( ´∀`)モナーの日記なようです

2 名前: ◆N9cmoe2A0A 投稿日:2010/03/14(日) 23:04:24.91 ID:mz0jfi9Z0
 −11月7日−

( ´∀`)つヾ カキカキ

( ´∀`)つヾ カキカキ

(´∀` )つ_ コトッ

(( ´∀`))(寒いなぁ)

3 名前: ◆N9cmoe2A0A 投稿日:2010/03/14(日) 23:05:41.70 ID:mz0jfi9Z0
( ´∀`)つヾ カキカキ

( ´∀`)つヾ カキカキ

( ´∀`)つヾ カキカキ (もう11月かぁ)

( ´∀`)つ_ コトッ (早いなぁ)

( ´∀`)
   う旦

( ´∀`)(今日は何かいいことあればいいなぁ)
   う旦

 そう思う日は大体いいことはないわけだけども。

4 名前: ◆N9cmoe2A0A 投稿日:2010/03/14(日) 23:08:26.75 ID:mz0jfi9Z0

 11月7日
 この日は寒かった、いつも薄着である自分だけどもこの日は厚着をして図書館へ向かった。

最近することといえば本を読むことかゴロゴロするかしかないわけだけども、今日は少し歩きたくなった。

そんなつまらないといえばそれまでかもしれないけどそんな理由で僕は今、外を歩いている時だった。

5 名前: ◆N9cmoe2A0A 投稿日:2010/03/14(日) 23:11:56.76 ID:mz0jfi9Z0
( ´∀`)? <ピピピピピ

 普段携帯はマナーモードにしていて鳴らないはずなんだけど、たまたまマナーモードを解いていたらしい。
携帯電話を取り出してメールであることを確認しメールを開く。

6 名前: ◆N9cmoe2A0A 投稿日:2010/03/14(日) 23:13:50.09 ID:mz0jfi9Z0

( ´∀`)「……?」

 内容はこれだけ

 10分後あなたにお会いするでしょう、暇なら話し相手になってください。


( ´∀`)「……」

 相手のアドレスは知らないアドレスだった。

8 名前: ◆N9cmoe2A0A 投稿日:2010/03/14(日) 23:16:11.52 ID:mz0jfi9Z0

(;´∀`)

 こんなメールは初めてだ。違和感というか嫌な予感がしてならなかった。
正直図書館ではなく違ったところに行こうかなとも思ったが、なぜか足は図書館へ向かって行くのであった。

9 名前: ◆N9cmoe2A0A 投稿日:2010/03/14(日) 23:17:27.63 ID:mz0jfi9Z0
(;´∀`)「……」

 図書館に着いた。メールが来て5分ほど経ったあたり

 いつものように閑散とした図書館。知り合いの顔はないように思えた。

 内心なぜかほっとした。

11 名前: ◆N9cmoe2A0A 投稿日:2010/03/14(日) 23:22:43.12 ID:mz0jfi9Z0

( ´∀`)「……」

 本棚に向い、本を一冊とって椅子に座った。

 ふと携帯を見る。メールがあって10分が経とうとしていたころだった。やはり誰もいないじゃないか。

 いたずらでしかなかったことになぜかほっとして、携帯をポケットに入れたときだった。

(#゚;;-゚)

 知り合いの顔が見えた。

13 名前: ◆N9cmoe2A0A 投稿日:2010/03/14(日) 23:28:23.03 ID:mz0jfi9Z0

(#‐;;-)ペコッ

(;´∀`)「……」

(#゚;;-゚)『場所変えませんか?』

(;´∀`)) コク

(#゚;;-゚)『では、その本を借りるなら借りてきてください。待ってます』

(;´∀`)) コク

 どうやら、ちょっとしたことに巻き込まれるようだ。

14 名前: ◆N9cmoe2A0A 投稿日:2010/03/14(日) 23:35:55.87 ID:mz0jfi9Z0


(;´∀`)

(#゚;;-゚)つ『今日は私が持ちますからお好きなのどうぞ』

 つれて来られたのは、図書館から少し歩いた場所の喫茶店。人は少ない。無難にホットの珈琲を頼む。彼女も同じホットのコーヒーを注文した。

(#^;;-^)つ『ここのはおかわりがタダなんでよく来るんです』

( ´∀`)つ『そうなんですかー最近としては珍しいですね』

(#^;;-^)『ですねぇ』

15 名前: ◆N9cmoe2A0A 投稿日:2010/03/14(日) 23:36:37.25 ID:mz0jfi9Z0

ζ(^ー^*ζ「では、ごゆくっりー」

 ウェイトレスさんの運んできたコーヒーの湯気が天井に向かって上がっている。

 少し苦い香りを運んでいるその湯気は鼻先ぐらいで消えていく。

(#゚;;-゚)つヾ 『今日はなんだかすみません』

( ´∀`)つヾ『いえいえ、暇してたのでいいですよ』

(#゚;;-゚)つヾ 『そうですかぁ、私のお話というのは些細なことなのでゆっくりしてください』

( ´∀`)) コクコク

17 名前: ◆N9cmoe2A0A 投稿日:2010/03/14(日) 23:43:00.40 ID:mz0jfi9Z0







 その後コーヒー1杯を飲み終えるあたりまでは最近読んで面白かった本について話した。

 どうやら好みが似ているようなところがあるらしく

(#゚;;-゚)『あれはいい本でしたね』

( ´∀`)『ですね、作者が何がいいたいのか分かる本というのが分からないと伝わりませんから』

 と、いったふうに普通の会話



(#゚;;-゚)『私はこんな風に筆談をするようになってからこんな風に話すことはなかったからうれしいよ』

( ´∀`)『それはなによりです』



 でも、このとき既に違和感が自分を襲っていた。

18 名前: ◆N9cmoe2A0A 投稿日:2010/03/14(日) 23:46:04.55 ID:mz0jfi9Z0
( ´∀`)「……」

 もちろんこんなことは書かないが内心こう思っていた。



 たぶんこの人はしゃべれるんじゃないかなと。

 なんでもない、なんでもないのだけども何故かそう思った。


22 名前: ◆N9cmoe2A0A 投稿日:2010/03/14(日) 23:54:13.03 ID:mz0jfi9Z0

(#゚;;-゚)『さて、本題に入ろうかな』

(;´∀`)

(#゚;;-゚)『とある本のお話にね、こんなお話があったんだ』


『とある付き合っていた男女がいました。

 周りから見れば二人はいいカップルだった、でもこの2人は別れました。

 男が浮気して女が愛想をつかして別れた、ただそれだけ』

24 名前: ◆N9cmoe2A0A 投稿日:2010/03/15(月) 00:02:07.81 ID:0J2n7pXE0
(#゚;;-゚)『君にはこのあとに男と女の差がわかるかな?』

( ´∀`)「……」

( ´∀`)つヾ 『単純に男には浮気したその女が居るというとと女には相手が居ないってコトですか?』

(#゚;;-゚)つヾ 『まぁそうだね、男には浮気相手が居るわけだけど女には何も残らないね』

( ´∀`)「……」

(#゚;;-゚)つヾ 『すこし続きがあってね』


『そしてこのあと男が復縁を求めました

 女はもちろん拒否しました

 その後男は「お前と一緒になれないなら死ぬ」などといって包丁を持って女を刺した



(#゚;;-゚)つヾ 『と、まぁ簡潔に書くと面白くもなにもないお話なんだけども』


(#゚;;-゚)つヾ『なんで男が女を刺したかわかるかな?』

27 名前: ◆N9cmoe2A0A 投稿日:2010/03/15(月) 00:07:47.54 ID:0J2n7pXE0
(;´∀`)「……?」

 単純に答えるだけならあきらめきれない、いいところは終わった後に気がつくってやつじゃないのか?と思った。

 でも、こんなことぐらいは彼女も分かっているはずなわけで。


(;´∀`)「……」

(#゚;;-゚)「……」



 へんな空気の沈黙が続いた

31 名前: ◆N9cmoe2A0A 投稿日:2010/03/15(月) 00:14:26.43 ID:0J2n7pXE0
ζ(゚ー゚*ζ「お注ぎしまーす」

 沈黙を破ったのはウェイトレスの珈琲を注ぐ一声だった。

ζ(゚ー゚*ζ「では、ごゆっくりー」

 場の空気が変わった、そして答えが見つかった。

( ´∀`)『わかりませんねぇ』

(#^;;-^)『やっぱりですか、私も分かりません。つまらないことでしたが考えてみれば分からないことは沢山あるものですよね』

( ´∀`)『ですよねぇ』


 その後は、またなんでもない会話が続いた。

32 名前: ◆N9cmoe2A0A 投稿日:2010/03/15(月) 00:19:23.36 ID:0J2n7pXE0
(#゚;;-゚)『今日はありがとうございました』

( ´∀`)『いえいえ、ご期待に答えられずもうしわけないです』

(#^;;-^)『またよかったらお話しましょう』

( ´∀`)『では』

(#^;;-^)「はい、では」





 そういえば、どうしてアドレスを知っていたのだろうか




36 名前: ◆N9cmoe2A0A 投稿日:2010/03/15(月) 00:22:45.08 ID:0J2n7pXE0
( ´∀`)つヾ カキカキ

( ´∀`)つヾ カキカキ

( ´∀`)つヾ カキカキ

( ´∀`)(今日は……なんだかねぇ……)

( ´∀`)(うーん……)

38 名前: ◆N9cmoe2A0A 投稿日:2010/03/15(月) 00:28:49.95 ID:0J2n7pXE0
( ´∀`)(うん、なんか違和感残るけどそんな日もあるよね!)

( ´∀`)つヾ カキカキ

( ´∀`)つヾ カキカキ

( ´∀`)つ_ コトッ


『今日はよく分からない日でした、でぃさんはよくわからない

というよりなんか怖い……わけでもないけど少し気が抜けないなぁ

メールアドレスどうして知っていたんだろう、それだけ知りたいなぁ』


11月7日


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