(#゚;;-゚)「はじめのいっぽのようです」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 21:00:15.14 ID:lSrXPXXQ0
――生徒会室付属応接室




ξ )ξ「ねぇ……これでいいの……?」 フミフミ

(  ω )「ああ、これで……いやっ! もっとだ! もっと強く!」

ξ; )ξ「わ、わかったわよ……」 フミッフミッ

(  ω )「もっとだ! もっと!」

ξ# )ξ「うららららららららららららっ!!!」 フミフミフミフミフミフミフミッ!!

(* ω )「うおおおおお!! さ、最高だ!」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 21:02:31.77 ID:lSrXPXXQ0

ξ )ξ「はぁ……はぁ……、もういいでしょ?」

(  ω )「いや、次は生足で踏んでくれ」

ξ )ξ「あんたねぇ……」

(  ω )「そうしてくれないと俺はっ! 俺は……」

ξ# )ξ「あ゛ー! わーったわよ! やればいいんでしょやれば!!」



女はそういうと、若干履き古された感の漂う上履きをゆるりと脱いだ。
次に、太ももを半分ほど覆っている黒と紫のボーダーハイソックスに手を掛ける。
しかしそれを下に引き下げることなく、恨めしそうな、それでいて男の淫靡な感性を刺激するような
上目遣いで問うた。



ξ )ξ「……靴下ははいてちゃ」

(  ω )「ダメだ! 生が良いんだ!!」

ξ# )ξ「ックソ!」 ヌギヌギ



8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:03:58.26 ID:lSrXPXXQ0



(* ω )「ひょおおおおおおおおおおおおおおおお! 
      そ、それだ! その美しくしなやかでいて筋肉質そうな足!」

ξ )ξ「ちょ、私の足に関しての批評はどうでもいいのよ! さぁ、踏むわよ!」

(* ω )「ああ! 踏んでくれ。そして俺を! あの世へ!」

ξ )ξ「っく、絶対嫌、絶対嫌だけど、もうなるようになれだわ!」

(* ω )「まずは額から! 額からゆっくしと顔面をなぞるように下へ下へと踏みつけて! 
      この穢れた魂を癒しておくれ!」

ξ )ξ「わ、わーったわよ!」 ソロソロ

(* ω )「なにをちんたらやってるんだ! もっと踏みつけるときは勢いよ……そうか焦らしだな、焦らしプレイか!
      キミも実はマニアだろう。フェチなんだろう!? この世に踏まれフェチがいるならば、その対となる踏みフェチがいてもおかしくない!
      キミだったんだ! 俺が、俺の魂が望んでいた理想の小鳥ちゃん。折れた翼の片割れ! 俺はずっと!」

ξ# )ξ「うるさい!!」 ガスッ!

(* ω )「キミをまってギャッ! ……ああ、そうだ。これでいい。俺はコレを望んで……ん?」

ξ )ξ「……なによ」



9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:04:42.33 ID:lSrXPXXQ0




(  ω )「……さい」




ξ )ξ「はっきりいいなさいよ」




(  ω )「く……い……」




ξ# )ξ「だからなんなのよ。はっきりいいなさよ」





10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:05:42.43 ID:lSrXPXXQ0








( ;ω;)「くさいよおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!! 
      この足くさいよおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!
      こんなのマイエンジェルじゃないよ! マジ便ジェルだよ! うんこだ!うんこのにおいだよおおお!!!!」






11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:07:35.61 ID:lSrXPXXQ0



ξ# )ξ「ちょ、ちょっとアンタなんてこというのよ!」 ドゲシドゲシッ!!



( ;ω;)「やめて! くさい! ホントに無理! 
      ヘドロでも相撲部屋でも剣道部の部室でもどこでも行くから足をどけてええええええええええ!!!!」


ξ; )ξ「ちが! 臭くないもん! アレだもん! 去年までバスケやってたからバッシュが!」



( ;ω;)「もういやあああああああああああああああ!!! この足ビッチ! 
      折れた便座の片割れ! こんな足の匂い嗅ぐ位なら
      100人のババアの口臭を一気に浴びせられた方がマシだよおおお!!! 
      くさやのつけダレに頭から突っ込んだほうがいいよ!!」







14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:08:50.97 ID:lSrXPXXQ0



             スポーンッ!!

キュウ
 ( ×ω×) ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡<_フ;A;)フ








フ;A;)フ「もう消える! 消えるからやめて! そのバッドスメルフットを近づけないで! うんこ足を! 
     野原ひろしも裸足で逃げ出すワールドワイドな臭さの足をどけてええええええ!!!」

ξ;凵G)ξ「臭くないもん! バッシュのせいだもん! 
       女の子だってバッシュはちょっとだけ臭くなるもん! でも私は臭くないの!」 ブンブン

フ;A;)フ「やあああああああ! もうやあああああ! 死ぬ!もう死ぬからホントに! 
      足を振り回さないで! 追いかけてこないで!」

ξ#;凵G)ξ「もう死んでるくせに! 馬鹿! 死ね!」 ドゲシッ!!!!

フ;A;)フ「あ……」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:09:56.81 ID:lSrXPXXQ0
        サラッ
       .......... 
<_フ;A;:::..........




        サラサラ……
;;,;,、, ..  :::.......... 
;:;:;;,::;:;:;;,::




                               <_プー゚)フ
                        『俺、足のためなら……死ねるぜ?』
  



 【地縛霊エクストプラズマン:生前足フェチだったが強烈なくさや臭のする足と出会い、輪廻転生の輪を外れ魂ごと消滅】



16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:10:38.74 ID:lSrXPXXQ0






                        (#゚;;-゚)「はじめのいっぽのようです」


                            第!廻『猫村でぃ』







17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:11:35.35 ID:lSrXPXXQ0
ξ;凵G)ξ「逃げるなあああ! 臭くないっていってけよぉ! バッシュのせいだって言ってってよおおお!!」

( -ω-)「お……」

ξ;凵G)ξ「ばあああかあああ! 糞足フェチ幽霊のばああああっかあああ!!!」

(; ^ω^)。o(起きたら幼馴染が生足をむき出しながら虚空に向かってマンドリルの威嚇のように歯茎をむき出してキレている……)

(; ^ω^)。o(ヒュー、クレイジー)

(; ^ω^)「お、おー……あの津出さん?」

ξ;凵G)ξ「ねぇ! 私の足臭い!?」

Σ(; ^ω^)「え!? えーっと……」

ξ#;凵G)ξ「考えんなよ! ノーハドルで答えを導き出せよ! バラも真っ青のフローラルな香しいかおりですって言ってよおおお!!」

(; ^ω^)。o(ッハ!! ツンの足は割とガチで犬のうんこ臭いから答えに詰まってしまったお……何があったか知らんがとにかくなだめるお)

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:12:36.73 ID:lSrXPXXQ0

ξ#;凵G)ξ「右ストレートでフローラル、真っ直ぐいってフローラル、右ストレートでフローラル、真っ直ぐいってフローラル、
右ストレートでフローラル、真っ直ぐいってフローラル、右ストレートでフローラル、真っ直ぐいってフローラル、
右ストレートでフローラル、真っ直ぐいってフローラル、右ストレートでフローラル、真っ直ぐいってフローラル、
右ストレートでフローラル、真っ直ぐいってフローラル、右ストレートでフローラル、真っ直ぐいってフローラル、
右ストレートでフローラル、真っ直ぐいってフローラル、右ストレートでフローラル、真っ直ぐいってフローラル、
右ストレートでフローラル、真っ直ぐいってフローラル、右ストレートでフローラル、真っ直ぐいってフローラル」

(; ^ω^)「そ、それよりツン、僕に憑いてた霊はどうなったんだお」

ξう听)ξ「……ちゃんと成仏したわよ」 ゴシゴシ

(; ^ω^)「そ、それならよかったお」

('A`)「失礼しますよ」 ガチャ

ξ;゚听)ξ「ちょ、きゅ、急に入ってこないでよ」

('A`)「だれも見やしませんよそんなくさ……汚い足。早くしまっちまってくだせィ」

ξ#;凵G)ξ「……ッ!……ッ!」

(; ^ω^)「どうどう、落ち着くお。ドクオも悪気があったわけじゃないお」

(; ^ω^)。o(嘘だお。どうみても悪意あったお。でもめんどいからだまっとこ)

('A`)「そうそう、俺なんて壁の向こうでずっと聞き耳立ててた他のメンバーの比べれば小物ですよ」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:15:08.71 ID:lSrXPXXQ0

ξ゚听)ξ「なっ」

('A`)「会長がねェ……
   『ははは、個室に男女が二人っきりで除霊とは危険極まりないな! 
   トソン君! ミセリ君! 我が生徒会メンバーの安全を守るためにキッチリ監視するぞ!』って
   三人で壁にべったり貼っついて聞き耳立ててましたよ」


カイチョー、ドクオガウラギリマシタ!

ハハハ、キイテイタヨミセリクン。カレハワレワレヲウッタヨウダ

アノヤロウブッコロシマショウ

ハハハ、ソノマエニニゲルトシヨウ

アイアイサー

('A`)「まぁ、あんな具合でさァ。ともかく『例のお客』がもうすぐ来るらしいんで、
   ブーン先輩もツン先輩もそろそろ応接室から出てきてくだせェ」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:18:08.32 ID:lSrXPXXQ0

ξ゚听)ξ「ねぇブーン。人間が一番痛みを我慢できない部位ってどこだか知ってる?」

(; ^ω^)「し、知らないお! と、とにかくお客さんが来る前にここ出るお。ほら靴下」

ξ゚听)ξ「後で血祭りにあげるわ特に会長」

('A`)「……ブーン先輩、その糞……靴下触った手で触らないでくださいよ?」

( ^ω^)「……ツンの前では止めとけお。ちゃんと石鹸で二回洗っとくお」

('A`)「ならいいですが」



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:21:06.32 ID:lSrXPXXQ0


――生徒会室

( ・∀・)「やあ、ツン君、ブーン君。どうしたんだい応接室から出てきて! 
      私は今来たところだから何も知らないから教えてくれたまえ!」

ミセ*゚ー゚)リ「あ、おはようございますブーンさんツンさん! 駅前の新しく出来たベーカリーでパン買ってきたんです!
      そのせいで今生徒会室に着いたんですよ。遅刻ギリギリでしたッ☆」

(゚、゚トソン「どうも、二人とも。今来たんですわたくし」

ξ゚听)ξ「……ぶっ殺しますよ」

( ・∀・)ミセ*゚ー゚)リ「「「ごめんなさい」」」(゚、゚トソン

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:21:59.44 ID:lSrXPXXQ0
ξ゚听)ξ「はぁ、まぁいいですけど、私も会長に連絡なしで応接室を使ったわけですし」

( ・∀・)「でも緊急だったんだろう?」

ξ゚听)ξ「はい、またこの馬鹿が憑かれまして」

( ・∀・)「ははは、ブーン君の霊媒体質は特A級だからねぇ。仕方ないよ。幼馴染を助けるためだ、美しいじゃないか!」

ミセ*゚ー゚)リ「美しい!」

(゚、゚トソン「美しい」

ξ゚听)ξ「……ぶち殺しますよ?」

( ・∀・)ミセ*゚ー゚)リ「「「すいません」」」(゚、゚トソン






('A`)「で、会長。これで一応全員そろったわけですが」



24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:24:36.37 ID:lSrXPXXQ0

( ・∀・)「ははは、そうだね、この六人揃ってこその我が『美府学園生徒会』だ!」

【( ・∀・)】

NAME:美府モララー

学年:三年

役職:生徒会長

この国最大の霊峰『美府山』を管理する美府家の末代であり、この学園の生徒会長。
霊が見える程度の力しか所持していないが、生徒達からの信頼は厚い。
美府山がある美府市の土地自体が遥か昔からモモラーの一族の所有していたものであり、
今でも地元住民に顔が利く。しかしながら彼が生徒会長になったのは彼の人望の賜物であり
その人気と能力の高さは生徒達の憧れである。だが同じ生徒会メンバーからは若干めんどくさがられている。
曰く、『びっくり箱系生徒会長』 

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:25:18.33 ID:lSrXPXXQ0

(゚、゚トソン「そうですね、今日もこの学園をより良いものにするために力を合わせましょう」

【(゚、゚トソン】

NAME:都村トソン

学年:三年

役職:副会長

容姿端麗、才色兼備、完璧超人、降臨天女など様々に言われている生徒会の副会長。
清楚な見た目とは裏腹に弓道、剣道、合気道などそれぞれプロレベルの腕前。
いつでも冷静沈着で常に先を見据えている……と誰もが思っている。
が、実はとんでもなく腹黒で生徒会でのみ若干その片鱗を見せることがある。
さらにかわいい女の子にも目がなく、お気に入りの女の子が出来ると妄想の足しにする。
機械類にも明るく、主に盗撮・盗聴・尾行・収集などに役立てている。
実は生徒会メンバーで唯一の『0感』であり、それにコンプレックスを抱いている。


26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:26:01.46 ID:lSrXPXXQ0

( ^ω^)「今日も頑張るお!」

【( ^ω^)】

NAME:内藤ホライゾン

学年:二年

役職:書記

特A級の霊媒体質。分かりやすく言えば超とり憑かれやすい体の持ち主。
一歩歩けば魑魅魍魎が、十歩歩けば地縛霊が、百歩歩けば悪霊が、
千歩歩けば、悪鬼羅刹が取り付くほど強力な霊媒体質は彼の生活を辛いものにしている
が、持ち前の明るさと幼馴染の助けでここまで来た。若干太っていることを「食いしん坊の霊が憑いてるせいだお!」
と苦しい言い訳でごまかそうとしている。が、誰も信じていない。
未だに小学生向けの玩具が好きで、今ハマッているのは爆丸。遊戯王カードを親に燃やされた過去を今でも引きずっている。


28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:26:44.76 ID:lSrXPXXQ0
ξ゚听)ξ「はいはい、アンタは気楽でいいわね。こっちは大変だったっちゅーに」

【ξ゚听)ξ】

NAME:津出レイ

学年:二年

役職:会計

地元の津出神社の一人娘。
神主である父が酔った勢いで普段通っていた英会話教室の外国人講師を口説いて出来た子。足が臭い。
しかし神社の娘といっても、特別な力がある訳ではなく霊などを『視る』ことしか出来ない。足が臭い。
小さい頃から家が近く、何かにとり憑かれるたびにお払いに来ていた内藤と仲良くなり、自分も除霊を父に習いはじめる。足が臭い。
中学と高校一年まではバスケをしていたが、生徒会に入る折に止めている。理由はこれ以上足が臭くなるのを防ぐためだと思われる。
意外とおしゃれであり、私服、改造制服が許されている美府学園ではちょっとしたモデル的扱いを受けることも。写真越しに。理由は足が臭いから


29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:27:28.33 ID:lSrXPXXQ0
ミセ*゚ー゚)リ「今日は何するんでしたっけ?」

【ミセ*゚ー゚)リ】

NAME:三瀬ミセリ

学年:一年

役職:庶務

雪女と人間のハーフの半妖怪。普段は普通の人間と変わらない容姿をしているが、雪女の力を使おうとすると容姿が変貌する。
母親と折り合いがよくない。理由は大好きなお父さんをいつもイジメている(とミセリは思ってる)から。
結婚するなら当然お父さんみたいな人がいい、というかお父さんがいいと未だに公言している。
ちなみにお父さんの青と白の縞々トランクスを一枚くすねて所持している。好きな食べ物はキムチ鍋
元気の押し売りが得意。たまに喋り方が新興宗教の勧誘者みたいな時がある。
実は生粋のねらーであり、暇なときは携帯からVIPのパートスレを荒らしている。

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:28:12.25 ID:lSrXPXXQ0
('A`)「だからお客さんがくるんだろ」

【('A`)】

NAME:欝田毒男

学年:一年

役職:雑務

改造制服、私服の許されてる美府学園でも特に異質の格好をしている。
古いしきたりを未だに守る家に生まれたせいで、幼少の頃から魔を払うという理由で女の子の格好をさせられる。
当時完全に座敷童子のような見た目で、人間の友達が出来たことはなかった。しかし彼の不幸はここからである。
家で一番の権力を持っていた曾祖母の遺言で『ドクオの女の子姿めんこかったからずっとそれでいてね』と命じられてしまう。
曾祖母に懐いていたドクオ故に、未だに座敷童子のような格好をしている。赤い着物に上履きは草鞋、髪の毛はツインテールである。
前髪は長く伸ばし目元を隠している。目さえイケメンならなぁと日頃から思っているが、鼻も口もあごも輪郭も残念である。
妖怪に詳しい。小さい頃コロボックルだけが友達だったが、コロボックルからは同族だと思われていた。


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:30:23.51 ID:lSrXPXXQ0



( ・∀・)「……ゴホン、この学園は私の曽祖父が建てた物でね。
     この国で迫害を受けている霊能力者や人外、もしくはその血を引くものたちを
     差別から守り教養を与えることを目的に建てられた学園である事は既に君達の知るところだと私は思っている」

('A`)「なんですかィ、いきなり」

( ・∀・)「そしてこの生徒会はそんな多種多様でいて『曖昧』な彼ら、
      ひいては私達の学園生活を素晴らしく楽しいものにする事が大いなる目的だ」

(゚、゚トソン「他にも備品の管理、部費の決定、他校交流のセッティングなど色々あります」

(゚、゚トソン。o(あと生徒会の立場を使っての強請、たかり、全裸の強要など……)

( ・∀・)「まぁまぁそれは置いといて」

ミセ*゚ー゚)リ「かいちょー、パン食べます?」

( ・∀・)「ははは、ミセリくんは自由だなぁ」

ミセ*゚ー゚)リ「はいっ☆」

ξ゚听)ξ「褒められてないわよ」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:34:50.75 ID:lSrXPXXQ0

( ・∀・)「……ゴホン、とにかく私は全学園生徒に心から学園生活を楽しんで貰いたいと思っているッッッ!!」

(゚、゚トソン「会長、前置きはいいですから早くしてください」

( ・∀・)「ははは、トソン君はせっかちだなぁ」

(゚、゚トソン「はいっ☆」

( ^ω^)。o(トソ先輩、それは無理があるお……)

(゚、゚トソン。o(うるせぇ白豚。ケツの穴にヌタウナギぶち込まれてぇか?)

( ^ω^)。o(心を読むのは止めてください……)

( ・∀・)「私達生徒会メンバーは五月の生徒会選挙で生徒からの支持を受けて生徒会に入ったわけだよね
     一年生はまだまだ学校に慣れない中で拙いながらもこの学園に対する愛を熱く語り、
     二年生は一年間経験してきたこの学園生活で培った知識を生かし、
     三年生はもうね、アレをアレしてあーやってあんなことをしたりして生徒会に入ったわけだ」

('A`)「なんで三年だけヤクザの裏事情みたいなボカしかたなんですかィ」

(゚、゚トソン「知りたいですか」

('A`)「……イイッス」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:37:35.17 ID:lSrXPXXQ0

( ・∀・)「しかし、実は生徒会にはもう一人役員を迎え入れる枠があることを知っているかい?」

( ^ω^)「え? そうなんですかお?」

( ・∀・)「ああ、まぁその枠は特別な枠でね。毎年役員が入るとは限らないんだ」

ξ゚听)ξ「どんな枠なんですか」

( ・∀・)「ふふふ、その名も『生徒会長特別推薦枠』!! 生徒会長が全学園生徒の中から生徒会役員にしたい者を自由に選べるのだ!」

(゚、゚トソン「へー」

( ^ω^)「へー」

ξ゚听)ξ「へー」

ミセ*゚ー゚)リ「へー」

('A`)「へー」

(; ・∀・)「あ、あれ!? なにこのリアクション。私会長だよ!? 会長年甲斐もなくちょっとテンション上げて声高らかに言い放っちゃったよ!?」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 21:41:10.93 ID:lSrXPXXQ0

( ^ω^)「いや、他校からとか他国からとか他惑星からとかなら分かるけど」

ξ゚听)ξ「会長が今作ったにしては規模が小さいですね」

('A`)「俺ァあんま興味ないですし」

ミセ*゚ー゚)リ「友達が増えるのはいいことだと思います!」

(゚、゚トソン「知ってました」

(; ・∀・)「ちょっとみんなドライすぎない!? そして上二人! コレ私が急に作ったわけじゃないから! そしてトソン君知ってたんかーい!!」

(; ・∀・)ゼェゼェ

(; ・∀・)「と、ともかく、先日私はこの特別枠を使用してスカウトしたい人材に出くわしてね。
     そこで今日生徒会室に呼んであるのだよ」

('A`)「ああ、それが『例の客人』ですかィ」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:43:21.39 ID:lSrXPXXQ0
( ・∀・)「そういうこと。ともかく、みんなお客様がくるからいい子にしててね」

(゚、゚トソン「じゃあお茶の用意を」

ミセ*゚ー゚)リ「あ、あたしやりまーす」

ξ゚听)ξ「じゃあ私は売店でお菓子でも」

( ^ω^)「お菓子は僕が持ってるお!」

('A`)「じゃあ俺は応接室で一眠りでも」

( ・∀・)「ドクオくん」

('A`)「ヘイヘイ」


40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:45:16.62 ID:lSrXPXXQ0


ネーカイチョー、オトコノコ? オンナノコ?

ハハハ、アテテゴラン

ジャアハンインヨウ!

ミセリクン、キミハジユウダネ

ハイッ

ツーン、オカシココニオイテオクオー

ハーイ、ッテアンタッ! ナンデゼンブボンチアゲナノヨ

ボンチアゲウマイオ!

カイチョウ、オチャノヨウイガデキマシタ。カイチョウダケトクベツニデガラシデス

ハハハ、サテハトソンクンワタシガキライダネ?

ソンナコトハ

ZZZ

ドクオー、ネルナオー

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:48:28.17 ID:yx9Kkge10




ミセ*゚ー゚)リ「……こないですねー」

ξ゚听)ξ「会長、指定した日時間違って覚えてるんじゃないですか」

( ・∀・)「いやいや確かに第三の金曜日にしたはずだ」

( ^ω^)「何でそんな縁起の悪そうな日に」

( ・∀・)「たまたま今月頭にジェイソン全作見たのだよ」

(゚、゚トソン「頭の悪そうな日にち決定ですね」

( ・∀・)「まあとにかくお菓子でも食べて待とうではないか」

( ^ω^)「食べるお!」

ξ゚听)ξ「じゃあカントリーマアムとって」

ミセ*゚ー゚)リ「はいっ!」

ξ゚听)ξ「ココアじゃなくてバニラがいいわ」


42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:50:15.39 ID:yx9Kkge10



コンコン……コン……



( ・∀・)「お、来たようだよ。みんな準備は良いね」

コクコク

( ・∀・)「では。どうど、入って来てくれ給え」


ハイ……

カラララ……



44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:50:58.00 ID:yx9Kkge10



(#゚;;-゚) ビクビク




45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 21:51:56.40 ID:yx9Kkge10




(#゚;;-゚)「し、シツレイシマス……」 オドオド

( ・∀・)「待っていたよ。さ、ここに座ってくれたまえ」

(#゚;;-゚)「は、はい……」 キョドキョド


トコトコ……

コケッ

アッ……




46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 21:52:39.69 ID:yx9Kkge10





                         ∩     ダシャーン
       ミ                 //
     ミ    ⊂'ヽ  ∩      //  
      ミ    \\\\_,,,,,,,,/ ∠__         
             \\\\    .,'   >      
    ガッ        )   \\      )
    凵@  ⊂二二二、___ヽ \___>






48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 21:53:36.07 ID:yx9Kkge10
ミセ*゚ー゚)リ「あ!」

ξ;゚听)ξ「ちょ、ちょっと!?」

(; ^ω^)「大丈夫かお!?」

('A`)「あーあ、どんくさ」

(; ・∀・)「ド、ドクオくん!」

(゚、゚トソン「立てますか」

(# ;;- )「……」

(゚、゚トソン「ちょっと……」 ユサユサ

(゚、゚トソン。o(なにこの子ちんまーい!! 可愛いいいいいいいいいいいい!!!!!
       しかもファーストコンタクト直後にドヂッ娘属性発動っすかァアアアア!!
       なに、なんなのこの子ペロペロしたいよおおお。この子のちんまい体のちんまい部分を無理矢理【自主規制】して【自主規制】したいよお!!)

(゚、゚トソン「大丈夫ですか?」 ユサユサユサユサユサユサ

(゚、゚トソン。o(はぅうん!! ゆさゆさするたびにちっちゃな体がころころ動くよぅ。
       サラサラと一本一本がしなやかで艶やかな黒髪が靡くよう!!
       あああああああ!! もみてぇ!! もみしだきてえ!! この子の全てを蹂躙しつくしてぇよおおおお!!!)

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 21:54:37.83 ID:yx9Kkge10

ユサユサユサユサユサユサユサユサユサユサユサユサユサユサユサユサ


ゴトッ……


ゴロゴロ……
γ⌒X⌒ヽ
ヽ_乂_ノ(# ;;- )



(゚、゚;トソン「く、首が」 

(; ^ω^)ξ;゚听)ξ「「落ちたー!!!!」」

(; ^ω^)「ちょ、きゅ、救急車!!」

ξ;゚听)ξ「セロハン! ホッチキス!」

( ・∀・)「はっはっは」

ξ;゚听)ξ「何笑ってるんですか会長! ぶち殺しますよ!」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 21:57:07.28 ID:yx9Kkge10


..........(# ;;- )



(# ;;- )W ピョコッ



W(# ;;- )W ピョコッ



W(# ;;- )W「う……」


( ^ω^)ξ゚听)ξミセ*゚ー゚)リ「「「う?」」」


W(#;;;-;)W「うわああああああああああん」 バサバサバサバサ


(; ^ω^)ξ;゚听)ξミセ;゚ー゚)リ「「「な、生首飛んだああああああああああああああ!!!!!!」」」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 21:59:50.49 ID:yx9Kkge10
W(#;;;-;)W「もうやあ!」

ξ;゚听)ξ「ちょ、おり、おりてきて! えー……っと」

( ・∀・)「でぃくんだ。猫村でぃくん」

(; ^ω^)「で、でぃさん!生徒会室を飛び回るのをやめてくださいお!」

W(#;;;-;)W「み、みないでぇ」  ガンガン

ミセ;゚ー゚)リ「ああ、でぃさんが生徒会室の蛍光灯に片っ端から頭をぶつけていく!」

W(#;;;-;)W「やっぱりかえりま……にゃっ!」 バフッ

ミセ;゚ー゚)リ「ああ! でぃさんが生徒会室の唐草模様カーテンに絡まった!」

W(#;;;-;)W「シクシク……」

ξ゚听)ξ「そのまま泣いているわ……もう会長! なんなんですかいったい!」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 22:02:55.25 ID:yx9Kkge10
('A`)「……飛頭蛮、ですかィ?」

( ・∀・)「さすがドクオくん。詳しいね。そう、彼女は飛頭蛮、もしくはチョンチョンと呼ばれる妖怪だ」

(゚、゚トソン「ろくろ首などの原型になった妖怪ですね」

(゚、゚トソン。o(はぁん! 頭の横に生えた羽可愛いよ! 浮遊生首かわいいよおお!!)

( ・∀・)「そうだね、でも彼女の特徴はそれだけじゃないよ。じきに分かると思うがね。まぁ今は落ち着くのを待ってみよう」


≡≡≡≡W(#;;;-;)W<やあああ


W(#;;;-;)W「も、もう帰りバズ!」 バサバサ

ξ;゚听)ξ「ちょ、ちょっと」

ミセ*゚ー゚)リ「待ってくださいよー」

W(#;;;-;)W「が、がえらぜでええええ」 バサリンチョ

(; ^ω^)「話し合えばわかりますお!!」

W(#;;;-;)W「かえりますぅぅぅぅ〜。起きてください私の体!」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 22:03:35.91 ID:yx9Kkge10


   / ̄ ̄ ̄\
  /        ヽ
 /         \ ガバッ!!
/ _,      ⊂二二)
l |        |
U |          |
  |    ,、   |
  ヽ  / \  /
__ヽノ____`´

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 22:05:27.15 ID:yx9Kkge10
(; ^ω^)「うああああ! 先ほどまで死体のように斃れていた体が幽鬼のごとく立ち上がった!!」

('A`)「へェ……体も動きますかィ。こりゃ珍しい」

W(#;;;-;)W「元にもどりますぅうう。それで帰りますぅううう」 バサバサ



「……」 


ガッ


ξ;゚听)ξ「あ、首なしボディにフライングヘッドが捕まれた」


「……」 


ブン!!


(; ^ω^)ξ;゚听)ξ「「そしてそのままブン投げられたあああああ!!??」」



うびゃああああああ>W(#;;;-;)W≡≡≡≡=-

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 22:07:04.12 ID:yx9Kkge10
W(#;;;-;)W「なんでですか! どうして合体してくれないんですか! いぢわる!」

「……」

W(#;;;-;)W「私もうこのまま帰りますよ!」

「×」←腕でバッテン

W(#;;;-;)W「もうやです! 今日だって私に生徒会なんて無理だって断りに来ただけなのに、
       コケて、首まで取れて、もう消え入りたいんです……お願い、言うこときいてよぉ」

「……」

('A`)「あの飛頭蛮、体にも魂があるんですかィ?」

( ・∀・)「そう。彼女はねハイブリッドなんだよ。飛頭蛮とライカンスロープの」

ミセ*゚ー゚)リ「ハイブリッド?」

( ・∀・)「ああ、ミセリくんのように妖怪と人間の子供はハーフ。妖怪と妖怪の子供はハイブリッドと呼ぶのさ
     彼女の場合頭部が飛頭蛮の魂を、体がライカンスロープの魂を色濃く受け継いでいるんだろう」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 22:08:30.76 ID:yx9Kkge10
ミセ*゚ー゚)リ「もいっちょ! ライカンスポームってなんですか?」

( ・∀・)「ライカンスロープね」

('A`)「簡単に言えば狼男。ライカンスロープは狼男の外国読みみたいなもんだ」

「ドクオくん物知りだね!」

('A`)「まァな」

ミセ*^ー^)リ「顔気持ち悪いのにね!」

('A`)「……え?」

ミセ*^ー^)リ「ねっ☆」

('A`)「……」

63 名前:>>62 ミス[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 22:09:23.18 ID:yx9Kkge10
ミセ*゚ー゚)リ「もいっちょ! ライカンスポームってなんですか?」

( ・∀・)「ライカンスロープね」

('A`)「簡単に言えば狼男。ライカンスロープは狼男の外国読みみたいなもんだ」

ミセ*゚ー゚)リ「ドクオくん物知りだね!」

('A`)「まァな」

ミセ*^ー^)リ「顔気持ち悪いのにね!」

('A`)「……え?」

ミセ*^ー^)リ「ねっ☆」

('A`)「……」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 22:10:44.84 ID:yx9Kkge10
(゚、゚トソン「それで? 自分の体もうまく使役できない彼女を何故生徒会に? 力になるとは思えませんが」

(゚、゚トソン。o(嘘だよおおおお!! やだ! あの子絶対入れるの! 入れなきゃヤダ! 羽、モフモフしたいよおおおお。
       自分の体に振り回されるでぃたんカワユスだよおおおお。くっそお、舐めてぇ。舐めまわしたいでええええ!!)

( ・∀・)「まぁ、そういわんでくれ給え。理由は後で話すよ。今は現状を落ち着かせよう」

ガサゴソ

(゚、゚トソン「それは?」

( ・∀・)「早乙女玄馬セット、とでも名づけようかな。さ、体くんこれを使いなさい」

「……?」

「……」 ウケトリ

ミセ*゚ー゚)リ「手持ち看板と……ペン?」

「……」 カキカキ

ダンッ!!

『でぃ、いつまでも友達いないのよくない』

W(#;;;-;)W「にゃっ!?」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 22:13:06.07 ID:yx9Kkge10
( ^ω^)「おおなるほど! パンダになって喋れなくなった早乙女玄馬の意思疎通ツールですお!」

( ・∀・)「そういうことさ! あとはちょっと黙って成り行きを伺おうか」


W(#;;;-;)W「そんなこといっても、私の事知ってるでしょ!?」

『知ってるよ。一番よく知ってる。誰よりも傍にずっといたもんな』

W(#;;;-;)W「だったら!」

『ずっと一緒だったからこそ、これからも一緒にたいからこそ言ってるんだ』

W(#;;;-;)W「でも……無理だよ……こ、怖い……今日だってここに来るまでに何回も吐き出しそうだった。
       だけどちゃんと断らないと『また』イジメられるって……そう思って頑張って来たけど……」

ξ#゚听)ξ「ちょ! 私たちは別にイジメなんて!」

( ・∀・)「ツンくん」

ξ゚听)ξ「……はい」

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 22:14:37.66 ID:yx9Kkge10
『大丈夫だよ。変わるためにこの学園に来たんだろ? もうでぃは一人ぼっちの妖怪じゃないんだ。
 ここには他にもたくさん妖怪がる。昔を忘れろとは言わないけど、そろそろ一歩踏み出してもいいだろ』

W(#;;;-;)W「……ダメだよ。忘れられないよ。顔の傷が、心の傷が、ずっと残ってる。痛いままなんだもん」

『それは一人で抱えていたままだからだろ? あたしだっていたのにでぃは一度も頼ってくれなかった。
 あたし馬鹿だから、こんな風に自分の気持ちを文にするなんて考えられなかったけど、それでも
 でぃを抱きしめたり、なでたり、そういうことは出来た。そうしてまた前を向いて生きていこうって』

(゚、゚トソン。o(そういうことは私がしてぇよ! 抱きしめるどころか【自主規制】してえええ!!!)

W(#;;;-;)W「……怖い。怖いよ。今だって歯の奥がカタカタ言ってる。涙だって止まらない。
       教室の隅、いるかいないか分からない。そんな私が、一歩踏み出そうにも
       ずっと座って俯いて、早く休み時間終わらないかなって泣き出しそうになって
       そんな私は、もう、ずっと、一生、永遠に歩き出せないよぉ……うぅ……うああああ……」

『だから、あたしがでぃの足だろ!!』

W(#;;;-;)W「……!!」

『あんたが歩けないならあたしが歩くよ。だってあたしはでぃの体だもん。足だもん。
あたし、生徒会長があんたにこのことを話してくれた時、これしかないって思った。
会長さん、でぃにも、あたしにも話しかけてくれてた。でぃは気づいてないかもしれない。
あたしの勘違いだったかも知れない。でも』

【「この学園でははじめの一歩が大変なんだ。これだけは誰の力も借りれない。
でもその一歩を踏み出した後に周りを見てごらん。きっと沢山の手がこう言っているよ
『手を繋ごう? 一緒に歩こう!』と。どうだい? はじめの一歩、踏み出してみないかい?」】

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 22:16:26.69 ID:yx9Kkge10
『会長さんはでぃと、あたしに、そう言ったんだ』

ミセ*゚ー゚)リ「かいちょー、あんなセリフ言ったんですか?」

( ・∀・)「いったねー。あの時の私宇宙で一番輝いてた。どうだい? 感動しただろう?」

( ^ω^)「キモイ(笑)」

ξ゚听)ξ「キモイ(呆)」

(゚、゚トソン「キモイ(溶)」

ミセ*゚ー゚)リ「キモイ(爆)」

('A`)「キモイ(暗黒微笑)」

( ・∀・)「ははは、君達。いくら私でも涙は出るんだよ?」

ミセ*゚ー゚)リ「――まぁでも、そんな会長のことみんな嫌いじゃないですよ!」

( ・∀・)「ははは、おだてても何も出んよw」

ミセ*゚ー゚)リ「え、じゃあやめとく」

( ・∀・)「ちょ、ミセリくん!?」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 22:18:16.88 ID:yx9Kkge10
『あたし、凄い――悔しかった』

『言われるまで気付けなかった。一緒に苦しんでるのが、悲しんでるのが正しいとずっと思ってたから』

『あたしはでぃの体だから、でぃと同じ気持ちでいるのが一番でぃのためだって、そう思ってた』

W(#;;;-;)W「……」

『でも、でもね、ようやく気付いたよ。はじめの一歩は誰の力も借りれない、でもあたしの力なら貸せるんだ』

『だって、だってね。でぃはあたしじゃないけど、でぃはあたしなんだもん』

『二人で、一人だもんね』

W(#;;;-;)W「ふたりで……ひとり……?」

『そう。馬鹿なあたしが、今の今まで気がつけなかった自分の気持ち。だから、ね?』

W(#;;;-;)W「……まだ、怖いよ。怖い……けど……」


71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 22:19:56.15 ID:yx9Kkge10



(゚、゚トソン「会長、先ほどの会長の回想の発言ですが」

( ・∀・)「ああ、なんだい?」

(゚、゚トソン「あの発言、まあキモイとは思いますけど概ね私も同意します。――ただ」

( ・∀・)「ただ?」

(゚、゚トソン「スタートラインを引くくらいなら、他者がやってもよいのではないのでしょうか
自分の位置を知らないと、人は歩けませんから」

( ・∀・)「言いたいことは大体分かるし、私も丁度そう思っていたのだよ」


72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 22:21:19.18 ID:yx9Kkge10
テコテコ


( ・∀・)「でぃくん。涙はひいたかい?」

W(#゚;;-゚)W「あ……あぅ……はい……」

( ・∀・)「そうか。それはよかった。この学園の生徒がが目元を赤く腫らしていたら私は気が気でないのでね」

('A`)「キモイ(ダークネスラフィング)」

( ・∀・)「ははは、ともかく。どうだね『二人』とも、我が生徒会に是非とも入ってくれはしないかね」 テヲサシノベー

W(#゚;;-゚)W「え、あ……」

『さ、どうするでぃ。あそこがゴール……いや、スタートだ』

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 22:23:32.96 ID:yx9Kkge10

ξ゚听)ξ「……その手をさっさと掴んじゃいなさいよ。あんたの過去を私は知らない。
      でも、これは言っとく。悪くないわよ、ここも」

( ^ω^)「!! そ、そうだお! 友達いっぱいたのしいお!」

ミセ*゚ー゚)リ「お茶は飲み放題! お菓子は食べ放題! 会費は使い込み放題ですよ!」

('A`)「……まぁ、このアホもハーフだが妖怪でなァ。それでも仲良くやってるぜ」

(゚、゚トソン「会長が正式に特別推薦した人間……妖怪です。我々は建前上会長を信頼していますから、会長が選んだ妖怪、我々も信ずるに値すると判断します」

(゚、゚トソン。o(な!ん!で! 素直になれないの私はああああ!!! 
      こんなんじゃいつまでたってもでぃちゃんのちっちゃいお口を無理矢理こじ開けて
      私の【自主規制】を【自主規制】できないよおおおお!!!!)

( ・∀・)「はははw、こういう連中が集まってるのが我が愛すべき生徒会だ。その一員に君がなってくれるのが私の願いだ。
      まぁ、生徒会長としてというよりも一人間としての気持ちのほうが大きいのかもしれないがね!」

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 22:25:08.57 ID:yx9Kkge10
『でぃ』



W(#゚;;-゚)W「!! ……私、私は……」



『ほら、いっしょに踏み出そう』



『さいしょのいーっぽっ!』



W(#゚;;-゚)W「わ」

W(#゚;;-;)W「わだ……」

W(#;;;-;)W「私、わた、わだじ……」

W(#;;;-;)W「わだじをぜいどがいにいれでぐだざぁぁああああああああああああ!!!!うあああああああああああん!!!」 テヲギュー!!



75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 22:25:53.24 ID:yx9Kkge10






            (* ・∀・)(*'A`)ミセ*゚ー゚)リξ*゚听)ξ(* ^ω^)(゚、゚*トソン「「「「「「よろこんで!!!!!!」」」」」」








79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 22:30:32.40 ID:yx9Kkge10


W(#;;;-;)W「ひっぐ……うぇえ……」

ξ゚听)ξ「ほらちょっとー、涙拭きなさいよー。女の子が目を腫らしてたらみっともないわよ」

ミセ*゚ー゚)リ「でぃさん! 私も一年生なんだよ! これからよろしくね! はいこれ、お近づきのしるしの蒲焼太郎くん!!」

W(#;;;-;)W「ありがどうございまずうぅう」


( ・∀・)「ははは、一件落着かな」

『ありがとうございました』

( ・∀・)「いやいや、しかしこれで私も校則違反者だな!」

『え?』

( ・∀・)「生徒会長特別支援枠は一つなのだよ。でも今日『二人』生徒会に入れてしまった」

(゚、゚トソン「あなたももう生徒会の一員ですよ」

『あ……えっと……はい……っはい!!』

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 22:36:22.16 ID:yx9Kkge10
('A`)「飛頭蛮の体が動くたァ、珍しいケースだからねェ。俺もあんたに興味あるよ」

(゚、゚トソン「ドクオくんその言い方はキモイです」

('A`)「すいやせん」

ξ゚听)ξ「さて、こっちも落ち着いたわよ」

W( う;;-゚)W「お、お手数をおかけしました」 ゴシゴシ

( ^ω^)「いや、この程度のドタバタ日常茶飯事だお」

ミセ*゚ー゚)リ「これから毎日がきっと楽しくなりますよ!」

W(#゚;;-゚)W「はい! それと……」

『……』

W(#゚;;-゚)W「ありがとう。私、あなたがいたから一歩、踏み出せたよ」

『あたしも、でぃがいたからここまで来れたんだ』

W(#゚;;-゚)W「……うんっ」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 22:38:35.36 ID:yx9Kkge10
( ・∀・)「ところででぃくん」

W(#゚;;-゚)W「は、はい……なんですか会長さん」

( ・∀・)「ははは、そんなにかしこまらなくていいよ。私も所詮は学園の一生徒にすぎないのだからね」

W(#゚;;-゚)W「わ、わかりました。がんばります」

( ・∀・)「で、だ。その、体くんの方には名前はないのかね? さすがに生徒会の一員ともなる者の名前を知らないのは失礼かと思ってね」

ξ゚听)ξ「そういえばそうね」

W(#゚;;-゚)W「あ……えーっと……」

『会長、あたしに名前はないですよ。今までこんなに自由に動いたことも思いを喋ったこともないですから』

( ・∀・)「おや、そうなのかい」

W(#゚;;-゚)W「はい、でも……」

( ・∀・)「でも?」

W(#゚;;-゚)W「顔は、浮かんでたんです。夢の中で、私は一人ぼっちじゃなくて、いつも傍に女の子がいて、それが」

( ・∀・)「体さんの魂だったと?」

W(#゚;;-゚)W「わかりません。わかりませんけど、そうだったらいいな……って」

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 22:39:21.92 ID:yx9Kkge10
( ^ω^)「なんだか凄いはなしだお」

ミセ*゚ー゚)リ「一つの体に入ってる二つの魂が、夢を介して出会ってるわけですか」

(゚、゚トソン「それで、でぃさんはその人の顔から名前をつけるおつもりですか?」

W(#゚;;-゚)W「は、はい! 今頑張って思い出して書いてみます!」 

( ・∀・)「では我々はありとあらゆる手段を使って最高の名前を考えよう!!」


( ^ω^)ξ゚听)ξミセ*゚ー゚)リ「「「おー!」」」


『すいません、なにからなにまで』

( ・∀・)「いいのだよ。我が学園の生徒は等しく皆幸せであるべきだからね」

『……はいっ』

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 22:42:02.00 ID:yx9Kkge10
W(#゚;;-゚)W「じゃあ、戻るよ」

『うん!』

ホワワワワワワン

(#゚;;-゚)W「……ん」 シュウウウウウウウ

(#゚;;-゚)「戻りました。今体の方は疲れて眠ってしまっていますけど、これで絵が描けますっ」

( ・∀・)「うむ、頑張ってくれたまえよ」



――数十分後



(#゚;;-゚)「出来ました!!」

ミセ*゚ー゚)リ「ちょっと見せりー!」

('A`)「そのギャグ、俺達が名前考えてる間に考えてたろ」

ミセ*゚ー゚)リ「うっさい!」

(#゚;;-゚)「こ、こんな感じでした!」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/17(日) 22:44:35.10 ID:yx9Kkge10
勺儲摺醴霾醴髏蠶蠶鸛躔か                    ベ∃壮鎧醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
勺儲靄靄醴醴醴蠶體酌偵Auru山∴          ベヨ迢鋸醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
∃儲霾ヲ露繍蠶髏騾臥猶鬱h  ご笵此∴        ∃f謳廱躔騾蔑薺薺體髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶
ヨ儲諸隴躇醴蠶歎勺尓俎赴        レ      ∴f醴蠶鬪にに     躇躇醴蠶蠶蠶蠶蠶
ヨ鐘諸薩讒蠢欟厂  ベ状抃   【●】 厂      ヨ繍蠶蠶臥に        躇蠶蠶蠶蠶蠶蠶
f罐諸醴蠶蠶歎      マシ‥…ヲ冖ヘ      .∴瀦醴蠶襲j         躇蠶蠶蠶蠶蠶蠶
加罐讒蠶蠶欟厂      f ヘffヘ       ∴f醴醴蠶甑        【●】に  蠶蠶蠶蠶蠶蠶
溷霾醴蠶蠶勸      f  ヘヘ  f       ∴ヨ繍醴蠶蠶鬮に に  庇蠶蠶∴蠶蠶蠶蠶蠶蠶
醴蠶蠶蠶蠶髟      f       f       ベ湖醴醴蠶蠶蠶庇 にに庇蠶蠶蠶.∴蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶欟      f        f         f繍蠶蠶蠶蠶蠶曲ffffffにf蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶歉     f      ヲ 澁畄_迢艪蠶蠶蠶蠶蠶蠶甜川ff∴ ∴∴ff髏蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶髟      f     ヲ  コ醴蠶奴繍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶齡辷f    ∴ff醴蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶鬮か                .ベ苛ザベ繍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶醯己に⊇三介ff醴蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶髏鬮シ      f                 尽慵蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶自辷f躇f鐘f躇蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶醴勸      f                    氾隅髏蠶蠶蠶蠶蠶靦ff雄躍躇f蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶醴訃      f              ∴∴∴沿滋溷醴髏蠶髏髏韲譴f醴蠶蠶f蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶髟      f      _山辷ムf蠡舐鑓躍醯罎體體體驩讎櫑f蠶蠶蠶f蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶a      f    f躍蠶蠶J蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶醯註珀雄醴醴f蠶蠶蠶曲蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶廴      ヲ  f醴蠶欟閇憊體醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶靦錐讒醴蠶曲蠶蠶蠶曲蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶欟シ       ヲ  禰蠶蠶蠢螽螽f醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶躍蠶蠶蠶曲蠶蠶蠶曲蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶監シ          ∵ヴ門夢曠髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶曲蠶蠶蠶曲蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶a     ヲ         ∴シ∃愬嚶髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶f蠶蠶蠶躇蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶診      ヲ     ベ沿u旦以迢u讒醴髏曠醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶f蠶蠶蠶躇髏蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶甑シ    ヲ       .げ隅艪蠶蠶蠶蠶蠶蠢J蠶髏蠶蠶蠶蠶蠶f蠶蠶蠶躇蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶鬮ヒ               ベ状隅髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶曲蠶蠶蠶躇蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠢テ∴              ベ川捍軆髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶曲蠶蠶蠶躇蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶ルシ              ∴∃氾据醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶躇蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶蠢此            ∴⊇以f繙醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶躇蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶蠶ル∠∴  .∴∴∠ヨ旦滋躍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶躇蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶蠶蠶醢山ム沿当u錙躍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶躇蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 22:47:30.91 ID:yx9Kkge10




(゚、゚トソン(; ゚゚ω゚゚)ξ;゚゚听゚)ξミセ;゚゚ワ゚゚)リ(゚゚A゚゚)。o(((((koeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!!!!!!!!!!!!!!!)))))




87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 22:48:15.27 ID:yx9Kkge10
(;'A`)。o(なんだよこれヤベェだろ。人を六人は呪い殺してるでェ……)

ミセ;゚ー゚)リ。o(上手いのか下手なのかは分からないけど、とにかく怖い……)

ξ;゚听)ξ。o(というか何で書いたのかしら……)

(; ^ω^)。o(見た瞬間、一瞬意識がとんだお……)

(゚、゚トソン。o(こんなところもキュートだよでぃたあああああん! でも絵はヤバイ)

( ・∀・)。o(   )←気絶中

(#゚;;-゚)「あ、あれ? もしかして下手すぎました……?」

(; ^ω^)「いや、下手って言うか……」

ξ;゚听)ξ「か、角度がね……」

(#゚;;-゚)「ごめんなさい……絵が苦手で……」

ミセ;゚ー゚)リ「い、いや! 上手いよ! 漫画家(ホラー)になれるくらい!」

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 22:50:50.22 ID:yx9Kkge10
(;'A`)「……よかったら俺が書こうかィ?」

(#゚;;-゚)「え?」

('A`)「こう見えて絵は得意だぜ。特徴さえ話してもらえれば簡単にだが描いてみる」

(#゚;;-゚)「じゃ、じゃあお願いできますか?」

('A`)「うい」

ξ゚听)ξ「……ドクオ、絵が上手いって知ってた?」

( ^ω^)「格好がキモイ妖怪オタクとしか思ってなかったお」

ミセ*゚ー゚)リ「ドクオくんはああ見えて習い事いっぱいさせられてたみたいで」

(゚、゚トソン「ああみえて、あ あ み え て 意外と多才なんですよね」

( ・∀・)「じゃあここは彼に任せよう」←いま、起きた

(#゚;;-゚)「えっと、性別は、女の子でした。顔は中性的っていうか可愛い男の子みたいな表情をする時がありました
    あとは、えーっと……ごめんなさい夢の中ってぼんやりしてて」

('A`)「かまわねェよゆっくりで」

(#゚;;-゚)「あ、あと髪は短めでぴょんぴょんハネてました。
    やさしそうで、つよそうで、凛としてて……ああっ、すいません抽象的になってしまって……」

('A`)「いや、十分だ。こんなもんだろィ」

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 22:53:28.94 ID:yx9Kkge10




从 ゚∀从




95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 23:00:45.21 ID:yx9Kkge10
(#゚;;-゚)「そう、コレです! すごくそっくりです!」

ξ゚听)ξ「へぇ、かわいいじゃない」

( ^ω^)「美人さんだお!」

(゚、゚トソン「……」

(゚、゚トソン。o(【全思考自主規制】)

ミセ*゚ー゚)リ「これで名前も浮かびやすくなりますね!」

( ^ω^)「亞蛮義耶琉怒!!」

ξ゚听)ξ「キャサリン!!」

ミセ*゚ー゚)リ「さちこ!!」

(゚、゚トソン「ベティちゃん!! ねぇこれいいですよね!! ベティちゃんにしましょう、ねぇ!!」

(#゚;;-゚)「あ、あうあう……」

( ・∀・)「コラコラ、ペットの名前じゃないんだぞ。でぃくんも困っているじゃないか。
      ――ところででぃくん、こんな昔話を知っているかい?」

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 23:03:54.42 ID:yx9Kkge10
(#゚;;-゚)「?」

( ・∀・)「――昔々、とても辛いことがあって心が張り裂けてしまいそうな程苦しい思いをした女の子がおりました。
     そこで女の子は自分の心が張り裂けないように鉄の箍で自分の心をがっちりと留めてしまいました。
     それから、女の子の心は痛むことはなかったけれども、代わりに人の気持ちが分からなくなってしまいました」

(#゚;;-゚)「……」

( ・∀・)「しかし、ある日。女の子にとても幸せなことが起こりました。
     それはそれはあまりにも幸せで、女の子の胸の中の箍はパチンと音をたてて次々に外れていきました。
     そうして、すっかり全部外れたとき女の子は元に、いや、元よりも素敵な女性になりましたとさ」

(#゚;;-゚)「……そ」

( ・∀・)「なんだい?」

(#゚;;-゚)「その女の子の名前は……?」

( ・∀・)「……ハインリッヒ。ハインリッヒという名前だよ」

(#゚;;-゚)「ハインリッヒ……」

(゚、゚トソン。o(この流れ……っ!! ベティちゃんが却下されてしまう!! あの糞ハゲがああああ!!
       つまんねぇ講釈たれてるんちゃうぞコラアアアア!!)

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 23:06:33.05 ID:yx9Kkge10

(#゚;;-゚)「……私、決めました。この子の、もう一人の私の名前は、ハインリッヒ。ハインちゃん……」

(#゚;;-゚)「これから……ううん、これからもよろしくね、ハインちゃん!! それと生徒会のみなさん!!」 オナカサスサス

( ^ω^)「こちらこそよろしくだお!!」

( ^ω^)。o(あ、なんかあの構図エロいお……)

( ・∀・)「猫村でぃくん、ハインリッヒくん共に我が生徒会は君達を歓迎するよ」

( ・∀・)。o(ははは、素敵な図だねぇ)

('A`)「まぁ、仲良くしてやってくだせェ」

('A`)。o(なんか……エロいな)

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 23:07:55.72 ID:yx9Kkge10
ξ゚听)ξ「分からないことがあったらなんでも聞きなさいよね!」

ξ゚听)ξ。o(あ、なんか男子に殺意)

ミセ*゚ー゚)リ「同じ一年女子として、学園を盛り上げましょー!」

ミセ*゚ー゚)リ。o(あれ? みょーにイライラする……)

(゚、゚トソン「これからよろしくお願いしますね」

(゚、゚トソン。o(【無理駄目閲覧不可絶対不可視】)


(#゚;;-゚)「はいっ!」


( ・∀・)「それじゃあ我が生徒会メンバーを紹介しようか」



こうして、猫村でぃとハインリッヒは生徒会の一員となりました。



第!廻 おわり

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 23:09:20.40 ID:yx9Kkge10
おまけ 1

ワイワイガヤガヤ

ワタシミセリー! スキナタベモノハネーキムチナベ!!

アトコイツハユキオンナノハーフデー

キャッキャウフフ

(゚、゚トソン「ところで会長、なんであの子を特別推薦枠に?」

(゚、゚トソン。o(普段うだつのあがらないカス置物、その首たぬきの信楽焼きと挿げ替えても生徒会には何の影響もないと思っていた会長だけど
       今日はじめて尊敬しました。こんな可愛い子が来てくれてうれしいよぅ!! はやくミセリちゃんとツンちゃんとでぃちゃんで【以下全部自主規制】したいよおおおお!!)

( ・∀・)「彼女が廊下を歩いているときに、自分が一番不幸だって顔をしていてね」

( ・∀・)「私はそういう人間――妖怪をみるとね……」

(゚、゚トソン「……」


102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 23:10:02.70 ID:yx9Kkge10
( ・∀・)「つい笑顔を見たくなってしまうんだ、はっはっは!」

(゚、゚トソン「そうですか、まさに人間の鑑ですね」

( ・∀・)「そうだろ、そうだろう。さぁ私を尊敬したまえトソンくん」

(゚、゚トソン「あまり調子に乗らないほうがよろしいかと」

( ・∀・)「はっはっは」

(゚、゚トソン。o(……タヌキ野郎が)

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/17(日) 23:15:45.17 ID:yx9Kkge10
おまけ 2
【(#゚;;-゚)】

NAME:猫村でぃ
学年:一年
役職:会計補佐

飛頭蛮とライカンスロープのハイブリット(混血児)
この国では一部の地方都市である【妖霊指定都市】以外は妖怪や幽霊は差別的な扱いを受けることが多かった。
でぃは、指定都市以外の一般都市に中学生まで住んでいたため、学校で酷いイジメを受ける。
それがきっかけで人間不信や醜形恐怖症に陥ってしまう。
高校は妖霊指定都市である美府市の学園に通うことになったが、対人恐怖症が治ることはなかった。
得意科目は社会。苦手科目は体育と英語。絵を描くとなんでもグロかホラーになる感性の持ち主。
昔、一度だけオナニーに挑戦したがパンツ越しで怖くなって止めたことがある。

【从 ゚∀从】

NAME:ハインリッヒ
学年:一年
役職:???

猫村でぃが、飛頭蛮として頭部を飛ばしている際に体に宿る人格。ライカンスロープの血を濃く魂に刻んでいる。
元々はでぃと同体であると思っていたために自らの意思で行動できると思っていなかった。
でぃが悲しむと自分も悲しみ、でぃが苦しむと自分も苦しむ。これが正しいあり方だと考えていた。
基本的に頭部と連結しているとき、意識は寝ている。頭が飛んでくと起きる。
でぃが貧乳なのは実は自分のせいなのではないかと密かに思い悩んでいる。
ガンダムだとGが好き。



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