- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/01(金) 23:13:04.06 ID:2kIxSOLCO
- ( A )「…………」
俺はどうすればいい?
( A )「…………」
俺になにができるんだ?
( A )「…………」
答えは、見つからなかった……。
- 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/01(金) 23:16:37.85 ID:2kIxSOLCO
- 〜('A`)は拾い子のようです〜
第五話『後悔、そして覚悟』
- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/01(金) 23:16:55.31 ID:2kIxSOLCO
- 翌日、俺は学校から真っ直ぐ家に向かった。
ハインさんはもちろん、ジョルジュさんもまだ帰ってきていない。
これはラッキーだった。
俺は『ミセリちゃんを迎えに行ってきます』と置き手紙を残すと、そのまま保育園へと出発した。
- 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/01(金) 23:18:55.68 ID:2kIxSOLCO
- 基本的に毎日ミセリちゃんを迎えに行っている俺を、レモナさんは怪しむことなくミセリちゃんを任せてくれた。
|゚ノ ^∀^)「また明日ねー」
ミセ*゚―゚)リ「せんせーまたねー」
('A`)「それではまた……」
そして俺達は保育園をあとにした。
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/01(金) 23:22:25.56 ID:2kIxSOLCO
- ミセ*゚―゚)リ「ねぇぱぱはー?」
('A`)「ジョルジュさん、今日は用事があるみたいだから、俺一人できたんだよ」
ミセ*゚―゚)リ「そーなんだー」
どうやらミセリちゃんは疑っていないようだ。
俺は少し時間を気にしながら昨日の公園へと向かった。
- 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/01(金) 23:25:37.90 ID:2kIxSOLCO
- ('A`)「もうすぐ6時か……」
昨日の夜、俺はとてつもなく悩んだ。
ジョルジュさんや、ハインにモララーさん……。
とにかく誰でもいいから大人に相談したほうがいいかもしれない。
だが、もし相談したら、みんなの身に危険が及ぶ。
あの男は平気で人を殺せる、そんな目をしていたから。
- 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/01(金) 23:27:44.98 ID:2kIxSOLCO
- 俺は考えた。
十中八九あいつらの目的はミセリちゃんの誘拐、そして身代金の要求、そんなところだろう。
それなら金さえあればミセリちゃんは安全だ。きっと金を払えば返してくれるだろう。
それに、
('A`) (みんなの身を危険に晒すわけにはいけない……)
この思いが強かった。
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/01(金) 23:29:03.69 ID:2kIxSOLCO
- こんな俺を引き取ってくれたんだ、当然の判断だ。
ミセリちゃんは、二人で遊んでいたところをいきなり誘拐されたということにすれば問題ないだろう。
そうすれば俺の責任はグッと軽くなる。
そう、"たまたま一緒にいただけ"なのだから。
- 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/01(金) 23:32:31.28 ID:2kIxSOLCO
- ('A`)「ミセリちゃん、公園で遊んでこっか」
ミセ*゚―゚)リ「うん!」
俺の心は決まっていた。
だが、俺を信用しきっているミセリちゃんを騙すことに、若干罪悪感を感じる。
……大丈夫、きっと身代金目的の誘拐なんだからり
そう自分に言い聞かせる。
- 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/01(金) 23:36:08.76 ID:2kIxSOLCO
- ('A`) (だけど……)
もし、もしミセリちゃんが返ってこなかったら?
万が一のことがあったら?
きっとジョルジュさんもハインさんも悲しむだろう。
その時は俺を実子に……、本当の息子にしてくれるかもしれない。
- 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/01(金) 23:37:56.27 ID:2kIxSOLCO
- ミセ*゚―゚)リ「ドクオおにいちゃん!」
そんなどうしようもないことを考えてると、不意にミセリちゃんから声をかけられた。
('A`)「どうしたの?」
ミセ*゚―゚)リ「これ、おって!」
そう言って差し出されたのは、短い小枝だ。
('A`)「オーケィ、貸してごらん」
ミセリちゃんからその小枝を受け取ると、ポキッという軽い音を発しながらそれを折った。
- 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/01(金) 23:40:33.00 ID:2kIxSOLCO
- ('A`)「はい、これでいいかい?」
ミセ*^―^)リ「ありがと!」
ミセリちゃんは元気にお礼を言うと、
ミセ )リ`)
なんと、ちゅうをしてきた。
- 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/01(金) 23:42:24.54 ID:2kIxSOLCO
- ミセ*^―^)リ
相変わらずミセリちゃんはニコニコしている。
そして、自嘲する。
('A`)「……代わりになれるわけねーじゃん」
こんないい子の代わりが俺なんかに務まるわけがない。
否、ミセリちゃんの代わりなんかこの世に存在しないのだ。
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/01(金) 23:45:32.99 ID:2kIxSOLCO
- 公園の時計が6時を指した。
男達はまだ現れない。
('A`)「やっぱ幻だったのか……?」
そう安堵していると、後ろから声をかけられた。
ミ,,゚д゚彡「おい」
('A`;)「!?」
- 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/01(金) 23:48:27.70 ID:2kIxSOLCO
- 昨日の男だ。
ミ,,゚д゚彡「ちゃんと連れて来たようだな」
そう言うと、おもむろにミセリちゃんを抱き抱えた。
ミセ;゚―゚)リ「ふぇ?」
困惑の声をあげたミセリちゃんを抱えて男は何も言わず公園を出ていこうとしていた。
- 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/01(金) 23:51:36.43 ID:2kIxSOLCO
- ミセ;―;)リ「おろしてぇ! ドクオおにいちゃんたすけてぇ!」
泣き叫ぶミセリちゃん。
('A`)「…………」
俺は何もできず、男の後ろ姿を見ていた。
ミセ;―;)リ「ドクオおにいちゃん! ドクオおにいちゃん!」
- 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/01(金) 23:54:03.68 ID:2kIxSOLCO
- ミセリちゃんが黒のワンボックスカーに乗せられようとしている……。
(;'A`)「クソッ!」
気づけば走り出していた。
男も車に乗り込み、今にも発進としている。
(#'A`)「おらぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
俺は、車の後部の出っ張りにしがみついた。
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/01(金) 23:56:58.98 ID:2kIxSOLCO
- ここで振り落とされたら確実にミセリちゃんを見失ってしまう。
だから必死にしがみついた。
(#'A`)「ぐっ……」
この時初めて神に祈った。
どうか振り落とされませんように、と。
- 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/02(土) 00:00:18.72 ID:2kIxSOLCO
- その後、どれくらい走っただろうか。
そんなに長い時間ではなかったと思う。
しかし、腕にはもうほとんど力が入らない。
(;'A`)「もう駄目か……」
そんな諦めの念が出始めた頃、車はボロボロの廃病院の前で停車した。
- 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/02(土) 00:03:55.41 ID:ltv3QCAOO
- 男が車から降りる前に、俺は車から飛び降りて電柱の陰に隠れた。
車から降りてきたのは、さっきの男の他に、昨日の男二人もいた。
ミセ ― )リ
ミセリちゃんは男の腕の中でぐったりしている。
(;'A`) (ミセリちゃん、絶対助けてやるからな……!)
男達は、俺に気づくこともなく、廃病院の中へと入っていった。
- 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/02(土) 00:05:59.33 ID:ltv3QCAOO
- ここで俺は考えた。
勢いだけでここまで来たが、こっからどうする?
とても俺だけで助けられるとは思えない。
('A`) (誰かに連絡するか?)
いや、第一連絡方法もないし、ここがどこなのかすらわからない。
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/02(土) 00:10:33.77 ID:ltv3QCAOO
- それならただ一つ。
('A`) (俺が犠牲になってもミセリちゃんを救い出す)
もともとは俺が撒いた種。
例え俺がどうなろうとミセリちゃんだけは助け出す。
俺はそう決心すると、覚悟を決めて病院の入口へと向かった。
- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/02(土) 00:10:53.53 ID:ltv3QCAOO
- ('A`) (鍵は開いてるな)
とりあえず安心した。
鍵が掛かっていたらそれこそお手上げだ。
俺は靴を脱ぐと、足音をたてないように中を目指した。
- 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/02(土) 00:13:37.11 ID:ltv3QCAOO
- 入口から入ったすぐそこは、当然ロビー。
スプリングが飛び出し、錆び付いてしまっている椅子がいくつもあった。
受付らしいカウンターもホコリまみれになっている
また、中は外とは別世界のように暗い。
……いや、廊下の突き当たりに一筋の光が見える。
- 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/02(土) 00:16:33.03 ID:ltv3QCAOO
- 俺は、息を殺して壁沿いににその光のほうへ歩いていった。
どうやら光源は、廊下の突き当たりの部屋のようだ。
そっと中を覗くと、三人の男が椅子にもたれ掛かっている。
('A`) (ミセリちゃんは……!)
いた。
ベッドの上に寝かされているみたいだ。
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/02(土) 00:19:44.06 ID:ltv3QCAOO
- ( ´_ゝ`)「……、…………
」
(´<_`;)「……、………!」
<ヽ`∀´>「……………」
男達は小声で話していて、俺の気配に気づいている様子はない。
俺は額を流れる汗を拭った。
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/02(土) 00:22:42.04 ID:ltv3QCAOO
- ('A`) (よし、あいつらがミセリちゃんから目を離したスキに……)
運動なら自信がある。
ある程度の距離ならミセリちゃんを抱いて走れるはずだ。
('A`) (………ん…?)
そこで俺はある異変に気づいた。
(;'A`) (いない……!)
そう、ミセリちゃんをさらった張本人がいないのだ。
そう思った瞬間、俺は首根っこを掴まれ、持ち上げられた。
- 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/02(土) 00:24:50.04 ID:ltv3QCAOO
- ('A`;)「っ……!」
ミ,,゚д゚彡「おい、ガキが紛れ込んでるぞ」
<ヽ`∀´>「アヤ!?」
( ´_ゝ`)「お、この間のガキじゃねーか」
(´<_` )「どっからここに来たんだ?」
……迂闊だった。
もうちょっと冷静だったらこの男がいないことくらいすぐに気づけたのに。
- 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/02(土) 00:27:38.30 ID:ltv3QCAOO
- (;'A`)「ウグッ」
床の上に放り投げられた俺を、男達はニヤニヤしながら見ている。
<ヽ`∀´>「このガキどうするニダ? 不法侵入で謝罪と賠償を要求するニダか?」
(´<_`; )「ニダーそれは違うと思うぞ?」
( ´_ゝ`)「ま、知られたからには生きて帰すわけにはいかないんだがな」
ミ,,゚д゚彡「だな」
('A`;) (クソッ、いったいどうするつもりだよ……!)
- 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/02(土) 00:29:55.45 ID:ltv3QCAOO
- 多分俺は殺されるだろう。
だが、せめて男達を睨みつけた。
('A`#)「…………」
( ´_ゝ`)「お、いい度胸してやがる」
男は、俺の胸ぐらを掴み軽々と持ち上げた。
そして、空いた手でポケットから、
( ´_ゝ`)「いっぺん死んどくか?」
鈍色に輝くナイフを取り出した。
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/02(土) 00:33:30.19 ID:ltv3QCAOO
- そしてそのナイフを、俺の眉間を狙ってゆっくりと近づけてきた。
('A`#)「…………!」
だが俺は男の顔から目を離さなかった。
そしてその一方で、俺は自分のしたことを後悔していた。
- 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/02(土) 00:36:25.09 ID:ltv3QCAOO
- 悪事をした者には天誅が下る。
まさに今の自分だった。
ごめんなさいジョルジュさん。
ごめんなさいハインさん。
ごめんなさいミセリちゃん……。
- 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/02(土) 00:38:49.46 ID:ltv3QCAOO
- そうだ、ミセリちゃん。
ミセリちゃんは何も悪いことはしていない。
だが次はミセリちゃんも同じ目にあうかもしれないのだ。
明日はミセリちゃんの誕生日。
三人で一緒に過ごしてほしい。
……俺はまだ諦めるわけにはいかないのだ。
- 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/02(土) 00:40:38.55 ID:ltv3QCAOO
- 俺は思いっ切り背中を反る。
そして、その反動でそのまま男の鼻面にヘッドバッドをかました。
('A`#)「おらぁぁぁ!!!!」
( ;´_メ`)「あでっ!」
男が手を離した。
そして、地面に着地した瞬間、男の股間を蹴りあげた。
( ゚_メ゚)「フォウ」
(´<_`;)「あ、兄者!」
- 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/02(土) 00:42:26.39 ID:ltv3QCAOO
- そして、男達が動き出すより速く、先程叫んだ足元目掛けてタックルする。
(´<_`; )「あたっ」
男は尻餅を着いたその時、その顔面をサッカーボールのようにに蹴った。
(メメ<_メ メ)「ぐべらっ」
- 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/02(土) 00:46:01.55 ID:ltv3QCAOO
- 俺は駆け出し、ミセリちゃんを抱き抱える。
ミセ*- -)リ「………」
ミセリちゃんは気を失っているようだが、そのままま猛ダッシュする。
<#ヽ`∀´>「待つニダ!」
待てと言われて待つヤツはよっぽどの馬鹿か頭がスカスカなヤツしかいない。
どちらでもない俺は、その怒声を無視して出口をを目指した。
- 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/02(土) 00:47:27.13 ID:ltv3QCAOO
- だが、現実は漫画のように上手くはいかない。
10歳且つミセリちゃんを抱えて走る俺は、あっという間に追い付かれてしまった。
男達に囲まれる俺。
(゚A゚#)「来るなら来いや! 全員ぶっ殺してやる!」
俺はもうミセリちゃんを守ることで頭が精一杯だった。
ミ#,,゚д゚彡「いつまでも図に乗ってんじゃねぇぞクソガキ!」
俺は右頬を殴りつけられると、勢いよく壁際まで吹っ飛ばされた。
- 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/02(土) 00:49:24.26 ID:ltv3QCAOO
- 俺は反射的にミセリちゃんを抱きしめた。
(メ A )「ぐっ……!」
ミセリちゃんを見る。
ミセ*- -)リ
大丈夫、傷一つないようだ。
俺は壁を背にして、ミセリちゃんを守る体勢をとる。
- 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/02(土) 00:52:20.73 ID:ltv3QCAOO
- ミ#,,゚д゚彡「手間取らせやがってこんガキャぁ……」
(メ'A`#)「どんなもんじゃぁい!」
( _ゝ )「俺のおいなりさんが……俺のたまたまさんが……」
<#ヽ`∀´>「賠償を請求するニダ!」
(メメ<_メ メ)「大丈夫? 俺のイケてるフェイス傷付いてない?」
ミ;,,゚д゚彡「ちょっとお前ら黙ってろ」
- 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/02(土) 00:52:44.27 ID:ltv3QCAOO
- ミ,,゚д゚彡「追いかけっこもここまでだ……。どうだ、楽しかったか?」
(メ'A`##)「んだとコラァ!」
ミ,,゚д゚彡「どうも威勢だけはいいみてぇだな……。さ、お姫様を返してもらおうか」
(メ'A`##)「寝言は永眠してから言いやがれ! ミセリちゃんに手ぇ出したら呪い殺すからな!」
ミ;,,-д-彡「はぁ……、これだからガキは好かないんだよなぁ……」
男はそっと懐に手を伸ばす。
取り出したのは―――
ミ,,゚д゚彡「鉛玉くれてやろうか?」
―――黒光りする悪魔の凶器だった。
- 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/02(土) 00:54:52.58 ID:ltv3QCAOO
- ('A`;)「ッ…………!」
さすがに俺もビビってしまった。
だがそれも一瞬。
すぐまた睨み返す。
(メ A ) (俺が撃たれたら大きな銃声がする……。きっと誰かが気づいてくれるだろう……)
俺は、覚悟を決めた。
- 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/01/02(土) 00:57:05.14 ID:ltv3QCAOO
- ミ,,゚д゚彡「それじゃあくたばりな」
パァン!
乾いた音が病院内にこだました……。
第五話『後悔、そして覚悟』終
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