- 366 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:30:33 ID:MUikFRvQ0
(*'A`) 『トールさん!俺、あなたのことが好きだ!!』
トル*゚〜゚) 『…実は、私も…!』
(*'A`) 『え…?』
トル*゚〜゚) 『私もドクオのことが…』
(*'A`) ドキッ
トル*゚〜゚) 『私も……ダーリンが大好きだっちゃ!!』
(*'A`)
トル*゚〜゚) 『ダーリン!!』
(*'A`)
トル*゚〜゚) 『ダーリン?どうしたんだっちゃ?』
( 'A`)
('A`) 「…よし、起きよう」
【電撃が共通点】
- 367 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:31:14 ID:MUikFRvQ0
月曜日:朝:学校
('A`) 「おはよー」
( ^ω^)「おはおー」
|゚ノ ^∀^)「ドックンおは☆」
('A`) 「あれ?モララーは?」
|゚ノ ^∀^)「荷物はあるんだけど、どこか行ってるみたい」
( ^ω^)(いないことにあっさり気付きやがった)
【てんどん自重】
- 368 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:31:56 ID:MUikFRvQ0
トル゚〜゚) 「おーっす」
ζ(゚ー゚*ζ 「おはよ!」
('、`*川 「おはよー」
トル゚〜゚) 「あれ?ミセリは?」
ζ(゚ー゚*ζ 「来てはいるみたいなんだけど、どこか行ってるみたい」
トル゚〜゚) 「ふーん、めずらしいな」
ζ(゚ー゚*ζ (教室を見渡せばモララー君の姿も見えない…)
ζ(゚・_゚*ζ (……私の嗅覚から、逃げ切れると思わないことね、ミセちゃん)
ζ(^・_^*ζ 「うふふふふ…」
トル゚〜゚) (今日も絶好調だな)
【自重しない顔面】
- 369 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:32:47 ID:MUikFRvQ0
昼:
('、`*川 「ふー、文化祭もそうだけどテストも近いし、結構大変よね」
ζ('ι_`ζ 「テストやだ…」
トル゚〜゚) 「哀愁あふれすぎだろ」
ミセ*゚ー゚)リ 「テスト近くなると大体こんな感じだよ」
ζ('ι_`ζ 「勉強苦手だもん…」
トル゚〜゚) 「とはいえ、まずは文化祭だろ」
ζ(`゚ー゚´*ζ シャキーン
ζ(`゚ー゚´*ζ 「そうだよね!まずは文化祭だよ!!」
【目先の餌で釣る】
- 370 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:33:32 ID:MUikFRvQ0
ミセ*゚ー゚)リ 「トールちゃんが文化祭にノリノリなのちょっと意外かも」
トル゚〜゚) 「そうか?賑やかなのは好きだぞ」
トル゚〜゚) 「それに、こんなことするの初めてだしな」
('、`*川 「んー、まあ普通に生きててメイド服着る機会はあんまり無いよね」
ζ(゚ー゚*ζ 「私達の中でも経験あるのはミセちゃんくらいだしね」
ミセ*゚ー゚)リ 「まーね」
トル゚〜゚) (そういう意味ではないんだけどな…ま、いっか)
【忘れそうになりますが、一応人外です】
- 371 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:34:16 ID:MUikFRvQ0
トル゚〜゚) 「気が早いかも知れないけど、終わったら服ってどうするの?」
('、`*川 「ちゃんと手続きすればもらえるんだよね?」
ミセ*゚ー゚)リ 「うんそう。私は個人出費してる分は問答無用で貰うけど」
ζ(゚ー゚*ζ 「私は要らないかな…文化祭で着るのも恥ずかしいくらいだし」
トル゚〜゚) 「あれは歩くセクハラだもんな」
ミセ*゚ー゚)リ 「大丈夫。アレを女子高生が着たってだけで万単位のお金が……」
ζ(゚Д゚;ζ 「怖いのでやっぱり貰います!」
【生写真付きで数倍倍の値段に】
- 372 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:35:01 ID:MUikFRvQ0
('A`) 「そっか、文化祭の予算で買ったものは手続きすればもらえるのか」
('A`) 「……」
( ^ω^)「ドクオ」
('A`) 「…止めてくれるなよブーン」
( ^ω^)「アレは布だ。どんなプロセスを経ても、ただの布なんだよ」
('A`) 「人はかつて天に神を見出した」
('A`) 「そして現代、データ上の存在を嫁と呼ぶ新人類が生まれた」
('A`) 「人は、無の中にすら美を、愛を見出したんだ」
('A`) 「…皮脂や髪、皮膚の常在菌、残り香のついたその布は」
('A`) 「もはやただの布ではないんだよ、ブーン」
( ^ω^)「……」
('A`) 「俺は今吸っているこの空気にすら、愛を感じることを禁じえない」
( ^ω^)「ああ、やはりお前は」
【変態だ】
- 373 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:35:54 ID:MUikFRvQ0
某所:
( ゚д゚ )
(´・_ゝ・`) 「…そうか。私の狙いは当たったようだな」
( ´W`)ノ
(´・_ゝ・`) 「ふふふ、そうさ、私を崇めろシラヒーゲ」
(´・_ゝ・`) 「事の発端は些細だったが」
(´・_ゝ・`) 「結果は予想以上に大きかったようだ…」
/ ̄\
| ^o^ |
___\ (;゚;;)_ (;゚;;)
__/\ (;゚;;)(;゚;;)\(´W` )丿
/ //_( ・3・)(;゚;;)(;゚;;)(;゚;;)\ /
〈 〈※( つ _______\\
\ ~と( ※ ※ ※ ※ ※ ※ヽ \
\ \⌒ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ヽ \
\ `ー─ノo( ゚д゚ )oヽ──‐‐' \
ゝ、, _____________〉
(*´・_ゝ・`) 「やっぱりみかんとコタツは鉄板だよねー」
【おすそ分けからの発展】
- 374 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:36:49 ID:MUikFRvQ0
(´・_ゝ・`) 「そういえば、クックルはどうした。朝礼以降姿を見ていないが」
( ・3・)ノ
(´・_ゝ・`) 「…散歩に行ってから戻ってきてない?珍しいな」
( ゚д゚ )
(´・_ゝ・`) 「ん?まあ放っておいても平気だろう……」
(´・_ゝ・`) 「今のうちに息抜きをするのは悪くない」
河川敷:
_ _ .' , .. ∧∧
,ノノノ_ - ― = ̄  ̄`:, .∴ ' ( ) 「ゴルァ!!」
, -'' ̄ __――=', ・,‘ r⌒> _/ /
/ -―  ̄ ̄  ̄"'" . ’ | y'⌒ ⌒i
/ ノ | / ノ |
/ , イ ) , ー' /´ヾ_ノ
/ _, \ / , ノ
| / \ `、 / / /
j / ヽ | / / ,'
/ ノ { | / /| |
/ / | (_ !、_/ / 〉
`、_〉 ー‐‐` |_/
( ;^Д^) 「ぎこさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああん!!!!」
【不良殴ってました】
- 375 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:37:32 ID:MUikFRvQ0
( ;^Д^) 「やっぱ無理ですってギコさん!アイツに稽古を頼むなんて怪我するだけですよ!」
(,#,;Д゚) 「止めるなプギャー……」
( メ∋゚)
(,#,;Д゚) 「…いや、俺はこの拳一つで勝ちたいんだ。武器は使わない」
(,#,;Д゚) 「たとえ武器を持って倒しても、それは勝利じゃない」
( メ∋゚)
(,#,;Д゚) 「…ははっ、あんたならそういってくれると思ったよ」
( メ∋゚)
(,#,;Д゚) 「ああ、やろう。休んでる時間は無い」
( ^Д^) 「盛り上がってるところ悪いんですけど、ギコさん、こいつ言ってること分るんですか?」
(,#,;Д゚) 「ああ、拳をあわせてからは分るようになった」
( ^Д^) (便利だなあ、拳)
【共通語(脳筋限定)】
- 376 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:38:24 ID:MUikFRvQ0
放課後:
( ´∀`)「お前らそろそろ帰るモナー」
('A`) 「はーい」
ミセ*´ -`)リ 「今日もあまり進まなかった…」
ζ(゚ー゚*ζ 「進まなかったねぇ」
トル゚〜゚) 「主にデレのせいだな」
('、`*川 「そうね、デレのせいね」
ζ(゚、゚;ζ 「え?え?私今日は真面目にやってたよ!?頑張ってヘッドドレス作ってたよ!?」
|゚ノ ^∀^)「よく分らないけど私もデレちんのせいだと思うわ」
( ^ω^)「みんなが言うならそうなのかも知れないお」
( ・∀・)「ぼ、僕もそう思う…かもしれない」
ζ(゚、゚*;ζ 「え?ブーン君やモラ君までっ」
ミセ*゚ー゚)リ 「デレが悪いってことにすれば全て丸く収まるんだよ」
('A`) 「行き詰ったらデレさんをネタにして誤魔化すという風潮」
ζ('□`*;ζ 「普通にしてるときは普通に扱ってよ!もう私変なことしない!」」
【都合のいい女】
- 377 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:39:05 ID:MUikFRvQ0
帰路:夜
('A`) 「ふー、今日も忙しかったね」
トル゚〜゚) 「ああ、やっと裁縫に慣れてきた」
(*'A`) (ああ、クソッ時折街頭の明かりで浮き立つトールたんの横顔に心臓が踊る!)
(*'A`) (もう!俺の青春に新たな一ページが電撃デビュー!!)
(*'A`) (このときめきの全てを言葉に変えたら、とても俺の一生では語りきれないッ!!)
トル゚〜゚) 「つーか、よく考えたらもう七時だから私がついていく必要ないんだよな」
('A`) 「え?あ、そうだね。危ないのは五時までだもんね」
トル゚〜゚) 「ま、いっか。大した遠回りでもないし、お前と話しながら帰るのも悪くないし」
(*'A`) ドッキューン
(*'A`) (俺と一緒が悪くない?!それってもはや愛の告白みたいなもんじゃないですか!?)
(*'A`) (ああああああああ抱きつきたい絡みつきたい頬ずりしたい!!)
(*'A`) (可愛いよトールたん!!俺の心がスパークしちゃうよ!!俺の心臓が電気ショックだよ!!)
トル゚〜゚) (暗くて顔見えないのに、息遣いが荒くてキモイ)
【安定の距離】
- 378 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:39:51 ID:MUikFRvQ0
後方約30メートル:
ζ(゚ー| 柱 | 「ふふふ、もうなんだか最近はネタに困らないわ…」
( ^ω^)「あのー、デレさん」
ζ(゚ー| 柱 | 「なーに、ブーン君?」
( ^ω^)「何故僕がつき合わされているんだお」
ζ(゚ー| 柱 | 「ペニちゃんは電車の時間だし、ミセちゃんも服作るっていうし」
ζ(゚ー| 柱 | 「一人で尾行は寂しいのです!」
( ^ω^)「一人でやってろと言わざるをえない」
ζ(゚ー| 柱 | 「ツンちゃんの彼氏のよしみで!」
( ^ω^)「まあ、いいけどお」
( ^ω^)(これは「変なことをする」内には入らないのだろうか)
【舌の根も乾かぬうちに】
- 379 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:40:34 ID:MUikFRvQ0
ζ(゚、 ゚*ζ 「にしてもこの間隔50cmの距離にも飽きてきたなあ」
ζ(゚、 ゚*ζ 「手とか繋いだりしないかなあ」
( ^ω^)(……ドクオはともかく、トールさんにそんな気は無いと思う)
ζ(゚ε゚*ζ 「んー
|
\ __ /
_ (m) _ピコーン
|ミ|
/ `´ \
ζ(のヮの*ζ
( ^ω^)(なんかひらめいたな)
【余計なことをね】
- 380 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:41:23 ID:MUikFRvQ0
ζ(のヮの*ζ 「ブーン君が変装してトールちゃんに殴りかかって、それをドクオ君が助けて!」
( ^ω^)「予想以上に古典的な作戦だお」
ζ(゚ヮ゚*ζ 「温故知新よブーン君!さあ行きなさい!!」
( ^ω^)「僕が殴りかかっても、トールさんに楽勝で殴り飛ばされそうだお」
ζ(゚、 ゚*ζ 「ぐぬぬ、確かにそうね…夜ン鬼威高校の不良簡単に倒しちゃった、なんて噂もあるし」
ζ(゚Д゚*ζ 「よし!ブーン君が鍛えてマッチョになればいいんだ!」
( ^ω^)「時間かかるお」
ζ(゚、 ゚*ζ 「ぐぬぬ。なら、瀕死の怪我を負ってから仙豆で回復して……」
( ^ω^)(おウチ帰りたい)
【その後しばらくつき合わされました】
- 381 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:42:22 ID:MUikFRvQ0
翌日:授業
(゚A゚)φ
(゚、゚トソン 「宇津田君」
(゚A゚)φ
(゚、゚トソン 「宇津田ドクオ君」
(゚A゚)φ
(゚、゚トソン 「眠気に負けず、授業を受けようとするその心意気は買います」
(゚A゚)φ
(゚、゚トソン 「私としてもちゃんと授業を受けてくれれば文句はありません」
(゚A゚)φ
(゚、゚トソン 「ですが、目を見開いたまま眠るのは正直気色悪いです」
(゚A゚)φ
(゚、゚トソン 「ついでに、眠ったままノートを取るのはもっと気色悪いです」
(゚A゚)φ
(゚、゚トソン 「内藤君」
( ^ω^)「はいですお」
(゚、゚トソン 「彼は人間ですか?」
( ^ω^)「おそらくは」
【少なくとも人の形はしています】
- 382 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:43:08 ID:MUikFRvQ0
休み時間:
トル゚〜゚) 「で」
( ^ω^)「お」
トル゚〜゚) 「休み時間に入って裁縫道具に持ち替えた以外はこのままな訳だが」
p-(゚A゚)-q
トル゚〜゚) 「これは一体何なんだ」
( ^ω^)「目的の行為以外を一切行わないことによって睡眠状態に近いまま作業を行うことができるんだお」
( ^ω^)「極端に言ってしまえばコントロール可能な夢遊病みたいなもんだお」
トル゚〜゚) 「本当に人間かコイツ」
【省エネ時代を生きる男】
- 383 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:43:50 ID:MUikFRvQ0
某アパート:巨人アジト
(´・_ゝ・`) 「巨人も順調に集まってきている…」
(´・_ゝ・`) 「ふふふ、これだけの数…いくらトールとオーディンが力を合わせても敵いはしまい…」
(´・_ゝ・`) 「フハハハハハハハハハハッ!!!!!」
(´゚_ゝ゚`) 「フハッ…フッ…ぐっ」
/ ̄\ / ̄\ / ̄\ / ̄\ / ̄\
| ^o^ |( ・3・ )| ^o^ |( ゚∋゚ )| ^o^ |( ´W` )| ^o^ |( ゚д゚ )| ^o^ |
( ゚∋゚ )( ´W` )( ゚д゚ )( ・3・ )( ゚д゚ )( ゚∋゚ )( ´W` )( ・3・ )( ゚∋゚ )( ゚д゚ )( ・3・ )
( ´W` )( ゚д゚ )( ゚∋゚ )( ´W` )( ・3・ )( ゚д゚ )( ゚∋゚ )( ゚д゚ )( ・3・ )( ゚∋゚ )( ´W` )
( ゚д゚ )( ・3・ )( ゚д゚ )( ゚∋゚ )( ´W` )( ・3・ )( ゚∋゚ )( ゚д゚ )( ・3・ )( ゚∋゚ )( ´W` )
( ・3・ )( ゚д゚ )( ゚∋゚ )( ゚д゚ )( ・3・ )( ゚∋゚ )( ´W` )( ゚д゚ )( ゚∋゚ )( ´W` )( ゚д゚ )
(´゚_ゝ゚`) 「酸素が…薄い……」
【過密】
- 384 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:44:41 ID:MUikFRvQ0
(´・_ゝ・`) 「ふう…窓を開けておけば何とかマシだな…」
(´・_ゝ・`) 「ここにいるだけで全部じゃ無いし…もう何部屋か借りないとなあ…」
(´・_ゝ・`) 「…ええい、必要経費だ、仕方あるまい」
( ゚д゚ )
(´・_ゝ・`) 「ん?ああ。兵力はそろえるが、あくまで奇襲だ」
(´・_ゝ・`) 「失敗すれば向こうも増援を出してくる」
(´・_ゝ・`) 「気取られてはまずい、襲撃は過激にならないよう気をつけること」
( ・3・)ノ ( ゚д゚ )ノ ( ゚∋゚)ノ ( ´W`)ノ | ^o^ |ノ
(´・_ゝ・`) 「フフフ、見ていろよ……」
【だらだらと終盤へ】
- 385 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:45:23 ID:MUikFRvQ0
夜:帰路
('A`) 「ふう、今日も遅くなっちゃったね」
トル゚〜゚) 「ま、私は帰ってもすること無いからいいんだけどな」
(*'A`) (俺もトールたんと一緒ならたとえ何時間でも頑張れるよ!)
トル゚〜゚) 「今日は巨人の襲撃もあったけど、それほど大変でもなかったし」
(*'A`) (巨人を颯爽と追い払うトールたん凛々しくて素敵だったよ!最高だよ!!)
トル゚〜゚) 「相変わらずデレはしつこいけどアレもアレで慣れると平気だしな」
('A`) 「デレさんの期待するような関係じゃないのにね」
トル゚〜゚) 「ああ、まったくだ」
(*'A`) (くそおおおおおおまったく迷い無く言い切られた!!でもそんなところも好きだ!!)
【めげない男】
- 386 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:46:07 ID:MUikFRvQ0
水曜日:朝
('A`) 「よー」
( ^ω^)「おー」
|゚ノ ^∀^)「ハロー」
( ;・∀・)「みんなもう少しちゃんと挨拶しようよ…」
('A`) 「いや、なんかさ」
( ^ω^)「やけにおはようって言いまくってる気がするお」
|゚ノ ^∀^)「なんだか時間流れるのが早いわぁ」
( ・∀・)「毎日忙しいからかな?僕もそんな気がするや」
【メタネタ】
- 387 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:46:54 ID:MUikFRvQ0
- 昼:
ミセ#゚Д゚)リ 「だらああああああああ!!!!」 ズダダダダダダダダダダダダダダ
('、`*川 (…ミセリが鬼気迫っている)
トル゚〜゚) (時間無いって言ってたしな)
ζ(゚〜゚*ζ (そろそろモララー君との関係を聞き出したいけど…ちょっと無理かな)
('、`*川 (え?なにそれ)
ζ(゚、 ゚*ζ (えっとね、かくかくしかじか)
トル゚〜゚) (ほう…二人きりの保健室でこそこそと)
('、`*川 (部活同じだし、関係があってもおかしくないけど)
ζ(゚。 ゚*ζ (でもさ、私たちの前では滅多に喋らないじゃない?)
('、`*川 (…確かに)
トル゚〜゚) (裏でコソコソってのが怪しいな)
ζ(゚▽゚*ζ (でしょ?もし二人が付き合ってるならミセちゃんが妙に情報通なのにも納得だし!)
ミセ#゚Д゚)リ 「あんた達!ごちゃごちゃ言ってないでなんか手伝いなさい!!」
【確証の無いまま拡散】
- 388 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:47:37 ID:MUikFRvQ0
放課後:
ミセ ゚_ゝ゚)リ ダダダダダダダダダダダダダダダ
(゚A゚) ダダダダダダダダダダダダダダ
トル゚〜゚) 「ミセリまで顔がおかしいことになっとる」
( ^ω^)「ドクオもミセリも授業中以外ずっと縫ってるおね」
('、`*川 「仕上げの作業は手を出さなくて良いとは言われたけど…」
( ・∀・)「…あれ?デレさんは」
('、`*川 「サダコちゃんと一緒に先生のところ」
トル゚〜゚) 「疑問だったんだけど、何でデレ連れてったんだ?」
( ^ω^)「しらないのかお?デレさんはこのクラスの副委員長だお」
トル゚〜゚)
トル゚〜゚) 「…………サダコ、苦労してるんだな」
【実質一人きりのクラス委員】
- 389 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:48:24 ID:MUikFRvQ0
- トル゚〜゚) 「でもなんでデレが?悪い奴じゃないが、委員キャラでもないだろう」
( ^ω^)「四月に委員長を決めるときに」
( ・∀・)「何故かデレさんが意気揚々と立候補して」
トル゚〜゚) 「自分から行ったのか」
('、`*川 「まあ、理由はしょーも無いもんだったんだけどさ」
('、`*川 「流石にあの子に委員長任せるのは不安だったし、私とミセリでサダコちゃんを推薦したの」
トル゚〜゚) 「ほー、それで投票で決めたのか」
('、`*川 「ううん。サダコちゃんを推薦した瞬間、モナー先生がサダコちゃんを委員長に決めたの」
トル゚〜゚) 「…それは、なんていうか、うん」
【批判できない判断だと思う】
- 390 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:49:08 ID:MUikFRvQ0
夕方:川原
( メ∋゚) !ッ !ッ
(#,゚Д゚) 「ゴララァッ!!!!」
( ^Д^) 「すげえ…ちょっと前まではボコボコだったのにちゃんとついていけてる」
爪'ー`)y‐ 「つくづく気に食わない男だ」
( メ∋゚)
(,,゚Д゚) 「……あんた、どうしたんだ?」
( メ∋゚)
(,,゚Д゚) 「拳に迷いがある。今までも手加減をしてくれちゃいたが、こんなのは初めてだ」
( メ∋゚)
( ^Д^) 「なあフォックス」
爪'ー`)y‐ 「なんだよ」
( ^Д^) 「お前、殴りあっただけで相手の気持ち分る?」
爪'ー`)y‐ 「分るわけねえだろ。エスパーか」
( ^Д^) 「だよな」
【変t…達人と凡人の壁】
- 391 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:49:53 ID:MUikFRvQ0
(,,゚Д゚) 「……たかが十数年生きただけの俺の言葉なんざ何の意味も持たないかも知れねえが」
( メ∋゚)
(,,゚Д゚) 「やっぱり、自分が正しいと思うことをするべきなんじゃねえかな」
(,,゚Д゚) 「あとで間違いだと思うことになったとしても、迷いながら進むよりはマシだと思うんだ」
( メ∋゚)
(,,゚Д゚) 「俺、昔不良に絡まれている女の子を助けて、大会の切符を…」
三 ( メ∋゚) ダッ
爪'ー`)y‐ 「あ、どっか行った」
( ^Д^) 「何かを決意したような顔だったな」
(,,゚Д゚)
爪'ー`)y‐ 「やべえ恥ずかしいよアレ。良い話しようとしたらスルーされちゃって」
( ^Д^) 「自分語りなんて意気揚々と始めるから」
(,,゚Д゚)
爪'ー`)y‐ 「いやーほっといたら半生語りだしそうなくらいイイ顔決めてたよな」
( ^Д^) 「それぐらいにしといてやってくれ、泣いちまう」
(,,゚Д゚)
【ドヤ顔を冷静に振り返ったときの恥ずかしさは異常】
- 392 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:50:36 ID:MUikFRvQ0
教室:
トル゚〜゚) 「…ん?」
('、`*川 「どうしたの?」
トル゚〜゚) 「いや、なんでもない」
トル゚〜゚) (…これは、巨人の気配?そろそろ五時になるがこんな時間にか…?)
トル゚〜゚) (数は一つ…私一人で追い払えるが……)
トル゚〜゚) チラッ
('A`) (?トールたんが俺に熱い視線を…?)
(*'A`) (やだ…みんなの前でそんなに見つめられたら困る……)
(*'A`) (でも、ここは男として、応えなくては!)
(*'A-) -☆ バチコーン
トル゚〜゚) (……あとで全力で殴ろう)
【目と目で通じ合わない】
- 393 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:51:27 ID:MUikFRvQ0
トル゚〜゚) 「ちょっとトイレいってくる」
ミセ*゚ー゚)リ 「はーい」
トル゚〜゚) 「さてと……いた」
ノノノノ
( メ∋゚)
/⌒\/ヽ
| ! i i
\\ //
( ゝミ彡、
ミ二⌒ ) )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
トル゚〜゚) 「やっぱりお前か」
( メ∋゚)
トル゚〜゚) (また一段と雰囲気が増してやがる。厄介だな) パシン
【一話ぶりの戦闘】
- 394 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:52:07 ID:MUikFRvQ0
トル#゚〜゚) 「いくぞッ!」
( #メ∋゚) !!!!
( #メ∋゚) !!!!!!! 「でらぁぁぁぁぁっ!!!」(゚Д゚#ルト
: |. / ヽ ! | // /
:.| .:| / ヽ /" / / /
| : . . / \ / /
l|l ノノノノ ノミ!|l / ,イ
:. ( #メ∋)// | / = _ / | --'''''''
|| /⌒\/ / : . / ,,, ,r‐、λノ ゙i、_,、ノゝ -  ̄
(彡 / l| / ゙l ゙、_
|l ) / |. / .j´ ,ハ,ハ,,, (.
. / \/ \ ..l: / ─ _ ─ { (Д゚#ルト ,/─ _ ─
||: ( /^> ) l| / ). c/ ,つ ,l~
. \) (/ / ´y { ,、 { <
l| 彡/ ヽミ l|l / ゝ lノ ヽ,) ,
【無駄な効果】
- 395 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:52:51 ID:MUikFRvQ0
\ / ノノノノ ノ彡
\ 丶 i. | / (∈゚# )// /
\ ヽ i. .| / /´入 / /
\ ヽ i | / (彡 ノ /
\ ノ /
/ ) -‐
ー 〆 ノ⌒//
__ カ / / 彡ノ --
二 彡´ = 二
 ̄. 〈ヽ、 ッ . ̄
.-‐ ミミミヾ、 / ノ ! ‐-
イル#゚Д) ノ_丿
/ ( `⌒ヽ、 / /
,ゝ、 ヽ/ / ヽ \
/ (曲 ゝ ,_ノ 丶 \
/ / く く、 | i, 丶 \
/ / `ヽ_つ | i, 丶 \
【Q.位置関係が逆じゃない? A.錯覚です】
- 396 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:53:40 ID:MUikFRvQ0
- イル#゚Д゚) 「でらああああ!!!」
三 ミミミヾ、 マァッ!
三 イル#゚Д゚)
三 と と ヽ ノノノノ ゲシッ
三 ヽ つ#)メ∋), ; ゙∴ ,
三 し´ と と )
!!!!!!!!! (メ∈゚ )
!!!
ド ミミヾソ ノノノノ 三
ド ;;;、イルд(:;(⊂= (∈゚# ) 三
ド (っΣ⊂≡ ⊂≡ ⊂´) 三
ッ / ) ノ ヾ 三
( / ̄∪ ∪´⌒ヽ ) 三
イル#゚〜(;) 「にゃろおおおお!!」
ラァッ!!
三 ミミミヾ、 ノノノノ
三 イル#゚Д)∵:,( ∈ )、 ドゴッ
三 )`つとつ と と)
三 ノ ヽ ⊂、 ⊂ノ
三 //⌒ )__)
!!!!!!!! (メ∈゚ )
!!! ノノノノ
ゴリィッ ('(∈゚#∩ 三
ハ,ソノ,,丶 ( 三
': ., (д(#((⌒ヽ \ 三
'と と)`ー'⌒`\_,) 三
【こんな感じでしばらく殴り合ってます】
- 397 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:54:23 ID:MUikFRvQ0
トル;゚〜) 「ぜぇ、ぜぇ…」
( メ∋゚) ……
トル;゚〜) (こっちがヘトヘトだってのに妙に溌剌としやがって)
トル;゚〜) 「こうなったら大技で……」 バチチチ
( メ∋゚) シュダッ
トル;゚〜゚) 「ってコラッ……逃げやがった」
トル;゚〜゚) 「何なんだ、クソが」
トル゚〜゚) 「……大分暗くなったな。戻るか」
教室:
ζ(゚ー゚*ζ 「あれ?そういえばトールちゃん戻ってこないね」
('、`*川 「あ、本当だ。気付かなかったけどかなり前にトイレ行ってそのままだよね」
('A`) (…まさか……?!)
(*'A`) (……便秘かッ!?)
( ^ω^)(なんか知らんが殴ったほうがいい気がする)
【肝心なときに察しの悪い男】
- 398 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:55:08 ID:MUikFRvQ0
トル゚〜゚) 「ただいまー」
ζ(゚ー゚*ζ 「おかえりー」
トル゚〜゚) 「あ、ドクオー」
(*'A`) 「え?」 ドキューン
ドキューン
_ _ .' , .. .'
ミミヾ、 _ - ― = ̄  ̄`:, .∴ ' (#)A`) .∴ '
イル-'' ̄ __――=', ・,‘ r⌒> _/ / ・,‘
/ -―  ̄ ̄  ̄"'" . ’ | y'⌒ ⌒i
/ ノ | / ノ |
/ , イ ) , ー' /´ヾ_ノ
/ _, \ / , ノ
| / \ `、 / / /
j / ヽ | / / ,'
/ ノ { | / /| |
/ / | (_ !、_/ / 〉
`、_〉 ー‐‐` |_/
(#)A ) (Why?)
【伏線回収】
- 399 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:55:56 ID:MUikFRvQ0
夜:帰路
('A`) 「それで、巨人は逃げたの?」
トル゚〜゚) 「ああ。裏で何かたくらんでいる様子も無かったしなんだったのか」
('A`) 「……なんか、よくないことが起こる前兆なんじゃ」
トル゚〜゚) 「ありえないとは言わん。私も嫌な予感がしないわけじゃないからな」
('A`) 「ずっと、考えていたんだけれど、巨人が俺を狙ってくるなら、俺は学校に行かないほうがいいんじゃ」
トル゚〜゚) 「馬鹿が。お前はお前の生活をしていろ。巨人は私が何とかする」
('A`) 「でも、もし文化祭の最中に襲ってきたら…みんな楽しみにしてるのに」
トル゚〜゚) 「楽しみにしてるのはお前もだろ。大丈夫だ。安心しろ」
('A`) 「うん…」
トル゚〜゚) 「じゃ、また明日な」
('A`) 「うん、また明日」
【シリアス突入の気配】
- 400 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:56:42 ID:MUikFRvQ0
ドクオ宅:
('A`) 「……トールたんはああいってくれたけど」
('A`) 「巨人の狙いが俺なら一箇所に引きこもってればいいんだよな」
('A`) 「そのほうがトールたんも戦いやすいだろうし」
('A`) 「……でも、引きこもりはもう嫌だな」
('A`) 「…………」
('A`) 「…なんか、よく分らないや」
('A`) 「オナニーしよ」
【思春期男子的結論】
- 401 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:57:24 ID:MUikFRvQ0
(* A ) 「トール!トール!トール!トォォォルぅぅうううわぁあああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁあああああ!!!トールトールトールぅううぁわぁあああ!!!
あぁマルマル!マルマル!モリモリ!モリモリモリ!元気が出るなぁ…もりもり
んはぁっ!トールたんとマルモリダンスをマルマルモリモリしたいお!モリモリ!あぁあ!!
間違えた!ツルツルしたいお!ツルツル!テカテカ!ヌルヌルテカテカ!ツルツルテカテカ…きゅんきゅんきゅい!!
メイド服姿のトールたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁあああ!!ふぁぁああんんっ!!
巨人追い返せて良かったねトールたん!あぁあああああ!かわいい!トールたん!かわいい!あっあぁああ!
励ましてもらえて嬉し…いやぁああああああ!!にゃああああああああん!!ぎゃあああああ!!
ぐああああああ!!トールちゃんは彼女じゃない!!あ…メイド服も励ましもよく考えたら…
ト ォ ル ち ゃ ん は お仕事 で 付 き 合 っ て る ?にゃああああああああああん!!うぁあああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!ビルスキルニルぅうううう!!
この!ちきしょー!やめてやる!!トールフリークなんかやめ…て…え!?見…てる?メイド服のトールちゃんが僕を見てる?
フリフリエプロンのトールちゃんが僕を見てるぞ!トールちゃんが僕を見てるぞ!召使のトールちゃんが僕を見てるぞ!!
恭しい態度でトールちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはトールちゃんがいる!!やったよオーディン!!ひとりでできるもん!!!
あ、雷神のトールちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあミセリぃい!!ぺ、ペニサス!!デレぇええええ!!ハインリッヒぃいいいいい!!
ううっうぅうう!!俺の熱情よトールへ届け!!ビルスキルニルのトールへ届け!」
トール宅:
トル゚〜゚) ゾクゥ
トル゚〜゚) 「…妙な、寒気が……」
【思いは届く】
- 402 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:58:18 ID:MUikFRvQ0
Before:
⌒ ヾ
r/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ、 ヽ
/. ノ( ((゚ッ))/ ̄ ̄~ヽ ヾ
/ ⌒ ト、.,.. \丶。
彳、_ | ∴\ ヽ
| ) r‐ ノ( / ノ( \\ |∴
| ⌒ ⌒ |⌒ヽ ヽ | 。o
ノ( ノ( / | | /
.⌒ ドクオ自身 / ヽ|/゙U
/
↓
After:
,, -―-、
/ ヽ
/ ̄ ̄/ /i⌒ヽ、| ┏━━━━┓ ┏┓ ┏┓┏┓ ┏━┓
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/ * ト、.,../ ,ー-、 ┏┛┏┛┏┓┏┓┏┓┗┓┏┛┃┃┃┃ ┃ ┃
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/ ドクオ自身 /⌒ ヽ ヽ_>i ┏┛┏━┓┗┓ ┏━┛┏┛ ┃┃ ┏┛┃ ┏━┓
r'" / `ー−'' ┗━┛ ┗━┛ ┗━━┛ ┗┛ ┗━┛ ┗━┛
/ /
('A`) 「ふう、久々だから中々の硬度だった」
('A`) 「……明日も、何も無ければいいな」
【第六話:ボーイシークトール 終わり】
- 403 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 18:59:11 ID:MUikFRvQ0
【おまけ:人物紹介】
トル゚〜゚) トール。好きなゲームはドラクエ2。 ('A`) ドクオ。好きなゲームはFE封印。
( ^ω^)ブーン。好きなゲームはぷよぷよ通。 ( ・∀・)モララー。好きなゲームはバイオハザード2。
|゚ノ ^∀^)レモナ。好きなゲームはどうぶつの森。 ζ(゚ー゚*ζ デレ。好きなゲームはサイレン。
ミセ*゚ー゚)リ ミセリ。好きなゲームはFF9。 ('、`*川 ペニサス。好きなゲームは塊魂。
从 ゚∀从 ハインリッヒ。好きなゲームは鉄拳。 川д川 サダコ。好きなゲームはサモンナイト2。
从'ー'从 渡辺さん。好きなゲームはツインビー。 ( ´∀`)モナー。好きなゲームはぷよぷよ。
(´・ω・`) ショボン。好きなゲームはテトリス。 (゚、゚トソン トソン。好きなゲームはマリオカート。
ξ゚听)ξ ツン。好きなゲームはポップン。 (*゚ー゚) しぃ。好きなゲームはポケモン。
J( '-`)し カーチャン。好きなゲームは花札。 (*‘ω‘ *) TPP。好きなゲームはドラマニ。
_
( ゚∀゚) オーディン。好きなゲームは007。 (´・_ゝ・`) サダハル。好きなゲームはドカポン。
( ゚д゚ )( ゚∋゚)( ・3・)( ´W`)| ^o^ | 巨人ズ。好きなゲームは桃鉄。
( ^Д^) プギャー。好きなゲームは三國無双。 爪'ー`)フォックス。好きなゲームはモンハン2ndG。
- 404 名前:名も無きAAのようです 投稿日:2012/02/06(月) 19:00:19 ID:MUikFRvQ0
- 【おまけ:ギコ】
(,,゚Д゚) ギコ。杉浦ロマネスク…その噂はギコも耳にしていた。夜ン鬼威高校唯一、誰にも縛られず誰も縛らない男。
その男が突然目の前に現れ、「死ね」と口にした。ギコとプギャーは一瞬戸惑うも、すぐに心を構え戦闘の態勢をとる。
ロマネスクから放たれる生々しい殺気。それは先ほどの言葉が冗談の類ではないと物語っていた。
臨戦の姿勢を崩さぬまま、ギコはロマネスクに問うた。「何故自分達と戦うのか」と。
その問いにロマネスクは答えない。代わりに返されたのは遠い間合いから一気に放たれた神速の飛び膝蹴り。
ロマネスクの標的はプギャー。彼が万全の状態でないことロマネスクは見抜いていたのだ。
速度と重量を持った膝は病み上がりのプギャーの巨体を揺るがすのに十分な威力だった。
ギコはプギャーを下がらせ、自身がロマネスクの前に立つ。
ロマネスクは殺気のみが燃える瞳でギコを睨みつけ、口をひらいた。
「何故、貴様は争うのであるか」
ロマネスクにはただ一人の友人がいた。
誰よりも弱く誰よりも愚かで誰よりも争いを嫌い誰よりも花を愛する少女だった。
彼女は本気で夜ン鬼威高校から争いを取り除こうとしていた。
言葉による説得という、ここにおいて最も似つかわしくない方法で。
ロマネスクは彼女を暴力の雨から守り続けた。
そして彼女は自身の盾となり戦うロマネスクに対しても非暴力を説いた。
口やましく、それでいて他の不良にするものとは違う慈しみをもった言葉。
ロマネスクは、今思えば彼女を愛していた。彼女もおそらくロマネスクを愛していた。
彼は彼女の、自らを害する者すら慈しみ愛する優しさに惹かれていた。
彼女は彼の、自らの幼い正義を尊重し受け止めてくれる優しさに惹かれていた。
互いの思いを口に出すことは無かったが、それでも二人は幸せだった。
暴力が正義の荒くれに、非暴力を説いて周り、危なくなれば逃げ回る。
そんな奇妙な毎日に充実を感じていた。
彼女が、不良に追い込まれ、階段を踏み外すその日までは。
「我輩は、争いの火種を消す」
「未だ眠り続ける彼女のため、この学校にまた争いを起こすわけには行かないである」
ギコは瞬間的にこのロマネスク襲撃に鬼沢が絡んでいると判断。ロマネスクを説得にかかった。
しかしロマネスクはギコを「火種」と認識し、言葉を無視し戦闘を仕掛ける。
ロマネスクの強さは圧倒的の一言だった。
プギャーの指示により駆けつけた舎弟十二人を一瞬で伸し、残るはギコ一人。
ギコも覚悟を決め、ロマネスクと拳を合わせようとしたその時。
二人の間に女子高の制服のままのしいが割って入った。
夜ン鬼威高校に遭わないその姿に一瞬と惑ったロマネスク。
その隙を見逃さずしいは、ギコが不良による理不尽な暴力を無くすことを目的に戦っていることを説明する。
しいの必死で嘘の無い態度に、一旦は矛を収めたロマネスク。
「それが本当か嘘か、見極めさせてもらうである」
その一言を残し、彼は姿を消した。
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