- 3 名前: ◆07i/WpNp2k 投稿日:2009/09/02(水) 22:42:00.86 ID:AFg6xuAQ0
○登場人物紹介
('A`) ドクオ
VIP国出身。
婚約者クーとの結婚をクーの父親に認めてもらうため、エレメントマスターを目指して旅をしている。
川 ゚ -゚) クー
ドクオの婚約者。
VIP国騎士団所属。
ノパ听) ヒート
クーの姉。
VIP国騎士団副団長。
(`・ω・´) シャキン
クーとヒートの父親。
VIP国騎士団団長。
(´・ω・`) ショボン
シャキンの弟。クーとヒートの叔父。
バーボンハウス『ショボン』を経営する。
从 ゚∀从 ハインリッヒ
ラウンジ国在住の精霊博士。
守護精霊に詳しい。
- 4 名前: ◆07i/WpNp2k 投稿日:2009/09/02(水) 22:44:20.29 ID:AFg6xuAQ0
○精霊・妖精紹介
ミセ*゚ー゚)リ ミセリ
風の精霊。風の守護精霊の分身。
羽の生えた妖精のような姿で、かすかに緑色の光を放っている。
(゚、゚トソン トソン
水の精霊。水の守護精霊の分身。
水色のドレスを着た人間の女性のような姿で、かすかに青い光を放っている。
( ФωФ) ロマネスク
火の精霊。火の守護精霊の分身。
猫顔猫耳で貴族のような服を着ており、かすかに赤い光を放っている。
( ^ω^) ブーン
導きの妖精。
白い体の小人のような姿をしている。
ドクオをエレメントマスターにするために協力する。
- 5 名前: ◆07i/WpNp2k 投稿日:2009/09/02(水) 22:46:25.29 ID:AFg6xuAQ0
○用語説明
・エレメントマスター
全ての守護精霊と契約を結び、その力を手に入れた者の称号。
VIP国では英雄視されるが、今までにエレメントマスターになった者はほとんどいないらしい。
・エレメントルーン
成長と共に、この紋様が体に浮かび上がる者がいる。
VIP国では『悪魔の紋』と呼ばれ、これを持つものは『悪魔の子』として忌み嫌われる。
しかし、実はエレメントマスターになれるのはエレメントルーンを持つ者だけらしい。
・守護精霊
世界のどこかに、『火』『水』『風』『土』『光』『闇』の6体の守護精霊がいると言われる。
その試練を乗り越え契約を結ぶと、その力を借りて魔法を使うことができる。
・精霊
守護精霊と契約を結ぶと、その分身体である精霊が仲間に加わる。
術者は、この精霊を介して守護精霊の力を使うことができる。
※この分身体の精霊を指して『守護精霊』と呼ぶこともある。
・導きの妖精
エレメントルーンを持つ者をエレメントマスターに導くことが使命であるらしい。
- 7 名前: ◆07i/WpNp2k 投稿日:2009/09/02(水) 22:50:50.43 ID:AFg6xuAQ0
('A`)「ファイアボール!」
ドクオの放った火の玉が魔物を黒コゲにする。
(;'A`)「ふぅ…やっと片付いたか」
(;^ω^)「それにしても、山に入ってから急に魔物が多くなってきたおね…」
( ФωФ)「人里から離れた山中には魔物が住み着きやすいのある」
(゚、゚トソン「VIPやニューソクなどの大きな国の近くでは、魔物は騎士団などの手で討伐されていますからね」
ドクオたちはニューソクを出発して南東の方角へ向かっていた。
このあたりは険しい山が連なり、強力な魔物がひしめいていた。
『ファイアボール』や『ウィンディブレード』を駆使して撃退していたが、ドクオの体力は確実に奪われていった。
('A`)「次の守護精霊がいるのは、この山を越えた向こうみたいだ」
('A`)「なんとか山を越えるしかないな」
- 8 名前: ◆07i/WpNp2k 投稿日:2009/09/02(水) 22:52:55.02 ID:AFg6xuAQ0
ようやく山を越えると、ドクオはひとつの村を見つけた。
('A`)「やっとゆっくり休めそうだな…」
村はひっそりと静まりかえっていた。
ミセ*゚ー゚)リ「やけに静かね。誰もいないのかな?」
(゚、゚トソン「とにかく、人がいないか探してみましょう」
村を探して回ると、ほどなく良く似た兄弟と思われる二人の男を見つけた。
そこは墓場のようだった。
( ´_ゝ`)「父者…俺たちもすぐに行くと思うから、待ってろよ」
(´<_` )「兄者…縁起でもないこと言うなよ」
( ´_ゝ`)「だが、事実だろう?」
(´<_` )「まあ、このままなら確実にそうなるだろうけどな…」
- 9 名前: ◆07i/WpNp2k 投稿日:2009/09/02(水) 22:54:22.84 ID:AFg6xuAQ0
('A`)「あ、あの…」
( ´_ゝ`)「ん、旅の人か?珍しいな」
('A`)「すみません、お話聞かせていただきました」
('A`)「お父上が亡くなられたとのことで…ご愁傷様です」
( ´_ゝ`)「ああ…ここのところ、ろくなもの食べてなかったからな」
(´<_` )「この村が滅びるのも、時間の問題かもしれないな」
( ´_ゝ`)「ところで、こんな辺境の村に何か用か?」
('A`)「あ…えっと、俺はVIP国から来たドクオっていいます」
('A`)「この近くに遺跡のような場所はありませんか?」
(´<_` )「ああ、それなら南にあるニーソク遺跡だな」
( ´_ゝ`)「ニーソク帝国にあんなことがなければ、俺たちももっと豊かな暮らしをしてただろうな…」
(´<_` )「兄者、それは言わない約束だ」
- 10 名前: ◆07i/WpNp2k 投稿日:2009/09/02(水) 22:56:18.80 ID:AFg6xuAQ0
('A`)「それは、どういうことですか?」
( ´_ゝ`)「俺たち、この村の者は皆、ニーソク帝国の民の生き残りなんだ」
( ´_ゝ`)「でも、100年ほど前、ニーソクを大地震が襲ってな」
( ´_ゝ`)「そのときになんとか生き残った俺たちの先祖が、ここに村を作ったんだが…」
( ´_ゝ`)「ここは見ての通り草木もろくに生えない不毛の土地だ」
( ´_ゝ`)「細々と暮らしてきたが、村も徐々に小さくなってご覧の有様だよ」
(´<_` )「特に今年は雨が少なくて、農作物の収穫も少なかったからな…」
('A`)「なるほど…」
( ´_ゝ`)「もしニーソク遺跡に行くなら、今日はうちでゆっくり休んでいくといい」
(´<_` )「ろくな食べ物は出せないけどな…」
('A`)「すみません、ありがとうございます」
- 11 名前: ◆07i/WpNp2k 投稿日:2009/09/02(水) 22:58:20.81 ID:AFg6xuAQ0
その夜、ドクオは考えていた。
('A`)「兄者さんに弟者さん、自分たちが食べるものにも困ってるのに、俺に食事を振舞ってくれて…」
('A`)「でも、この村はこのままじゃ滅びてしまう…」
('A`)「俺に、何かできることはないのか…?」
( ФωФ)「ドクオ…それは難しいのである」
( ФωФ)「この地は植物の育ちにくい不毛の土地であるから、人が住み続けるには厳しいのである」
(゚、゚トソン「この村の衰退を避けることはできないでしょうね」
(;^ω^)「そんな…兄者と弟者がかわいそうだお…」
ミセ*゚ー゚)リ「んー、何もできることがないんだったら、今は次の守護精霊のことだけ考えようよ」
ミセ*゚ー゚)リ「もしかしたら、ニーソク遺跡に何か解決の糸口があるかもしれないよ!」
(゚、゚;トソン「それはものすごいポジティブ思考ですね…」
('A`)「…そうだな、とにかくニーソク遺跡に行ってみよう」
- 12 名前: ◆07i/WpNp2k 投稿日:2009/09/02(水) 23:01:21.27 ID:AFg6xuAQ0
次の日。
ドクオは、村の南にあるニーソク遺跡に来ていた。
(;'A`)「これは…何ていうか、ひどいな」
ミセ;゚ー゚)リ「つわものどもが夢の跡って感じだね…」
そこは、かつてはさぞ栄えたであろう都市の面影を残しながらも、
大地震と長い年月による風化で無残な姿を晒していた。
('A`)「うーん…ロマネスクの力を借りて見た場所はここで間違いなさそうだけど…」
('A`)「どこを探したらいいんだろう…」
( ФωФ)「やはり、こういう場合はあの『城』を探すのがセオリーなのである」
遺跡の中央には、さぞ立派だったであろう『城』の跡が佇んでいた。
('A`)「…そうだな、行ってみるか」
- 13 名前: ◆07i/WpNp2k 投稿日:2009/09/02(水) 23:04:20.30 ID:AFg6xuAQ0
('A`)「うーん…城とはいっても、もうほとんど風化しちゃってるし、怪しいところはないな…」
( ^ω^)「ドクオー!こっちに階段があるお!」
(゚、゚トソン「なるほど、地下室ですね」
階段を下りると、そこは聖堂のような場所だった。
地下にあったせいか、地上ほどは劣化しておらず、かろうじて祭壇のようなものも確認できた。
('A`)「ここはおそらく聖堂か何かだったんだろうな…」
ドクオが祭壇に触れると、まばゆい光が視界を覆った。
(;'A`)「うわっ!」
そして、ドクオはそのまま気を失った。
(;'A`)「あれ…ここは?」
- 15 名前: ◆07i/WpNp2k 投稿日:2009/09/02(水) 23:07:16.56 ID:AFg6xuAQ0
ドクオが気付くと、目の前には気を失った聖堂の光景が広がっていた。
ただし、滅びた遺跡の地下にあった『聖堂』ではなく、明らかに同じ場所だが朽ちていない綺麗な『聖堂』である。
また、そこに自分がいる感覚はなく、映像だけが頭に流れ込んできている感覚だった。
そして、祭壇の前で、二人の人物が話をしていた。
( ><)「お兄ちゃん、このニーソク帝国の規模は大陸でも最大クラスなんです!」
( <●><●>)「そうですねビロード、皇帝である私は多くの民の生活を預かっているのはわかってます」
( <●><●>)「だからこそ、この帝国の繁栄を守っていかなくてはなりません」
( ><)「ニーソクが衰退することなんてありえないんです!」
( <●><●>)「そうですね、そう願いたいところですが…」
('A`)「これは一体…」
- 16 名前: ◆07i/WpNp2k 投稿日:2009/09/02(水) 23:10:22.96 ID:AFg6xuAQ0
すると、ドクオの頭の中に声が響いてきた。
???「ドクオ、ここは約100年前の、滅びる前のニーソク帝国です」
('A`)「ああ、それは薄々気付いてたよ。…あんた誰だ?」
???「私は『土の守護精霊』の代理の、案内役です」
???「知っての通り、ニーソク帝国はこの後、大地震に襲われて滅びることになります」
???「ですが、あなたが望むなら、その大地震が起こらないようにすることもできます」
('A`)「本当か!?」
('A`)「…大地震が起こらなければ、兄者さんたちも苦しい生活をしなくて済むんだよな…」
???「全てはあなたの選択に委ねられています」
???「どうしますか?大地震を阻止しますか?」
('A`)「ああ、是非そうしてくれ」
- 17 名前: ◆07i/WpNp2k 投稿日:2009/09/02(水) 23:13:40.13 ID:AFg6xuAQ0
???「…わかりました、それでは大地震は起こらないことにしましょう」
すると、フっとドクオの目の前が暗くなった。
次の瞬間、ドクオの目にはまた別の場所が映っていた。
('A`)「あれ、ここは…VIPか?」
('A`)「でも微妙に違うような…」
???「ここは約90年前のVIP国です」
('A`)「なるほど…ん?」
(;=゚ω゚)ノ「たたた大変だょぅ!何か攻めてきたょぅ!」
(#><)「この国は我がニーソクの領土になるんです!お前らみんな邪魔だから死ねばいいんです!」
(#><)「お兄ちゃんがいない今、新しい皇帝となったボクがニーソクの領土を広げるんです!」
新皇帝ビロードが率いるニーソクの軍は、VIPの街に火を放ち、人々を殺し、あっという間に占領してしまった。
(;'A`)「あ…ああ…」
- 19 名前: ◆07i/WpNp2k 投稿日:2009/09/02(水) 23:16:41.25 ID:AFg6xuAQ0
???「あなたの選択によって滅びなかったニーソクは、やがてVIP国を侵略しました」
???「その後、ニーソクはさらに勢力を広げ、世界中が恐怖政治に脅かされることになります」
???「その結果が、あなたの望む世界ですか?」
(;'A`)「そんな…そんな結果、俺は望んではいない…」
(;'A`)「俺は…俺の選択は、間違っていたのか…?」
???「ドクオ…もう一度だけチャンスをあげます」
???「…どうしますか?大地震を阻止しますか?」
('A`)「そんな…どっちを選んでも悲劇じゃないか…」
('A`)「そりゃ、VIPが滅亡して帝国の恐怖政治に脅かされる世界なんてまっぴらだけど…」
('A`)「俺の選択で、ニーソクが滅びるなんて…」
('A`)「兄者さん…弟者さん…」
- 20 名前: ◆07i/WpNp2k 投稿日:2009/09/02(水) 23:19:13.49 ID:AFg6xuAQ0
???「…では、質問を変えます」
???「あなたは、あの大地震にどのような意味があると思いますか?」
('A`)「意味…?」
('A`)「…」
('A`)「…!まさか、あの大地震は、世界を侵略しようとしていたニーソクに対する神の怒りとか…?」
???「それはちょっと違います」
???「神の意思など、我々にわかるはずもありません」
???「いいですか?あの大地震は、自然の、大地の選択なのです」
('A`)「…!」
???「人は、自然災害の前に為す術を持ちません」
???「太古の昔から、そういった自然の選択を繰り返してきた結果として、今の世界があるのです」
- 22 名前: ◆07i/WpNp2k 投稿日:2009/09/02(水) 23:22:24.07 ID:AFg6xuAQ0
???「災害を防ぐことで、一時的に人の命を救うことはできるかもしれませんが…」
???「その結果待っているのが望ましい世界だとは限らないのです」
???「大地の営み、それは自然の選択を受け入れ、見守ることです」
???「何があっても、大きな心で受け入れる…それが『大地の心』です」
('A`)「そうか…そうだったんだ…」
('A`)「俺は…俺は、そんなこともわからずに…」
('A`)「…」
('A`)「…これが、『土の守護精霊』の試練か?」
('A`)「だったら、俺は不合格だよな…」
???「…」
すると、ドクオの視界は闇に包まれた。
- 23 名前: ◆07i/WpNp2k 投稿日:2009/09/02(水) 23:25:19.11 ID:AFg6xuAQ0
('A`)「…ここは…」
ドクオが気がつくと、ニーソク遺跡の地下の、朽ちかけた聖堂にいた。
目の前には、かすかに黄色い光を放つ小人がいた。
その小人は、大きさといい真っ白の体といい、ブーンとよく似ていた。
しかし、ブーンと違い、ロマネスクと同じく猫のような耳を生やしていた。
( ´∀`)「はじめましてモナ」
( ´∀`)「僕は『土の精霊』モナーだモナ」
( ´∀`)「『土の守護精霊』は、君と契約を結ぶモナ」
('A`)「え、どうして…だって俺は…」
( ´∀`)「土の守護精霊は、最初から君と契約するつもりだったモナ」
( ´∀`)「あの試練で、君が大事なことに気付いてもらえれば、それでいいモナ」
( ´∀`)「君が土の守護精霊と契約すること…それも、自然の選択だモナ」
- 25 名前: ◆07i/WpNp2k 投稿日:2009/09/02(水) 23:28:22.30 ID:AFg6xuAQ0
('A`)「そうか、ほっとしたよ。ありがとう」
('A`)「でも、自然に選ばれたってことは…それだけ、責任が重いってことだな」
( ´∀`)「そういうことだモナ」
( ´∀`)「君はこれから、自分の力で引き起こすことの結果を、重く受け止める必要があるモナ」
( ´∀`)「例えそれがどんな結果であっても…」
('A`)「ああ…」
ミセ*゚ー゚)リ「モナーも仲間に加わったし、とりあえず村に戻ろうよ!」
('A`)「そうだな…」
('A`)「でも、兄者さんたちと顔を合わせるの、気が重いな…」
('A`)「…」
- 26 名前: ◆07i/WpNp2k 投稿日:2009/09/02(水) 23:31:24.52 ID:AFg6xuAQ0
ドクオは村に戻った。
( ´_ゝ`)「おかえり。あんたの目的は果たせたか?」
('A`)「はい、おかげさまで。ありがとうございます」
(´<_` )「そうか、それはよかった」
('A`)「…」
('A`)「モナー…畑の土質を、少し変えてやるような魔法はないか?」
(;´∀`)「え?畑の土くらいならなんとかなるけど…」
('A`)「それからトソン…雨を降らせるような魔法はあるかな?」
(゚、゚トソン「局所的に小さな雨雲を作ることくらいならできますよ」
('A`)「…俺は、この村を滅亡から救うなんていう、たいそうなことをしようとは思わない」
('A`)「でも、俺の動かせる範囲の力で、お世話になった人たちにだけでもお礼がしたいんだ」
- 27 名前: ◆07i/WpNp2k 投稿日:2009/09/02(水) 23:34:24.51 ID:AFg6xuAQ0
('A`)「…それくらいは、いいよな?モナー」
( ´∀`)「…」
( ´∀`)「そうモナね。その結果を受け入れる覚悟があるなら、ドクオの好きなようにするといいモナ」
('A`)「ありがとう…」
ドクオは、村の畑の土質を、少しだけ農作物が育ちやすいものにする魔法をかけた。
また、小さな雨雲を作り出し、畑に雨を降らせた。
(;'A`)「ふぅ…」
('A`)「これで、少しは収穫も増えると思います」
( ´_ゝ`)「おお…あんたは、この村の救世主だ!」
(´<_` )「ありがとう、ありがとう…」
('A`)「…兄者さん、弟者さん。俺に手を貸せるのは、目先の一時的なものにすぎません」
('A`)「その後は、あなた方の力で、村の行く末を決めてください」
- 28 名前: ◆07i/WpNp2k 投稿日:2009/09/02(水) 23:37:19.77 ID:AFg6xuAQ0
( ´_ゝ`)「…」
(´<_` )「兄者、ドクオの言うとおりだ…」
(´<_` )「俺たちはこの先、自分達で村のことを決めていかないといけないよ…」
( ´_ゝ`)「…ああ、そういう時期が来てるのかもな…」
( ´_ゝ`)「今はまだこの地を離れることはできないけど…」
( ´_ゝ`)「整理がついたら、もっと肥沃な土地に移住することも考えないとな」
(´<_` )「ありがとう、ドクオ。あんたは俺たちに大事なことを気付かせてくれたよ」
('A`)「いえ、俺は一食一飯の恩を返しただけですよ」
('A`)「それじゃあ、俺はもう行きますね」
( ´_ゝ`)「ああ、気をつけてな」
- 30 名前: ◆07i/WpNp2k 投稿日:2009/09/02(水) 23:40:32.58 ID:AFg6xuAQ0
ミセ*゚ー゚)リ「あの村、持ち直すといいねー」
( ^ω^)「兄者と弟者なら、きっと大丈夫だお!」
( ФωФ)「彼らには、最初に会ったときより、生きる希望のようなものが感じられたのである」
('A`)「ああ…」
(゚、゚トソン「それでは、次の目的地を調べましょうか」
('A`)「そうだな。モナー、よろしく頼むよ」
( ´∀`)「了解モナ」
('A`)「…」
( ^ω^)「…」
( ´∀`)「…」
- 31 名前: ◆07i/WpNp2k 投稿日:2009/09/02(水) 23:43:18.88 ID:AFg6xuAQ0
('A`)「…これは…塔か…?」
( ^ω^)「僕は北東から力を感じるお!」
('A`)「よし、それじゃあ次は北東だな」
('A`)「この先、何が待ち受けているのか…」
('A`)「俺は、何が起きても受け入れられるのか…?」
('A`)「…」
('A`)「…考えてもしょうがない、行こう!」
〜 ('A`)はエレメントマスターを目指すようです 第6話 fin 〜
To be continued....
戻る 次へ