- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 22:56:01.74 ID:4w5eEfLVO
- ……拝啓、父上様……母上様
あれ…………父母なんていたっけ……?
そんなことは……いい。
イライラ。
ミ,,・)< ピヨピヨ
(,,゚−゚)「……うるさい」
ザシュッ!
ミ,, )< ピ…
……こんなんじゃ、物足りない。
……お礼参り……しないと。
あ…………お礼参りと言っても……ありがとうって言って回ることじゃ……ない…よ?
- 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 22:58:32.20 ID:4w5eEfLVO
- ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
( ^ω^)とモンスターのいる農場のようです
【しにがみ が あらわれた!】
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 23:02:03.58 ID:4w5eEfLVO
- ( ・∀・)「あー?」
(*゚∀゚)「なぁモララー。まだ次の町に着かないのか?もう日暮れちまったぞ」
( ・∀・)「んー、この辺りのはずなんだけどねー」
o川*゚ー゚)o「もしかして……迷った?」
( ・∀・)「はっはっはっ。何を言うんだ」
( ・∀・)「もしかしなくても迷った」
(*゚∀゚)o川*゚ー゚)o「「おい」」
( ・∀・)「いやー、困った困った」
(*゚∀゚)「……全然困ってるようには見えないんだけど」
- 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 23:05:21.38 ID:4w5eEfLVO
- o川*゚ー゚)o「じゃあ今日はここで野宿?」
( ・∀・)「そうなるかな」
(*゚∀゚)「野宿かー」
( ・∀・)「とりあえず薪を集めてこよう。火がないと何もできないし」
(*゚∀゚)「そうだな」
o川*゚ー゚)o「あまり離れすぎないようにね」
ヒョコッ
(,,゚−゚)「……?変な気配……」
( ・∀・)「まきーまきーポールまきー♪」
(,,゚−゚)「……あいつ?……変な感じ」
- 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 23:07:36.38 ID:4w5eEfLVO
- ( ・∀・)「こんなもんかな」
(,,゚−゚)「……」
( ・∀・)「……ん?誰?君」
(,,゚−゚)「……」
( ・∀・)「こんなとこに1人でいたら危ないじゃないか。早く家に帰りなさい」
(,,゚−゚)「……やっぱり、変な感じ」
( ・∀・)「……そもそも家が近くにあるのかな。それなら是非ともそこまで案内してもらいたいとこだけど」
(,,゚−゚)「……」
( ・∀・)「……あれ?どうしたの?というか、どこから出したのかな?その鎌」
(,,゚−゚)「……虐殺するよ?」
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 23:09:31.55 ID:4w5eEfLVO
- (;・∀・)「虐殺……ってあぶねっ!!」
(,,゚−゚)「大人しく……しろ!」
(;・∀・)「やめて!危ない!危ないって!!当たったら死ぬよ!」
(,,゚−゚)「殺すから……死んでいい」
(;・∀・)「あ!せっかく拾った薪が!!」
(,,゚−゚)「薪なんか……どうでもいい!」
( ・∀・)「よっ、ほっ、せっ」
(;゚−゚)そ(攻撃をよけながら……薪を拾い始めた?)
( ・∀・)「おー、なんか避けるの慣れてきた」
(;゚−゚)「くっ……!ちょこまか……するな!」
( ・∀・)「はっはー、当たらないよー」
- 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 23:11:59.61 ID:4w5eEfLVO
- (;゚−゚)「はぁ……はぁ……」
( ・∀・)「あ、気が済んだ?」
(;゚−゚)(なんで……当たらない……?)
( ・∀・)「家に帰らなくていいの?」
(;゚−゚)(……ただの……人間……なのに)
( ・∀・)「今からごはん作るけど、一緒に食べてく?」
(;゚−゚)「……敵の……施しは……!」グゥー……
(,,゚−゚)「……今日からは……受けることに…した」
( ・∀・)「うん。じゃあこっちに来て」
- 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 23:14:36.39 ID:4w5eEfLVO
- (*゚∀゚)「おっ。モララーも戻っt……誰だそのガキ」
(,,゚−゚)「むっ……ガキじゃ……ない」
( ・∀・)「拾った」
(゚−゚, )「……物みたいに……いうな」
o川*゚ー゚)o(何この子……強力ってわけじゃないけど異質な魔力を持ってる……)
(,,゚−゚)(ん……この人間……?人間……?)
(,,゚−゚)(……寒そうなカッコ)
( ・∀・)「火つけたよー」
(*゚∀゚)「ウサギの肉と野菜を適当にいれたスープでいいな」
( ・∀・)「いいよね?」
(,,゚−゚)コクコク
- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 23:17:00.54 ID:4w5eEfLVO
- ( -∀-)「あ゙ー……あったまるー」
o川*゚ー゚)o「おいしーい」
(*゚∀゚)「あひゃー」
(,,゚−゚)クンクン
( ・∀・)「どうしたの?君も食べなよ」
(,,゚−゚)「……わかった」
(,,゚o゚)ガツガツガッ……
(;゚―゚)「み゚っ!!」
(;・∀・)「ど、どうしたの!?」
(,,゚−T)「…………熱かった」
( ・∀・)「あ、猫舌なんだ」
- 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 23:19:03.57 ID:4w5eEfLVO
- (*-∀-)「はー、くったくったー」
(*゚∀゚)「ごっそさーん」
o川*゚ー゚)o(久しぶりに誰かの手料理を食べたなー……)
(,,゚−゚)モグ…モグ… ←冷ましながらだから遅い
(,,゚−゚)「……食べた」
(,,゚−゚)「……元気100倍」
( ・∀・)「おー、それは良かった」
(,,゚−゚)「……今なら……殺れる」チャキ
(;*゚∀゚)「なんだなんだ……なんだ!?その鎌!!」
o川;*゚ー゚)o「ちょっ、ちょっと!?」
( ・∀・)「さっきも思ったけどその鎌どこにしまってんの?」
(,,゚−゚)「あの世と……この世の……境目」
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 23:21:27.20 ID:4w5eEfLVO
- (;*゚∀゚)「おいモララー!なに余裕ぶっこいてんだよ!!」
o川;*゚ー゚)o「くっ……魔法で……」
( ・∀・)「大丈夫大丈夫。子供の遊びみたいなもんだから」
(,,゚−゚)「子供じゃ……ないっ!!」
( ・∀・)「はっはー。甘いよー」
(,,゚−゚)「今度こそ……ぎゃくしゃつするよ!」
( ・∀・)「噛んでるよー」
(;゚−゚)「うるさい……!」
<ハッハッハー
<……ニゲルナ……!!
(*゚∀゚)
o川*゚ー゚)o
(*゚∀゚)「……寝る準備、するかぁ」
o川*゚ー゚)o「……そうね」
- 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 23:23:17.07 ID:4w5eEfLVO
- ―数時間後―
(;゚−゚)「ぜぇ……ぜぇ……」
( ・∀・)「ふぅ。いい汗かいたね」
(;゚−゚)(なんで……倒せない……?)
カシャッ
(,,゚−゚) 《(,,゚−゚)<从'ー'从》←今まで
カシャッ
(,,゚−゚)そ 《(,,゚−゚)<( ・∀・)≦从'ー'从》←今
チーン!
(;゚−゚) 《( ・∀・)「はっはー。僕が倒せないのに奴が倒せると思うかい?」》←結果
( ・∀・)「どうしたの?」
(,, − )「つ……」
( ・∀・)「つ?」
ダッ
(ぅ−T, )≡≡「次は……虐殺すりゅ……っ!!」
(;・∀・)「あっ!ちょっと!?」
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 23:25:21.20 ID:4w5eEfLVO
- (*゚∀゚)「あーあ、泣かした」
o川*゚ー゚)o「あーあ……」
( ・∀・)「痛い痛い。視線が痛い」
(*゚∀゚)「でもさー、何なんだろうなあのガキ」
( ・∀・)「近くの村の子供かなー」
(*゚∀゚)「……この辺のガキはみんなあんなでっかい鎌を振り回してんのか?」
( ・∀・)「さぁ……。まぁいいじゃん。寝よ寝よ」
o川*゚―゚)o(……バカね。あれが人間の子供なわけないじゃない)
o川*゚―゚)o(とりあえずはこの自称勇者様がうまくあしらってくれそうだけど……ちょっと心配ね……)
o川*゚―゚)o(鎌をあの世とこの世の境目にしまってるって言ったわよね……?)
o川*゚―゚)o(冥府の魔物……?だとしたら異質な魔力も納得がいくわ……)
- 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 23:27:18.59 ID:4w5eEfLVO
- o川*゚ー゚)o「モララー、あの子のことなんだけど……」
( ・∀・)「僕らの子供にして一緒に育てようって?それはちょっと気が早いんじゃない?」
(*゚∀゚)っ=lニニフ「んなこと誰も言ってねぇだろ」
( ・∀・)「痛いって。ナイフ痛いって」
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「……寝るかぁ」
(∵ ≡ ∵)【翌朝】
( ・∀・)「よーし、出発だー!」
(*゚∀゚)「今度は迷うなよ!」
( ・∀・)b「大丈夫!地図はキューちゃんに任せたから!」
o川*゚ー゚)o「胸張っていうな」
- 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 23:29:11.76 ID:4w5eEfLVO
- (*゚∀゚)「そういや昨日のガキは……」
( ・∀・)「大丈夫じゃない?」
ガサッ
从从从゚−゚)从从从
(・∀・ )「ちゃんとついてきてるから」
(゚∀゚*)「……そう、だな」
o川*゚ー゚)o(……しばらくは放置ね。まだ何がしたいかわからないし)
o川*゚ー゚)o「早く行こっ。ここからなら村もすぐだよ」
( ・∀・)「いぇーい」
(*゚∀゚)「いぇーい」
从从从゚−゚)从从从(…………楽しそう)
- 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 23:31:14.00 ID:4w5eEfLVO
- (,,゚−゚)(……どうやって……あいつを虐殺しよう……)
(,,゚−゚)(( ・∀・ =-ハッハー≡-= ・∀・ =-ハッハー≡-= ・∀・)ハッハー)
(,,゚−゚)(……まずは……動きを……封じなきゃ)
(,,゚−゚)(そうだ……先回りして……落とし穴……だ)
≡≡≡(,,゚−゚)ソソクサ
o川*゚ー゚)o「この林道を抜ければすぐ村に着くよ」
(*゚∀゚)「おー!あとちょtt……何やってんだあいつ」
( ・∀・)「なんか掘ってるみたいだね」
(;゚−゚)セッセ、セッセ
- 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 23:33:49.73 ID:4w5eEfLVO
- (;゚−゚)「ふぅ…………意外と……重労働」
( ・∀・)「手伝うよ」
(,,゚−゚)「……助かる」
( ・∀・)「でも、なんで穴を掘ってんの?」
(,,゚−゚)「…………落とし穴」
( ・∀・)「へぇ、落としたい人がいるんだ」
(,,゚−゚)「そう…………落として……逃げ場を無くして……虐殺する」
( ・∀・)「物騒だな……よし。深さはこんなんで十分じゃない?」
(゚−゚, )「助かった…………恩にきr」
(゚−゚;)「うわっ……!いつの間に……!」
( ・∀・)「気づくのに結構時間かかったね」
- 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 23:35:25.73 ID:4w5eEfLVO
- (゚−゚; )「くっ……こうなったら……今この場でぎゃくしゃ……」
「ちゅるびゅにゃむ゙ぃっ!?」
( ・∀・)「あ、落ちた」
(*゚∀゚)「おいモララー、いつまでそいつに構ってんだ。早く行こーぜ!」
(・∀・ )「わかった。すぐ行くよ」
( ・∀・)「村が近くにあるらしいから、君も早く穴から出ておいでよ」
(・∀・ )「じゃねー」
(#)T−゚)「…………痛い」
- 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 23:37:33.42 ID:4w5eEfLVO
- (;゚−゚)(……落とし穴は……危険だ)
(,,゚−゚)(…………魔法が……使えないのは……痛い)
(,,゚−゚)(あいつに……やられたせいで……まだ……完全に魔力が……戻ってない……)
(,,゚−゚)(魔法が……使えたら……)
( ・∀・)ハッハー (゚−゚, )ギャクサツスルヨ
(,,゚( ・∀・)そ ハッハー!? |‖‖|シュンッ
(;゚−゚)そ カワサレタ!! -=(・∀・ )ハッハー、アマイアマーイ
(,,゚−゚)(……)
(,,T−T)(……魔力が戻ってたとしても……あいつを……仕留められる気がしない……)
(,,T−T)グスグス…
(*゚∀゚)「……おい、あれなんとかしてやれよ」
( ・∀・)「やだよ、虐殺されたくないもん」
o川;*゚ー゚)o「本当に……何がしたいのかしらね、あの子……」
- 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 23:39:19.25 ID:4w5eEfLVO
- (,,ぅ−゚)グス… (でも……負けない……)
(,,゚−゚)(……あいつは……素早い……から、こっちも……スピードアップ)
(,,゚−゚)(……そうだ……鎌……おいてこう……)
(,,゚−゚)(これで……機動力は……通常の…3倍……!)
( ・∀・)「宿も取れたし、しばらくは自由行動にするかー」
(*゚∀゚)「あひゃっ!じゃあ俺あっちの店が並んでるとこ行ってくる!」
( ・∀・)「泥棒はダメだよ」
(;*゚∀゚)「っ!?あ……あひゃひゃひゃ!そ、そそんなことするわわけねーじゃねーか!!」
( ・∀・)「そーだよねー、するわけないよねー」
(;*゚∀゚)「う……うぅ……」
- 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 23:42:03.59 ID:4w5eEfLVO
- (;*-∀-)「……行ってくる」
( ・∀・)「うん。行ってらっしゃい」
( ・∀・)「キューちゃんはどうすんの?」
o川*゚ー゚)o「そうだなー……。確かここの近くに湖があったはずだから、そこに行ってくるね」
(*・∀・)「水浴び?水浴びすんの?」
o川*^ー^)o「そんなとこ。もし覗いたりしたら全身氷付けにした後体の各部位に釘打ち込んで最終的には体ごと粉々にするからね♪」
( ・∀・)「行ってらっしゃいませ」
o川*゚ー゚)o「うん。またあの子が来るかもしれないから、気をつけてね」
( ・∀・)「……さて、どうしようかな。夜まではまだ時間もあるし」
(,,゚−゚)「……なら……今のうち…に、虐殺されろ……」
(・∀・ )「君も懲りないね。というか、いつからそこにいたの」
- 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 23:44:13.03 ID:4w5eEfLVO
- (,,゚−゚)「今度は……絶対……虐殺する」
( ・∀・)「相変わらず物騒だね。殺すじゃなくて虐殺するだなんて……いや、殺すでも物騒だけども」
(,,゚−゚)「……覚悟……!」ポカッ
( ・∀・)「お?」
(,,゚−゚)「この……っ!この……っ!」ポカポカ
( ・∀・)「おー……」
(;゚−゚)「くっ……この……どう…だっ……!」ポカポカポカ
( ・∀・)「んー、もう少し腰の辺りがいいかな」
(#゚−゚)「僕は……マッサージ機じゃ……ない……っ!!」ボカッ
(;・∀・)「あだっ!」
;;(; − );;「っ〜……」
( ・∀・)「……人を殴ったら 自分も痛くなるもんなんだよ みつを」
- 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 23:46:26.01 ID:4w5eEfLVO
- ;;(,, − );;「うっ……うっ……」
( ・∀・)「大丈夫?」
ダッ
(ぅ−T,,)≡≡ 「ひぐっ……こ、今度こそ……!」
(;・∀・)「あっ!ちょっと!?」
( ・∀・)「……うーん。また泣かしちゃった。『ぐわー、やーらーれーたー』とでも言っときゃよかったかな……」
( ノ∵)ノ≡≡≡【そのころ】
o川*゚ー゚)o「ふぅ……。やっぱりずっと人間の姿ってのは辛いなぁ……」
o川*-ー-)o「たまにはこうやって……息抜きしないと」
o川*゚ー゚)o(……モララー達なら、本当の姿を見せても大丈夫かな。モララーはあいつの友達みたいだし)
o川;*-ー-)o(それに……2人ともバカだし……)
- 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 23:48:58.66 ID:4w5eEfLVO
- ガサッ…
o川;*゚ー゚)o「!?」(誰かきた!?マズい!隠れないと……)
(,,ぅ−T)グシグシ…
o川*゚ー゚)o(……ってあの子か。……また泣いてるし)
(,,゚−T)「また……ダメだった……」
(,,゚−゚)「……でも……めげない」
o川*゚ー゚)o(意外と立ち直りは早いんだ……)
(,,゚−゚)「……やっぱり……武器はいる……。素手じゃ……弱い……」
o川*゚ー゚)o(あんな大鎌振り回せるのに腕力はないんだ……)
- 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 23:50:45.59 ID:4w5eEfLVO
- (,,゚−゚)「……そう…だ。……銃にしよう」
(,,゚−゚)「かっこいい……し」
o川*゚ー゚)o(銃も使えるの……?)
(,,゚−゚)「……」
(,,゚−゚)「……?」
(,,T−T)「……武器……鎌しか……無かった……」
o川*゚ー゚)o(……泣いちゃったよ)
(,,ぅ−T)「ぐず……どうすれば……いい…の?」
(,,゚−と)「……このままじゃ……あいつにリゾンベ……できない」
o川*゚ー゚)o(リベンジな)
- 60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 23:52:58.88 ID:4w5eEfLVO
- (,,゚−゚)「……まだ……ホップ…スキップ…シャンゼリゼ…のホップの……段階」
o川*゚ー゚)o(ホップしかあってないよ)
(,,゚−゚)「……もっと……強くならないと……明星に……合わせる顔が……ない」
o川*゚ー゚)o(明星……?最近噂されてる反魔王派のトップの事かしら……)
(,,゚−゚)「…………ところで……明星って……誰……なんだろ」
o川;*゚д゚)o「……って知らないんかーい!!」
(゚−゚;)「うわっ……!だ……誰だ!」
o川;*゚ー゚)o(しまった……!思わずつっこんじゃったよ……)
(゚−゚, )「お前……あいつ…の……仲間……?尻尾……?」
o川;*゚ー゚)o(くっ……見られちゃった……)
- 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 23:55:43.64 ID:4w5eEfLVO
- (゚−゚, )「お前……まさか……」
o川;*゚ー゚)o「な、何よ」
(゚−゚, )「あの男が……好き……なのか……?」
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「は?」
ドキドキ
(゚−゚*)「種族を越えた……禁じられた……愛……」
o川*゚ー゚)o「誤解のまま妄想を展開してくな」
(゚−゚, )「……じゃあ……捕食対象……?」
o川*゚ー゚)o「なんでそうなる」
(゚−゚, )「あれは……僕の獲物……だから……ダメ」
- 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 23:57:54.76 ID:4w5eEfLVO
- o川*゚ー゚)o「そもそも私はあいつのことどうも思ってないからね。ちょっと興味があるからついて行ってるだけで……」
(゚−゚, )「ツンデレ……?」
o川*゚ー゚)o「しまいにゃしばくぞこのガキャ」
o川*゚ー゚)o「というか、あんたこそなんであいつにつきまとってんのよ」
(,,゚−゚)「……嫉妬……?」
o川*゚ー゚)o「しばかれたいの?ねぇ?」
(,,゚−゚)「……初めて…会ったとき……変な感じがした……」
(,,゚−゚)「こう……胸の中が……モヤモヤ…して」
o川;*゚ー゚)o「えっ?あんたそれって……もしかして……」
(,,゚−゚)「……それは……だんだん……大きくなってって……」
(,,゚−゚)「……そして……気づいた」
o川*゚ー゚)o「うん!うん!」
- 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/05(土) 23:59:44.31 ID:4w5eEfLVO
- (,,゚−゚)「僕は……あいつを……」
o川*゚ー゚)o「うんうん!あいつを?」
(,,゚−゚)+「虐殺するために……生まれてきたんだ……って」
o川#*゚Д゚)o「違うだろ!!そこは普通違うだろが!!」
(,,゚−゚)「……半分……嘘」
o川;*゚ー゚)o「半分は本当なんだ……」
(,,゚−゚)「あいつは……あいつをやっつけるための……踏み台」
o川*゚ー゚)o「どいつだよ」
(,,゚−゚)「……オラン…ダ?」
o川*゚ー゚)o「あー……、疲れる」
- 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:01:31.09 ID:xPsrQJdPO
- (,,゚−゚)「あいつは……あいつ。あいつは……魔王の、四天王……」
o川*゚ー゚)o「四天王を倒すためにあいつを?……なんで?あいつ弱いのに?」
(,,゚−゚)「……攻撃が……当たらなかった。これじゃあ……あいつに勝てない……」
o川*゚ー゚)o(すばしっこいからなぁ……あいつ)
(,,゚−゚)「だから……踏み台」
o川*゚ー゚)o「ふーん……」
(,,゚−゚)「今度は……やっつける……」
o川*゚ー゚)o(……ただの私怨、それの踏み台か……。ほっといても大丈夫そうね)
o川*゚ー゚)o(あいつにかまけてる間は、他の人間や魔物に危害を加えることもなさそうだし)
- 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:03:47.81 ID:xPsrQJdPO
- 「おーい!」
(,,゚−゚)「……この……声」
o川;*゚ー゚)o「やばっ!あいつだ!来るなって言ったのに……!」
( ・∀・)「あれー?あの子どこ行ったのかな?」
( ・∀・)「この辺まで来たのは見えたんだけども……」
( ・∀・)「……なんだこりゃ。湖?」
( ・∀・)「湖……ってあれか、キューちゃんの言ってた」
( ・∀・)「……」
(*・∀・)「し、仕方ないよな!あの子追っかけてたら知らぬ間にここにきちゃったんだし!」
o川*゚ー゚)o(……あとでしばく)
(,,゚−゚)(……まだ……ダメ。……もっと……引きつけないと……殺れない)
- 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:06:12.97 ID:xPsrQJdPO
- ―――その時は誰も気づかなかった。
風も吹いていないのに、湖に波が立っていたことに。
その湖の中心には、巨大な影。
それは夕焼けに照らされ、真っ赤に染まった湖面に浮かんでいた。
( ・∀・)「……ん?」
最初に異変に気づいたのは、湖にもっとも近い位置にいたモララーだ。
しかし、不用意に湖に近づいたのはまずかった。
モララーが湖に近づくにつれて、その振動が水中を伝わり、湖にいる『それ』に彼の位置を伝える。
(;・∀・)「な、なんだなんか嫌なよk」
刹那、湖面が弾けた。
巨大な影が天へと伸び、それによって舞い上がった水が雨のように辺り一帯に降り注いだ。
- 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:08:46.96 ID:xPsrQJdPO
- (;・∀・)「な、なんだこいつ!!」
o川;*゚ー゚)o「何これ!!ドラゴン!?」
(,,゚−゚)「……ヨルムンガンド……蛇竜……」
=─‐\\‐ /─'''''ニ二\''' |レレゝゝ、\
 ̄く<, ゙、/<三三二\ ̄\ゝゝゝゝゝゞ''ヽ、
<<<<〈__入 ゙、く彡三三三二ヽくゝ\メメメゝ、_ゝ、\
くく<<<<<< ゙、 ゙、ミ三三二ニ─ゝゝゝゝゝ,,,,,,,、 '( ゙''ヽ、ヽ、
くくくくくく彡‐ヽ ゙、ミ三三二ニ'''くくゝゝ_ゝゝ、\\_,>」ノ,
く く く く く 彡゙、゙、三三二ニ‐くゝ、/ ,,,,,,,,メメゝヽ''''"ゝゞ丶、
二─二二彡彡、゙、三三二==くメゝ/ ゙'ヽ、メゝゝゝゝゝゝゞ''ヽ-、,,,,,,_
‐'''" ̄ \彡彡ミ、゙、三二=''"く<メ/:: \''-、メメゝゝゝ_ゝ 、 ,,、ヽヽ
、 ,,,,- ゙彡//ヾ、三二= くゝ/:::.... \>∠レ-,-‐ニ二メヽ''ヽ ノ
゙ヽ、,,,-‐//_///,,、゙、三二= ゙、 ""''' ヽ>//レレヽ,,___ /
-,,,,,,-‐'''"""/////,,ヽ ゙、三二─ ゙ヽ. //-ヘヘ,、 レレレレノ
''" ,l|"////ノ,、\彡'''''‐-ニ,、 ::::::::::,,,,,,,,// ゙ヽフ/|/| レ'
※AAはイメージです。実際のヨルムンガンドは願いを聞いてなんかくれません、多分
- 80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:10:54.10 ID:xPsrQJdPO
- (;・∀・)「あばばばばば」
o川;*゚ー゚)o「モララー!!逃げて!!」
キュートがモララーに叫ぶが、その言葉は蛇竜の咆哮によってかき消された。
ガラスを引っかくような不快なそれにキュートと死神は思わず耳をふさぐ。
モララーはなぜかお腹を押さえていた。
(;・∀・)「ちょ、何このデカ物……ってうぉ!?」
突然振り下ろされた尻尾をなんとかかわし、モララーは横に転がった。
しかし尻尾はそこから横薙ぎに振られ、モララーは避けることもできずに弾き飛ばされる。
空中で2、3回転し、頭から地面に落下した。
o川;*゚ー゚)o「モララー!?」
(;゚−゚)「!?」
- 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:12:23.18 ID:xPsrQJdPO
- o川;*゚ー゚)o「モララー大丈夫!?」
(;・∀・)「……な、なんとか」
( ・∀・)「……あれ?キューちゃん。どうしたのその尻尾」
o川;*゚ー゚)o「え?……あっ!」(しまった……!人間に化けるの忘れてた!!)
( ・∀・)ジーッ…
o川;*゚ー゚)o「な、何よ……」
( ・∀・)「そうか!誰かに似てると思ったらクーに似てるんだ!」
o川;*゚ー゚)o「……へ?」
( ・∀・)「あー、すっきりした。いやね、誰かに似てるとは思ったんだけど全然思い出せなくてさー」
o川;*゚ー゚)o「……それだけ?」
( ・∀・)「ん?何が?」
- 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:14:21.29 ID:xPsrQJdPO
- o川;*゚ー゚)o「私がラミアだって知ったのに……言うことはそれだけなの?」
( ・∀・)「……えーと」
( ・∀・)b「人間の姿の太もももいいけど、その鱗もてかてかしてていいね!」
o川;*゚ー゚)o「そうじゃなくて!私は魔物……」
(;・∀・)「キューちゃん危ない!!」
キュートが振り返るよりも早く、その手をモララーが強く引いた。
それとほぼ同時に先ほどまでキュートがいた位置に蛇竜の尻尾が落ちてくる。
その破壊力は以前であったサイクロプスの一撃よりも強力そうだ。
(;・∀・)「言いたいことがあるのかもしれないけど、とりあえずはこの状況をなんとかしよう」
o川;*゚ー゚)o「そ、そうね。わかったわ」
- 87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:16:20.51 ID:xPsrQJdPO
- モララーとキュートがあらためて蛇竜に向き直る。
さすがに竜の名を冠するだけあってその迫力は物凄い。
モララーはどうせ使わないだろうなと思いつつも、一応剣を抜いた。
だが一方の蛇竜はというと、モララー達のいる方向とは違う場所を向いていた。
その視線の先には、大鎌を構えた死神が。
(;・∀・)「あいつ……危ないぞ!」
(,,゚−゚)「……!」
モララーの心配をよそに、死神は大鎌を両手で握り、蛇竜へと駆け出した。
尻尾による攻撃を避けながら蛇竜との距離をぐんぐん縮めていく。
そして、湖面に足が触れたところで跳躍。
大鎌を振りかぶり、蛇竜の眉間に振り下ろした。
蛇竜はその攻撃を避けようともせず、大鎌は見事に直撃した。
が、それが鱗を貫く事はなく、金属音が一つ。
(;゚−゚)「かた……っい!」
- 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:18:26.04 ID:xPsrQJdPO
- 空中で体勢を崩した死神へ尻尾が容赦なく落ちてくる。
無論回避は不可能で、死神はなすがまま、湖へとたたき落とされた。
(;・∀・)「あぁ!大丈夫かあいつ!」
o川;*゚ー゚)o「気をつけて!くるよ!」
蛇竜の標的がモララー達に移る。
また尻尾がくるかとモララーは身構えたが、一向にその気配はない。
すると、突然蛇竜ののど辺りが膨らみ始めた。
( ・∀・)「なんか吐くのか?」
o川;*゚ー゚)o「…………違う!!よけて!!」
キュートの言葉が終わるのとほぼ同時に、蛇竜の口から大量の水が一本の線となり放出された。
それは容易に地面をえぐり、直線上に生えていた大木を一刀両断した。
- 91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:20:44.75 ID:xPsrQJdPO
- (;・∀・)「こ、高圧水流……」
削られた地面を見て、モララーの頬をいやな汗が伝った。
これは当たったらシャレにならない。
と、目を離している隙に尻尾が降ってくる。
先ほどの高圧水流ももちろんヤバいが、この尻尾の破壊力も馬鹿にはできない。
( ・∀・)(これ、直撃したら例えギャグ漫画でも全身に包帯を巻かれる展開になるレベルだよな……)
モララーは意外と余裕だった。
o川;*゚ー゚)o「これは……一筋縄じゃいかなさそうね……」
蛇竜がモララーを狙っている隙にキュートはぶつぶつと呪文を唱え、自分の周囲にいくつかの氷塊を出現させる。
大小様々な氷塊が浮かんでいる様を蛇竜は一瞥したが、興味がわかなかったのかすぐに視線をモララーに戻した。
- 95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:22:59.77 ID:xPsrQJdPO
- o川#*゚ー゚)o「よそ見とは余裕ねっ!!」
キュートの腕が振られ、氷塊が蛇竜に襲いかかる。
氷塊は空中で縦方向に割け、いくつもの氷の槍となった。
o川*゚ー゚)o「蜂の巣になっちゃえ!!」
しかし氷の槍は、蛇竜の硬い鱗の前ではあまりにも無力だった。
結局氷の槍は固形物がぶつかるガチガチという音をたてただけで、、蛇竜にダメージを与えることはできなかった。
が、跳ね返って落下した氷の槍の一つがモララーの頭頂部に直撃してモララーにダメージを与えていた。
しかも頭を抑えてうずくまっていたモララーを蛇竜は容赦なく尻尾で弾き飛ばした。
またもや首から落下したモララーはしばらく痙攣していたが、やがて動かなくなった。
(,,゚−゚)+「……チャンス」
いつの間にか湖から出てきた死神が鎌を手にモララーに近づいていく。
その途中、背後から迫り来る蛇竜の尻尾に気づかず、モララー同様に弾き飛ばされ、やがて動かなくなった。
o川*゚ー゚)o
キュートは一部始終を全て見ていたが、そのうち考えるのをやめた。
- 96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:25:27.67 ID:xPsrQJdPO
- o川*゚ー゚)o「……物理攻撃は効かないみたいね」
o川*゚ー゚)o「なら、これはどう?」
何事もなかったかのようにキュートが右手を挙げ、何かを呟くと、周囲の気温が下がり始めた。
彼女の足下の草はすでに凍りつき、白い霜まで降りている。
湖も外側から少しずつ凍り始め、マズいと思ったのか蛇竜が尻尾を振り下ろした。
それを回避し、キュートはなおも詠唱を続ける。
後方で死神の体が少し凍りついてるのには多分気づいてない。
o川*゚ー゚)o(湖が凍りついてしまえばこいつは身動き出来なくなるわ。動きさえ封じてしまえばあとはどうとでも料理できる)
o川*゚ー゚)o(あと少し……凍りついちゃえ!!)
- 100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:27:38.11 ID:xPsrQJdPO
- 湖面は半分ほど凍りつき、死神の体がほぼ完全に凍りついた時だった。
蛇竜が再び咆哮、キュートは詠唱を中断し両耳を塞ぐ。
モララーはその音によって意識を取り戻し、死神は飛び起きて耳を塞ごうとするが、体が凍っていて腕が動かない。
そのうち再び意識を失った。
o川;*゚ー゚)o「くっ、しまっ……!?」
その光景に、キュートは言葉を失った。
夕日を浴び、真っ赤に染まった長い体が天へと伸びる。
周りに飛び散った水たちも光を反射しキラキラと輝いていた。
それは自分達に牙を向け、危害をくわえようとしてきた存在だ。
だがそれでも、その様子は幻想的で美しかった。
(;・∀・)「キューちゃん!!」
故に、モララーの声が彼女の耳に入るのが少し遅れた。
- 101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:30:03.59 ID:xPsrQJdPO
- o川;*゚ー゚)o「え……っ?きゃあ!!」
いつの間に振られていたのか、蛇竜の尻尾がキュートを捉えた。
彼女の体はゴム鞠のように跳ね上がり、体制整わぬまま地面に叩きつけられた。
(;・∀・)「キューちゃん!……くそっ!」
思わず駆け寄りそうになるが、踏みとどまった。
今彼女のもとに行くよりも、できるだけ蛇竜の攻撃を自分に向けさせる方が良いと判断したのだ。
(#・∀・) ,,)__)プリンッ 「おいこら蛇!!こっちだ!!」
……だからと言ってケツを出す必要があったのだろうか。
多分ない。
しかし、それでも蛇竜の気を自分に向けることは出来たようだ。
- 106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:32:15.61 ID:xPsrQJdPO
- 蛇竜ののどが膨らむ。
高圧水流を放つ合図だ。
その時モララーの視界にいまだにぶっ倒れている死神の姿が目に映った。
( ・∀・)(さすがにラミアの姿のキューちゃんを抱えて逃げることはできないけど、こいつなら……)
そうこう考えているうちに高圧水流が放たれた。
モララーはズボンを履きながら死神を抱え、その攻撃を回避する。
死神の身体は羽根のように軽く、そして氷のように冷たかった。
( ・∀・)「おーい、生きてる?」
(,,ぅ−゚)「う……?」
モララーに何度か頬を叩かれ、死神は意識を取り戻したようだ。
体の氷も少しは溶けたようで、目をこすることもできたみたいだ。
- 107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:34:39.33 ID:xPsrQJdPO
- (,,゚−゚)そ「浮いてる……?」
( ・∀・)「いや、僕が担いでるだけだけど」
(,,゚−゚)+「……だいチャンス……今なら……虐殺……できる」
( ・∀・)「やめて」
2人が会話してる間にも蛇竜の攻撃はとめどなく続く。
尻尾が振るわれ、高圧水流が飛ぶ。
(,,゚−゚)「……また来た……」
( ・∀・)「もう避けるの慣れたから大丈夫だよ」
モララーはそれらの攻撃を軽快にかわしていった。
しかし、回避ばかりで全然反撃に移ろうとしない。
- 111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:37:08.50 ID:xPsrQJdPO
- (,,゚−゚)「……逃げてばっか…じゃ……勝てない……」
( ・∀・)「反撃しても僕の攻撃は絶対通らないからねー」
(,,゚−゚)「……ダメじゃん」
( ・∀・)ハッハー
確かにこのままでは勝ち目はない。
しかし、キュートが戦線に復帰してくれれば勝機は見えてくるはず。
そう考え、モララーはひたすら時間を稼ぐことに専念しているのだ。
だが、それを許してくれる蛇竜ではない。
今までの攻撃は全て避けられることに気づいたのか、雰囲気が変わった。
( ・∀・)「なんだ?」
(,,゚−゚)「……嫌な感じ」
- 113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:39:05.41 ID:xPsrQJdPO
- 蛇竜の咆哮。
不快な音がモララー達を襲う。
それまでとは違い、咆哮の時間が随分と長かったようにも思えた。
咆哮が止んだその時、突如湖の水が空へ向かって何本も伸びていった。
(;・∀・)「な、なんだありゃ!?」
(;゚−゚)「ちょっと……やばい…かも」
その水はまるで大蛇のように、渦を作りながら蠢いていた。
そして、再び蛇竜の咆哮が響き渡る。
それに呼応するように水の大蛇が一斉にモララーへと襲いかかった。
上からも、右からも、左からも。
(;・∀・)
これを全て避けられる可能性は低い。
避けられなかった場合はモララーだけではなく、死神もやられてしまう。
よって、彼の取る行動は1つに絞られた。
- 114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:40:37.27 ID:xPsrQJdPO
- (#・∀・)「おらぁっ!!」
(;゚―゚)「み゙っ!?」
両手に抱えた死神を、モララーは力の限り投げ飛ばした。
体重の軽い死神は、ちから5のモララーでも比較的遠距離まで飛ばすことができた。
(#゚−゚)「……なにを……!」
( ・∀・)b グッ
(,,゚−゚)「す…………」
大量の水がモララーへと降り注ぎ、轟音が響く。
回避しようとした様子もうかがえたが、彼の姿はすぐに水に飲み込まれて見えなくなった。
(,,゚−゚)
その様子を、死神は茫然として見ていた。
- 115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:42:02.05 ID:xPsrQJdPO
- 辺りにはいくつもの水溜まりができている。
その中でもひときわ大きな水溜まりの中で、モララーは倒れていた。
(,,゚−゚)「……おい」
( ∀ )
(,,゚−゚)「…………おい」
死神がモララーに声をかけるが、反応は無い。
顔を叩いても、体を揺すっても、無反応のままだった。
(,,゚−゚)
その感情を、死神は理解できなかった。
ただ、底知れぬ空虚感が心を支配していった。
そこから生まれた新しい何かも、やはり理解することはできなかった。
- 118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:43:26.11 ID:xPsrQJdPO
- 蛇竜の視線はいまだモララー達に注がれたままだ。
モララーが動かなくなっていても、攻撃をやめる気はないらしい。
(,,゚−゚)
しかし死神は鎌を片手にその場から動こうとしなかった。
蛇竜ののどが膨れ上がる。
死神は動かない。
高圧水流が放たれる。
やはり死神は動かない。
だが、それが直撃するかと思われた刹那
(,,゚−゚)「鬱陶しい」
―――死神は水を真っ二つに切り裂いた。
- 122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:45:29.71 ID:xPsrQJdPO
- 本来ならば岩をも砕き、鉄ですら貫くほどの高圧水流。
死神はそれをたった一振りで無力化した。
(,,゚−゚)「ちょっと、調子に乗り過ぎじゃないかな」
それまでとは打って変わり、スラスラと言葉を紡いでいく。
どんな感情が芽生えたのかはまだ理解できてはいなかった。
ただ、この蛇竜への怒りらしきものは確かに感ぜられたようだ。
(,,゚−゚)「殺す」
短くそう言った後に、死神は蛇竜目掛けて駆け出した。
その俊敏な動きたるは、以前の様子からは想像できない。
あっという間に蛇竜のすぐ近くまで詰め寄った。
- 124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:47:31.42 ID:xPsrQJdPO
- そこに尻尾が振り下ろされる。
だがそれを避けようとはしない。
いや、避ける必要がないのだ。
尻尾が直撃する寸前に、死神の姿が消えた。
デュラハンとの戦いで見せたものと同じだ。
(,,゚−゚)「ここで人間を襲って、偉くなったつもりなのかい?所詮は破壊しかできない能無しの癖にさ」
死神が姿を現したのは、蛇竜の首の真後ろ。
尻尾で攻撃するにしても、振り返って噛みつこうにも、もう間に合わない。
(,,゚−゚)「弱い奴は死ね」
体を少しひねり、ほぼ腕の力のみで鎌を振り抜いた。
その一撃は今までいかなる攻撃も通さなかった鱗を容易く切り裂き、肉を斬り骨をも断ち切った。
- 128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:49:51.59 ID:xPsrQJdPO
- 頭部を失った体は、そのままその場に崩れ落ちる。
死神はその体の上に着地して、一つ、大きなため息をついた。
(,,゚−゚)「…………ちょっと……疲れた」
先ほどの雰囲気から一転、喋り方も元に戻っている。
(,,゚−゚)「……あ」
何かを思い出したように立ち上がり、トテトテと歩き出した。
その終着点には、動かなくなったゆうしゃ(笑)がいた。
(,,゚−゚)「……」
( ∀ )
- 130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:51:10.60 ID:xPsrQJdPO
- (,,゚−゚)
ぺしぺし。
頬叩いても動きはない。
(,,゚−゚)
ばちーんばちーん。
強めに叩いても動きはない。
(,,゚−゚)
げしげし。
蹴っても反応はない。
(,,゚−゚)「っ!」
(; ∀ )「ほぐっ……」
(,,゚−゚)「……!」
どげしっ。
思い切り蹴ったら反応があった。
どうやら生きてるみたいだ。
- 132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:52:53.09 ID:xPsrQJdPO
- (,,゚−゚)「……よし」
鎌を取り出し、振り上げる。
狙いはモララーの首だ。
(,,゚−゚)「……今度こそ……虐殺する…よ……?」
鎌を振り下ろした。
(;・∀・)「うぉあぶねっ!!」
よけられた。
(,,゚−゚)「……ちっ」
(;・∀・)「ちっじゃねーよ!今割とマジで危なかったろ!」
(,,゚−゚)「虐殺する……から……危険…なのは……当然」
- 136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:55:13.63 ID:xPsrQJdPO
- (;・∀・)「というか今はそれどころじゃ……」
( ・∀・)「……あれ?あいつは……?」
(,,゚−゚)「……やっつけた」
( ・∀・)「マジで?」
(,,゚−゚)「……敵将……、討ち取ったり……」
( ・∀・)「うわマジだ。でもその首捨てて」
(,,゚−゚)「……わかった」
( ・∀・)「キューちゃんも起こしに行かないと……」
(,,゚−゚)「虐殺……」
( ・∀・)「あー、後でね」
(,,゚−゚)「……わかった」
- 141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:57:25.29 ID:xPsrQJdPO
- ( ・∀・)「キューちゃん、キューちゃん」
o川;*-ー-)o「ん……うぅ……」
( ・∀・)「むむむ。これは人工呼吸せねばなるまい」
o川;*-ー゚)o「ん……うぅ?」
(*-3-)「んー……」
o川;*゚д゚)o「のぁぁぁ!?」バチーン!
( ∀ (#;)「へみんぐうぇいっ!?」
o川;*゚ー゚)o「はぁ……っ!はぁ……っ!な、何すんのよ!」
( ・∀(#)「うむ。ちょっと人工呼吸をだね。別に下心はないよ」
o川#*゚ー゚)o「明らかに下心が見えたんですけど!?」
- 143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 00:59:55.74 ID:xPsrQJdPO
- o川;*゚ー゚)o「それより!あの蛇は!?」
( ・∀・)「この子がやっつけたって」
(,,゚−゚)「……わーい」
o川*゚ー゚)o「え?……嘘」
( ・∀・)「本当だよ」
(,,゚−゚)「……首は……あっち」
o川*゚ー゚)o「……でも、あなたの攻撃も通用しなかったじゃない?」
( ・∀・)「そういえばそうだよね。どうやってやっつけたの?」
(,,゚−゚)「……鎌で、すっぱり……」
o川*゚ー゚)o「いやだからなんでその鎌ですっぱりいけるようになったのかを聞いてんのよ」
- 147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 01:02:11.45 ID:xPsrQJdPO
- (,,゚−゚)「よく……わからない……」
o川*゚ー゚)o「どういうこと?」
(,,゚−゚)「こいつが……やられたのを見て……そしたら…なんか……力が……出た」
o川*゚ー゚)o「えっ?それってもしかして……」
(,,゚−゚)「…………きっと……僕は……怒ってたんだ…と思う……」
o川*゚ー゚)o「うんうん!なんで?なんで?」
( ・∀・)「キューちゃん生き生きしてるね」
(,,゚−゚)「多分……嫉妬」
(,,゚−゚)「こいつを……虐殺していいのは……僕だけ……だから……」
o川#*゚Д゚)o「そっちかよ!!なんとなく予想はしてたけどさぁ!!」
- 151 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 01:03:49.27 ID:xPsrQJdPO
- ( ・∀・)「でも、助かったよ。ありがとう」
(,,゚−゚)「……お礼に……虐殺……させてくれる……?」
( ・∀・)「はっはっはっ。ダメ」
(,,゚−゚)「……お前は……ケチ…だ」
( ・∀・)「オマエじゃないもーん。モララーだもーん」
o川;*゚ー゚)o「子供か……」
( ・∀・)「ところで君の名前は?」
(,,゚−゚)「名乗るほどの……者じゃ……ございません……」
( ・∀・)「うん。それ使う場所違う」
(,,゚−゚)「名乗るなら……お前を……ぎゃくしゃちゅすりゅ……もにょ……」
o川*゚ー゚)o「カミカミじゃねーか」
- 154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 01:05:31.56 ID:xPsrQJdPO
- ( ・∀・)「もしかして……名前無いの?」
(,,゚−゚)「……うん」
( ・∀・)「……そっか」
( ・∀・)「よし、じゃあ君は今日からぎゃしゃだ」
(,,゚−゚)「……ぎゃしゃ?」
( ・∀・)「ぎゃくしゃつする者なんだろ?だからぎゃしゃ」
(,,゚−゚)「…………ぎゃしゃ」
( ・∀・)「さ、もう村に戻ろう。きっとつーちゃんも心配してる」
o川*゚ー゚)o「……そうね。すっかり遅くなっちゃったし」
( ・∀・)「キューちゃんはまた人間の姿に戻っちゃうの?」
o川*゚ー゚)o「当たり前でしょ?ラミアの姿で村に入ったらみんなパニックよ」
( ・∀・)「世知辛かねー」
- 156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 01:07:13.49 ID:xPsrQJdPO
- ―村―
(*゚∀゚)「あ!おっせーぞ!一体何を……ってぼろぼろじゃねーか。どうしたんだ?」
( ・∀・)「ちょっと湖で変なのに襲われてねー」
( ´m`)「はっ……!それはもしや、ここから北東にある怒りの湖ですかな!?」
( ・∀・)「あ、怒りの湖って言うんだあそこ」
( ´m`)「よくぞご無事で戻って来られました。あの湖に行った旅人の多くは魔物に食われてしまうのですが……」
( ・∀・)「あ、魔物はやっつけましたよ」
( ´m`)
( ´m`)「……は?」
- 161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 01:09:04.40 ID:xPsrQJdPO
- ( ´m`)「……今、なんと?」
( ・∀・)「いや、だから魔物はやっつけたって……」
( ´m`)
(#´m`)「野郎ども!!宴の時間じゃぁぁぁぁぁ!!」
('m`)('m`)('m`)('m`)('m`)('A`)('m`)('m`)「「おおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」」
(;*゚∀゚)「なんかいっぱい出た!!?」
o川;*゚д゚)o「ちょ……キモーーーーー!!」
(;゚−゚)「……狂気を……感じる」
- 164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 01:11:15.84 ID:xPsrQJdPO
- (#´m`)「宴じゃ宴じゃぁぁぁぁぁ!!この勇敢な旅人をこれでもかというくらいもてなすのじゃぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
('m`)('m`)('m`)('m`)('m`)('A`)('m`)('m`)「「おおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」」
( ・∀・)「いやー、人気者はつらいねー」
o川*゚ー゚)o「おまえ何もやってないだろ」
( ・∀・)「言わないで」
(,,゚−゚)「……騒ぎに……紛れて……虐殺……?」ボソッ
(・∀・ )「そこ、物騒なこと言わない」
モララーの旅は、まだまだ続く。多分
( ∵)/~【おしまい】
- 166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 01:12:42.62 ID:xPsrQJdPO
- 【今日の内藤家】
( ^ω^)
川 ゚ -゚)
( ^ω^)「……なんだお、これ」
_
( ゚∀゚)「見ての通り、胸像だっぺや」
川 ゚ -゚)「うむ、それは見ればわかる」
_
( ゚∀゚)「わしらの守り神様の像だべ。ほだして祀るのは当然だっぺ?」
( ^ω^)「この村の守り神様ってハインだおね?でも、これは……」
川 ゚ -゚)「……どう見ても、私だな」
- 167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 01:14:20.54 ID:xPsrQJdPO
- _
(*゚∀゚)「そりゃわしらの神様っつっだら乳神様しかねぇべよ!」
( ^ω^)
川 ゚ -゚)
_
(*゚∀゚)O彡゜「ほうれおっぱい!おっぱい!」
( ^ω^)
川 ゚ -゚)
_
(*゚∀゚)「こしてな像の乳ば撫でっと御利益があんべや」サスサス
川 ゚ -゚)「ブーン?」
( ^ω^)「なんだお?」
川 ゚ -゚)「壊してもいいかな、これ」
( ^ω^)「いいと思うお」
- 171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 01:15:55.55 ID:xPsrQJdPO
- _
(;゚∀゚)「こ、壊すなんてとんでもねぇ!!この像には村人みんなの汁と涙がつまってんだ!!」
( ^ω^)「汁ってなんだ汁って」
川 ゚ -゚)「ふんっ!!」バコォッ!!
_
(;゚∀゚)「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!乳神様の乳がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
_
( ;∀;)「ちくしょう……ちくしょう……」
( ^ω^)「……少しだけ気の毒だおね。……雀の涙ほどだけど」
川 ゚ -゚)「……ほうっておけ」
【乳神教戒律:偶像崇拝ヲ禁ズ】
( ∵)/~【今日の内藤家:おわり】
- 172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/11/06(日) 01:16:52.03 ID:xPsrQJdPO
- 【故:('A`)先生のモンスター図鑑】
新しく出会ったモンスター
No image ヨルムンガンド:蛇竜種
神話に出てくる、巨大な蛇の怪物。
アースの神族であるトールがミョルニルで倒したと言われている。
この世界にいるヨルムンガンドは神話の物とは細かいところが違うが、
その姿や凶暴性が似通っていたことからその名でと呼ばれるようになったとか。
詳細不明
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