- 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 22:01:48.57 ID:FliMCax80
ノノノノ
( ゚∋゚)
ミ_ノ
″″
( ´_ゝ`)
(´<_` )
l从*・∀・ノ!リ人「うわーい!鳥さんなのじゃー!かわいいのじゃー!」
( ´_ゝ`)「何なんだこの…絶妙にアンバランスな生命体は」
(´<_` )「うむ…父者が買ってきたらしい」
( ´_ゝ`)「へぇ、父者が?珍しいな、母者や俺たちに黙って買い物なんて」
(´<_` )「それがどうも騙されたらしくってな。以下がその時の様子の再現VTRだ」
( ´_ゝ`)「用意いいな」
- 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 22:04:04.55 ID:FliMCax80
- (,,゚Д゚)「へいらっしゃい!何にするんで?」
彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「ああ…ねぎまとつくねと…ん」
[クックル]
彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「(クックル…?こんなメニューあったかな…頼んでみるか。安いし)」
彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「クックルひとつ」
(,,゚Д゚)「クックルひとつね!…へいお待ち!」
ノノノノ
ド ( ゚∋゚) ン
ミ_ノ
″″
彡⌒ミ
( ´_ゝ`)
彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「えっ」
- 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 22:06:56.18 ID:FliMCax80
- 彡⌒ミ
(; ´_ゝ`)「いや、あの…何これ」
(,,゚Д゚)「クックルでさぁ」
( ゚∋゚)
彡⌒ミ
(; ´_ゝ`)「なんかものすごいこっち凝視してるんだけど…」
(,,゚Д゚)「クックルですからねぇ」
( ゚∋゚)
彡⌒ミ
(; ´_ゝ`)「え、あの…いや…」
(,,゚Д゚)「クックルですしねぇ」
( ゚∋゚)
彡⌒ミ
(; ´_ゝ`)「…とりあえず、持って帰るか…食えないし…」
- 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 22:08:29.93 ID:FliMCax80
- (´<_` )「というわけだ」
( ´_ゝ`)「なるほど…それで父者はさっきから」
「\ .「\
〉 .> 〉 〉 16HIT!!!
/ / / /
/ | / |
/ / @@@ / /
( 〈.@# _、_@/ /. | 「あんたまた変なもの買ってきて!!!」
\ `ヽ ノ` ) / ‖
\ \^ / /ヽ
| / ヽ `´ ノ ヽ
‖( 、| /ノ ノ |
| ヽミ´ 彡 ) イ ‖
| ‖ ノノ | ⌒ヽ
‖ / / .|‐i. l |
_ / ノ , _ 、 ヽ`ヽ_ / ‖
(`ヘ -‐ ' ´⌒´ (;、 > ,) 、 / .)"´`ヽ、_ 「ごめんなさい!!!ごめんなさい!!!」
丶_,, ニテ-‐T´ ̄  ̄/ /ー -t 、_n,)
.く _,, -ー┘ 彡⌒ミ し´
( ´_ゝ`)「あんなに執拗にパイルドライバーを食らっているのか」
(´<_` )「そろそろ毛根へのダメージも限界値だろうな」
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 22:10:12.20 ID:FliMCax80
- (´<_` )「で、どうするんだこの鳥」
( ´_ゝ`)「焼き鳥屋で出されたってことは食用だろ。食うか。実は俺鳥を絞めるのが特技なんだ」
(´<_` )「嫌な特技だな」
l从#・∀・ノ!リ人「食べちゃダメなのじゃー!お世話するのじゃー!」
(# ´_ゝ`)「えーやだやだー!!焼き鳥食べたい食べたいー!!」
l从・∀・ノ!リ人「妹者のサクマドロップあげるから我慢するのじゃ!ほら!」
( ´_ゝ`)「やっほう」
(´<_` )「いいのかよ」
( ´_ゝ`) レロレロレロレロ
(´<_` )「…で。妹者、ちゃんと世話できるんだな?」
l从・∀・ノ!リ人「のじゃ!こんなこともあろうかと、鳥さんの飼育方法はばっちり予習済みなのじゃ!兄者のFMVで」
(´<_` ;)「あのFMV使ったの!?精神汚染食らってないか妹者!?」
l从;・∀・ノ!リ人「ええ…一体何が仕込まれてるのじゃあのFMV…」
( ´_ゝ`) レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ
- 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 22:12:23.39 ID:FliMCax80
こうして、流石家に新たな家族が爆誕した。
ノノノノ
( ゚∋゚) 鳥人( ゚∋゚)のようです
ミ_ノ
″″
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 22:14:23.86 ID:FliMCax80
- 〜翌日〜
(´<_` )「おはよう、妹者。クックルの様子はどうだ?」
l从・∀・ノ!リ人「あ、小さい兄者!クックルは元気そのものなのじゃ!」
(´<_` )「そりゃ良かった…ってあれ?どこにいるんだ?鳥かご空っぽじゃないか」
l从・∀・ノ!リ人「お庭にいるのじゃ!」
(´<_` )「大丈夫かよ、逃げちゃうぞ」
l从・∀・ノ!リ人「大丈夫なのじゃ。大きい兄者が面倒を見てくれてるのじゃ」
(´<_` )「兄者がねぇ…余計に心配だな」
l从・∀・ノ!リ人「でも、仲良く遊んでるみたいなのじゃ」
(´<_` )「ほう、どれどれ」
- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 22:18:14.43 ID:FliMCax80
(⌒\ ノノノノ
\ヽ( ゚∋゚)
(m ⌒\
ノ / /
( / /
ミヘ丿 ( ´_ゝ`)
(ヽ_ノゝ _ノ
(´<_` )
l从・∀・ノ!リ人「もうあんなに仲良しさんなのじゃ!」
(´<_` )
(つ<_と ) ゴシゴシ
(´<_` )
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 22:20:34.98 ID:FliMCax80
\ヽ ノノノノ
\\ヽ( ゚∋゚) 74HIT!!!
\ヽ(m\\ヽ ⌒\・,‘
\ヽ ノ\\ヽ\m/ /・,‘
(\ヽ m \m・,‘ ・,‘
ミヘ丿\∩ ∴.' _ゝ ∴.' ∴) ・,‘
.(ヽ_ノゝ\ヽノ_・,‘__∴
(゚<_゚ ;)「兄者ああああああああああああああああああ!!!!!」
l从・∀・ノ!リ人「クックルは元気いっぱいなのじゃー」
(´<_` ;)「元気いっぱいってレベルじゃねーぞ!!!ていうかツッコミ所多すぎだろ!!!」
l从・∀・ノ!リ人「??」
ガラッ
(´<_` ;)「おいしっかりしろ兄者!!まだまどか☆マギカの最終回見てないだろ!!」
- 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 22:23:37.29 ID:FliMCax80
- (;;;;#)_ゝ`;)「ゴフッ…何のこれしき…母者のオラオラに比べれば…ゴフッ」
(´<_` ;)「もういい喋るな兄者!!」
( ゚∋゚)
(´<_` ;)「それにしても、一体どうしてこんなことに…なんかヒト化してるし…」
(;;;;#)_ゝ`;)「いや…俺が悪いんだ…俺が妹者のサクマドロップを勝手に全部食べちゃったから…」
(´<_` ;)「どんだけサクマドロップ好きなんだお前は!!」
l从;・∀・ノ!リ人「大きい兄者が食べてたのじゃ!?どうりでいつの間にかなくなってると思ったのじゃ!買い置きしたのに!」
(´<_` ;)「妹者もサクマドロップは買い置きしなくていいよ!!もっと若いお菓子食え!!」
(;;;;#)_ゝ`;)「バリボリ食べてたら、急にこいつが巨大化してkonozamaだ…」
( ゚∋゚)
(;;;;#)_ゝ`;)「悪いことは…できねぇなぁ…ゴフッ」
(´<_` ;)「じゃあ、こいつ…妹者のために兄者をフルボッコしたっていうのか…?」
( ゚∋゚)
- 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 22:25:33.54 ID:FliMCax80
- ( ´_ゝ`)『焼き鳥屋で出されたってことは食用だろ。食うか。実は俺鳥を絞めるのが特技なんだ』
( ゚∋゚)
( ´_ゝ`)『食用だろ。食うか』
( ゚∋゚)
( ´_ゝ`)『 食 う か 』
ゴゴゴゴゴ ( ゚∋゚) ゴゴゴゴゴ
(´<_` ;)「い、いや…なんかこいつの視線、私怨が込められてる気がする…」
l从・∀・ノ!リ人「クックル…妹者のために戦ってくれたのじゃ?」
( ゚∋゚)
l从・∀・ノ!リ人「…なら、ありがとうなのじゃ!大きい兄者の愚行にはほとほと愛想が尽き果ててたところなのじゃ!」
(;;;;#)_ゝ`;)「そ、そんなこと思ってたのか妹者…ゴフッ」
( ゚∋゚)
- 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 22:28:31.52 ID:FliMCax80
- l从#・∀・ノ!リ人『食べちゃダメなのじゃー!お世話するのじゃー!』
( ゚∋゚)
l从・∀・ノ!リ人「…クックル?」
(´<_` ;)「ちょ、あんま近づくな!スーパーコンボ決められるぞ!」
( ゚∋゚)
スッ
(;;;;#)_ゝ`;)「な…警戒心が高いことで知られるあのクックルが…握手を求めているだと…!」
(´<_` ;)「お前はクックルの何を知ってるんだ?」
l从・∀・ノ!リ人「握手なのじゃ?はい、あーくしゅ!」
ギュッ
( ゚∋゚)
(´<_` ;)「…なんか知らんが、妹者には懐いてるようだな…」
(;;;;#)_ゝ`;)「ロリコンか…」
( ゚∋゚)
- 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 22:32:48.24 ID:FliMCax80
\ヽ ノノノノ
\\ヽ( ゚∋゚) 131HIT!!!
\ヽ(m\\ヽ ⌒\・,‘
\ヽ ノ\\ヽ\m/ /・,‘
(\ヽ m \m・,‘ ・,‘
ミヘ丿\∩ ∴.' _ゝ ∴.' ∴) ・,‘
.(ヽ_ノゝ\ヽノ_・,‘__∴
l从・∀・ノ!リ人「あ!もうこんな時間なのじゃ!学校に行かないと!」
(´<_` )「ああ、遅刻するなよ」
(;;;;#)_ゝ`;)「もう俺に対する慈悲の心はないのか…」
l从・∀・ノ!リ人「そうだ、クックルもつれていくのじゃ!」
(´<_`; )「しょ、正気か妹者!!」
l从・∀・ノ!リ人「兄者よりは正気なのじゃ!」
(;;;;#)_ゝ`;)「なんか急に俺のヒエラルキー下がってくんだけど…」
- 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 22:36:25.65 ID:FliMCax80
ノノノノ
∈゚ )
/⌒ )
イクノジャー ミイ //
| ( (
〃'´⌒`ヽ | ) )
〈((リノ)))i iヽ | //
l从・∀・ノ!リ人 | ノノ
⊂)丕⊂))ヽ) |ノノ
〈/_|j_ ゝ(( 彡ヽ`
(´<_` ;)「大丈夫かなぁあれ…」
(;;;;#)_ゝ`;)「救急車を呼んでくれ…」
【と(´<_` )「ほら、携帯だ」
(;;;;#)_ゝ`;)つ】「何故自分でやらせる…ゴフッ」
- 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 22:39:50.45 ID:FliMCax80
- l从・∀・ノ!リ人「ふんふんふふ〜ん♪」
*(‘‘)*「あ、妹者ちゃんおは」
( ゚∋゚)
*(‘‘)*
l从・∀・ノ!リ人「ヘリちゃんおはようなのじゃー!」
*(‘‘)*
*(‘‘)*「え、いや…え?いや、え?え?」
l从・∀・ノ!リ人「どうしたのじゃ?」
*(‘‘)*「どうもこうも…」
( ゚∋゚)
*(;‘‘)*「妹者ちゃんの後ろに変態がいるよ!!!」
l从・∀・ノ!リ人「変態じゃなくてクックルなのじゃ」
- 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 22:44:55.11 ID:FliMCax80
- *(;‘‘)*「いやどう見ても変態だよ!!!よしんばクックルだとしても変態であることに変わりはないよ!!!」
*(;‘‘)*「ていうかクックルって何!?」
l从・∀・ノ!リ人「この鳥の名前なのじゃ」
*(;‘‘)*「これを鳥と呼ぶことは私にはできないよ…確実に哺乳類だよ…」
( ゚∋゚)
*(;‘‘)*「すっごいガン見してくるし…」
l从・∀・ノ!リ人「おお!警戒心が高いことで知られるあのクックルに気に入られてる証拠なのじゃ!」
*(;‘‘)*「そういう生態なんだ…」
( ゚∋゚)
ガシッ
*(;‘‘)*「うわぁ!握手してきた!温かい!」
l从・∀・ノ!リ人「本当に気に入られてるのじゃー」
- 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 22:48:57.69 ID:FliMCax80
- 〜VIP小学校教室〜
ガラガラ
l从・∀・ノ!リ人「おはようなのじゃー」
*(‘‘)*「お、おはよう…」
(,,゚Д゚)「おう、おはよう!」
( ><)「おはようなんです!」
( ゚∋゚)
ガラガラ
(,,゚Д゚)
( ><)
l从・∀・ノ!リ人「クックルは扉も閉められてえらいのじゃー!マナーもしっかりしてるのじゃー!」
*(;‘‘)*「そういう問題かなぁ…」
- 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 22:53:28.16 ID:FliMCax80
- ( ゚∋゚)
(;゚Д゚)「(うわあああああ!!変態が来たあああああ!!)」
(; ><)「(しかも出入り口を塞がれたんですううううう!!しかも何故か扉の前から動かない!!)」
( ゚∋゚)
l从・∀・ノ!リ人「?なんでずーっとそこに立ってるのじゃ?」
*(;‘‘)*「威圧感がハンパない…」
l从・∀・ノ!リ人「もしかして恥ずかしがってるのじゃ?」
*(;‘‘)*「それはないと思う」
l从・∀・ノ!リ人「じゃあしょうがないのじゃ!慣れるまでそこにいるのじゃ!」
( ゚∋゚) コクン
*(;‘‘)*「ひいい肯定したああ」
- 62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 22:59:57.78 ID:FliMCax80
- ガラガラ
(´・ω・`)「おはよー」
ノノノノ
∈゚ )
/⌒ )
ミイ // モニュン
| ( (
| ) )ω・`)
| // )
| ノノ│ │ │
|ノノ (__)_)
彡ヽ`
*(;‘‘)*「うわあああああ!!!恐れていた最悪の事態だあああああ!!!」
(´・ω・`)
(; ><)「ショボンくんが固まってるんです!!!危険なんです!!!」
- 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 23:03:11.63 ID:FliMCax80
- (´・ω・`)
(´・ω・`)「(ふむ…柔らかく張りがあり…それでいてまろやかで…グッと引き締まったいいヒップだ…)」
(´・ω・`)「(もっと味わいたい…)」
ノノノノ
∈゚ )
/⌒ )
ミイ // モニュニュニュニュン
| ( (
| ) )・`)
| // )
| ノノ │ │
|ノノ__)_)
彡ヽ`
(;゚Д゚)「ひいいいいい!!!ショボンが尻に埋もれていくううううう!!!」
l从・∀・ノ!リ人「ショボンくんも気に入られたみたいなのじゃ」
*(;‘‘)*「この状況を受け入れている妹者ちゃんが信じられないよ!!!」
- 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 23:07:14.54 ID:FliMCax80
- (´・ω・`)「…っぷはぁ!!」
(;゚Д゚)「だ、大丈夫かショボン!!」
(´・ω・`)「ああ。生き返ったような心地だよ」
(; ><)「きっと窒息寸前だったんです…」
(´・ω・`)「ところでこの人は?」
l从・∀・ノ!リ人「人じゃなくて鳥なのじゃ!クックルっていうのじゃ!」
(´・ω・`)「へぇ、ナイスガイ…いやナイスバードだね」
l从・∀・ノ!リ人「おお!クックルの可愛さがわかるとは、さすが学校一の天才ショボンくんなのじゃ!」
(´・ω・`)「ははは、当然だよ」
*(;‘‘)*「うう…同じクラスにこんなエキセントリックな人が二人もいたなんて…」
- 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 23:12:05.97 ID:FliMCax80
- (´・ω・`)「僕はショボンっていうんだ。よろしく、クックルさん」
( ゚∋゚)
(´・ω・`)「…ううん。やっぱり鳥じゃ、握手は難しいのかな」
l从・∀・ノ!リ人「へっへーん。妹者とヘリちゃんは握手してもらったのじゃー」
(´・ω・`)「そうなのかい?」
*(‘‘)*「うん、まぁ…全然嬉しくはないけど…」
(´・ω・`)「(女の子の方が好きなのかな…ロリコン…?)」
( ゚∋゚)
ギュ
(; ><)「ひいいいいい!!!何故か握手されたんですううううう!!!」
l从・∀・ノ!リ人「ビロくんも気に入られたみたいなのじゃー」
(;゚Д゚)「(握手されなくて良かった…)」
(´・ω・`)「(なんだショタもいけるのか…)」
- 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 23:17:21.53 ID:FliMCax80
- ガラガラ
( ´∀`)「はーい皆さんおはようございますモナー」
ドンッ
( ´∀`)「あいたっ」
( ゚∋゚)
( ´∀`)
(,,゚Д゚)「やった!!先生が来た!!これで変な人がいなくなるぞ!!」
l从・∀・ノ!リ人「人じゃなくて鳥なのじゃ!」
*(;‘‘)*「否定するなら変の方も否定しろよ!!」
( ´∀`)
( ´∀`)「父兄の方ですモナ?」
( ゚∋゚)
( ゚∋゚) コクン
(; ><)「えええええ肯定したあああああ」
- 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 23:21:36.54 ID:FliMCax80
- ( ´∀`)「やっぱりそうでしたモナか。すいませんが、このバッジを胸に着けてほしいですモナ」
( ´∀`)つ【来校者】
( ゚∋゚)
チクチク
ノノノノ
∈゚ )
【来校者】)
ミイ //
| ( (
| ) )
| //
| ノノ
|ノノ
彡ヽ`
*(;‘‘)*「うわぁ…正式に認められた…」
(;゚Д゚)「っていうか安全ピン普通に留めたけど胸大丈夫なのか?」
- 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 23:27:10.28 ID:FliMCax80
- ( ´∀`)「では朝の会を始めますモナー」
(; ><)「せ、先生!いいんですかあの人!?」
l从・∀・ノ!リ人「だから鳥なのじゃー」
*(;‘‘)*「律儀だなぁ…」
( ´∀`)「どういうことモナ、ビロードくん」
(; ><)「だ、だってその…あの人羽毛感すごいですし…クチバシもあるし、トサカもあるし…」
l从・∀・ノ!リ人「だから鳥なのじゃー」
( ´∀`)「ビロードくん。人を見た目で判断してはいけないモナよ」
l从・∀・ノ!リ人「だから鳥なのじゃー」
(´・ω・`)「そうだよ。あの人、見た目はあれだけど悪い人じゃなさそうじゃないか」
l从・∀・ノ!リ人「だから鳥なのじゃー」
*(;‘‘)*「うっせぇな!!律儀にも程があるよ!!」
- 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 23:33:47.15 ID:FliMCax80
- ( ´∀`)「あの人は妹者さんの父兄さんモナ?」
l从・∀・ノ!リ人「鳥なのじゃ!クックルっていうのじゃ!」
( ´∀`)「さっきみたいな言い方をしたら、妹者さんも傷つくモナよ、ビロードくん」
(; ><)「えぇー…だって明らかにおかしいじゃないですか…」
( ´∀`)「世界はビロードくんが思っているよりももっとずっと広いモナ」
( ´∀`)「中には羽毛感がすごくてクチバシがあってトサカもある人だっているモナよ」
*(;‘‘)*「いやこれはさすがにいないと思います」
( ´∀`)「はっはっは。みんなも大人になればわかるモナよ」
(;゚Д゚)「大人になりたくなくなってきたぞ…」
l从・∀・ノ!リ人「先生ありがとうなのじゃ。ほら、クックルもありがとうって」
( -∋-) ペコリ
*(;‘‘)*「従順だなぁ…」
( ´∀`)「では今度こそ朝の会を始めますモナー」
- 81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 23:39:31.10 ID:FliMCax80
- キーンコーンカーンコーン…
( ´∀`)「はい、四時間目終わりモナ。給食の準備をするモナー」
( ゚∋゚)
*(;‘‘)*「あの…妹者ちゃん…休み時間の度に何人かずつ女の子が握手されてたんだけど…」
l从・∀・ノ!リ人「みんな気に入られて良かったのじゃー」
*(;‘‘)*「いや私すごく嫌な悪寒がするんだけど…」
(´・ω・`)「それより給食の準備だよ。もう僕お腹ぺこぺこさ」
(,,゚Д゚)「俺も腹減ったなぁ」
(; ><)「気楽なもんなんです…」
l从・∀・ノ!リ人「ところで今日のメニューはなんなのじゃー?」
*(‘‘)*「えっと…」
- 84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 23:45:09.23 ID:FliMCax80
┌────────┐
│鳥五目ごはん .│
│ ......│
│鳥のからあげ .│
│ ......│
│焼き鳥 │
│ ......│
│鳥汁 .│
└────────┘
*(;‘‘)*「とっととととっととと鳥だらけだあああああ!!!」
(; ><)「っていうか鳥汁ってなんなんですか!?聞いたことないんです!!」
l从・∀・ノ!リ人「美味しそうなのじゃー!クックルにも分けてあげたいのじゃー」
*(;‘‘)*「パーフェクトに共食いだよ!!」
l从・∀・ノ!リ人「野生の世界じゃ他の鳥を食べることだって日常茶飯事なのじゃ」
*(;‘‘)*「いやまぁそうだろうけど…急にシビアなこと言い出すなぁ…」
l从・∀・ノ!リ人「その証拠に、ほら」
- 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 23:50:57.94 ID:FliMCax80
(⌒\ ノノノノ
\ヽ( ゚∋゚)
(m ⌒\
ノ / /
( /_,,,/
ミヘ丿 (::o・ァ
(ヽ_∈ミ;;;ノ,ノ
*(;‘‘)*「狩りの体勢に入ってるううううう!!!」
l从・∀・ノ!リ人「シー!うるさくすると獲物が逃げるのじゃ!」
*(;‘‘)*「むしろ逃がしてあげたいよ私は!」
- 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/05(日) 23:55:05.63 ID:FliMCax80
\ヽ ノノノノ
\\ヽ( ゚∋゚)
\ヽ(m\\ヽ ⌒\・,‘
\ヽ ノ\\ヽ\m/ /・,‘
(\ヽ m \m・,‘ ・,‘
ミヘ丿\∩ ∴.' _ゝ ∴.' ∴) ・,‘
.(ヽ_ノゝ\ヽノ_・,‘__∴
(; ><)「殴りすぎなんです!!!」
l从・∀・ノ!リ人「あれは叩くことによって肉を柔らかくしているのじゃ。野生の知恵なのじゃ」
(;゚Д゚)「もはや原型留めないと思うぞ!?」
l从・∀・ノ!リ人「大丈夫大丈夫、大きい兄者も大丈夫だったのじゃ」
*(;‘‘)*「お兄さん何者なの!?」
(´・ω・`)「是非会いたいなぁ」
- 93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 00:02:57.20 ID:lE1zU8Ca0
- ( ゚∋゚) トコトコ
(; ><)「な、何か持ってきたんです?」
(,,゚Д゚)「あれは…焼き鳥のタレだ!俺んちと似たような匂いがする!」
( ゚∋゚) トコトコ
*(;‘‘)*「ガスコンロと網も持ってきた!!!」
( ゚∋゚) ペタペタ
( ゚∋゚) ジュー
(;゚Д゚)「な、なんて手際がいいんだ…うちの親父といい勝負だぜ!」
l从・∀・ノ!リ人「いい香りがしてきたのじゃー…」
*(;‘‘)*「いやもう何なんだよあの生命体は…」
( ゚∋゚) モグモグ
(; ><)「そして箸の使い方が上手い!!!」
- 96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 00:09:33.23 ID:lE1zU8Ca0
- ( ゚∋゚) ゲプ
(; ><)「結局鳥五目ごはんもからあげも鳥汁も食べたんです…」
*(;‘‘)*「しかも三人分ぐらい食べたよ…」
( ´∀`)「学校給食も美味しくなりましたモナー」
( ゚∋゚) コクリ
(;゚Д゚)「なんか話合わせてるぞ…」
l从・∀・ノ!リ人「クックルは物知りなのじゃ」
*(;‘‘)*「もういい加減疑うということを知れよ!」
- 99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 00:14:41.32 ID:lE1zU8Ca0
- ウー…ウー…
( ´∀`)「モナ?非常警報モナ?」
『緊急避難勧告。緊急避難勧告。只今政府から、地球に大隕石が迫っているという発表がありました』
*(;‘‘)*「えええええ何その急展開!!!」
『本日の授業は中止とします。生徒は集団下校をしますので、速やかに校庭に集まってください』
l从・∀・ノ!リ人「隕石って…」
(,,゚Д゚)「地球に降ってくるのか!?」
(´・ω・`)「なんてこった…」
(; ><)「ど、どうしたら…」
( ゚∋゚)
- 101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 00:17:09.03 ID:lE1zU8Ca0
ダダダダダッ!!!
ノノノノ -___
(゚∈゚ ) ─_____ ______ ̄
丿\ノ⌒\ ____ ___
彡/\ /ヽミ __ ___
./∨\ノ\ =_
.//.\/ヽミ ≡=-
ミ丿 -__ ̄___________
l从;・∀・ノ!リ人「クックル!?どこに行くのじゃ!?」
*(;‘‘)*「あ、妹者ちゃん!ダメだよ集団下校なのに!」
l从;・∀・ノ!リ人「クックルを置いていけないのじゃー!後で学校には戻ってくるのじゃー!」
*(;‘‘)*「妹者ちゃーん!!」
- 105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 00:20:09.14 ID:lE1zU8Ca0
- ( ゚∋゚) ダダダダダッ!!!
l从;・∀・ノ!リ人「ひぃ、ひぃ…クックル足速いのじゃ…」
( ゚∋゚) ピタッ
l从;-∀-ノ!リ人「もう追いつけないのじゃー…」
( ゚∋゚)
ダダダダダッ!!!
オンブナノジャー
〃'´⌒`ヽ
ノノノノ 〈((リノ)))i iヽ
(゚∈゚ ) l从・∀・ノ!リ人____ ̄
丿\ノ⌒\丕⊂))ヽ)
彡/\ /ヽミ/_|j_ ゝ((
./∨\ノ\ =_
.//.\/ヽミ ≡=-
ミ丿 -__ ̄___________
- 107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 00:23:20.93 ID:lE1zU8Ca0
- 〜永田町〜
( ФωФ)「……」
(-_-)「ロマネスク総理…」
( ФωФ)「うむ…大変なことになったのである…」
(-_-)「日本は…いえ、地球はどうなってしまうのでしょうか…」
( ФωФ)「…実は、こんなこともあろうかと極秘に開発を進めていたものがある」
(;-_-)「ええ!?飛んだ先見の明じゃないですか総理!」
(;-_-)「その先見の明をどうして普段の政治で発揮しないんですか!だから無能とか言われるんですよ!」
( ФωФ)「いやうんごめんマジでヘコむから止めて」
(;-_-)「あ、すいませんつい…」
( ФωФ)「…ともかく。こういうこともあろうかと…」
- 109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 00:26:22.83 ID:lE1zU8Ca0
「この国会議事堂を隕石破壊用兵器として改造していたのである!!!」
.,-、
.,|IIII|,、
./;;;;;;;;;;;;;;\
.._日iiviiviiviivii日_
|:::゚:゚:゚:゚:゚;゚;゚;゚;゚:゚:゚:゚:゚:::|
ェ|::::i━━━━━i::::|ュ
|::|::::| ||:||:||:||:||:||:| |::::|::|
台 |::::| !!:!!:!!:!!:!!:!!:! |::::| 台
___.iェェェ:|;;;;|二二二二二|;;;;|:ェェェi.___
. |:::,-、::[.___[ 最 終 兵 器.]___]::::,-、:::|
--、.__________|:::IIII :|:::┌┬┬┬┬┬┬┬┬┐:::|:: IIII:::|__________
.___________|:::::::::::|:::││││││││││::.|::::::::::::|__________
.|:|[]|::|[]|::|[]|::|[]|::|[]|::|[]|::|[]|:::「」 :|:::││││││││││::.|:::「」 ::||[]|:::|[]|:::|[]|:::|[]|:::|[]|:::|[]|::
:|:|__|::|r'" . .: ;;;`、:|__|::|__|::|__|:::l:::l:::|:::││││││││││::.|:::l:::l::::||__|:::|__|:::|__|/⌒ヽ-、|__|::
:|:|[]{" .;;;;;;;;;;;;;;ヽ]|::|[]|::|[]|:::「」 :|:::││││││││││::.|:::「」 ::||[]|:::|[]|/....;;;;;;;;.、`ヽ.::|[]|.:
;;;;/∴` . .::: ;;;;ヽ;;;;;;;).|__|;;|__|..__..|___|..││││││││..|___|__..:::||__|:;;|./"⌒';; ∴;;;);;;)._|;;
__i_ || ....,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)¬¬:::|::::::::|./. ┴┴┴┴┴┴┴┴ \:i::::::::|¬¬;;;(,,, ...::;;;;;;;;||,,,;;;;;;;;;;);;;
ニニ[_]. −ニニ三三三三三三三三三三三三三三三ニニ− [__]ニニニ
ニニ[_]. −ニニ三三三三三三三三三三三三三三三ニニ− [__]ニニニ
(;-_-)「ええええええええええええええもったいねええええええええええええええええええええええええ!!!」
(;-_-)「また税金の無駄遣いしやがってこの無能!この…無能!!」
( ФωФ)「いやほんとごめん。本当にごめん。本当に」
- 111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 00:29:25.10 ID:lE1zU8Ca0
- (;-_-)「ま、まぁそれで世界が救えるなら安いものかもしれませんね…」
( ФωФ)「うむ…だが、実は…」
(-_-)「え…?」
( ФωФ)「実はまだ、推進力…つまりエンジンが未完成なのだ…」
( ФωФ)「出力も足りないし、コントロールも効かぬ…」
(-_-)「そ、そんな…じゃあやっぱり役立たずじゃないですか!無能野郎!」
( ФωФ)「何回も謝ってるのになんでまた言うの?」
(-_-)「くそっ、それじゃあやっぱりこのまま地球の破滅を指をくわえて待っているしかないのか…」
<チョットトオリマスノジャー!!
<ナニヲスルキサマラー!!
( ФωФ)「む!?何だこの非常時に!」
- 113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 00:31:10.05 ID:lE1zU8Ca0
ノノノノ
∈゚ )
/⌒ )
ミイ // ゼーゼー
| ( (
| ) ) 〃'´⌒`ヽ
| // 〈((リノ)))i iヽ
| ノノ l从・∀・;!リ人
|ノノ ⊂)丕⊂))ヽ)
彡ヽ` 〈/_|j_ ゝ((
( ФωФ)
(-_-)
( ФωФ )「変な人とようじょ来た!!!こわい!!!」
(-_-)「こっち見ないでください」
- 116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 00:36:41.37 ID:lE1zU8Ca0
- (-_-)「一体何をしに来たんだ!」
( ゚∋゚)
l从;・∀・ノ!リ人「よ、よくわからないのじゃー…妹者はクックルについてきただけで…」
( ゚∋゚)
( ゚∋゚)「地球を救うために来た」
(;ФωФ)「うわあああああああああああああああああああああああ喋ったああああああああああああああああああああああ!!!」
l从;・∀・ノ!リ人「クックル喋れたのじゃ!?」
( ゚∋゚)「うむ。隠していてすまない」
(;-_-)「文章じゃわからないけどとんでもなく声が高くてイメージに合わないぞ…」
( ゚∋゚)「だから黙っていたんだ」
l从・∀・ノ!リ人「そうだったのじゃー」
- 119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 00:40:27.20 ID:lE1zU8Ca0
- ( ゚∋゚)「ともかく。この国会議事堂が隕石破壊兵器であることは知っている」
( ФωФ)「な、何故それを…!」
( ゚∋゚)「我々クックル族には特殊な能力があってな…我々は食べた肉の『記憶』を取り込むことができるのだ」
(-_-)「記憶を…?だが、それでどうして…このことは機密中の機密だったはずだ。ですよね、総理」
( ФωФ)「うむ。我輩が一人でこつこつ改造していたからな。昼夜を問わず」
(;-_-)「一人でやってたのかよ!!道理で普段仕事してないと思った!!無能!!」
( ФωФ)「それで、その機密を何故知ることが出来たのだ?」
(;-_-)「スルーすんなおい!!」
( ゚∋゚)「うむ。これは、先ほど食べたスズメの記憶だ…」
- 120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 00:45:26.09 ID:lE1zU8Ca0
- 〜数日前 永田町のとある公園〜
_,,,
/::o・ァ チュンチュン
∈ミ;;;ノ,ノ
( ФωФ)「ああ…心が癒される…」
( ФωФ)「議事堂の改造もひと段落したし、ちょっと一休みである」
( ФωФ)「ふふ。あの議事堂が隕石破壊用の兵器だなんて、誰も思わないであろうな」
( ФωФ)「いつか隕石が地球に迫ってきた時、全世界の度肝を抜いてやるのである」
( ФωФ)「そうすればきっと、我輩の支持もうなぎのぼりである」
( ФωФ)「ああ〜来ないかな〜隕石。なるべくでかいの。世界危機レベルの」
_,,,
/::o・ァ 「(コイツァとんでもない情報を仕入れちまったぜ…)」
∈ミ;;;ノ,ノ
_,,,
/::o・ァ 「(へへっ、いい金になりそうだ…)」
∈ミ;;;ノ,ノ
- 123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 00:48:54.67 ID:lE1zU8Ca0
- ( ゚∋゚)「…というわけだ」
(;-_-)「何をさらっと物騒な望みしてんだ総理いいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」
( ФωФ)「もしかしたらこの隕石は我輩の願いが叶ったのかもってちょっと思ってました」
l从・∀・ノ!リ人「えっと、えっと…よくわからないけど、この建物があれば隕石は壊せるのじゃ?」
( ФωФ)「うむ…だが、ぶつける手段がない…」
( ゚∋゚)「そこで私の出番というわけだ」
( ФωФ)「何?」
l从・∀・ノ!リ人「…ま、まさかクックル…!」
( ゚∋゚)「そう、そのまさかだ。マイスター・イモジャ」
(;-_-)「マイスターって呼んでんの?」
l从・∀・ノ!リ人「妹者も今初めて知ったのじゃ」
( ФωФ)「(かっこええ…今度から我輩もうそう呼んでもらおう…)」
- 124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 00:55:21.62 ID:lE1zU8Ca0
- l从;・∀・ノ!リ人「ダメ、ダメなのじゃクックル!そんなことをしたら…クックルは・・・!」
( ゚∋゚)「いいのだ、マイスター・イモジャ」
( ゚∋゚)「私はこども…いやこの世界を愛している。愛するこども…いや世界を救えるのなら、この命など安いものだ」
(-_-)「ヤバい性癖見え隠れしてるぞおい」
( ゚∋゚)「だから、マイスター・イモジャ。笑って、送り出してほしい」
l从・∀・ノ!リ人「クックル…」
( ゚∋゚)「どうか、頼む」
l从・∀・ノ!リ人「……」
l从・∀・ノ!リ人「わかったのじゃ」
( ФωФ)「…良いのか?」
l从・∀・ノ!リ人「あったりまえなのじゃ!クックルがやると決めたのじゃ、妹者が何か言う意味なんてないのじゃ!」
( ゚∋゚)「…ありがとう、ようじょ…マイスター」
(;-_-)「ようじょって言っちゃったよ!!!この大事な場面で!!!」
- 127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 00:58:23.02 ID:lE1zU8Ca0
- ( ゚∋゚)「では、行ってくる。皆に…特に」
( ><)
( ゚∋゚)「この子によろしく」
l从・∀・ノ!リ人「わかったのじゃ!」
(;-_-)「何故一人だけ特別扱いなんだ…」
l从・∀・ノ!リ人「クックル」
( ゚∋゚)
l从・∀・ノ!リ人「ありがとう、なのじゃ。一日だけだったけど、楽しかったのじゃ!」
( ゚∋゚)
( -∋-)「それは私の言葉だ…ありがとう」
( ゚∋゚)「願わくば…」
( ゚∋゚)「あなたが永遠に小さいままでありますよう!」
ダダダッ
(;-_-)「最後にすげー最低なこと言ってった!!!」
( ФωФ)「それより逃げるぞ!ここが打ち上げられるんだから!」
- 130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 01:02:10.74 ID:lE1zU8Ca0
- 〜議事堂から遠く〜
( ФωФ)「…ここまで離れれば、大丈夫であろう」
l从・∀・ノ!リ人「のじゃ…」
(-_-)「…辛くはないのかい?」
l从・∀・ノ!リ人「辛いに決まってるのじゃ。だけど」
l从・∀・ノ!リ人「クックルは笑ってたのじゃ…」
(-_-)「笑ってたんだあれ…」
l从・∀・ノ!リ人「だったら、妹者も…笑ってないと、って…」
l从;∀;ノ!リ人「笑って…笑って、クックルを送らないと、って…」
l从;∀;ノ!リ人「う、うう…」
l从;д;ノ!リ人「うわあああーーーーーーーん!!!」
( ФωФ)「…済まない。我輩が、エンジンも完成させていれば…」
(-_-)「うん…本当にそうですよ総理…」
( ФωФ)「君はたまには我輩をフォローしてくれてもいいのではないかね」
- 131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 01:07:17.94 ID:lE1zU8Ca0
- ゴゴゴゴゴ…
(;-_-)「ああ!!国会議事堂が!!」
山
田ロ田
|| ll l | ll
l lll || l 推奨BGM:君をのせて(天空の城ラピュタ主題歌)
| || l
l |
l
( ФωФ)「まるでラピュタのように上がっていくのである…」
l从;д;ノ!リ人「えぐっ、あう…えう」
l从;д;ノ!リ人「あそこに、クックルもいるのじゃ…」
l从つдとノ!リ人 ゴシゴシ
l从・∀・ノ!リ人ノシ「クックルー!!!!!本当に、本当に…ありがとうなのじゃー!!!!!」
l从・∀・ノ!リ人「妹者たちはクックルのこと、絶対に忘れないのじゃー!!!!!」
- 134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 01:09:38.76 ID:lE1zU8Ca0
こうして―――
ヽ`
´
´.
__,,:::========:::,,__
...‐''゙ . ` ´ ´、 ゝ ''‐...
..‐´ ゙ `‐..
/ \
.................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´ ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
.......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ .' ヽ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
;;;;;;゙゙゙゙゙ / ゙: ゙゙゙゙゙;;;;;;
゙゙゙゙゙;;;;;;;;............ ;゙ ゙; .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;............................. ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ
/゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ' ; .` .; il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
`;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙
´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´
―――地球に迫った大隕石は、破壊された。
- 135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 01:13:45.68 ID:lE1zU8Ca0
- 〜数日後〜
l从・∀・ノ!リ人「おはようなのじゃー」
(´<_` )「ああ…おはよう妹者。…クックルのこと、聞いたよ」
l从・∀・ノ!リ人「……」
(´<_` )「辛かったろうな…」
l从・∀・ノ!リ人「…もう、大丈夫なのじゃ。確かに辛かったけど…」
l从・∀・ノ!リ人「クックルは、立派に世界を救ったのじゃ。それなのにいつまでも泣いてたら…妹者は、立派じゃないのじゃ」
(´<_` )「…そうか。そうだな」
(´<_` )「(いつの間にか、大きくなった気がするな…)」
l从・∀・ノ!リ人「ところで小さい兄者」
(´<_` )「ん?」
- 136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 01:16:03.03 ID:lE1zU8Ca0
「\ .「\
〉 .> 〉 〉 85COMBO!!!
/ / / /
/ | / |
/ / / /
( 〈. / /. | 「お父さんのパンツと一緒に洗わないでって言ったでしょ!!!」
\ `∬#´_ゝ`) / ‖
\ \ / /ヽ
| / ヽ `´ ノ ヽ
‖( 、| /ノ ノ |
| ヽミ´ 彡 ) イ ‖
| ‖ ノノ | ⌒ヽ
‖ / / .|‐i. l |
_ / ノ , _ 、 ヽ`ヽ_ / ‖
(`ヘ -‐ ' ´⌒´ (;、 > ,) 、 / .)"´`ヽ、_ 「ごめんなさい!!!ごめんなさい!!!」
丶_,, ニテ-‐T´ ̄  ̄/ /ー -t 、_n,)
.く _,, -ー┘ 彡⌒ミ し´
l从・∀・ノ!リ人「姉者はなんであんなにブチ切れてるのじゃ?」
(´<_` )「月の日なんじゃねぇの…あ、ごめん忘れてくれ」
l从・∀・ノ!リ人「???」
- 139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 01:20:13.02 ID:lE1zU8Ca0
l从・∀・ノ!リ人
ねぇ、クックル
あなたの救った世界は、今日もとっても綺麗だよ
空はいつものように青くて、雲はいつものように白くて
風は爽やかで、太陽は暖かで
あなたのおかげで、いつもの日々は、いつものままだよ
さあ、今日もいつもの一日を始めよう
私は窓を、大きく開いた―――
- 140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 01:22:36.43 ID:lE1zU8Ca0
(⌒\ ノノノノ
\ヽ( ゚∋゚)
(m ⌒\
ノ / /
( / /
ミヘ丿 ( ´_ゝ`)
(ヽ_ノゝ _ノ
l从・∀・ノ!リ人
(⌒\ ノノノノ
\ヽ( ゚∋゚)
(m ⌒\
ノ / /
( / /
ミヘ丿 ( ´_ゝ`)「たすけて」
(ヽ_ノゝ _ノ
\ヽ ノノノノ
\\ヽ( ゚∋゚) 269HIT!!!
\ヽ(m\\ヽ ⌒\・,‘
\ヽ ノ\\ヽ\m/ /・,‘
(\ヽ m \m・,‘ ・,‘
ミヘ丿\∩ ∴.' _ゝ ∴.' ∴) ・,‘
.(ヽ_ノゝ\ヽノ_・,‘__∴
- 142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 01:25:50.50 ID:lE1zU8Ca0
- l从;・∀・ノ!リ人「ち、小さい兄者ああああああああああああ!!!窓の外で大きい兄者が!!!」
(´<_` )「どうした妹者…」
/\___/ヽ ヽ
/ ::::::::::::::::\ つ
. | ,,-‐‐ ‐‐-、 .:::| わ
| 、_(o)_,: _(o)_, :::|ぁぁ ←(´<_` )
. | ::< .::|あぁ
\ /( [三] )ヽ ::/ああ
/`ー‐--‐‐―´\ぁあ
( ゚∋゚)「只今戻った、マイスター」
l从*・∀・ノ!リ人「クックル!!本当にクックルなのじゃ!!」
( ゚∋゚)「ああ、本当にクックルだ」
l从・∀・ノ!リ人「でもでも、どうやって…あの時クックルは国会議事堂と一緒に爆発したはずなのじゃ…」
( ゚∋゚)「…?なんのことだ?私は…」
- 145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 01:29:00.28 ID:lE1zU8Ca0
- 〜隕石破壊の真実〜
( ゚∋゚)「…これを打ち上げれば、こども…世界は救われる…」
( ゚∋゚)「ふふ、久しぶりだな。本気を出すのは…」
爪( ゚∋゚)爪 バサァッ!!
爪( ゚∋゚)爪「この翼…世界の未来に、くれてやろう…!!」
爪(# ゚∋゚)爪「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
爪(# ゚∋゚)爪「行くぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
- 146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 01:31:32.50 ID:lE1zU8Ca0
- .,-、
.,|IIII|,、
./;;;;;;;;;;;;;;\
.._日iiviiviiviivii日_
|:::゚:゚:゚:゚:゚;゚;゚;゚;゚:゚:゚:゚:゚:::|
ェ|::::i━━━━━i::::|ュ
|::|::::| ||:||:||:||:||:||:| |::::|::|
台 |::::| !!:!!:!!:!!:!!:!!:! |::::| 台
___.iェェェ:|;;;;|二二二二二|;;;;|:ェェェi.___
. |:::,-、::[.___[ 最 終 兵 器.]___]::::,-、:::|
--、.__________|:::IIII :|:::┌┬┬┬┬┬┬┬┬┐:::|:: IIII:::|__________
.___________|:::::::::::|:::││││││││││::.|::::::::::::|__________
.|:|[]|::|[]|::|[]|::|[]|::|[]|::|[]|::|[]|:::「」 :|:::││││││││││::.|:::「」 ::||[]|:::|[]|:::|[]|:::|[]|:::|[]|:::|[]|::
:|:|__|::|r'" . .: ;;;`、:|__|::|__|::|__|:::l:::l:::|:::││││││││││::.|:::l:::l::::||__|:::|__|:::|__|/⌒ヽ-、|__|::
:|:|[]{" .;;;;;;;;;;;;;;ヽ]|::|[]|::|[]|:::「」 :|:::││││││││││::.|:::「」 ::||[]|:::|[]|/....;;;;;;;;.、`ヽ.::|[]|.:
;;;;/∴` . .::: ;;;;ヽ;;;;;;;).|__|;;|__|..__..|___|..│││ |_ .│││..|___|__..:::||__|:;;|./"⌒';; ∴;;;);;;)._|;;
│││ Σ .{々 | て
│││ │ │ .`ヽ |
││ │ │ | |
││ │ │ | |
│ │ │ } }
│││ │ ノノノノ | 「タイガーアパカッ!!!!!」
│││ │ ( #) |
│ │ 〉 ^|
│││ __/ .|
│││〈´ム〉| |
│││ ヾ、`| | |
│││ \" | \
│ │ . │\/ 人_ .⊥
││ | | | |
- 150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 01:32:48.26 ID:lE1zU8Ca0
- ゴゴゴゴゴ…
(;-_-)「ああ!!国会議事堂が!!」
山
田ロ田
|| ll l | ll
l lll || l 推奨BGM:君をのせて(天空の城ラピュタ主題歌)
| || l
l |
l
( ФωФ)「まるでラピュタのように上がっていくのである…」
- 152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 01:37:32.45 ID:lE1zU8Ca0
- ( ゚∋゚)「というわけで、エネルギーを使い果たした私は」
ノノノノ
( ゚∋゚) ←この形態
ミ_ノ
″″
( ゚∋゚)「になってしまい、この数日エネルギーを蓄えていたというわけだ」
l从・∀・ノ!リ人「そうなのじゃー」
(´<_` ;)「しかし何故タイガーアパカッ…」
( ゚∋゚)「今ので肩慣らしも済んだ。前よりも気力が増しているぐらいだ」
(* ゚∋゚)「また一緒に、ハァハァ、いられるな…マイスター…ハァハァ」
(´<_` ;)「なんか危険度も増してる!!!」
l从・∀・ノ!リ人「うん!またよろしくなのじゃ、クックル!」
(* ゚∋゚)「ほら、この鳥と人の境目のところを触ってごらん…」
(´<_` ;)「ここに来てそれやんの!?」
- 153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/02/06(月) 01:39:53.54 ID:lE1zU8Ca0
〈 ̄ヽ
ノノノノ ,、____| |____,、
∈゚ ) 〈 _________ ヽ,
/⌒ | | | |
ミイ // ヽ' 〈^ー―――^ 〉 |/
| ( ( 鳥人( ゚∋゚)のようです ,、二二二二二_、
| ) ) 〈__ _ __〉
| // | | | |
| ノノ / / | | |\
|ノノ ___/ / | |___| ヽ
彡ヽ` \__/ ヽ_____)
戻る