- 904 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 18:19:35.31 ID:qcgM/GpW0
- ('A`)('A`)('A`)【Notice!】('A`)('A`)('A`)
この物語はフィクションであり、物語に登場する人物、地名、団体名等は全て架空の物で、実在の物とは一切関係がありません。
時折、作品内で性行為や過激な描写等がありますので、苦手な方はボノ・・・?ボノを呼ぶのか?
作品内の行為を実際に行うと犯罪になる場合がありますが、それによって何が起きても当方は一切責任を負いません。
また、この作品に登場する人物の多くは18歳以上です。
ところが熟女と呼ばれる人間はフォックスだけですので、あしからず。
本編とは無関係ですので、あらかじめご了承ください。
- 905 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 18:22:28.48 ID:qcgM/GpW0
これは、もしもの物語。
もしも。
もしも、ドクオが。
夢の中で。
違う選択肢を選んだとしたら?
これは、もしもの物語。
- 908 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 18:25:06.97 ID:qcgM/GpW0
『春のまどろみEND』
从´ヮ`从ト「こらぁ。
寒いからしめなさいよー。
ねーちゃん怒るよ」
('A`)「じゃあ起きてくれよ」
从´ヮ`从ト「やだー。
明日、明日からちゃんと起きるからさぁ。
今日はねーちゃんと一緒に寝ようよー、そうすれば問題ないってー。
ぬっくぬくだよ、ぬーっくぬく」
- 910 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 18:28:09.53 ID:qcgM/GpW0
【選択肢】
ピッ
ニア 1.甘やかさない、それが俺のルールだ
2.少しは考えてもいいか
3.折角だから寝てみよう
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.甘やかさない、それが俺のルールだ
2.少しは考えてもいいか
ニア 3.折角だから寝てみよう
ピローン!!
- 912 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 18:31:06.80 ID:qcgM/GpW0
- 確かに、今日は寒い。
窓を開けた張本人であるドクオも、寝間着姿の為、寒さは感じていた。
見れば見るほど、千春は温かそうな、気持ちよさそうな顔をしている。
折角だから、少しの間寝てみる事にした。
('A`)「それじゃあ、お言葉に甘えて」
千春が布団を持ち上げてくれて、ドクオはそこに体を滑り込ませた。
ぬくぬくだった。
向き合う形でこうして寝るのは、随分と久しぶりな気がする。
从´ヮ`从ト「こっちの方が温いぜ、旦那」
そう言って、千春の足がドクオの足を掴み、自らの足元に導いた。
冷えていたドクオの爪先を、千春の足が温めてくれる。
从´ヮ`从ト「温いっしょ?」
('A`)「うん、温い」
从´ヮ`从ト「じゃあ、こっちも」
脚全体を使って、ドクオの脚に絡めるようにして挟んだ。
流石に恥ずかしかったので、それを解こうとしたが、出来なかった。
滑り込むようにドクオの腰に回された千春の手が、ドクオの体を引き寄せ、強く抱きしめたからだ。
(;'A`)「ちょっと、ねーちゃん!」
从´ヮ`从ト「まぁまぁ。
こうしてれば、二人とも温いまんまだよ」
- 916 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 18:35:15.65 ID:qcgM/GpW0
そのまま、千春はまた眠り始めた。
逃れようにも動きを封じられており、結局、ドクオは逃げるのを諦めた。
そうしている内、ドクオも次第に眠くなり、うとうととし始めた。
ちょっとだけ寝るつもりで瞼を下ろし、眠りに落ちる。
ドクオは知らなかったが、実はその3分後に銀が様子を見に来ていた。
仲良く寝ている二人をそのままにして、銀が仕事に行き、その三時間後、二人は目を覚ました。
(;゚A゚)「うわあああああああああ!!」
从´ヮ`从ト「タリホオオオオオオ!!」
二人は潔く学校に行くのは諦めて遅めの朝食を摂り、銀の弁当を持って、狼牙の病院に行く事にしたのだった。
『春のまどろみEND』
- 918 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 18:39:07.60 ID:qcgM/GpW0
『グロババアの果実END』
ビニール袋をドクオに突き出し、そう言った。
中に入っているのは、ペットボトルに入ったお茶が二本。
後は、チョコレートが一枚。
('A`)「いつもすみません……」
_
( ゚∀゚)「なぁに、気にすんな。
ウルサイ奴が来る前に―――」
言い掛け、ジョルジュの言葉がそこで止まった。
ドクオの後ろに向けられた視線には、殺意にも似た敵意が込められている。
爪'ー`)「何をしているんだい?」
聞こえて来た声は、蜂蜜にガムシロップを混ぜた様な甘ったるい物だった。
吐き気を催す程の声には、毒が見え隠れしている。
風に乗って流れて来た濃すぎる香水の匂いに、少し咽た。
- 921 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 18:42:16.17 ID:qcgM/GpW0
【選択肢】
ピッ
ニア 1.下手な事は何も言わない
2.戦略的撤退
3.……美しい
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.下手な事は何も言わない
2.戦略的撤退
ニア 3.……美しい
ピローン!!
- 927 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 18:45:16.85 ID:qcgM/GpW0
- ('A`)「……美しい」
_
(;゚∀゚)「……は?」
爪;'ー`)「……え?」
('A`)「まるで、熟した果実の様に芳醇な香り!
全身から漂ってくるチーズの様な気品!
枝から落ちる直前の果実の様な儚さ、そして美しさ!
先生!」
爪;'ー`)「な、なんだい?」
('A`)「愛しています!」
爪*'ー`)「な、ななな、何を言っているんだい、君は!
そんなお世辞を言っても、僕はうれしくないぞ」
('A`)「本気です!
お世辞や冗談じゃなくて、僕は先生の全てに惚れてしまったんです!
年齢や立場なんてどうでもいい!
僕の気持ちは、嘘じゃない!」
爪*'ー`)「全く、そんな事を言っても信じるわけがないだろ!
ちょっと、僕と一緒に指導室に行こうか。
あーそっちの君、次からは気を付けるんだ、いいね」
この後、二人が指導室内で何をしたのか、知りたいと思う者はいなかったと云う。
『グロババアの果実END』
- 932 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 18:49:20.89 ID:qcgM/GpW0
『ハロー・ワールドEND』
とっくに授業が終わっている筈の千春が、何故か正門の前にある街灯の下にいた。
他にも、千春の周りに数人集まって話している。
('A`)「こんな時間までなにしてるのさ?
何で先に帰って無いのよ?」
从´ヮ`从ト「え?
いやぁ、まぁ、ねぇ?」
口籠る千春に代わって、周囲の人達が答えた。
ハハ ロ -ロ)ハ『そいつぁ簡単な質問ですよ、弟さん。
私達、進路指導があって遅くなってましてね。
お先真っ暗って言われちゃって、思わず言ってやりましたよ。
"ジーザスくらいっす、と"って。
HAHAHAHAHA!!』
- 936 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 18:53:05.60 ID:qcgM/GpW0
【選択肢】
ピッ
ニア 1.言葉が分からないので、あいまいな返事をする
2.臆病者の自分を呪う
3.俺の愛は!言葉を!超越する!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.言葉が分からないので、あいまいな返事をする
2.臆病者の自分を呪う
ニア 3.俺の愛は!言葉を!超越する!
ピローン!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ('A`)ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
- 940 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 18:57:08.27 ID:qcgM/GpW0
- ('A`)『……おぉ、何とお美しい。
今までにお目にかかった事のない美しい貴女、どうか、お名前を教えていただけませんか?
私の名前はドクオ、千春の弟です』
ハハ*ロ -ロ)ハ『あら。
私の名前はハロー・サン、ハローと呼んで下さい』
('A`)『まるで太陽の様なお名前だ……』
ハハ*ロ -ロ)ハ『まぁ、お上手です事』
('、`*川「……ちょっと、千春」
从´ヮ`从ト「……なにさ」
('、`*川「あんたの弟、すんげぇ流暢にすんげぇ恥ずかしい言葉を喋るのね。
大人しい性格じゃなかったの? 一体どんな教育したのよ。
少女漫画でも聞いたことないわよ、あんな台詞」
从´ヮ`从ト「知らん。
しかも何さ、あの雰囲気。
何? 何で二人とも頬を赤らめて見つめ合ってるのよ、え、ちょっと何でハローちゃんから手握ってるのよ、おい。
しかも照れてるし、距離近いし、恋する乙女の眼をしてるし。
って、おいおいおい、何処に行く、弟よ! そっちはハローさんの家の方だよ、逆方向だよ、ねーちゃんの話を聞いて!
……ウソでしょ、嘘って言ってよ、ペーニィ!」
愛は、言葉の壁を粉砕し、蹂躙した。
今、ドクオの世界は愛に満たされた。
『ハロー・ワールドEND』
- 942 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 19:02:00.40 ID:qcgM/GpW0
- 『インフィニットソン・ストラトソン』
(゚、゚トソン「温泉、ですか?」
ミセ*゚ー゚)リ「しかも、混浴ですよ、トソンさん!」
(゚、゚トソン「そこにトラギコさん達と行く、と。
勝算は?」
ミセ*゚ー゚)リ「ふふふ。
温泉回は総じて視聴率が高くなるんですよ、知らないんですか?」
(゚、゚トソン「何の話かさっぱりなんですが」
ミセ*゚ー゚)リ「まぁまぁ、私の作戦に抜かりはありません。
今度こそ、トラギコさんをハートキャッチしてみせます!」
(゚、゚トソン「はぁ……」
ミセ*゚ー゚)リ「ってわけで、早速水着を買いに行きましょう」
(゚、゚トソン「へ?
温泉なのに、どうして水着を?」
ミセ*゚ー゚)リ「そう簡単に混浴なんて出来ませんよ、今の時代。
昨日丸一日かけてググってたんですけど、この辺には無くて」
(゚、゚トソン「あー、なるほど。
つまり、水着着用ならプール感覚で混浴でも恥ずかしくない、と」
- 945 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 19:05:04.41 ID:qcgM/GpW0
- ミセ*゚ー゚)リ「その通り!
そして水着と言えば、それはもう視聴率アップ間違いなしです!」
(゚、゚トソン「だから視聴率って……」
ミセ*゚ー゚)リ「ミルナさんのハートも、キャッチできるかもしれませんよ?」
(゚、゚トソン「……私は、別に」
ミセ*゚ー゚)リ「って言っても、もう連絡してあるんですけどね。
明日行く事になってます」
(゚、゚トソン「相変わらず、こう云う事は早いですね。
では、ミルナさんと、トラギコさんと、私達。
四人ですか?」
ミセ*゚ー゚)リ「いえいえ。
ツンさんとブーンさんにも、連絡はしてあります」
(゚、゚トソン「ほほぅ」
ミセ*゚ー゚)リ「さぁ、水着を買いに行きましょう!」
【翌日】
(=゚д゚)「……話が違うラギよ」
( ゚д゚ )「……混浴……だと」
ミセ*゚ー゚)リ「ありゃりゃ、言い忘れちゃいました♪」
- 949 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 19:08:04.28 ID:qcgM/GpW0
- (=゚д゚)「……帰るの、駄目ラギか?」
ミセ*゚ー゚)リ「もう入場券買っちゃいましたもん」
(=゚д゚)「……ツンお嬢達もいないラギよ」
ミセ*゚ー゚)リ「後で来るって言ってましたよ」
(=゚д゚)「……」
( ゚д゚ )「……」
(゚、゚トソン「まぁ、別にいいじゃありませんか。
私は構いませんよ」
(=゚д゚)「……っく。
トソンさんがそう言うなら、仕方ないラギ」
ミセ#゚−゚)リ「どーいう意味ですか?」
(=゚д゚)「信頼と実績のトソンさんの言う事なら、まぁ、問題無いってことラギ」
ミセ#゚−゚)リ「私は信用も実績も無いと?」
(=゚д゚)「いやー、そう云う訳じゃないラギけど」
( ゚д゚ )「男なら、覚悟しようぜ」
(=゚д゚)「頼むから俺を一人にしないでくれラギ。
いいか、絶対にだぞ」
- 950 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 19:11:07.70 ID:qcgM/GpW0
- (;゚д゚ )「分かった、分かったから抱きつくな!」
そして、一同は更衣室に。
【男子更衣室】
( ゚д゚ )「俺はもう覚悟を決めた」
(=゚д゚)「いきなりどうしたラギ?」
( ゚д゚ )「トソンさんの水着を見ても、俺は動揺しない。
浴場で欲情なんて、愚かな真似はしない!」
(=゚д゚)「おおっ、今のお前、最高に格好いいラギよ!
何分持つかは知らないけど」
( ゚д゚ )「よーし、風呂上がりのコーヒー牛乳五本賭けてもいいぜ」
(=゚д゚)「期待していないけど期待してるラギよ」
バサァッ!!
( ゚д゚ )「なんだ、下に履いてたのか。
何だかんだで、楽しみにしてたんじゃん」
(=゚д゚)「先に行ってるラギよ」
( ゚д゚ )「あいよ」
【女子更衣室】
- 954 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 19:13:36.51 ID:qcgM/GpW0
- ミセ*゚ー゚)リ「ククク……」
(゚、゚トソン「どうしたんですか?
しゃっくりですか?」
ミセ*゚ー゚)リ「これまでの敗因を考えて選んだこの水着……
遂に、その時が来ました!」
(゚、゚トソン「昨日のあれですか。
あれ、本当に着るんですか?」
ミセ*゚ー゚)リ「男の精神が形となった様な素晴らしさですよ」
(゚、゚トソン「どこのノイエ・ジールですか」
ミセ;゚ー゚)リ「の、脳汁?」
(゚、゚トソン「いえ、お気になさらず」
ミセ*゚ー゚)リ「とうっ!」
バサァッ!!
(゚、゚トソン「下に着てたんですか」
ミセ*゚ー゚)リ「くっくっく、着た、見て、勝った!」
(゚、゚トソン「……なんとまぁ」
ミセ*゚ー゚)リ「あら?
トソンさんはまだ着替えないんですか?」
- 956 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 19:15:39.13 ID:qcgM/GpW0
- (゚、゚トソン「あー、いえ。
時間がかかりそうなので、お先にどうぞ」
ミセ*゚ー゚)リ「それでは、お先に失礼」
【大浴場】
(=゚д゚)「くっ、湯けむりで良く見えないラギ……」
「トラギコさーん」
(=゚д゚)「おっ、その声はミセリ」
(=゚д゚)ノ「おーい」
ミセ*゚ー゚)リ「お待たせしました!」
(=゚д゚)「あぁ、いや、俺も今来たとこ―――」
゚ ゚
(= д )「ろっ?!」
(;=゚д゚)「そそそ、それはっ!」
ミセ*゚ー゚)リ「どうです、これ?
可愛いでしょ」
(;=゚д゚)「何で白のスクール水着を着てるラギか!」
ミセ*゚ー゚)リ「本当だったら名前をひらがなで書くんですけど、今回は止めておきました」
- 958 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 19:17:43.56 ID:qcgM/GpW0
- (;=゚д゚)「質問に! 答えるラギ!」
( ゚д゚ )「おーい、待ったか?」
(;=゚д゚)「おお、ミルナ!
お前からも言ってやってくれラギ!」
( ゚д゚ )「ん?
何をだ?」
(;=゚д゚)「お前の眼は節穴ラギか!」
( ゚д゚ )「はははっ。
いいじゃないか、ミセリさんらしくて」
(;=゚д゚)「くっ、これが鉄の心のミルナかっ!」
( ゚д゚ )「悪いが、今の俺は何事にも動じないぞ。
コーヒー牛乳はもらいだな」
「お、お待たせしました」
ミセ*゚ー゚)リ「あ、トソンさん!
こっちですよ」
(゚、゚*トソン「……ぅぅっ」
( ゚д゚ )「……」
(=゚д゚)「……こっちもこっちで、色々ヤベぇラギ」
- 959 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 19:19:18.16 ID:qcgM/GpW0
(゚、゚*トソン「……そ、そんなに見ないで……ください」
( ゚д゚ )「……」
ミセ;゚д゚)リ「黒のっ……紐ビキニっ……!」
ミセリに……
ミセ;゚д゚)リ「布がっ……!」
衝撃が走るっ……!
ミセ;゚д゚)リ「少ないっ……!」
圧倒的に、少ないっ……!
隠すべき布が……
少なすぎるっ……!
しかもっ……!
ミセ;゚д゚)リ「レース地っ……!」
日頃のギャップから得られる衝撃にっ……!
ミセリの白スク水が霞みっ……!
ミセリを……
- 960 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 19:21:31.73 ID:qcgM/GpW0
- トラギコを……
そしてっ……!
゚ ゚
( д )
ミルナをっ……!
容赦なく、飲みこむっ……!
鉄の決意もっ……
脆くも散るっ……!
あたかも、嘲笑う様にっ……!
ミルナ、遂に流血っ……
噴水の如きっ……
鼻血っ……!
何故っ……
何故っ……
あの、トソンがこの様な行動をっ……!
入れ知恵っ……!
- 963 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 19:23:43.25 ID:qcgM/GpW0
- そうとしか考えられないっ……!
誰っ……
誰がっ……!
浮かぶっ……
いたっ……!
奴がっ……
卑怯なっ……
根こそぎ奪うような真似っ……!
ハハ ロ -ロ)ハ『HAHAHAHA!!』
策士、ハローっ……!
『インフィニットソン・ストラトソン』END
- 965 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 19:25:40.12 ID:qcgM/GpW0
『Vフォー・ヴァレンタイン』
思い出せ
二月十四日の出来事を
菓子陰謀事件と反逆を
忘れる事は許されぬ
弟の記憶にとどめておけ
- 967 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 19:27:24.02 ID:qcgM/GpW0
- 二月十四日。
チョコを利用して、日頃の感謝を家族に伝える日。
少なくとも、ドクオにとってはそう云う日だ。
湯煎したチョコにグミや砕いた飴を入れ、それを丸い型にはめて冷やして固めた物を、ドクオは前日に用意していた。
狼牙には学校帰りに渡してある。
シンプルなラッピングを施したそれを、ドクオは夕食後、テレビの前に座って寛いでいた二人に手渡した。
('A`)「はい、ねーちゃんこれ」
从´ヮ`从ト「おっ、チョコ!」
('A`)「姉さんにも、はい」
イ从゚ ー゚ノi、「おう、ありがとう。
ほれ、これは儂から二人に」
銀も、用意していた小さな箱をドクオと千春に手渡す。
こちらは手作りではなく、一粒単位で売っている高級なチョコだ。
('A`)ト「後で紅茶淹れようか?」
イ从゚ ー゚ノi、「うむ。
折角美味そうなチョコを貰ったんじゃ、良い茶葉を使ってくれ」
('A`)「分かった」
从´ヮ`从ト「いやー、悪いね、毎年毎年貰ってばかりで」
('A`)「いいんだよ、俺が好きでやってる事なんだから」
- 968 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 19:30:03.49 ID:qcgM/GpW0
从´ヮ`从ト「お返しもしてないし」
('A`)「そう云うもんじゃないって。
ねーちゃんが喜んでくれるなら、それだけで俺は別にいいよ」
从´ヮ`从ト「わぁお。
我が弟ながら、やっぱりイイ性格してるね」
イ从゚ ー゚ノi、「さて、儂は先に風呂に入って来るかの。
明日は少し早く起きねばならん」
そう言って、銀は風呂場に向かって行った。
リビングに二人きり。
一先ず、ドクオはテレビのチャンネルを変えた。
女性アナウンサーが、デパートのチョコ売り場の特集をしていた。
从´ヮ`从ト「チョコねぇ」
('A`)「チョコだよ」
从´ヮ`从ト「やっぱり、ドクオもチョコ欲しい?」
('A`)「いんや。
くれるなら貰うけど、自分から欲しいとは思わないな」
从´ヮ`从ト「ねーちゃんがチョコを恵んでやるって言ったらどう?」
('A`)「恵んでもらう」
- 969 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 19:33:03.04 ID:qcgM/GpW0
- ピコーン!!
从´ヮ`从ト「……!」
('A`)「どうしたの?
頭の上に電球が浮かんだけど」
从´ヮ`从ト「べぇっつにぃ」
言いつつ、千春はドクオの渡したチョコを袋から出して、一粒口に入れた。
噛まずにそのまま口の中で溶かす様に食べている。
('A`)「どう?
美味い?」
从´ヮ`从ト「〜〜♪」
ニヤニヤしたまま、千春は答えない。
肩を竦めて、ドクオはテレビに視線を戻した。
不意に、ドクオの肩が叩かれ、千春の方に視線を移すと。
―――視界いっぱいに、千春が映った。
押し倒したドクオの唇に唇を重ね、強引に千春の舌が口の中に侵入してくる。
チョコでコーティングされた舌が、口内を犯す様に舐めまわし、溶けたチョコが流し込まれる。
手首をしっかりと掴まれ、体の上に乗られ、抵抗するどころか身動き一つ出来なかった。
重ねた口の中で、ドクオの作ったチョコが共有される。
流し込まれたかと思えば、それを吸い上げ、また流し込まれる。
千春の豊満な胸が、身じろぎする度にドクオの胸の上で形を変え、柔らかな弾力が伝わる。
次第に冷静な判断が出来ず、どうしてこうなっているのか、考える余裕も無かった。
倫理だとか、そう言った全てがどうでもよくなってくる。
- 971 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 19:35:11.46 ID:qcgM/GpW0
- 【選択肢】
ピッ
ニア 1.これが、愛でしょう
2.こんな事は間違っていると言い、引き剥がす
3.自由を! 永遠に!
4.抗う強さを見せてやる
1.これが、愛でしょう
ニア 2.こんな事は間違っていると言い、引き剥がす
3.自由を! 永遠に!
4.抗う強さを見せてやる
ピローン!!
その選択肢は選べません。
残り3回。
1.これが、愛でしょう
×2.こんな事は間違っていると言い、引き剥がす
3.自由を! 永遠に!
ニア 4.抗う強さを見せてやる
ピローン!!
そんな選択肢は選べません。
もう少し自分の力量を考えて選択しましょう。
残り2回。
※攻略のヒント
時には、余計な倫理を忘れる事も重要です。
思うままに行動するのも強さです。
- 973 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 19:37:12.74 ID:qcgM/GpW0
ニア1.これが、愛でしょう
×2.こんな事は間違っていると言い、引き剥がす
3.自由を! 永遠に!
×4.抗う強さを見せてやる
ピローン!!
世の中綺麗事だけでは解決しません。
愛でお腹は膨れません。
現実を見ましょう。
残り1回。
※攻略のヒント
まだ心に余計な気持ちがあるようです。
覚悟とは何か、思い出してください。
- 976 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 19:39:18.12 ID:qcgM/GpW0
×.これが、愛でしょう
×2.こんな事は間違っていると言い、引き剥がす
ニア 3.自由を! 永遠に!
×4.抗う強さを見せてやる
ピローン!!
※まことに残念ながら、普通は姉弟でこんなことしません。
『Vフォー・ヴァレンタイン』 END
- 981 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/04/04(月) 19:43:46.81 ID:qcgM/GpW0
- これにておまけ及びNG集の投下は終わりとなりました。
私の我がままに付き合っていただいた方、本当にありがとうございます。
おかげ様で、この作品で自分が投下したかった事は全て投下する事が出来ました。
このおまけを楽しんでいただけたのであれば、私としても幸いです。
NG集は学園歯車と皆さんが呼んでいるあの場面で、『これがエロゲだったら』と私が妄想した物を文章にしたものです。
ちなみに、ゲームになった場合の攻略対象は犬神三姉妹のみとなっております。
誤解のない様に記載しておきますが、アマガミのゲームの有無にかかわらず、絢辻さんに踏まれたいと云う生物的な欲求が高ぶり、この様なおまけを書いた次第でございます。
「('A`)と歯車の都のようです」に関わって下さった全ての皆さまに、心から感謝いたします。
おまけの投下をもちまして、この作品は本当の意味で完結とさせていただきます。
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