- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/04(月) 23:01:35.24 ID:no3DUofOP
- ――公立シャワートイレ高校 2年B組
J( 'ー`)し「今日は、転校生を紹介するわね」
ξ゚听)ξ「mjd!?転校生なんて初めてじゃない!?」
( ゚∀゚)「可愛いおにゃのこだったらいいなあ、青春爆発だっぜ」
('A`)「……フン」
ワイワイガヤガヤ
J( 'ー`)し「はいはいみんな静かにー!それじゃ、入って来なさい」
ガラガラ
ウイーン
川 ゚ -゚)
( ゚∀゚)「よっしゃ!かなりの美人ktkr!」
J( 'ー`)し「それじゃあ、自己紹介を」
川 ゚ -゚)「素直クール、通称クー。
私はロボットだ、よろしく」
- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/04(月) 23:07:22.51 ID:no3DUofOP
- シーン……
ξ゚听)ξ「ロボット……!?」
( ゚∀゚)「労働的な意味で?」
川 ゚ -゚)「もちろん機械的な意味で、だ」
ざわ・・・ざわ・・・
「冗談か?」
「黄色い救急車、呼んだ方が……」
「ロボットなら、首が外れて、「んちゃ」って言うハズだ!」
川 ゚ -゚)「首は外れないが、んちゃなら言えるぞ」
川 ゚ -゚)「んちゃ!」
シーン……
\オオー!本物だー!/ \スゲー!マジでロボだー!/
- 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/04(月) 23:13:02.82 ID:no3DUofOP
- J( 'ー`)し「と、いうわけで、みんなクールさんと
仲よくしてね!」
J( 'ー`)し「ロボットだと言ってイジメたりしたら、
PTAを敵に回すことになるわよ」
J( 'ー`)し「貴方達に、はたしてそんな覚悟はあるのかしら?」
J( 'ー`)しフフフ……ウフフフフフ
ガラガラピッシャン!
川 ゚ -゚)「……というわけなので、みんなよろしくな」
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/04(月) 23:14:45.91 ID:no3DUofOP
ワーワー!
ノパ听)ξ゚听)ξ川 ゚ -゚)(゚∀゚ )ハ(ロ- ロ ハハ
「ロボットって初めてみたよ!」
「うわ、意外にボディやわらけえ!」
川 ゚ -゚)「ハハハ、特殊シリコンを使っているからな、
とろけるようなふんわりボディだぞ」
「ロボットってオイル飲むの?」
川 ゚ -゚)「オイルはあくまで潤滑油として使う、
だから牛乳飲んだって大丈夫だぞ」
「スゲー!ロボスゲー!」
('A`)「……フン」
- 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/04(月) 23:21:31.32 ID:no3DUofOP
- ワイワイガヤガヤ
バン!
「な、なんだ……!?」
「この音はおそらく机を叩いた音だぞ!」
('A`)「ロボットねぇ……」
('A`)「本当にロボットって言うなら、詳しいスペック、
教えてもらおうか……、クールさん」
「うわ、またプロネクラードクオかよ……」
「おい、あんな奴の言うこと聞かなくていいぞ!」
川 ゚ -゚)「……頭脳回路にはベーコン回路を使用、
動力源は水素エネルギー、身長は162cm、体重102kg。」
川 ゚ -゚)「だが、そんなことはどうでもいい」
川 ゚ー゚)「君は、私の名前を呼んでくれたのだからな」
- 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/04(月) 23:25:30.45 ID:no3DUofOP
- 川 ゚ー゚)「ここのクラスメートで、私に与えられた名前で
私を呼んでくれたのは、君が初めてだ、嬉しいよ」
川 ゚ー゚)「握手しよう、ドクオ君」
('A`)「……フン」
('A`)「……うるせえよ、ロボットの分際で」
スタスタスタ……
「行っちまった……」
「なんなんだ一体」
キーンコーンカーンコーン
- 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/04(月) 23:32:03.80 ID:no3DUofOP
- ――一時間目の数学
ミ,,゚Д゚彡「おらー、もっさもさの数学教師のお出ましだー、
皆のもの、起立!」
ガラガラ
ミ,,゚Д゚彡「礼」
「「「「お願いしまーす」」」」
ミ,,゚Д゚彡「よろしい、座れ」
ガラガラ
ミ,,゚Д゚彡「えーと、ロボ子の、素直?」
川 ゚ -゚)「私だ」
ミ,,゚Д゚彡「お前だったのか、じゃなくて、
別にロボットだからと言って俺はお前を特別扱い
するつもりはないからな、容赦しとけ」
ミ,,゚Д゚彡「特別な目では見るけどな」
川 ゚ -゚)「えっち」
ミ,,゚Д゚彡「違う」
- 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/04(月) 23:37:53.39 ID:no3DUofOP
- ミ,,゚Д゚彡「〜〜エックシが、ワイに代入されて〜〜〜〜〜」
ξ゚听)ξ(ふわぁ……この先生の授業、意外に
眠いのよね……どうしよ、もう眠っちゃいそう)
トントン
ξ゚听)ξ「ん?なあに?」
川 Φ-Φ)バァー
ξ゚ 3゚)ξブーッ!!
ξ゚听)ξ「な、何すんのよ」
川 ゚ -゚)「目が覚めるかと思って」
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/04(月) 23:42:47.03 ID:no3DUofOP
- ――授業終わり休憩時間
ξ゚听)ξ「さっきはありがとね、目ェ覚ましてくれて」
川 ゚ -゚)「どういたしまして」
ξ゚听)ξ「あの後『何授業中に吹き出しとんねん!』って
先生に殴られたけど」
川 ゚ -゚)「それはすまなかった、ガムあげよう」
川 ゚ -゚)つ□
ξ゚听)ξ「……今どこから出した?」
川 ゚ -゚)「盲腸あたり」
- 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/04(月) 23:49:20.38 ID:no3DUofOP
- ξ゚听)ξクッチャクッチャ
ξ゚听)ξ「それでクー、ベーコン回路ってなんなのさ」
川 ゚ -゚)「わからん、私の製作者である
アラマッキー博士が命名したらしい」
ξ゚听)ξ「なんでベーコンって言うの?
オーバーヒートすると焼けた豚肉の香りでも
するから?」
川 ゚ -゚)「なんでも昔のエラい哲学者の名前らしい」
ξ゚听)ξクッチャクッチャ
ξ゚听)ξ「哲学かぁー、そりゃ知らないはずだわ」
- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/04(月) 23:54:29.58 ID:no3DUofOP
- ξ゚听)ξ「そうだ」
ξ゚听)ξ「クーって放課後ヒマ?」
川 ゚ -゚)「夜中の1時に点検とエネルギー補給を
しないといけないが、それまでなら暇だな
ξ゚听)ξクッチャクッチャ
ξ゚听)ξ「それじゃあさ、私たちと一緒に出かけない?」
ξ゚听)ξ「ロボといってもJKなんだし、青春楽しまないと」
川 ゚ -゚)「そういうものなのか」
川 ゚ -゚)「ならばご一緒しよう」
ξ゚听)ξペッ
ξ゚听)ξ「ガム味無くなった」
ξ゚听)ξ「それじゃあ、キマリね!」
- 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/04(月) 23:58:23.46 ID:no3DUofOP
- ――お昼休み
ξ゚听)ξ「クー、一緒にお弁当食べない?」
川 ゚ -゚)「悪いが、食事を採ることは可能だが
私は本来食べる必要が無いので、
弁当を持ってこなかった、すまない」
ξ゚听)ξ「へー、そりゃあ残念ねー」
ξ゚听)ξ「次から持ってくるといいよ、
学校生活の醍醐味は皆とお弁当を食べることに
あるんだから」
川 ゚ -゚)「そうか、ご教授ありがとう」
川 ゚ -゚)「とりあえず今日は、ツンたちの弁当を食べる姿を
眺めることにするよ」
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/05(火) 00:02:45.58 ID:gXj/A/VpP
- ξ;゚听)ξパクパク
川 ゚ -゚)ジーッ
ノハ;゚听)モグモグ
川 ゚ -゚)ジーッ
ξ;゚听)ξ「あのさあ」
川 ゚ -゚)「ヒマなのか?そうだ、お昼休みには
これが欠かせないものな」
川 ゚ -゚)ニ={ニ} ウイーンガション
川 ゚ -゚)ニ={ニ}<オッヒルヤスミハ ウキウキウォッチン
ξ;゚听)ξ「便利だけど、そういうことじゃなくて」
- 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/05(火) 00:12:57.81 ID:gXj/A/VpP
- 川 ゚ -゚)ニ={ニ} 「そういうことじゃなかったらどういうことなんだ」
ξ゚听)ξ「見られてると気になっちゃって
ゆっくり食べられないのよ」
川 ゚ -゚)ニ={ニ} 「しかし、食べ物が無いから眺める位しかできないぞ」
ノパ听)「私の弁当を分けてあげるから、食え!」
川 ゚ -゚)ニ={ニ} 「おお、ありがとう。いいのか?」
ノパ听)「ヒートちゃんお手製の弁当の味が伝われば
それで十分だぞ!!」
川 ゚ -゚)ニ={ニ} 「すまんな、それじゃあ遠慮なく」
川 ゚ -゚)ニ={ニ} アーン
川 ゚ -゚)ニ={ニ} 「おかしいな、食べれないぞ」
ξ゚听)ξ「テレビ仕舞いなさいよ」
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/05(火) 00:21:13.18 ID:gXj/A/VpP
- 川 ゚ -゚)モグモグ
川 ゚ -゚)「うむ、おいしいぞ」
ノハ*゚听)「本当か!?」
ξ゚听)ξ「ロボなのに味分かるの?」
川 ゚ -゚)「ああ、わかるぞ」
川 ゚ -゚)「本当においしいものは、ロボにだって
伝わるさ」
ノパ听)ウルッ
ノハ;凵G)「ク、クー!」
三三ノハ;凵G)つ(゚ -゚ 川 「大好きだぞ、クー!!!」
川 ゚ -゚)「まったく、ヒートは本当においしいな」
ξ;゚听)ξ「おかしいわよその言い方」
- 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/05(火) 00:33:38.27 ID:gXj/A/VpP
- ――そんなこんなで放課後
ξ゚听)ξ「点呼確認!」
ノパ听)「1」
从'ー'从「2」
川 ゚ -゚)「3」
ξ゚听)ξ「それじゃあしゅっぱーつ」
川 ゚ -゚)「どこに?」
ξ゚听)ξ「んー、まずはカラオケかな」
川 ゚ -゚)「カラオケ、あのカラオーケストラか?」
ξ゚听)ξ「そ、そんな正式名称だったんだ……」
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