未来の世界の人型ロボッ(゚、゚トソンのようです

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:04:51.65 ID:2rxwm1HnO
( -_ゝ-) zzz

 (゚、゚トソン ヨミヨミ
つ[ l ]と

(゚、゚トソン「ふむ…なるほど…」

(゚、゚トソン ゴホン

(゚、゚トソン「おっは〜♪もう起きないと遅刻しちゃうぞ〜♪」

( -_ゝ-)

( ´_ゝ`)

(゚、゚トソン「やっほ〜♪お目覚めはど( ´_ゝ`)「うるさい」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:05:59.73 ID:2rxwm1HnO



未来の世界の人型ロボッ(゚、゚トソンのようです



6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:07:24.13 ID:2rxwm1HnO
( ´_ゝ`)「なんだよ今のおぞましい起こし文句は」

(゚、゚トソン「おぞましいとは失礼な。今のは古き良き漫画でよく用いられる起こし文句ですよ」

( ´_ゝ`)「よく用いられるか今の…?」

(゚、゚トソン「メイドたるもの、ご主人を起こすことにも手は抜けませんからね」

( ´_ゝ`)「朝ぐらい普通に起こしてくれ」

(゚、゚トソン「なら昼寝から起こすときは好き勝手していいのですね」

( ´_ゝ`)「一休さんみたいなこと言わないでください」

(゚、゚トソン「ハゲてねーよ」

( ´_ゝ`)「言ってねーよ」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:09:02.89 ID:2rxwm1HnO
( ´_ゝ`)「それより飯くれ」

(゚、゚トソン「はい、今準備しますね」

カチャカチャ

( ´_ゝ`)「んじゃ、いただきまー(゚、゚トソン「ストップ」

( ´_ゝ`)「何よ」

(゚、゚トソン「べっ別にあんたのために作ったんじゃないんだからねっ!」

( ´_ゝ`)

(゚、゚トソン「わかったらさっさと食べなさいよっ!」

( ´_ゝ`)

( ´_ゝ`) モシャモシャ

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:11:12.97 ID:2rxwm1HnO
(゚、゚トソン「で、どうでしたか?」

( ´_ゝ`)「美味いっす」

(゚、゚トソン「いやそうでなくて。巷で話題のツンデレに扮してみた件ですよ」

( ´_ゝ`)「今のツンデレだったんだ…」

(゚、゚トソン「どうでしたか?」

( ´_ゝ`)「無表情で言うからついに壊れたかと思った」

(゚、゚トソン

( ´_ゝ`)「あと、似合わないから止めて」

( ´_ゝ`) モシャモシャ

(゚、゚トソン「なんというやり損」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:12:34.17 ID:2rxwm1HnO
( ´_ゝ`)「ふー、ごっそさんでした」

(゚、゚トソン

( ´_ゝ`)「?」

(゚、゚トソン「お粗末さまでござ候」

( ´_ゝ`)

(゚、゚トソン「食後のお茶は如何なさるか」

( ´_ゝ`)

( ´_ゝ`)「えっと…ください」

(゚、゚トソン「あいわかった、しばし待たれよ」

 (゚皿゚トソン コポコポコポ
つ日と

( ´_ゝ`)「口から出すのは変わらないのな」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:14:15.79 ID:2rxwm1HnO
(゚、゚トソン「で、今のはどうでしたか」

( ´_ゝ`) ズズズ

( ´_ゝ`)「何が」

(゚、゚トソン「武士っ娘に扮してみたのですが」

( ´_ゝ`)「もう二度とやらないと天地神妙に誓え」

(゚、゚トソン「めちゃくちゃ不評ですか」

( ´_ゝ`)「ただただ怖い」

(゚、゚トソン「こんなキュートなメイドを捕まえて何を言うんですか」

( ´_ゝ`)「はいはいキュートキュート」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:17:00.95 ID:2rxwm1HnO
( ´_ゝ`)「っていうか何なんだよいきなり。萌え路線でも狙い始めたのか?」

(゚、゚トソン「ご主人が言ったんじゃないですか」

( ´_ゝ`)「え?俺?」

(゚、゚トソン「『狙ってる層が狭すぎる』って」

( ´_ゝ`)「…ああ、それなら言ったかも」

(゚、゚トソン「だからちょっとターゲットを広げてみようかと思いまして」

( ´_ゝ`)「広げ方が下手糞すぎる」

(゚、゚トソン「お姉さん+ツンデレ+武士っ娘+メイド+ロボット+毒舌ですよ?」

( ´_ゝ`)「最初のお姉さんだったのかよ+毒舌は自覚してるんだ」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:18:28.02 ID:2rxwm1HnO
(゚、゚トソン「いい感じに属性を混ぜられたと思ったんですけどね」

( ´_ゝ`)「混ぜりゃいいってもんじゃないだろ」

( ´_ゝ`)「今のお前は例えて言うなら」

(゚、゚トソン「言うなら?」

( ´_ゝ`)「塩素系漂白剤に酸性の洗剤を混ぜたようなものだ」

(゚、゚トソン

(゚、゚トソン「つまり、萌えすぎて悶え死んだと」

( ´_ゝ`)「ねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーよ」

(゚、゚トソン「そんな全力で否定しないでください」

(゚、゚トソン「腸を引きずりだして全力で愛しますよ」

( ´_ゝ`)「ヤンデレはそれ自体で青酸カリレベルだと思います」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:20:09.05 ID:2rxwm1HnO
( ´_ゝ`)「まぁ聞きなさいよトソンさん」

(゚、゚トソン「イエスマイマスター」

( ´_ゝ`)「人間誰しも自分の役割というものがあってね」

(゚、゚トソン「私はロボットですが」

( ´_ゝ`)

( ´_ゝ`)「ロボット誰しも自分の役割というものがあってね」

(゚、゚トソン「(変えた…)」

( ´_ゝ`)「トソンさんにはトソンさんの持ち味ってもんがありますから」

( ´_ゝ`)「迷走するのはお止めなさい」

(゚、゚トソン「…一つ言わせてください」

( ´_ゝ`)「何かな?」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:21:56.29 ID:2rxwm1HnO
(゚、゚トソン「今のご主人が一番迷走してます」

( ´_ゝ`)

(゚、゚トソン

( ´_ゝ`)「薄々気付いてました」

(゚、゚トソン「やっぱり、人間もロボットも下手に飾らないほうが素敵ですよね!」

( ´_ゝ`)「そうだね」

+(゚、゚トソン「完」

( ´_ゝ`)「大していい話でもないから終わらせないで」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:23:22.75 ID:2rxwm1HnO
ガチャ

( ´_ゝ`)「行ってきまーす」

(゚、゚トソン「まーす」

( ´_ゝ`)「やっぱ一緒に来るんだ…」

(゚、゚トソン「もう諦めてください」

( ´_ゝ`)「だって君がいると事件発生率100%なんだもの」

(゚、゚トソン「いいですか、ご主人」

(゚、゚トソン「事件だと思って見なければ、その物事は事件とは認知されないのです」

(゚、゚トソン「つまり私がいなくても事件は100%起こっているのです。ご主人が気付かないだけで…ね」

( ´_ゝ`)「願わくば気付かないままでいさせてください」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:24:58.44 ID:2rxwm1HnO
カラカラカラ

( ´_ゝ`)「しかし今日からようやく自転車通学に戻れるな」

(゚、゚トソン

(゚、゚トソン ハッ

(゚、゚トソン「実に、長かった。あまりにも、長すぎた」

( ´_ゝ`)「今が使いどころか!みたいなリアクションしてんじゃねーよ」

(゚、゚トソン「何のことかさっぱりわかりません」

( ´_ゝ`)「じゃあ触れずに学校向かうわ」

(゚、゚トソン「そうしましょう」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:26:42.86 ID:2rxwm1HnO
(゚、゚トソン タッタッタッタッタ

( ´_ゝ`) コギコギコギコギ

(゚、゚トソン タッタッタッタッタ

( ´_ゝ`)「あのさ」

(゚、゚トソン「はい、なんでしょう」

( ´_ゝ`)「メイド同伴で歩いて登校もカオスだと思ってたんだけど」

(゚、゚トソン「ええ」

( ´_ゝ`)「メイドをランニングさせながら自転車で同伴登校も相当カオスだな」

(゚、゚トソン「メイドの時点でカオスですから問題ありません」

( ´_ゝ`)「本当あなた様は自覚がある分タチが悪いですね」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:28:31.22 ID:2rxwm1HnO
( ´_ゝ`)「到着ー」

(゚、゚トソン「いい汗かきました」

( ´_ゝ`)「(かくのか…?)」

(゚、゚トソン「しかし周りのみなさんの好奇の目も大分治まってきましたね」

( ´_ゝ`)「ま、なんだかんだで変人の多い大学だしな」

(゚、゚トソン

( ´_ゝ`)「そこで俺のことをじっと見られるとムカつくんですけど」

ε= (-、-トソン「はぁ…」

( ´_ゝ`)「はい溜息禁止ー俺が惨めになる溜息禁止ー」

(゚、゚トソン「子供か」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:30:05.20 ID:2rxwm1HnO
(゚、゚トソンつ< ´_ゝ`)... ズリズリ…

(゚、゚トソンつ< ´_ゝ`)「この状況に慣れだした自分が怖い…ん?」

川;д川 オロオロ

(゚、゚トソンつ< ´_ゝ`)「ストップ、ストップ」

(゚、゚トソン「どうしたんですか?」

< ´_ゝ`)「見るからにオロオロしている人がいる」

川д;川=川;д川 オロオロ

(゚、゚トソン「見るからにオロオロしてますね。助けてくださいと言わんばかりに」

< ´_ゝ`)「気になるな」

(゚、゚トソン「行ってみましょうか」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:31:54.04 ID:2rxwm1HnO
< ´_ゝ`)「どうかしました?」

川;д川「は、はいい!?」

(゚、゚トソン「見事な驚きっぷりで」

川;д川「メ、メイドさん…?」

< ´_ゝ`)「あーまぁこの人の服は気にしないで」

川;д川「(あなたの髪型も気になります…)」

< ´_ゝ`)「妙にオロオロしてましたけど、なんかあったんですか?」

川;д川「あ、はい…講義の教室に行きたいんですけど、迷っちゃって…」

< ´_ゝ`)「もしかしてここの一年生?」

川д川「はい…そういうあなたは…?」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:33:38.91 ID:2rxwm1HnO
< ´_ゝ`)「俺は二年の流石兄者。ここ、結構入り組んでるから最初は迷うんだよね」

(゚、゚トソン「私はトソンと言います。ま、それはそれとして」

(゚、゚トソン「いますよねー…相手が年下とわかったとたん敬語やめる人って…」

< ´_ゝ`)

川;д川「あ、あの…構いませんから…気を遣わないでください」

< ´_ゝ`)「ああ…うん…ありがとう…」

(゚、゚トソン「ヒモ体質っぽいですよね、ご主人」

< ´_ゝ`)「どういう意味だ」

川;д川「(ご主人って…どういう関係なんだろう…)」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:35:13.81 ID:2rxwm1HnO
< ´_ゝ`)「まぁ俺がヒモ体質だろうとそんなことはどうでもいい」

(゚、゚トソン「開き直った」

< ´_ゝ`)「今は君が…えっと、名前は?」

川д川「あ、私は土井貞子です」

< ´_ゝ`)「土井さんが困ってることが大事だ」

(゚、゚トソン「そうですね。こんなくだらないコントをしている場合ではありませんでした」

< ´_ゝ`)「コントだったんだな?本気では思ってないんだな?」

(゚、゚トソン「そんなことどうだっていいじゃないですか」

< ´_ゝ`)「男の面子的に大事なんですけど」

川;д川「あの…時間が…」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:36:52.55 ID:2rxwm1HnO
< ´_ゝ`)「ああ、そうだった…で、目的地は?」

川д川「はい。第4講義室です」

< ´_ゝ`)「第4は…確か、向こうの棟だな」

(゚、゚トソン「私たちの教室もそっちのほうですね」

< ´_ゝ`)「なら丁度いいな。送っていくよ」

川д川「あ、ありがとうございます」

< ´_ゝ`)「いいって。これぐらい当然だから」

(゚、゚トソン「そうです。お礼の言葉なんてもったいないですよ」

< ´_ゝ`)「それぐらいはください」

川д川「(面白い人たち…なのかな…?)」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:38:43.03 ID:2rxwm1HnO
< ´_ゝ`)「着いた、ここだ」

川д川「良かった…本当にありがとうございました」

(゚、゚トソン「お礼なら私を通してお願いします」

< ´_ゝ`)「何その不条理な事務所システム」

川д川「じゃあ、失礼します」

< ´_ゝ`)「ああ。今度は迷わないようにね」

川д川「はい…それじゃあ」

ガラッ

(゚、゚トソン「そういえば言い忘れてたんですけど」

< ´_ゝ`)「ん?」

(゚、゚トソン「髪の毛が戦闘種族みたいになりっぱなしですよ」

(つ´_ゝ`)「早く言え」 ゴシゴシ

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:40:54.39 ID:2rxwm1HnO
ガラッ

( ´_ゝ`)「おはよーっす」

('A`)「あれ?今日は引きずられてないのな」

( ´_ゝ`)「意外そうな声出すの止めて心外だから」

('A`)「あとなんかわからんけどここに来るまで妙に時間かかってね?」

(゚、゚トソン「それは孔明の罠です」

('A`)「なんだ孔明か」

( ´_ゝ`)「納得するんだ」

('A`)「孔明じゃ仕方ない」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:42:16.87 ID:2rxwm1HnO
(゚、゚トソン「ところで…今日は例の人はいませんよね」

('A`)「須尚か?今日は全部別の講義だな」

(゚、゚トソン「ほっ」

( ´_ゝ`)「そんなに怖いなら来なきゃいいのに…」

(゚、゚トソン「保護者としてそんな無責任なことはできませんから」

( ´_ゝ`)「いつから保護されるようになったんだ俺は」

(゚、゚トソン「ご主人は目を離すと何をしでかすかわかりませんからね」

('A`)「しでかすったってせいぜいデリヘル呼ぶくらいだろ」

( ´_ゝ`)「うん」

(゚、゚トソン「認めないでください」

( ´_ゝ`)「そんなことより講義です」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:43:32.77 ID:2rxwm1HnO
〜講義中〜

                      「今更だけど部外者がいていいのか」
                ( ´_ゝ`)
_________   /    ヽ、              (゚、゚トソン「いいんじゃないですか」
||\             / |   | |              ∪ ∪ )
||\\         (⌒\|__./ ./               (__(_⊃
||  \\          ~\_____ノ|
||   \\             \|    ('A` )「今更すぎる」
.     \\             \ /    ヽ
.       \\             / .|   | |
.        \\         (⌒\.|__./ ./
          \\         ~\_____ノ|

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:44:55.85 ID:2rxwm1HnO
キーンコーンカーンコーン…

('A`)「いやー何事もなく全講義が終わった。比喩じゃなく」

( ´_ゝ`)「何事もなさすぎて何も覚えてないぜ」

(゚、゚トソン「それはだめでしょう…」

( ´_ゝ`)「今日も今日とてSF研だ」

('A`)「なんとも怠惰な大学生活だよな」

( ´_ゝ`)「それがここの校訓だろ」

(゚、゚トソン「真顔で大嘘つかないでください」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:46:26.57 ID:2rxwm1HnO
コンコン

ガチャガチャ

( ´_ゝ`)「おや、開いてない」

('A`)「先輩はまだ来てないか」

( ´_ゝ`)「まぁよく考えなくても先輩だし、俺らより忙しいはずだし」

('A`)「その割に部室は一番乗りが多いけどな…」

(゚、゚トソン「よくよく変人ですね」

( ´_ゝ`)

('A`)

(゚、゚トソン

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:48:15.57 ID:2rxwm1HnO
('A`)「いや…誰か鍵取りにいこうよ」

( ´_ゝ`)「お前が取ってこいよ」(゚、゚トソン

(;'A`)「二対一!?不公平だ!」

(゚、゚トソン「でも私は鍵の借り場所を知りませんし」

('A`)「兄者は知ってるだろ」

( ´_ゝ`)「めんどくさい」

(;'A`)「うわぁ無駄に正直!俺もめんどくさいわ!」

('A`)「ここは公平にじゃんけんで決めるべきだろ」

( ´_ゝ`)「しょうがないな…じゃあこうしよう」

( ´_ゝ`)「俺が勝ったらドクオが行く。ドクオが勝ったらドクオが行く」

('A`)「どっちにしろ俺じゃねーか」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:50:39.87 ID:2rxwm1HnO
( ´_ゝ`)「わかったわかった。ドクオが負けたらドクオで、俺が負けたらドクオな」

(;'A`)「結局俺かよ!どんだけ行きたくないんだよ!」

('A`)「普通に負けたほうが取りに行くぞ」

(#´_ゝ`)「それじゃ面白みがねーだろうが!!!」

(;'A`)「何でキレてんの!?そんなに行きたくないの!?」

(゚、゚トソン「(うるさい)」

('A`)「とにかく普通にやるからな!最初はグー!」

( ´_ゝ`)「じゃん、けん」

( ´_ゝ`)「ぽん!」('A`)

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:52:44.16 ID:2rxwm1HnO
( ´_ゝ`) パー

('A`) パー

( ´_ゝ`)「なんであいこなんだよ。一発で終わりだろ尺的に考えて」

('A`)「尺気にしちゃった」

( ´_ゝ`)「…まぁいい。次俺はパーを出すからな」

('A`)「心理戦交えてきたよ…」

(゚、゚トソン「必死すぎます、ご主人」

( ´_ゝ`)「はいあいこで」

('A`)「(誰がチョキなんか出すか!俺が出すのは…お前のさらに裏をかいてパーだ!)」

( ´_ゝ`)「しょ!」('A`)

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:54:20.52 ID:2rxwm1HnO
( ´_ゝ`) チョキ

('A`) パー

('A`)「なん…だと…」

( ´_ゝ`)「お前ほんとにわかりやすいよな…」

(゚、゚トソン「心の声が聞こえてくるようでしたもんね。お前のさらに裏をかいてパーだ!って」

('A`)

( ´_ゝ`)「じゃあよろしく」

('A`)「ちくしょう…」

('A`)「ちくしょおおおおお!!!」

('A` )===3 ウワァァァンモウコネェヨ

( ´_ゝ`)「いや戻っては来いよ」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:56:05.34 ID:2rxwm1HnO
ガチャ

lw´‐ _‐ノv「うるせぇぞお前ら!!今何時だと思ってんだ!!まだ昼間じゃねーか!!」

( ´_ゝ`)

(゚、゚トソン

(;´_ゝ`)「いたー!!!」(゚、゚;トソン

lw´‐ _‐ノv「は?何が?ゴキ?」

( ´_ゝ`)σ

lw´‐ _‐ノv

lw´‐ _‐ノv「私はゴキじゃないぞ」

(゚、゚トソン「知ってます」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 21:59:07.16 ID:2rxwm1HnO
( ´_ゝ`)「先輩いたんならノックしたときに返事してくださいよ」

lw´‐ _‐ノv「すまん、ノイズキャンセラーのヘッドホンで般若心経聞いてた」

( ´_ゝ`)「完全防音やで」

(゚、゚トソン「運のない人ですね…ドクオさんも…」

( ´_ゝ`)「まぁ…いつかいいこともあるよ」

lw´‐ _‐ノv「いや、私はないと思うな…」

( ´_ゝ`)「ひでぇ」

(゚、゚トソン「ご主人が言えた口ですか」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 22:01:02.68 ID:2rxwm1HnO
バタン

lw´‐ _‐ノv「でさぁ、聞く?般若心経」

( ´_ゝ`)「いいです」

lw´‐ _‐ノv「心が不安定になるぞ」

( ´_ゝ`)「いいです」

lw´‐ _‐ノv「んだよつまんね。もういいよ一人UNOやるから」

(゚、゚トソン「相変わらず自由人ですね」

( ´_ゝ`)「いや変人だろ」

コンコン

(゚、゚トソン「おや?」

( ´_ゝ`)「ドクオか?」

lw´‐ _‐ノv「開いてますよーっと」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 22:03:36.21 ID:2rxwm1HnO
ガチャ

川д川「あの…こんにちは…」

( ´_ゝ`)「あれ?君は…土井さん、だっけ?」

川д川「あ…朝は、ありがとうございました」

(゚、゚トソン「いえいえ」

lw´‐ _‐ノv「む?愛人その4か?」

( ´_ゝ`)「俺の名誉を著しく損なう発言はやめてください」

(゚、゚トソン「それで、どうしたのですか?こんなカオス空間へ来て」

川;д川「カオスですか…」

川д川「えと、私…一年生なんですけど…SFに興味があって」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 22:05:35.59 ID:2rxwm1HnO
lw´‐ _‐ノv「おおう。今年度初の新人候補じゃ」

川д川「え…?そうなんですか?」

lw´‐ _‐ノv「うぃ。もう五月も半分過ぎたけど、まるで人が増えなくてねぇここ」

( ´_ゝ`)「(今五月だったんだ…)」

lw´‐ _‐ノv「結構宣伝は打ったんだけどなー」

川д川「あ…私見ました。サークル勧誘会のブレイクダンス」

lw´‐ _‐ノv「おー、見てくれてたんだ」

(゚、゚トソン「なんでSF研がブレイクダンス…」

川д川「ダンスサークルに行ってもいなかった、って友達が不思議がってました」

( ´_ゝ`)「勘違いされてますけど」

lw´‐ _‐ノv「そりゃあ増えないわけだわあっははははは」

( ´_ゝ`)「笑ってる場合か」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 22:07:32.52 ID:2rxwm1HnO
lw´‐ _‐ノv「まぁでも一人来ただけマシよ」

( ´_ゝ`)「…そっすね。んじゃ、今日はとりあえず体験ってことで」

川д川「はい」

lw´‐ _‐ノv「そうそう、お名前は?」

川д川「土井貞子です」

lw´‐ _‐ノv「んじゃあだ名は『リング』ね」

川;д川「え…いや…あの…」

(゚、゚トソン「後輩を困らせないほうがいいと思いますが」

lw´‐ _‐ノv「すまーぬ」

( ´_ゝ`)「俺は朝会ったからいい…よな?」

川д川「はい。流石先輩ですよね」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 22:09:19.51 ID:2rxwm1HnO
( ´_ゝ`)「そう。んで、この人が会長の須尚シュー先輩」

lw´‐ _‐ノv「気軽にお姉さまと呼んでくれたまえ」

川д川「はぁ…須尚お姉さま」

lw´‐ _‐ノv

川д川「?」

lw´‐ _‐ノv「吐血!!」

川;д川「ええ!?」

( ´_ゝ`)「あの…ごめん…お姉さまなしで…」

川;д川「は、はい…」

lw´‐ _‐ノv「はぁ、はぁ…たまらん」

(゚、゚トソン「そういうキャラだったんですか…」

( ´_ゝ`)「いや…多分発作だから…」

川;д川「(や、やっていけるかな…私…)」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 22:10:58.39 ID:2rxwm1HnO
( ´_ゝ`)「んで、本当はもう一人いるんだけど」

コンコン

( ´_ゝ`)「お、来たかな」

ガチャ

('A`)「なんで鍵開いてんだよぶち殺すぞ兄者」

( ´_ゝ`)「時に落ち着け」

川;д川

( ´_ゝ`)「お客さんが怯える」

('A`)「お客…え?誰?この人」

川;д川「い、一年の土井貞子です…」

( ´_ゝ`)「SF研期待の新星になるかもしれない人」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 22:13:16.05 ID:2rxwm1HnO
('A`)「新星って…まさか、入るの?SF研に?」

(゚、゚トソン「かもしれません」

('A`)「この人が?後輩の?おにゃのこが?」

lw´‐ _‐ノv「うん」

('A`)

('A`)「ちょっと待って」

ガチャ バタン

川;д川「え…え?」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 22:15:02.12 ID:2rxwm1HnO
ガチャ バタン
  ,_
('A`)「二年生の鬱田ドクオです。よろしく」
  ,_
('A`) キリッ

( ´_ゝ`)

(゚、゚トソン

lw´‐ _‐ノv

川;д川
  ,_
('A`)
  ,_
('A`) キリッ

( ´_ゝ`)lw´‐ _‐ノv(゚、゚トソン イラッ

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 22:17:22.35 ID:2rxwm1HnO
(#)Aメ)

( ´_ゝ`)「ふぅ…」

lw´‐ _‐ノv「ふぅ…」

(゚、゚トソン「チッ」

川;д川「え…えぇー…」

( ´_ゝ`)「ああ、ごめん。今のはただの制裁だから」

川;д川「(制裁にただのとかあるんでしょうか…)」

lw´‐ _‐ノv「大丈夫、アメ…鬱田は喜んでるから。すぐ治るし」

(#)Aメ)「兄者だけ倍返す」

( ´_ゝ`)「えー」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 22:18:53.24 ID:2rxwm1HnO
川;д川「あ、あの…それで、SF研って普段はどんなことをしてるんですか?」

lw´‐ _‐ノv「自由」

川д川「自由、ですか」

('A`)「うん。やりたい放題」

川д川「(本当に治ってる)」

( ´_ゝ`)「名目上は『SF的文献の読書と考察』かな」

lw´‐ _‐ノv「一応その手の本はいっぱいあるしね」

川д川「あ、この本棚ですね」

lw´‐ _‐ノv「エロ本もいっぱいあるけどね」

川;д川「え、えろ…ですか…」

(゚、゚トソン「本気でどうしようもないサークルですね」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 22:20:22.68 ID:2rxwm1HnO
( ´_ゝ`)「まぁ、なんていうか…一般的なSF研とは大分違うかもね」

川д川「ええと…私のイメージとはちょっと…」

lw´‐ _‐ノv「正直でよろしい」

川д川「…でも、楽しそうです。皆さん」

('A`)「でしょ」

川;д川「(鬱田さんは痛そうでしたけど…)」

( ´_ゝ`)「んじゃそろそろ活動始めますか」

lw´‐ _‐ノv「ういうい」

('A`)「おーし」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 22:22:10.43 ID:2rxwm1HnO
lw´‐ _‐ノv ←ソリティア開始

('A`) ←モンハン開始

( ´_ゝ`) ←レポート開始

(゚、゚トソン ←観察

川д川

川д川「(え…)」

川;д川「(えぇー…)」

川;д川 ←困る

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 22:23:58.18 ID:2rxwm1HnO
(゚、゚トソン「…あの…貞子さんが困ってますが」

( ´_ゝ`)('A`)lw´‐ _‐ノv ハッ

( ´_ゝ`)「しまった…ついいつものように活動してしまった…」

川;д川「いつもこうなんですか…」

('A`)「そうだよな、みんなでできることしないと…モンハンとか」

川;д川「持ってないです…すいません…」

lw´‐ _‐ノv「じゃあソリティアやろうぜ」

(゚、゚トソン「思いっきり一人用じゃないですか」

( ´_ゝ`)「っていうかトランプあるんだからもっと選択肢あるでしょ」

lw´‐ _‐ノv「…だめだ!フリーセルしか思いつかない!」

(゚、゚トソン「友達いないんですか?」

川;д川「というかSFはどこに…」

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 22:26:07.17 ID:2rxwm1HnO
('A`)「じゃああれやろうぜ、ほら…ジョーカーをババって呼んで押し付けあう奴」

( ´_ゝ`)「なんでそこまでわかってて名前出ないんだよ」

lw´‐ _‐ノv「おっしゃー!じゃあ第一回ババ押し付け合いゲーム開催!」

( ´_ゝ`)「だからババ抜きだろ!なんで名前出ないんだよ!」

川;д川「あの…SF…」

(゚、゚トソン「はい、どうぞ。貞子さんの手札です」

川д川「あ、どうも」

('A`)「まずはペアを捨てるんだよな。カップル死ね」

( ´_ゝ`)「そういう意味じゃないけどな」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 22:27:33.24 ID:2rxwm1HnO
lw´‐ _‐ノv「えーと、これとこれとこれとこれと」

lw´‐ _‐ノv

lw´‐ _‐ノv「おい!私手札一枚になった!すげくね!?」

( ´_ゝ`)「えぇー…」

(゚、゚トソン「えぇー…」

川;д川「すごいですね…」

('A`)「えぇー…そしてそれを引く俺」

lw´‐ _‐ノv「だがババ」

(#'A`)「クッソがあああああ!!!」

lw´‐ _‐ノv「誰がクソババだ」

('A`)「言ってないです」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 22:29:21.21 ID:2rxwm1HnO
( ´_ゝ`)「はい次俺。あ、揃った」

(゚、゚トソン「次は私…だめでした」

川д川「あ、じゃあ私ですね…はい、どうぞ」

('A`)「引くぞ引くぞ引くぞ!!」

('A`)

( ´_ゝ`)「はい俺ー」

lw´‐ _‐ノv「(見てるの超つまんねぇな)」

数十分後

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 22:30:43.94 ID:2rxwm1HnO
( ´_ゝ`)「っしゃ、あがった」

(゚、゚トソン「あ、私もです」

川д川「ほっ…よかった」

('A`)

('A`)「兄者…なんでババ引かないんだよ…」

( ´_ゝ`)「だってお前ババ以外のに手置くと目が泳ぎまくるんだもん…」

('A`)「もっかいやろうもっかい。っていうかもう俺が勝つまでやろう」

lw´‐ _‐ノv「それ永遠に終わんなくね?」

('A`)

川д川「(SF…)」

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 22:32:03.17 ID:2rxwm1HnO
キーンコーンカーンコーン…

('A`)「結局全敗な件」

lw´‐ _‐ノv「残り物には福があるよ」

('A`)「福なんてなかった」

( ´_ゝ`)「余り物同士ババと仲良くやれよ」

(゚、゚トソン「お似合いですよ」

(;A;)「うるせー!リア充どもが!」

川;д川「あの…あんまり落ち込まないでください、先輩…」
  ,_
('A`)「OK」 キリッ

( ´_ゝ`)lw´‐ _‐ノv(゚、゚トソン「(うっぜぇー…)」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 22:33:20.73 ID:2rxwm1HnO
lw´‐ _‐ノv「じゃっ私はこれで」

ブロロロロ…

川д川「須尚先輩はバイク通学なんですね」

( ´_ゝ`)「ああ、昨日一台修理に出してたけど」

('A`)「あの人何台バイク持ってんだよ…じゃ、またね」

川д川「はい。さようなら」

( ´_ゝ`)「土井さんは俺と同じ方向か。家近いの?」

川д川「歩いて十分ぐらいですね」

(゚、゚トソン「本当に近いですね」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/08(日) 22:34:36.06 ID:2rxwm1HnO
( ´_ゝ`)「じゃあま、俺らは先に帰るけど」

川д川「はい。お気をつけて」

( ´_ゝ`)「お互いにな。じゃ」

(゚、゚トソン「っていうかまた私ランニングですか…」

( ´_ゝ`)「だって俺走りたくねーし」

コギコギコギタッタッタッタ…

川д川「(…流石先輩とトソンさん、一緒に帰ったけど…本当にどういう関係なんだろう…)」

川д川 テクテク

川д川「(そういえば…結局今日の活動、SF全然関係なかったな…)」

川д川 テクテク

川д川「(…楽しかったからいいか…)」




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