ミセ*゚ー゚)リがキモくて臭くて汚いおっさんに犯されるようです
1 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/22(火) 23:14:54 ID:NsKfi3fU0


( ФωФ)


(-、-トソン「スパム先輩を殺したのは……いえ」

(゚、゚トソン「この魔術学校で起きた25人の失踪事件の犯人は、貴方ですか」


( ФωФ)「……」


ロマネスクが静かに振り向く。
旧校舎の重く湿った空気が、より不気味なものに変わった。

ミセ*゚-゚)リ

ミセリは、そこに今まで幾度も世話になった恩師の姿と、自分とトソンが追う殺人鬼の姿を重なり視た。
その両の眼には、薄暗い旧校舎の教室よりも深い闇が、渦巻いているように見えた。


( ФωФ)

( ФωФ)「流石は学年主席の都村であるな。入学して半年で、そんな冗談も言えるようになったのか」

双眸に湛えられた闇が少し、弱くなる。
それは二人に、「今ならまだ引き返せる」と誘っているようだった。

2 名前: ◆8xHqiOX.cw[sage] 投稿日:2017/08/22(火) 23:15:52 ID:NsKfi3fU0

―c(-、-トソン「……お言葉ですが」


トソンが、ロマネスクに向けた魔術杖に力を込め。

叫んだ。


―c(゚、゚#トソン「私は冗談で恩師に杖を向けるような生徒ではないッ!!」【Razor Blow Lv3】


杖から迸る青い閃光がロマネスクの右袖を切り裂き、その肌を露出させる。


( ФωФ)


そこには、禁忌魔術を使用した者に浮かび上がる「忌紋」が、傷に切り裂かれる形で確かに存在していた。

3 名前: ◆8xHqiOX.cw[sage] 投稿日:2017/08/22(火) 23:17:06 ID:NsKfi3fU0


( ФωФ)っ―「……」【Brain Melt“脳融” Lv4】


ロマネスクが無言で杖を取り出し、その腕を振るう。


ミセ*゚-゚)リ「ッ!」


ミセリが弾けるように離れたその場を、紫の霧が覆う。


( ФωФ)っ―「……」【Curse Flame“呪炎” Lv4】


杖の先から迸るオーラの色は、禍々しくも妖艶な、禁術を表す紫。


―c(゚、゚;トソン「ぐっ……」


噴き出す炎を避ける。杖を向ける。しかし、ロマネスクには距離を取られている。


( ФωФ)「……あれを避けるか。流石は、学年一の優等生と問題児といったところであるな」 

(゚、゚;トソン「……」


繰り出される攻撃を紙一重で避けるも、迂闊な反撃に出られない。
冷静であろうとするトソンの脳が、その行動にブレーキをかけていた。


ミセ;゚-゚)リ(……駄目だ)




ミセ*゚-゚)リ






ミセ;゚Д゚)リ(タイトルが気になって無理!!!)

4 名前: ◆8xHqiOX.cw[sage] 投稿日:2017/08/22(火) 23:17:45 ID:NsKfi3fU0

ミセ;゚Д゚)リ「えっ、ちょっと待って何このタイトル。お、おか……え?」


( ФωФ)「……いつから我輩が犯人だと気付いた?」

(゚、゚トソン「確信は……今の今までありませんでした」

(-、-トソン「正直なところ、まだ信じられないという気持ちで一杯です」

(゚、゚トソン「でも、一度怪しいと感じてしまってからは。全てが怪しく思えてならなかったのです」


ミセ;゚Д゚)リっ「あのさ、聞いて? なんかタイトル変じゃない?」


(゚、゚トソン「そう。貴方はこの学園でミセリが問題を起こすとき、必ず近くに居ました」

(-、-トソン「……不自然なほどに」


ミセ;゚-゚)リ「いや、そう。じゃなくて」


(゚、゚トソン「最初にミセリが失踪事件の関与を疑われたとき、貴方はミセリのアリバイを証明してくれましたね」

( ФωФ)「……ああ」

(-、-トソン「あのとき、あの場にいた全員が貴方の疑いも晴れたと勘違いしたんです」

( ФωФ)「……」

(゚、゚トソン「壊れていた監視カメラの正体が、やっとわかりました」


ミセ;゚-゚)リ「あー……そうか。あれってそういうことだったのか……」

ミセ;゚-゚)リ「いや、それも大事なんだけど。というか本当はそれに集中したいんだけど」

5 名前: ◆8xHqiOX.cw[sage] 投稿日:2017/08/22(火) 23:18:28 ID:NsKfi3fU0


(゚、゚トソン「腕の忌紋に関しては……スパム先輩が教えてくれました」

( ФωФ)「……あの不良か」



  「一回だけ…………腕に……」

  「ぶちかましてやった……へへ……ざまーみろ……」



(-、-トソン「彼女の遺言を聞いたのは私だけです。だから、賭けでした」

( ФωФ)「ふん……てっきり確たる証拠を掴まれたのかと思って誘いに乗ってみれば。少々君達を買い被り過ぎたようであるな」

( ФωФ)「しかし、嬉しい誤算である。こんな人気のない場所で、わざわざ口封じの機会を設けてくれるとは」

( 、 トソン「……貴方を、信じたかったからですよ」


ミセ*゚-゚)リ「ねぇ聞いてよ。なんかタイトルがヤバいんだって」


(-、-トソン「えぇ……これほど禁術に染まった人間がハイウィザードの段位(タイトル)を持っているのは異常です」

(゚、゚トソン「これからは、もう少し制度を見直す必要があるようですね」

( ФωФ)「……自分が死んだ後のことを考えるなんて、献身的な優等生の鑑であるな」


( ФωФ)っ―「さて……そろそろ献身ついでに、ここで死んでもらうとするか」

―c(゚、゚トソン「ミセリ、来ますよ。混乱しているのは分かりますが、腹を括ってください」

ミセ*゚-゚)リ

ミセ*゚-゚)リっ―「もういいや、一旦忘れよう。先生を倒してから考えよう」

6 名前: ◆8xHqiOX.cw[sage] 投稿日:2017/08/22(火) 23:19:06 ID:NsKfi3fU0





   ~近代魔術学校、学年首席と超問題児のようです~


ミセ*゚-゚)リっ― (あれ? 違和感消えた? 気のせいだったかな……)





    二十三話 「ミセ*゚ー゚)リがキモくて臭くて汚いおっさんに犯されるようです」




ミセ;゚Д゚)リっ― (気のせいじゃねぇーーーッ!)

7 名前: ◆8xHqiOX.cw[sage] 投稿日:2017/08/22(火) 23:21:35 ID:NsKfi3fU0




―c(ФωФ )「ハァッ!」【Curse Flame“呪炎” Lv4】


ミセ;゚Д゚)リっ―「ッ……このッ!」【Circle Wind“円風” Lv2】


ミセ;゚-゚)リっ―(やばい……思った以上に全然集中できない……!)


( ФωФ)「……」【Evil Hammer“鉄槌” Lv4】

(゚、゚;トソン「――――ミセリッ! 危ないッ!」


ミセ;゚-゚)リ「あ、ぇ?  


ミセ; Д )リっ         がはっ―――ッ!」ドガッ


( ФωФ)「どうした問題児、果ては凡骨に還ったか」

ミセ; - )リ「うぐ……」

( ФωФ)「……そうだな。最期に一つ、教えてやろう」

( ФωФ)っ「失踪した25人の生徒が、一体どうなったのかをッ」【Sacrifice Hand“贄手” Lv4】 ガッ


ミセ; Д )リ「が、ぐ……ふぅっ…あ゛、あぁ゛……はな、して……」


(゚、゚;トソン「ミセリッ!?」


( ФωФ)「……人妖解剖学の生体標本だ」

(゚、゚;トソン「……そんな」

( ФωФ)「禁術により生きながらにして解剖された若き体躯は、我輩に多くの叡智を授けてくれた」

ミセ; Д )リ「はぁ゛っ……はぁ゛……ひ、どい……」

8 名前: ◆8xHqiOX.cw[sage] 投稿日:2017/08/22(火) 23:23:16 ID:NsKfi3fU0


( ФωФ)「これから君達二人も、生体標本の一部になるわけだ」

( ФωФ)「まぁ、もっとも……」

(#ФωФ)「解剖するまでに、貴様が生きていればの話だがなァ!!」【Sacrifice Hand“贄手” Lv4.5】 グググ

ミセ; - )リ「ぐっ……かい、ぼう……」



ミセ; - )リ(解剖……?)





《     (゚0*ФωФ)『グヘヘ、おじさん今からエッチな解剖始めちゃうぞ~~?』ビリビリ        》


《     ミセ*;-;)リ『や、やめて……あっ、そんなところ開いちゃ……!』                》


《     (゚0*ФωФ)『ほ~らぁ、ミセリちゃんの恥ずかしいところが丸見えでござるよぉ~!!』  》


《     ミセ*;-;)リ『あっ、やだ……そんな、そんなぁ……』                        》



《      ミセ*゚ー゚)リがキモくて臭くて汚いおっさんに犯されるようです              》





ミセ; - )リ「い、い……」

( ФωФ)「ん?」

9 名前: ◆8xHqiOX.cw[sage] 投稿日:2017/08/22(火) 23:24:18 ID:NsKfi3fU0


  ミセ; Д )リっ 「いやだあああああああああああ!!」  【Burst Knuckle Lv5】 ゴオッ
 

(;ФωФ)「ば、馬鹿なッ! この近距離で拘束の禁呪を受けてッ、動けるはずが」



                   _ _     .'  , .. ∧_∧
             _ - ― = ̄  ̄`:, .∴ '     (    ) 「な―――」
         , -'' ̄    __――=', ・,‘ r⌒>  _/ /
        /   -―  ̄ ̄   ̄"'" .   ’ | y'⌒  ⌒i
       /   ノ                 |  /  ノ |
      /  , イ )                 , ー'  /´ヾ_ノ
      /   _, \               / ,  ノ
      |  / \  `、            / / /
      j  /  ヽ  |           / / ,'
    / ノ   {  |          /  /|  |
   / /     | (_         !、_/ /   〉
  `、_〉      ー‐‐`            |_/


(゚、゚;トソン


(  д(#)「 ――――ッガァ……」 グラ…


(  ω(#) ドサッ…

10 名前: ◆8xHqiOX.cw[sage] 投稿日:2017/08/22(火) 23:25:57 ID:NsKfi3fU0



ミセ;- -)リ

ミセ;- -)リ「う、うーん……?」


(゚、゚;トソン「ミセリッ!? 大丈夫ですかッ!?」

ミセ;゚ー゚)リ「え、あ……うん。こう、火事場の馬鹿力みたいなので、なんとか……」

(゚ー゚;トソン「……そうですか」 ホッ


ミセ;゚-゚)リ「……杉浦先生は?」

(゚、゚;トソン「貴女の一発で昏倒してます。私が出来る最上の拘束魔法はかけてありますが、早急に応援を呼ぶ必要がありますね」

ミセ*゚-゚)リ「そっか……」


(-、-;トソン「それにしても、途中から私の指示を聞かないと思ったら、無茶ばかりするんですから……」

ミセ*゚-゚)リ(指示してたんだ……全然気が付かなったな……)


ミセ*゚-゚)リ「……ねぇ、トソン」

(゚、゚;トソン「なんですか?」

ミセ;゚-゚)リ「やっぱり何か変じゃない? あの、タイトルが……」


ミセ;゚-゚)リ「いや、そもそもあのタイトルって何なんだろう……」

(゚、゚トソン「?」

ミセ*゚-゚)リ「ううん……何でもない……ごめん……」

11 名前: ◆8xHqiOX.cw[sage] 投稿日:2017/08/22(火) 23:27:53 ID:NsKfi3fU0




/ ,' 3 「そうか……やはりというべきか。杉浦のやつがのぅ……」

ミセ*゚-゚)リ「学園長は……気付いていたんですか?」

/ ,' 3 「いや、そのような疑いは多かれ少なかれ、誰しもあったというだけじゃ。取るに足らんよ」

/ ,' 3 「あれは見かけ、実にようやっておった。生徒からの信頼も厚かったしの……」

ミセ*゚-゚)リ「……」


/ ,' 3 「何にせよよくやった。お前さん達のお蔭で、さらなる被害を出す前に食い止められた」

/ ,' 3 「……被害者や関係者にとってはそれでも最悪の結果じゃろうがな」

/ ,' 3 「まぁしかし、それはお前さん達の頑張りを評価するにあたって語るべき話でもない」



/ ,' 3 「して、今回の事件解決に対して、お前さん達には特例褒賞をやろうという話になっておる」

/ ,' 3 「何か希望するものはあるかの」

ミセ*゚ー゚)リ「特例褒賞?」

/ ,' 3 「そう難しく考えんでもよい。頑張ったご褒美みたいなもんじゃ」

12 名前: ◆8xHqiOX.cw[sage] 投稿日:2017/08/22(火) 23:29:16 ID:NsKfi3fU0

ミセ*゚-゚)リ「ご褒美……?」

ミセ*゚-゚)リ



《      /゚0,' 3 『ぐひょひょ! ワシからのご褒美じゃぞ~!』 ボロン                   》

《      ミセ*;-;)リ『や、やだっ、そんなの……』                                》

《      /゚0,' 3 『ほれ、ありがたく受け取らんか! 近頃の若者はしつけがなっとらんなァ!』 グィッ 》

《      ミセ; д )リ『んぶっ! ひぃ……うぐっ……うぶ、ぐ、おぇ……』                  》


《           ミセ*゚ー゚)リがキモくて臭くて汚いおっさんに犯されるようです!         》




ミセ;゚д゚)リ「お、犯される……」

/ ,' 3 「は?」

ミセ;゚Д゚)リっ「け、結構です。遠慮します! そういうの、だ、大丈夫なんで!」

/ ,' 3 「何を想像したかしらんが、別に変なもんは渡さんぞ」

/ ,' 3 「それに遠慮なんぞ要らん。このVIP総合魔法学校が一肌脱いでやると言っとるんじゃ」

ミセ*゚-゚)リ「ひ、一肌脱ぐ……」


《       ∞~  /゚0,' 3  ボロン        》


ミセ;゚ー゚)リっ「ほ、ほらっ、年寄りの冷や水って言いますし、やめときましょ? ね?」

/ ,' 3 「は?」

14 名前: ◆8xHqiOX.cw[sage] 投稿日:2017/08/22(火) 23:32:04 ID:NsKfi3fU0



(゚、゚トソン「特例褒賞ですか。被害に遭った人たちのことを思うと、何とも言えない気持ちですが……」

ミセ*゚ー゚)リ「まぁ、貰っておきなよ。ね?」

ミセ*゚-゚)リ(結局逃げてきちゃった私が言うのもなんだけど)

(゚、゚トソン「そうですね。なら、短期留学のお願いでも聞いてもらいましょうか」

ミセ*゚ー゚)リ「あー、アスキー魔術学園? トソン、ずっと行きたいって言ってたもんね……」

(’e’)  ヌッ

ミセ*゚-゚)リ


《      ~∞  (゚0’e’) グヘヘ…   》



「い、いやぁーーーーッ!!」   ミセ;>Д<)リっ)e’);    「うわぁ~」



(゚、゚;トソン「ちょ、ちょっとミセリ!? その人は学園の用務員さんですよ!?」

ミセ;゚-゚)リ「あ、あぁ……ご、ごめんなさい……ちょっと、き……気持ち悪かったので……」

(゚、゚;トソン「全然フォローできてないですよ」

(#)e’)「ごめんねぇ~、いきなり出てきたお、おじさんが悪かったねぇ~」

(゚、゚;トソン「逆にフォローされてるじゃないですか」

ミセ*´-`)リ「ご、ごめんなさい……悪気は、無いんです……ほ、ほんとに……」

15 名前: ◆8xHqiOX.cw[sage] 投稿日:2017/08/22(火) 23:34:47 ID:NsKfi3fU0



(゚、゚トソン

ミセ*´-`)リ「……」


(-、-トソン「……ミセリ、貴女昨日からちょっと変ですよ?」

ミセ*゚-゚)リ

ミセ*´-`)リ「……そうだよね……そりゃそう見えるよね……」

(゚、゚トソン「何か悩み事でも?」

ミセ;゚ー゚)リ「いや、まぁ……悩んでることには悩んでるんだけど……」


(-、-トソン「私には言えないようなことなんですか?」


ミセ;´-`)リ「そうじゃないんだけどぉ……ていうか、既に散々言ったハズなんだけどぉ……」


(゚、゚トソン「とにかく、ちゃんと話してください。もう無駄な喧嘩はしたくないですから」

(-、-トソン「来週には学園祭も控えているんです。下らない事だったら許しませんよ」

ミセ;゚-゚)リ

ミセ;゚-゚)リ「わ、わかったよ……」

16 名前: ◆8xHqiOX.cw[sage] 投稿日:2017/08/22(火) 23:35:39 ID:NsKfi3fU0
… 


(゚、゚トソン「……つまり、貴女がずっと気になっていることというのは」

(゚、゚トソン「醜悪な暴漢に貞操を奪われる危険を予感する夢を見ている、と……」

ミセ;゚ー゚)リ「ま、まぁ……そう、なの? かな?」

ミセ*´-`)リ(結局タイトルについてはわかってもらえなかったか……)


(-、-トソン ハァ

(゚、゚トソン「夢は夢ですよ。それが貴女に危害を加えることはないでしょう」

ミセ*゚-゚)リ「んぅ。でもさでもさ? 夢占いとかもあるワケだしさ?」

ミセ;゚ー゚)リb「やっぱり年頃の乙女としては気になっちゃうワケじゃない?」

(゚、゚トソン「はぁ」

ミセ*゚-゚)リ「それに私たちが知らないだけで、そういう魔法もあったりするのかも……」

(゚、゚トソン

ミセ*゚-゚)リ「あ」

ミセ;゚ー゚)リ「いや、トソンの知識を疑ってるわけじゃなくてね? なんか不安で……」

(゚、゚トソン

(-、-トソン「いえ、別に気にしてないです」

ミセ;゚-゚)リ

(-、-トソン「……わかりました。そこまで言うなら、それが治る場所に行きましょう」

ミセ*゚д゚)リ「ホント!?」

17 名前: ◆8xHqiOX.cw[sage] 投稿日:2017/08/22(火) 23:37:42 ID:NsKfi3fU0



(゚、゚トソン「ほら、着きましたよ」

ミセ*゚-゚)リ「……ここって」


ガラガラ


N| "゚'` {"゚`lリ「よう、どうしたんだ。昼間っから保健室でサボりか?」

(゚、゚トソン「今日の授業は休講ですよ」

(-、-トソン「彼女が随分と疲れているようなので、こちらで少し休ませていただけないかと」

N| "゚'` {"゚`lリ「全然構わねぇぜ。ゆっくりしていくといい」

ミセ*´-`)リ「……トソン」


(゚、゚トソン「私も学園長のところに行ってきます。すぐに戻りますからここで少し待っていてください」

(-、-トソン「……さっきの話も、阿部先生なら問題ないでしょう」

ミセ*゚-゚)リ「そ、そうだけど……」

N| "゚'` {"゚`lリ「ん?」

(゚、゚トソン「いえ。では先生、少しの間ミセリを頼みます」

(-、-トソン「……ゆっくり休んでくださいね」

ミセ*´-`)リ「う、うん……」

18 名前: ◆8xHqiOX.cw[sage] 投稿日:2017/08/22(火) 23:39:07 ID:NsKfi3fU0


N| "゚'` {"゚`lリ「……どうしたんだ? 心なしかやつれたように見えるが」

ミセ;゚ー゚)リ「え、ああ……なんか嫌な夢を見るっていうか、まぁ、そんな感じです」

N| "゚'` {"゚`lリ「ほーん……」



N| "゚'` {"゚`lリ「……俺なら安心ってことは、なんか男絡みか?」

ミセ*゚-゚)リ「……」

N| "゚'` {"゚`lリ「図星みたいだな。さては欲求不満で溜まってるな?」

ミセ;゚Д゚)リ「ち、違いますっ……たぶん……」

N| "゚'` {"゚`lリ「なんだなんだ、随分自信なさげだな」



N| "゚'` {"゚`lリ「俺は普段のお前のガッツあるところ、漢らしくて好きだけどな」



ミセ*゚д゚)リ「え゛」

N| "゚'` {"゚`lリ「どうだ……なんなら今から俺がベッドで癒してやろうか?」 ズイッ

ミセ;゚Д゚)リっ「い、いや、いいえ、いいですっ! だいじょ、だいじょぶ、ででしっ」 ガタン

N|; "゚'` {"゚`lリ「おいおい、そんなに狼狽えてくれるなよ。冗談だから落ち着け」 スッ

ミセ;゚ー゚)リ「は、はぁ……」

19 名前: ◆8xHqiOX.cw[sage] 投稿日:2017/08/22(火) 23:40:36 ID:NsKfi3fU0


N| "゚'` {"゚`lリ「……ハナシは変わるが、例の失踪事件、杉浦の野郎が犯人だったんだってな」

ミセ*゚-゚)リ「はい……」

N| "゚'` {"゚`lリ「あいつはイイ男だと思ってたんだが……俺の目も随分鈍っちまったもんだ」

N| "゚'` {"゚`lリっ「ほらよ。コーヒーだ」

ミセ*゚ー゚)リっ「ありがとうございます……」



N| "゚'` {"゚`lリ「そういや、こんな話を知ってるか?」

ミセ*゚ー゚)リ「?」

N| "゚'` {"゚`lリ「例の事件の犯人……杉浦に、協力者がいるって話だ」

ミセ*゚-゚)リ「え……」

N| "゚'` {"゚`lリ「その様子だと、知らなかったみたいだな」

ミセ;゚-゚)リ「はい……」

20 名前: ◆8xHqiOX.cw[sage] 投稿日:2017/08/22(火) 23:41:23 ID:NsKfi3fU0

N| "゚'` {"゚`lリ「この話が本当なら、そいつは犯人に生徒を横流しする仲介業者のような役割を担っていたはずだ」

N| "゚'` {"゚`lリ「犯人……杉浦がいくら人望に厚くても、単独であんな短い期間に25人もの生徒をさらい続けるなんて無理がある」

ミセ;゚-゚)リ「たし、かに……?」



ミセ;゚- )リ(……あ、れ……?)


N| "゚'` {"゚`lリ「――――当たり―――か?」


ミセ;゚- )リ(なんか……眠気が……)


N| "゚'` {"゚`lリ「―――――」


ミセ;-  )リ(ダメ……まぶた……重……い……)



ミセ*- -)リ


N| "゚'` {"゚`lリ

N| "゚'` {"゚`lリ「……おやすみ」

21 名前: ◆8xHqiOX.cw[sage] 投稿日:2017/08/22(火) 23:43:37 ID:NsKfi3fU0

―――――― ――― ―― -


ミセ*- -)リ


ミセ;∩- )リ「ううん……?」


彡⌒ミ
(´・ω・`)「やぁ」

ミセ*゚-゚)リ


                            彡⌒ミ
「い、いやぁーーーーーッ!!」 ミセ;゚Д゚)リっ#)ω・`) 「ようこs―――」



(#)ω・`)「まずは落ち着いてほしい」

ミセ;゚ー゚)リ「ここどこ? おっさん誰?」

(´・ω・`)「ここは君の夢の中で、僕は神だよ」

ミセ*゚-゚)リ

ミセ*゚-゚)リ「でもおっさんハゲてんじゃん……」

彡⌒ミ
(´・ω・`)「ハゲてねえよ失礼だな」

22 名前: ◆8xHqiOX.cw[sage] 投稿日:2017/08/22(火) 23:48:14 ID:NsKfi3fU0


ミセ*゚ー゚)リ「で、神様が一体私になんの用なの」

(´・ω・`)「タイトル」

ミセ*゚-゚)リ「……!」


(´・ω・`)「違和感あったんじゃないの? ロマネスクとやり合う少し前からずっと」

ミセ*゚ー゚)リ「うん」

(´・ω・`)「いやさ、バグって他の世界線のタイトルが間違って挿入されちゃったみたいなんだよ。だからそれを修正しに来たの」

ミセ*゚-゚)リ「えっ」

(´・ω・`)「悪い悪い。こっちでも気を付けてはいるんだけど、なかなかこういうシステム系のバグは解消されなくてさぁ……本当は僕も反対なんだよね、管理システムに全部任せるの」

ミセ;゚ー゚)リ「バグ? 管理システム?」

(´・ω・`)「こっちの話。忘れていいよ」

23 名前: ◆8xHqiOX.cw[sage] 投稿日:2017/08/22(火) 23:51:10 ID:NsKfi3fU0

(´・ω・`)「あ、ちなみに他の人にはタイトルの話通じてないからね。随分必死になって訴えてたけど」

ミセ;゚-゚)リ「うん……そんな感じはしてた」

(´・ω・`)「今回は元と誤挿入後のタイトルが君に関係あるものだったから、君だけ違和感を感じたんだろうね」

ミセ*゚д゚)リ「……えぇ~、なんか理不尽」


ミセ*゚-゚)リ「とにかくさ、神様ならその誤挿入?っていうのどうにかしてよ。気になって普通に過ごせないんだけど」

(´・ω・`)「ああ、その辺は安心してくれていいよ」

(´・ω・`)「ちゃんと記憶も消して、話の最初からシリアスモード全開で話を進められるようにしてあげるから。それで許して」

ミセ*゚Д゚)リ「マジで! ハゲやるじゃん!」

彡⌒ミ
(´・ω・`)「次ハゲって呼んだら下の毛全部素手で毟り取るからな」

ミセ*゚ー゚)リ「ごめんなさい」


ミセ*゚-゚)リ「あ……やり直しても杉浦先生倒せる?」

(´・ω・`)「倒せる倒せる。その展開に関しては決まってるから」

ミセ*゚ー゚)リ「分かるの?」

(´・ω・`)「これでも一応神だからね」

24 名前: ◆8xHqiOX.cw[sage] 投稿日:2017/08/22(火) 23:53:04 ID:NsKfi3fU0

ミセ*゚-゚)リ「そういや、神様?がこんなに簡単に出しゃばってきていいの?」

(´・ω・`)「なに疑問形にしてんだぶち犯すぞ」


                         彡⌒ミ
「いやぁーーーーーッ!!」 ミセ;゚Д゚)リっ#)ω・`) 「ぶちおk―――」


ミセ;゚д゚)リっ「やっぱり私を犯すんだこのハゲ……!」

(#)ω・`)「しっかり一発殴ってから怯えるんじゃないよ」

(#)ω・`)「僕は題名の神様だからね。こういう仕事専門なんだよ」

ミセ*゚-゚)リ「ふーん。でも題名の神様って言われるとなんかしょぼいね」

(´・ω・`)「あ? お前みたいなモブ女学生Bに言われたくねえわ」


ミセ*゚-゚)リ


ミセ*゚д゚)リ「……えっ。私主人公じゃないの?」

(´・ω・`)「何寝言言うてまんねん。主人公は学年首席の方でんがなまんがな」

ミセ*゚ー゚)リ「あ、トソンが主人公なんだ……じゃあ私は?」

(´・ω・`)「さっき言ったでしょ。モブ女学生Bだって」

ミセ*゚-゚)リ

(´・ω・`)「嘘だよ。主人公の親友だよ」

ミセ*´ー`)リ「あっ、やっぱり親友なんだ……えへへ……」

(´・ω・`)「なにこの子単細胞過ぎてかわいそう」

25 名前: ◆8xHqiOX.cw[sage] 投稿日:2017/08/22(火) 23:54:31 ID:NsKfi3fU0

(´・ω・`)「それにしても、今回はかなりギリギリだったよ」

ミセ*゚ー゚)リ「ギリギリ?」

(´・ω・`)「いや、あのままのタイトルで話を続けてたら……」

(´・ω・`)「確実に君はクッソキモくて臭くて汚いおっさんに犯されてたからさ」


ミセ*゚-゚)リ


ミセ*゚-゚)リ「マジで?」

(´・ω・`)「マジマジ。もうそれこそ目も当てられないくらいに犯されるところだった」

(´・ω・`)「タイトルは付いただけで強大な力を持つからね」

ミセ*゚-゚)リ「……」

(´・ω・`)「あ、内容聞いとく?」

ミセ*゚-゚)リ

ミセ;゚-゚)リ「いや、いい……」

(´・ω・`)

(´・ω・`)「まず君は用務員の股間の魔法杖を咥えさせられ……」

ミセ*゚-゚)リ「いいって言ってんだろ」

26 名前: ◆8xHqiOX.cw[sage] 投稿日:2017/08/22(火) 23:57:11 ID:NsKfi3fU0


(´・ω・`)「よーし、じゃあ説明も済んだことだし、タイトルを元に戻すよ?」


ミセ*゚д゚)リ「うん、お願い!」


(´・ω・`)「タイトルを戻したら時間は話の初めに巻き戻る。ここで起こったことは全部忘れちゃうからね。分かってる?」


ミセ*゚д゚)リb「大丈夫!」


(´・ω・`)「タイトルを、二十三話『凶刃に仆(たお)れた親友(ミセリ)、突然の訣(わか)れ』に戻すよ?」


ミセ*゚д゚)リ「うん!」


(´・ω・`)


ミセ*゚д゚)リ

27 名前: ◆8xHqiOX.cw[sage] 投稿日:2017/08/22(火) 23:59:18 ID:NsKfi3fU0


ミセ*゚д゚)リ



ミセ*゚д゚)リ「……うん?」


(´・ω・`)「なにそのアホ面。ウケる」

ミセ;゚д゚)リ「え、いや。何そのタイトル」

(´・ω・`)

(´・ω・`)「何って、元々のタイトルだけど」


ミセ*゚-゚)リ


ミセ*゚-゚)リ「……えっ、私、死ぬの?」

(´・ω・`)「うん」

ミセ*゚-゚)リ

29 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/23(水) 00:10:42 ID:LYCK1RsE0

ミセ*゚-゚)リ


ミセ;゚ー゚)リ「タイトル詐欺とかでは」

(´・ω・`)「ない。死ぬ」


ミセ*゚-゚)リ


ミセ;゚д゚)リ「たとえ話とか」

(´・ω・`)「違う。文字通り死ぬ」




(´・ω・`)「君は連続失踪事件の犯人であるロマネスクを倒したあと、学園長からの特例褒賞に浮かれた隙を突かれて、
      ロマネスクの仲間の魔術師に襲われて死ぬ」



(´・ω・`)「さっき、タイトルを戻すときに記憶も消してあげるって言ったけど、これは僕が時を巻き戻す上で必要な手順。
      話をやり直すに当たって、君は自分が死ぬという情報を引き継ぐことは出来ない。だから君は確実に隙を突かれて死ぬ」


ミセ;゚-゚)リ「え……あ、えっ?」

31 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/23(水) 00:13:57 ID:LYCK1RsE0

ミセ;゚-゚)リ~  フラ…


ミセ; - )リ「いっ、いやいや。え、ぇ?」


ミセ; д )リ「で、でもわ、わたしが、死んじゃったらさ? トソンは? トソンはどうなるの?」


(´・ω・`)「どうにもならないよ。親友である君が死んで、トソンは深く悲しむ。そして次第にそれを乗り越えて彼女は強くなる。よくある普通のストーリー展開だよ」



ミセ; д )リ「……」



(´・ω・`)「……さぁ、タイトルを戻すよ?」


ミセ; д )リ「ぇ……?」


;;c(´・ω・`)っ;;「モドーレモドーレハーゲハーゲ……(適当)」 ポワワワ


ミセ; Д )リ「待って!!」


(´・ω・`)「フッサフ……  何?」


ミセ; - )リ

32 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/23(水) 00:16:57 ID:LYCK1RsE0


ミセ; - )リ「や、やだ……」


(´・ω・`)「何が」


ミセ; - )リ「し」

ミセ; д )リ「しにたく、ない……」


(´・ω・`)


ミセ*;-;)リ「死にたくない……死にたくないよ……」 ポロ…

ミセ*;-;)リ「せっかく、魔術試験に合格して、トソンと仲直りして、事件の犯人も見つけて……来週には、学園祭もあって……」
 


ミセ*;-;)リ「……死にたく、ないよぅ……」

33 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/23(水) 00:17:51 ID:LYCK1RsE0

ミセ*;-;)リ


(´・ω・`)「うーん……」

(´・ω・`)「だけどどうするの? このままのタイトルで話を続けたら、君はクッソキモくて臭くて汚いおっさんに犯されるんだよ? 死ぬよりマシだって、本当に耐えられる?」


ミセ*;-;)リ「う……」

ミセ; - )リ「……タイトルを戻さなかったら、ここでの記憶は遺るんだよね?」

(´・ω・`)「まぁね。消すこともできるけど」

ミセ;゚-゚)リ「だ、だったら。今からちゃんと気を付けていれば、お、おか……襲われることもないんじゃないの?」

(´・ω・`)「ところがどっこいそうはいかないんだな」

ミセ;゚-゚)リ「なんで……」

(´・ω・`)「さっきも言ったけど、今回間違って挿入されたとはいえ、一回付けられたタイトルってのは強大な力を持っているんだ。
      タイトル通りのストーリーに導くためなら、いくらでも運命を変えてくる」

34 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/23(水) 00:20:19 ID:LYCK1RsE0

(´・ω・`)「たとえば君と主人公君はロマネスクを倒したね。だけどロマネスクより遥かに強い、しかもクッソキモくて臭くて汚い魔術師が、一人になった君を襲うためだけに学校を訪れたら、君は1人で太刀打ちできるかい?」

ミセ;゚-゚)リ「それは、誰かに、一緒に居てもらう、とか……」

(´・ω・`)「何て言って? 君の親友ですら聞いてくれない話を?」

ミセ;゚-゚)リ「……」

(´・ω・`)「それにハンパな実力なら、それこそ被害者が一人増えるだけだよ」

ミセ;゚Д゚)リ「じゃ、じゃあ私はどうすればいいの!?」

(´・ω・`)「だから、二つに一つしかないんだよ。このままのタイトルで犯されるか、元のタイトルに戻って死ぬか」

ミセ; - )リ

ミセ; - )リ「……犯されたあとはどうなるの」

(´・ω・`)「まぁ、君のところの世界観にもよるけど、この話の冒頭みたいな調子でそんな目に遭いでもしたら、
      精神的ストレスか禁術の影響で、完全な白痴にされて表舞台から姿を消すくらいが一番救いのある展開だろうね」

ミセ; - )リ「……」

(´・ω・`)「……タイトルに抗おうなんて考えない方が良いよ。そんな大層な真似ができるのは、それこそ主人公くらいなんだから」

35 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/23(水) 00:22:38 ID:LYCK1RsE0

ミセ; - )リ

ミセ; Д )リ「……主人公、主人公って。私は、主人公じゃないから死ぬの? 主人公じゃないから、変なタイトル付けられて、こんな目に遭ってるの?」



(´・ω・`)「前半部分に関しては全くもってその通りだよ、ご愁傷様。って言ってあげることしかできないんだけど」


ミセ; - )リ


(´・ω・`)「まぁここで死ぬのも悪い話だけじゃないよ。ここで死んでおけば学校の英雄として、主人公の親友として、ずっとみんなの心に遺り続けるだろうし。
      他のモブにはできない芸当だよ。人妖解剖学の生体標本になって死ぬより、ずっと良い」



ミセ; - )リ「……そんな」



(´・ω・`)「ここは君の夢の中。答えが出るまで待ってあげるよ。そもそも、半分くらいはタイトルの誤挿入に気が付かなかった僕らの落ち度なワケだし」


ミセ; - )リ

36 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/23(水) 00:27:25 ID:LYCK1RsE0


ミセ; - )リ「本当に……」

(´・ω・`)「ん?」

ミセ; - )リ「本当に、他の手立てはないの?」



ミセ; - )リ「私が、トソンと、友達と……これからも一緒に笑って過ごせる、ような」



(´-ω-`)「しつこいなぁ……」

ミセ; - )リ

(´・ω・`)「まぁあるけど」

ミセ;゚Д゚)リ「あるのッ!?」


                                              こ こ
(´・ω・`)「うん。どうせ問題を先延ばしにしてヤバいやつに犯されるくらいなら、夢の中でギリギリ条件に合うおっさんに犯されてタイトルを回収すればいい」



ミセ;゚-゚)リ「え」

37 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/23(水) 00:29:14 ID:LYCK1RsE0

ミセ;゚-゚)リ「ここで……?」

(´・ω・`)b「夢の中だから、事が済んでも身体は綺麗なまま! お得!」

ミセ;゚-゚)リ「……本当にそれで、いいの?」

(´・ω・`)「おそらく、ストーリー上は戦闘により疲弊した君の見た悪夢として処理されるはずだ!」

(´・ω・`)「その内容をちゃんと主人公に報告すれば、ストーリー内のイベントに組み込まれて、なんとかタイトル回収扱いにはなる、と思う」


ミセ; - )リ「……ここで、されて……起きたら、トソンに……うん」

ミセ; - )リ「それで済むなら。それで、済むのなら……やるよ」


(´・ω・`)

(´・ω・`)「まぁ、こういうのは案ずるよりヤるが易しって言うしね。先におっさんの方を呼ぼうか」

ミセ;゚-゚)リ「え」

(´・ω・`)σ「カモン! 3K(キモくて臭くて汚い)ダディ!」

38 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/23(水) 00:31:23 ID:LYCK1RsE0

      ~∞ プーン

         (゚0;;゚∴@ ;;з@;; )ノ「やぁ~ ショボン氏~w 呼んだでござるか~?」


ミセ*゚-゚)リ


(´・ω・`)「そう、これが夢の中で条件を満たす最低レベルの汚いおっさんね」


ミセ*゚-゚)リ


(゚0;;゚∴*@ ;;з@;; )「オウフw 呼出して早々物言いがキツイでござるwwどすこいどすこいww」


ミセ*゚-゚)リ


(´・ω・`)「今日は特別にシャワーを浴びずにご参加いただいた」


(゚0;;゚∴*@ ;;з@;; )「自らの汗の洪水で拙者溺れそう也wwww水遁の術wwwww」


ミセ*゚-゚)リ


(´・ω・`)「安心してほしい。こう見えて彼は性欲の神様だ」


ミセ*゚-゚)リ

39 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/23(水) 00:34:10 ID:LYCK1RsE0

(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )「時にショボン氏。拙者は何故この場に呼ばれたのですかな?」

(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )σ「またこの少女は一体何者?」

(´・ω・`)「うん。今からお前にこいつ犯してもらおうと思って」


(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )


(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )「ファーwwwwwww」


(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )「なんで?」

(´・ω・`)「まぁそうなるよな」


(´・ω・`)「いや、端的に説明するとだな。このままこいつを元の世界に戻すとタイトルのせいで死ぬかぶち犯されるかのどっちかなんだよ」

(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )「ほうほう。それは穏やかではありませんなぁ」

(´・ω・`)「だからそれが嫌なら、ぶち犯される方を先に済ませてタイトル回収しましょうって話なワケ」

(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )「ほっほーう! それはそれは」

(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )「君も随分と入れ込みましたなwwwwwww」

(´・ω・`)

(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )「おっと失敬wwww」

40 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/23(水) 00:37:35 ID:LYCK1RsE0

ミセ; - )リ


(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )σ「ちなみに彼女の承諾は得ているので?」

(´・ω・`)「いや、まだだ」

(´・ω・`)「お前の姿を見てから決めてもらおうと思ってな」

(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )「ふぅむふぅむ、クーリングオフってやつでござるな……」


ミセ; - )リ


(´・ω・`)「無礼を承知で言うが、お前の醜さを目の当たりにしたら、流石にこいつも少しは諦めが付くかと思ったんだよ」

(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )「全く以て構わぬでござるよ。拙者は自分のキモさを自覚しているタイプのキモヲタですからなwwww」



(´・ω・`)「どう? これが最低レベルだけど。チェンジって言うなら聞いてあげるけど、もうコイツより話の通じる奴は居ないよ」

ミセ; - )リ「……」

(´・ω・`)「さっきも言ったよね? ここで死ぬのは決して悪いことじゃないって。君は十分役目を果たしたし、それはずっと主人公の中に遺る」

(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )「事情は知らないでござるが、長く生きることだけが、人間の全てじゃないでござるよ」


ミセ; - )リ「……よ」


(´・ω・`)「ん?」


ミセ; д )リ「……やくそくしたことがあるんだよッ!」

41 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/23(水) 00:45:54 ID:LYCK1RsE0

ミセ; - )リ「神様たちは、知らないと思うけど」


    「これは貸しです。絶対に返してくださいね……B組の問題児さん♪」ζ( ー *ζ


ミセ; д )リ「私と、その人たち以外。誰も、知らないと思うけど」


    「最期に出会うのが……君みたいな、優しい子で……良かった」ミ,, Д 彡


ミセ; - )リ「大事な人と、大事にしてくれた人、もしかしたら、これから大事になる人」


     「お前なら絶対やってくれる。そう思うからお前に托すんだ」ヽiリ,, ヮ ノi


ミセ; - )リ「きっと、主人公なんかじゃない私の、小さな約束なんだけど」


    「アンタがなんて言おうと、ここはアンタの家なんだから。どんな顔してでも、ちゃんと帰ってらっしゃい」从 ヮ 从ト



ミセ; - )リ「生きるのが全てじゃないよ。死んだら終わりじゃない。わかってる」


ミセ; д )リ「わがままなのもわかってるよ。こんなの、ずるいのもわかってる」


ミセ; Д )リ「でもやっぱりわたしは、どんなにずるくても、いきて……生きて、その人たちとの約束を守りたいんだよ!」


     「力の使い方に迷っているのなら、私の為に使ってください。私がちゃんと……貴女を認めますから」( 、 トソン

     「……約束ですよ?」( ー トソン


ミセ; - )リ「だから、だから……」

42 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/23(水) 00:48:53 ID:LYCK1RsE0




ミセ*゚-゚)リ「お願いします」



(´・ω・`)

(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )




ミセ*゚-゚)リ「私のことを、犯してください」



(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )

(´・ω・`)

(´-ω-`)

44 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/23(水) 00:54:22 ID:LYCK1RsE0

(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )

(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )「……わかった、でござる」


ミセ; - )リ


(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )「……出来るだけ、優しくするから」

(´-ω-`)

(´・ω・`)「するな。中途半端なことをして、タイトルの回収が達成されなかったらこいつは犯され損だ」


ミセ; - )リ「……大丈夫です」


(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )「……どこまでならやっていい」


(´・ω・`)「最悪殺してしまっても構わない。思いつく限りの凌辱をぶつけろ」

(´・ω・`)「正直なところ、こうやって双方に了承を取ってる時点で危ないんだ」



(´・ω・`)「乳を齧れ。首を絞めろ。顔を殴れ。髪を掴んで尻を壊せ」



(´-ω-`)「そうやってこいつに……活路をやってくれ」



(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )

(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )「……なら最後にアドバイスをするでござる」

ミセ; - )リ「?」


(゚0;;゚∴ ;;з ;; )

(     ∀  )「――――――目を瞑っていなさい。直に終わるから」

ミセ; - )リ

45 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/23(水) 00:59:02 ID:LYCK1RsE0




         そう言って 


(     ∀  )っ



         男は



ミセ;> <)リ
     
    
         私の肩を掴むと




;;ミセ;> <)リ;;



        思い切り服を引き千切 爪;゚~゚)「伝令――――――ッ!!」

         
          

,

46 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/23(水) 01:01:32 ID:LYCK1RsE0



爪;゚~゚)ノ「伝令――――――ッ!! でんれいでありまぁあああああああっす!!」


;;ミセ;> <)リ;;


(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )


(´・ω・`)



(´・ω・`)「え、何。今すっげぇ良いところなんだけど……」

爪;゚~゚)「で、伝令であります……」

(´・ω・`)

(´・ω・`)「あ、灸茶板根尾高校優勝した?」

爪;゚~゚)「いや、予選で負けました。……じゃなくって」


              爪*゚~゚)(´・ω・`) カクカクシカジカ…


(´・ω・`)


ヽ(´・ω・`)ノ「はいスト――ップ!」

47 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/23(水) 01:03:38 ID:LYCK1RsE0


(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )「……ん?」

ミセ;> <)リ「……?」


(´・ω・`)

(´・ω・`)「よし、デブお前帰っていいぞ」

(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )「えっ」


(´・ω・`)「あー、えっとな。運命が変わったらしい」

(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )

(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )「そうか、そりゃ良かった」


ミセ*゚-゚)リ「……ど、どういうこと?」

(´・ω・`)「このまま起きて元の世界に戻っても、君がクッソキモくて臭くて汚いおっさんに犯されることは無くなったってことだよ」

48 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/23(水) 01:05:46 ID:LYCK1RsE0


ミセ*゚-゚)リ「……何で?」

(´・ω・`)「何回も言わせんな。運命が変わったんだ」

ミセ*゚-゚)リ「でも、一度つけられたタイトルには、絶対にその通りにストーリーを導く力があるって……」

ミセ; - )リ「タイトルには、抗えないって……」


ミセ*゚-゚)リ


ミセ*゚-゚)リ「……!」

(´・ω・`)「気付いたか?」


(´・ω・`)「主人公様が、君のことを救ってくれたようだよ」

ミセ;゚-゚)リ「……トソンが……」

49 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/23(水) 01:06:45 ID:LYCK1RsE0


ミセ;゚-゚)リ「 で、でも、どうして……タイトルのことは、伝わらなかったはずじゃ……」

(´・ω・`)「さあ? どういう理由でこうなったかは分かんないけど、主人公とはいえ、強い介入なく運命は変わらない」

(´・ω・`)「……とにかく、賢い主人公様で良かったね」


ミセ;゚-゚)リ「……ぅ、うそじゃない?」

(´・ω・`)「嘘ついてどうすんの」

(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )「伝令の女神の情報は正確でござる。仕事熱心でかわいいwwwwぺろぺろwwwwwww」

爪*゚~゚)「吐き気がするので帰るであります」

(゚0;;゚∴@ ;;з@;; )「ひどぅいwww」


;ミセ;゚-゚)リ; ヘナヘナ…

(´・ω・`)「どしたの」

ミセ;゚-゚)リ「なんか、腰が抜けちゃった」

(´・ω・`)「そっか」

50 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/23(水) 01:07:42 ID:LYCK1RsE0




(´・ω・`)「良かったね。これで当分君の貞操も未来も守られたワケだ」

ミセ*゚-゚)リ

ミセ*゚-゚)リ「……でも、私何にもしてないよ。自分が死にたくないからって、駄々捏ねただけだし」

(´・ω・`)「その諦めの悪さが無かったら、伝令が来る前に元のタイトルに戻るか犯されるかだったんだから十分でしょ」

ミセ*゚-゚)リ「そうかな」


ミセ*゚-゚)リ「……そういやもうこのまま戻っても大丈夫って話だったけど、タイトルはどうなるの?」

(´・ω・`)「ん? ああ……主人公が運命を変えちゃったからね。タイトルもそれに合わせて上手く変更が利くようになってるはずだよ」

(´・ω・`)「まぁ、この話の範囲を越えたら、君はもうタイトルなんか気にならなくなってるよ」

ミセ*゚ー゚)リ「そっか。ありがとう」

51 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/23(水) 01:09:07 ID:LYCK1RsE0

ミセ*゚ー゚)リ「あの人達……いや、神様たちにも、迷惑かけちゃったね」


        (゚0;;*∴@ ;;з@;; )っ 爪#゚~゚)


(´・ω・`)「僕らはこれが仕事だから良いんだよ」


(´・ω・`)「それよりも」

ミセ*゚ー゚)リ「うん?」


(´・ω・`)「今回はどうにかなったとはいえ、これからだっていつどこに死が待っているか分からないんだ。
      あのとき死んだ方がマシだった、って思えるくらい酷い目にだって、遭うかもしれない」

ミセ*゚-゚)リ

(´・ω・`)「たとえそれが次の話だったとしても、後悔するなよ」


ミセ*゚-゚)リ「ん」

52 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/23(水) 01:13:59 ID:LYCK1RsE0

;;c(´・ω・`)っ;;「じゃあ、そろそろ君を元の世界に戻すよ」


ミセ*゚-゚)リ「あ。ねぇ、最初にさ……」


(´・ω・`)「ん?」


ミセ*゚-゚)リ


ミセ*゚ー゚)リ「ううん。やっぱりなんでもない」


ミセ*^ー^)リノシ「それじゃ、頑張ってくるね! えーっと……だ……脱毛の神様!」 ポワワ…

彡⌒ミ
(´・ω・`)∩「最後の最後に言ってくれたなお前」



(´・ω・`)


(´・ω・`)「……頑張れよ。ミセリ」

53 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/23(水) 01:16:24 ID:LYCK1RsE0

―――――― ――― ―― -

ミセ*- -)リ


ミセ;∩- )リ ゴシゴシ


(゚、゚トソン「……目が覚めましたか」

ミセ*゚-゚)リ「トソン……どうしたの、こんなとこで」

(゚、゚トソン

(-、-トソン「……はぁ。そうやって呑気なことを言ってくれてる間はこっちも気が楽なんですけどね」

ミセ;゚-゚)リ「……そうか。私、保健室で寝ちゃったのか」


('、`*川「あ、ミセリちゃん起きた?」


ミセ;゚ー゚)リ「伊藤先生……? なんで?」

('、`*川「トソンちゃんに頼まれたのよ~。ここで結界を張るようにって」

('、`*川「どう? 不安な感じは取れた?」

ミセ*゚-゚)リ「……?」

(゚、゚トソン「いえ、まだどうなるか判りません。せめて今日の間は、結界を張っていてください」

d('ー`*川「おっけーおっけー。失踪事件解決の功労者だもんねー。それくらい朝飯前よ」

54 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/23(水) 01:21:02 ID:LYCK1RsE0


ミセ;゚-゚)リ「えーっと。ど……どういうこと?」

(-、-トソン「貴女が暴漢に襲われる予兆があるというので、学校からの今回の事件解決の報酬を、貴女を守る結界魔術の申請に使わせていただきました」

('、`*川「最初は他の学生で良いんじゃないかって話だったんだけど、トソンちゃんがそれじゃダメだって聞かなくてね~」

('ー`*川「学園中走り回って騒ぐから大変だったのよー? ミセリちゃんが犯される~って」

(-、-トソン

ミセ*゚-゚)リ「……トソン」

v('、`*川「つーわけで私と外の素直先生、阿部先生とで三重結界張ってるから。あと荒巻のじっちゃんも協力してくれてるからね。たーぶん安心して寝てていいよ」


(-、-トソン「……最初は何を言っているのか分かりませんでしたが、貴女が不安に苛まれていることは感じとることが出来ました」

(-、-トソン「周りを巻き込んで、こんなに大袈裟な、過保護なことをしてごめんなさい」

(-、-トソン「……でも、不安そうに何か訴えようとする貴女の表情が、ずっと頭から離れなかったのです」

(゚、゚トソン「今までも、貴女は私を護ってくれたのですから。私にも貴女を護らせてください」


ミセ; - )リ


(゚ー゚トソン「もう大丈夫ですよミセリ。大丈夫、ですからね」


ミセ; - )リ。 ポロ


(゚ー゚トソン「だから、もう泣かないでください」

55 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/23(水) 01:23:48 ID:LYCK1RsE0

ミセ; д )リ「……ぅ」


ミセ*;Д;)リっ「うわぁあぁああぁあああぁああぁああぁぁんッ!」 ガバッ


ミセ*;д;)リっ「うぇっ……ひぐっ……あぁ……とそぅ゛……!」 ボロボロ


(゚、゚;トソン「もう、泣かないでって言ったそばから……」


ミセ*;д;)リっ「ごわがっだぁ……ごわがっだよぉ……!」 ヒック

ミセ*;д;)リっ「ごわくて……いみわがんなくて……でも、でもぉ……!」


(゚、゚トソン「はいはい、大丈夫ですよ」


ミセ*;-;)リ「……」 グズ…


ミセ*∩-と)リ グシグシ


ミセ*∩ー )リ「……でも、もうだいじょうぶだよ。まだ、わたし、ちゃんと。トソンのこと、まもれるんだって」

(゚、゚トソン

(゚ー゚トソン「そうですか。それは……ほんとうに、よかったです」


('ー`*川「ん~。よきかなよきかな」



N| "゚'` {"゚`lリ「まったく、保険医を保健室から追い出すなんて、洒落た百合の花達だぜ」

lw´‐ _‐ノv「……おそらく、そういう思考回路だから追い出されたんだと思うが」

56 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/23(水) 01:26:32 ID:LYCK1RsE0




(゚、゚;トソン「本当に良いのですか? せめて今日一日くらいは、結界の中に……」

ミセ*゚д゚)リっ「もーっ、大丈夫だって言ってるじゃん! トソンは心配性だなぁ」

(-、-;トソン「あれだけ人を心配させておいて何を……」

ミセ;゚ー゚)リ「というか、トソンは本当に良かったの? 留学狙ってたんでしょ?」

(゚、゚トソン「……」

(゚、゚トソン「私の成績なら、特例褒賞なんて当てにしなくても留学できますからね」

ミセ*゚-゚)リ「むっ」

(-、-トソン「……それに、貴女が一緒に来ないなら留学なんて微塵も考慮にありません」

ミセ*´ー`)リ「トソン……」


(゚、゚トソン

(゚、゚トソン「そうだ。もう大丈夫だというなら、今から学園祭の模擬戦に向けて特訓しますよ」

ミセ;゚ー゚)リ「えっ」

c(゚、゚*トソン「当り前でしょう。優勝タッグには食堂のアイス券一年分です。これを逃すわけにはいきません!」

ミセ;゚ー゚)リっ「ちょ、ちょっと待ってよ! ひ、引っ張らないでってば!」

57 名前: ◆8xHqiOX.cw 投稿日:2017/08/23(水) 01:28:39 ID:LYCK1RsE0

          ミセ;゚ー゚)リっc(゚、゚*トソン

ミセ;゚ー゚)リっ(そういや、結局タイトルってどうなったんだろう……)


   ~近代魔術学校、学年首席と超問題児のようです~

      二十三話「受難と呪縛、名誉と不名誉」



ミセ*゚ー゚)リ(あ……変わってる、みたい。なんかもう……だいぶ朧げにしか、わかんないけど)

ミセ*゚-゚)リ

ミセ*゚-゚)リ(……不名誉?)


           「ねぇねぇ、例のB組の問題児の噂聞いた?」

         「聞いた聞いた、僕も超ビックリしたお」


ミセ*゚-゚)リ「ん?」

(゚、゚;トソン「あ」


      「あの子、キモくて汚くて臭いおっさんに犯される願望なんてあるのね……」


ミセ*゚-゚)リ

(゚、゚;トソン「え、えぇと。少々、声が大きかったようで、曲解を……」


      「何せあのB組の優等生が打ち明けられて困ってたらしいから……」

        「そのうち、そういう問題起こさないと良いけど……」


ミセ*゚-゚)リ

ミセ#゚Д゚)リ「ちっがーうッ!!」


おしまい


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