( ^ω^)ブーンたちは逃走するようです

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 20:43:02.92 ID:W8aEyEkwO







( ^ω^)ブーンたちは逃走するようです Game.5 決闘

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 20:45:03.25 ID:W8aEyEkwO
( ゚∋゚)「…そろそろ福袋を貰いに行くとするか」

( ゚∋゚)「いつミッション2が始まっても、おかしくないしな」

( ゚∋゚)「ミッション2前には、福袋を手に入れておきたいしな」

( ゚∋゚)「さすがにミッション2始まってからじゃあ、遅すぎるし」

( ゚∋゚)「今なら少し間をあけたから、他の参加者ともかち合う可能性も低いしな」






タッタッタッタッタッタッ

( ゚∋゚)「!!!」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 20:47:02.86 ID:W8aEyEkwO
一ニ三( ФωФ)

( ゚∋゚)「おっ、また面白い"おもちゃ"がやってきたな」

( ゚∋゚)「…少し遊ぶか」

( ゚∋゚)「伝説と遊ぶなんて、なんという贅沢…ッ」






( ^∋^) ニィィ…

( ^∋^)「来いよ、"Mr.パーフェクト"」

( ФωФ)「…ほぅ、我が輩の2つ名を知っているのに逃げないのか」

( ФωФ)「我が輩と戦う選択をした事を、後悔させてやる」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 20:49:02.59 ID:W8aEyEkwO
( ゚∋゚)「まずは、お手並み拝見といきますか」

そう言うと、クックルは相手の力量を見るために、左ジャブをロマネスクの顔に向けて放つ。

( ゚∋゚)つ
シュッ

風切り音がなり、一般人なら認識するのも不可能な一撃だった。

しかし、その左ジャブは、ロマネスクを捕らえる事はなかった。
ロマネスクは、クックルの放った左ジャブを前方に身を沈めて避け、
カウンター気味に右フックを腹めがけて打ち込んだ。

が、当たる寸前にクックルはバックステップで距離をとる。

この1連の動作で2人は同じ感想を持った。

( ゚∋゚)(こいつ…できる!)(ФωФ )

その瞬間に寒気がするほどの視線が2人を貫いた。


( ゚∋゚)「!!!」(ФωФ )

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 20:51:04.50 ID:W8aEyEkwO
2人はその視線の先には…

N| "゚'` {"゚`lリ

阿部がいた。

N| "゚'` {"゚`lリ「良い雄の匂いをたどってきたら、こんな面白い事に行きつくとは…」

N| "゚'` {"゚`lリ「ロマネスクよ、そいつを俺に譲ってくれないか?」

( ФωФ)「…」

N| "゚'` {"゚`lリ「そいつは、俺と同じ匂いがする…。
         ロマネスク、お前の目的は全員捕まえる事だろ?」

( ФωФ)「…そうなのである」

N| "゚'` {"゚`lリ「こいつと俺は、少し違う…。
         遊びながら、このゲームをクリアしようとしているんだ…。むしろ、遊び優先っと言っても過言じゃない」

N| "゚'` {"゚`lリ「なぁ、そうだろ?クックル??」

( ^∋^) ニコヤカ

( ^∋^)「オレは、どっちでも良いぜ。どちらもオレを楽しませてくれそうだし」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 20:53:03.86 ID:W8aEyEkwO
( ФωФ)「…しょうがない、譲るのである」

( ФωФ)「しかし、約束してほしい」

( ФωФ)「必ず、クックルを捕まえると」

N| "゚'` {"゚`lリ「まかせてくれ」

( ФωФ)「我が輩は、他の獲物を探しに行ってくる」

N| "゚'` {"゚`lリ「…さて、クックル」

N| "゚'` {"゚`lリ「俺と遊ぼうか?」

( ^∋^)「もちろんだとも…」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 20:55:05.27 ID:W8aEyEkwO
N| "゚'` {"゚`lリ「どちらかが負けを認めるか気を失うまでの勝負でいいな?」

( ゚∋゚)「あぁ、それで良い。オレが負けを認めれば、捕まる。
     アンタが負けを認めれば、オレを見逃す」

N| "゚'` {"゚`lリ「わかった」

( ^∋^) ニィィ…

( ^∋^)「それじゃあ…」

N| "゚'` {"゚`lリ「始めようか…」





( ^∋^)「来いよ、戦闘狂」

N| "゚'` {"゚`lリ「お前もだろ」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 20:57:05.03 ID:W8aEyEkwO
( ゚∋゚)「さて、アンタが、ロマネスクよりも強いか見せてもらうぞ」

そう言うと、クックルはロマネスクの時と"同様"に左ジャブを阿部の顔面めがけて放った。

( ゚∋゚)つ
シュッ

阿部は、ロマネスクと"同様"に前方に身を沈めて避けた。

N| "゚'` {"゚`lリ「おいおい、それはさっきと同じだろ?」

N| "゚'` {"゚`lリ「アンタがそうするなら…」

そう言うと同時に、またロマネスクと"同様"に右フックをクックルの腹めがけて打ち込んだ。

( ^∋^)「知っている。なんせ、その右フックを誘うための"布石"…ッ!」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 20:59:03.10 ID:W8aEyEkwO
そう言って、クックルは阿部の右フックを身体を後方に一歩下がってかわし、
さっきまでの様子見のジャブとは違う渾身の右ストレートを阿部の顔面に放った。

( ゚∋゚)つ
シュン

阿部は、右フックを放ってクックルがさっきと"同様"にバックステップで避けると思いこんでいた…

N| "゚'` {"゚`lリ「ちっ…!」

端から見れば、クックルの渾身の右ストレートをモロに受けたように見えた。

( ゚∋゚)「!?」

クックルの右ストレートは顔面を捕らえていたが、いつもと感触が違っていた。
いつもと感触が違う事に気付いた瞬間に、バックステップをして距離を取った。

N| "゚'` {"゚`lリ「ギリギリ間に合ったな…」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 21:01:04.91 ID:W8aEyEkwO
N| "゚'` {"゚`lリ「首を当たる瞬間にひねったのが、成功したな」

N| "゚'` {"゚`lリ「あの右ストレートは見事だな…」

( ゚∋゚)「…裏までかいて放って、ダメージがほぼないのにか?」

N| "゚'` {"゚`lリ「偶然だ、偶然」

( ゚∋゚)「…うれしい事だな」

( ^∋^)「偽物じゃねぇ。
     ロマネスク並みの強さだな」

N| "゚'` {"゚`lリ「あの"Mr.パーフェクト"並みと褒めて貰えるとは、うれしい事を言うじゃないか」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 21:03:02.80 ID:W8aEyEkwO
不意にどちらも話をしなくなった。

( ゚∋゚)「…」

N| "゚'` {"゚`lリ「…」


2人は待っている。

次に戦う瞬間の合図を。

風が通り越し、VIPランドの歓声が少しずつ遠のいていく。





ピリリリリ、ピリリリリ

( ゚∋゚)「!!!」N| "゚'` {"゚`lリ

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 21:05:04.29 ID:W8aEyEkwO
クックルの携帯が鳴った瞬間に、2人は走りだした。
はじめに仕掛けたのは、またクックルだった!

クックルは、様子見ではない本気のジャブを数発放った。

( ゚∋゚)つ
シュン

阿部は、バックステップで距離を置きつつ、腕を当てて軌道をずらそうとする。

N| "゚'` {"゚`lリ「…ちっ」

N| "゚'` {"゚`lリ「軌道をずらそうと、掠っただけで皮膚が削られるとは…ッ」

N| "゚'` {"゚`lリ「なんという馬鹿力…」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 21:07:07.14 ID:W8aEyEkwO
クックルの攻撃は止むことなく、阿部に降りそそぐ。

( ゚∋゚)つ
シュン

N| "゚'` {"゚`lリ(左ローキック、右フック、左ジャb…くっ、フェイントかよ。
         右アッパーに、左ストレート、右ハイキック…)

しかし、阿部はクックルの猛攻を凌いでいる。
ダメージは少しはあるものの、決定的なダメージになるものは全て防いでいる。


( ゚∋゚)つ(こいつは…やばいな。ここまでやれるとは…)
シュン

( ^∋^)つ(しかし、楽しい…ッ)
シュン

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 21:09:07.32 ID:W8aEyEkwO
( ゚∋゚)つ(…こうなったら、最後まで攻めきってやるしかないな)
シュンシュン

N| "゚'` {"゚`lリ(思ったよりやるな。
         ロマネスクに喧嘩をふっかけるぐらいの実力は、あるみたいだな)

N| "゚'` {"゚`lリ(いつまでこの攻撃が続くやら…。
         そろそろ俺も、攻撃したいのだが…)

N| "゚'` {"゚`lリ(しょうがない、"アレ"がきたらやってみるか…。
         これが避けられたら、負け確定だが、当たれば、OKだ)

N| "゚'` {"゚`lリ(…最後に勝つのは俺だがな)

( ^∋^)つ(…アレが効いてくるはずだし、そろそろ決めにいくとしますか)
シュン

( ^∋^)つ(最後は、自分が勝つから面白いんだよな)N| "゚'` {"゚`lリ

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 21:11:12.61 ID:W8aEyEkwO
その時だった、クックルの左ローキックが阿部の右足に当たった瞬間に、
一瞬阿部の右足から力がなくなっていったのが、はっきりとわかった…。

N| "゚'` {"゚`lリ「…くっ」

そこを見逃すはずのないクックル

( ^∋^)つ「やっと、効いてくれたか」
シュン

そう言うとクックルは、渾身の右ストレートを放った。

N| "゚'` {"゚`lリ「…くそっ」

阿部の顔面を捕らえ、今度こそ感触が確かにありクックルは勝利を確信し、
たたみかけるために倒れていく阿部を追撃しようとする。

( ^∋^)

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 21:13:20.29 ID:W8aEyEkwO
阿部は、後ろに倒れてしまいそうな身体を、回転させ最後の力を振り絞って…

N| "゚'` {"゚`lリ「くらえ…ッ」

右バックブローを放った!
そして、それは見事にクックルの顎を正確に打ち抜いた。

( ^∋^)

( ゚∋゚)

( -∋-)
バタン

そして、倒れた。

N| "゚'` {"゚`lリ「危ない危ない。あそこで右ストレートがくると、覚悟してたから耐えれたが…、
         アッパーなら負けていたな」

N| "゚'` {"゚`lリ「…ギリギリだったな。追撃を急がなければ、その時も俺の負けだった…。
         今回は、俺に運があったな。首輪は貰うぜ」

N| "゚'` {"゚`lリ「今回は、俺の勝ちだ…ッ」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 21:17:18.60 ID:W8aEyEkwO
( -∋-)

( ゚∋゚)

( ゚∋゚)「ここは…」

( ´∀`)「事務所モナ」

( ゚∋゚)「…そうか、オレは負けたのか」

( ´∀`)「モナモナ。阿部はしょうがないモナ」

( ´∀`)「阿部は、元自衛隊教官モナ。クックル君の先輩モナ」

( ´∀`)「…そろそろ、別室に行くモナ。荒巻社長がお待ちしているモナ」

( -∋-)「…わかった」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 21:19:03.14 ID:W8aEyEkwO
/ ,' 3「…貞子くん、逃げる準備は順調かね?」

川д川「はい、あとは荒巻社長とモナーさんが車に乗るだけです」

/ ,' 3「ほっほっほっ、さすが貞子くんじゃ」

川д川「私は、残って後処理をしますので、いざという時は先に行って下さい」

/ ,' 3「…しょうがないの。色々やりすぎたから、後処理が多いと思うが頼むぞ」

川д川「はい、わかりました」

/ ,' 3「…そろそろクックルくんが来てくれるかの?」

川д川「そろそろだと思います」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 21:21:06.98 ID:W8aEyEkwO
/ ,' 3「他の参加者の状況は?」

川д川「ドクオ、トソンが福袋を手に入れ、逃走中」

川д川「モララー、ブーンは、もうすぐ事務所にくるかと」

/ ,' 3「位置は?」

川д川「トソンは、ウエストエリアとサウスエリアの間」

川д川「ドクオは、十字橋の真ん中」

川д川「ブーンは、ノースエリアの観覧車近く」

川д川「モララーは、ノースエリアのジェットコースター近くです」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 21:23:21.33 ID:W8aEyEkwO
コンコン

( ´∀`)「…失礼しますモナ。クックルくんを連れてきましたモナ」

( ゚∋゚)「…失礼します」

/ ,' 3「ご苦労、モナー。"例の準備"は出来たかの?」

( ´∀`)「はい、出来ましたモナ。
       あとは、荒巻社長の準備整えば、いけますモナ」

/ ,' 3「わかった。先にいっておれ。
    これが終われば、ワシもいく」

( ´∀`)「わかりましたモナ。
       …クックルくん、あの空いている席に座るモナ」

( ゚∋゚)「…」

( ´∀`)「それでは、先にいってますモナ」

バタン

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 21:25:07.06 ID:W8aEyEkwO
/ ,' 3「クックルくん、とりあえず、食事でもどうかの?」

/ ,' 3「このステーキはワシが作ったんじゃぞ?」

( ゚∋゚)「…いただきます」

パクッ

( ゚∋゚)「!!
     これは、人肉!?」

/ ,' 3「ほっほっほっ、クックルくんは食べた事があるのか?」

( ゚∋゚)「食べた事はある。…あまり良い思い出ではないが」

/ ,' 3「…もうショボンくんを、食べないのか?」

( ゚∋゚)「…もう結構です」

/ ,' 3「美味しく出来たのに…」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 21:27:03.07 ID:W8aEyEkwO
/ ,' 3「それでは、クックルくんに特効薬が貰える最後のチャンスをやろうかのう?」

( ゚∋゚)「!!!」

/ ,' 3「参加するかの?」

( ゚∋゚)「勿論です!」

/ ,' 3「それでは、別室に行くとしようかの?」

( ゚∋゚)「ハイ」

/ ,' 3「別室では、プギャーくんが待っておる」

( ゚∋゚)「…そういえば"例の準備"って、何ですか?」

/ ,' 3「気にするでない。…時期にわかる」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 21:29:06.85 ID:W8aEyEkwO
ガチャ

/ ,' 3「貞子くん、用意は出来たか?」

川д川「はい、出来ております」

川;д川「しかし、少し問題が発生しました…」ゴニョゴニョ

/ ,' 3「…何事だ?」コソコソ

川д川「オオカミ国やラウンジ国から、VIP国にパトカーが何台か入ったとの情報が入りました」ゴニョゴニョ

/ ,' 3「…ふむ、それはちと気になるの」コソコソ

/ ,' 3「貞子くんは、急いで後処理を」コソコソ

川д川「わかりました。では、失礼します」ゴニョゴニョ

バタン

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 21:31:03.17 ID:W8aEyEkwO
/ ,' 3「待たせて悪かったの?」

( ^Д^)「…いえ」

( ゚∋゚)「…」

/ ,' 3「それじゃあ、"裏"ゲームの準備をしようかの」

/ ,' 3「今回は簡単じゃ。まずは、手を後ろに縛らしてもらうぞ?」

( ^Д^)「?」

( ゚∋゚)「…」

/ ,' 3「その階段の1番上までいってくれ」

( ^Д^)「…はい」

( ゚∋゚)「…ハイ」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 21:33:07.99 ID:W8aEyEkwO
/ ,' 3「最後に…」

/ ,' 3σ ポチッ

/ ,' 3「目の前にある縄の輪に首を通してくれ」

(; ^Д^)「これって…」

( ゚∋゚)「首吊りか…」

/ ,' 3「そうじゃな。まぁ、"裏"ゲームのルールを説明するかの」

/ ,' 3「ここに3つボタンがある。2つは"外れ"で、1つは"大当たり"じゃ」

/ ,' 3「君たちには、この中の1つのボタンを選んでもらう。
    そして、ワシがそのボタンを押す」

/ ,' 3「"外れ"は何も起こらんが…」

/ ,' 3「"大当たり"は、自分の足下が開いて…」

/ ,' 3「"死"じゃの」

/ ,' 3「上手くいけば、2人とも無事じゃ」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 21:35:03.38 ID:W8aEyEkwO
/ ,' 3「さて、参加するかの?」

(; ^Д^)「…」

/ ,' 3「別にやめても良いぞ?」

/ ,' 3「特効薬を与える正真正銘"ラストチャンス"じゃ」

( ゚∋゚)「卑怯だな…。参加しなければ、家族や己が死ぬのだから…」

( ゚∋゚)「やるしかないだろ」

(; ^Д^)「やってやるよ」

/ ,' 3「ほっほっほっ、わかった」

/ ,' 3 ニィィ…








/ ,' 3「"裏"ゲームを始めようか?」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 21:37:04.38 ID:W8aEyEkwO
/ ,' 3「さて、どの番号にするかの?」

(; ゚∋゚)「待て、2人同時にするのか?」

/ ,' 3「そうじゃ。今回は2人同時に行う」

/ ,' 3「…ワシも、時間がないからの」ボソッ

(; ゚∋゚)「くっ…」

( ^Д^)「おれは、3番で!」

/ ,' 3「クックルくんは?」

( ゚∋゚)「…」

( ゚∋゚)「…1番」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 21:39:15.50 ID:W8aEyEkwO
/ ,' 3「まずは、2番押してみるとするか」

/ ,' 3「ポチッとな」

/ ,' 3σ ポチッ

/ ,' 3「…"外れ"じゃの」

/ ,' 3「ということは、どちらかが死ぬと言う事じゃのw」

/ ,' 3「ワクワクするの?どちらが死ぬのかの?」

(; ^Д^)「…」

(; ゚∋゚)「…ちっ」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 21:41:26.33 ID:W8aEyEkwO
/ ,' 3「それでは、2つ同時に押すとしようかの」

/ ,' 3「ポチッとな」

/ ,' 3σ ポチッポチッ

(  Д )「…かはっ……っ…っ………っ」

(; ゚∋゚)「…ちっ」

/ ,' 3「今回は、プギャーくんか」

/ ,' 3「とても良い表情をしておる」

/ ,' 3「…この時間がいつまでも続けば良いのにな」





/ ,' 3「しかし、もうそろそろじゃぞ」

(  Д )「………………っ」

/ ,' 3「終わったかの。
    じゃあ、クックルくんは、階段降りてきてくれ」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 21:43:02.11 ID:W8aEyEkwO
( ゚∋゚)「…」

/ ,' 3「後ろを向いてくれ…」

/ ,' 3 ゴソゴソ

/ ,' 3「 …これで手を縛っていた縄を外したし、別室にいくとしようかの?」

( ゚∋゚)「…あぁ」

/ ,' 3「おっと、少し待ってくれ。大事な事を忘れていた」

/ ,' 3「貞子くん、入ってきてくれ。この"処理"も頼むぞ」

ガチャ

川д川「…失礼します。わかりました」

/ ,' 3「さて、別室に行くかの」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 21:45:04.18 ID:W8aEyEkwO
/ ,' 3「ここが別室じゃ。中に入れば、渡辺くんがいるから仲良くな」

( ゚∋゚)「…」

ガチャ

( ゚∋゚)「…失礼する」

从 ゚∀从白「…どうも」

(; ゚∋゚)「えっ、誰だ?携帯をそんなに押しつけるなy…」

クックルに押し付けられた携帯の画面には、

从 ゚∀从白『盗聴されてるかもしれないから、携帯の画面を見せ合って会話してくれ』

と書いてあった。
(『』は、画面を見せ合ってます)

( ゚∋゚)「…OK」

( ゚∋゚)「オレの鞄はと…あった」

ガサゴソ

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 21:47:12.68 ID:W8aEyEkwO
( ゚∋゚)白『で、お前は誰なんだ?』

从 ゚∀从白『俺は、ハイン。渡辺のいとこだな
      あの顔はメイクで作った』

( ゚∋゚)白『盗聴を気にすると言う事は、聞かれたくない話があるのだろ?』

从 ゚∀从白『まぁな。まずは、俺が変装してここに忍び込んだ事』

从 ゚∀从白『そして、今から警察がここに来るという事』

( ゚∋゚)白『…もしかしたら、それは失敗するかもしれんな』

从 ゚∀从「??」

( ゚∋゚)白『さっき、荒巻たちが"例の準備"が出来ただの、色々秘書と話をしていた』

从;゚∀从「…ちょっと、メールするわ」

( ゚∋゚)「わかった」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 21:49:31.04 ID:W8aEyEkwO
从 ゚∀从白 カチカチカチカチ

从 ゚∀从白 カチカチカチカチ

从 ゚∀从「よし、これで一応、メールしといた」

( ゚∋゚)「…さすがにやりすぎだな」

从 ゚∀从「…あぁ、人を殺すとかありえねぇ」

从 ゚∀从「…"裏"ゲームはどんなんだった?」

( ゚∋゚)「首吊りだった。2人同時に3つのボタンから1つずつ選んで、"大当たり"を引けば…」

( ゚∋゚)「足下が開いて、首吊りになって"死"だ。…プギャーが引いてしまった」

从 ゚∀从「プギャーくんが…」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 21:51:47.44 ID:W8aEyEkwO
( ゚∋゚)「ハインたちは何をしたんだ?」

从 ゚∀从「俺たちは、椅子に座らされて、1から20までのボタンが用意されていた」

从 ゚∀从「"当たり"が7つで、"外れ"が13」

从 ゚∀从「"当たり"の箇所は頭、首、腹、右手、左手、右足、左足。
     当たりを引けば、その箇所が電動ノコギリで…」

( ゚∋゚)「…それでショボンがやられたのか」

从 ゚∀从「…あぁ、首をやられたよ」

( ゚∋゚)「…」

从 ゚∀从「…」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 21:53:11.38 ID:W8aEyEkwO
( ゚∋゚)「…こんな馬鹿みたいな事ばっかりするんだ?」

从 ゚∀从「あいつらの考えはわからん」

从 -∀从「…こんな馬鹿な事は、もうやめてほしいな」

( ゚∋゚)「…あぁ、間違いないな」

从 ゚∀从「…他のみんなは、もう捕まってほしくないな」

( ゚∋゚)「あいつらならなんとかすると祈るしかないな」

从 ゚∀从「とりあえず、俺たちも出来る事をしておくか?」

( ゚∋゚)「あぁ。オレは何をすれば、良い?」

从 ゚∀从白『出来れば、盗聴してきてほしい。しかし、無理はしてほしくない』

( ゚∋゚)「…了解。ちょっと、行ってくる」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/01(火) 21:55:09.09 ID:W8aEyEkwO
/ ,' 3「…さて、逃げるとするかの」

/ ,' 3「モナー、用意は出来ておるか?」

( ´∀`)「はい、用意は出来てますモナ」

/ ,' 3「行くとするかの」

/ ,' 3「とりあえず、VIP空港へ。
    そこから亡命する」

( ´∀`)「わかりましたモナ。貞子さんは、置いていくモナか?」

/ ,' 3「…あぁ、残って色々処理をしておる」

( ´∀`)「捕まったら、どうしますモナ?」

/ ,' 3「大丈夫だ、モナーよ。気にするでない」

/ ,' 3「…出発じゃ」



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