- 1 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2011/11/06(日) 15:30:18 ID:XNDIFIJQ0
- 戦争もの
TRPG風味
元ネタなし。
191X年、ニューソク国
ラウンジ広場にて幾多のギロチンが鳴り響いた。
皇帝の滅亡と破滅、皇帝を失ったニューソク国は程なく軍が実験を握っていた。
しかしそれは民主的なものではなく民意を無視した暴君的政策であった。
暴力と貧困そして混乱が広がり各地で革命運動が起こっていた。
貧困から逃れるために共産主義が掲げ、発起する革命赤軍。
国民と貴族が団結し合い共に共存の道を掲げる共和国民軍。
そしていまだ皇帝の座を握り続けるニューソク軍。
ありとあらゆる思想と勢力がぶつかり、多くの血を流し続ける。
これはこの激闘の時代を生き抜く勇士達の物語、、、、、、、
- 3 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2011/11/06(日) 15:38:59 ID:XNDIFIJQ0
- (-、-トソン(ここは何処、、、、?)
――――――――――――――――
―――――――――――
(-、-トソン(私は今何処にいる、、、?)
―――― パーン ――――――――――――
―――――――タタタタ‐ン―――――――
(-、-トソン(銃声が聞こえる。目を開けなければっ、、)
―――― バッ ――――
(゚、゚トソン
- 4 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2011/11/06(日) 15:48:22 ID:XNDIFIJQ0
- トソンハ目を開けた。意識ははっきりしていない、多少ぼんやりしている。
ぼやけた視界で必死に辺りを見回す。はっきりしない聴覚で周りの音を聞く
銃声の音、大砲の音、瓦礫と廃墟、死体、
(゚、-;トソン「ハァ、、ハァ、、」
気がつくとトソンは一人廃墟の下で仰向けに倒れていた。
自分がボロボロのズボン、白いランシャツ、破けたブーツを着ている。それ以外の
ことがわからない、それ以前のことも
(゚、-;トソン「記憶がない、、、畜生!」
- 6 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2011/11/06(日) 16:07:25 ID:XNDIFIJQ0
- (゚、゚トソン (糞っ、、、悔やんでも仕方ないあたりを探索して情報を集めるしかない)
トソンは立ち上がりあたりを探索し始める
そして、最初に目に付いた兵士らしき死体を見つけ、使えるものはないか探し始める
兵士は旧皇帝軍(ニューソク軍)と思わしき黒い軍服とフリッツヘルメット、拳銃と多少の銃弾を所持していた
(゚、゚トソン (拳銃、、、モーゼル製のC96型拳銃、製造番号は19877G、陸軍の銃ね、、、、)
トソンはモーゼルC96(ニューソク国産)と20発の銃弾(パラべラム弾)を手に入れた。
それ以外は特にないようだ。
- 7 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2011/11/06(日) 16:16:45 ID:XNDIFIJQ0
- トソンは銃弾を一発ずつ所持している拳銃にこめていった。
この拳銃はどうやら25発こめれるようだ。
次にトソンは兵士の被っているヘルメットを手に取った
(゚、゚トソン (ヘルメットを借りたいところだけど大きく穴が開いてるわね、、、)
どうやらライフル弾によってあけられた穴らしい。
(゚、゚トソン (今ある武器はこれくらいらしい、ほかにも死体が転がっているが容姿を見る限り
どこかの貴族のようだ。武器は所持していない)
トソンはその場を後にした。遠くの方角から銃声と大砲の音が聞こえ、トソンハはその方角へと
足を運ぶ、まずは廃墟へと入っていった。
- 8 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2011/11/06(日) 16:18:26 ID:XNDIFIJQ0
-
一話『目覚め』
- 9 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2011/11/06(日) 16:26:41 ID:XNDIFIJQ0
- 廃墟に入ったトソンは拳銃を構えあたりを警戒する。
曲がり角、後方、前方、頭上、敵が攻撃してくるだろうと予測できる範囲は、見落とすことなく警戒しする。
その動きは軍隊経験者いや現役そのものであった。
(゚、゚トソン (こういう狭いところでの戦闘はライフルなどはご法度、超近接先頭での有力武器は銃剣などの
短剣か拳銃が有利)
すると近くから何かの足音が聞こえてきた。おそらくは人間、数人、、、いや一人だ。
トソンは瓦礫に身を隠し拳銃を足音のする方向へ向ける。前方12時の方向。
(゚、゚;トソン (記憶がないにせよ私は足音の主の敵かもしれない)
- 10 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2011/11/06(日) 16:41:24 ID:XNDIFIJQ0
(;´∀`)「誰か!?誰か!?答えよ!」
蒼い軍服を着た男、腕に国民軍をあらわす腕章がある。
(゚、゚;トソン (国民軍、、、でも私の立場がはっきりしない限りは、、、)
(;´∀`)「誰何(すいか)にこたえよ!さもなくば発砲する!」
国民軍の男はライフル(モーゼル製のG98型)を構えトソンが隠れている瓦礫に徐々に近づく。
(;´∀`)「糞!本当に射殺するぞ!」
そして男とトソンの距離はお互いに近接戦闘ができる距離までに縮まった。
その時、トソンは男に襲い掛かり所持した拳銃で男の腹部を何発も打ち込んだ。
男は悲鳴をあげその場に崩れ落ちる。
(゚、゚;トソン (ハァ、、、ハァ、、、殺してしまった)
- 11 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2011/11/06(日) 16:55:35 ID:XNDIFIJQ0
- (゚、゚;トソン 「これでは賊軍と変わりないわね」
殺した男から武器弾薬を剥ぎ取る。
男の軍服の中に手を伸ばしたとき何かを発見した。
それは写真であった。男の母と思われる女性と父と思われる男性が男の双方に立っている。
男はにっこりと笑みを浮かべている。
写真の裏には茂名(もな)と書かれていた.
( トソン 「、、、、、、」
トソンは手を止め、写真をそっと男の軍服のもとあるところに返す。
- 12 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2011/11/06(日) 17:04:31 ID:XNDIFIJQ0
- トソンはモーゼル製G98型ライフルとライフル弾19発、拳銃の弾(同口径のパラベラム弾)を手に入れその場を去った
(゚、゚トソン 「早く記憶を取り戻さないと」
その後廃墟をでてひたすらに歩いていった。
途中死体がごろごろとあったがめぼしい物はなかった。
そのときであった大きな音が近くから聞こえたのだ。
ドーンと何かに衝突する音、その音を聞いたトソンは半ば急ぎ足でその方向へと向かった。
広場らしきところに差し掛かったとき、車が横転しているのを目撃した。
車は小型のもので二人乗り、前方のタイヤがひとつ外れていた。
そして車の近くには、将校らしき男が足を押さえながら蹲っていた。
- 13 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2011/11/06(日) 17:14:19 ID:XNDIFIJQ0
- (; ω )「糞!俺は毎回こんなことばかりだお!糞!何が共産主義だお!何が偉大な同志だお!」
(゚、゚トソン 「動かないで!」
煤i; ω )
(゚、゚トソン 「そっと顔を見せて!」
(;^ω^)
将校の男は肌色に近い色の軍服を着こなし将校の軍帽被っていた。
腕章には紅革命軍伝達委員とかかれてあった。
どうやら革命赤軍の政治将校らしい、年は20代前半で若い顔立ちだ。
(;^ω^)「お、女?」
- 14 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2011/11/06(日) 17:24:04 ID:XNDIFIJQ0
- (゚、゚トソン 「怪我をしているの?」
(;^ω^)「見ればわかるお!」
将校は左足に出血しており、このままだと大変に危険である。
トソンは自分のシャツを破りはじめた。
(;^ω^)「お、お前、、、」
(゚、゚トソン 「さぁ、足を出して、こんなところで死にたくないでしょ?」
トソンは将校の足に破った自分のシャツの切れ端を縛り止血する。
(;^ω^)「何で助けてくれるんだお、お前は誰だお?見た感じでは人民パルチザン
のようだが」
(゚、゚トソン 「残念ながらあんた達の仲間じゃないわ、目の前に死にそうな人がいるから
治療しようと思っただけよ」
(;^ω^)「赤十字の医療団かお?」
(゚、゚トソン 「、、、、、そんなところね」
戻る 次へ