( ^ω^) 12人の魔法使いのようです

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/04/18(水) 20:35:53.09 ID:SZnaCtCo0

( ^ω^) 「長かったお…」

('A`) 「ああ、まさかこんなところで出会えるとはな…」

ξ゚听)ξ 「それも3人も…」

川 ゚ -゚) 「これも神の思し召しだろうか」

( ^ω^) 「…言っておくが、僕は負ける気は全然ないお」

('A`) 「そりゃ、こっちのセリフだ」

ξ゚听)ξ 「あらあら…気の早いこと…」

川 ゚ -゚) 「ならば、決着をつけるとしよう」


( ゚ω゚) カッ

(゚A゚) クワッ

ξ#゚皿゚)ξ ギリッ

川#゚ -゚) ピシッ

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/04/18(水) 20:36:47.68 ID:SZnaCtCo0







 -------生き残るのは、僕 オレ アタシ 私 だ--------


( ^ω^) 12人の魔法使いのようです







.

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/04/18(水) 20:38:48.90 ID:SZnaCtCo0

( ゚ω゚) 「双角牛『タブルズタウロス』!!」


(゚A゚) 「神無月『ゴッドダウンタウン』!!」


ξ#゚皿゚)ξ 「原初の火『ザ・ファンタジック』!!」


川#゚ -゚) 「磨羯宮『ホワイティ・ブラッド』!!」












( ^ω^) 「まてい」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/04/18(水) 20:40:47.11 ID:SZnaCtCo0

( ^ω^) 「いや…まてまて、まてい」

川 ゚ -゚) 「なんだ?催したか?」


(゚A゚) 「貴様の信ずる神を、死の街に落してやろう!!」

ξ#゚皿゚)ξ 「すべての始まりの火をそう容易く消せると思わないでくださいな!!」


( ^ω^) 「お前らもまてい」


( ^ω^) 「うん、まぁ、ねぇ、戦いが始まる前に、ひとつ自己紹介をしようとおもいますお」

('A`) 「なんでよ?」

ξ゚听)ξ 「はやく燃やし尽くしたいわ」

川 ゚ -゚) 「まぁまぁ、私もなんか違和感を感じた」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/04/18(水) 20:42:41.39 ID:SZnaCtCo0

( ^ω^) 「えっと…じゃあ僕から。僕はブーンで、司る能力は『双角牛【ダブルズタウロス】』だお」

('A`) 「うんうん」

ξ゚听)ξ 「おもしろみに欠ける自己紹介ね」

川 ゚ -゚) 「それで」


( ^ω^) 「…」

( ^ω^) 「ぼく、【干支】の二番目の人だお」

('A`) 「え」

ξ゚听)ξ 「え」

川 ゚ -゚) 「あーやっぱりそんなことだろうと思ってたわー」

('A`) 「いやいやいや」

('A`) 「いやいやいや」

('A`) 「え」

('A`) 「干支?」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/04/18(水) 20:44:56.87 ID:SZnaCtCo0

( ^ω^) 「そういうお前はなんだお?」

('A`)

('A`) 「ドクオ、能力は『神無月【ゴッドダウンタウン】』…暦の10番目」

( ^ω^)

ξ゚听)ξ

川 ゚ -゚) 「あーやっぱり暦かー」

('A`) 「ちょっとまて」

('A`) 「お前ら、暦じゃないの?睦月とか如月とか?」

( ^ω^) 「ぜんぜん違う」

ξ゚听)ξ 「違うわね」

川 ゚ -゚) 「私も違う」

('A`) 「ええーええーーええええーーーーえ? え〜〜〜〜〜〜〜〜」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/04/18(水) 20:46:37.03 ID:SZnaCtCo0

川 ゚ -゚) 「ちなみに私は『磨羯宮【ホワイティ・ブラッド】』だ」

ξ゚听)ξ 「星座ね」

( ^ω^) 「星座だお」

('A`) 「まてまてまてまて、星座というか宮だろそれ?!つまり誕生宮だろ?つまり暦なんだな!!」


(#'A`) 「やっぱり、クーはオレの敵なんだな!!」

川 ゚ -゚) 「言っとくが、磨羯宮の標準的な期間は12月22日〜1月20日だ」

川 ゚ -゚) 「お前のいう暦、どこに当てはまるんだ?」

('A`)

川 ゚ -゚)

(ノA`)

川 ゚ -゚)

(ノ∀`) 「あはははっはははっはっははっはあっははっはあははははぁぁぁ!!あは、あは、あは!!!」

( ^ω^) 「気持ちはわかる」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/04/18(水) 20:50:50.38 ID:SZnaCtCo0

ξ゚听)ξ 「じゃ…アタシは…」

川 ゚ -゚) 「たしか君は「原初の火『ザ・ファンタジック』なんだっけな」

( ^ω^) 「火?」

('A`) 「火?」


( ^ω^)'A`) 「まさか!!」


(#゚ω゚) 「第一の干支、『秘境鼠【アドベンチャーズ】』かお?!!ここであったが百年目ぇぇぇ!!!」

(#'A`) 「第八の暦『葉月【グリーン アンド レッド オン ザ リーフ】』か!!師匠の敵ぃぃぃぃ!!」


ξ゚听)ξ 「原初の火『ザ・ファンタジック』よ」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/04/18(水) 20:54:09.70 ID:SZnaCtCo0

ξ゚听)ξ 「アタシのは第一のタロット、『魔術師』よ」

川 ゚ -゚) 「なーんだタロットだったのか」

( ^ω^) 「いやいやいやいやいやいやいやいやいいや」

('A`) 「まてまてまてまてまてまてまてまてまてまてい」

( ゚ω゚) 「タロットって22枚あるじゃねーか!!」

(#'A`) 「俺らは12人だぞ!?」

ξ゚听)ξ 「ああ、ペルソナ3なの」

('A`) 「なんだよお前らの組。なんでそこからできてんだよ」

(;゚ω゚) 「ちょ、ぺるそなさんって誰だお?!」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/04/18(水) 20:57:50.76 ID:SZnaCtCo0

川 ゚ -゚) 「ちょっとまて、0番目のフールは?」

ξ゚听)ξ 「主催者」

川 ゚ -゚) 「ああ…あんたの所の主催者、バカなんだ…」

ξ ゚听)ξ 「開催早々13番目のデスに暗殺されて大会乗っ取られたけどね」

('A`) 「ちょっとまて」

(;゚ω゚) 「13人目きちゃった?!12人じゃないの?!」

川 ゚ -゚) 「あ〜〜まぁ〜〜うちも『サーペント』いるしな〜〜」

('A`) 「そういやオレも『閏』っていうやつがいるって噂をきいたな」

(;^ω^) 「え、なに、隠された13番目とかデフォなの?」

(;^ω^) 「は!じゃあ干支も13番目が…!!」

('A`) 「いないだろ?」

ξ゚听)ξ 「いないよね?」

( ^ω^)

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/04/18(水) 21:01:01.46 ID:SZnaCtCo0

( ^ω^) 「ネコとか…?」

川 ゚ -゚) 「ないない」

( ^ω^) 「fuck・・・」



('A`) 「で、だ」

('A`) 「戦うの?」

ξ゚听)ξ 「私はなんでもいいから、早く燃やし尽くしたいわ」

('A`) 「少なくともオレはこいつと戦いたくねぇ」

川 ゚ -゚) 「ん〜〜でもなぁ〜〜こんなのめったにないし…」


( ^ω^) 「そのまえにみんな、勝ちのこるとなんかいいことあるの?」


32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/04/18(水) 21:03:28.19 ID:SZnaCtCo0

('A`) 「願いことが叶う」

ξ゚听)ξ 「願いことが叶う」

川 ゚ -゚) 「願い事が叶う」

( ^ω^) 「最新の家電製品一台無料してくれる」







ξ゚听)ξ 「ブーンの、なんかおかしい」

( ^ω^) 「あ、やっぱり?」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/04/18(水) 21:07:52.28 ID:SZnaCtCo0

('A`) 「で、結局戦うのおれら?」

ξ゚听)ξ 「なんだかぐだぐだになっちゃったわね」

川 ゚ -゚) 「やめる?」

('A`) 「えーでも願い事は叶えたいしなー」

( ^ω^) 「どんなの?」

('A`) 「美女を10人くらい侍らして余生を過ごしたい」

ξ゚听)ξ 「え〜〜ないわ〜〜」

川 ゚ -゚) 「ないわ〜〜」

('A`) 「うっせばーか!!」

( ^ω^) 「僕は新しい冷蔵庫のほしいなぁって」

('A`) 「それで命をかけるのか」

( ^ω^) 「最近の冷蔵庫すごいんだお。アイスクリームが程良い硬さで凍らせてくれるんだお」

('A`) 「あのね」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/04/18(水) 21:13:22.81 ID:SZnaCtCo0

ξ ゚听)ξ 「もしかして、黄金で出来てる冷蔵庫とか?」

( ^ω^) 「残念ながら『モナモナデンキヤ』の今年度カタログにのってるヤツ限定なんだお。うちの主催そこだから」

('A`) 「家電販売店が主催者とか斬新」

( ^ω^) 「あ、これ、無関係の人とあったら渡すようにって。はいこれ」

('A`) 「お前の家電販売店、オレラのこと知ってるのかよ。なんだよその『モナモナデンキヤ』」

ξ ゚听)ξ 「あら、これもっていくとゲームソフト10%OFFしてくれるのね」

('A`) 「キャペーン中かよ」

( ^ω^) 「うん、ぶっちゃけ能力はオマケでチラシ配りがメインだお」

( ^ω^) 「もちろん、ノルマクリアしたら家電製品一個、無料でもらえるシステムなんだお」

('A`) 「おまえんところに興味が尽きねぇよ」

川 ゚ -゚) 「あ、そこ、このあいだパソコン買いに行ったところだ」

('A`) 「マジで家電販売店かよ」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/04/18(水) 21:17:12.72 ID:SZnaCtCo0

( ^ω^) 「クーは?」

川 ゚ -゚) 「私は山奥に理想的な家を一戸立ててもらいたいな。インターネット完備で」

( ^ω^) 「やだ、ややさかな願い事」

( ^ω^) 「ツンさんは?」

ξ゚听)ξ 「ハーレム」

('A`) 「おいこらまて、お前俺の願い事に対してなんて言った?」

ξ゚听)ξ 「キモイ」

('A`) 「あ、だめだコイツ、俺の戦いとは無関係なのはわかってるけど、能力使って神堕とさせてぇ」


川 ゚ -゚) 「ん〜〜〜んまぁ〜〜〜無理して戦わなくてもいい気がする」

( ^ω^) 「僕もそう思ってた」

ξ゚听)ξ 「なぜゆえ?」

川 ゚ -゚) 「まったく無関係のグループ同士潰し合ってもしょうがないでしょ?」

( ^ω^) 「じゃあ解散すっか…」

                                                       終わり

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/04/18(水) 21:19:13.66 ID:SZnaCtCo0

('A`) 「まて!!」

('A`) 「今すんばらしいビジョンが浮かんだ!!」

( ^ω^) 「ほほう…」

( ^ω^) 「きこう」

('A`) 「おれらで同盟くまね?」

川 ゚ -゚) 「無関係だからこそ、仲間割れもおこらない…なるほどよいアイデアだ」

('A`) 「よし」

( ^ω^) 「やるか」

川 ゚ -゚) 「よろしくねお前ら」

('A`) 「…ツン、どこ行った?」

(^ω^ ) 「もうどっかへ帰っちゃったお」

('A`) 「くそ!!ビッチめ!!」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/04/18(水) 21:22:39.50 ID:SZnaCtCo0

( ^ω^) 「じゃあまず…なにする?」

川 ゚ -゚) 「私以外の宮を全員ぶっつぶしてくれ」

川 ゚ -゚) 「そして一刻もはやくニート生活に」

( ^ω^) 「じゃ、クーさんは最後だお」

川 ゚ -゚)

('A`) 「じゃあブーンからか?冷蔵庫だしな」

('A`) 「てか、冷蔵庫別に普通にかえんじゃね?」

川 ゚ -゚) 「じゃブーン、他の願い事考えて、決めるまで後回しね」

( ^ω^)

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/04/18(水) 21:25:27.98 ID:SZnaCtCo0

('A`) 「となるとウチか…」

ξ゚听)ξ 「そうね、あなたから片づけましょうか」

('A`) 「なに戻ってきてんだよサノバビッチが!!」

ξ ゚听)ξ 「寂しくなっちゃった…」

('A`)

( 'A) 「しゃあねぇな!!くそったれが!!」

( ^ω^) 「良い人だ」

川 ゚ -゚) 「良い人ね」

(  ') 「よせやい!!」

( ^ω^) 「ところでツンの願いことは?」

ξ ゚听)ξ 「人類滅亡」

('A`) 「誰が、こいつをつまみ出せ!!!」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/04/18(水) 21:27:06.90 ID:SZnaCtCo0

川 ゚ -゚) 「念のため、みんなの知ってる範囲で敵の情報も共有しようか」

ξ゚听)ξ 「じゃあアタシのは20人…ウチ除いて、フールも除いで、20人だから…」

('A`) 「ちょっとまてい」

('A`) 「14人じゃなかったか?デスとフール含めて」

ξ゚听)ξ 「14人しかいないとはいってないわ。22人よ」

('A`) 「おまえんところ多いなおい!」

( ^ω^) 「だからなんなの。その、ぺるそなさんって。ぺるそなってやつが主催者なの?」

ξ゚听)ξ 「ちょっと、3抜けてるわよ。それに主催者はフールよ。死んでるけど」

( ^ω^) 「フールって、?!バカにされてんの?!ぺるそなさん!?」

ξ゚听)ξ 「え?」

( ^ω^) 「お?」

ξ゚听)ξ

ξ゚听)ξ 「じゃあドクオから片付ける?」

('A`) 「おう」

( ^ω^)

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[ . ] 投稿日:2012/04/18(水) 21:31:08.83 ID:SZnaCtCo0

( ^ω^) 「…うん…まぁ…ぬぬぬ…よし、まずはドクオの敵から探すお!」

( ^ω^) 「四人掛かりで!!!」

川 ゚ -゚) 「ふるぼっこりんちっち!!」

ξ゚听)ξ 「燃やし尽くすわ!!」

('A`) 「あんたらに良心がなくて、本当によかったと思う」










 ------- 五年後 --------






.

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage. ] 投稿日:2012/04/18(水) 21:35:10.50 ID:SZnaCtCo0

( ^ω^) 「ついに…ついにみつけたお!!」

('A`) 「俺ら以外の能力者、これで二人目だ!!」

( ^ω^) 「ところでツンは?!」

('A`) 「結婚して子供を授かったらしい」

( ^ω^) 「あ〜〜そう…へぇ…人類滅亡、諦めたんだ…」

('A`) 「自分の子に溺愛してるらしい」

( ^ω^) 「へ〜〜まぁ幸せならいいかも」

( ^ω^) 「じゃあクーは?」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage. ] 投稿日:2012/04/18(水) 21:38:48.32 ID:SZnaCtCo0

('A`) 「あの人、妄想だったらしい」

( ^ω^) 「え」

('A`) 「クーの奴、妄想で自分のこと能力者だと思ってたんだって」

( ^ω^) 「なにそれこわい」

('A`) 「でもすげぇな…妄想でもクーのやつ一人で能力者倒してくるし」

( ^ω^) 「どうやったんだろう、クー」

('A`) 「その戦いで流石に限界を感じて、「ごめんなさい私じつは一般人でした」って言ってた」

( ^ω^) 「クー…」

('A`) 「ちなみに彼女はいま小説家やってます。『魔法なんてない』という本なんかもだしてる」

( ^ω^) 「ク―――ッ!!」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage. ] 投稿日:2012/04/18(水) 21:40:15.25 ID:SZnaCtCo0

( ^ω^) 「ちょっとみないと思ってたらそんなことになってたのか…」

('A`) 「ちょっとって、最後にわかれたの三年前だぞ」

('A`) 「てか、ブーンお前冷蔵庫買ったんだろ?もういいんじゃね?」

( ^ω^) 「いや、うん、まぁ、ね」

( ^ω^) 「最近暑くなってきたし、扇風機ほしいなぁって」

('A`) 「せめてエアコンにしろよ」

(#ФωФ) 「いい加減にしろ!!これから勝負するんだろうか!!」

( ^ω^) 「そうでした」

('A`) 「よし、いくか!」

( ゚ω゚) 「我が家の扇ぷ…エアコンのために!!!」

(゚A゚) 「ドクオハーレム大国のために!!」

(#ФωФ) 「質に入れてしまった刀を取り返すために!!」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage. ] 投稿日:2012/04/18(水) 21:42:18.21 ID:SZnaCtCo0

( ゚ω゚) 『双角牛【タブルズタウロス】!!』

(゚A゚) 『神奈月【ゴッドダウンタウン】!!』

(#ФωФ) 『剣聖十疾刀【ダイヤモンドクロス】!!』










( ^ω^) 「まてい!」

                              完

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage. ] 投稿日:2012/04/18(水) 21:49:30.79 ID:SZnaCtCo0

( ^ω^) ブーン 双角牛【タブルズタウロス】

牛は時を司る聖なる動物として拝まれることがある。
ブーンの能力もまた、時を操る。これは干支の中でも特に異端であり、また「秘境鼠」を対抗しうる
唯一の能力でもある。
右は未来。つまり、右手で触れたものの時間を早送りする能力であり、これを自分の体に
触れれば行動時間が加速し、結果、超高速でうごすことができるように成る。
左は過去。つまり、左手で触れたものの時間を遡りさせる能力であり、これを怪我や破損したものを
触れることでダメージをうけてない状態まで時間を戻すことができる。
そして、両手を同時に触れられた場合、未来にすすむ加速力と過去に戻る減衰力が相反され
対象は時間の流れから外れてしまい、結果、永遠に留まり続けることに成る。
元に戻すには未来の能力をもつ右の手で触れなければならない。



( ^ω^) 「お前はそこで、休んでいけ…双角牛【タブルズタウロス】!!」



66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage. ] 投稿日:2012/04/18(水) 21:50:37.94 ID:SZnaCtCo0

('A`) ドクオ 神無月【ゴッドダウンタウン】

10月は「神無月」とも「神有月」とも言われており、それは日本中の神様が
出雲神社に集合されるため、出雲以外は神無月、出雲では神在月と呼ばれる。
ドクオの能力は神無月、つまり前者の「神の居ない月」のことを示している。
ドクオが考えるには、世界には無数の神が存在しており、それぞれの神はそれぞれの場所を守っている。
場所に神がいれば土地神に、人についていれば守護神になるように。
彼の能力はその神を一時的に堕とす能力である。
神を落とされた土地は急激に廃れ、崩壊を始める。守護霊を落とされた人には精神的に不安的になり
あらゆる方面にたいしての拙さがめだつようになり、不運なことが起きるようになるのである。



('A`) 「恨むなら、神に依存しきった自分に恨みな………。 『神無月【ゴッドダウンタウン】』」



67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage. ] 投稿日:2012/04/18(水) 21:51:08.72 ID:SZnaCtCo0

ξ ゚皿゚)ξ 原初の火『ザ・ファンタジック』

タロットの第一のカードは魔術師である。
彼女の能力はそれにふさわしく、炎を操る能力だ。
そして、その炎もまた、魔法の炎であるゆえ、我らが思い描いてるような炎とは
大きくかけ離れている。
例えば彼女を中心とした半径100mの範囲ならばどこでも炎をくりだすことができ
熱が無い炎も光のでない炎も創りだすことができ、あらゆる色をだす炎を身にまとうことで
姿をみえなくすることもできる。また、概念上の炎も創りだすこともでき、例えば
他人の心に着火さえできれば、やる気の炎、恋の炎、そして、精神の「燃え尽き」も自由自在に
操ることができる。まさに「ザ・ファンタジック」のな通りの幻想的な能力といえるだろう。



ξ ゚皿゚)ξ 「燃えろ燃えろ燃えろ!!物質精神一切全在燃え尽きて滅べぇぇぇぇえええ!!『原初の火【ザ・ファンタジィィィック】』!!」



68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage. ] 投稿日:2012/04/18(水) 21:52:38.32 ID:SZnaCtCo0

川 ゚ -゚) クー 磨羯宮『ホワイティ・ブラッド』

磨羯宮とはつまるところ乙女座にあたる。そして、処女という意味もある。
クーの能力は処女のイメージの強いものである。
彼女の能力は毒とも回復とも言われるものであり、それは「血に魔力の力を加えるもの」である。
彼女の流す血は魔力がこめられ、濁った水にながせば澄水に変わり
毒を無効化し、病も退ける。そして、「悪意のある攻撃」も全て弾き返す。
さらに悪意のもった人間がこの血を触れれば、それはさながら毒のように体を蝕むのだ。
しかし、その一方、善意や純粋や感情を持つものには太刀打ちできない。
例えば、相手が自分を殺すための悪意ではなく、仲間を守るための善意からクーの体に
剣を斬りつければ敢え無くその身体に刃を沈めることに成るだろう。
彼女の能力は、悪に対しては無敵、善に対しては無力なのである。


川 ゚ -゚) 「その汚れた手で私を触れるな。―――消えるぞ…?『磨羯宮【ホワイティ・ブラッド】』」


69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage. ] 投稿日:2012/04/18(水) 21:54:45.65 ID:SZnaCtCo0

( ФωФ) ロマネスク 剣聖十疾刀『ダイヤモンドクロス』

トランプの◆10の奴。つよい。

どのくらいつよいかというとブーンとドクオと戦ってかったくらい。

すごいね。




( ФωФ) 「おはようございます店主様…。刀をしばしの間お預けして頂きまして…え、売った?えぇ?」




70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage. ] 投稿日:2012/04/18(水) 21:55:15.60 ID:SZnaCtCo0
いじょうです。

よんでくれてありがとございました。

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage. ] 投稿日:2012/04/18(水) 22:21:26.94 ID:SZnaCtCo0

>>79

―――飛んできた。一本の剣閃。

(;^ω゚) 「チィ…ッッ!!」

ロマネスクの、構えたその居合から、50m以上はあろう距離の彼方から
目視できるほどの濃厚な斬撃のエネルギーが、飛んできたのだ。

それは、周囲の木々を切り裂き、岩を切り削り、飛んできたのだ。


( ゚ω゚) 『タブルズタウロスッ!!』

( ゚ω゚) 「加速せよ!!」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage. ] 投稿日:2012/04/18(水) 22:22:11.23 ID:SZnaCtCo0

ブーンは、自身の胸に自身の右腕で殴りつけた。
その瞬間、目の前まで迫った斬撃がとまった。否、自分の時間が加速しているのだ。

( ゚ω゚) (加速時間は、体感で2秒…!!)

( ゚ω゚) (しかし、圧縮比は1/60!!あちらにとっての1秒はは、こちらにとっての1分に相当する!!)

( ゚ω゚) (―――すなわち、2秒!!時間を止めたに等しい!!)

回避。ブーンは、身を反らした状態で、加速時間が終え、改めて斬撃が彼に襲った。
結果、かろうじて服をきりさき、腕のほんの一部だけが削り取られただけに済んだ。

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage. ] 投稿日:2012/04/18(水) 22:23:23.06 ID:SZnaCtCo0

(;^ω^) 「ぐぅ…!!」

(;^ω^) (あいつの能力…遠近共に攻撃可能!!加えてあの速さ!!)

(;^ω^) (時間を加速しても、追いつかれる!!)


( ФωФ)


(;^ω^) (間違いなく、強敵!!)

( ^ω^) (―――が…)

('A`) 「相手は、一人だけじゃねぇぜ」

( ФωФ) 「―――!!」

背後、取ったり。

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage. ] 投稿日:2012/04/18(水) 22:31:24.39 ID:SZnaCtCo0

( ФωФ) 「剣聖十疾刀!!」

('A`) 「ゴッドダウンタウン…『堕ちな』」

50mの彼方からブーンの目には、確かに二人の能力は、ほぼ同時放ったように見えた。
しかし、ブーンは勝利を確信した。

( ФωФ) 「―――ッ?!」

ロマネスクの振った、その手に、日本刀はなかった。
何故ならば、彼は『不運』にも、柄をしっかり握ったにしても、「本刀」が外れ、
どっかへ飛んでったのである。

('A`) 「お前の、刀の神を、堕とした…」

('A`) 「もう刀はお前の味方じゃねぇぜ…」

(;ФωФ) 「………ッ!!」

( ゚ω゚) 「加速せよ!!」

ドクオの能力に、攻撃性はない。あくまで弱体化させる能力だ。
だから、攻撃は自分がしなければならない。しかし、距離は50m。走って間に合える距離なのか?
否、間に合う。

2秒間、加速すれば、50mでも3秒で辿り着く!!

三 ゚ω゚) キュンッ

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage. ] 投稿日:2012/04/18(水) 22:37:30.13 ID:SZnaCtCo0

―――さらに。ドクオはこちらに向かい、手を突き出す。

('A`)ノ

( ^ω^)ノ

彼は、加速している僕のことは、よく見えていないだろう。
しかし、確信してくれた。信じてくれた。このタイミングで、僕が駆けつけることを。
敵に、背を向けても…尚!!

僕は、ドクオの手に触れた。

三  ^ω)人(A` )


『―――ゴッドダウンタウン… ブーンの、『不幸の神』よ、堕ちな―――』


ヽ(A` )  三  ^ω)ノ


『…振り返るなよ、お前まで落ちてくるんじゃねぇよ…』


ヽ(A` )・:*`     三  ;ω)ノ


 時間加速のせいだろうか、一瞬触れ合ったドクオの手は、暖かった。

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/04/18(水) 22:43:44.62 ID:SZnaCtCo0

三 ;ω;) 「おおおおぉぉおぉぉおおおおおお!!!」

( ФωФ) 「―――一人目!!」

ロマネスクは、刀を失った。
―――しかし、能力までは失っては居なかった。

剣聖十疾刀。

( ФωФ) 「―――虚無刀」

彼は、見えぬ霊気をもって、重さのない刀をすでに持っていた。
これによって、ドクオとすれ違いざまに切りつけられたのであろう。

つまり、ドクオがこちらに向かっていたときは、すでに切られていた。

三三o;ω;)o 「おおおおおぉぉおぉぉおおおああああああああ!!!」

( ФωФ) 「陸山剣!!」

彼が、地面を蹴った。そこから現れるは、高速で飛んでくる土でできた身の丈も超えるほどの大剣だった。
しかし、僕は前進を止めない。

左手を握りしめ、その大剣の鋒に殴りつけた。

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage. ] 投稿日:2012/04/18(水) 22:49:29.08 ID:SZnaCtCo0

三o;ω;)=O 「逆行せよ!!タブルズタウロスッ!!」

右手は、時間加速する力を秘めている。ならば、左手は、時間逆行する能力!!
殴りつけた大剣は、そのままの速度で元の鞘におさめるように、戻っていった。

( ФωФ) 「―――ほう」



 ( o;ω;)=O

――――――――――――――――――――――3秒!!

                        (ФωФ )

加速時間・終了。

  ブーン、改めて右手を

    ロマネスク、両手を

       ブーン、胸になぐり、再び加速

           ロマネスク、―――握った。

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage. ] 投稿日:2012/04/18(水) 22:51:57.02 ID:SZnaCtCo0
                ( o;ω;)O

――――――――――――――――――――――2秒!!

                        (ФωФ )

ブーン、両手、構える。

  ロマネスク、動かず

    ブーン、両手、放つ

      ロマネスク、動かず

        ブーン、タブルズタウロス発動!!

           ロマネスク、動けないのでない、「動く必要が、もうなかった!!」



                       ( =O;ω;)=O

――――――――――――――――――――――1秒!!

                        (ФωФ )

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage. ] 投稿日:2012/04/18(水) 22:55:42.42 ID:SZnaCtCo0









    ブーンの両手は、空に飛んだ。






      O
      *;
     。     。 O
( =;ω;)=・*;


(  ;ω;) 「あ……」

空を見る。森の中、木漏れ日差す空の中に、赤い軌跡を描きながら、我が両手があった。
両手の感覚は、未だにあるような気がするのに、両手がやたらと軽いという違和感があった。

―――うしろに、刀を鞘に収めるときの、心地良い音がなった。

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage. ] 投稿日:2012/04/18(水) 23:04:51.16 ID:SZnaCtCo0

( ФωФ) 「剣聖十疾刀…」

( ФωФ) 『恋待ちの刀』

( ФωФ) 「貴様が殴ろうとしたその空間に、見えぬ刀を待たせておいた」


(  ω ) 「お………」


手が、失った。加速も、逆行もできない―――。この血があふれた。腕先が熱い。痛い。
燃えるように、自分の血が、熱い。熱い。痛い。顔に土がついた。自分は倒れた。

痛い痛い痛い。土は冷たい。湿っている。血が溢れる。痛い。


(  ω ) 「おおぉぉおぉぉぉおぉおおおおお!!!!!」

( A )

( ФωФ) 「―――命までは奪わん。近くに村もある」

( ФωФ) 「…相手が、悪かったな」

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage. ] 投稿日:2012/04/18(水) 23:06:51.25 ID:SZnaCtCo0

剣士は、何がをいっていた。いまなんていったの?ねぇ?助けて。いたいよ。
歩いて行く。どっかへいく。まってよ…ねぇ…いたいよ…。

ああ…負けたんだ。ぼく。



( ;ω;) 「おおぉおぉぉぉおぉぉおおおおおー―――ッ!!!」



両手の失い、激痛で脳を叩く。しかし、それ以上に―――僕は………。
一つの思いを、口にせずにいられなかった………!!

( ;ω;) 「………ッ!!!!」







( ;ω;) 「扇ぷ…いや、エアコン欲しかったのに」

('A ) 「そっちかよ!!」

                                             おしまい。

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage. ] 投稿日:2012/04/18(水) 23:28:30.58 ID:SZnaCtCo0

( ФωФ) ロマネスク 剣聖十疾刀『ダイヤモンドクロス』

トランプの◆10。
◆はトランプのスートの一つであり、ダイヤモンドを意味する。
ダイヤモンドの意味は征服、物質、存在、富…などといった意味合いが有るが、彼ロマネスクにおいての
ダイヤモンドは、『征服』を意味する。
ロマネスクの周囲にある存在を、最大10種類まで支配し、自由自在に形を変え、操らせることができる。
それに加え、彼自身の剣才を組み合わせ(クロス)ることで、他の能力者にはない
幅広い攻撃性と戦略性をもった。空気からは目視できない刀剣『虚無刀』
これにエネルギーを込めて飛ばせば、目視できるようになってしまうが、50m先の木まで斬り伏せる『天狗切り』
地面をければ巨大な刀剣をひっぱりだし、そのまま突き切る『陸山剣』、
空間そのものを刀剣にかえ、その下を通ったものを即座に切り落とす『恋待ちの刀』などがある。
また、これによって防御の類の技を切り捨てる結果になったが、それに補い余っての多彩な攻撃手段が
やはり魅力である。


(>;ФωФ)> 「うわぁぁあああぁあああ!!!ワシの刀がぁぁああああああ!!!!流されたぁぁあああああ!!!」


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