( ^ω^)5人の店主と喫茶メンティコのようです

1 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2013/04/30(火) 23:02:41 ID:EdpE7T320

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃                                        ┃
┃  開店のご挨拶                              ┃
┃                                        ┃
┃  4月某日より、喫茶「メンティコ」を開店させて頂きます。   ┃
┃                                        ┃
┃  一杯のコーヒーとゆるやかに流れる雰囲気で、        ┃
┃  お客様の心を癒すことが出来れば幸いでございます。     ┃
┃                                        ┃
┃  我々はいつどんな時もお待ちしておりますので、        ┃
┃  是非、一度お越しください                     ┃
┃                                        ┃
┃  喫茶「メンティコ」 店主                        ┃
┃                                        ┃
┃   ブーン・ドクオ・ショボン・モララー・ジョルジュ より        ┃
┃                                        ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

――あきらかに公文のプリントの裏に書かれたそれは、
古びた電柱に張られ、風が吹く度にたなびいていました。



この喫茶店にまつわる物語、それは今から数日前にさかのぼります。

3 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2013/04/30(火) 23:06:06 ID:EdpE7T320

――テレフォンショッキング

タモリ「今日のゲストはソニンちゃんです、どうぞ」


テーレッテテッテッテレッテ、ジャーン

           ______           
         /━━ゝ  ミ━━ヽ        
        (  ( ゜ )(оо)( ゜ ) ゝ      
       /  ⌒ゞ/⌒⌒ヽ ⌒ ヾヽ      
      ( l 彡彡≡//⌒\ヽミミミ彡l ) はじめましてタモリさん!
       l 彡彡≡ヽ二二二/ミミミ彡l       
       l 彡彡彡彡ミミミミミミミ= l       
       l 彡彡彡彡ミミミミミミミ= l       
   __/   彡彡彡ミミミミ=≡ル \__  
 /          彡彡ミミ≡= ル       \


タモリ「えーっと……髪切った?」

           ______           
         /━━ゝ  ミ━━ヽ        
        (  ( ゜ )(оо)( ゜ ) ゝ      
       /  ⌒ゞ/⌒⌒ヽ ⌒ ヾヽ      
      ( l 彡彡≡//⌒\ヽミミミ彡l ) そうっすね
       l 彡彡≡ヽ二二二/ミミミ彡l       
       l 彡彡彡彡ミミミミミミミ= l       
       l 彡彡彡彡ミミミミミミミ= l       
   __/   彡彡彡ミミミミ=≡ル \__  
 /          彡彡ミミ≡= ル       \

4 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2013/04/30(火) 23:07:24 ID:EdpE7T320

――放送終了後

(#`ハ´)「バカヤロー!ソニンちゃんと蘇民祭を間違ってオファーする奴がいるか!」

(;^ω^)「ごめんなさいお!」

(#`ハ´)「おかげで視聴率のすべてをヒルナンデスに持っていかれたぞ!
     ナンチャンの高笑いがここまで聞こえてくるレベルだぞ!!
     どうしてくれんだ!」

(;^ω^)「き、気分は上々ってことで見逃してくれませんかお……!?」

(#`ハ´)「うるさい!大体お前先月も壇蜜と間違えて隠密をオファーしやがったじゃねえか!
     もう我慢できん!お前はクビだ!」

(;^ω^)「えっ!?クビってあのケンタッキーで売ってる丸くておいしいパンのことですかお!?」

(#`ハ´)「違えよ!もう今日限りこの仕事をやめろってことだよ!」

(;^ω^)「そ、そんなぁ……」

7 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2013/04/30(火) 23:14:19 ID:EdpE7T320

( ^ω^)「せっかくテレビの仕事に就けたのに、クビになっちゃうなんて……」

( ^ω^)「人を喜ばせる仕事がしたくて、この仕事を選んだのに
      結局ダメだったのかお……?」

( ^ω^)「大体、ハプニングを歓迎できない今のテレビ業界だって腐ってるお……」

( ^ω^)「それとも、何時の時代もメディアのウラ側ってのはこんなもんなのかお?
      だとしたら拍子抜けだお、ジャイアントコーンかと思ってかぶりついたら
      カプリコだった時ぐらい拍子抜けだお……」


( ^ω^)「ワクワクさん、つくってあそぼを引退された貴方を右京さんの新しい相棒に
      抜擢するのが夢でしたけど、無理だったお……ごめんお」


――夢に破れ職をも失ったブーンは、冷たい風が吹き付けるビル街を
とぼとぼと彷徨い続けるのでした。

8 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2013/04/30(火) 23:16:05 ID:EdpE7T320

――VIP駅3番ホーム

『2番ホームに列車が参ります、白線の内側までお下がりください』



   (@∀@-)           プシュー
   /  /)
  (@∀@-----------------------------) 三三ニ一
   ◎                     ◎

(-@∀@)「VIP駅〜VIP駅、右側のドアが開きます」



('A`)(はぁ……今日も仕事で明日も仕事……だるいなァ……)



   (@∀@-) (*゚ー゚) ('A`)(^o^) 川 ゚ -゚)
   /  /) (   ) ( )(  ) (   )
  (@∀@-----------------------------)
   ◎                     ◎

(-@∀@)「ドアが閉まります、それでは出発進行!」

ガタンゴトン……

9 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2013/04/30(火) 23:17:16 ID:EdpE7T320

ガタンゴトン……

('A`)(今日の電車もすごい混んでるな、窮屈でイヤになるよ全く……)




    l ヽ. |   | |   |
    | __| | __ | |^)_ |    ,-、
   _ |  | |   | .|ノ  |.    i  ヽ
  i'i. ヽ. -‐、 !   !-! ‐- ヽ.  〉、 l
 / _ ノ.ヽ. `' (ノo(ヽο/ ヽノ (ノ |
 ヽ. ,`ヽ,ソ    )ノ   ノ/o   |
   \ '  / / l     ()ヽ l
    ヽ.   '    |  (⌒ヽ  |
     ヽ.     |   しノ  /


('A`)(あ、ヤベ。朝にてりやきマック食べたから手にてりやきソースが
   べっとり付いちゃってる……)

('A`)(なんか拭くものないかな……?)ゴソゴソ

10 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2013/04/30(火) 23:18:31 ID:EdpE7T320


          ,'~""¨ ''' ー‐--― ''' ""~`、
.    _..  :::==ニ>⌒ヽ   <ハ>        ヘ
.       //  /  . !              ,!
.      , ' /   {  ノ }           ., -‐''フ
      ./ ./    l } }  ハ        ./  /
      .{ {    l└1  .} -‐−‐-, '  /
      .', ', ---|  {   |     .{  /  モニュ
.      \二二ハ  `ー┴‐┐...__,,ゝ'
.     ,. --―‐" | 下二ニニ__.
.            `ト----‐く‐┘
             `  ̄ ̄´

('A`)(お、なんか布みたいなのがあるぞ、ラッキー、これで拭いちゃえ)フキフキ



(;゚ー゚)「キャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!痴漢!!!!!」



(;'A`)彡「え?痴漢だって!?誰だ!?」キョロキョロ

(;゚ー゚)「お前だよ!!」

11 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2013/04/30(火) 23:22:30 ID:EdpE7T320

――VIP署

(‘_L’)「もう認めてしまったほうが楽だぞ、痴漢したって」

(;'A`)「そんなぁ……僕はやってないんですよ、本当ですってば」

(‘_L’)「そんなこと言ったって、被害者の下着からお前の指紋とDNAと体液と
    てりやきソースと実印が採取されてちゃ、さすがに言い逃れできないぞ」

('A`)「でも、でも、やってないのに……」

(‘_L’)「示談にしてしまえば丸く収まるんだぞ、今ならクーポンも使えるしお得だよ」


(;'A`)「……じゃあお願いします、一万円しか無いんですけどいいですか」

(‘_L’)「ああ構わんよ、一万円入りまーす!」



 了解ー!一万円入りまーす!



(;'A`)「別に言わなくていいだろ!」

12 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2013/04/30(火) 23:27:15 ID:EdpE7T320

――数日後、株式会社まえだまえだ


(´・_ゝ・`)「君、明日から会社に来なくていいから」

('A`)「えっ?じゃあ皆ウチに来てくれるんですか?」

(´・_ゝ・`)「そういう意味じゃない、クビってことだよ」

('A`)「クビってもしかして昔ウッチャンが出てたスナイパーの映画のことですか?」

(´・_ゝ・`)「違うよ、会社を辞めろってことだよ!君、痴漢をして示談で釈放されたらしいじゃないか」

(;'A`)「な、何でそれを知ってるんですか?」

(´・_ゝ・`)「君が書いたメモの入ったボトルが、今朝うちの社の漁港に流れ着いたんだよ」

(;'A`)「ち、ちくしょう、ダイオウイカめ……」

14 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2013/04/30(火) 23:29:57 ID:EdpE7T320

(´・_ゝ・`)「ウチの社員が犯罪を起こしたと知れれば我が社の評判も落ちる、だからクビだ」

('A`)「そ、そんな……」

(´・_ゝ・`)「せっかくだしもう一回。ウチの社員が犯罪を起こしたと知れれば我が社の評判も落ちる、だからクビだ」

('A`)「そ、そんな……」



(;'A`)「って2回言わなくてもいいじゃないですか!」

(´・_ゝ・`)「スマン」


('A`)「はぁ……」


名誉もプライドも職も失ったドクオは、一人寂しくビルを後にしました。

15 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2013/04/30(火) 23:31:31 ID:EdpE7T320

――ヘアーサロン「償い」



         どういったヘアスタイルにいたしましょう?
   ∧_∧
   ( ・∀・)
   ( つ  つ8<
   ) 「 ミ,,゚Д゚彡  生田斗真みたいにしてください
     |/~~~~~~ヽ


――数十分後


   ∧_∧  ∧彡
   ( ;・∀・) 彡 ・ \ 誰が生きた仔馬みたいにしろって言った!
   ( つ   彡  人.ヽ.) 生田斗真だよバカヤロー!
   ) 「 /"'''--/'''" ̄
     |/~~~~~~ヽ


(#`・ω・´)「またヘマしやがったな貴様!」

(;・∀・)「て、店長!」

16 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2013/04/30(火) 23:37:37 ID:EdpE7T320

(#`・ω・´)「こんなヘマやらかしたのは今月に入って4654回目だぞ!
      お前が失敗する度に私の髪をお客に移植してるから私の頭皮がすっかり
      XPのデスクトップ画面みたいになってしまったじゃないか!」

(;・∀・)「ご、ごめんなさい!」

(#`・ω・´)「もう許さん!クビだ!」

(;・∀・)「えっ!?クビって……、あの、その、えーと……あれのことですか!?」


(#`・ω・´)「何も浮かばねえのかよ!出て行け!!」

(;・∀・)「そんなぁ、せっかくハサミやくしを入れるカッコいいベルトを買ったのに……
      代わりに何を入れればいいんですか!?」

(#`・ω・´)「知らねえよ!勝手にしろ!」

(;・∀・)「じゃあメスのカブトムシとか入れちゃいますよ!?いいんですか!?」


失った夢の代わりにツノの無いカブト虫を連れて、モララーは街へと飛び出して行きました。

17 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2013/04/30(火) 23:39:26 ID:EdpE7T320

――ライブハウス「石坂浩二」

ワーワー

( ゚∀゚)「ありがとー、サンキュ!」


( ゚∀゚)「さて!」

( ゚∀゚)「このナンバーでラストだが、その前に皆に言っておきてえ事がある」


( ゚∀゚)「今から演奏するナンバーで、俺達『チチブクロ』は解散する」

( ゚∀゚)「理由は、いわゆる音楽性の違いってやつだ、皆で話し合って決めたから悔いはねえ」


( ゚∀゚)「だが、今日のライブが終わるまではチチブクロは全力で歌い続ける!
     それじゃあ聞いてくれ、俺達のラストナンバー、
     『バナーかと思ってクリックしたら乳首だった』」


( ゚∀゚)「ワン、ツー、ワンツー、ワンツー!」ジャカジャン!

18 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2013/04/30(火) 23:41:42 ID:EdpE7T320

   |_|                   |l
┌─┴─‐┐          ─◇
│| ̄ ̄ ̄|│              /
│|___|│        ♪
└───‐┘   _    〜
         ( ゚∀゚) __   __
        (  つ¶ /\_\. |[l O |
        │ │ |\/__/ |┌┐|
        (__)_) __ll__  |└┘|
 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

バナーかと思ってクリックしたら乳首だった

                   作詞・作曲 ジョルジュ長岡

 すべすべお肌なんかクソ食らえ ビオレは鉄の味がする
 「的を得る」って言ってもいいじゃねえか 音的には一緒じゃねえか
 そんなに訂正しきゃ 県立訂正センターでやれ

 何故誰も言わないんだ 教科書の紙質は鉛筆に合わないって
 尻から出てきたナナフシに 母屋を取られた12月

 素手で握ったおにぎりが 最後に余るミスドの箱
 原因不明のワカチコが 流行る地元に唾を吐く

 お姉ちゃんから見たら俺も いわゆる一種のお姉ちゃんなんだぜ

19 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2013/04/30(火) 23:42:43 ID:EdpE7T320

( ゚∀゚)「おっしゃああああああああ!盛り上がってきたぜ!」

( ゚∀゚)「お前ら受け止めてくれよ!!」


⊂⌒ヽ          (⌒⊃
  \ \    _    / /
 ⊂二二二(  ゚∀゚)ニニ二⊃
     \ \_∩_/ /    うらっしゃぁああああああああ!!
      (  (::)(::)  )
       ヽ_,*、_ノ 
   ///
 ///


( ゚∀゚)「あれ?このガムいつから噛んでたっけ?」



 \\\
   \\\
    ⊂⌒ヽ          (⌒⊃
      \ \    _    / /
     ⊂二二二(;  ゚∀゚)ニニ二⊃
         \ \_∩_/ /    ってあああああああああああ!!
          (  (::)(::)  )
         ) ヽ_,*、_ノ (         痛ええええええええええええ!!
         ⌒)     (⌒ 
            ⌒  ⌒   ビチタァァァアアアアアン!!

20 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2013/04/30(火) 23:45:57 ID:EdpE7T320

( ゚∀゚)「はぁ……俺一人で何やってんだろ……客もいないのに……」

( ゚∀゚)「一人でバンド組んで一人で音楽性の違いで解散するとか
     ある意味天才だな俺……まったく」


( ゚∀゚)「鼠先輩みたいな偉大なミュージシャンになるって地元を飛び出したのに……」

( ゚∀゚)「なのに出したCDはことごとく売れずカラス避けに使われて、
     その内ホームセンターの害鳥駆除用品コーナーに置かれるようになったし……」


( ゚∀゚)「はぁ……もうやめよかな、音楽なんて……」

( ゚∀゚)「大体無理だったんだ、ファの音しか鳴らないちくわだけで音楽なんて……」


渇いたちくわを齧りながら、ジョルジュは寂しそうに街を彷徨いました。

21 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2013/04/30(火) 23:47:38 ID:EdpE7T320

――第三駐車場



   (´・ω・`)ノシ  ピーッ
 <(    )     ピッピッ
   _____     _____     _____     _____
  (\  ∞   ノ   (\  ∞   ノ   (\  ∞   ノ   (\  ∞   ノ
   ヽ、ヽ    /     ヽ、ヽ    /     ヽ、ヽ    /     ヽ、ヽ    /
    `ヽ)⌒ノ       `ヽ)⌒ノ       `ヽ)⌒ノ       `ヽ)⌒ノ
       ̄            ̄           ̄            ̄   ゾロゾロ


(´・ω・`)ノシ「イッチ年生はこっち!イッチ年生はこっちだ!」ピッピッ



(´・ω・`)(畜生……毎日くそ生意気なパンティを誘導するだけの暮らし……
      こんなことならパンティの交通整理の仕事なんてしなきゃ良かった)


(´・ω・`)(この……ただただ無駄に時を浪費するだけの作業のどこに青春がある!?)

22 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2013/04/30(火) 23:49:17 ID:EdpE7T320

(´・ω・`)(俺の……将来が、こんなふうに食いつぶされていくのに、俺自身が耐えられない)

(´・ω・`)(ずっとこんなところで腐るぐらいだったら……!)バッ!


(#´・ω・`) ピィーイ!ピィイイイイイイ!
( つ\\___
   (_____)


( ^Д^)「お、おい!そのオカリナの音色は、パンティの潜在能力を開放する音だぞ!」



(#´・ω・`)「知るものか!こいつらだって自由になりてえんだ!そして俺もな!」
( つ\\___
   (_____)  ピィヒョロルリラー



( ^Д^)「バ、バカ野郎、こんな二酸化炭素が充満した場所でパンティを開放したら……」

23 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2013/04/30(火) 23:51:00 ID:EdpE7T320

           ‐-;-.,_ "''=;- .,_\ \\ シュゴォォォオォオオオオオ!!
             "‐ニ‐-> "`"'-' \
      ______二)          ヽ   ‐-;-.,_ "''=;- .,_\ \\
         ̄"'''─-、             ヽ    ."‐ニ‐-> "`"'-' \
__   ____-─      _____  ヽ, __二)          ヽ
   ̄ ̄ ̄ ̄    三     (\  ∞   ノ   ヽ -、             ヽ
  ――=               ヽ、ヽ    /     |─      _____  ヽ,
        ――         `ヽ)⌒ノ       |       (\  ∞   ノ   ヽ
    _____             ̄       !       .ヽ、ヽ    /     |
 ̄ ̄ ̄ ̄     ̄ ̄ ̄ ̄ヾ、 _、 ‐-;-.,_ "''=;- .,_\ \\       `ヽ)⌒ノ       |
                 ヾ./_   "‐ニ‐-> "`"'-' \       . ̄       !
                ______二)          ヽ..._、            |
                  ̄"'''─-、             ヽ       ._   //
          __   ____-─      _____  ヽ, 、、,  、, /i/
            ̄ ̄ ̄ ̄    三     (\  ∞   ノ   ヽ.// /
           ――=               ヽ、ヽ    /     | ../
                 ――         `ヽ)⌒ノ       |   シュバァアアアアア!
             _____             ̄       !
          ̄ ̄ ̄ ̄     ̄ ̄ ̄ ̄ヾ、 _、            |
                          ヾ./_     _   //
          ギュイイイイイィィイイイン     、ー`、-、ヾ、、,  、, /i/
                          // ./// /
                          /  / / /



( ^Д^)「パ、パンティが暴走したぞ!逃げろー!!!」

\ワァアアアアアアアアアア!/

                       \キャァアアアアアアアアアアアア!/

24 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2013/04/30(火) 23:55:12 ID:EdpE7T320

(´・ω・`)「良かったんだ、これで……」


『ありがとう、ショボンさん……ありがとう』


(´・ω・`)「ん?今、パンティの声が聞こえたような……」


『天野くん!!!!!!!!これ美味しいよ!!天野くん!!!!!!』


(´・ω・`)「……なんだ、ウド鈴木か。気のせいだったんだな」


(´・ω・`)「さぁて、これからどうすっかなぁ」

清々しい開放感と一抹の寂しさを同時に味わいながら、ショボンは腕を振りつつ
街を歩き始めました。

27 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2013/05/01(水) 00:28:41 ID:WpZC.n6.0

――夢と職を失った5人の若者たち。


彼らは偶然か必然だったのか、同じ時刻に同じスクランブル交差点で出会いました。

まるで、惹かれ合うが如く。



              ('A`)     (´・ω・` )
    ( ・∀・)     (  )     (    )
    (    )
                       _
        (  ^ω)       (∀゚  )
        (    )       (    )



彼らは最初、言葉を交わすこともなく、ただ目をあわせて立ちどまるだけでした。
しかしそれでも互いに、何かを感じあっていたのでしょう。

30 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2013/05/01(水) 00:31:08 ID:WpZC.n6.0

――やがて、何も言おうとしない他の男達の代表者として、
ブーンが静かに口を開きました。


( ^ω^)「……仕事無くなった?」

('A`)(´・ω・`)( ・∀・)( ゚∀゚)「……」コクコク

( ^ω^)「……何もするあてがない?」

('A`)(´・ω・`)( ・∀・)( ゚∀゚)「……」コクコク



( ^ω^)「喫茶でも……始める?」

('A`)(´・ω・`)( ・∀・)( ゚∀゚)「……」コクコク


――こうして、行き場所を失った社会の落伍者5人は、
喫茶店の開店への道を歩き始めることになったのです。


第1話――Part1 「この指とまれ」

                     〜Fin〜



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