( ^ω^)ウルトラマンMOOBのようです

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/08/10(水) 08:19:16.92 ID:8wZB6tww0


【産業で分かるこれまでのあらすじ】
ウルトラ兄弟全員の血を引く地球人ブーンは
ゾフィーにより「ウルトラマンMOOB」に変身する能力を授かった
ブーンは怪獣撃退組織『VIP』隊員として今日も怪獣と戦っている

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/08/10(水) 08:20:40.64 ID:8wZB6tww0
―第4話 ミラクルマン第4の戦士

ある所に 不幸な青年がいた その名はドクオ

その青年は家も貧しく親はなく、おまけに友人すら一人もいないという始末


しかし青年は 一つの力を手に入れた

―ある日 東京 某古アパート

('A`)「…今日もバイトかよ…」

('A`)「金稼ぎとか、マンドクセ」

('A`)「というかもう生きるのもめんどくさくなってきたよ はは…」

('A`)「…一週間ぶりに散歩でもするかな」

―公園

子供「お兄ちゃん!そこに転がってるサッカーボール蹴って渡して!」

('A`)「あん?」

青年は体力に自信などなかった
小学2年生にも負ける自信があった

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/08/10(水) 08:21:07.22 ID:8wZB6tww0
('A`)(ボール蹴ってもあの距離まで届くかってんだよ…)

('A`)「チッ、ほら行くぞ!!」ガッ


案の定ボールは明後日の方向へ飛んで行った

子供「あーっ!もう、お兄ちゃんダメだなー!」

('A`)「…どうせダメな男ですよ」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/08/10(水) 08:21:37.10 ID:8wZB6tww0
―公園 ベンチ

('A`)「…ハァ、なんかおもしれーことないのかなぁ
なんかこう俺の人生に刺激を与えるような…」

???「ちょっとそこの君」

('A`)「ん?」


青年の目の前に現れたのはシルクハットに黒いロングコート
真っ黒の手袋に黒のブーツ

('A`)(どっかの推理漫画の犯人かこいつは…)

(‘A`)「…何かよう?」

???「ずいぶんと人生に疲れているみたいじゃないか」

('A`)「何?なんかの勧誘?俺そういうの入る気ないんで。」

???「まあ待て、今呟いていたよな 刺激が欲しいって」

('A`)「それがどうした?」


???「君の人生に刺激を与えようと思って声をかけたんだ」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/08/10(水) 08:22:38.17 ID:8wZB6tww0
('A`)「…何?やっぱりなんかの勧誘?だから興味ないって」

???「興味がない?…そうか…では 実際に見てもらうしかないな」

('A`)「は?見てもらう?」

???「周りには君以外いない…。よし、ちょっと見ていろ」

男はそういうとポケットから黒いメガネのようなものを取り出した

('A`)(なんだあれ?)

そしてそのメガネを

???「デュアッ!!」

自らの目に押し当てた

…瞬間 あたりの空気がピリピリと揺れ始めた

('A`)(な、なんだよこれ!?)

見ると男の姿がみるみるうちに変化していく
まず最初に変化したのは頭だった 宇宙人のような顔になったのだ

そして次に変化したのは体
銀と黒のツートンカラーの色のスーツのようなものに変わっていった


青年は目の前で起きたことが未だに信じられずにいた なにしろ目の前で人が変身をしたのだから

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/08/10(水) 08:23:32.92 ID:8wZB6tww0
???「刺激っていうのはこのことだよ」

('A`)「…アンタいったい何者だ?」

???「…そうだね ウルトラフォーとでも名乗っておこうか」

('A`)「ウルトラフォー?舐めているのか?」

???「舐めて何てないよ そうだな、じゃあ俺の半生を聞いてもらおうか
そうすれば信じてもらえるかな」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/08/10(水) 08:24:10.91 ID:8wZB6tww0
男…ウルトラフォーはかつてM78星雲という惑星の住民で、
観測員として活躍していた

観測員の事を人は「ミラクルマン」と呼んでおり、
ウルトラ兄弟に次ぐ権力を持っていた

彼はそのミラクルマンの一員だったのだ


しかしある日事件は起きた

ウルトラフォーは宇宙観測中に
事故で一人ウルトラマンを殺してしまったのだった


その罪は重く、死刑宣告をされてしまったのだった

死刑の方法は「消滅」

ミラクルマンモードから人間体に強制的にモードチェンジさせられ、
もう一度ミラクルマンに変身すれば
5分で自動的に消滅して死んでしまう、という刑だ

('A`)「…ふーん 胡散臭い話だな」

ウルトラフォー「そう思うだろう?だがこれはすべて本当の話だ」

('A`)「で?それと俺の人生と何の関係があるんだよ?」

ウルトラフォー「君に二代目ウルトラフォーとして破壊活動をしてほしい」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/08/10(水) 08:25:23.11 ID:8wZB6tww0
('A`)「…は?」

ウルトラフォー「さっきも言ったが私は後5分足らずで消滅する
その前に私の後継者として宇宙に復讐してくれる者を捜していたのだ」

('A`)「…俺に宇宙への復讐をしろと?」

ウルトラフォー「その通り 私の無念を晴らしてほしいのだ
私を社会的な地位から追いやった全宇宙人が憎いのだ しかし死刑宣告をされては復讐もできない…。

変身せずに復讐しようとしても人間体ではほぼ非力…。 だから、君に私の代わりをしてもらいたい」


('A`)「…へー、面白そうだな…実は俺もこんなつまらん世界にうんざりしてたんだよね
全宇宙の破壊か!へへへっ、ぜひぜひやってみたいね」

ウルトラフォー「…やってくれるか!!では、私の力を授けるぞ」

('A`)「どーぞどーぞ…あ、でもよ
アンタの力を受け取ったら俺が消滅しちまうなんてことないよな?」

ウルトラフォー「安心しろ そんなことはない
もっとも私は力だけお前に授けてそのまま死んでしまうがな」

('A`)「そうかい。じゃ、力とやらを授けてくれよ」

ウルトラフォー「わかった。…デアーッ!!」

そう叫ぶとウルトラフォーは全身から黒いオーラをだし
青年 ドクオの全身をオーラで包んだ

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/08/10(水) 08:26:30.17 ID:8wZB6tww0
('A`)「ぐあっ…!?」

ウルトラフォー「我慢しろ…」

黒いオーラはドクオの体内に少しずつ入っていき

やがて完全に体内に吸収された

('A`)「ぐ、ぐっ…」

ウルトラフォー「…これで能力は完全に移動できた
ポケットを見てみろ」

ポケットを探ると中に黒いメガネが入っていた

ウルトラフォー「それはフォースアイだ。
それを使えばウルトラフォーに変身できる」

('A`)「ふーん。変身して破壊活動をすれば
正体がバレることもない、と そりゃいいや どんな犯罪でもやりたい放題だ」

ウルトラフォー「ああ、その通りだ
まず手始めにこの地球から破壊してくれ

そして全宇宙の知的生命体のすむ惑星をすべて破壊するのだ、
頼むぞ…ウルトラフォー2世…ウルトラフォー…ウルトラフォー……………」

男はそう言い残して 消えて行った

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/08/10(水) 08:27:33.57 ID:8wZB6tww0
('A`)「破壊活動、ねえ」

男はふとフォースアイを見下ろした

('A`)「…早速…」




('A`)「早速試してみるかな」





―VIP

ピーッピーッ

ξ゚听)ξ「隊長、東京●×地区に地球外生命体反応が!」

(´・ω・`)「何?よし、ブーン プギャー 様子を見てこい 速度重視でMP-4を使え」

( ^ω^)( ^Д^)「「了解!!」」

車 MP-4
MP-3ほどの戦闘能力はないが
簡単なレーザービームなら撃てる

最高時速はMP-3よりもはるかに速い

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/08/10(水) 08:28:05.32 ID:8wZB6tww0
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン

( ^ω^)「そろそろ現場かお…ん?」

( ^Д^)「やけに空が暗くなったな…」

(;^ω^)「…!!!あれは!!!」

僕の前方には黒い姿の巨人が立っていたお



(;^ω^)(あの姿…セブン先輩にそっくりだお)

( ^Д^)「あれはウルトラマン、なのか…?」


(⊆A⊇)「…体の底から…凄い力が湧いてくる…」

(⊆A⊇)「すげえ…これなら本当にこの退屈な世の中を粛清できる、
全宇宙を壊せる…」

( ^Д^)「なんかブツブツ言ってるけど…とにかくヤバそうだな
至急本部に連絡しよう」

( ^ω^)「プギャー隊員、本部に連絡していてくださいお」

( ^Д^)「あん?お前はどうするんだ?」

( ^ω^)「いい考えがあるんだお!」タタタ

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/08/10(水) 08:28:34.42 ID:8wZB6tww0
―路地裏

( ^ω^)「ここならだれにも見られないお…」

タタタタタ

⊂二二二( ^ω^)二⊃「ブーーーーーーーーーーン!」

ピシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…

○(⊆⊇ω⊆⊇)oシュワンシュワンシュワンシュワン…




ズズン
   ノ7
( ⊆⊇ω⊆⊇)「ヘアッ!!」

(⊆A⊇)「…貴様は…そうか 今噂になっているウルトラマンMOOBか」

   ノ7
( ⊆⊇ω⊆⊇)「お前はだれなんだお!!」


(⊆A⊇)「俺はウルトラフォー 全宇宙に裁きを下す者だ」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/08/10(水) 08:29:42.31 ID:8wZB6tww0
    ノ7
( ⊆⊇ω⊆⊇)「全宇宙に、裁きを…?」

(⊆A⊇)「俺はこのくだらない世界に飽き飽きしてるんだよ
卑怯な人間に支配されたこんな世界 壊されて当然だろう?」

    ノ7
( ⊆⊇ω⊆⊇)「な、何を!お前の都合だけで世界を壊されてたまるかお!!!」

(⊆A⊇)「俺だけの都合?違うね 力を授けてくれた恩人のためでもある」

    ノ7
( ⊆⊇ω⊆⊇)「…?なんだかよくわからないけど 町を攻撃する気なら容赦はしないお!」

(⊆A⊇)「うん?俺と戦う気か?別にかまわないけどよ、一つだけ忠告だ

俺はもとは人間なんだよ 殺したらどうなるか分かってるよな?」

    ノ7
( ⊆⊇ω⊆⊇)「!!!…くっ…」

(⊆A⊇)「さあ、始めようぜ…これが俺の絶対的な力だ!!」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/08/10(水) 08:31:28.19 ID:8wZB6tww0


―戦闘開始―


(⊆A⊇)「ダーク…ショット!!!」


技 ダークショット

真っ黒な衝撃波で敵を攻撃する
『宇宙最強』と言われるワイドショットの威力を
しのぐが、ワイドショットほど広範囲には広がらない

    ノ7
( ⊆⊇ω⊆⊇)「5ジョー-3!!」

僕の手から打ち出された5ジョー-3は ダークショットとぶつかり合って、
互いに打ち消しあったお

(⊆A⊇)「チッ…」

    ノ7
( ⊆⊇ω⊆⊇)「さあこっちの番だお!ヴィリュウム…パンチ!!」


ヴィリュウムパンチはまっすぐフォーに飛んで行って
命中したかのように見えたお

そう、見えたお

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/08/10(水) 08:32:40.99 ID:8wZB6tww0
    ノ7
(;⊆⊇ω⊆⊇)「…き、消えた!?」

突然ウルトラフォーは僕の前から姿を消したんだお

    ノ7
(;⊆⊇ω⊆⊇)(どこだお…?)キョロキョロ






(⊆A⊇)「お前の後ろだ」
    ノ7
(;⊆⊇ω⊆⊇)「!?」

(⊆A⊇)「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!
デスエトン!!」

技 デスエトン
死神の大砲とも言われる技
威力の高い闇の光線を目の前に放つ 元ネタがDEATH 「NOTE」のNOTEを逆から読んだ結果だというのは秘密


    ノ7
(;⊆⊇ω⊆⊇)「ジゴアッ!!!」

(⊆A⊇)「ふ、ふふふふ…弱い、弱いぞ…ウルトラマンMOOB…もっと力を見せてくれ」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/08/10(水) 08:33:27.74 ID:8wZB6tww0
   ノ7
(;⊆⊇ω⊆⊇)「ぐ、ぐくうっ…おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
ビリュウウウウウウウウウウウウウウウウウム!!!
光線っ!!!」

   ノ7
( ⊆⊇ω⊆⊇)十=================================================
ビイイイイイイイイイイイイイイイイッ


(⊆A⊇)「…ヘアアッ!!」


フォーは僕のヴィリュウム光線をいとも簡単にかわして、
そして…

(⊆A⊇)「ヴィリュウム光線もそのレベルか。
全く…期待外れもいいところだ もう終わりにしようかな

デュアッ!」

両手を額に合わせ…


(⊆A⊇)「デュアーッ!!!ジェットエメリウム!!」

技 ジェットエメリウム
エメリウム光線を進化させた。エネルギー消耗は少なくかつ威力は凄まじい物なので
ウルトラフォーの必殺技と言われている

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/08/10(水) 08:34:51.33 ID:8wZB6tww0
    ノ7
(;⊆⊇ω⊆⊇)「ジゴアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」

とてつもないエネルギーをモロに喰らって…僕のカラータイマーは急になり始めたお

ピコンピコンピコンピコン…

    ノ7
(;⊆⊇ω⊆⊇)(マズい…急激に………)

(⊆A⊇)「…もう死にかけってとこだな。トドメを刺させてもらうぞ
デスエト…」

ビキィッ!!!

(;⊆A⊇)「ぐおおっ!!く、くそっ…技を使いすぎた…エネルギー切れか…」

    ノ7
(;⊆⊇ω⊆⊇)「…くっ…」ピコンピコンピコンピコン

(⊆A⊇)「仕方がない 今日のところはあきらめてやろう
だが貴様ごときいつでも殺せる…それを忘れるな ウルトラマンMOOBよ
この漆黒の戦士・ウルトラフォー いつか世界もろともお前を地獄へ葬り去ってやる…」




ウルトラフォーはそう言い残して消えて行ったお

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/08/10(水) 08:35:31.78 ID:8wZB6tww0
    ノ7
(;⊆⊇ω⊆⊇)(もうエネルギーがないうえに3分たっちまうお)

    ノ7
( ⊆⊇ω⊆⊇)「…デュアッ!!」

変身を解除して 人間体に戻った僕

…けがは酷くて しばらく療養しなくちゃならなくなったお


なんでけがをしたのか聞かれたから、
言い訳として…『ウルトラマンの戦いに巻き込まれた』といったお

しかしウルトラフォー…
はたして、その正体は…?M78星雲の宇宙人…?
はたまた異次元人…そしてその正体は『地球人』だと、
本人が言っていたお…

…考えても分からない
今はただ…

体を休める事しかできなかったお

だけど一つだけ 心に誓ったことがあるお

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/08/10(水) 08:35:53.75 ID:8wZB6tww0
―某アパート

('A`)「ふう、戦いって結構キツいんだな…」

…変身を解除して 人間体に戻った青年

…けがは大したことはなかったが エネルギー切れのため体を休めねばならなかった


バイトは休むことになったが、バイト先からなぜ休むのか聞かれたときは、
言い訳として…『ウルトラマンの戦いに巻き込まれた』といった

しかしウルトラマンMOOB…
はたして、その正体は…?ウルトラフォーの仲間…?
はたまた異次元人…そして日本語を喋ったことから推測すると地球人…
ただの憶測に過ぎないが

…考えても分からない
今はただ…

体を休める事しかできなかった

だけど一つだけ 心に誓ったことがある

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/08/10(水) 08:36:21.76 ID:8wZB6tww0
( ^ω^)「いつか…」

「必ず…」(‘A`)





( ^ω^)「あいつを倒して
地球を守る!/目的を達成する!」(‘A`)




第四話 完


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