('A`)ドクオはついに……ぐ!こ、こんな時に……ようです

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 21:10:28.13 ID:ryhYd/MF0


僕には一人の友達がいます。

家が隣で、小さい頃からよく遊んでます。

高校生になった今も同じ学校で、一緒に登校してます。

部活も一緒、帰るのも一緒。

別にホモじゃありません。ただの親友です。

親友……なんですが……



( ^ω^)「ドクオーおいすー」


('A`)「あぁ……いい朝だ……な……ぐ!こ、こんな時に……!?」




ちょっとおかしいんです。

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 21:15:18.96 ID:ryhYd/MF0


何かの病気のようですが、僕にはよくわかりません。

一日に十数回、腕とかが疼くようです。


('A`)「し……鎮まれ……!」


和式の玄関をすぐ出た所で、腕を押さえて呻いています。


( ^ω^)


ごめんなさい……こういう時どういう顔をすればいいかわからないの……ふぐりふぐり。

こうなったドクオは手に負えないので、放置するしかありません。

近づいたりすると怒られるからです。


('A`)「……ダメだ、ブーン……お前を……傷つけてしまう……ッ!」


5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 21:20:50.24 ID:ryhYd/MF0


実際傷つけられたことはありません。

ただ、本当に辛そうなので病院へ行くことをいつも勧めるんですが、


('A`)「病院は……だめだ……“組織”の息がかかってる」

('A`)「俺の存在が世に知れたら……世界は混沌へと沈むだろう」

('A`)「それだけは……だめだ……!」

( ^ω^)「だめなのはお前だ」

いつものお決まりのパターンです。

いくら頼んでも、ドクオが病院へいくことはありません。

大体5分くらいでこれも治まるので、最近は楽観してますが……


('A`)「……治まったか……」

('A`)「朝から暴れやがって……こいつめ」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 21:26:49.42 ID:ryhYd/MF0


荒々しく包帯を巻いた右腕を見て、くすりと笑みを浮かべました。

( ^ω^)「遅刻するぞ」

ドクオも心配ですが、遅刻したら怒られるので急ぐように促します。

('A`)「遅刻……か」

('A`)「ブーン」

( ^ω^)「あ?」

('A`)「覚えとけ」

('A`)「時ですら───俺を縛ることはできん」

( ^ω^)「ダブるぞ」

('A`)「……」

('A`)「へっ……しょうがねぇな。付き合ってやるよ」

急がなきゃ。

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 21:31:35.60 ID:ryhYd/MF0


今回のドクオの発作は少し長かったので、時間がやばいです。

僕らはジョギングのペースで学校を目指します。

残り半分、くらいでしょうか。

( ^ω^)「あれ?」

並走していたはずのドクオがいません。


(^ω^ )



(;;;;;'A`)「ゼィ……ゼィ……ゼヒィ……ハヒュゥン……」



かなり後ろの方で、フラフラしてました。


(^ω^ )「……」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 21:36:20.47 ID:ryhYd/MF0



( ^ω^)「おまー体力なさすぎ」

(;;;;'A`)「ゼヒ……ちが……違うんだ……ヒフ」

(;;;;'A`)「俺は……ハヒッ……力を……封ヒンッ……されてて……」

( ^ω^)「じゃあそれを解け」

('A`)「ハァ……ふぅ……」

('A`)「この力を解放したら……カノッサ機関に俺のことが知られてしまう」

('A`)「それだけは……だめだ」

( ^ω^)「行くぞ」

(;'A`)「あ……も、もうちょっとゆっくり……」

なんだかんだで一緒にいて楽しいので、僕らはいつも一緒です。

時々とてもウザイけど。

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 21:42:37.23 ID:ryhYd/MF0


学校───


('A`)(ブツブツブツブツブツブツ)

学校では、ドクオはいつも自分の席でブツブツ言っています。

クラスのみんなは気味悪がって狩れに近づこうともしません。

( ^ω^)「おい」

('A`)「ブツブツブツブツ」

( ^ω^)「昼飯どうする?」

('A`)「ブツブツブツブツブツブツブツ」

( ^ω^)「おーい」

('A`)「ブツブツブツブツブツブツ」

( ^ω^)「……」

うざっ

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 21:47:31.67 ID:ryhYd/MF0


何を言ってるのか聞き取れませんが、いつものこと。

こういう時の対処は万全です。

( ^ω^)

僕はドクオの右腕に巻かれた包帯に手を伸ばしました。

('A`)「───!」ガタンッ

するとドクオは勢い良く立ち上がり、バックステッポをしました。

('A`)「……触れるな」

その音にクラスメイト全員の視線が彼に向きました。

('A`)「……」

('A`)「見るな」

('A`)「あまり見ると、呑まれるぞ」

('A`)「お前達を……巻き込みたくないんだ」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 21:54:20.97 ID:ryhYd/MF0


('A`)「尤も───ここで俺が“共振”を感じたことはない」

('A`)「それはつまり、俺と同じ能力者……ジャキガニストはいないということだ」

('A`)「もしいたら……こんな学校はひとたまりもなかっただろうな」

('A`)「ハハッ」

クラス中ドン引き。

('A`)「だから俺は、一般人に危害を加えるつもりはない」

('A`)「そっちが干渉しない限り、俺からは何もしないぜ」

( ^ω^)「……」

('A`)「少し……目立ち過ぎちまったな」

('A`)「大人しくしとかねーといけねぇのに……またデータ・ラ・ヴィータに怒られちまうぜ」

('A`)「おっと、口が滑っちまうとこだった」


もう一人で飯食った。

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 21:59:54.16 ID:ryhYd/MF0


そんなこんなで、あまり刺激はないけれど退屈もしない学校生活を送っていた。

そして、授業も終わり、


( ^ω^)「部室いこうず」

('A`)「あぁ、いいぜ」


一番楽しい、部活の時間。

部活といっても、二人しかいない同好会だけど。

ドクオが立ち上げた同好会、La jodasoh steana

ラ・ヨダソウ・スティアーナという同好会だ。

どれだけ意味を聞いても、ドクオは答えてはくれなかった。


('A`)「お前を……巻き込みたくないんだ」


こればっかりだった。

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 22:05:40.99 ID:ryhYd/MF0



( ^ω^)「ポチっとな」

二人だけでも楽しいのは、部室があるということと、もう一つ。

部室にはパソコンがあって、インターネットができる。

僕の家はパソコンがないから、それがとても嬉しかった。

ちなみに、パソコンはドクオの私物。


('A`)「先ずは……調査報告だ」

パソコンが立ち上がると、僕の手からマウスを奪い、IEを起動した。

ブックマークから、毎日巡回している一つのサイトへと飛ぶ。

ドクオはそこを聖地─アスガルド─と呼んでいた。


サイト下部には二次創作なんたらって書いてあった。


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 22:09:28.54 ID:ryhYd/MF0


('A`)「これだ……黒の教科書」

掲示板のこと。

('A`)「……どれどれ」

ドクオは毎日、掲示板のチェックを欠かさない。

( ^ω^)「ドクオ」

('A`)「……なんだ」

( ^ω^)「このサイトってなんなの?」

('A`)「それは……いくらお前でも、教えられない」

( ^ω^)「いいじゃない」

('A`)「だめだ……残念だがお前には“素質”がない」

('A`)「万が一……第三の眼が開眼したら───全てを話そう」

( ^ω^)「だめだこりゃ」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 22:13:55.29 ID:ryhYd/MF0



ドクオが掲示板閲覧を終えるまで、僕はいつも暇だった。

漫画でも読んでようかなと思った時。

('A`)「───なッ!?」

( ^ω^)「ん?」

ドクオがいきなり驚きの声を上げる。

その視線は、パソコンのディスプレイ。

( ^ω^)「どれどれ」

どうやら、一つのスレッドに目がとまったらしい。

スレタイは、こうだった。



『La jodasoh steana──この言葉を知る者よ、来レ』

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 22:17:57.81 ID:ryhYd/MF0


( ^ω^)「同好会と……同じ言葉?」

ドクオはまるで僕に気がついていない様子で、ディスプレイを見つめていた。

( ^ω^)「どれどれ」

----------------------------------------------

能力者諸君───La jodasoh steana

問題が発生した。

直ちに召集せよ。

尚、このスレッドは選ばれた諸君にしか見えない物だ。

機関には漏れてはいない。

諸君の力を、貸してくれ。

----------------------------------------------


( ^ω^)「なんじゃこりゃ」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 22:21:14.98 ID:ryhYd/MF0


下の方には、集合場所の地図が書かれていた。

( ^ω^)「近所じゃん」

僕がそう言った、その時。

('A`)「?! ブ、ブーン……お前……これが見えるのか?!」

( ^ω^)「え?」

('A`)「見えるのかと聞いている!」

( ^ω^)「いや、見えるでしょ。普通の掲示板じゃん」

('A`)「───お前……まさか……開眼か?!」

( ^ω^)「こんな目だけどちゃんと見えるわ」

('A`)「そう……か」

ドクオは深くため息を吐いた。

臭い。

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 22:26:14.55 ID:ryhYd/MF0



('A`)「……行こう。約束の地へ」

( ^ω^)「って、この場所に?」

('A`)「あぁ、能力者は、いかなければならない」

( ^ω^)「これは……ようするにオフでしょ?」

('A`)「オフ……?」

('A`)「なんだそれは……計り知れない言霊を感じるぜ」

( ^ω^)「いやいや……スレ主の名前ここの管理人じゃん」

( ^ω^)「サイトの趣向に沿ったオフ会じゃないのこれ」

('A`)「───それ以上、しゃべるな」

( ^ω^)「えー」

('A`)「俺がお前に隠していたこと……約束の地で全て話す」

( ^ω^)「結構、結構です」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 22:32:02.82 ID:ryhYd/MF0


( ^ω^)「行こうって、これ明日じゃん。やる側も急すぎじゃん」

('A`)「恐らくは、以前から在ったモノだろう」

( ^ω^)「いやスレ立て時間今朝じゃん」

('A`)「カムフラージュさ」

('A`)「La jodasoh steanaが俺達を“選定”するのに、時間がかかったのだろう」

('A`)「だが、問題ない」

('A`)「能力者達はここへ自然と引き寄せられる」

('A`)「オーラを、察知してな」

( ^ω^)「ねーよ」

('A`)「一先ずは、明日だ」

( ^ω^)「まぁ土曜日だしいいけど……」

('A`)「……もしかしたら……」

('A`)「包帯を取る時が、ついにくるのかもしれないな」

( ^ω^)「それ洗ってんの? くせーけど」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 22:34:51.13 ID:ryhYd/MF0





そんなこんなで、この日はドクオに押されてすぐに帰りました。




明日は何があるのやら……




少し、楽しみです。






34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 22:38:17.40 ID:ryhYd/MF0


翌日


( ^ω^)「おいすー」

('A`)「おう」

( ^ω^)「なんで制服着てるの」

('A`)「基本だろ」

( ^ω^)「なにが?」

('A`)「基本だ」

( ^ω^)「そうかそうか」

('A`)「ブーン」

( ^ω^)「はい」

('A`)「昨晩は……どこか体に変化はなかったか?」

( ^ω^)「ちんこが大きくなったくらいかな。一時的に」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 22:41:44.73 ID:ryhYd/MF0


('A`)「大きく……膨張……だと……?!」

( ^ω^)「いやなるでしょ男なら」

('A`)「今は大丈夫なのか?!」

( ^ω^)「起きた時はすごかったです」

('A`)「……気をつけろよ」

('A`)「力の暴走は、身の破滅を呼ぶ。肝に銘じておけ」

( ^ω^)「お前ちんこついてんの?」

('A`)「……大丈夫なら、いいんだ」

('A`)「行こうか」

( ^ω^)「はいはい……」

そうして僕らは、駅に向かいました。

電車に乗って、この辺りで一番大きな街、VIP市まで。

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 22:46:43.53 ID:ryhYd/MF0


VIP駅周辺は、人がいっぱいいます。

集合場所の駅前にも、僕らと同じ様に待ち合わせに利用している人がいるのか、

たくさんの人がいて、あのサイトの関係者が誰なのかわかりません。

そういえば、顔も知らなかったことを思い出した。

( ^ω^)「ドクオ、相手の顔は知ってるの?」

('A`)「知らない。だが、心配することはない」


ヽ('A`) ス……


ドクオが、包帯を巻いた右腕を静かにあげました。

( ^ω^)「やめろ。恥ずかしい」

ヽ('A`)「まぁ、見てろ。La jodasoh steanaの人間なら、すぐに気付くはずだ」

( ^ω^)「やめて……」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 22:50:46.06 ID:ryhYd/MF0



すると、こちらに近づいてくる4人組が。




( ・∀・)「待っていたよ」

('A`)「……おぉ……この“共振”、間違いない」

( ・∀・)「君達の協力に、感謝する」

(´・ω・`)「La jodasoh steana」

川 ゚ -゚)「La jodasoh steana」

ξ゚听)ξ「La jodasoh steana」

( ・∀・)「La jodasoh steana」

('A`)「……La jodasoh steana」




( ^ω^)

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 22:56:10.50 ID:ryhYd/MF0



( ^ω^)?

( ・∀・)「……La jodasoh steana」

( ^ω^)?

川 ゚ -゚)「La jodasoh steana」

( ^ω^)「ま、待って」

( ・∀・)「La jodasoh steanaと、何故言わない」

( ・∀・)「まさか……カノッサ機関の───」

('A`)「いえ、違います」

( ・∀・)「……」

('A`)「こいつは、昨日目覚めたばかりなんです」

(´・ω・`)「ほう」

('A`)「まだ自体を把握してなくて……」

( ・∀・)「……そう、か」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 23:02:06.20 ID:ryhYd/MF0


もしかして僕はとんでもない所へきてしまったのかもしれない。

ξ゚听)ξ「───ッ!」

( ・∀・)「どうした?」

ξ゚听)ξ「……見られています」


ドクオが手を挙げた時から周囲の人にチラチラ見られてるなぁそういえば……


川 ゚ -゚)「“奴等”か」

えぇー。

ξ゚听)ξ「多分……人混みに紛れてか……遙か彼方からか……」

えぇー。

('A`)「移動しましょう」

( ・∀・)「あぁ、“奴等”の中には千里眼がいるはずだ。恐らく周囲にはいないだろう」

(´・ω・`)「気配を消していきましょう」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 23:06:50.22 ID:ryhYd/MF0


( ・∀・)「丁度いい場所がある」

( ・∀・)9m「あそこだ」

ξ゚听)ξ「あれは……」

( ・∀・)「予め結界をはっておいた。千里眼も届かないだろう」

川 ゚ -゚)「流石です」

('A`)「すごい……La jodasoh steanaざるを得ない」

( ・∀・)「それはLa jodasoh steanaだね」

(´・ω・`)「とりあえず、急ぎましょう」

( ・∀・)「あぁ、一斉狙撃されたらひとたまりもない」



なんか話がまとまって、僕らは向かった。


ガストだった。


63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 23:12:06.81 ID:ryhYd/MF0


ミセ*゚ー゚)リ「いらっしゃいませー!」

( ・∀・)「6人だ」

ミセ*゚ー゚)リ「かしこまりました! お煙草はお吸いになりますか?」

( ・∀・)「いや……」

ξ゚听)ξ「あ、すみません」

( ・∀・)「君、吸うのかい?」

ξ゚听)ξ「いえ……ですが私は『火』の能力者なので……」

ミセ*゚ー゚)リ「はい?」

ξ゚听)ξ「万が一の時の為に」

( ・∀・)「わかった」

( ・∀・)「喫煙席で頼む」

ミセ;゚ー゚)リ「は、はい。こちらへどうぞ!」

( ^ω^)(この中にいたくねぇ……)

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 23:17:22.78 ID:ryhYd/MF0


店内は空いていて、僕たち6人は一番奥のテーブルに隔離された。

賢明な判断だと思います。ウェイトレスさん。

( ・∀・)「さて……自己紹介を、始めようか」

( ・∀・)「私はモララー」

僕は人の名前と顔を覚えるのが苦手だから、ちゃんと聞こうと

( ・∀・)「真名は……モララエル・バルバロッサ・スエーテ」



( ^ω^)



( ^ω^)「」



( ・∀・)「前世は覚えていない」



( ^ω^)

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 23:23:51.12 ID:ryhYd/MF0


( ・∀・)「二つ名は───【血色の堕天使】」

('A`)「……素晴らしい!」

ξ*゚听)ξ「モララエル様……」

え?そこ?盛り上がるとこ?

( ・∀・)「おっと、モララーと呼んでくれ。万が一の場合、困るからね」

ξ゚听)ξ「す、すみません」

( ・∀・)「じゃあ、次は君だ」

ξ゚听)ξ「私は、ツン。真名はツンデ・レヴァンテイン」

ξ゚听)ξ「前世は、とある国の王女をしていました」

頭の中お花畑?

ξ゚听)ξ「二つ名は、まだ頂いてません」

え?もらうもんなの?自分で決めるんじゃないの?

74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 23:27:37.18 ID:ryhYd/MF0


(´・ω・`)「僕はショボン。恥ずかしいけど、真名はまだ継いでいない」

継ぐものなのか……

(´・ω・`)「アレを習得しなきゃ、真名は継げないんだ」

('A`)「アレ?」

(´・ω・`)「あぁ」

(´・ω・`)「あまり言いたくはないが……」

(´-ω-`)「……」


(´・ω・`)「デバイス・アンタレスタ・スギュラクタ」


ガタンッ


( ^ω^)「ちょ」


僕とショボンさん以外の全員がいきなり立ち上がった。

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 23:31:16.25 ID:ryhYd/MF0


ああああウェイトレスさんこっち見てるこっち見てる。

(;・∀・)「デ、デバイス・アンタレスタ・スギュラクタだと……?!」

(;'A`)「そんな大魔法を……貴方……」

ξ;゚听)ξ「無理……無理よ……いやあああぁぁぁああ!!」

川 ゚ -゚)「……死ぬぞ」

(´・ω・`)「……」

(´・ω・`)「困難なことは、百も承知だ」

(´・ω・`)「だが、僕はやらないといけない」

(´・ω・`)「ドヴァ帝国との因縁を……断ち切る為に」

ξ;゚听)ξ「───ッ! ドヴァ帝国……」

(´・ω・`)「知ってるのか、レヴァンテイン」

ξ゚听)ξ「前世で……私の国を滅ぼしたのが……ドヴァ帝国……」


( ^ω^)

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 23:35:45.55 ID:ryhYd/MF0


(´・ω・`)「まさか……」

(´・ω・`)「僕の前世は、前線で戦う兵士だった」

(´・ω・`)「王女と恋仲だったが……結局、守れなかった」

ξ゚听)ξ「───! まさか……貴方は……!」

(´・ω・`)「……1200年ぶりの、再会だね」

ξ;凵G)ξ「ぅ……うぅ……!」

(´・ω・`)「あの時は……守れなかった」

(´・ω・`)「だけど、この世界では───」


(´・ω・`)「君を守る」


ξ;凵G)ξ「うわぁぁぁぁぁぁああああ!!!」ガシッ






( ^ω^)「店員さーん!タラコスパゲティお願いします」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 23:38:59.98 ID:ryhYd/MF0

( ・∀・)「やれやれ、感動の再会はそこまでにしておいてくれないかい?」

('A`)「えぇ、あまり目立つのもよくないですね」

(´・ω・`)「……すまない」

ξ゚听)ξ「すみません……」

( ・∀・)「だが、おめでとう」

( ・∀・)「La jodasoh steana」

('A`)「La jodasoh steana」

川 ゚ -゚)「La jodasoh steana」






( ^ω^)「あと、コーヒー、ホットで」

ミセ*゚ー゚)リ「La jodasoh steana」

( ^ω^)「え?」

ミセ*゚ー゚)リ「あ、あれ?」

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 23:43:59.95 ID:ryhYd/MF0

川 ゚ -゚)「さて、私だ」

川 ゚ -゚)「私の名は、クーとでも呼んでもらおう」

川 ゚ -゚)「以上だ」

( ・∀・)「……ほう」

(´・ω・`)「素性は明かしたくないと?」

川 ゚ -゚)「当然だ」

('A`)「何故です。皆さんちゃんと話したでしょう」

川 ゚ -゚)「それが真実かどうかはわからない」

川 ゚ -゚)「もしかしたら誰かが嘘を吐いていて、それが───」

川 ゚ -゚)「カノッサ機関だったら、大変だからな」

( ・∀・)「私が召集したメンバーが、信じられないと?」

川 ゚ -゚)「……黙秘だ」



( ^ω^)(本名以外全部嘘だろお前ら……)

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 23:48:47.63 ID:ryhYd/MF0

(´・ω・`)「しかし、貴女がその可能性もある」

川 ゚ -゚)「……」

(´・ω・`)「素性を明かさないなら……これ以上貴女と話すことは出来ない」

( ・∀・)「その通りだ」

( ・∀・)「我々は大いなる意思の下、集った」

( ^ω^)(大いなる意思の下、ガストに……)

( ・∀・)「ここから先は、言うことは出来ない」

( ・∀・)「君が素性を明かさない限り、ね」

川 ゚ -゚)「……」

ξ゚听)ξ「……」

ξ゚听)ξ「私は───」




( ^ω^)ズルズル

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 23:54:42.72 ID:ryhYd/MF0

ズルッズルーズルズル……
ξ゚听)ξ「話したことは、全て真実です」
ズズズーズーーズズー
ξ゚听)ξ「前世が出会う確立は……億分の一」
チュルチュルチュルチュッチューッチュ
ξ゚听)ξ「そんな奇跡を前にしても……言えないことですか?」
ズズズズズッ!!チュルッチュ!!
川 ゚ -゚)「……」

( ^ω^)「ごっそさん」

川 ゚ -゚)「……」

川 ゚ -゚)「わかった」

川 ゚ -゚)「私の、負けだよ」

川 ゚ -゚)「私の名は素直クール。真名はクール・ラ・トラデア……」

川 ゚ -゚)「……エターナル」

ガタッ

今度は僕とクールさん以外が立ち上がった。

結構慣れてきた。

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/11(金) 23:58:40.87 ID:ryhYd/MF0


(;'A`)「エタ……だと……?!」

( ・∀・)「これはこれは……とんでもない言霊が現れたね」

(´・ω・`)「なんということだ……」

( ^ω^)「ドクオ」

('A`)「なんだ?!」

( ^ω^)「エターナルって何?」

('A`)「───ッ! 馬鹿野郎!そう簡単に口に出すな!」

( ^ω^)「えたーなるーえたーなるー」

(# ・∀・)「口を慎みたまえ!!」

( ^ω^)(マジギレされた……)

( ・∀・)「……すまない。だが、あまり目立つことはしないでくれ」

( ^ω^)(あんたの大声で店内の人全員こっち見てるよ……)

113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/12(土) 00:05:08.71 ID:lUGqMZ5s0

( ・∀・)「口に出すのも恐ろしい……その名」

川 ゚ -゚)「私から説明しよう。この名を継ぐ私なら……世界に影響もないはずだ」

( ・∀・)「よろしくたのむ」

川 ゚ -゚)「エターナルとは……この世界を満たすエナジーのことだ」

川 ゚ -゚)「エターナルから、全てが生まれる」

( ^ω^)「ほんほん」

川 ゚ -゚)「この力を操ることが出来れば……世界は意のままに操れるだろう」

( ^ω^)「ほんほん」

川 ゚ -゚)「私は……この名を継ぐ者として、やらねばならない」

川 - )「カノッサ機関を……叩き潰すために……!」

(´・ω・`)「まさか……あの禁呪を?!」

川 ゚ -゚)「あぁ……私の、奥の手だ」

( ^ω^)「ほんほん」

121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/12(土) 00:10:44.70 ID:lUGqMZ5s0

( ^ω^)「禁呪って?」

川 ゚ -゚)「……」

(´・ω・`)「僕のデバイス・アンタレスタ・スギュラクタにも匹敵……いや」

(´・ω・`)「殺傷能力においては……それをも上回るだろう」

川 ゚ -゚)「……」

川 ゚ -゚)「……エターナルフォース……ブリザードだ」

( ^ω^)「へ〜」

(;・∀・)「ぐ……!? ぐぁぁぁぁぁあああああぁっぁぁああああ!!!1」

( ^ω^)「えっ」

(;'A`)「モララーさん?!」

(´・ω・`)「……あまりの言霊に……発狂したか」

ξ;゚听)ξ「だ、大丈夫ですか?!」

(;・∀・)「ぐ……ぐぉ……があああぁぁぁぁッッ……!」

130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/12(土) 00:15:56.38 ID:lUGqMZ5s0

ミセ;゚ー゚)リ「お、お客様ぁぁぁ!?」

( ^ω^)「あ、ごめんね、大丈夫だから」

ミセ;゚ー゚)リ「え、で、でも……」

( ^ω^)「あれだったら、黄色い方呼んでくれてもいいよ」

ミセ;゚−゚)リ「は、はぁ」

( ^ω^)「あと、チキンドリアお願い」

ミセ*゚ー゚)リ「La───かしこまりました」

( ^ω^)(あぶねーなあの人も……)

( ^ω^)(そういえば忘れてたけど、ガストで何してるのこいつら)



(;・∀・)「はぁっ……はぁっ……」

(´・ω・`)「大丈夫ですか」

( ・∀・)「……すまない……急にとてつもない力が……のし掛かって……」

川 ゚ -゚)「……仕方ない。それほどに、強力な言霊だからな」

139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/12(土) 00:26:38.93 ID:lUGqMZ5s0

( ・∀-)「左目が……疼きだしたんだ」

( ・∀・)「前世で邪教徒、クロイツに潰された……左目が、ね」

(´・ω・`)「邪教徒、クロイツだと……?!」

ξ゚听)ξ「モララーさん……前世は覚えてないんじゃ……」

( ・∀・)「禁呪の正統後継者の言霊によって、降りてきたらしい」

( ・∀・)「僕の前世は、地球とも違う、別世界にいた」

川 ゚ -゚)「なんだと……まさか!」

( ・∀・)「そう。失われし楽園、Lost zenius」

( ・∀・)「僕はそこで、邪教集団シュバルツガイツと戦っていた───」

( ^ω^)(もう無理だろこれ……)

('A`)「まさか……異世界の戦士だったなんて……!」

川 ゚ -゚)「そう……か……」

ξ゚听)ξ「まさか……あの小説が実話だったなんて」

143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/12(土) 00:31:27.76 ID:lUGqMZ5s0

(;・∀・)「しょ、小説?」

ξ゚听)ξ「はい。ネット小説で見ました」

(;・∀・)「そ、そう」

( ^ω^)(おや……)

( ・∀・)「もしかしたら……その作者の前世も僕と同じだったのかもしれないね」

ξ゚听)ξ「……そうかも、しれません」

(´・ω・`)「とりあえず、大事にならなくてよかった」

( ・∀・)「心配をかけた」

(´・ω・`)「いえ、La jodasoh steana」

( ・∀・)「さて……次は……」

('A`)「俺、ですね」

( ・∀・)「頼む」

('A`)「俺の名は……ドクオ」

( ^ω^)(ちょっとわくわくしてきた)

147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/12(土) 00:37:03.70 ID:lUGqMZ5s0

('A`)「真名は───ルシファー」

('A`)「前世は……そう……天使達を束ねる熾天使───ルシフェル」

('A`)「俺は、神に喧嘩を売った」

('A`)「神の全てが、気に食わなかった」

('A`)「だが……」

('A`)「愛する大天使、ミカエルだけはこの手にかけることはできなかった」

('A`)「彼女の手で、俺は敗れ堕天<<フォールダウン>>し、地獄の王となった」

('A`)「だがその寸前、まだ残っていた善の魂が離別した」

('A`)「それが俺……ルシファー……」

( ・∀・)

ξ゚听)ξ

(´・ω・`)

川 ゚ -゚)



( ^ω^)(バスタードまんまじゃねーかwwwwwwwwwww)

154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/12(土) 00:42:20.08 ID:lUGqMZ5s0

('A`)「以来俺は、ミカエルを探しながら、あわよくばカノッサ機関も倒そうと」

( ・∀・)

ξ゚听)ξ

川 ゚ -゚)

(´・ω・`)

('A`)「孤独な旅を、続けています」

(;・∀・)「ふ、ふーん……そうか……」

(´・ω・`)「ドクオ君は、高校生?」

('A`)「肉体的には、そうですね。魂は48億才です」

ξ;゚听)ξ「な、なるほどー!」

('A`)「でも俺は、諦めない」

('A`)「この手で───全てを終わらせます」

川 ゚ -゚)「大変だな、色々と」



( ^ω^)(ほんと色々と大変です)

160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/12(土) 00:47:41.35 ID:lUGqMZ5s0

ミセ*゚ー゚)リ「チキンドリアおまたせしましたー♪」

( ^ω^)「ありがとー」

( ・∀・)「あ、僕もなんか頼もう」

(´・ω・`)「おなじく」

ξ゚听)ξ「あ、うん、おなか空いちゃったね」

川 ゚ -゚)「私もだ」

('A`)「腹が減ってはなんとやらですね」




ガヤガヤピポパ



ミセ*゚ー゚)リ「以上ですね、かしこまりました」


( ^ω^)「ごっそさん」

164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/12(土) 00:52:29.05 ID:lUGqMZ5s0

( ・∀・)「さて、最後に君のことを……聞かせてくれるかな」

( ^ω^)「え……」

( ^ω^)(どうしよう……)

( ^ω^)「な、名前は内藤ホライゾンです」

( ・∀・)「たしか……開眼したばかりだったね?」

( ^ω^)(あーそれでやりすごせるかー)

( ^ω^)(でもせっかくだからなんか言おうかな……最近読んだあれ言っとこう)

( ^ω^)「真名は……ブーン=トロッソ」

( ^ω^)「前世は、異世界で戦争してました」

( ・∀・)「ほう! 君も異世界か!」

( ^ω^)「はい。アルファベットを武器に」

(´・ω・`)「アルファベット……?」

ξ゚听)ξ「なーに?! それ?!」

( ^ω^)(食いつかれた……)

172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/12(土) 00:57:05.62 ID:lUGqMZ5s0


('A`)「な、なんだよ……それ……俺も聞いてないぞ」

( ^ω^)「言ってないし」

('A`)「なんでだよ! 親友だろ?!」

( ^ω^)「お前を───」

( ^ω^)「巻き込みたく、なかったから」

('A`)「……」

('A`)「へっ……カッコつけやがって」

( ^ω^)「お前も、そうだっただろ?」

('A`)「……」

('A`)「……まぁ、な」

そんなこんなで、ドクオが作った冷たい空気は解凍できました。

話すうちに、このオフの真の意味が理解できてきた。

184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/12(土) 01:06:38.83 ID:lUGqMZ5s0

( ・∀・)「さて、それじゃあこの辺で、素に戻りましょうかね」

( ^ω^)(あーやっぱりか)

ξ゚听)ξ「お疲れ様ですー!」

川 ゚ -゚)「いやー楽しかった」

(´・ω・`)「うん、お疲れ様」

('A`)「え?」

( ^ω^)「お疲れ様です」

('A`)「なにが?」

( ・∀・)「ドクオ君以外は気がついてるみたいだね」

( ・∀・)「このオフはね」

( ・∀・)「自分が考えたキャラ、設定になりきって、会おうって言うオフなんだよ」

('A`)「……」

('A`)「……オフ?」

199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/12(土) 01:14:01.28 ID:lUGqMZ5s0

( ・∀・)「いやーうん、楽しかったね」

(´・ω・`)「でも、クーさんの趣向も面白かったね」

川 ゚ -゚)「ひやひやしたけどな」

( ^ω^)「自分は専門外だったけど、楽しかったですよ」

( ^ω^)「今も、色々な意味で」

('A`)「……?」

ξ゚听)ξ「じゃあ、あの小説はもしかして」

( ・∀・)「うん、僕が別サイトで書いた小説」

ξ゚听)ξ「やっぱりー!」

( ・∀・)「まさかツンちゃんが読んでたなんてねー」

ξ゚听)ξ「あの手の小説、大好きですww」

('A`)「小……説……?」

( ^ω^)「wwwwwwwwwww」

204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/12(土) 01:18:21.86 ID:lUGqMZ5s0

( ・∀・)「ところで、内藤くん」

( ^ω^)「はい」

( ・∀・)「さっき言ってた設定、あれ小説なの?」

( ^ω^)「ですです。ブーン系小説って言います」

( ・∀・)「へー! よくできてるねー」

( ^ω^)「色々あって、僕が言った設定の話が一番おすすめです」

( ・∀・)「そーなんだ」

ξ゚听)ξ「ファンタジーとかあるの?」

( ^ω^)「なんでもありますよ」

川 ゚ -゚)「是非教えてくれ」

(´・ω・`)「僕も頼む」


<ワーワージャーメアドコウカンシマショー

             オレハネーピッピッピ>


('A`)「……」

218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/12(土) 01:25:20.02 ID:lUGqMZ5s0



『俺はルシファー』  詩 鬱田ドクオ



翼をもがれた、憐れな天使

もがいても、もがいても、空を飛べることはない

だけど俺は、必ずこの手に掴む

天空に煌めく星達を───

俺だけの天使(ミカエル)を───

だから俺は、歩き続けるんだ

なぜかって?

飛べないからさ

地上に残したアイツ(ミカエル)が、どこかで俺の足を掴んでいるから───


my sweet honey Mikael...

233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/12(土) 01:32:35.07 ID:lUGqMZ5s0

( ・∀・)「じゃあ、ここで解散ね」

( ^ω^)「お疲れ様です」

ξ゚听)ξ「お疲れ様でしたー」

(´・ω・`)「こういうのは、2回目がちょっとスリルなくなっちゃうのが残念だ」

川 ゚ -゚)「次は友達として、会えばいいんじゃないか?」

(´・ω・`)「ふふっ そうだね」

( ・∀・)「それじゃ……」

('A`)「───まッ!」

(;・∀・)「?」

('A`)「……」

('A`)「……La」



('A`)「La jodasoh steana」

243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/09/12(土) 01:37:45.67 ID:lUGqMZ5s0

(;・∀・)「……」

川 ゚ -゚)「最後くらい……な」

(´・ω・`)「La jodasoh steanaw」

ξ゚听)ξ「La jodasoh steanaw」

川 ゚ -゚)「La jodasoh steanaw」

( ・∀・)「La jodasoh steanaw」

( ^ω^)「La jodasoh steanawwwwwww」

('A`)「俺は……」

('A`)「俺は……ミカエルを……忘れない!」

('A`)「あんたらとは違う!この道を貫き通すんだ!」


頑張れドクオ!その先にきっと未来は────………



ミセ*゚ー゚)リ「La jodasoh steana♪」

あるはずだ。
                          おわり。


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