- 110 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:17:55 ID:nfvfn.K.0
- 【西部 ステマ 酒場】
(’e’;)[逃げよう……、逃げようぜ……]ヒソヒソ
(;▼ -▼)[どうやって……?]ヒソヒソ
(’e’;)
(’e’;)[ダッシュで]ヒソヒソ
(;▼ -▼)[ダッシュ……?]ヒソヒソ
(’e’;)[……俺が先陣を切る。後から着いて来い]ヒソヒソ
(;▼ -▼)[分かりやした]ヒソヒソ
(’e’;)[良いか? 絶対に遅れるんじゃねぇぞ? 少しでも遅れたら見付かっちまう]ヒソヒソ
(’e’;)[……前だけを見て、全力疾走だ。分かったな?]ヒソヒソ
(;▼ -▼)[へい……]ヒソヒソ
(‐e‐;) フゥ…
(’e’;)[い、行くぞ!]ヒソヒソッ!
(’e’;) ガバッ!
- 111 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:19:19 ID:nfvfn.K.0
- (’e’;)
(’e’;)))) ソローソロー
(;▼ -▼)そ(全然全力疾走じゃないいいいいいいいいいいいいい!!)ドドドドーン!!
(’e’;)))) ソローソロー
(’e’;))))[早く来い、アル!!] ソローソロー
(;▼ -▼)(いやいやいや。何なんだよ、あの屁っ放り腰は。怪しすぎるだろ!)
(’e’;)))) プルプル
(;▼ -▼)(あー! 色々力が入りすぎてプルプルして来てる!)
ミ,,゚Д゚彡
ミ,,゚Д゚彡「おい」
(’e’;)そ ビクゥ!!
(’e’;)「な、何でしょうか……」
ミ,,゚Д゚彡「お前の顔、どっかで見た事ある気がするんだけどよぉ……」
(’e’;)「い、いやぁ……、気のせいじゃないでしょうか……。あははは……」
(;▼ -▼)(終わった……)
- 112 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:21:36 ID:nfvfn.K.0
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨\_____∧/ ̄ ̄ ̄^V ̄\/∨\___∧/ ̄ ̄ ̄^V ̄\__________
───────ww─────────────────wwv─√レ─ww──────www─────
___________________,,∧,,, ∧______________,,∧,,, ∧______
∨
/ ̄ ̄ ̄/ / ̄ ̄ ̄/ / ̄ ̄ ̄/ <ニニ>、 . <ニニ>、 .
 ̄ .フ ./ / / ̄/ / ___/ ̄/ ____ / / ̄/ / | | . | | .
__/ (___'ー' _/ / /___  ̄//____/ 'ー' _/ /. .. X ... . X ...
/___,.ノゝ_/ /___.ノ /_ノ,___/ ̄ /___.ノ | | . | | .
... V .. V
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───────ww─────────────────wwv─√レ─ww──────www─────
___________________,,∧,,, ∧______________,,∧,,, ∧______
∨
.
- 113 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:22:23 ID:nfvfn.K.0
Chapter20.
.
- 114 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:23:49 ID:nfvfn.K.0
- (’e’;)「えーっと……」
ミ,,゚Д゚彡「うーん……」
ミ,,゚Д゚彡 ガサゴソガサゴソ
ミ,,゚Д゚彡つ□ スッ
(’e’;)「気のせいです。ええ。気のせいですとも」
ミ,,゚Д゚彡つ□ ペラッペラッ
(’e’;)「ああ! 気のせいだ! 違いない! 気のせいだ!」
(’e’;)「……そ、それでは! また会いましょう! いや、もう会いたくない」
(’e’;)))) ソローソロー
(;▼ -▼)(何言ってんだ、アニキ……。俺、頭抱えたくなっちまうよ……)
ミ,,゚Д゚彡つ□「あった」ピタッ
._____________
| WANTED!! |
| |
| 【(’e’)】 . .. |
| |
| セントジョーンズ. ..|
| .. |
| 罪状 器物破損 強姦 . .|
| .. |
| 賞金 800$ |
|_____________ .|
- 116 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:24:54 ID:nfvfn.K.0
- (’e’;)))) ソローソロー
ミ,,゚Д゚彡つ□「セントジョーンズだろ、お前?」
(’e’;)そ ビクゥ!
ミ,,゚Д゚彡つ□「……器物破損と強姦で800$か」
::(’e’;):: プルプル
ミ,,^Д^彡つ□「ガハハハハハハハハハ!! しょうもねぇ野郎だな、おい!」
::(’e’;):: プルプル
::(’e’;)::「ぼ、僕はセントジョーンズなんかじゃありません」プルプル
ミ,,゚Д゚彡「おん?」
::(’e’;)::「僕は、アル・サーストンです」プルプル
(;▼ -▼)(は?)
::(’e’;)::「あの、樽の陰に隠れてるのがセントジョーンズ君じゃないかな?」プルプル
ミ,,゚Д゚彡「樽の陰?」
::(’e’;)::「ええ! ほら、そこですよ! そこ!」
(;▼ -▼)そ(舎弟売りやがったああああああああああああああああ!!)
- 117 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:26:17 ID:nfvfn.K.0
- ミ,,゚Д゚彡「あー……本当だ。……誰かいるな」
::(’e’;)::「で、でしょ?」プルプル
ミ,,゚Д゚彡「ほら、出て来い。諦めろって」
(;▼ -▼)スッ
∩(;▼ -▼)∩「はいはい……。降参しやすぜ……」
::(’e’;)::「いやあ! 良かった、良かった! これで大悪党セントジョーンズは捕まるんだ!」
(’e’;)「じゃ、そう言う事で」
(’e’;)ΞΞΞΞ狽サ バッ!
∩(;▼ -▼)∩「あー!! アニキ、卑怯ですぜ!!」
ミ,,゚Д゚彡つy= ジャキッ
ミ,,゚Д゚彡つy=「おいおい。仲間ぁ置いて逃げるなんてアウトローらしく無ぇな……」
(’e’;) ピタッ
ミ,,゚Д゚彡つy=「コイツだけじゃねぇだろ。お前のお仲間は。何処に居る?」
(’e’;)「……ス、ステマの郊外で野営してます」
∩(;▼ -▼)∩(正直に言ったー……、ダセぇ……)
- 118 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:27:46 ID:nfvfn.K.0
- ミ,,゚Д゚彡つy=「ケッ……。アウトロー共が集まってるとは思ったが、こんなチンケなのも混ざってやがるとはなぁ……」
(‐e‐;) シュン
(ψ゚ё゚)「……おい、おっさん」
ミ,,゚Д゚彡つy=「……おん?」
(ψ゚ё゚)「銃、下ろしな」
ミ,,゚Д゚彡つy=「何だ、お前? コイツのお仲間かい?」
(ψ゚ё゚)「いや、違う。俺はこの酒場の用心棒だ……」
ミ,,゚Д゚彡つy=「用心棒……? 前に来た時はお前の顔なんて見なかったが……」
(ψ゚ё゚)「……つい最近ステマに来た」
ミ,,゚Д゚彡つy=「そうかい……、そいつはご苦労なこった」
(ψ゚ё゚)「銃を下ろせ。雑談に付き合ってる暇は無い」
ミ,,゚Д゚彡つy=
ミ,,゚Д゚彡つy=「お前、強いだろ」
(ψ゚ё゚)「……ああ。強いぞ。何故分かる」
- 119 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:28:55 ID:nfvfn.K.0
- ミ,,^Д^彡つy=「ガハハハハハハハハハ!! んなもん目ぇ見りゃ分かるわ!」
(ψ゚ё゚)「ふん……。カレル・フサ。噂通り、面白そうな奴だ」
ミ,,^Д^彡つy=「そいつぁ、ありがとうよ! ……で、お前の名前は?」
(ψ゚ё゚)「ジェームズ・マクディビット」
【(ψ゚ё゚)】
Name:ジェームズ・マクディビット【James McDivitt】
Age:25
Occupation:用心棒
ミ,,^Д^彡つy=「ああ、良い名前だ。お前に免じて銃は下ろしてやるよ」
ミ,,^Д^彡 スッ
(ψ゚ё゚)「すまんな」
ミ,,^Д^彡「だけどよ……、お前と……」
(ψ゚ё゚)「ん?」
- 120 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:30:19 ID:nfvfn.K.0
- ΞΞ ○ミ#゚Д゚彡「少し遊びたく……」タッタッタ!
ミ #゚彡ΞΞ○))ё゚ψ)「なった!!」バキャ!
ΞΞΞΞ(ψ-ё(;#)「ぐお……」ドンガラガッシャーン!!
<キャー!!
おお? おっぱじめやがったぞ!>
<HAHAHA!!
やれぇ!! やっちまえ!!>
::(ψ゚ё(;;#)::「き、貴様……」ヨロッ…
ミ*^Д^彡「ガハハハハハハハ! 800$絞めるよりも、お前と遊んだ方が百倍面白いわ!」
(’e’;)
(’e’;) (あれ……? これって逃げれる?)
(;▼ -▼)「アニキッ!!」
(’e’;) 「アル……」
(;▼ -▼)「今の内に逃げやしょう!」
(’e’;) 「お、おう……」
- 121 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:33:29 ID:nfvfn.K.0
- ::(ψ゚ё(;;#)::「俺は手加減が得意じゃない……、分かってるだろうな……」
ミ*^Д^彡「手加減ねぇ……。俺も得意じゃねぇな!」
(ψ゚ё(;;#)「ふん。これだけのギャラリー……、逃げ場は無い……」
<殺せ! 殺せ!!
頑張れ髭面ぁ!!>
<早くやり返せイレズミ!!
ミ*゚Д゚彡「おお……、ギャラリーも血気盛んだねぇ……」
ミ*^Д^彡「西部、西部だよ、この空気! 懐かしいねぇ! ガハハハハハハハ!!」
ミ*^Д((○ΞΞ(ψ゚ё(;;#) ボキャッ!!
ミ,,-Д(;;#)ΞΞΞΞ ドンガラガッシャーン!!
(ψ゚ё(;;#)「喋ってると、舌噛むぞ」
::ミ*゚Д(;;#)::「ガハハ……、上等……」ヨロヨロ…
- 122 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:34:20 ID:nfvfn.K.0
- 【西部 ステマ 宿屋の屋根の上】
_、_
( ,_ノ` )y━・~ プカプカ
_、_
( ,_ノ` )y━・~「……ふぅー。なあ、不思議に思わねぇか」
(子分 `´)「どうした、ミスター」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「月を見ろ」
(子分 `´)「ふむ……、見事な満月だが……」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「色だ」
(子分 `´)「色?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「白く、美しい……。そればかりはエマージェンシーが起きる前と変わらない」
(子分 `´)「ああ、そうだな」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「夕日もそうだ……。白い空を赤に染めて行く」
(子分 `´)「そうだな。夕日に関しては、空が青い頃よりも真っ赤に映える様になった」
- 123 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:35:29 ID:nfvfn.K.0
- _、_
( ,_ノ` )y━・~「……不思議だな」
(子分 `´)「……ソーリー、ミスター。俺には何処が不思議なのか分からない」
_、_
( ,_ノ` )y━・~ プカプカ
(子分 `´)「それに、アナタの前では空は青のままで、何処までも高いのでは無かったのかな? どうしていきなり現実的な事を……」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「分からねぇか?」
(子分 `´)「ああ。ミスターの話は難解だからな」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「……ふぅー」プカプカ
_、_
( ,_ノ` )y━・~「じゃあ分からなくて良い」
(子分 `´)
(子分 `´)「そうやって切られてしまうと気になって来るのが人間の性だ。教えてくれ」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「人間の性、か……。良い言葉だな」
(子分 `´)「そうかな?」
- 124 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:37:14 ID:nfvfn.K.0
- _、_
( ,_ノ` )y━・~「まあ良い。その話はお終いだ」
(子分 `´)「ふむ。そうか。残念だ」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「それで……、王都にロマネスクが来ていたって言うのは本当か?」
(子分 `´)「ああ。実際に俺が見た訳じゃないがな」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「そうか……。まだ生きていたとはな。嬉しいぜ」
(子分 `´)「知り合いなのか、ミスター」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「まあな。だが、奴は俺の顔なんて覚えてないさ」
(子分 `´)「ふむ……。それはどういう意味かな」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「一度、殺り合った事があってな。と言っても、奴は俺が殺す相手の用心棒だったんだが」
(子分 `´)「ほう……。殺す相手と言うのは?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「クラウン」
(子分 `´)「クラウン……。北部では有名な資産家だ」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「ああ。……もう病気で死んじまったがな」
- 125 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:38:18 ID:nfvfn.K.0
- _、_
( ,_ノ` )y━・~「……ふぅー」プカプカ
(子分 `´)「ミスターがクラウンを狙ってたとはな……。知らなかった」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「随分前の話だ。……恐らく15年は前の話になる」
(子分 `´)「となると、俺はまだミスターと会ってないな」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「ああ。……俺は当時従えてた屑共とクラウンを吊り上げに向かった」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「計画は簡単だ。奴は月末になると車で王都に向かう」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「それを襲ってクラウンを吊り上げる。難しい事じゃない。そう、難しい事じゃない」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「……ただ、クラウンには用心棒がいた。そいつが両目に傷を持った男……、」
(子分 `´)「ロマネスクか」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「そうだ。クラウンを守っていた、たった一人の用心棒。そいつがロマネスクだ」
(子分 `´)「……それで、ミスター達はどうなったんだ?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「死んださ。俺以外はな」
(子分 `´)「ほう……」
- 126 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:39:29 ID:nfvfn.K.0
- _、_
( ,_ノ` )y━・~「ほんの一瞬だった。一人撃たれたと思ったら、違う方向から断末魔が聞こえる」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「断末魔が聞こえたかと思ったら、自分の内臓が顔を見せてやがる」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「俺は痛みに顔を歪めて、倒れこんだ。……言い出した俺が早々にリタイアなんて、情けねぇ。そう思った」
(子分 `´)
_、_
( ,_ノ` )y━・~ プカプカ
_、_
( ,_ノ` )y━・~「……ふぅー」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「情けねぇって思ったんだがな。どうやら一番最後に倒れこんだのは俺らしい」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「自分がどのタイミングで倒れたのかも一瞬で判断出来ねぇ程、あっと言う間だったのさ」
(子分 `´)「……そいつは凄いな」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「ああ。凄いんだ。アイツは人間じゃねぇ」
(子分 `´)「そんな奴が王都に居たとは、な」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「……噂だと、今はザ・ヒートに付いてるらしいな」
(子分 `´)「ロマネスクがか?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「ああ」
- 127 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:40:21 ID:nfvfn.K.0
- (子分 `´)「そうか……、ますますザ・ヒートを狙うのは厳しくなるな」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「その方が面白い」
(子分 `´)「ミスターらしい意見だ」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「それと……」
(子分 `´)「ん?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「見たか? 少し前に酒場から出てきた男」
(子分 `´)「ああ……、逃げる様に走っていった男二人か」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「アイツ等もアウトローだな……。屑の呼び水に引き寄せられた屑だ。ただ……、」
(子分 `´)「ただ?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「弱いな」
(子分 `´)「弱い、か」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「後ろから付いていった男はまだ良い。弱いのは、他に目もくれず走っていった男だ」
(子分 `´)「ふむ」
- 128 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:41:28 ID:nfvfn.K.0
- _、_
( ,_ノ` )y━・~「感覚でも屑になり切れて無い事は分かるんだが……」
(子分 `´)「視覚的にも、って事か?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「ああ。まず、ガンベルトの位置が低すぎる。あれじゃあすぐに銃を抜けねぇ」
(子分 `´)「ほう。よく見えるな。これだけの暗闇なのに」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「あれだけガンベルトの位置が低いと、銃の扱い方も知らなさそうだ」
(子分 `´)「……つまり、色んな屑が西部に集まって来てるって事か」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「俺達の様にな。そして、俺達自身が呼び水になっている」
(子分 `´)「それはどういう意味かな、ミスター」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「屑は屑を呼ぶって奴だ」
(子分 `´)「それは、どうして?」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「違うな。……理屈なんていらねぇ。そいつは心で感じるもんだ」
(子分 `´)「……難しいな、ミスター」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「難しい事なんて無ぇ。お前にもあるだろう。その腐りきった心が」
(子分 `´)「腐りきった心、か」
_、_
( ,_ノ` )y━・~「そいつの臭いを嗅ぎ取れば良い。……それだけだ」
- 130 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:43:33 ID:nfvfn.K.0
- 【西部 ステマ 郊外】
(×e×;) ゼェゼェ
(子分;еде)「アニキ……!」
(×e×;) バタッ
(子分;еде)「おいおい……」
(子分;−Э−)「アル……、何があった?」
( ▼ -▼)「酒場に居たらな、カレル・フサがたまたま入って来やがって……」
(子分;−Э−)「カレル・フサってーと……、あの賞金稼ぎの?」
( ▼ -▼)「ああ。そのカレル・フサだ」
(子分;−Э−)「噂じゃアウトローから保安官になったって言うじゃねぇか」
(;▼ -▼)「アウトローから保安官に? こりゃ凄い……」
(子分;−Э−)「しかも今は南部に居るって聞くぜ。どうしてこんな所に……」
- 131 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:44:41 ID:nfvfn.K.0
- (×e×;)「こ、こいつが……」ヘロヘロ
(子分;еде)「アニキ?」
(×e×;)「コイツがビビりやがったんだ……。俺はあの賞金稼ぎをぶっ殺す気でいたのによぉ……」
(;▼ -▼)(一番ビビッてたじゃねぇか)
(×e×;)「も、勿体無い事したぜ……。へへっ……」
(子分еде)「アル。アニキの足を引っ張るのは良くねぇな……」
(;▼ -▼)「え? 俺?」
(子分−Э−)「アニキの話聞いてると、いつも足引っ張ってる気がするぞ」
(;▼ -▼)「お、おい……、そりゃねぇだろ……」
(‐e‐;) 「お前ら、そうピリピリすんな……」
(子分еде)「アニキ……」
(‐e‐;) 「アルみてぇな情けねぇ奴をフォローしてこそ、男ってもんだ」
(‐e‐;) 「それに、こいつぁ俺が居なくちゃ何も出来ねぇのさ。許してやんな」
- 132 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:45:32 ID:nfvfn.K.0
- (子分еде)「アニキが言うなら……」
(子分−Э−)「別に良いんだけどよ……」
(;▼ -▼)(アニキ……。いつもフォローしてるのは俺じゃねぇか……)
(’e’;) 「へへっ……。良かったなぁ、アル。俺に救われたぜ」
(;▼ -▼)「へぇ。ありがとうございやす」
(子分−Э−)「それはそうと、アニキ」
(’e’)「あん?」
(子分−Э−)「さっき、俺ともう一人でステマの街の様子を見て回ったんだが……、面白い事を聞いた」
(’e’)「面白い事? 何だよ、それ」
(子分еде)「コイツは大きなチャンスになりそうな話なんですぜ」
(’e’)「大きなチャンス? 話が見えてこねぇな……」
(子分−Э−)「落ち着いて聞いてくだせえ……。それが近い内、ステマにザ・ヒートが来るらしいんです」
(’e’)「えっ……?」
- 133 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:46:54 ID:nfvfn.K.0
- (子分−Э−)「理由は全く分からねぇんだがな」
(;▼ -▼)「ザ・ヒートがステマに……」
(子分еде)「アニキ」
(’e’;)「……ん?」
(子分еде)「チャンスですぜ。……俺達にもツキが回ってきたんだ!」
(子分−Э−)「このままステマに滞在してれば、ザ・ヒートに会える……」
(子分еде)「やっぱり、時代はアニキを必要としてるんですよ……。間違いねぇ……」
(’e’;)
(’e’;)「な、なぁ、お前ら」
(子分еде)「どうしたんですか、アニキ」
(’e’;)「東部に忘れ物とか、してない……?」
(子分еде)
(子分еде)「いや、してないですぜ」
(’e’;)「あ、あははははは……。だよなー。急に出てきたから、気を使ってみただけだぜー」
- 134 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:48:28 ID:nfvfn.K.0
- (;▼ -▼)「ステマにはカレル・フサも居た……。こりゃ荒れるな……」
(子分еде)「何だ、アル。ビビってんのか?」
(;▼ -▼)「いや、ビビってる訳じゃ……」
(子分еде)「ケッ……。アニキも言ってやってくださいよ! アルの野郎がビビってたら俺達だって白けちまうぜ」
(’e’;)
(’e’;)「……アル。お前がビビる必要なんかねぇ」
(;▼ -▼)「え?」
::(’e’;):: プルプル
::(’e’;)::「お、俺に黙って着いてくりゃ良いんだよ……。それ以外、正解なんてねぇんだ!」
::(’e’;)::「着いて行く事だけ考えろ! 俺がお前を……、いや、糞共全員守ってやるからな……ッ」
::(’e’;)::「だから、黙って着いて来い……ッ!」
(子分−Э−)「アニキ……」
(;▼ -▼)ポカーン
(子分еде)「……情けなくねぇのか、アル。自分とアニキの姿を見比べて、情けなくならねぇのか、お前は」
(;▼ -▼)(情けねぇよ……。アニキ、あんた情けねぇよ……)
- 135 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:49:34 ID:nfvfn.K.0
- 【西部 荒野】
ΞΞ( ´ー`彡^・∋ パカラッパカラッ!
((( ´ー`彡^・∋ ザッザッ…
( ´ー`彡^・∋<ブルルルッ…
( ´ー`彡^・∋「……チッ。暗くて地形が良く分からないナ。今はどの辺だヨ」
(子分-Å-)「少し地図で確認してみます……」
(子分-Å-)つ│三│ バサッ
( ´ー`彡^・∋「近くに村があるかだけ教えろ。夜通しで走らせるのは馬にも悪い」
(子分-Å-)つ│三│「……まだ、西部の中枢までは来てません。と、すると……」
(子分-Å-)つ│三│「一番近い村は、ハングル村です。今の位置から南に崖を沿って行けば見えてくるかと」
<ヽ`∀´彡^・∋「……ハングル村ニダか」
( ´ー`彡^・∋「何だ、ニダー。知ってるのか」
- 136 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:51:49 ID:nfvfn.K.0
- <ヽ`∀´彡^・∋
<ヽ`∀´彡^・∋「いや、知らないですニダ」
(子分-Å-)つ│三│「距離はそこまで離れてません。どうしますか」
( ´ー`彡^・∋「……ステマまでの距離は」
(子分-Å-)つ│三│「かなり離れてます。ハングル村よりもさらに南です……」
( ´ー`彡^・∋「そうかヨ……。ならば、襲うか……」
<ヽ`∀´彡^・∋ ピクッ
(子分-Å-)つ│三│「へい。小規模な村です。襲うのにそこまでの力は入りません」
( ´ー`彡^・∋「よし。朝が来たら、ある程度の物資をハングル村で調達。そのままステマに向かう」
( ´ー`彡^・∋「異論はあるか」
(子分-Å-)「特には。ステマまでの距離を考えると、物資を補給させておくのが無難かと」
<ヽ`∀´彡^・∋
( ´ー`彡^・∋「ニダー?」
<ヽ`∀´彡^・∋「あっ……、いや、何でも無いですニダ。ウリも村を襲う事に賛成ニダ」
( ´ー`彡^・∋「そうか。ならば、ハングル村の近くまで行って野営する。村を襲うのは早朝だ。いいな?」
<ヽ`∀´彡^・∋「……ニダッ」
- 137 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:52:37 ID:nfvfn.K.0
- 【翌日 早朝 ハングル村】
,.,(,,。0゚):.,
。,@;;ζ゙,,)
(゙p;`;,)
,;;ζ。0;'゜#)
(、p;,。#);
(゚。ξ;;;;∞∽
( ´ー`)
<タッタッタッタ……
( ´ー`)「……ん?」
(子分-Å-)「シラネーヨさん……」ハァハァ
( ´ー`)「どうした」
- 138 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:53:54 ID:nfvfn.K.0
- (子分-Å-)「駄目です……。何処探しても死体だらけだ……」
( ´ー`)「物資は?」
(子分-Å-)「これっぽっちも在りませんでした……」
( ´ー`)「……生きてる人間は」
(子分-Å-)「さあ……。見ている限りは、居ないかと思いますが……」
( ´ー`)
( ´ー`)「やり過ぎだ」
(子分-Å-)「え?」
( ´ー`)σ「見ろ」
(゚。ξ;;;;∞∽
( ´ー`)「普通に殺せば、あんな風に中身が出る事はねぇ」
(子分-Å-)「普通に殺せば、とは?」
( ´ー`)「遊んだんだよ。死体でな。それも相当えげつネーヨ。人間じゃ無いってヤツだ」
(子分-Å-)「確かに……」
(、p;,。#);
( ´ー`)「……炭になってる奴まで居る。地獄だっただろうナ」
- 139 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:55:11 ID:nfvfn.K.0
- (子分-Å-)「……こんな事をする奴ってのは一体」
( ´ー`)「知らネーヨ……。俺は西部の事情に詳しくねぇ。……だが、」
,;;ζ。0;'゜#)
( ´ー`)「……こんな風に殺しを楽しんでる奴は気に食わねぇ」
(子分-Å-)「……同感です」
( ´ー`)「ふん……。俺達もやってる事は大して変わらないがな」
(子分-Å-)、
( ´ー`)「……そう言えば、ニダーはどうした」
(子分-Å-)「ニダー……。あれ、アイツ……」
(#´ー`)「チッ……、面倒だな……」
(子分-Å-)「ニダー、少し様子が可笑しかったですからね……。どうしたのか……」
( ´ー`)「……故郷なんだヨ」
(子分-Å-)「え?」
( ´ー`)「ここはニダーの故郷なんだヨ」
- 140 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:56:53 ID:nfvfn.K.0
- (子分-Å-)「……知らなかった」
( ´ー`)「ケッ……」
(子分-Å-)「シラネーヨさんは知ってたんですか?」
( ´ー`)「いや。アイツから聞いた訳じゃねぇ」
(子分-Å-)「それはどういう……」
( ´ー`)「……その位、アイツの様子見りゃ分かるって事だヨ」
(子分-Å-)「シラネーヨさん……。でも、分かってたなら何故この村を襲おうと……」
(#´ー`) ブチッ
(#´ー`)「此処がアイツの故郷だったら俺達が苦しんでも良いってのか? あ?!」
(子分;-Å-)「い、いや……。そういう訳じゃ……」
(#´ー`)「それにアイツもアウトローだ……。親兄弟を殺される覚悟は出来てる……」
(子分;-Å-)
(#´ー`)「……俺達は自分の肉親や特別な人を殺されても文句は言えねぇ。違うか? あ?!」
(子分;-Å-)、「……違いません」
- 141 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:57:58 ID:nfvfn.K.0
- (#´ー`)
( ´ー`)
(子分;-Å-)
( ´ー`)「俺達は今までに他人の大切な物を奪い過ぎてる……。むしろ、俺達は奪わずには生きていけない」
( ´ー`)「……そうだ。人の生活を壊さないと生きていけない、正真正銘の屑だ」
(子分;-Å-)
( ´ー`)
( ´ー`)「出るぞ」
(子分;-Å-)「え?」
( ´ー`)「この村から出るって言ってんだヨ」
(子分;-Å-)「はい……」
( ´ー`)「……ニダーを探す。他の者も集めろ」
(子分;-Å-)「分かりました」
( ´ー`)「見付かったらすぐに出るぞ。アイツを探すのと同時に出発の準備もしておけヨ」
( ´ー`) ザッザッ
(子分;-Å-)
- 142 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:58:57 ID:nfvfn.K.0
- 【西部 ハングル村 小さな小屋】
〔 ゚'д;;,..〕「ハァ……、ガ……」
<;`∀´>「……デル?」
〔 ゚'д;;,..〕「ガ……」
<;`∀´>「デル……、ニダか?」
〔 ゚'д;;,..〕
〔 ゚'д;;,..〕「……ニ、ダー、か?」
<;`∀´>「そうニダ! 良かった、生きてる人がいて……」
〔 ゚'д;;,..〕「お、お前……、村……、帰って来……てた……の、か……」
<;`∀´>「今帰って来た所ニダ……」
〔 ゚'д;;,..〕「急……、に、帰って来るか……、ら……、驚い……た、ぜ……」
<;`∀´>
<;`∀´>「……ただ、この村の近くを通ったから」
- 143 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 00:59:47 ID:nfvfn.K.0
- 〔 ゚'д;;,..〕「そ、そう……、か、、。持て……成せなく……、て、ゴメン……、な」
<;`∀´>「……そんな事気にするなニダ」
〔 ゚'д;;,..〕「で、も……久しぶり、に……帰ってきた……、だか……」
〔 ゚'д;;,..〕「ングッ!!」
<;`∀´>「デル……!」
〔 ゚'д;;,..〕
〔 ゚'д;;,..〕「ハァ……、ハァ……」
<;`∀´>「……デル。もう喋るなニダ」
〔 ゚'д;;,..〕「なぁ……。お、俺……、どうな……てる?」
<;‐∀‐>
<;‐∀‐>「……頼むから、喋らないでニダ」
〔 ゚'д;;,..〕「グッ……、ア……、…そ、うだ……モ、モララー……は?」
<;`∀´>「モララー……?」
〔 ゚'д;;,..〕「モララーは……、ど、うした?」
- 144 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 01:00:38 ID:nfvfn.K.0
- <;`∀´>
<;`∀´>「……ま、まさか、モララーに?」
〔 ゚'д;;,..〕「……ングッ! ハァ……ハァ……」
〔 ゚'д;;,..〕「なあ、……み、みんな……ぶ、じ……なの、か?」
<;`∀´>
<;`∀´>「……皆、無事ニダ」
〔 ゚'д;;,..〕「そ、う……か、良かっ……た」
<;`∀´>「皆デルの事、心配してるニダよ……」
〔 ゚'д;;,..〕「は、はは……、みん、な……らし、いな……」
<;`∀´>「モララーもウリが殺したから……、心配無いニダ……」
〔 ゚'д;;,..〕「そ、うか……、お、前……強く……なったな……」
<;`∀´>、
<;`∀´>「……いつまでも昔のウリのままだと思ったら大間違いニダ」
〔 ゚'д;;,..〕「そ、うだな……すま、ん、すま……ん……な。はは、は……」
- 145 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 01:01:21 ID:nfvfn.K.0
- <;`∀´>「だから……」
<;`∀´>
<;`∀´>「だから……、もう喋らないでニダ」
〔 ゚'д;;,..〕「……な、ぁ、ニダー」
<;`∀´>
〔 ゚'д;;,..〕「帰って、来てくれて……、ありがとう……、な」
〔 ゚'д;;,..〕
<;`∀´>
〔 ゚'д;;,..〕
<;`∀´>「デル?」
〔 ゚'д;;,..〕
<;`∀´>
<ヽ`∀´>
〔 ゚'д;;,..〕
<ヽ ∀ >
<ヽ ∀ >「……ごめんニダ」
- 146 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 01:02:39 ID:nfvfn.K.0
- <ヽ ∀ >つ スッ
〔 -'д;;,..〕
<ヽ ∀ >
( ´ー`)「終わったか、ニダー」
<ヽ ∀ > ピクッ
<ヽ`∀´>「……シラネーヨさん。いつから……」
( ´ー`)「最初からだヨ」
<ヽ`∀´>「そうですか……」
( ´ー`)「出るぞ。準備しろ」
<ヽ`∀´>
( ´ー`)
( ´ー`)「ニダー」
<ヽ`∀´>「……この村、モララーが荒らしたみたいですニダ」
( ´ー`)
( ´ー`)「だからどうした」
- 147 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 01:03:53 ID:nfvfn.K.0
- <ヽ`∀´>
<ヽ ∀ >
<ヽ ∀ >「シラネーヨさん……、ウリ……」
( ´ー`)「まさか仇が討ちたいなんて言うんじゃ無ぇだろうな……」
<ヽ ∀ >
(#´ー`) ブチィッ
(#´ー`)つy= ジャキッ
<ヽ ∀ >
(#´ー`)つy=「……俺が言いたい事、分かるか。あぁ?!」
<ヽ ∀ >
(#´ー`)つy=「俺はな……、てめぇの都合なんて知らねぇんだよ……ッ」
(#´ー`)つy=「しかもコイツ等はてめぇで勝手に置いて来た日常だろうが……ッ! 違うか?!」
<ヽ ∀ >
(#´ー`)つy=「俺達は人の日常をどれだけ壊して来た……、どれだけ奪って来た……」
(#´ー`)つy=「……答えてみろ。おいッ!!」
<ヽ ∀ >
- 148 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 01:04:55 ID:nfvfn.K.0
- (#´ー`)つy=「それに、てめぇは此処に来るまでこの村を襲うつもりだっただろうが!!」
<ヽ ∀ >
(#´ー`)つy=「そんな成りでコイツ等の為に闘えるのか? あ?」
<ヽ ∀ >
<ヽ ∀ >「……ゴメンなさいニダ」
(#´ー`)つy=そ パァン!
<ヽ ∀ > ヒュン!
<メ ∀ > タラー
(#´ー`)「……ケッ! 糞が」
<タッタッタッタ……
(子分-Å-)「シラネーヨさん……」
( ´ー`)「あ?」
- 149 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 01:06:12 ID:nfvfn.K.0
- (子分-Å-)「この村を襲った奴等は南に向かって行った様です。蹄の跡が南に伸びています」
( ´ー`)「……だからどうした」
(子分;-Å-)「ですから、このまま南に向かえば奴等と出くわすかと……」
( ´ー`)「いや良い。進路は変えずに南だ。ステマを目指す」
(子分;-Å-)「……え? でも、これだけの事をする奴らと出くわしたら面倒な事になるのでは……?」
( ´ー`)「構わないヨ」
<メ`∀´>「……シラネーヨさん?」
(子分;-Å-)「し、しかし……。少しでも危険だと思う事は避けておいた方が良いかと……」
( ´ー`)
<メ`∀´>「まさか……シラネーヨさん……?」
( ´ー`)つy= ジャキッ
( ´ー`)つy=「……勘違いするな、ニダー」
(子分;-Å-)
( ´ー`)つy=「モララーが南に向かったのを知って進路を変えたんじゃ、俺がアイツに臆してるみたいだろうがヨ」
- 150 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 01:07:38 ID:nfvfn.K.0
- (子分;-Å-)「……モララー?」
( ´ー`)つy=「それともお前は、そんな事でホイホイと進路を変える奴に着いて行きたいか?」
<メ`∀´>
<メ`∀´>、「いや、……ゴメンなさいニダ」
( ´ー`)「……ケッ」
(子分;-Å-)「あの、シラネーヨさん……、モララーって……?」
( ´ー`)「出発するぞ」
( ´ー`) ザッザッ
(子分;-Å-)「あ、ちょっと……、シラネーヨさん……?」
<メ`∀´>
<メ ∀ >(……シラネーヨさん。有難う御座いますニダ)
.
- 151 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 01:08:22 ID:nfvfn.K.0
- Alive
_、_
( ・∀・) ( ´ー`) <ヽ`∀´> (’e’) ( ▼ -▼) ( ,_ノ` )y━・~
Morara THE Shooting Star Sairaneyo Annell Nida Carius St.Jones Aru Thurston Southern Hawk Sivusawa
Outlaw(9000$) Outlaw(5000$) Outlaw Outlaw(800$) Outlaw Outlaw(6400$)
( ゚∋゚) ( ΘжΘ) ζ`д´ ζ ( ゚д- ) 爪'ー`)y- ミ,,゚Д゚彡
Cockle-doo-doo-doo Mouth Davis Roll Mare Millna Thunderbird Fox Karel Husa
Outlaw(4000$) Outlaw(1900$) Outlaw stranger jackal Sheriff
('A`) ( ^ω^) ξ゚听)ξ ( ^Дメ) ( ФωФ)
Dokuo Bronson Boon Tun Dere Pugya Mansfield Romanesque
Sheriff OFF-Worlder(2000$) stranger (1000$) Outlaw(4700$) . . Gunman
ノパ听)
THE HEAT
King of the Outlaw
. (12000$)
.
- 152 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 01:09:30 ID:nfvfn.K.0
- Dead
Nobody
.
- 153 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/01/29(日) 01:10:22 ID:nfvfn.K.0
- 今日の話で分かった事
・セントジョーンズは器物破損と強姦罪で800$!
・殺人は反映されてない様子
・セントジョーンズはガンベルトが低いらしい
・サザンホークとロマネスクは一度出会っている
・ザ・ヒートがステマに来る?
・ハングル村はニダーの故郷
・シラネーヨは南へ
そして次の話で分かる事……、
それは始まらぬ内にはわからない。
スクォーク77!
全てはスクォーク77から始まる!!
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