- 161 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/06(金) 19:23:02 ID:CK7sBeKkO
床も壁も天井も灰色な空間に、ドクオが立っている。
('A`)
ピキイイイイイイン!
『フィールド』を張る。
ここの床や壁ならそう簡単には壊れないし、壊したとしても許してくれるのだ。
('A`)(まさか警察が地下にこんな秘密施設を持っていたとはな)
(;'A`)(最初の頃に俺が入った施設といい……国家権力おそるべしだ)
ドクオは壁に向けて野球ボールを投げた。
- 162 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/06(金) 19:26:11 ID:CK7sBeKkO
('A`)
ピキイイイイイイン!
バチィイインッ!
跳ね返ってきた野球ボールが粉々に弾け飛ぶ。
ドクオの足元の床は無事だ。
('A`)(『フィールド』のコントロールがだいぶできるようになってきたな)
('A`)(……だがまだ油断は禁物だ)
そう、スペックは何を引き起こすか分かったものではないのだ。
('A`)(『フィールド』……拒絶のスペック……これが俺のチカラ……)
- 163 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/06(金) 19:28:17 ID:CK7sBeKkO
〜病院〜
ξ゚听)ξ
廊下を歩くツン
从'ー'从「あ」
ξ゚听)ξ「ワタナベちゃん……」
お互いに会釈をする二人。
从'ー'从「お兄ちゃんのお見舞いですか?」
ξ゚听)ξ「うん……ワタナベちゃん大変ね、毎日……」
从'ー'从「いえ……」
ガラッ
- 164 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/06(金) 19:31:34 ID:CK7sBeKkO
( -∀-)
ξ゚‐゚)ξ「……」
从'ー'从「お兄ちゃんモテるね、今日もツンさん来てくれたよ?」
ベッドの上の兄は答えない。
从'ー'从「まったく……お兄ちゃんは寝ぼすけなんだから……」
ξ゚‐゚)ξ
从'ー'从「……ツンさん」
ξ゚‐゚)ξ
从'ー'从「……まだ自分を責めているんですか?」
- 165 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/06(金) 19:34:27 ID:CK7sBeKkO
ξ ‐ )ξ
从'ー'从「……ツンさんは悪くないじゃないですか」
从'ー'从「悪いのはあの犯人で……」
ξ ‐ )ξ
从'ー'从「それにツンさんが仇を討ってくれたんだし」
ξ ‐ )ξ
从'ー'从「私ツンさんに感謝してるんですよ?ね、お兄ちゃん?」
( -∀-)
ワタナベはカーテンを開けた。
从'ー'从「……今日は曇りだね、お兄ちゃん」
- 168 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/07(土) 12:18:44 ID:hW5oLUmcO
〜寂れた商店街〜
( ^ω^)
シャッターばかりの商店街を、ブーンが歩いている。
カランカラン
ドアについた鈴が鳴る。
「いらっしゃい」
( ^ω^)「一杯くれお」
「おやおや、刑事さんが昼間から一杯ひっかけるとは」
( ^ω^)「真っ昼間から店を開けてるここもここだお」
- 169 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/07(土) 12:20:59 ID:hW5oLUmcO
ブーンはカウンターに座り、腕を組むと小さくため息をついた。
( ´ω`)
「お疲れのようですね」
店員はブーンにグラスに入った野菜ジュースを差し出す。
( ´ω`)「……疲れなきゃ仕事だっていえないお」
一口飲む。
「楽しく仕事できた方が良いじゃないですか」
( ´ω`)「刑事が楽しく仕事できたら世も末だお」
ブーンの携帯が鳴る。
- 170 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/07(土) 12:22:33 ID:hW5oLUmcO
ピッ
( ^ω^)「……今戻りますお」
携帯をしまい込むブーン。
「事件ですか」
( ^ω^)
グラスに残ったジュースを飲み干し、カウンターにお金を置く。
( ^ω^)「……ごちそう様だお」
「またどうぞ」
カランカラン
( ^ω^)「……僕が望むのは僕の失業だお」
- 171 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/07(土) 12:25:29 ID:hW5oLUmcO
〜警視庁〜
( ´∀`)「ドクオ君は?」
( ^ω^)「スペックの練習に行っていますお」
ξ゚听)ξ「まったく仕事サボりやがってあの馬鹿」
(;^ω^)「……」
( ´∀`)「まあ彼の役目はスペックを犯人逮捕に役立てる事だし、練習も仕事のうちだね」
ξ゚听)ξ「にしても何であいつ急にスペックの練習なんてやり始めたのよ?」
( ^ω^)「……たぶんこの前の行方不明事件のせいだお」
( ^ω^)「ドクオはスペックの恐ろしさを改めて知ったんだお……」
( ^ω^)「『フィールド』……拒絶のスペック……ドクオは自分自身のスペックが怖いんだお……きっと……」
ξ゚听)ξ「……あっそ」
- 172 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/07(土) 12:28:17 ID:hW5oLUmcO
( ´∀`)「さて、事件の捜査だ」
( ^ω^)「ドクオは?」
( ´∀`)「詳細は君達から伝えといてくれ」
ξ゚听)ξ「パートだしね、あいつ」
( ´∀`)「最近、女子高生やOLが襲われる事件が多発している」
ξ#゚‐゚)ξ「襲われる?」
( ´∀`)「性的なものじゃないよ……だが……」
( ´∀`)「被害者の多くが失明してしまっている」
- 173 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/07(土) 13:16:09 ID:hW5oLUmcO
〜病院〜
ガラッ
ピシャンッ
( ^ω^)「…話は聞けたかお?」
ξ゚‐゚)ξ「……現場に行きましょう」
( ^ω^)「……」
〜車の中〜
ブウウウウウウン
ξ゚听)ξ「……ひどいものよ、まだ16才なのに」
( ^ω^)「……」
ξ゚听)ξ「薬品で完全に焼かれてしまっているわ、顔ごとね」
- 174 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/07(土) 13:19:10 ID:hW5oLUmcO
( ^ω^)「犯人の顔は見れているのかお?」
ξ゚听)ξ「突然薬品をかけられたから見れていないそうよ」
ξ゚听)ξ「例え見れていたとしたって……失明していては犯人の顔は証明できないわ……」
ξ゚听)ξ「……犯人の目的はそこかしら?」
( ^ω^)「まだ情報が足りないお、現場に向かってくれお」
ξ゚听)ξ「らじゃー」
( ^ω^)「お、その前にドクオを拾っていくお」
ξ゚听)ξ「いるの?あいつ」
(;^ω^)「僕の親友だお……」
- 175 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/07(土) 13:21:39 ID:hW5oLUmcO
(*'A`)
ξ;゚听)ξ「……何してんのあいつ」
(;´ω`)「……たぶんお昼休憩のOLを観察しているんだお」
きゃっきゃっ
(*'A`)
ξ゚听)ξ「……よし、出発」
(;^ω^)「お願いだから車に乗せてやってくれお」
- 176 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/07(土) 13:25:31 ID:hW5oLUmcO
ブウウウウウウン
(*'A`)「いやー、JKも良いけど大人の色気漂うOLも良いよな」
ξ゚听)ξ「……あんたが薬品かけられればよかったのに」ボソッ
(*'A`)「ん?何か言った?」
(;^ω^)「ド、ドクオ、スペックの練習の方はどうだお?」
('A`)「だいぶコントロールできるようになってきたな、全力のはいつでも出せるよ、ほら」
ピキイイイイイイン!
ξ;゚听)ξ「ちょっと車の中で……!?」
('∀`)「大丈夫だよ、ほら」
ドクオの右手の上にだけフィールドが発生している。
(*^ω^)「すげえお!」
(;'A`)「あ、触っちゃ駄目……」
バチィイン!
(;゚ω゚)「アウッ!」
- 177 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/07(土) 13:28:17 ID:hW5oLUmcO
ξ゚听)ξ「ほら、犯行現場に着いたわよ」
(;´ω`)「まだ指がいてえお……」
(;'A`)「フィールドを弱くしてたから良いものの、危うく指が無くなる所だったぞ」
(;^ω^)「これからは気をつけるお……」
ξ゚听)ξ「まったく、これだからスペック使いは」
('A`)
(;^ω^)「よ、よし!さっそく現場検証だお!」
(*'A`)「おし!刑事って感じだな!」
- 178 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/07(土) 14:34:31 ID:hW5oLUmcO
ξ゚听)ξ「人通りは少ないわね……狙われたのも分かるわ」
( ^ω^)「……」
('A`)「どうした?ブーン」
( ^ω^)「ここは時間帯によっては人通りが多くなるはずだお」
ξ゚听)ξ「何でよ?」
(*^ω^)「この近くに女子校があるからだお!」
(*'A`)「やはりか、俺のJKレーダーもそう言っている」
(*^ω^)「すげえおドクオ!そんなスペックまで!」
(*'A`)「バーロー……おめーにもあるだろ?……感度の高いアンテナがよぉ……下半身にぃ……」
(*^ω^)「ドクオォ……!」
ξ#゚听)ξ「私の銃を乱射したくなるスペックが発動する前に黙れお前ら」
- 179 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/07(土) 14:37:07 ID:hW5oLUmcO
ξ゚听)ξ「となると犯人は人通りが少なくなる時間帯を狙って……」
( ^ω^)「いや、犯行は下校時間の真っ只中に起こったんだお」
ξ;゚听)ξ「それなのに目撃証言はまったくのゼロ……どういう事?」
( ^ω^)「よっぽどの強運の持ち主なのか……それとも……」
グウウウウウ
( ^ω^)
ξ゚听)ξ
(*'A`)「え、えへへ」
ξ゚听)ξ「まったく緊張感のない……」
グウウウウウ
(*^ω^)
ξ゚听)ξ「オマエモカーイ」
グウウウウウ
ξ*゚听)ξ
- 180 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/07(土) 14:40:46 ID:hW5oLUmcO
〜ラーメン屋〜
ズルズル
ξ*゚听)ξ「はー、ラーメン屋なんて久し振り」
('A`)「意外だな、一人でばんばん行ってるもんかと」
ξ゚听)ξ「へ?」
( ^ω^)「ツンも一応は乙女なんだおドクオ」
ξ;゚听)ξ「な……」
('A`)「そういやそうだった……すまんなツン、乙女心を分かってあげられなくて」
ξ゚听)ξ「はぁ!?」
('A`)「ん……ウンコ行ってくる、ここトイレ無いし」
ガラッ
ξ゚听)ξ「サイテー!」
( ^ω^)「うめーお」ズルズル
- 182 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/07(土) 14:43:49 ID:hW5oLUmcO
水を飲むツン
ξ*゚听)ξ「ふひー……ごちそうさま」
( ^ω^)ズルズル
ξ゚听)ξ「ブーンって食べるの遅いよね、デブのくせに」
( ^ω^)「デブ馬鹿にすんなお」
ξ゚听)ξ「……でもホントラーメン屋なんて久し振り」
( ^ω^)「……最後に行ったのはいつだお?」ズルズル
ξ゚听)ξ「ほら、あんたとモララーと三人で行ったじゃない」
( ^ω^)「モララーの奢りだったお」
ξ゚听)ξ「そうね、キャリアって理由で私達に散々たかられてたわね、あいつw」
( ^ω^)ズルズル
ξ゚听)ξ
- 183 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/07(土) 14:46:32 ID:hW5oLUmcO
ξ゚听)ξ「……この前、ワタナベちゃんに会ったわ」
( ^ω^)「病院でかお?」
ξ゚听)ξ「うん、毎日のようにモララーのお見舞いに来てるわしいわよ」
( ^ω^)「……健気だお」
ξ゚听)ξ「ホント……」
( ^ω^)「……ツン」
ズルズル
( ^ω^)「もしモララーを助けられるスペック使いがいたとしたら……どうするお?」
ξ゚ー゚)ξ「愚問ね、答えはノーよ」
( ^ω^)「……そうかお」
ξ゚听)ξ「スペックを私欲のために使うなんて絶対に駄目よ、例え人を助けるためでもね」
( ^ω^)「……ツンは相変わらずだお」
ズルズル
('A`)「……」
- 184 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/07(土) 18:23:23 ID:hW5oLUmcO
外
('A`)(ちぇ……何だよツンの奴……)
('A`)(……散歩でもしてこよ、金はツン達に払わせれば良いや)
テクテク
('A`)
テクテク
('A`)(……分かってるよ、俺だって)
('A`)(スペックは反則みてえなもんだ、本来はあっちゃいけねえもんだ)
( A )(でも……じゃあスペック使いは……この世にいちゃいけねえのかよ……クソ……)
('A`)「……む」
ミニスカートの女子高生が歩いている。
(*'A`)(……今日のおかずは決まりだな)
- 185 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/07(土) 18:25:27 ID:hW5oLUmcO
バシャッ!
「きゃああああああああ!!」
(;'A`)「!?」
「うう……う……」
突然女子高生が叫び、うずくまった。
(;'A`)(ど、どうしたんだ!?助け……いやでも声かけたら俺が捕ま……ええい!)
(;'A`)「大丈夫か!?どうかしたか!?」
「ううう……」
(;゚A゚)(顔が……!?薬品でもかけられたのか……!?)
- 186 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/07(土) 18:29:01 ID:hW5oLUmcO
パキッ…
近くに落ちている小枝がひとりでに折れた。
(;'A`)「!?」
(#^ω^)「動くなお!」チャキッ
銃を構えたブーンとツンが現れた。
ξ#゚听)ξ「現れたわね!変態野郎!」
(;'A`)「ブーン!?」
コト…
小石が軽く動く。
ξ#゚听)ξ「そこだぁ!」ズキューン!
ツンは地面に向かって銃弾を放った。
ξ#゚听)ξ「外したか!?やっかいね……」
- 187 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/07(土) 18:31:49 ID:hW5oLUmcO
ξ#゚听)ξ「大人しく姿を現しなさい!今なら一発ぶん殴るだけにしてあげるから!」
(;'A`)「ブーン!?まさか……!?」
(;^ω^)「そうだお、犯人は『透明になれる』スペックの持ち主だお」
ξ#゚听)ξ「まさか本当にそうだったとはね……」
(;^ω^)「ドクオは女子高生を頼むお!」
(;'A`)「よしきた!……って、え!?」
(;'A`)「……いない?」
ズキューン!
「ぎゃあ!」
(;'A`)「!?」
- 188 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/07(土) 18:36:17 ID:hW5oLUmcO
ξ#゚听)ξ「命中」
地面から少し高い所から赤い鮮血が流れ落ちている。
ξ#゚ー゚)ξ「さっ、それじゃあもう逃げれないわよ」
(;^ω^)「姿を現せお!」
「く……そ……」
スウウウウ…
(;‘_L’)「い、いきなり足を撃つなんて卑怯だぞ!」
ξ#゚听)ξ「少女の顔に薬品をかけるあんたにそんな事言われたくない!」
(#‘_L’)「ふん!俺はああいう頭のゆるいガキに人生を狂わされたんだ!」
(#‘_L’)「痴漢冤罪なんて舐めた真似しやがって!妻も娘も俺を信じてくれなかった!」
( ^ω^)
(#‘_L’)「心底この世から消えたいと思ったね!その時さ!このチカラに目覚めたのはな!」
- 191 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/07(土) 20:04:02 ID:hW5oLUmcO
(;'A`)「おいブーン!さっきの女子高生がいねえ!」
(;^ω^)「何でだお!?犯人に薬品をかけられていて……!」
ξ#゚听)ξ「あんたが何かしたの!?」
スウウウウ…
フィレンクトの体がまた消えていく。
ξ#゚听)ξ「この!」
ズキューン!
ツンは消えかけの男に向かい発砲、だが銃弾は宙で止まった。
ξ;゚听)ξ「!?」
ブーンとツンは男がいた場所を探る。でも何も無い。
(;^ω^)「……逃げられたお」
ξ#゚听)ξ「クソッ!」
(;'A`)(何だ……?この感覚……)
(;'A`)(……俺?)
- 192 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/07(土) 20:07:39 ID:hW5oLUmcO
〜某所〜
(;‘_L’)「お、お前……顔が……!?」
「たまには制服を着て歩くのも悪くないわね、コスプレだけど」
(;‘_L’)「な、何なんだよ!?ここは一体……!?」
「『透明になる』スペックか……ま、なかなかのスペックね」
(;‘_L’)「お、おい!?」
「さて、私達の仲間になるの?ならないなら死んでもらうけど」
(#‘_L’)「ふざけ……」
バシュッ!
(‘_L’)
(;‘_L’)「!!!?」
ぎゃあああああああああああああ!!
男の右腕が床に転がった。
- 193 名前:無職四十郎 ◆lTQkQE3XtY 投稿日:2012/07/07(土) 20:13:21 ID:hW5oLUmcO
(;‘_L’)「お、俺の腕……!?血は出てな……でも腕が無い!!痛い!!」
「私達の仲間になるなら治してあげる、撃たれた傷もね」
(;‘_L’)「あ……あ……」
ザシュッ!
(;‘_L’)「ぎゃあああああああああああ!!」
「あと二本よ?どうする?」
(;‘_L’)「なりますなります!!仲間になりますううううう!!」
「ふふ、ありがとう……歓迎するわ」
lw´‐ _‐ノv「バーボンハウスへ」
第五話 おわり
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