- 948 名前:後日談 ◆wPvTfIHSQ6 投稿日:2012/12/26(水) 23:30:43 ID:ydbUYnjQO
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暗い部屋に灯りが点けられた。
なんてことはない、暗くなったから刑事が電灯を点けただけなのだ。
空気、顔色も相乗して一層暗く、重かった場のそれが、少し和らいだかのように思えた。
もう随分と話は聞いた。
犯人の葉桜との関係、夫の擬古との馴れ初め。
小森との交流はいつからはじまっているのか、またその原因
――ただ、擬古との繋がりから知り合っただけなのだが――。
――そうだ、小森。
刑事はふと、ここにきて報告に聞いていた彼のことを思い出した。
今回の事件において、小森が残した言葉。
(;-_-)『元々は奥さんと手を組んでたんですよ!』
(;-_-)『擬古のヤローを、ぶっ殺そうってな!』
担当刑事の三月や、捜査に荷担したショボーン。
彼らは、一見全ての謎を解決したように見えて、しかしその実、解決していないのだ。
捜査報告が、それを物語っている。
今更、羅列する必要性もあるまい。
刑事は椅子に座り、彼女と視線をあわせた。
整った顔は、異性にはやはり好かれる要因となるのであろう。
冷たい性格、冷たい仮面が、それを拒んではいるが。
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- 949 名前:後日談 ◆wPvTfIHSQ6 投稿日:2012/12/26(水) 23:32:04 ID:ydbUYnjQO
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相手――デレは、もう話すこともなくなったと言いたいのか、しんみりとしていた。
DATの恐怖はその実体を伴ったものだけでなく、実体を伴わない精神的なものをも持ち合わせているようだ。
というのも、デレは、治療終了後もしばらくはクチを聞けなかったのだ。
自殺する意味のなくなった時になって襲いかかってきた、死の恐怖。
治った、と言われても、その有無なんて把握のしようがない。
だからしばらくの間は、治療前と同様に震え、形のないなにかに怯えてばかりだった。
カウンセラーに通わせ続けた結果が、今の彼女である。
漸く、平生のデレに戻ったのか、クチを利くことができるようになったのだ。
心の重荷が下ろされたことを漸く実感できたようで、存外なんのつっかえにも引っかからず、すらすらと身の上話を話した。
――だが、まだ、心の傷は癒えてないに違いない。
刑事はそう自分に念押しして、ふう、と溜息を吐いた。
俯いていたデレが、顔を上げる。
「………さて」
ζ(゚ー゚*ζ「おしまい、ですか」
屈託のない表情を浮かべる。
事の如何を問うておきながら、否と言わせないものの言い方だ。
刑事は、少し戸惑った。珍しく、言葉を濁らせる。
「いや、」
ζ(゚ー゚*ζ「まだ……なにか?」
「……」
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- 950 名前:後日談 ◆wPvTfIHSQ6 投稿日:2012/12/26(水) 23:33:20 ID:ydbUYnjQO
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「なにか」と問うもあれやこれやと返答を許さない裏が感じられる。
だが、刑事も一警官だ。
相手の心情にばかり付き合っていては、このまま夜中になってしまう。
壊れたのを修復したばかりの裸の壺を棒でつつくと
それはまた簡単に壊れてしまうため、刑事は布を巻いてつつくことにした。
「………事件」
ζ(゚ー゚*ζ「 ……」
デレが反応を見せる。
ひびが残っているところをつついてしまったか。
「事件の犯人、そのトリックは明かされました」
「しかし、あなたの行動に、不自然なところが多すぎる」
「……それを話していただければ、おしまいです」
ζ(゚ー゚*ζ「……」
クチを閉じ、デレは静かに刑事を見る。
笑顔は崩していない。ということは、悩んでいる――というところだろうか。
デレに拒否権があると思いがたい状況ではあるが、躊躇するのは自由だ。
刑事を少し焦らしたところで、デレの笑顔はそのまま、口元の筋肉だけが動いた。
笑顔を形成する筋肉は、どこか、固まっているように見えた。
ζ(゚ー゚*ζ「………あの日。夫は、私の『裏切り』を知って……失意のまま、家を出ました」
『裏切り』――。
刑事は、先ほどまでの話を振り返る。
彼女は、ある事情があって、夫以外の男と情を交わすことになった。
彼女はそれを望んでいなかったようで、『裏切り』と表現しているのもその心の表れなのであろう。
刑事の相槌も待たず、デレは続ける。
やはり、筋肉の自由がまだ利かないとはいえ、クチは軽くなったようだ。
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- 951 名前:後日談 ◆wPvTfIHSQ6 投稿日:2012/12/26(水) 23:35:14 ID:ydbUYnjQO
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ζ(゚ー゚*ζ「ヒーちゃん……昔は恋敵だったけど、気がつけば私の相談相手になってて。
あの日も、すぐにヒーちゃんに電話したんです。仕事中だってのに」
ζ(゚ー゚*ζ「悪いのは、私。
『裏切り』をどうしてもはねのけることができなかった、私が悪いんです。
それはわかってる」
刑事は、それを何度も聞かされた。
狂ったかのように、彼女が繰り返すのだから、その気がなくとも自然と覚えてしまう。
ζ(゚ー゚*ζ「でも……いや、だからというのか……。
とにかく、夫にどうすればわかってもらえるんだろう、私にはわからない。
それの助けを、ヒーちゃんに求めたんです。
仕事中だからってあしらわれそうだったのを、事の成り行きを言うと、声色が変わって」
ζ(゚ー゚*ζ「後日、話を聞く。それじゃあ間に合わない。せめて、週末。
そんなやり取りをして、そのとき、電話は終えました。
でも、正直、気が気でなかった。夫は、精神が非常に弱いから。
私の『裏切り』に精神を壊されて、今にも自殺しちゃうんじゃないか――って」
「でも」と挟んで、彼女は少し視線を下に向ける。
電灯の眩いほどの光が、彼女の顔に影をつくる。
その姿がどこか、抽象的な悲しさを刑事に与えたように思えた。
ζ( ー *ζ「少しして――一時間くらい、でしょうか。
ヒーちゃんから、電話がきたんです。
夫からの連絡を信じて、電話は握りしめていたので……すぐに、応対できました」
ζ( ー *ζ「その第一声を聞いて、私は……目が飛び出そうになった」
『落ち着いて、聞いて』
『フサ君が、うちにきたの』
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- 952 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/12/26(水) 23:37:38 ID:ydbUYnjQO
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デレは視線を戻す。
ζ(゚ー゚*ζ「すぐに葉桜館に来て――そう言われました。
仲直りの場を、設けてくれるんだ。そう思って、焦燥が募る反面、期待も生まれて」
ζ(゚ー゚*ζ「少しでもまじめな恰好で行こうと思って、お化粧して、
一張羅のスーツ……桃色のを、着てはすぐに葉桜館にいきました」
「だから、不自然にも正装していたのか」と刑事が目を細める。
その細まった目を、デレはピントを合わせて見れたのだろうか。
ζ(゚ー *ζ「旅館に着いた時……私は、最初、入るのが怖かった。
夫に会うのが……その、なんでだろ、……怖く…て」
滴を落とすかのように、デレが呟く。
若干、声が震えつつある、刑事はそれを感じ取った。
「事件」に関わってくるから、だろうと一人で結論づけて、刑事は続きを促した。
ζ(゚ー゚*ζ「……それを察してたんだと思う。ヒーちゃんが、向こうから出迎えてくれたの。
私が、夫に見つかるのが怖いって言うと、それを前以て考えてたみたいで」
『フサ君は、少しの間は帰ってこないから』
『デレ………まず、なにがあったのか、全部話して』
少し、静寂が生まれる。
思い出したくない『裏切り』、またその結末が、嫌でも脳裏に浮かぶのだろう。
ζ(゚ー゚*ζ「すごい複雑そうな話なのに、話してみると、思ってたよりもすらすら話せて。
……話の終わり際は、泣いてたけど、私。
とにかく、助けを求めたの」
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- 953 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/12/26(水) 23:39:28 ID:ydbUYnjQO
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ζ(゚ー゚*ζ「でも、そこでヒーちゃん、一つ『勘違い』をしたみたい」
「勘違い?」
予想していなかった言葉に、思わず刑事が復唱する。
デレは「ええ」と肯いた。
ζ(゚ー゚*ζ「ほら、夫って検事だから。このいざこざで、私に何か災いが降り注ぐだろうから、それを助けてほしい――
そんな風に受け取ったんだって、後から聞きました」
ζ(゚ー゚*ζ「そこで踏みとどまっておけばいいのを、ヒーちゃんは更に一歩、事を悪い方向に進ませちゃいました」
「……殺、人」
ζ(゚ー゚*ζ「ええ。そこから、歯車は狂い始めた。
私の『裏切り』が原因で錆びた歯車を、ヒーちゃんが欠かせてみせたんです」
ζ(゚ー゚*ζ「最初から、DATで殺すつもりだったのか、夫の知人の、小森さんに濡れ衣を着せようと企んだみたいで。
『フサ君に恨みを持ってるような人を、ここに呼んで』って――」
ζ(゚ー゚*ζ「今思えば、この言葉の時点で、『勘違い』の溝は埋められそうだったのに。
本当に精神が弱いのは、実は私だったのかもしれません」
ζ(゚ー゚*ζ「で、呼ぶときに、私はヒーちゃんに『その人にこれを渡して』って言われて。
それが毒薬ってわかったのは、少し後の話です」
「毒薬……DAT、ですか」
ζ(゚ー゚*ζ「はい」
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- 954 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/12/26(水) 23:41:45 ID:ydbUYnjQO
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「じゃあ、彼が共犯≠勘違いしたのは?」
ζ(゚ー゚*ζ「わざわざ夫の泊まる旅館に呼んだこと。そして、黙って毒薬を渡したこと――
これで、彼は確信に至ったようです」
刑事は合点がいった。
話を戻して。そう言って、先を促した。
ζ(゚ー゚*ζ「小森さんは葉桜館の場所を知らないから、私が迎えにいくことにしました。
夫が帰ってくるとまずいから、ヒーちゃんとはその場でいったん別れて、私は帰宅しました。
小森さんと駅で落ち合うまでの時間は、家に」
ζ(゚ー゚*ζ「その間はずっと、夫のことしか考えていませんでした。
仲直りの方法を考えもしたし、昔のことを思い出したりもしたし……」
ζ(゚ー゚*ζ「さっきの昔話のときにも言いましたけど、
夫と結ばれるようになったきっかけが、手作りのお弁当だったこと。
それを、ふと思い出したんです」
ζ(゚ー゚*ζ「そうだ、お弁当をつくって、それをきっかけにして――
そう思って、滅多につくらなくなったお弁当を、一生懸命つくりました。
そのときだけ、焦燥とかを忘れていられましたね。昔はこうだったなあ、なんて思いながら」
ζ(゚ー゚*ζ「時間になって、小森さんと駅で落ち合って、そのまま葉桜館に。
ランチボックスは……そのときは殺人計画なんて知らなかった私は、
それを見られるのが、その……恥ずかしく…って。
始終、小森さんにそれを見られることはありませんでした」
ζ(゚ー゚*ζ「向かっている途中、いつ、どのタイミングで謝ろう、誤解を解こう――
そんなこと考えていると、小森さんが言ったんです」
『先に入って、部屋をとっておきます』
『少ししたら、奥さんは電話でアイツを呼び出しといてください』
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- 955 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/12/26(水) 23:42:57 ID:ydbUYnjQO
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ζ(゚ー゚*ζ「私は、ピンときました。電話で呼び出して、謝る――そうしよう、って」
ζ(゚ー゚*ζ「小森さんにとっては、呼び出して時間を稼ぐ必要があったみたいで。
カルピス海の方まで呼び出して――など、事細かに指示されました。
でも、不思議と、疑問なんて持たなかった。いや、持てなかった」
黙って聞いていた刑事だが、すっかり話に聞き入っていたようで、無意識のうちに肯く。
相槌をもらえて嬉しかったのか、デレの声色は若干高くなった。
ζ(゚ー゚*ζ「そして………呼び出しました。
今思えば、『裏切り』を受け家を飛び出しておいて、よく応じてくれた……って、思います」
ζ(゚ー゚*ζ「お弁当は受け取ってもらえた――といっても、道中で捨てたみたいだけど。
でも、そのときの私は嬉しくなって、そのまま二人とも帰りました。
さっきの今で、仲直りは難しいし、都合が良すぎる。
少し時間を置いて、考える時間もあげないと。私も、思い切りがつかなかった…し」
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- 956 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/12/26(水) 23:44:16 ID:ydbUYnjQO
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そこで、デレは二、三回呼吸を挟んだ。
精神がつらくなってきたのだろう、どこか、苦しそうだった。
刑事は心中を察し、先を促したりして急かしはしない。
そうでなくとも、ランチボックスを渡して別れた――となれば、次の展開は言わずとも予測できるからだ。
ζ( ー *ζ「次に会ったときの夫は………」
デレが、言葉を濁す。
濁されすぎて、それが元々言葉であったことすらわからなくなりそうなほど、それは濁っていた。
ζ(゚ー゚*ζ「泣いてると、ヒーちゃんが化粧室まで連れてってくれて。
お巡りさんの目を盗んで、ヒーちゃんと話をしました」
ζ( ー *ζ「―――そして、全てを知りました」
ζ(;、;*ζ『あ…ッ……あの…、人が…シっ………死ん…――』
ノハ )『……』
ζ(;、;*ζ『……ぅあッ…あぁぁぁ………!』
ノハ )『……デレ』
ζ(;、;*ζ『………ヒぐっ…ぅぅううう…』
ノパ听)『昼間渡したビン、あるだろ』
ζ(;、;*ζ『……?』
ノパ听)『あれは、な』
ノパ听)『毒薬なんだ』
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- 957 名前:後日談 ◆wPvTfIHSQ6[酉忘れてた!] 投稿日:2012/12/26(水) 23:46:19 ID:ydbUYnjQO
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刑事が、思い詰めたような表情を浮かべる。
自身を案じたのではない、当時のデレに自己を投影していた結果、そうなったのだ。
デレは、そっとまぶたを伏せた。
ζ( ー *ζ「付き添いのお巡りさん、隙だらけで。
小森さんの部屋はまだ誰もいなくって。
安全に毒薬が――夫と一緒の場所に向かわせてくれるものが、手に入る。
そう思ったら、気がつけばお巡りさんの目を盗んで……小森さんに渡した毒を………呑んだ」
ζ( ー *ζ「………あとは、先ほどお話した通りです」
「………そうだったのですか」
刑事もデレも、静かになる。
長い沈黙のあと、刑事が、それだけを返した。
他に返せる言葉がなかったのだ。
デレの心境、勘違いした小森、そして殺人に決行した葉桜。
その、複雑に絡み合い食い違った三人の意思が引き起こした、悲劇。
劇作家が泣いて飛びつきそうな、ドラマ。
その背景に夫婦愛や借金話、恋敵が広がっていた、とまで言われれば、
尚更、彼らはこれを目の当たりにしては「事実は小説よりも奇なり」とクチを揃えて言うだろう。
そんな事件を前に、刑事が何ら発せられる言葉はなかった。
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- 958 名前:後日談 ◆wPvTfIHSQ6 投稿日:2012/12/26(水) 23:47:39 ID:ydbUYnjQO
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ζ(゚ー゚*ζ「……そろそろ」
「あ、ああ」
デレが終わりを促す。
長時間話をさせられて、もう、心身ともに疲れ切ったのだろう。
しかし、どこか彼女の表情には安らぎが見えた。
根底に広がっていた泥が全部拭われた、そんな肌を見せていた。
顔の筋肉も、どうやらほぐれてきつつあるようだ。
ζ(゚ー゚*ζ「……やっぱり」
「なんですか」
椅子から立ち上がると、背骨や膝の関節が鳴った。
デレは、うん、と背伸びをして、先ほどまでとはまた違った様子で刑事に話しかける。
ζ(゚ー゚*ζ「私……夫に許されることは、もう一生ないんですね」
「どうして」
ζ(゚ー゚*ζ「お弁当……捨てられちゃったし」
「……」
刑事が、黙る。
嘗ての上司は、こんなときは気の利いた、
それも詩的な表現を用いて、相手を慰めていた。
しかし、自分は口べたなのだ。
こんなとき、自力で彼女を慰めることなど、到底できるはずもなかろう。
さて、どうしようか―――
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- 959 名前:後日談 ◆wPvTfIHSQ6 投稿日:2012/12/26(水) 23:49:02 ID:ydbUYnjQO
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――などと、悩むことはなかった。
上司のような気の利いた言葉こそ言えないが、
ただ漠然とした事実を伝えることだけは、できるからだ。
記録書に隅々まで目を通しておいてよかった――
刑事はそう思い、最初の頃からずっと抱いていた疑問を、
それに対する答えに向けて、彼女に投げかけた。
「たぶん……もう許されていると思いますよ」
ζ(゚ー゚*ζ「慰めは――」
「記録に残っていました」
ζ(゚ー゚*ζ「記録……?」
「はい」と肯いた。
続けて、短く
「被害者、擬古フッサールさんは」
「どうやら、米粒を頬につけていたようですから」
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- 960 名前:後日談 ◆wPvTfIHSQ6 投稿日:2012/12/26(水) 23:49:50 ID:ydbUYnjQO
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ζ(゚ー゚*ζ「!」
「この事実をどう捉えるかは、あなた次第です、デレさん」
ζ(゚ー゚*ζ「――――ぁ――」
「……さて。長引かせて、失礼。もういいですよ」
ζ(;ー;*ζ「ああ―――っ――」
「………ふう」
一度立ったのに、デレはまたもその場に座り――むしろ、くずおれて――
大粒の涙を、出し惜しみなく、流し始めた。
両手で顔を覆っても、指の隙間から流れてくるそれは、
確実に、この事件の終わりを、示唆していた。
だからか、刑事は、彼女を部屋に残して、先に部屋を出た。
廊下にたっては周囲にだれもいないのを確認して、電話を取り出す。
取調の報告を、上司にするためだ。
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- 961 名前:後日談 ◆wPvTfIHSQ6 投稿日:2012/12/26(水) 23:51:32 ID:ydbUYnjQO
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「もしもし」
「次そのふざけた挨拶をしたら、もう利きませんから、クチ」
「……わかりましたから、そんなに露骨に凹まないでください」
「はい、……はい。そうです。報告します」
「例の事件の背景ですが、まず、擬古デレは――――」
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