- 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/03(火) 00:18:15.33 ID:N/LOOhXZO
- 少年は自らの家に居た。
今日は日曜日、学校は休みである。
('A`)「今日は久しぶりにゆっくり出来る・・
最近は非日常である少女の登場で、ゆっくり一人の時間を取れなかったのだ。
('A`)「っつっても寝るぐらいしかないけどな」
少年は呟きベッドの上に寝転がる。
そして目を瞑ろうとしたその時。
枕の横に置いてあった携帯電話が、自身から音楽を鳴らし持ち主である少年にメールの受信を知らせる。
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/03(火) 00:19:42.50 ID:N/LOOhXZO
- ('A`)「・・・誰だよ」
少年は寝転んだまま携帯を引き寄せ、メールを確認した。
('A`)「えーっと・・ん、モララーか」
モララーとは少年の友人である。友人であり変人であり、そして少しの非日常である。
何故か、というのはまあ、後にしておこう。
('A`)「なになに・・・?」
- 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/03(火) 00:21:25.81 ID:N/LOOhXZO
- 件名:やあマイハニー
本文:ベッドの中にいる
そのメールをみた後、少年は直ぐにベッドを調べる。
そしてこれまた直ぐに、その中にいる人物を見つけるのであった。
( ・∀・)「・・・・・」
('A`)「・・・・・」
少しの無言。そして少年が口を開いた。
('A`)「・・・しね」
- 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/03(火) 00:23:00.75 ID:N/LOOhXZO
- その言葉に対し、すぐに友人は反論する。
( ・∀・)「私に対して酷いと思わないかな、ドクオ君は。ずっと待ってたのに」
反論と呼べるのかどうかは、甚だ疑問ではあるのだが。
('A`)「黙れホモ」
( ・∀・)「酷い!」
('A`)「酷くねぇよ」
- 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/03(火) 00:24:24.33 ID:N/LOOhXZO
- ここで少年の友人が何故変人で、何故非日常かという話に戻ろう。
何故か、それは同性愛の気があるからである。それも友人である少年に対して。
だが、だがしかしだ。そこの健全であるだろう、いや健全でなくとも読者諸兄には勘違いしないでほしい。
同性愛の気があると、それも少年に対して、とは言ったが仕方が無い事なのである。
彼は彼であるが、彼女であったのだから。そう、シューであったのだから。
( ・∀・)「よーし、お兄さん全裸で外走っちゃうぞー」
('A`)「脱ぐな」
( ・∀・)「ちぇっ」
・・・まあ、本人にはその記憶がないのであるが。
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/03(火) 00:25:34.63 ID:N/LOOhXZO
- 全く、悩ましい。そう思い少年は独り言を呟く。
('A`)「はあ・・・高岡はまだ面白いんだが、お前は変態なだけだからな・・・」
友人は高岡という言葉にピクリと反応する。
そして顔を下に向け、嫌悪感たっぷりの声色でその名前を口にするのであった。
( ・∀・)「・・・高岡? ふーん、高岡」
('A`)「知り合いか?」
少年のその言葉に、友人は頭を振る。
( ・∀・)「いいや知らない、でもなんか気に食わないね」
('A`)「なんでだよ」
( ・∀・)「なんでかな、会った事も無いはずなのに」
少年は不思議そうな顔をして友人を見つめ。
そして友人は、顔を元に位置に戻しこう呟くのである。
( ・∀・)「いつかどこかで私の大事なものを横取りされた気がするよ」
第三話 「悩む少年と非日常」 了
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