('A`)バケモノが暮らすお城のようです

25 名前: ◆8ucKZ4ro3.[sage] 投稿日:2009/02/04(水) 21:01:27.61 ID:CWLDQZ+20

第七話  予兆


('A`)「・・・暇だ」

( ФωФ)「・・・記憶が無いというのに能天気な奴め」

('A`)「そんな簡単に出てくるもんじゃないんだよ・・・畜生人事だと思いやがって・・・」

( ^ω^)「記憶無いってなんのことだお?」

('A`)「・・・」

( ФωФ)「・・・」

( ^ω^)「・・・お?」

27 名前: ◆8ucKZ4ro3.[sage] 投稿日:2009/02/04(水) 21:03:34.30 ID:CWLDQZ+20

('A`)「・・・あれ?話してないっけ?」

( ФωФ)「・・・・・・・・・はて、どうじゃったか・・・」

( ^ω^)「誰の記憶がないんだお?」

( ФωФ)「くぁwせdrftgyふじこlp」

(;゜ω゜)「お!?ドクオ記憶喪失だったのかお!?」

( ФωФ)(・・・通じた・・・・・・)

('A`)(通じた・・・・・・!?)

28 名前: ◆8ucKZ4ro3. 投稿日:2009/02/04(水) 21:05:07.17 ID:CWLDQZ+20
またやってしまったor2
>>27修正

('A`)「・・・あれ?話してないっけ?」

( ФωФ)「・・・・・・・・・はて、どうじゃったか・・・」

( ^ω^)「誰の記憶がないんだお?」

( ФωФ)「くぁwせdrftgyふじこlp」

(;゚ω゚)「お!?ドクオ記憶喪失だったのかお!?」

( ФωФ)(・・・通じた・・・・・・)

('A`)(通じた・・・・・・!?)

30 名前: ◆8ucKZ4ro3.[sage] 投稿日:2009/02/04(水) 21:06:34.85 ID:CWLDQZ+20

('A`)「その反応だと話してなかったっぽいな」

( ФωФ)「折り入って話すようなことでもないからの」

('A`)「・・・いや、頼むからもっと重要視しろ」

( ^ω^)「なんでそんなことになったんだお?」

('A`)「それがわからないから記憶喪失なのだよホライゾン=ジー・・・何だっけ」

( ^ω^)「ブーンって呼べお、いやそこまでいったら出せお」


31 名前: ◆8ucKZ4ro3.[sage] 投稿日:2009/02/04(水) 21:08:23.48 ID:CWLDQZ+20

( ФωФ)「暇つぶしに記憶でも探してみるか?」

('A`)「暇つぶしってお前・・・」

( ^ω^)「おー・・・でも、どうしたらいいかわかんないお」


ギィ──


( ФωФ)('A`)「!?」( ^ω^)


城の扉が開いた。

33 名前: ◆8ucKZ4ro3.[sage] 投稿日:2009/02/04(水) 21:09:42.12 ID:CWLDQZ+20

lw´‐ _‐ノv


扉が開いた先には黒くて長い髪の女性が立っている。
目は閉じている様に見えるが前が見えているのだろうか、すたすたと城の中へ入ってくる。
突然起きたことのため、三人ともその女性に視線を集中させる。


lw´‐ _‐ノv「や、御機嫌よう」

( ^ω^)「・・・?」

('A`)「・・・知り合い?」

( ФωФ)「・・・いや・・・誰じゃお前は?」

34 名前: ◆8ucKZ4ro3.[sage] 投稿日:2009/02/04(水) 21:11:09.50 ID:CWLDQZ+20

lw´‐ _‐ノv「知らなくて当然さね、会ったことないもん」

( ФωФ)「・・・はぁ・・・・・・」

('A`)(なんなんだ・・・)

lw´‐ _‐ノv「ん?そこのお前・・・」

('A`)「ん?」

lw´‐ _‐ノv「・・・」

('A`)「・・・なんだ?」

lw´‐ _‐ノv「・・・いや、きもいな」

('A`)

35 名前: ◆8ucKZ4ro3.[sage] 投稿日:2009/02/04(水) 21:13:44.92 ID:CWLDQZ+20

('A`)「・・・・・・え?今初対面の人にきもいっていわれた?」

( ФωФ)「ばっちり言われたな」

( ^ω^)「はっきり聞こえたお」

('A`)「ああ聞いてくれたか、ばかやろう」

( ФωФ)「・・・で、お前は何者じゃ?」

lw´‐ _‐ノv「ん?あたしはシュール=スォーネ。ただの旅人さ。」

lw´‐ _‐ノv「あんたがたは?」

( ^ω^)「ホライゾン=ジーアスだお!ブーンって呼んでくれお!」

( ФωФ)「・・・ロマネスク=フルムじゃ」

('A`)「ドクオ=バラッドです」

36 名前: ◆8ucKZ4ro3.[sage] 投稿日:2009/02/04(水) 21:15:25.26 ID:CWLDQZ+20

lw´‐ _‐ノv(です?)

lw´‐ _‐ノv「あそ、この辺りに村か何かご存知ない?」

( ФωФ)「・・・城の横に崖があったじゃろう、そこに坂道があって下ればすぐ村が見える」

lw´‐ _‐ノv「ほほう、村があるのか。そいつは早速行かないとね」

( ^ω^)「お!ブーンが案内するかお?」

lw´‐ _‐ノv「mj?お言葉に甘えちゃうぜ」

( ^ω^)「おっおっ」

38 名前: ◆8ucKZ4ro3.[sage] 投稿日:2009/02/04(水) 21:17:22.69 ID:CWLDQZ+20

lw´‐ _‐ノv「それじゃあねドクオにロマネスク。良い夜を」

( ФωФ)(!?)

('A`)「・・・良い夜を」


シュールとブーンの二人が城を出ていった。
まるで嵐が過ぎた後のように、妙に静かな時が流れる。


('A`)「・・・なんか変な奴だったな」

('A`)「まだ昼なのに良い夜をって」

( ФωФ)「・・・」

('A`)「・・・ロマネスク?」

40 名前: ◆8ucKZ4ro3.[sage] 投稿日:2009/02/04(水) 21:19:25.55 ID:CWLDQZ+20

( ФωФ)「む・・・うむ、そうじゃな・・・」

('A`)「・・・どうした?お前もなんか変だぞ?」

( ФωФ)「・・・良い夜をとは」

('A`)「?」

( ФωФ)「・・・・・・いや、なんでもない。あとで話そう」

('A`)「・・・何でだよ、今話せばいいじゃん」

( ФωФ)「・・・」

41 名前: ◆8ucKZ4ro3.[sage] 投稿日:2009/02/04(水) 21:21:29.34 ID:CWLDQZ+20
ロマネスクは黙ったまま二階へ続く階段を上る。
その姿を見てドクオは何も言い出せなくなった。雰囲気がいつもと違う。

('A`)(なんだよ・・・)

('A`)(・・・良い夜を?ただの挨拶じゃないのか?)

('A`)(・・・)

(-A-)

42 名前: ◆8ucKZ4ro3.[sage] 投稿日:2009/02/04(水) 21:24:11.61 ID:CWLDQZ+20
数分後。


バターンだだだだ

( ^ω^)「ただいまー」

(-A-)「んぐー・・・んぐー・・・」

( ^ω^)「・・・また寝てるのかお」

( ^ω^)「・・・?ロマネスクはどこいったお?」

44 名前: ◆8ucKZ4ro3.[sage] 投稿日:2009/02/04(水) 21:27:00.72 ID:CWLDQZ+20

( ^ω^)「・・・」

( ^ω^)「ま、いいかお」

( ^ω^)「ブーンはブーンてしてくるお!」

    ⊂ニニニニ( ^ω^)ニニニ⊃ブーン


それぞれが思うところのある真昼時。
城の中は静かな空気に包まれたまま時間が流れる。



そして夜が始まる。

第七話  終


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