- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/20(水) 21:23:45.61 ID:WtKm9y7X0
6.初夜
今日から日記をつけようと思う。
マジェスティ王子が栄光を掴むまでの軌跡、と言い換えた方がいいかもしれんがな。
( ・∀・)(旅立ちにはいい朝だ)
今日の朝、俺は城を発った。朝日が昇るまえだったので、外は簿(←?)暗かった。
やや湿り気のある風が心地よく、伝説の始まりを予感させる朝だった。
「お、お待ちください…」
( ・∀・)「ん?」
- 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/20(水) 21:27:50.22 ID:WtKm9y7X0
そうそう、正門から出ようとしたときだった。
弱々しい声が俺を引き留めた。
声に聞き覚えあり、振り返ると息を切らせた貞子がそこにいた。
( ・∀・)「貞子、どうしたというのだ」
川;д川「あの……これを」
貞子が渡してきたのは、薄い桜色のお守りだった。
所々、小さなほつれが見える。おそらく手作りなのだろう。
何という罪深き男なのだろうか俺は。
貞子の表情を見て、彼女が夜なべしてこれを作ったのがわかった。
川ー川「いってらっしゃいませ…」
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/20(水) 21:31:59.77 ID:WtKm9y7X0
いっそ抱きしめたかったが、近くに警備兵がいたのでぐっと抑えた。
( ・∀・)「ああ。いってくる」
言葉少なに、彼女に背を向けた。
この辺りが俺が男前と言われるゆえんだ。
そう、男は口ではなく背中でものを語るのだ。
今思えば、もう少し彼女の顔を見て、目に焼き付けておけばよかったかもしれないと思っているかもしれない。
- 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/20(水) 21:34:20.14 ID:WtKm9y7X0
城を出たあと、数時間は歩き通しだった。
モンスターの脅威を考えていたが、やつらが俺を襲ってくることはなかった。
…
…
途中で旅の商人と出会い、情報を聞き出した。
山には山賊、海には海賊がいて、やつらに気をつけろ、ということらしい。
誰でも知っていることだった。
商人は、この情報を伝えるのが俺の役割なんだよ、と泣きそうな顔で言っていた。
何のことだ。
- 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/10/20(水) 21:37:09.78 ID:WtKm9y7X0
夜になったら、山道の脇道に生えていた大木の側でキャンプをすることにした。
…
…
そして今に至る、訳だ。
正直書くことが無い。
日記というのはとてもつまらないものだ。
果たして続くだろうか。
giguhjko;
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貞子と一度くらい寝
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