- 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 22:41:24.15 ID:9h8jTlIfO
- ( *゚ー゚)「やっほー」
( ・∀・)
( *゚ー゚)「……」
( ・∀・)
( *゚ー゚)「何か言えやコラ」
( ・∀・)「何様だコラ」
机の上に、変なヤツが現れた。
( ・∀・)僕と悪魔のようです(゚ー゚* )
- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 22:43:15.60 ID:9h8jTlIfO
- ( ・∀・)「……何なのさ、君」
( *^ー^)「シィちゃんだよ♪」
( ・∀・)「……」
( *゚ー゚)「……」
_,
( ・∀・)
(;*゚ー゚)「え、えっと、君の世界で言うとこの悪魔ってやつかな、エヘヘ」
掌サイズだが悪魔らしい。
- 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 22:44:40.38 ID:9h8jTlIfO
- ( *゚ー゚)「あ、ところで君の名前は?」
( ・∀・)「……悪魔に名乗るバカがどこに居るよ」
(;*゚ー゚)そ
( ・∀・)「……」
(;*゚д゚)アウアウ
( -∀・)「……モララーだよ」
( *゚ヮ゚)「!」
バカだ。偽名とは思わないのだろうか。バカだ。
- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 22:47:31.40 ID:9h8jTlIfO
- ( ・∀・)「…あんま悪魔っぽくないよね」
( *゚ー゚)「そう?」
( ・∀・)「見た目は人間だし…女の子の悪魔なら、小さいとはいえもっとセクシーだと思ってた」
( *゚д゚)「 」
( ・∀・)「……」
貧乳を気にしているようだ。ちょっとかわいい。
- 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 22:48:16.97 ID:9h8jTlIfO
- ( *゚ー゚)「モラちゃんはいくつ?」
( ・∀・)「18だけど」
( *゚ー゚)「へぇ…若いのね」
( ・∀・)「…アンタはいくつなのさ」
( *゚ー゚)「ハタチだよ」
( ・∀・)「…アンタ、僕の悪魔のイメージを裏切りっぱなしだよ」
( *゚д゚)そ
500歳とか言われると思ってた。
- 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 22:49:34.51 ID:9h8jTlIfO
- ( ・∀・)「…で、何しに来たのさ」
( *゚ー゚)「ここに扉ができてたから、覗きにきたんだよ」
( ・∀・)「…扉?」
( *゚ー゚)「合わせ鏡っていうのかな?真ん中に供え物があったし、儀式としては完璧な環境だったからね」
( ・∀・)「……」
表面が鏡面仕様になってるヘッドホンを買ったのが間違いだったみたいだ。
- 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 22:50:39.30 ID:9h8jTlIfO
- ( ・∀・)「…供え物ねぇ」
( *゚ー゚)「チョコレートは大好きだよ」
( ・∀・)「それ食ったら帰ってくれる?」
( *゚д゚)「えー、やだやだー」
( ・∀・)「勉強の邪魔なんだよ」
( *゚ー゚)「邪魔じゃないよ、悪魔だよ」
話の分からないヤツだ。
- 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 22:51:35.94 ID:9h8jTlIfO
- ( ・∀・)「……」
( *゚ー゚)「……」
( ・∀・)「……消しゴム」
( *゚ー゚)「はい」
( ・∀・)「……」
( *゚ー゚)「……」
( ・∀・)「マーカー」
( *゚ー゚)「何色?」
( ・∀・)「ピンク」
( *゚ー゚)「はい」
( ・∀・)「……………」
( *゚ー゚)「?」
すごく効率が悪い。
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 22:52:29.63 ID:9h8jTlIfO
- ( -∀・)「…ん、もう5時か」
(;*゚ー゚)「え、もうそんな時間なの!?」
( ・∀・)「まぁ、うん」
(;*゚ー゚)「早く帰んないとお兄ちゃんに怒られちゃう!モラちゃん、またね」
( ・∀・)「…消えた」
まだ夕方なんだけど。
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 22:55:07.32 ID:9h8jTlIfO
- ……………
( ´∀`)「悪魔?」
( ・∀・)「うん。女の子の」
( ´∀`)「…いい病院を紹介してやるモナ」
( ・∀・)「…ですよねー」
翌日、友人に悪魔(?)のことを話した所、このような反応をされた。
予想通りではあったが、今考えてみるとやはりあれは夢のような気がする。
確認のために、今日はチョコレートを買って帰ることにしよう。
- 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 22:56:24.36 ID:9h8jTlIfO
- ……………
( ・∀・)「あ、ツーちゃん」
( *゚∀゚)「おー、モラじゃん。きぐーだな」
( ・∀・)「奇遇って、ここ君ん家の店じゃん」
( *゚∀゚)「そーともいう」
( ・∀・)「じゃあ、お会計お願い」
( *゚∀゚)「ほい。105円ね」
( ・∀・)「5円まけてよ」
( *゚∀゚)「ジュース奢りな」
( ・∀・)「…」チャリン
( *゚∀゚)「けちー」
( ・∀・)「どっちがさ」
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 22:57:52.20 ID:9h8jTlIfO
- ……………
( ・∀・)「……」
( *゚〜゚)ムグムグ
( ・∀・)「てめえコラ」
夢ではなかったようだ。
- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 22:58:41.15 ID:9h8jTlIfO
- ( ・∀・)「…さて、どうしてくれよう」
( *゚д゚)「女の子を縛るなんて、酷いんじゃないの」
( ・∀・)「仮にも悪魔だろ。さて…」
( *゚ー゚)「あー、エッチなことする気だー」
( ・∀・)
紐は解いておいた。
- 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 22:59:49.32 ID:9h8jTlIfO
- ( *゚ー゚)「へたれー」
( ・∀・)「黙れ」
( *゚ー゚)「何のために呼んだのさー」
( ・∀・)「精神病扱いされたからだよ」
( *゚ー゚)「?」
そこは察しろよ。
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 23:01:07.84 ID:9h8jTlIfO
- ( ・∀・)「…悪魔って普段何してんの?」
( *゚ー゚)「んー、人生ゲームとかジェンガとかかな」
( ・∀・)
( *゚ー゚)「意外に暇なんだよ」
( ・∀・)
そういう意味じゃないんだけど。
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 23:02:17.64 ID:9h8jTlIfO
- ( ・∀・)「…飯は?」
( *゚ー゚)「人間の供え物とかかなー」
( ・∀・)「普通そんなに供えないと思うけど」
( *゚ー゚)「えー?ほら、事故が起こった所とかあるじゃん」
( ・∀・)
( *゚ー゚)「後はお墓とか」
( ・∀・)
違う。何かが違う。
- 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 23:04:11.87 ID:9h8jTlIfO
- ( ・∀・)「魂取ったりとかはしないの?」
( *゚ー゚)「おじさんとかはやってるけど、きょうび流行んないからねー」
( -∀・)「ああ…やるんだ」
( *゚ー゚)「私も本気出したら君のハートぐらいなら奪えちゃうよ♪」
( ・∀・)
( *>ー゚)-☆
( ・∀・)
とりあえず縛っておいた。
- 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 23:05:32.93 ID:9h8jTlIfO
- ( *゚ー゚)「むぅ…こんなかわいい女の子に、君は興奮しないのかい?」
( ・∀・)「小さいからね」
( *゚ー゚)「それは君のせいだよ、もっと大きい鏡なら君ぐらいの大きさで出られるよ」
( ・∀・)「へぇ」
( *゚ー゚)「サイズ合わすの結構めんどうだから、次からはあっちの鏡二枚で合わしてね」
(・∀・ )
こっちがめんどうだ。
- 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 23:06:22.97 ID:9h8jTlIfO
- ( ・∀・)「…元の大きさなら何をしでかすか分からないから、やらないよ」
( *゚ー゚)「けちー」
( ・∀・)「……」
( *゚ー゚)「?」
( ・∀・)「……そろそろ5時だよ」
( *゚ー゚)「…ん。せめて手鏡ぐらいのサイズにはしてよね」
( ・∀・)「……ああ」
消えちゃった。
- 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 23:08:01.90 ID:9h8jTlIfO
- ……………
( ´∀`)「本当に病院行くモナ、紹介するモナ」
( ・∀・)「ですよねー」
( ´∀`)「絶対お前なんかおかしいモナ。怪しいオッサンから薬貰ったりしてないモナ?」
( ・∀・)「ないけど……」
掌サイズの悪魔なんか、やっぱり非科学的だ。常識的には存在するはずがない。
しかし、今となっては夢でないという確信を覚えている。興味深いからもうちょっと観察してみよう。
- 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 23:08:59.10 ID:9h8jTlIfO
- ……………
( ・∀・)「ツーちゃん、鏡貸して」
( *゚∀゚)「鏡ぃ?」
( ・∀・)「うん。手鏡みたいなやつ」
( *゚∀゚)「覗きにでも使うのかい?」
( ・∀・)「かもね」
( *゚∀゚)「いいぜー、105円ね」
( ・∀・)「返さんぞ」
( *゚∀゚)「けちー」
( ・∀・)「どっちがさ」
- 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 23:09:41.72 ID:9h8jTlIfO
- ……………
( *゚ー゚)「あれ、チョコが無いよ?」
( ・∀・)「あれ?」
供え物は別に要らなかったみたいだ。
- 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 23:11:02.47 ID:9h8jTlIfO
- ( *゚ー゚)「ちゃんと手鏡サイズにしてくれたんだね」
( ・∀・)「興味があったからね」
( *゚ー゚)「え、私に!?」
( ・∀・)「違う」
( *^ー^)「やだぁ、お姉さん困っちゃう♪」
( ・∀・)「……」
リアクションはお姉さんに見えない。
- 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 23:11:43.98 ID:9h8jTlIfO
- ( ・∀・)「何か悪魔っぽいことしてよ」
( *゚ー゚)「悪魔っぽいこと…?」
( ・∀・)「口から火を吐くとか、黒いビーム出すとか」
( *゚ー゚)「いいよー」
( ・∀・)「え?」
( *゚ー゚)σ「えい」
パリーン
( ・∀・)「 」
部屋の電球を割られた。
- 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 23:13:14.69 ID:9h8jTlIfO
- ( ・∀・)「言葉もねぇや」
( *゚ー゚)「まー、この大きさでビームは無理だよ」
( ・∀・)「…サイズによっては出せるんだ」
( *゚ー゚)「君のサイズなら国一つは滅ぼせるよ」
( ・∀・)「……」
こいつ、危険だ。
- 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 23:14:08.58 ID:9h8jTlIfO
- ( ・∀・)「滅ぼしに来たの?」
( *^ー゚)「んふー、どうしようかなー」
( ・∀・)「その気ならとりあえず僕は鏡を片付けるよ」
( *゚ー゚)そ
( *゚ー゚)「…チョコ食べたいから来たの」
( ・∀・)「いい子だ」
ちょろい。
- 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 23:15:36.02 ID:9h8jTlIfO
- ( ・∀・)「…しっかしよく食うなぁ」
( *゚ー゚)「甘いものは別腹だよ」
( ・∀・)「いや、明らかにチョコの体積のが君を上回ってる」
( *゚ー゚)「……」
( ・∀・)
(・∀・ )
触れてはいけない部分だったようだ。
- 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 23:16:40.54 ID:9h8jTlIfO
- ( ・∀・)「さて、そろそろ5時だよ」
( *゚ー゚)「やだー、もっといるー」
( ・∀・)「帰んなくていいの?」
( *゚ー゚)「お兄ちゃんとケンカしてるの。プチ家出ってやつよ」
( ・∀・)「…へぇ」
( *゚ー゚)「門限が5時なんて、小学生じゃないんだからーって」
( ・∀・)
門限だったんだ。
- 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 23:18:06.68 ID:9h8jTlIfO
- ( ・∀・)「また怒られるよ」
( *゚ー゚)「いいの。分からず屋には実力行使よ」
( ・∀・)「…ふぅん」
( *゚ー゚)「そういう訳で、晩御飯よろしく」
( ・∀・)「まだ食うのか」
まだ食うのか。
- 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 23:19:33.27 ID:9h8jTlIfO
- ( ・∀・)「…今日は親が居ないからコンビニ弁当の予定なんだけど」
( *//ー)「きゃ…親が居ないなんて、そんな…」
( ・∀・)「……」
( *//ー)「私…まだ純潔で居たいのっ」
( ・∀・)「……」
一々腹が立つ。
- 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 23:21:59.47 ID:9h8jTlIfO
- ……………
( ´∀`)「……」
( ・∀・)「……」
( ´∀`)】「もしもし、パシヘロン病院ですか?」
( ・∀・)「待て待て待て」
- 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 23:25:37.75 ID:9h8jTlIfO
- ……………
( *゚ー゚)「シィちゃんだよー(棒読み)」
( ´∀`)「最近のフィギュアはよくできてるモナね」
( ・∀・)「 」
( *゚ー゚)「チョコ食べたーい(棒読み)」
( ´∀`)「だからといって肩に載せて町中をうろうろするのは痛いやつモナ」
( ・∀・)「 」
( *゚ー゚)「モラちゃん(棒読み)お腹すいたー(棒読み)」
( ´∀`)「友人として忠告してやるモナ、お前……」
( ・∀・)「てめえ」
( *>ー゚)-☆
- 64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 23:28:10.66 ID:9h8jTlIfO
- ……………
( ・∀・)「…ようやく分かってくれたか」
( ´∀`)「…モナ」
( *゚ー゚)「えへへ、ごめんねー」
( ・∀・)「誤解を生むような発言ばかりだったよね」
とりあえず友人をファミレスに連れていき、事情を詳しく話した。
夕食時とはいえ、幸いなことにそこそこ空いていたので人目をあまりはばからずに済んだ。
悪魔…シィはわざとフィギュアっぽく振る舞っていたらしい。
「悪魔の小悪魔的サービス」とか抜かしていたのでデコピンをしておいた。
- 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 23:30:30.48 ID:9h8jTlIfO
- ( ´∀`)「疑ってすまなかったモナ。今日はモナが奢るモナ」
( ・∀・)「かたじけない。あ、オーダーお願いします」
(゚、゚トソン「はーい」
コソコソ( *゚ー゚)「わたし、ジャンボチョコレートパフェね」
( ・∀・)「和牛月見ハンバーグセット250gとジャンボチョコレートパフェで」
(゚、゚トソン「和牛月見のセット…こちら250gで…と、ジャンボチョコレートパフェですね」
コソコソ( *゚ー゚)「山盛りポテトフライ、あらびきポークウインナー」
( ・∀・)「あと、山盛りポテトフライとあらびきポークウインナーで」
(゚、゚トソン「はい…ポテトフライの山盛りとポークウインナーですね」
( ・∀・)「僕は以上で」
(゚、゚トソン「はい、そちらのお客様は…」
( ´∀`)「…あ、水で」
(゚、゚トソン「……」
- 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 23:33:17.97 ID:9h8jTlIfO
- ……………
( ´∀`)「友達やめたくなったモナ」
( ・∀・)「そういうな」
( *^ー^)「お腹いっぱい♪」
( ´∀`)「…その体のどこにあんだけの量のジャンクフードが…」
( *゚ー゚)「……」
( ´∀`)
(´∀` )
- 72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 23:34:39.03 ID:9h8jTlIfO
- ( ・∀・)「いや、まぁさすがに悪い気がするからラーメンでも奢るよ」
( ´∀`)「…今からモナ?」
( ・∀・)「うん」
( ´∀`)「お前も食うモナ?」
( ・∀・)「うん」
( ´∀`)「…その体のどこにラーメンとハンバーグが…」
( ・∀・)「……」
( ´∀`)
(´∀` )
( ・∀・)「いざゆかん」
- 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 23:36:15.46 ID:9h8jTlIfO
- ……………
( *^ー^)「いやー、こっちの食べ物はやっぱりおいしいねぇ」
ゴソゴソ( ・∀・)「あの辺の供え物よりはねー」
( *゚ー゚)「また連れてってよ」
カチャ( ・∀・)「人目気にするの大変なんだよ?」
( *゚ー゚)「人間サイズならいいじゃん」
キィ( ・∀・)「国を滅ぼせるヤツをそうそう放せるか…」
(,,゚Д゚)
( ・∀・)*゚ー゚)
(,,゚Д゚)ゴルァ
なんかいた。
- 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/18(土) 23:38:01.26 ID:9h8jTlIfO
- おかあさんに
さっさとお風呂を済ませろと
怒られました
- 87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 00:36:21.52 ID:TZxH8ua2O
- ……………
(,,゚Д゚)「……」
( ・∀・)「……」
( *゚д゚)「……」
(,,゚Д゚)「お兄ちゃんは怒ってる」
(゚、゚* )プイス
(,,゚Д゚)「話を聞けッ!」パリーン
ビクッ( *゚д゚)そ
( ・∀・)「……」
言いたいことは多々あるが、ともかくそとでやれ。
- 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 00:37:26.81 ID:TZxH8ua2O
- (,,゚Д゚)「門限は破るわどこの馬の骨とも分からない人間の家に入り浸るわ」
( ・∀・)「おいコラ、取り消せ」
(,,゚Д゚)「あぁん?」
( ・∀・)「初対面で、人を侮辱すんじゃねぇ」
(,,゚Д゚)「黙れ人間…」
( ・∀・)「聞 こ え な か っ た か ?」
(,,゚Д゚)「……」
(,,゚Д゚)「人様の家に入り浸るわ…」
それでいい。
- 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 00:39:44.01 ID:TZxH8ua2O
- (,,゚Д゚)「とにかく、お兄ちゃんは怒ってる」
( *゚−゚)「…ふん、私だってもうハタチだもん、門限なんかバカバカしいのよ!」
(,#゚Д゚)「なっ…」
( *゚д゚)「それに、モラちゃんはお兄ちゃんなんかよりずっと優しいもん!」
( ・∀・)「いや、違う」
( *゚д゚)「ツンデレだもん!」
僕=ツンデレ。
- 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 00:42:28.64 ID:TZxH8ua2O
- (,#゚Д゚)「お前、よりによって人間なんかと…」
( ・∀・)「あ、お兄さん」
(,,゚Д゚)「なんでしょう」
( ・∀・)「そういうのは無いです」
(,,゚Д゚)「え?」
( ・∀・)「無いです」
(,,゚Д゚)「…色恋沙汰が?」
( ・∀・)「無いです」
無いです。
- 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 00:46:26.78 ID:TZxH8ua2O
- ( *゚д゚)「わ…私とモラちゃんはこれからだもん!」
(,,゚Д゚)「これから、ねぇ」
( *゚ー゚)「ふん、私はもう身も心もモラちゃんの物よ!」
(,, Д )ピク
( ∩∀-)「あーあーあーあー」
てめえ、後で覚えてろ。
- 96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 00:50:20.06 ID:TZxH8ua2O
- (,#゚Д゚)「…お前、うちのかわいい妹をたぶらかしやがって…!」
( -∀・)「…まぁ、とりあえず落ち着いてください」
(♯゚Д゚)「落ち着いてられっか!」パリーン
( *゚д゚)「ちょっと、私が誰を好きになったっていいじゃない!」パリーンパリーン
(♯゚Д゚)「だからって、なんで人間なんだ!」パリーンパリーンパリーン
( *゚д゚)「だってモラちゃんいい人だもん!」パリーンパリーンパリーンパリーン
( ・∀・)「コーヒーです」
(,,゚Д゚)「ありがとう」
( *゚ー゚)「いただきます」
被害は大きい。
- 98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 00:54:09.92 ID:TZxH8ua2O
- ……………
その後、お兄さん(ギコさん)にこれまでの経緯をじっくりと話した。
人の話を聞かない点はさすが兄妹といった所か、と思った。
割れた電球は直してもらった。悪魔すげぇ。
(,,-Д゚)「…じゃあモララーさんとやらは、うちの妹に手は出してねぇんだな」
( ・∀・)「ご理解がいただけたようで」
(゚、゚* )「……」
(,,゚Д゚)「……で、シィよ」
(゚、゚* )「帰りたくない」
(,,゚Д゚)「話を聞け。モララーさんに迷惑になるから、今日は帰ろう」
(゚、゚* )「……モラちゃん」
- 100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 00:57:45.42 ID:TZxH8ua2O
- ( ・∀・)「……お兄さん、心配してるみたいだから、休日は帰ってあげたら?」
(,,゚Д゚)「……門限、伸ばしてやるから」
(゚、゚* )「……何時?」
(,,゚Д゚)「……8時」
(゚、゚* )「……9時がいい」
(,,-Д゚)「……しゃーねぇな」
( *゚−゚)「……」
- 102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 01:01:50.95 ID:TZxH8ua2O
- (,,゚Д゚)「モララーさん、時々コイツが迷惑かけるかもしれねぇが…」
( ・∀・)「はは、迷惑でしたら扉なんか作りませんよ」
( *゚ヮ゚)「!」
(・∀・ )
( ・∀・)「迷惑だったら閉じておきます」
( *゚д゚)「!」
- 103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 01:04:35.55 ID:TZxH8ua2O
- (,,-Д゚)「…まぁ、いずれ分かってくれるか…?」
( ・∀・)「ええ、おそらく」
(,,゚Д゚)「はん、見た目は若いのに、大人だねぇ」
( -∀・)「誉め言葉として受け取っておきます」
(,,゚Д゚)「じゃあ、妹をよろしくな」
( *゚ー゚)「…またね、モラちゃん」
( ・∀・)「ああ、おやすみ」
- 105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 01:08:46.35 ID:TZxH8ua2O
- 2人が消えたのを確認して、手鏡を姿見用の鏡からずらした。
シィから、まさか悪魔からあんな言葉を言われるとは思っていなかった。
気持ちは嬉しい。だけど、相手は悪魔だし、そもそも僕は……
- 107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 01:11:05.42 ID:TZxH8ua2O
- ……………
( ・∀・)「やあ、ツーちゃん」
( *゚∀゚)「よお、モラ。休日にまで何の用だい?」
( ・∀・)「鏡、返しに来たんだ」
( *゚∀゚)「おー、見えたか?」
( ・∀・)「ばっちり」
( *゚∀゚)「そりゃよかった。礼に何か買ってけよ」
( ・∀・)「あー、そうさせてもらう」
- 109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 01:15:54.54 ID:TZxH8ua2O
- ( ・∀・)ガサガサ
( ・∀・)「…ねぇツーちゃん、今日ヒマ?」
( *゚∀゚)「…わりぃな、ちょっと用事があるんだ」
( ・∀・)「そっかー」
( *゚∀゚)「デートのお誘いのつもりかい?」
( ・∀・)「…そんなとこ」
- 111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 01:19:11.37 ID:TZxH8ua2O
- ( ・∀・)「はい」
( *゚∀゚)「10円ガムかよ」
( ・∀・)チリン「懐が寒くて」
( *゚∀゚)「どんな氷河期だよ」
( ・∀・)ガサガサ「言ってくれるな、お…?」
( *゚∀゚)「当たりかい?」
( ・∀・)「…いや、ハズレだ」
- 112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 01:23:48.49 ID:TZxH8ua2O
- ……………
( *゚ー゚)「…昨日はごめんね」
( ・∀・)「気にしなくていいよ」
( *゚ー゚)「…私、がんばるから」
( ・∀・)「……」
- 113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 01:27:08.67 ID:TZxH8ua2O
- ( *゚ー゚)「いつかきっと、モラちゃんに人間サイズで呼び出してもらうんだ」
( ・∀・)「……」
( *゚ー゚)「で、モラちゃんにぎゅってしてもらって…」
( ・∀・)「……ごめんね」
( *゚ー゚)「……いいよ、分かってる。全然セクシーじゃないし、悪魔だし…」
( ・∀・)「……」
( *゚ー゚)「…でもね、気持ちに嘘はないよ。私、モラちゃんが好きだよ」
( ・∀・)「……ありがと」
- 116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 01:30:13.87 ID:TZxH8ua2O
- 僕は酷い人間だ。
例え相手が悪魔でも、こんなに想ってくれている人が居て、なのに僕は一線をひいてしまっていて。
国一つが滅ぼせる悪魔ってことで、どうしても心を許しきれない自分を感じてしまう。
そのせいで、叶わない気がするのに想い続けてる気持ちも捨てきれなくなってしまう。
本当にバカみたいだ。
心の中では、もうきっと………なのに。
- 117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 01:32:13.57 ID:TZxH8ua2O
- ……………
午後9時。シィを帰してコンビニに週刊紙の立ち読みに行った。
好きなマンガが休載でがっかりしたが、暇つぶしに新連載の恋愛モノを読んでみた。
見ず知らずのお姉さんが家に転がり込んで来る話。
そのお姉さんはセクシーで完璧超人なのに、なぜかふとシィの顔が頭に浮かんだ。
くだらない、と、自分に嘘をついて、コーヒーとパンを買ってコンビニを出た。
でも、自分に嘘をついたことを自分も知っていた。
- 118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 01:34:20.94 ID:TZxH8ua2O
- ……………
( *゚∀゚)「……」
( ・∀・)「……」
( *゚∀゚)「……何か言えよコラ」
( ・∀・)「……」
- 121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 01:37:31.90 ID:TZxH8ua2O
- ……………
( ・∀・)「…まさかだよ、ホント」
( *゚∀゚)「…くっだらねぇだろ、笑えよ」
( ・∀・)「……」
( *゚∀゚)「きょうび駄菓子屋なんかで食っていける訳がねーんだよ。あーゆーのはさ、年寄りの道楽的なモンでさ…」
( ・∀・)「……ああ」
( *゚∀゚)「……なぁ、モラ」
( ・∀・)「……なんだい?」
( *゚∀゚)「……アタシ、バカだからさ。分かんないんだよ、この世の中がさ」
- 122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 01:44:23.27 ID:TZxH8ua2O
- ( ・∀・)「……」
( *゚∀゚)「アタシのちっちゃい時の子供達はさ、みんな駄菓子屋とか大好きでさ、そこそこ儲けだってあってさ」
( *゚∀゚)「今はみんな家の中でゲームなんかしちゃってさ、駄菓子屋に人なんか寄り付きもしなくなってきてさぁ」
( *゚∀゚)「…儲けなんか無いに等しいよ。何度も親に駄菓子屋なんか辞めようって言ったさ」
( *゚∀゚)「でも、あの2人は子供の笑顔は変わらないとか言っちゃってさ、それで貧乏なままでさ」
(*う∀゚)「でも、ちょっと派手な格好で街に行ったら、オヤジにナニされるだけでたくさんお金が貰えて…」
(*う∀;)「アタシだってさ、おしゃれとかしたいしさ、楽しいことしたいんだよ」
(*う∀∩)「でも、でも、何なんだろホント、世の中分かんないよ…やだよ…こんなの…」
( ・∀・)「……」
- 123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 01:46:20.68 ID:TZxH8ua2O
- (*う∀∩)「……モラぁ、アタシさ…」
(*う∀゚)「…アタシ、バカだから。たぶん明日も明後日もこんなだと思う」
( ・∀・)「……そんな、」
(*う∀゚)「たぶんそうさ。このワケわかんない世界で、バカみたいに生きてくんだよ」
( ・∀・)「……」
(*う∀-)グス
( ・∀・)「ハンカチ」
(*∩∀-)「ありがと」
- 124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 01:52:34.63 ID:TZxH8ua2O
- ( *゚∀゚)「……アタシ、モラが好きだったよ」
( ・∀・)「……」
( *゚∀゚)「…でもね、もう生きる世界が違っちゃってるの」
( ・∀・)「……」
( *゚∀゚)「…幸せになってね」
( ・∀・)「……ツーちゃん」
- 126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 01:57:02.36 ID:TZxH8ua2O
- ( *゚∀゚)「……もしも、さ。アタシが変われたらさ。そん時には、また駄菓子屋やるから。……彼女と会いに来てくれよ」
( ・∀・)「……知ってたの?」
( *゚∀゚)「…モナーに聞いたよ」
( ・∀・)「アイツ…」
( *゚∀゚)「…お似合いだモナ、って言ってたぜ?」
( ・∀・)「……」
- 127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 01:59:39.87 ID:TZxH8ua2O
- ( *゚∀゚)「お前、気付いてないかもしれないけどさ」
( ・∀・)「?」
( *゚∀゚)「好きなヤツの前では、和牛月見ハンバーグセット頼む癖があるんだぜ?」
( ・∀・)「……」
( *゚∀゚)「250gの」
( ・∀・)「……はは」
( ∩∀ )「ははは…チクショウ…そういうことか…」
( * ∀)「…今度はふられんじゃねーぞ」
( ∩∀ )「当たり前だ…ツーちゃんもさ、早く…帰ってこいよ…」
( * ∀)「…バーカ」
- 128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 02:04:41.51 ID:TZxH8ua2O
- ……………
翌日、姿見の大きな鏡を一枚買った。
部屋の鏡に向かい合わせにおいて、間にチョコレートを置いてやった。
シィが現れるまで、昔のことを思い出していた。
ツーちゃんとモナーと、三人でファミレスに行った時。
モナーがやけにニヤニヤしてたのは、そういう事だったのかとか。
ツーちゃんが珍しく無口だったのは、そういう事だったのかとか。
- 130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 02:08:35.58 ID:TZxH8ua2O
- 初恋の子にたくましいとこを見せたいと思って食べ始めたあのハンバーグが、僕の気付かない所で恋の始まりを告げていたと、今思えばそう思える。
……もし、シィがこの国を滅ぼす気ならそれでいい。
こんな嫌な世界なら、一度滅ぶのも悪くはないかもしれない。
( *゚д゚)「あ…」
( ・∀・)「やあ」
( *゚ヮ゚)「モラちゃん…!」
でも、
( ・∀・)「大きいと、やっぱり可愛く見えるな」
悪魔に魂を売る、というのではないが、
( *^ヮ^)「……モラちゃん、大好きっ!」
彼女になら、魂を捧げてもいいような気がする。
- 132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 02:17:39.68 ID:TZxH8ua2O
- ……………
あれから10年が経った。
それからの事を話すと、いろいろ長くなるのでそれなりにかいつまんで話そう。
まずシィとの間に子供ができた。それを知った時はさすがに驚いたが、ギコさんは意外にクールに「妹を頼む」とだけ言ってくれた。
で、僕はというと大学を卒業後にそれなりの企業に就職し、シィと子供達と幸せに暮らし始めた。
モナーは「魔界にこちらから出向くモナ!」とか言って鏡に突撃して、半年ほど記憶を失った。
風の噂に、あのファミレスがつぶれたと聞いた。僕があそこでハンバーグを食べることはもう無いのだなと思った。
- 136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 02:31:48.26 ID:TZxH8ua2O
- 二人目の子供ができた。一人目の子供は舌足らずにお姉さん風を吹かせている。
そして、二人が成長していって、今年の暑い盛りの時……
……………
ミセ*゚д゚)リ「こらー、早くしないとおいてくよー」
('(゚∀゚;∩「待ってよおねぇちゃーん」
( *゚ー゚)「二人とも元気ねぇ」
(;-∀・)「……」
( *゚ー゚)「……どんな顔して会えばいいんだ、でしょ?」
(;・∀・)「…そんなとこ」
( *゚ー゚)「ふふ、モラちゃんは本当に分かりやすいなぁ」
( ・∀・)「……正直なんだよ」
( *゚ー゚)「知ってる。だから、正直に向き合いましょ?」
( ・∀・)「……」
- 139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/07/19(日) 02:42:46.36 ID:TZxH8ua2O
- ( *゚ー゚)「大丈夫。モラちゃんも、彼女も、超えていけるよ」
( ・∀・)「……君を信じてよかったと思ってるよ」
( *゚ー゚)「……どうしたの?いきなり」
( ・∀・)「……ありがとう、大好きだよ」
ミセ*゚ー゚)リ「パパー、ママー、はやくー!」
('(゚∀゚;∩「おねぇちゃーん!」
(・∀-;)「ほら、子供達が待ってる、行こう」
( *゚ー゚)「……ふふっ、変なモラちゃん」
このワケわかんない世界を超えた彼女は、どんな顔をしているんだろう。
このワケわかんない彼女を信じた僕は、とりあえず元気にやってるから。
君も、元気だといいな。
駄菓子屋に着いたら、お互いに笑顔ならいいな。
いろいろ不思議なこととかがあったけど、
とりあえず今日は笑顔でチョコレートを買って帰るとしよう。
( ・∀・)僕と悪魔のようです(゚ー゚* ) fin
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