川 ゚ -゚)は花も恥じらうロボ娘のようです

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/09(土) 20:30:39.65 ID:3EHLTj0FP
――時は流れその日の放課後。

ξ゚听)ξ「さぁ、さっそく行くわよ、クー!」

川 ゚ -゚)「ああ、ところでツンは部活などには入っていないのか?」

ξ゚听)ξ「んー、地味な部活がいいと思って、
将棋部に入ってたんだけど」

ξ゚听)ξ「どうしても、駒の動きが理解できなくてさあ」

川 ゚ -゚)「覚えられないわけじゃないのか?」

ξ゚听)ξ「覚えたことは覚えたけど、銀とかもっと動けそうなのに
意外とショボイし、なんだかなーって」

川 ゚ -゚)「その辺のことは私には理解できないな」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/09(土) 20:35:21.86 ID:3EHLTj0FP
ξ゚听)ξ「で、今は名前だけのユーレー部員ってわけ」

川 ゚ -゚)「そうか」

川 ゚ -゚)「私も何か部活に入るべきなのだろうか……」

ξ゚听)ξ「別に強制じゃないし、
入らなくてもいいと思うよ」

ξ゚听)ξ「もし入るんだったら、ロボット研究部
とかはどう?得意分野そうだし。」

川 ゚ -゚)「自分の体研究してどうするんだ」


从'ー'从「自分の体を研究するって、
なんだか卑猥な響きだね〜」

川 ゚ -゚)

川 ゚ -゚)ピピピピ

川 ゚ -゚)「誰だ君は」

ξ゚听)ξ「今の音何なのよ」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/09(土) 20:39:44.35 ID:3EHLTj0FP
川 ゚ -゚)「いや、私のメモリのデータベースから検索してみたが、
何もヒットしなかったので」

ξ゚听)ξ「初対面なんだから当然でしょ」


ξ゚听)ξ「紹介するわ、この子は私の友達の渡辺さんよ」

从'ー'从「はじめまして、渡辺さんだよ〜よろしくね〜」


川 ゚ -゚)「どうも、自分は素直クールさん、ロボットさんだ」


ξ゚听)ξ「アンタは別にさん付けしなくていいのよ」

川 ゚ -゚)「学習した」


川 ゚ -゚)「改めてよろしく、渡辺」


ξ゚听)ξ「なにこの新喜劇みたいな流れ」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/09(土) 20:48:41.66 ID:3EHLTj0FP
ξ゚听)ξ「さて、メンバーも揃ったことだし、行きますか」

川 ゚ -゚)「どこへ?」

ξ゚听)ξ「色々行くけど、とりあえずカラオケ行こうよ!」

川 ゚ -゚)「カラオケ?」

川 ゚ -゚)「なんだ、カラオケぐらいだったら
わざわざ出掛けなくても……」


川 ゚ -゚)ウイーン

川 ゚ -゚)=mic=● ガション


川 ゚ -゚)=mic=●「ほら、歌いなさい」


川 ゚ -゚)=mic=● ξ(゚听ξ

川 ゚ -゚)=mic=● ξ(゚听ξ「ゆーめのエンドはいつーもー♪」

キーン川 ゚ -゚)=mic=● ξ(゚听ξ


川 ゚ -゚)「うるさいな」

ξ゚听)ξ「当たり前でしょ」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/09(土) 21:00:35.16 ID:3EHLTj0FP
ξ゚听)ξ「だいたいさあ、あんたはロボットとして生きたいわけ?
それとも人間と同じようにしていきたいわけ?」

川 ゚ -゚)「それはバイに対して男と女どっちを犯したいかって
訊ねるようなものだぞ」


川 ゚ -゚)「私は、その場に応じて、気分を変える」

川 ゚ -゚)「それに関しては人間も同じだろう」

ξ゚听)ξ「例えがどうかと思うけど……
まあ言ってる意味はわかるわ」


从'ー'从「ねぇ〜早くいこうよ〜、さっきからあたし居てもいなくても
変わんない存在になってるよ〜」

川 ゚ -゚)「なんと、それはすまなかった」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/09(土) 21:09:21.99 ID:3EHLTj0FP
――シャワートイレデパート1F

ξ゚听)ξ「カラオケの前に軽くショッピングしましょ」

川 ゚ -゚)「ようするに買い物だな」

ξ゚听)ξ「ショッピングって言うと、おしゃれな感じがするのに、
買い物って聞くとおつかいみたいな感じね」


从'ー'从「わぁ!見て見て!これ安〜い!」

ξ゚听)ξ「え?何々?どれ?」

从'ー'从「あれ〜」


[はぎれ 一袋50円]

ξ゚听)ξ「安いけど、JKがはぎれなんか何に使うのよ」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/09(土) 21:17:29.97 ID:3EHLTj0FP
川 ゚ -゚)「おいツン、こんな所にフライパンが売ってるぞ」

ξ゚听)ξ「別にフライパンぐらい珍しくもないじゃない……
あ、これティファールじゃん」

川 ゚ -゚)「ティファール?」


ξ゚听)ξ「クーは分かんないかもしれないけど、
♪取っ手の取れるティファール、って言って、
ここの取っ手の部分をこうすれば……」

ガチャガチャ

ξ゚听)ξ「あれ?」

ξ゚听)ξ「なんでだろう、あれ?糞!取れろ、とれろ!」

ボキィ!

ξ゚听)ξ「ほらね、これが取っ手の取れる、ティファールよ」

川 ゚ -゚)「ほう、人間も結構考えるものだな」

川 ゚ -゚)「で、取った取っ手をどうするんだ?」

ξ゚听)ξ「さあ?取っ手の無い方が収納しやすいからじゃない?」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/09(土) 21:22:44.56 ID:3EHLTj0FP
川 ゚ -゚)「おい、これも取っ手が取れたけど、
ティファールなのか?」

从'ー'从「それはちがうよ〜、ていうかそれは
フライパンじゃなくてヤカンだよ〜」

ξ゚听)ξ「ちゃんと弁償しなさいよね」

从'ー'从「ツンちゃんも結構人の事言えないよ〜」



川 ゚ -゚)「これがヤカンで、これがフライパン……」

川 ゚ -゚)「どう違うのかよく分からんな、
フォルムはヤカンのほうが可愛いが……」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/09(土) 21:29:56.15 ID:3EHLTj0FP
――カフェ、いわゆる喫茶店的場所

ξ゚听)ξ「コーヒーでも、飲もかw」

从'ー'从「私ココア〜」

ξ゚听)ξ「私水でいいや」


川 ゚ -゚)ゴクゴク

ξ゚听)ξ「クーは何飲んでるの?」

川 ゚ -゚)「牛乳だ」

从'ー'从「この店のメニューに牛乳は無いよ〜?」

川 ゚ -゚)「あそこの机に置いてあったぞ」


ξ゚听)ξ「あれは牛乳じゃなくてミルクよ」

川 ゚ -゚)「どう違うんだ」

ξ゚听)ξ「あなたが飲んでいるのは、その、スジャータ的な
ミルクよ、あまり飲むのは控えなさい」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/09(土) 21:37:41.47 ID:3EHLTj0FP
――カラオケボックス「志田ックス」

( ・∀・)「機種は何になさいますか?」

ξ゚听)ξ「なんか希望ある?」

川 ゚ -゚)「ジョイサウンドがいいな」

ξ゚听)ξ「どしてよ」

川 ゚ -゚)「ロボソンが多いし」

从'ー'从「やっぱりロボソン歌うんだね」

川 ゚ -゚)「それに、ドクオもこの機種選んでいたぞ」

ξ゚听)ξ「ドクオ?」


――204号室

('A`)「なぜだろう……誰かに俺のヒトカラを
覗かれている気がする……」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/09(土) 21:49:40.20 ID:3EHLTj0FP
――1208号室

ξ゚听)ξ「何階まであるねんこのカラオケ」

从'ー'从「階段しか無いから歌う前からへとへとだよ〜」

川 ゚ -゚)「だから素直にクーコプターを利用しろと」

ξ゚听)ξ「アンタのそれプロペラがデカすぎるわよ、
巻きこまれそうで怖くて使えんわ」


ξ゚听)ξ「さて、じゃあ歌いますか」

川 ゚ -゚)「待て、今は止めた方がいい」

从'ー'从「なんで?」


ピンポーン、ガチャ

( ・∀・)「失礼しまーす、ドリンクお持ちしましたー」

ガチャ


川 ゚ -゚)「なっ?」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/05/09(土) 22:02:42.66 ID:3EHLTj0FP
ξ゚听)ξ「じゃあまずクーから歌ってみてよ」

川 ゚ -゚)「了解した」

从'ー'从「わぁ〜楽しみ〜」

ξ゚听)ξ「やっぱりロボソンなの?」

川 ゚ -゚)「まあな」

やんややんや


川 ゚ -゚)つ{ニニ} ピッ


川 ゚ -゚)すうー


川 ゚ -゚)「ゴッドマアアアアアアアアアアアアアアズ!!!!」


ξ;゚听)ξビクゥ!

从;'ー'从ビクゥ!


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