- 890 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:12:45 ID:JpbIqhDE0
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨\_____∧/ ̄ ̄ ̄^V ̄\/∨\___∧/ ̄ ̄ ̄^V ̄\___________
───────ww─────────────────wwv─√レ─ww──────www───────
___________________,,∧,,, ∧______________,,∧,,, ∧________
∨
/ ̄ ̄ ̄/ / ̄ ̄ ̄/ / ̄ ̄ ̄/ <ニニ>、 . <ニニ>、 .
 ̄ .フ ./ / / ̄/ / ___/ ̄/ ____ / / ̄/ / | | . | | .
__/ (___'ー' _/ / /___  ̄//____/ 'ー' _/ /. .. X ... . X ...
/___,.ノゝ_/ /___.ノ /_ノ,___/ ̄ /___.ノ | | . | | .
... V .. V
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨\_____∧/ ̄ ̄ ̄^V ̄\/∨\___∧/ ̄ ̄ ̄^V ̄\___________
───────ww─────────────────wwv─√レ─ww──────www───────
___________________,,∧,,, ∧______________,,∧,,, ∧________
∨
.
- 891 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:13:42 ID:JpbIqhDE0
Chapter17.
.
- 892 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:15:10 ID:JpbIqhDE0
- 【中央部 王都ヴィップ 屋根の上】
<ズガガガガガガガ……!!
グアアアッ!>
_、_
( ,_ノ` )y━・~ ヒュン!!
_、_
( ,_ノ` )y━・~「凄いな……。まるで銃弾のシャワーだ」
(子分 `´)「白騎士が派手にぶちまけてやがる。……随分と変わった兵器でな」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「白騎士か……。白銀の鎧に赤のマント。洒落っ気のあるハイエナだ」
(子分 `´)「……ミスター。そんな所で寝てる場合じゃねぇ。危険だぜ」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「……ふぅー」プカプカ
(子分 `´)「聞いてるのか、ミスター。他の者も心配する」
_、_
( ,_ノ` )y━・~ ヒュンヒュン!
(子分 `´)「ミスター。ミスター・サザンホーク」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「……ふぅー」プカプカ
- 894 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:16:17 ID:JpbIqhDE0
- _、_
( ,_ノ` )y━・~「……大丈夫だ」
(子分 `´)「ほう、言い切るな。ミスター」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「この銃撃はもうじき止むさ。それまで空でも見ていたら良い」
(子分 `´)「もうじき止む……?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「……見な。酒屋の屋根の上を」
(子分 `´)「酒屋の……」
( ゚∋゚)
(子分 `´)「……あの半裸の男は、クックル・ドゥ・ドゥ・ドゥか」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「ああ……。珍しい客だ。是非、歓迎したいぜ」
(子分 `´)「ミスター。気に触ったらすまねぇが……」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「ん?」
- 896 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:17:23 ID:JpbIqhDE0
- (子分 `´)「それが銃撃の止む事と、何の関係があるんだ?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~ ヒュンヒュン!
_、_
( ,_ノ` )y━・~「まあ、見てな」
(子分 `´)「……ふむ」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「見てるのが暇なら、サインでも貰って来たらどうだい? 俺が買うぜ」
(子分 `´)「ミスター。そいつはナンセンスだ」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「……自信あったんだがな」
(子分 `´)「ソーリー。自分のセンスを疑った方が良い」
_、_
( ,_ノ` )y━・~ ヒュンヒュン!
_、_
( ,_ノ` )y━・~「……それにしても、良い空だ。何処までも高く、青い」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「……ふぅー」プカプカ
- 897 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:18:17 ID:JpbIqhDE0
- 【王都ヴィップ 酒屋の屋根】
( ゚∋゚) ヒュンヒュン!
(;ΘжΘ)「クックルさん! こんな所に立ってたら危ねぇって!」
<ズガガガガガガ!!
(;ΘжΘ)「おわっ!」ヒュンヒュン!
(;ΘжΘ)「ひょー……おっかねぇ〜……」
【(;ΘжΘ)】
Name:マウス・ディビス【Mouth Davis】
Age:20
Occupation:アウトロー(1900$)
( ゚∋゚)
(;ΘжΘ)「クックルさんってば!」
- 898 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:19:38 ID:JpbIqhDE0
- <ズガガガガガガ!!
(;ΘжΘ)「げぇ!」ヒュンヒュン!
(;ΘжΘ)「……っきしょー! あんにゃろーめ! 見境無しかよ!」
ζ`д´;ζ「クックルさん! 危険ですってば!」
( ゚∋゚)
( ゚∋゚)「…………………………………………。」
(;ΘжΘ)「……ま、まあ。そうっすね」
( ゚∋゚)「…………………………………。…………?」
(;ΘжΘ)「え? い、いや、そうかな……」
ζ`д´;ζ「おい! 何て言ってるんだよマウス!」
( ΘжΘ)「『何が目的か分からんが、此処の人々を巻き込む様なやり方は好ましく無い』」
( ΘжΘ)「『ザ・ヒートよりも、白騎士を止める方が先だ。違うか?』」
(;ΘжΘ)「だってよ!」
- 899 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:21:04 ID:JpbIqhDE0
- ζ`д´;ζ「えー!! 良いんすか、クックルさん! お姉さんの仇じゃないんすか!」
【ζ`д´;ζ】
Name:ロル・マーレ【Roll Mare】
Age:18
Occupation:アウトロー
( ゚∋゚)「…。……………………………………………………。」
(;ΘжΘ)「い、いやいや……、ま、まあ……。いや、やっぱり……。ね? 俺、クックルさんのそう言う所、好きなんすけど……」
ζ`д´;ζ「おい、何て?」
(;ΘжΘ)「『仇か。……己を最期まで優しくしてくれた姉には悪いが、今拳の名の下に止めなくてはならない相手が出来た』」
(;ΘжΘ)「……どう思う?」
ζ`д´;ζ「いやー……、王都の人の為にそこまでしなくても良いかと……」
( ゚∋゚)「……………………………。……。」
(;ΘжΘ)「あ、……で、出来るんすか?」
ζ`д´;ζ「何だって?」
(;ΘжΘ)「『この位置から時計台まで、一跳びで行く。ザ・ヒートはその後だ』」
(;ΘжΘ)「だとよ」
ζ`д´;ζ「え、出来るの? 無理じゃね?」
- 900 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:22:25 ID:JpbIqhDE0
- <ズガガガガガガガ!!
( ゚∋゚)「………。」ヒュンヒュン!
(;ΘжΘ)「『案ずるな』」ヒュンヒュン!
( ゚∋゚)「…………。」ヒュンヒュン!
(;ΘжΘ)「『人が想像しうる事は必ず実現出来る』」ヒュンヒュン!
( ゚∋゚)「…………。」ヒュンヒュン!
(;ΘжΘ)「『……人の可能性を信じろ』」ヒュンヒュン!
ζ`д´;ζ
ζ`д´;ζ「いやいやいや!! 良い言葉なんすけど、ちょっとズレてるっす!」
(;ΘжΘ)「そうっすよ! 大人しくザ・ヒートを待ってましょうや! ね?」
( ゚∋゚)
( ∋ ) ググググッ
ζ`д´;ζ「クックルさん?」
(;ΘжΘ)「…………駄目だ。もう踏ん張り始めてる。本気で跳ぶ気だよ、この人」
- 901 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:23:48 ID:JpbIqhDE0
- ( ∋ ) ググググッググググッ!
ζ`д´;ζ「す、すげぇ……。足が二倍くらいに膨れ上がってる……。全部筋肉なの?」
(;ΘжΘ)「いや、さ。それも凄いんだけどね」
ζ`д´;ζ「どうした、マウス」
(;ΘжΘ)「これ程の力で跳んだら……。屋根、崩れちゃうんじゃね?」
ζ`д´;ζ「……だな」
( ∋ ) ググググッググググッ!
(;ΘжΘ)「……クックルさん! ストップっす! このまま踏み込んだら、俺ら落ちちゃいます!」
( ゚∋゚) ギンッ!!
( ゚∋゚) ドゴォオオ!!
<ガラガラガラガラ!!
ガラガラガラガラ>
ζ`д´;ζ ポカーン
ζ`д´;ζ「……す、すげぇ! 本当に時計台まで届いちまうぞ!!」
(;ΘжΘ)「それ所じゃねぇ! 屋根崩れてんぞ! 俺達、落ちちまうぜ!」
ζ`д´;ζ「へ?」
(;ΘжΘ)「ぎゃあああああああああああああああああ!!」ζ`д´;ζ
- 902 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:25:07 ID:JpbIqhDE0
- 【王都ヴィップ 時計台 大時計】
〈[:━]、≠‖Ξ(∴) ガコン!!
〈[:━]、≠‖Ξ(∴)狽サ Ξ Ξ Ξ Ξ Ξ Ξ ズガガガガガガッ!!!
〈[:━]、≠‖Ξ(∴)狽サ Ξ Ξ Ξ Ξ Ξ Ξ ズガガガガガガッ!!!
〈[:━]、≠‖Ξ(∴)~~~ シュウウウウゥゥゥゥ…
<スタッ!
〈[:━]、≠‖Ξ(∴)「……ん?」
( ゚∋゚)
〈[:━]「……ッ!! クックル・ドゥ・ドゥ・ドゥ! 一体何処から……ッ!」
(::::::::)「コ、コイツ……、下から跳んで……」
( ゚∋゚)「……………………………………。………。………………。」
【( ゚∋゚)】
Name:クックル・ドゥ・ドゥ・ドゥ【Cockle-doo-doo-doo】
Age:28
Occupation:アウトロー(4000$)
- 903 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:26:11 ID:JpbIqhDE0
- 〈[:━]「な、何?! 人間かコイツ……」
( ゚∋゚)「………。……。」
〈[:━]「チッ……! 相手が悪すぎるぜ……ッ」
( ゚∋゚)「……。……………。」
〈[:━]「デレッ! 逃げるぞッ!」
(::::::::)「分かったッ!」
⊂(::::::::)つ バッ!
( ゚∋゚)∩「………………。」スッ
〈[:━]「……よし!」
⊂(::::::::)つ「大丈夫……、行って!」
( ゚∋゚)∩「……?」
〈[:━]つy= ガチャ!
( ゚∋゚)そ「?!」
- 904 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:27:16 ID:JpbIqhDE0
- 〈[:━]つy=そ パァン!!
((( ゚∋゚) スイッ
⊂(::::::::)つ(……ッ! 肩を傾けただけで避けた……?! 噂通り、バケモノ……)
⊂(::::::::)つ(……でも)
〈[:━]「ほんのちょっぴり隙が出来れば十分だ……。あばよ!」フラッ
〈[:━] ヒュー……
( ゚∋゚)そ「……!」
(::::::::)「……地上までは着いて来ないでよね!」ピョン!
(::::::::)ヒュー……
( ゚∋゚)「……。……………。…………。」
( -∋-)
( -∋-) スゥゥ……
( -∋-) ハァァ……
( ゚∋゚) ギンッ!
ΞΞΞ( ゚∋゚) ダッ!
ΞΞΞΞΞΞΞΞΞ狽サ バッ!!
- 905 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:28:58 ID:JpbIqhDE0
- 【王都ヴィップ 街中】
(’e’;)「……銃撃が止まった?」
( ▼ -▼)「本当だ……。何かあったんですかね」
(’e’;)「な、何だよ……。時計台の下まで避難しに来たのによぉ……。ったく、大事を取って来たってのに……」
( ▼ -▼)「いや、アニキ。アンタ、一目散でしたぜ」
(’e’;)「うるせぇ! 生きてこそ、ザ・ヒートを殺せるんだろうが! 口出しするんじゃねぇ!」
( ▼ -▼)「へいへい……」
<パァン……!!
ドン!! ドン!!>
(’e’;)そ「おわあ!」ビクッ!
( ▼ -▼)「シラネーヨとモララーの一味がまだ撃ち合ってるんだ……、アニキ、少し気をつけねぇと流れ弾に……」
(’e’;)
( ▼ -▼)
( ▼ -▼)「アニキ?」
- 906 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:29:56 ID:JpbIqhDE0
- (’e’;)
(’e’;)「逃げるぞ」
( ▼ -▼)「へ?」
(’e’;)「だから、逃げるって言ってんの!」
( ▼ -▼)「さっきまでヒートヒートって息巻いてたクセに……」
(’e’;)「うるせぇ! こんな所危険すぎて居られねぇよ!」
( ▼ -▼)「……へいへい」
(’e’;)「………アル。てめぇ俺の事、情けねぇって思ったろ?」
( ▼ -▼)「え?」
=y⊂(’e’;)「こ、ここ、こんにゃろう!! ザ・ヒートの前にテメェから殺っても良いんだからな!」ガチャ!
(;▼ -▼)「ちょっ! や、やめてくださいよ!」
=y⊂(’e’;)「俺は本気だぞ!」
(;▼ -▼)「わ、分かりましたから! 今はそんな事してる場合じゃねぇって!」
=y⊂(’e’;)「ま、また馬鹿にしたな!」
- 908 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:31:03 ID:JpbIqhDE0
- (;▼ -▼)「そう言う意味じゃ……」
:(;▼ -▼):そ ビク!
=y⊂(’e’;)「な、なんだよ……」
(;▼ -▼)「アニキ……、上から降ってくるぜ……」
(’e’;)「……またあの銃弾連射か?!」
(;▼ -▼)「……いや、……大元」
(’e’;)「大元?」
煤q[:━]そ スドォォン!!
(’e’;)「のわっ!!」ビクゥッ!
(;▼ -▼)「……もう一人来やすぜ!」
(::::::::)スタッ!
(’e’;)「ほわっ!!」ビクゥッ!
- 910 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:32:45 ID:JpbIqhDE0
- 〈[:━]「デレッ!」
(::::::::)「大丈夫! 走って!」
ΞΞΞ:━] シュタタタタタタタタタ!!
ΞΞ::::::::)シュッ! タッ! タッ! タッ!
(’e’;)「な、何だったんだ……。ありゃ……」
(;▼ -▼)「信じられねぇ……。上から落ちて来たってのかよ……」
(’e’;)「しかも、何だあの走り……。あんなデカイ甲冑着けてるのに、身軽過ぎんだろ……」
(;▼ -▼)「後ろのフードの方に至っては、まるで重力が無ぇみたいに跳ねて……」
(’e’;)「ああ……、壁蹴ってトントン行っちまったぜ……。人間じゃねぇや……」
(;▼ -▼)「……多分魔法じゃないっすかね。強化系の」
(’e’;)「……あ?」
(;▼ -▼)「体でも軽くしてるんだと思いやす。珍しい魔法ですから、俺も見るの初めてだ……」
- 911 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:36:10 ID:JpbIqhDE0
- (’e’;)「……おいおい、こんな奴らがウロウロしてんのか。ヤバイな。うん。逃げよう!」
(;▼ -▼)
(’e’;)「……アル? どうした?」
(;▼ -▼)「ははっ……。また、上から何か来ます」
(’e’;)「またかよ! 俺、もう耐えらん無いぜ!」
( ゚∋゚)そ ズドッ!!
( -∋゚)「……!!」ミシッ…
(’e’;)「……ッ! クックル・ドゥ・ドゥ・ドゥ!」
(;▼ -▼)「なっ……! クックルは魔法が使えないはずじゃ……。ま、まさか生身で……」
ΞΞ ゚∋゚) シュタッ! タッ!!
(’e’;)
(’e’;)「……行っちまった」
(;▼ -▼)「あ、あれこそ人間じゃねぇって奴ですぜ……」
- 912 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:37:10 ID:JpbIqhDE0
- 【王都ヴィップ 街中】
( ´ー`)つy=そ パァン!!
(モラ`ζ@;;:,.'" ボシュ!
( ´ー`)つy=~~~
(モラ;@ー@)「……コイツに死角は無ぇのかよ!」
( ´ー`)つy=そ パァン!!
(モラ;@ー@)「あ゛ッ!」ドスッ!
( ´ー`)つy=~~~「チッ……、こんな奴ら相手にするだけ弾の無駄だヨ……」
(モラ;@ー@)
( ´ー`)
:(モラ;@ー@): プルプル
(モラ;@ー@)つy=「お、お……」ガチャ…
( ´ー`)「……あ?」
- 913 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:38:33 ID:JpbIqhDE0
- (((モラ;@ー@)つy=)) ガクガク
( ´ー`)
(((モラ;@ー@)つy=))「お……、お……」ガクガク
( ´ー`)「……死ぬまで俺を狙うか?」
(((モラ;@ー@)つy=)) プルプル
(モラ;@ー@)つy=
( ´ー`)
(モラ@ー@)ガクッ…
( ´ー`)
(;´ー`)、「……チッ」
(;´ー`)
(;´ー`)「……おい」
<ヽ`∀´>「ニダ?」
( ´ー`)「……ある程度片付いたら、コイツ埋めとけ」
<ヽ`∀´>「分かりましたニダ」
- 914 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:40:07 ID:JpbIqhDE0
- 【中央部 王都ヴィップ 屋根の上】
(子分 `´)
(子分 `´)「……ん?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「どうした」
(子分 `´)σ「ミスター……、見ろ」
|王兵━◎彡^・∋ パカラッパカラッ!
(子分 `´)σ「……軍が出てきたぜ。いよいよ、本格的に荒れ始めるな」
_、_
( ,_ノ` )y━・~
_、_
( ,_ノ` )y━・~「……相応しく無ぇ」
(子分 `´)「ミスター?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「此処はハイエナ達の戦場。高貴なレオの遊び場なんかじゃ無ぇ……」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「……ふぅー」プカプカ
- 915 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:41:19 ID:JpbIqhDE0
- _、_
( ,_ノ` )y━・~「……銃を」
(子分 `´)つr=━━「やる気かい、ミスター」スッ
_、_
( ,_ノ` )つr=━━「ああ。……ハイエナはハイエナの戦い易い様にフィールドを変えるのさ」スッ
_、_
( ,_ノ` )つr=━━「……特に、俺らの様な脳のあるハイエナはな」
_、_
( ,_ノ` )つr=━━、 ジャキッ!
_、_
( ,_ノ` )つr=━━「弾はどれだけある?」
(子分 `´)「ミスターが十分に満足する位は用意してあるぜ」
_、_
( ,_ノ` )つr=━━「……そうか。じゃあ、おっぱじめよう」
(子分 `´)「俺達も手伝うか?」
_、_
( ,_ノ` )つr=━━「いや、そこで見てな」
(子分 `´)「了解だ、ミスター」
_、_
( ,_ノ` )つr=━━「……レッド・ホー・ダウン、ビッグ・ガン・ダウン」
_、_
( ,_ノ` )つr=━━「空気を読めないレオには谷底がお似合いだぜ……」
- 916 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:43:21 ID:JpbIqhDE0
- 【王都ヴィップ 街中】
|王兵1━◎彡^・∋ パカラッパカラッ!
|王ζ"';@;;,ζ1━◎彡^・∋ カシュッ!
培王兵2━◎彡^・∋「なっ……!」
|王兵2━◎彡^・∋ 「……馬鹿なッ! 甲冑だぞ……ッ!」
|王兵3━◎彡^・∋「一体何処から……ッ」
(王兵 十彡^・∋「……おいッ! 上だ! 上からだ!」
_、_
( ,_ノ` )つr=━━~~~~
|王兵3━◎彡^・∋「サ、サザンホーク……ッ! あんな奴までッ!」
培王兵3━◎彡^ζ;;@"',,.ξ・∋ ボシュッ!
|王兵3━◎| 彡^ζ;;@" グラッ!
ΞΞΞΞΞ|王兵3━◎|そ「ぐあぁ!」ドサァァ……!
(王兵 十彡^・∋「リッド! 大丈夫か!」
- 917 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:44:26 ID:JpbIqhDE0
- |王兵3━◎|「だ、大丈夫だ……」
(王兵 十彡^・∋「ね、狙われてる……のか?」
|王兵2━◎彡^・∋「狙われてる……?! お、俺達は狙われてるのか……?! う、うわあ! わあああ!」
(王兵 十彡^・∋「お、おい! 落ち着……」
(王兵 ξ;;@"..,彡^・∋ ボチュ!!
|王兵2━◎彡^・∋「う、うわああああああああああああ!!」
('A`) ザッザッ…
|王兵2━◎彡^・∋「助けてくれえええええええええええ!!」
('A`)「何処なんだよ……、ブーンとツンって奴は……」
('A`)「こう騒がしかったら見つかるもんも見つから無ぇって……」
|王兵2━◎彡^・∋「た、頼むぅ!! 狙われてるんだ! 助けてくれぇ!」
('A`)
(∩'A`)「……あー、あー、聞こえなーい」
|王ξ;;@"..兵2━◎彡^・∋ ボチュ!!
- 918 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:45:33 ID:JpbIqhDE0
- ('A`)「さて……、静かになったかな……」
_、_
( ,_ノ` )つr=━━そ ドン!!
<ギャアアアアアアア!!
アルス! アルス……!>
('A`)「おー……。しっかし、随分な戦場じゃねぇか……」
('A`)「何っつぅ面倒な事に……。こんな事、言って無かったよなあ、アイツ……」
('A`)「……だって、俺、あれだぜ? ブーンとか言う異世界人? そいつ殺してでも良いから捕まえろって言われただけだぜ?」
('A`)「なのに、何これ? アウトローだらけ。しかも首に金掛かってる奴らばっかり」
('A`;)「……って、あれ? 俺、こいつらも捕まえなきゃ駄目なんじゃない?」
('A`;)「えっ、超しんどい」
(-A-;)
(-A-)「……よし、決めた」
('A`)b「さっさとブーンって奴らぶっ殺して家帰って寝る! で、このアウトローも見なかった事にする! 戦闘も知らなかった事にする!」
- 919 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:47:00 ID:JpbIqhDE0
- 【王都ヴィップ 街中 二人は混乱の中、駆け抜けて行く】
<ドンドン!! ドン!
パァンッ!!>
(;^ω^)タッタッタッタ!
(;^ω^)「……と、時計台からの攻撃が無くなったから安心したけど、全く落ち着かないじゃないかお!」
(;´ω`)「何でこんな事に……」
ξ;゚听)ξ タッタッタッタ!
ξ;゚听)ξ「文句言わない! 早く走って!」
(;^ω^)「これでも全速力だお!」
ξ;゚听)ξ「……あっ!」
(;^ω^)「どうしたお?」
ξ;゚听)ξσ「……王都の門! 出口よ!」
(;^ω^)「や、やったお! あとちょっとだお!」
- 920 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:48:18 ID:JpbIqhDE0
- ('A`)
(;^ω^)タッタッタッタ!
(;^ω^)「……あれ、門の前に誰かいるお」
('A`)
ξ;゚听)ξ タッタッタッタ!
ξ;゚听)ξ「……保安官」
(;^ω^)「え?」
ξ;゚听)ξ「胸のバッチよ! よく見なさい!」
(;^ω^)「あの星型のバッチかお……?」
ξ;゚听)ξ「そうよ。きっと私達を捕まえるつもりなんだわ……」
(;^ω^)「……どうするお? 違う門探すかお?」
ξ;゚听)ξ「……また街の中心に戻るって言うの? まだ此処で戦った方がマシよ」
(;^ω^)「おっ……」
ξ;゚听)ξつy=「突っ込みながら一気に行くわよ!」チャキッ
- 921 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:49:34 ID:JpbIqhDE0
- ('A`)
('A`)「……そのまま突っ込んで来る気か?」
ξ;゚听)ξつy= タッタッタッタ!
(;^ω^) タッタッタッタ!
ξ;゚听)ξつy=そ パァン!!
('A`) ドスッ!
('A`)
(;^ω^)タッタッタッタ!
('A`)
('A`)「あー……、面倒臭ぇなあ……」
(;^ω^)「……倒れない? 確かに当たったはずだお」
ξ;゚听)ξつy= ピタッ!
ξ;゚听)ξ「えっ、何で?」
(;^ω^)「分からないお……。魔法かお……?」ピタッ
('A`)
ξ;゚听)ξ「……突っ込むのは危険ね」
- 922 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:50:38 ID:JpbIqhDE0
- ('A`)
('A`) ザッザッ…
(;^ω^)「近寄って来る……」
('A`)「おーい、そこから動くんじゃねぇぞー……」ザッザッ…
('A`)「大人しくバシッと捕まってくれ。面倒だから」ザッザッ…
(;^ω^)「ど、どうするお?」
ξ;゚听)ξつy= ジャキッ!
ξ;゚听)ξつy=そ パァン!! パァン!!
('A`) ドスッ!ドスッ!
('A`)
('A`)「……面倒臭ぇなぁ、おい」ザッザッ…
:(; ゚ω゚):「き、効いてない……、それどころか怯みもしないお……ッ」ゾクッ
ξ;゚听)ξつy=「のん気に見てないでアンタも撃ちなさいよ!」
(;^ω^)つy=「……分かってるお!」ジャキッ!
- 923 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:51:18 ID:JpbIqhDE0
- (;^ω^)つy=そ パァン!! パァン!!
ξ;゚听)ξつy=そ パァン!! パァン!!
('A`) ドスッ!ドスッ!ドスッ!
('A`)「おー、おー、ど派手だねぇ……」ザッザッ…
(;^ω^)つy=「……こ、これだけ撃ってものんびり歩けるのかお?!」
ξ;゚听)ξ「……チィッ」
⊂ξ;゚听)ξつ バッ!!
ξ;゚听)ξつ―――z___∧___そ バチバチバチッ!!
('A`)そ ビリビリビリッ!!
('A`)そ「……電撃か? へぇー……、そんな魔法あるんだな……」ザッザッ…
('A`)そ「しかも、うまく当てるんだな……。電撃っつーと、割りと不安定なイメージだが……」ザッザッ…
ξ;゚听)ξ「……ハァハァ。やっぱり、効いてない?」
(;^ω^)「……ばっちり効いて無いお!」
- 924 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:52:42 ID:JpbIqhDE0
- ('A`)「もう諦めてくれや……」ザッザッ…
(;^ω^)「……ど、ど、どうするお!」
ξ;゚听)ξ「に、逃げるわよ……! こんな訳の分からない奴が相手じゃ……」
('A`)つy=「あー……、逃げられると困る」チャキッ!
('A`)つy=そ パァン!!
ξ; )ξ「…ッ?!」ドスッ!
ξ; )ξ,;:,':∴ カハッ!!
(;^ω^)「ツン?!」
ξ; )ξ バタッ
ξ; )ξ「い、痛……、うっ……」
(; ゚ω゚)
('A`)つy=「悪ぃな。俺も仕事なんだ。恨むなら、アイツに奢ってもらった過去の俺を恨んでくれ」
(; ゚ω゚)「ツン……ッ! ツン!」
ξ; )ξ「う……、う……」
- 925 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:53:38 ID:JpbIqhDE0
- (; ゚ω゚)
ξ; )ξ ドクドク
(; ゚ω゚)(ど、どうするお……。結構血が出て……、このままじゃツンが……)
('A`) ザッザッ…
(; ゚ω゚)
('A`) ザッザッ…
(; ゚ω゚)(……それ所か、僕までヤバイんじゃ無いかお?)
(; ゚ω゚)
(; ゚ω゚)(ああああああああ!! どうするお、どうするお、どうするお!!)
(; ゚ω゚)
(; ゚ω゚)そ ハッ
【∬´_ゝ`)つ凸「アナタにこれを持たせようと思って……」】
【( ^ω^)つ凸「これは……?」】
【∬´_ゝ`)「このビン一杯に私の魔力を封じ込めておいたの」】
- 926 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:54:26 ID:JpbIqhDE0
- (; ゚ω゚)
【l从・∀・ノ!リ「実は、イモジャも用意したのじゃ」】
【l从・∀・ノ!リつ凸「はい」】
【(;^ω^)「お、おお! 良いんですかお?」】
(; ゚ω゚)「……ビン!」ガサゴソッ
('A`)「無駄な抵抗はやめてくれよ……。面倒だから」
('A`)つy= チャキッ!
(; ゚ω゚)つ凸(……こ、これを割ればッ!) スッ…
(; ゚ω゚)ミ パリーン!!
('A`)つy=そ パァン!!
(;>ω<)「………ッ!」ギュッ
(;>ω<)
(;>ω<)「……、?」
- 927 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:55:47 ID:JpbIqhDE0
- (;^ω^) ))) ヴゥゥゥン……
(;^ω^)「……やった」
('A`;)「あ、ああ? 結界か?」
(;^ω^)「……アネジャさん、助かりましたお!」
('A`;)「ちっ……、面倒だな……」
(;^ω^)「ツン! 今の内に逃げるお!」
ξ; )ξ「はぁ……はぁ……」
(;^ω^)「い、息が浅い……? そしたら、先にイモジャさんのビンで……」
(;^ω^)つ凸 スッ
<ザッザッ……
(;^ω^)つ凸(……お?)
( ・∀・)ザッザッ……
(; ゚ω゚)つ凸
(; ゚ω゚)つ凸(モ、モララー……!)
(; ゚ω゚)つ凸(……最悪のタイミングだお!!)
- 928 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:57:46 ID:JpbIqhDE0
- ( ・∀・)「よーぉ……、ドクオ・ブロンソン」
('A`;)「ああ? ……モララーか?」
( ・∀・)「へへっ。シラネーヨと遊んでたら、思いも寄らない出会いだぜ……」
('A`;)「チッ! ……今はてめぇに構ってる暇なんぞ無ぇんだよ。面倒臭ぇ」
( ・∀・)「……覚えてるか?」
('A`;)「知らん。忘れた。どけって。お前の後ろの奴捕まえなきゃなんねーのよ」
( ・∀・)「……ほら、この腹の傷だよ」ガバッ
( ・∀・)「お前に腹抉られてよぉ……痛かったぜぇ……」
('A`;)「うっせぇ。俺は覚えて無ぇ。どけって」
( ・∀・)つy= ジャキッ!
('A`;)「……あ?」
( ・∀・)つy=「あれから殺したくて殺したくてうずうずしてたんだよ……」
('A`;)「お、おい……、俺今日はアウトロー見て無い事にしたいんだけど……」
- 929 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/19(木) 23:59:26 ID:JpbIqhDE0
- ('A`;)
( ・∀・)つy=
( ・∀・)つy=「あー……。そういや、お前……、何やっても効かねぇんだよなぁ……」
('A`;)「お、おう。だから、諦めてどっか行け。しっしっ!」
( ・∀・)つy=
( ・∀・)つy=「……お前、魔法発動させてからどの位経ってる?」
('A`;)
( ・∀・)つy=「俺達がドンパチ始めたのは……、だいたい一時間くらい前で……」
( ・∀・)つy=
( ・∀・)つy=「……流石に、一時間以上結界張り続けてるってぇのは無理だよなぁ」
( ・∀・)つy=「特にお前の、強力で無駄の無い結界なんかはな」
('A`;)
( ・∀・)つy=「そろそろ、切れるんじゃないの? 辛いでしょ、無駄なく体を覆うタイプってのは疲れるって聞くぜ?」
=y⊂('A`;)「チィ……ッ!」 ジャキッ!
(*・∀・)つy=「ヘヘッ! そう来なくちゃなぁ! ドクオ・ブロンソン!」
- 930 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/20(金) 00:00:36 ID:/AZ9PmqI0
- =y⊂('A`;)「遊んでる暇は無ぇんだ! 速攻で終わらす!」
(*・∀・)つy=「おいおい、もっと楽しもうぜ! 速攻なんてつまらねぇよ!」
=y⊂('A`;)「チッ! 相変わらずやり辛い相手だぜ……ッ」
(*・∀・)つy=「そいつぁお互い様よ! 楽しもうぜえ? なあ!」
(;^ω^) ))) ヴゥゥゥン……
(;^ω^)(何か良く分からないけど、今の内ってやつかお……?)
ξ; )ξ ピクッ
(;^ω^)つ凸「ツン……、動くなお……、今直すお……」スッ
(;^ω^)「……これを傷口に当てて」
つ凸⊂
ξ; )ξ
- 931 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/20(金) 00:01:49 ID:/AZ9PmqI0
- ξ; )ξ ポゥゥ
(;^ω^)「おお……」
ξ; )ξ
(;^ω^)「傷が塞がって……」
ξ )ξ
(;^ω^)「……よし! 逃げるお! ツン、少し我慢してくれお……!」
ξ (;^ω^)「よっこいしょ!」
('A`;)「あっ! お前ら、逃げる気か!」
=y⊂( ・∀・)つy=「何処見てやがるッ!! オラオラオラァァァア!!」
つy=そ ∀・)つy=そ ドン!ドン!ドン!ドン!!
('A`;)「あー……、糞ッ! 面倒だな、おい!」ドスドスドスッ!!
煤≠凵シ('A`;) パァン!!
ΞΞ( ・∀・)タッ!
('A`;)「……ええい!! ちょこまかと! 」
……
- 932 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/20(金) 00:02:55 ID:/AZ9PmqI0
- 今日の話で分かった事
・クックルのフィジカルは人間離れ
・ツンの魔法捌きは器用な方?
・ドクオの魔法は高純度の結界(目視不可能)
・ビンは割っても効果あり
・ドクオは極度の面倒臭がり
・ブーン、ツンをおぶって逃げ出す!
・モララーは双銃使い
そして次の話で分かる事……、
それは始まらぬ内にはわからない。
スクォーク77!
全てはスクォーク77から始まる!!
(つづく)
戻る 次へ