 ID:lkA7AQKSO
从 ゚∀从「おーっすモララー。ん? 誰だよその女」

( ・∀・)「高校時代の同級生さ」

从 ゚∀从「ふーん。まさか今日は3Pするとか?」

( ・∀・)「まさか。三十分後には帰すつもりだったよ。君が一時間も早く来たからだろ」

从 ゚∀从「だって待ちきれなかったんだもーん」

( ・∀・)「と、いうわけでツンちゃん、今日のところは」

ξ;゚?゚)ξ「そんな……アタシモララーと……クリスマスを……」

( ・∀・)「何言ってんだい。君んとこの旦那にまた怒られるぞ」

从 ゚∀从「うざい旦那持つと大変だなあ。うちは基本放任主義ってやつだから楽なもんさ。ヒャヒャ」

从 ゚∀从「さ、もうアンタは済んだんだろ? 次はアタシだよ」

( ・∀・)「おいおいせかすなよ。少し休ませてくれ」

从 ゚∀从「やだね。今夜は寝かせないぞ〜」


ξ゚?゚)ξ「……」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 01:19:34.04 ID:lkA7AQKSO
ガチャ

( ^ω^)「おっ? ツンおかえりだお!」

ξ゚?゚)ξ「……」

( ^ω^)「? ツンどうしたお?具合でも悪いのかお?」

ξ゚?゚)ξ「……」

( ^ω^)「なんか返事してくれないと……」

ξ#゚?゚)ξ「うるさいわね! ほっときなさいよ!!」

(;^ω^)

( ^ω^)「ツン……どこにいってたんだお?」

ξ゚?゚)ξ「アンタには関係ないでしょ」

( ^ω^)「モララーとかいう人かお?」

ξ゚?゚)ξ「ハァ? んなわけないでしょ。アンタ出かけに何聞いてたの? 耳糞でも詰まってるの?」

ξ゚?゚)ξ「それより家事はちゃんとやったんでしょうね。やってないなら今日のSEXは無しよ」

( ^ω^)「ちゃんと……やったお」

ξ゚?゚)ξ「少しはアタシの大変さがわかったかしら? ったく愚図なんだから」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 01:20:26.76 ID:lkA7AQKSO
ξ゚?゚)ξy━・~「あ〜肩凝った〜揉んで頂戴」

( ^ω^)「……はいですお」

ξ゚?゚)ξy━・~「あースモスモ始まっちゃう。早くキムタコが見たい〜」

( ^ω^)「……」

ξ゚?゚)ξy━・~「ウキャキャキャ!」

( ^ω^)「……」

ξ゚?゚)ξ「あー面白かった。お風呂お風呂っと」

(;^ω^)「あ、まだお風呂わかしてなかったお」

ξ#゚?゚)ξ「ハァ!? なんで早く沸かさないのよ!」

(;^ω^)「ご、ごめんなさいお。家事が忙しかったから……」

ξ゚?゚)ξ「ったく相変わらず愚図ね。糞の役にもたちゃしない」

( ´ω`)

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 01:21:26.58 ID:lkA7AQKSO
ξ゚?゚)ξ「あ〜そろそろ生理かな〜。まんこかいー」ボリボリ

ξ゚?゚)ξ「あ、ファンデーション切れてるじゃない。ブーン買ってきて」

(;´ω`)「ごめんお……ちょっと今日は疲れたから休みたいお」

ξ゚?゚)ξ「は? 今なんつった?」

ξ゚?゚)ξ「愚図でノロマで包茎でおまけにパシリも出来ないと?ん? アンタなんで生きてんの?ねえ」

ξ゚?゚)ξ「アンタなんて生きてる価値あるの?」

( ^ω^)「生きてる価値」

ξ゚?゚)ξ「そう。生きてる価値」

( ^ω^)「生きてる価値かお」

ξ゚?゚)ξ「生きてる価値。ないよね?」

( ^ω^)「そうだお。僕には生きてる価値がないお」

ξ゚?゚)ξ「そう。アナタには生きてる価値がない」

( ^ω^)「でも僕は生きてるお」

ξ゚?゚)ξ「じゃあ死ねよ」

( ^ω^)「はい」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 01:23:23.77 ID:lkA7AQKSO
( ^ω^)「僕は生きている価値がありません」

( ^ω^)

( ^ω^)「だから僕は死ななければなりません」

( ^ω^)

( ^ω^)「だから僕は生きてる価値がありません」

( ^ω^)

( ^ω^)「僕は死ななければなりません」

( ^ω^)

( ^ω^)

( ^ω^)

( ^ω^)

( ^ω^)

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 01:24:09.70 ID:lkA7AQKSO
 ( ・∀・)
(((( (ヽヽ))))
    >_| ̄|ξ*゚?゚)ξ「あんあん! アンアンあっあっイッイ゛ク゛ゥゥゥーーーーーーーーーーー」
 ( ・∀・)
(((( (ヽヽ))))
    >_| ̄|ξ*゚?゚)ξ「あんあん! アンアンあっあっイッイ゛ク゛ゥゥゥーーーーーーーーーーー」
 ( ・∀・)
(((( (ヽヽ))))
    >_| ̄|ξ*゚?゚)ξ「あんあん! アンアンあっあっイッイ゛ク゛ゥゥゥーーーーーーーーーーー」
 ( ・∀・)
(((( (ヽヽ))))
    >_| ̄|ξ*゚?゚)ξ「あんあん! アンアンあっあっイッイ゛ク゛ゥゥゥーーーーーーーーーーー」
 ( ・∀・)
(((( (ヽヽ))))
    >_| ̄|ξ*゚?゚)ξ「あんあん! アンアンあっあっイッイ゛ク゛ゥゥゥーーーーーーーーーーー」
 ( ・∀・)
(((( (ヽヽ))))
    >_| ̄|ξ*゚?゚)ξ「あんあん! アンアンあっあっイッイ゛ク゛ゥゥゥーーーーーーーーーーー」
 ( ・∀・)
(((( (ヽヽ))))
    >_| ̄|ξ*゚?゚)ξ「あんあん! アンアンあっあっイッイ゛ク゛ゥゥゥーーーーーーーーーーー」



( ^ω^)「ツン、気持ちいいかお?」シュッシュッ

( ^ω^)「ツン、とっても気持ちいかお?」シュッシュッ

( ^ω^)「ツン、僕もとっても気持ちいいお」シュッシュッ

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 01:28:38.35 ID:lkA7AQKSO
('A`)『器っていうのはな、徐々に徐々に大きくしていくもんなんだ』

( ^ω^)「器を大きく?」

( ^ω^)「じゃあ、器をとっても大きくするお!」

( ^ω^)「そしたら楽になれるのかお?」

('A`)『最初は誰だって小さいかもしれないけどな、そのうち大きくなれば好きな女をどっぷり器に乗せることだってできんだぜ?』

( ^ω^)「器にどっぷりと乗せられるのかお?」

( ^ω^)「そしたらツンも許してくれるのかお?」

('A`)『ああ。きっと許してくれるぜ』

('A`)『ツンはまだブーンのことが大好きなんだよ』

('A`)『ただお前の器が小さすぎて、中身がこぼれちゃうだけなんだ』

('A`)『器を大きくしてやればいいのさ』

( ^ω^)「わかったお、ものすごく器を大きくするお!」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 01:33:00.29 ID:lkA7AQKSO
( ^ω^)「ふんふんふん〜♪」

( ^ω^)「中身がこぼれないようにっと」

ξ゚?゚)ξ「何よブーン、そんな大きな鍋なんか買ってきて。中華料理でもすんの?」

( ^ω^)「大きな器を買ってきたんだお!」

ξ゚?゚)ξ「あんたが料理なんかできるの?」

( ^ω^)「まだやってみないとわからないお。今まで一度も作ったことがない料理だお」

ξ゚?゚)ξ「はあ?どんだけ無計画なのよ。馬鹿じゃないの?また無駄金使ったってこと?」

( ^ω^)「ごめんなさいだお。でも辛抱してくれお」

ξ゚?゚)ξ「はあ。まあいいけど。次のお小遣いはその買った分だけ引いておくからね」

( ^ω^)「ありがとうお、ツン」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 01:37:46.60 ID:lkA7AQKSO
( ^ω^)「でもその必要はないお」

ξ゚?゚)ξ「は?小遣いからはしっかり引いておくわよ」

( ^ω^)「だからその必要がないんだお」

ξ゚?゚)ξ「あんたが必要なくてもアタシには必要なんですけど?馬鹿?」

( ^ω^)「きっとツンは何もかも全てを許してくれるお」

ξ゚?゚)ξ「何さっきからわけわからないこと。ねえ。あんたさあ。頭、大丈夫?」

( ^ω^)「僕は大丈夫だお」

( ^ω^)「僕は全然平気だお」

( ^ω^)「僕はなんとも思わないお?」

( ^ω^)「ツンこそ、顔が真っ青だお?具合でも悪いのかお?」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 01:41:24.79 ID:lkA7AQKSO
数時間後

ξ*゚?゚)ξ『うそ……こんな凄い料理はじめて』

( ^ω^)「成功してよかったお」

ξ*゚?゚)ξ『まるで体の芯からポカポカしてくるみたい』

( ^ω^)「冬だからちょうどいいお?でもちょっと熱すぎるかお?」

ξ*゚?゚)ξ『ううん、そんなことないわ。ブーンが気持ちを込めて作ってくれたんだもの』

( ^ω^)「ツン」

( ^ω^)「僕は君を愛してるお」

ξ*゚?゚)ξ『な、何よいきなり!馬鹿じゃないの?』

( ^ω^)「馬鹿かもしれないお」

( ^ω^)「僕はツンに告白してから人生がばら色だったお」

( ^ω^)「今の僕があるのはツンのおかげだお」

( ^ω^)「本当にありがとうお」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/31(土) 01:42:42.38 ID:lkA7AQKSO
ξ*゚?゚)ξ『馬鹿……』

( ^ω^)「照れてるツンも可愛いお」

( ^ω^)「お?目から汁がこぼれてるお?」

ξ*゚?゚)ξ『ば、馬鹿!泣いてなんかいないんだからね!』

( ^ω^)「おっおっ、そうかお。これは別の汁だったかお」

ξ*゚?゚)ξ『……フン』


( ^ω^)「そうだお。器とはこういうことだったんだお!」

( ^ω^)「なんでも許す寛容さ。女の子の複雑な心を受け止める余裕」

( ^ω^)「そういうものを全て許してあげる、それが男の器、男の強さというものなんだお」




( ^ω^)男の器のようです

おわり


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