- 823 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:05:36 ID:iZys6Kc.0
- 【中央部 王都ヴィップ 城内 謁見の間】
ξ;゚听)ξつ「ブーン!!」グイッ!
<;^ω^)「お?」グイイ!
ξ;゚听)ξ「逃げるわよ! 全速力で!!」
(;^ω^)「やっぱり……?」
ξ;゚听)ξ「いいから早くッ!」ダッ!
(;^ω^)ダッ!
(;<●><●>)「に、逃げるか……ッ。扉番!」
|扉番1━◎┥「ハッ!」ガシャ!
|扉番2━◎┥「逃がすかッ!」ガション!
(;^ω^)「ふ、塞がれる……」
ξ;゚听)ξ
(;^ω^)「ツン……」
- 824 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:06:54 ID:iZys6Kc.0
- ξ;゚听)ξ「だ、大丈夫。……そんな事もあろうか」
⊂ξ;゚听)ξつ「とっ!!」バッ!
___.....
` ' /7<><> コ匸
、 ノヾ ' // ヾ〉  ̄|「´ r>r>,ク
)ヽ/ ヽ、ノ|ノ´ rシ
---―z_------- ―== ニ ニ二 二ニ ニ ==――---―⊂ξ;゚听)ξつ-------z__________∧,、___
) (  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V`´ ̄
, '´⌒`Y´⌒` 、
, \
(;>ω<)「うっ!」
培扉番2━◎┥そ ビリビリビリビリ
培扉番1━◎┥そ「ぐ……がっ!!」 ビリビリビリビリ
ξ;゚听)ξ「うしっ! 行くわよっ!」
(;‐ω^)「ツ、ツン……。魔法を……」
ξ;゚ー゚)ξ「アンタが必死に本読んでる間に血を打ったのよ」
- 825 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:08:15 ID:iZys6Kc.0
- (;<●><●>)
(;<●><●>)「お、おいっ」
|扉番1━◎┥ ビクンビクン
|扉番2━◎┥ ビクンビクン
(;<●><●>)「クッ……。油断したか……」
ξ;゚听)ξ「ほら、早くしないと!」ダッ!
(;^ω^)「はいお!」ダッ!
(;<●><●>)「誰ぞ! 誰ぞぉ!!」
( ><)
(;<●><●>)「……申し訳ありません。あれほど高純度の魔法を使うとは」
( ><)「彼らは真実の話を教えてくれました。逃がしても良いでしょう」
(;<●><●>)「……そう言う訳には行きません。王家の誇りを失う事になりますぞ」
( ><)
(;<●><●>)「誰ぞ! あの者共を捕まえぇい!! 殺しても構わん!」
- 826 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:09:09 ID:iZys6Kc.0
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨\_____∧/ ̄ ̄ ̄^V ̄\/∨\___∧/ ̄ ̄ ̄^V ̄\___________
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/ ̄ ̄ ̄/ / ̄ ̄ ̄/ / ̄ ̄ ̄/ <ニニ>、 . <ニニ>、 .
 ̄ .フ ./ / / ̄/ / ___/ ̄/ ____ / / ̄/ / | | . | | .
__/ (___'ー' _/ / /___  ̄//____/ 'ー' _/ /. .. X ... . X ...
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... V .. V
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- 827 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:10:05 ID:iZys6Kc.0
Chapter16.
.
- 828 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:11:08 ID:iZys6Kc.0
- 【城内 廊下】
(;`・ω・) ガションガション
(;`・ω・)(……まさか、彼らを捕まえる事になろうとは)
|護衛━◎┥「シャキン殿!」
(;`・ω・)「何だッ」
|護衛━◎┥「異世界人とその付き人は西門の方に向かった模様!」
(;`・ω・)「西門か……、西門ならばマタンキが居るな。挟み撃ちに出来る」
|護衛━◎┥「ハッ」
(;`・ω・)「伝令にその旨を伝え、マタンキの元に行くように」
|護衛━◎┥「承りました」
(;`・ω・)「他の者は彼らを追う。私に続け!」
|護衛━◎┥「ハッ!」
- 829 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:13:22 ID:iZys6Kc.0
- (伝令 十)ガションガション!
(伝令 十)「シャキン殿!」
(;`・ω・)「今度は何だ!」
(伝令 十)「スカルチノフ様が異世界人は殺さぬ様に、と!」
(;`-ω-)「……ふむ。分かっている」
(;`-ω-)「一度ではあるが、同じ食卓に席を並べた身だ。殺そうと思えど、私には殺せん」
(伝令 十)「それと、異世界人とその付き人は一つ下の階に向かったと……」
(伝令 十)「それまでに護衛を3人ほど倒しています。死者はありません」
(;`-ω-)「一つ下から西門か、なるほど。……彼らは昨日初めて此処に来たばかりだ。この城の地理に疎い」
(;`-ω-)「そのまま彼らの順路を通って、彼らを追う。うまく行けば、その場で。悪くてもマタンキと挟み撃ちだ」
(;`-ω-)「……来いッ!」
|護衛━◎┥「ハッ!!」
- 831 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:14:18 ID:iZys6Kc.0
- 【城内 三階 廊下】
ξ;゚听)ξ タッタッタッタッ
(;^ω^)タッタッタッタッ
(;^ω^)「つ、疲れたお……」
ξ#゚听)ξ ムカッ!
ξ#゚听)ξ「はぁ? 誰の所為でこんな事になったと思ってるのよ!」
(;´ω`)タッタッタッタッ
(;´ω`)「僕の所為ですお……」
ξ#゚听)ξ「ったく……。言っちゃ駄目ってショボンさんに言われてたじゃない!」
(;´ω`)「だって、何か興味の引く様な話をしなくちゃと思って……」
ξ#゚听)ξ「それでもその話はしちゃいけないって分かってるでしょ?!」
(;´ω`)「うんお……。ごめんなさいお」
ξ#゚听)ξ「許さん!」
(;´ω`)タッタッタッタッ
- 832 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:15:26 ID:iZys6Kc.0
- (;´ω`)「で、でも……」タッタッタッタッ
ξ#゚听)ξ「何よ!」タッタッタッタッ
(;´ω`)「この世界にエルドラドは無いなんて言ってないし……、勝手に頭の中で補完し始めたのはあっちだし……」
ξ#゚听)ξ「じゃあアンタは悪くないって訳?!」
(;´ω`)「いや、そう言う訳では……」
ξ#゚听)ξ「もう! 頭良いんだか馬鹿なんだか分かんないわ!」
(;´ω`)「すみませんお……」
ξ#゚听)ξ「つーか、此処何処よ! 何処走ってるのよ!!」
(;´ω`)「知らないお」
ξ#><)ξ「キーッ!! もう!! アンタの所為よ!」
(;´ω`)「存じておりますお」
- 833 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:17:15 ID:iZys6Kc.0
- <居たぞーッ!!
|護衛━◎┥σ「あそこだー!!」
(;`・ω・)「確かにッ! 捕まえろ!」
ξ;゚听)ξ「ゲッ! もう追いついて来た!」タッタッタッタッ
(;^ω^)「シャキンさん……」タッタッタッタッ
ξ;゚听)ξ「ほら、ペース上げるわよ!」
(;^ω^)「うんお!」
|護衛━◎┥つy=「この……」ジャキッ!
(;`・ω・)「待てッ! 撃つな! スカルチノフ様の伝言を忘れたか!」
|護衛━◎┥つy=「し、しかしッ!」
(;`・ω・)「銃を使わなくても十分捕まえられる。無闇に傷つける必要は無い!」
|護衛━◎┥「ハッ!」
- 834 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:18:23 ID:iZys6Kc.0
- (;^ω^)タッタッタッタッ
(;^ω^)「や、ヤバイおヤバイお!」
ξ;゚听)ξ「後ろは10人位……ッ。戦った方が良いかしら……」タッタッタッタッ
(;^ω^)「い、いや。逃げた方が良いお! いくらツンが魔法持ってるからって……」
(;^ω^)「それに、シャキンさんも居るお! 護衛隊長をしてる位だから、きっと……」
ξ;゚听)ξ「じゃあどうすんのよ! このままじゃ捕まるわよ!」
(;^ω^)「う……」
<ガコッ!
ξ;゚听)ξ タッタッタッタッ
ξ;゚听)ξ「何?」
(;^ω^)「……て、天井が開くお」
- 835 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:19:49 ID:iZys6Kc.0
- ( )スタッ
(;^ω^)「なっ……、人が……」タッタッタッタッ
ξ;゚听)ξ「まさか……、挟まれた?」タッタッタッタッ
(;^ω^)「恐らく……」
⊂ξ;-听)ξつ「チィ……ッ!」バッ!
( )「ま、待て待て! 俺だ!」
⊂ξ;゚听)ξつ「あ……」
爪'ー`)「俺、俺だって!」
ξ;゚听)ξ「ルンペン……」
(;^ω^)「何でこんな所に……」
爪'ー`)「良いから、良いから! 追われてるんだろ? 早く行け!」
爪'ー`)「ちなみに此処から一番近い門は西門。二階に下がったら図書室の前の階段を下りて、そのまま左へ直進!」
(;^ω^)「……おっ、でもアンタは」
ξ;゚听)ξ「ブーン、人の事なんて気にしてる場合じゃないわ! 早くッ!」
- 838 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:21:11 ID:iZys6Kc.0
- (;^ω^)「わ、分かってるお!」
爪'ー`)「おー……、そうそう」
(;^ω^)「お?」
爪'ー`)「城の外。俺が逃げ易いように場が暖かくなってるから、気をつけろよ」
(;^ω^)「よ、良く分からないけど、恩に着るお!」
爪'ー`)「おうおう。早く行きな」
ξ;゚听)ξ「ブーン、早くッ!」
(;^ω^)「おっ……!」タッタッタッタッ
ξ;゚听)ξ タッタッタッタッ
爪'ー`)
爪'ー`)「……行ったか」
- 839 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:22:54 ID:iZys6Kc.0
- (;`・ω・) ガションガション
爪'ー`)「よう」
(;`・ω・)「……貴様、何処から入った」
爪'ー`)「俺? 何処から入ったって言われたら……、まあ、正門からズカズカと入って来たって感じ?」
(;`・ω・)「何?」
爪'ー`)「ちなみに、昨日から入ってたぜ。……鎧着たり警備したり、大変なんだな。護衛って」
(;`・ω・)「……貴様、まさかレイバイを」
爪'ー`)「レイバイって言うの? あいつ」
(;`・ω・)
爪'ー`)「ま、昨日一日職業体験。楽しかったわ」
(;`・ω・)「……目的は」
爪'ー`)「王の暗殺って所かな? でも、計画は取りやめ」
爪'ー`)「だってアイツ等、面白いと思わない? この世界の大元はアイツの世界? その昔、アイツの世界でエルドラドを見た奴がいる?」
爪*'ー`)「面白いねぇ、いやぁ、面白い。王の暗殺なんかよりも、よっぽど面白い。手ぇ貸したくなっちまった」
- 840 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:23:59 ID:iZys6Kc.0
- (;`・ω・)「……そこを退け。私は彼らを捕まえなければならない」
爪'ー`)「退くかっての。何の為に此処で仁王立ちしてると思ってんだ」
|護衛━◎┥「……こいつッ!」
(;`・ω・)つ「待て。突っかかるな」スッ
|護衛━◎┥「な、何故! コイツを退かさなくては奴らが!」
(;`・ω・)「良いから……。考え無しに食って掛かっては、全員死ぬぞ」
|護衛━◎┥「えっ……」
爪'ー`)「へぇ……。良く分かってるじゃねーか」
(;`・ω・)「……コイツはフォックス。一流の暗殺鬼だ。用心に越した事は無い」
|護衛━◎┥「あ、暗殺鬼……?」
爪'ー`)「おうおう。良く勉強してるじゃねぇか、シャキン・フランクリンよぉ」
【爪'ー`)】
Name:フォックス【Fox】
Age:42
Occupation:暗殺鬼
- 841 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:25:24 ID:iZys6Kc.0
- (;`・ω・)
爪'ー`)「どうした? 来ねぇのか? 逃げちまうぜ、アイツ等」
(;`・ω・)「……クッ」
爪'ー`)「いやぁ……慎重だねぇ、アンタ」
(;`・ω・)
爪'ー`)「慎重は良いぜ。勢いで突っ走ったら歯止めが利かなくなるからなあ。何事も慎重に、だ」
(;`・ω・)
爪'ー`)「ただ、慎重ってのは身を滅ぼす錆になるって事も、理解しておかないとな?」
⊂爪'ー`)つ バッ!
;;;;;;;::::,,,;;:::...⊂爪'ー`)つ.;;;.,;;;;;,::::;;;;;;; プシュゥゥゥウウウウ!!
|護衛━◎┥「ま、魔法……!」
(;`・ω・)「煙幕か!」
(;`-ω-) 「……だが、この程度の魔法。私が打ち消してッ」
⊂(;`-ω-) つ バッ!
- 843 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:26:28 ID:iZys6Kc.0
- ⊂(;`-ω-) つ
⊂(;`-ω-) つ
⊂(;`・ω・) つ「……打ち消せない?」
|護衛━◎┥「ショボン殿……」
⊂(;`・ω・) つ
|護衛━◎┥「恐らく、この煙は……、魔法の煙などではなく、煙玉の煙なのでは」
(;`・ω・) 「……謀ったか、フォックス!」
「おうおう。まんまと騙されてやんのな」
(;`・ω・) 「何処だッ! 何処にいる!!」
「えーっと、ひぃ、ふぅ、みぃ……12ね。まあまあ多いかな」
(;`・ω・)
「……うーっし。準備は良いか?」
(;`-ω・) 「……各自、攻撃に備えよ! 装備の薄いものは煙幕から逃れよ!!」
- 844 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:28:17 ID:iZys6Kc.0
- |護衛━◎┥「わ……わわっ! 一体、どこに!」
(;`・ω・) 「落ち着け……、こうなれば奴の思う壺だぞ!」
「甘いぜ、シャキン・フランクリン」
(;`・ω・) 「何……?」
「もう、俺の思う壺なんだよ」
(;`・ω・) 「……ぬぅ」
「へっへっへ……。ようやく気が付いたかい……」
(;`・ω・)
「ほんじゃあよぉ……、そら行くぜぇぇぇええええええ!!」
<ドシュッ!!
バシュッ!!>
<グアアアアアアッ!!
(;`-ω-) 「クッ……。全体、煙幕の外に出よ!」
<駄目です!! ずっと奥まで煙幕が続いて………、がああああ!!
(;`・ω・)
(;`・ω・) 「……マズイな」
- 846 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:30:22 ID:iZys6Kc.0
- 【城内 西門付近】
(;^ω^)タッタッタッタッ
ξ;゚听)ξ「……見えた! あれが、ルンペンの言ってた西門!」タッタッタッタッ
(;^ω^)「ようやくかお……」
|護衛1━◎┥「居たぞぉ!!」
ξ;゚听)ξ「……ゲッ!」
|護衛2━◎┥「マタンキ殿!
(・∀ ・)「オラ、一々指示待ってんじゃねぇ! とっと捕まえろ! 殺しても構わねぇ!」
【(・∀ ・)】
Name:マタンキ・ランフ【Matanki Lanv】
Age:24
Occupation:護衛兵
- 848 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:32:19 ID:iZys6Kc.0
- |護衛2━◎┥つη===「ハッ!」ジャキッ!
|護衛2━◎┥つη===そ ドゴォドゴォ!!
(;^ω^)ヒュンヒュン!!
(;^ω^)「や、やばっ……」
ξ;゚听)ξ「いいから走るッ! 止まれば蜂の巣よ!!」ヒュンヒュン!!
(;^ω^)「止まらなくても蜂の巣だお……!」
(・∀ ・)「ケェ!! おめぇら、あんなのも当てられないのかよ! 下手糞!!」
|護衛1━◎┥つη===「し、しかし……」
(・∀ ・)・`)「ああ? 手を休めるんじゃねぇ!」スッ
|護衛1━◎┥「! マタンキ殿!」
(・∀ ・)・ω・`)「あぁん?」
|護衛1━◎┥「後ろ……」
(・∀ ・)「あ?」
(´゚ω゚`) カッ!!
- 849 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:33:09 ID:iZys6Kc.0
- ΞΞΞ(´゚ω゚`)つ))∀ ・) ボキャッ!!
((#))∀ ‐)「ごあァッ!!」ドサッ!
|護衛2━◎┥「マタンキ殿ッ!」
○(´゚ω゚`)「次ィッ!!」
( ´゚)ΞΞΞ○)━◎┥ カァン!!
|護)━◎┥「ぬ、おぉ……」フラフラ……
|護衛1━◎┥「侍女長?! な、何故……!」
(;^ω^)「攻撃が止んだ……?」
ξ;゚听)ξ「良く分からないけど、チャンスよ!! 一気に門まで!」タッタッタッタッ
(;^ω^)「うんお!」タッタッタッタッ
- 850 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:34:09 ID:iZys6Kc.0
- (´゚ω゚`)「フゥ……、フゥ……」
((#))∀ ‐)「じ、侍女長……。どういうつもりだ……」
(´゚ω゚`)「あの子達はなぁ!! 俺の飯をうめぇうめぇって食ってくれたんだよぉ!!」
((#))∀ ・)「……え?」
(´゚ω゚`)「そんな良い子達を殺そうとするなんて……、許さねぇえ!!」
((#))∀ ・)「な、何なんだよ、お前……、こんな事すれば……、死ぬぞ!」
(´゚ω゚`)「……あぁ?」
((#))∀ ・)「ええい!! 撃て撃て!! この馬鹿な侍女長も、異世界人とやらも纏めて葬ってやれぇ!!」
|護衛1━◎┥つη===そ「ぬおぉぉおお!!」 ドゴォドゴォ!!
|護衛3━◎┥つη===そ ドゴォドゴォ!!
(´゚ω゚`)「……グッ!!」ドスッドスッ
(´ ω `),;:,':∴ ガフッ!!
- 851 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:35:02 ID:iZys6Kc.0
- (´ ω `)「……ぬぅ」
(´゚ω゚`) ギン!!
○(´゚ω゚`)「ぐぅぅおおおおおおおお!!!」
|護衛3━◎┥「お、お、……」
((#))∀ ・)「馬鹿野郎! ビビるんじゃねぇえ!!」
( ´゚)ΞΞΞ○)━◎┥ カァン!!
((#))∀ ・)「チィ……、バケモノかよ……」
((#))∀ ・)「アイツらぶっ殺すどころじゃねぇなコイツは……」
(´゚ω゚`)「次ィッ!! 来いッ!」
((#))∀ ・)「作戦変更だ! このバケモノをぶっ殺せぇ! 殺らなきゃ俺達が危ねぇ!」
ΞΞΞ(´゚ω゚`)つ))∀ ・) ボキャッ!!
((;;#))∀ )「ば……、な……んで……」ビクビク
(´゚ω゚`)「殺れるもんなら殺ってみなッ!! 片っ端からぶっ飛ばしてやる!」
- 853 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:36:09 ID:iZys6Kc.0
- 【王都ヴィップ 街中 その頃、王都ヴィップに集うは歴戦の悪人】
(’e’)「おい、アル」ガクガク
( ▼ -▼)「何でしょう」
(’e’)「武者震いがするな……」ガクガク
(’e’)「俺にも、あのザ・ヒートをぶっ殺せる日が来るなんて……」
( ▼ -▼)「本当なんですかね……」
(’e’)「あぁ?」
( ▼ -▼)「いや、リック・マルレスの情報ですよ。こんな何でも無い時にザ・ヒートが王都を襲うなんざ……」
(’e’)「そりゃ、マジモンに決まってんだろ。リックの情報は信用出来る。そうだろ?」
( ▼ -▼)「まあ、確かにアイツは信用出来やすが……」
(’e’)「アイツは俺に嘘を売った事なんて一度もねぇ! 今回もマジモンだ!」
( ▼ -▼)「はぁ……」
- 854 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:36:57 ID:iZys6Kc.0
- (’e’)「そんでよぉ……、ドサクサに紛れてザ・ヒートを殺すだろ……」
(’e’)「すると、どうだ! 俺様はアウトローの憧れの的よ! ダークヒーローって奴だ!」
(’e’*)「うっひょー……。笑いが止まらねぇなぁ!」
( ▼ -▼)
(’e’*)
(’e’)「なんだよ、アル。文句あんのか」
( ▼ -▼)「本当に、ザ・ヒートに食って掛かる気で?」
(’e’)「おうよ」
( ▼ -▼)σ「だって、足震えてますぜ」
(’e’)「えっ」ガクガク
(’e’) ガクガク
(’e’;)「こ、これは武者震いだってさっきから言ってるだろ!」
( ▼ -▼)「そっすね」
- 856 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:37:59 ID:iZys6Kc.0
- 【王都ヴィップ 街中】
<ヽ`∀´>「シラネーヨさん」
( ´ー`)
( ´ー`)「……あ? ザ・ヒートが来たのカーヨ?」
<ヽ`∀´>「いえ、まだ来ないニダ……」
( ´ー`)「だったら黙ってろ。集中してんダーヨ」
<ヽ`∀´>、「す、すみませんニダ」
【<ヽ`∀´>】
Name:ニダー・カリウス【Nida Carius】
Age:21
Occupation:アウトロー
<ヽ`∀´>σ「あ……」
( ´ー`)「来たか?」
<ヽ`∀´>「いや、ザ・ヒートで無く……」
- 858 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:39:32 ID:iZys6Kc.0
- (#´ー`) ブチィ!!
(#´ー`)つy=「だったら黙ってろ……ッ! ああッ?!」チャキッ!
【(#´ー`)】
Name:シラネーヨ・アンネル【Sairaneyo Annell】
Age:27
Occupation:アウトロー(5000$)
<;`∀´>
(#´ー`)つy=「聞いてんのかッ?! おいッ!!」
<;`∀´>「あ、あ、……ごめんなさいニダ」
<カッカッ……
(#´ー`)つy=
( ・∀・)「よぉ……花びら落とし。随分とご機嫌斜めじゃねぇか……」
( ´ー`)「……モララー」
- 859 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:41:35 ID:iZys6Kc.0
- ( ・∀・)「てめぇもザ・ヒートか?」
( ´ー`)「……何処でその情報を?」
( ・∀・)「マスタング・ベローだよ。お抱えの情報屋でね」
( ´ー`)「……ふん。だったら今すぐ王都から出て行った方がイーヨ」
( ・∀・)「ほぉ、理由を教えてくれや」
( ´ー`)「……流れ弾が貴様の顔をミンチにする。特に貴様みたいな大悪党はな」
( ・∀・)「へぇ。それって、悪さばっかりしてるから運が無いよって言うジョーク?」
( ´ー`)「そのつもりだが? 笑えないカーヨ」
( ・∀・)「いや、非常に面白いジョークだぜ。気に入ったわ」
( ・∀・)つy= ジャキッ
( ・∀・)つy=「ただ、俺を下に見る様なお前の態度が気に食わねぇなぁ……」
【( ・∀・)】
Name:モララー・ザ・シューティングスター【Morara THE Shooting Star】
Age:21
Occupation:アウトロー(9000$)
- 861 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:43:42 ID:iZys6Kc.0
- ( ´ー`)「あ?」
( ・∀・)つy=「無様に脳みそぶちまけな、クリープ」
( ´ー`)「……喧嘩売る相手、間違えてねぇかヨ」
( ・∀・)つy=「ま、俺が相手にするには間違いかも知れねぇがよ。あんまりにも、格が違いすぎるからな」
( ´ー`)「ふん。……前から貴様は気に食わなかった」
( ・∀・)つy=「HAHAHA……。奇遇だね、俺もさ」
( ´ー`)「数は?」
( ・∀・)つy=「50弱」
( ´ー`)「……上等ダーヨ」
( ・∀・)つy=「いいから銃を抜きな。お前はザ・ヒートの前菜にぴったりだぜ」
( ´ー`)つy= ジャキッ!
( ´ー`)つy=「俺が前菜なら貴様は食前酒に過ぎないと言う事を分からせてやる必要がある」
- 862 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:44:53 ID:iZys6Kc.0
- 【王都ヴィップ 屋根の上】
_、_
( ,_ノ` )y━・~ プカプカ
_、_
( ,_ノ` )y━・~「ふぅ……」プカプカ
(子分 `´)「ミスター・サザンホーク」
_、_
( ,_ノ` )y━・~
_、_
【( ,_ノ` )y━・~】
Name:サザンホーク・シブサワ【Southern Hawk Sivusawa】
Age:49
Occupation:アウトロー(6400$)
(子分 `´)「他のアウトロー共もザ・ヒート目当てに、此処に集まってるみてぇだ」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「ふぅー……」プカプカ
_、_
( ,_ノ` )y━・~「俺らは腐ったハイエナ。何処からとも無く死肉を嗅ぎ付けて来る人間の屑」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「……何の驚きも無ぇな」
- 863 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:46:00 ID:iZys6Kc.0
- (子分 `´)「だが、他の奴らにザ・ヒートを奪われれば……」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「構わねぇよ」
(子分 `´)「……ほう」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「その時は、ザ・ヒートを獲った奴を殺せば良い。単純な話だ。難しく考えるな」
(子分 `´)
_、_
( ,_ノ` )y━・~「アイツが来るまでのんびりしてようや。気負いすぎは体に毒だぜ」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「……そうだ、歌でも歌おう。ハイエナ達の挽歌を。丁度、取って置きのメロディーが思いついた所なんだ」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「ふぅー……」プカプカ
_、_
( ,_ノ` )y━・~「フンフン……フン」〜〜♪
- 864 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:46:48 ID:iZys6Kc.0
- 【王都ヴィップ 時計台 大時計の内部】
〈[:━] ガシィ!
〈[:━]「……よし。全て装備出来た」
(::::::::)「……本当に来るの、ザ・ヒート」
〈[:━]「さあな。……でも、オットー・ジャブロスの情報だ。一つ賭けてみる価値はあるぜ」
(::::::::)「そう……。でも、見て」
〈[:━]「ん? 何か見えるのか?」
(::::::::)「ええ。此処の隙間から」
〈[:━]「どれ……」グイッ
〈[:━]
〈[:━]「あれは……、サザンホークか?」
(::::::::)「サザンホークだけじゃない。モララーも居たわ」
- 865 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:47:34 ID:iZys6Kc.0
- 〈[:━]「ほー……。とんでもねぇ戦場になりそうだな」
(::::::::)「これだけの数がザ・ヒートを狙ってるなんて……」
〈[:━]「いいじゃねぇか。俺らの目的はザ・ヒートの首を取る事じゃねぇ」
〈[:━]「アイツの持ってる宝玉を手に入れる事だ」
【〈[:━]】
Name:白騎士【White Knight】
Age:22
Occupation:アウトロー(3000$)
〈[:━]「そうだろ?」
(::::::::)「ええ……」
- 866 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:49:25 ID:iZys6Kc.0
- 〈[:━]「だが……、確かに……、敵が多い……。これだと、少し動き辛いかもな」
(::::::::)「じゃあ、どうするの? また、闇雲に突っ込むんじゃ……」
〈[:━]「いや。……この時計台を使うか」
(::::::::)「え?」
〈[:━]「大時計からぶっ放しまくるんだよ。そうすりゃ市民も慌てふためいて、他はザ・ヒートを獲り難い」
(::::::::)「なるほど……」
〈[:━]「後はお前の魔法で、な」
(::::::::)「……分かったわ」
〈[:━]「宜しく頼むぜ」
(::::::::)「ええ、アナタもしっかりやってよね」
〈[:━]「おう。……ただ、フードはしっかり深く被っておけよ。お前は顔が知られてるんだから」
(::::::::)「分かってる」
- 867 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:50:30 ID:iZys6Kc.0
- 【王都ヴィップ 街中 保安所】
('A`)「……ああ?」
(保安;θθ)「で、ですから、城から異世界人と女が逃げた、と」
('A`)「何? 俺がそいつら捕まえなくちゃいけねぇの?」
(保安;θθ)「そう、指示が出ております」
('A`)
('A`)「面倒だな。お前、頼むわ」
(保安;θθ)「ええ! そんな、ドクオさん……」
('A`)「良いじゃねぇか。逃がしとけばよぉ……」
【('A`)】
Name:ドクオ・ブロンソン【Dokuo Bronson】
Age:26
Occupation:保安官
- 868 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:51:18 ID:iZys6Kc.0
- (保安;θθ)「た、頼みますよ……、上から言われるのは俺なんすから……」
(;'A`)「知らねーよ……。お前が行けばいいだろって……」
(保安;θθ)「いやいや……。ドクオさんの魔法でちゃちゃっと」
(;'A`)「嫌だ」
(保安;θθ)「お願いしますよ……」
(;'A`)「お前は魔法のセンスねーから分かんねぇと思うけど、しんどいんだよ、魔法使うの」
(保安;θθ)「頼みますよ……、こないだ奢ったじゃないですか……」
(;'A`)「そこでこの話出すのはずるいだろ……」
(保安;θθ)「何もずるくないですよ……、お願いしますって……。奢ったじゃないですか……」
(;-A-)「……えー」
(保安;θθ)「頼みましたからね! 自分はもう街に出て奴らを探してきますから!」
(;'A`)「えっ、あっ、ちょっ!」
<バタンッ!
(;'A`)「……マジかよー」
- 869 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:52:24 ID:iZys6Kc.0
- 【王都ヴィップ 酒場前】
<パァン!!
ドン!!ドン!!>
(市民;-д-)「銃声……?」
(`´;市民)「大変だ!! アウトロー共が撃ち合いを始めたみたいだぞ!」
(市民;-д-)「……何? このヴィップで? どうやって警備を掻い潜ってきたんだ?!」
(`´;市民)「し、知るかよ……! とにかく此処は危ねぇ! 逃げろ!」
<パァン……
パン!!パン!!>
( ФωФ)ザッザッ
( ФωФ)「確かに、以前の王都にアウトローが入り込む事は難しかった」
( ФωФ)「……だが時を経て慢心する警備網など、奴ら腕のあるアウトローからしたらザルに等しい」
( ФωФ)「それを市民が把握していないのは、問題だな」
- 870 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:53:16 ID:iZys6Kc.0
- ( ФωФ)
(子供;´`) ウロウロ
( ФωФ)「少年。外は危険だ。中に入ってなさい」
(子供;´`)「……う、うん。でも、お母さんが……」
( ФωФ)「……親か。何処に居る?」
(子供;´`)「分かんない……」
( ФωФ)「そうか。君の名前は」
(子供;´`)「エル……」
( ФωФ)「分かった。見つけたら必ず君の元に行く様に伝える。だから、今は中に入ってなさい」
(子供;´`)「……うん」
<バタンッ
( ФωФ)
- 871 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:54:15 ID:iZys6Kc.0
- <ザッザッ……
( ФωФ)「……ん?」
(男 ´$`)「……お優しい事だな」
(モブ´口`)「両目に傷のある男……。ロマネスクだろ、お前?」
( ФωФ)「いかにも。君達はモララーの……」
(男 ´$`)「ああ。そうさ」
( ФωФ)「良いのか? 君達以外は、シラネーヨの一味と撃ち合っているのでは?」
(男 ´$`)「へへっ、俺達はあんな奴らより、お前の方に興味があるのさ」
( ФωФ)「ほう」
(モブ´口`)「テメェを殺せば多少は名が売れる。後は分かるな?」
( ФωФ)
(男 ´$`)
(モブ´口`) スッ……
- 872 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:55:05 ID:iZys6Kc.0
- ( ФωФ)つy= ジャキッ!!
(モブ;´口`)「……なッ!(早い……!)」
( ФωФ)つy=そ ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!ドン!!!
(男 ´$ζ;;:'' ボシュ!! ドス!
(モブ;´口`)ドス!!ドス!!
( ФωФ)つy=~~~
(モブ;´口`)「うっ……、ぐ……」
( ФωФ)スッ
(モブ;´口`)「……ファ、ファニング撃ちを此処まで正確に」
( ФωФ)
(モブ;´口`)「な、何故……。そこまでの腕を持ちながら……、ザ・ヒートに付いている……」
(モブ;´口`),;:,':∴ ガハッ!!
(モブ; 口 )バタッ
- 873 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:55:55 ID:iZys6Kc.0
- ( ФωФ)
( ФωФ)「……これでも、腕は落ちた方だ」
( ФωФ)
【( ФωФ)】
Name:ロマネスク【Romanesque】
Age:41
Occupation:ガンマン
( ФωФ)
<パァン……!!
パァン! パァン!!>
( ФωФ)「……行くか。先の子の母を探しに」
( ФωФ)ザッザッ
- 874 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:56:46 ID:iZys6Kc.0
- 【王都ヴィップ 二人はようやく城を抜け出し、街に出る】
<ドン!! ドン!!
パァン!!>
ξ;゚听)ξ「何……、何でこんな事になってるの……?」
(;^ω^)「……さっき言ってた、場を暖めておいたってこの事じゃないかお?」
ξ;゚听)ξ「え?」
(;^ω^)「ほら、アイツだお! 昨日のルンペン! 逃げ易くする為に場を暖めておいたって!」
ξ;゚听)ξ「……アイツがこの状況を作り出したって事?」
(;^ω^)「そう考えるのが妥当だお」
<パァン……!!
(;‐ω^)「おっ……!」
ξ;--)ξ「確かに……、逃げやすくなってるかもね……」
- 875 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:58:05 ID:iZys6Kc.0
- (;^ω^)「王都の外に逃げるかお……?」
ξ;--)ξ「それしか無いでしょ。此処に留まってたって、捕まるだけよ」
(;^ω^)「ですおね……」
(;´ω`)シュン
(;´ω`)「ああ……、さようなら。美しき街ヴィップ」
ξ;゚听)ξ「いいから早く……」
ξ;゚听)ξ
(;´ω`)
(;´ω`)「どうかしたかお……?」
ξ;゚听)ξσ「……見て、あそこ。あの大きな建物の上」
(;^ω^)「お……? 誰か立ってる……?」
( ゚∋゚) ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
.
- 876 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 00:59:24 ID:iZys6Kc.0
- ξ;゚听)ξ「拳聖……、クックル・ドゥ・ドゥ・ドゥ……ッ!!」
(;^ω^)「クックルって、あの賞金首の……」
ξ;゚听)ξ「な、何であんな奴が王都に居るのよ!! 此処は、アウトローが近寄れない様な警備が敷かれてるんじゃないの?!」
(;^ω^)「お……」
ξ;゚听)ξ「ブーン、全速力よ! こんな危険な所、一秒だっていられないわ!」
(;^ω^)
(;^ω^)「ツン」
ξ;゚听)ξ「な、何よ……」
(;^ω^)「時計台……、見ろお……」
ξ;゚听)ξ「え?」
(;^ω^)σ「あ、あそこだお! ほら! 大時計から……」
ξ;゚听)ξ「……あっ」
- 877 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 01:00:11 ID:iZys6Kc.0
- 〈[:━]
ξ;゚听)ξ「あ、あれは……」
(;^ω^)「確か、白騎士とか言う奴だお!」
ξ;゚听)ξ「ど、どうなってるの? 何で王都に名のあるアウトローが二人も……」
〈[:━]、≠‖Ξ(∴) ジャキッッ!!
(;^ω^)「……何だお、あの武器は」
ξ;゚听)ξ「知らないわよ……。何する気?」
〈[:━]、≠‖Ξ(∴) ガコン!!
〈[:━]、≠‖Ξ(∴)狽サ Ξ Ξ Ξ Ξ Ξ Ξ ズガガガガガガッ!!!
(; ゚ω゚)「……ッ!! ガトリング?!」
ξ;゚听)ξ「ええッ!! 何なの、あれ! 何であんないっぺんに撃てる訳?!」
- 878 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 01:01:00 ID:iZys6Kc.0
- (; ゚ω゚)「み、見た事無いのかお?」
ξ;゚听)ξ「知らないわよ! あんなの無敵じゃない! 聞いた事も無いわ!」
(; ゚ω゚)「じゃ、じゃあ……、どうやってあんな物を……」
(; ゚ω゚) ヒュンヒュン!!
(; ゚ω゚)「……おっ! 銃弾が降って……」
<グアアアアアアッ!!
ヌァァァアアアアア!!>
ξ;゚听)ξ
ξ;゚听)ξ「に、逃げるわよ……。こんな所にいたら命が幾らあっても足りないわ!!」
(; ゚ω゚)「同感だお……ッ」
.
- 879 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/15(日) 01:01:56 ID:iZys6Kc.0
- 今日の話で分かった事
・ツンの魔法は電撃の具現化!
・フォックスは暗殺鬼
・フォックスは数々の偽名を持つ?
・ザ・ヒートを狙って数々のアウトローが王都に乗り込む
・王都は混乱に陥る
・モララーVSシラネーヨ。王都を巻き込む戦闘勃発
・ドクオはブーン達が狙い?
そして次の話で分かる事……、
それは始まらぬ内にはわからない。
スクォーク77!
全てはスクォーク77から始まる!!
(つづく)
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