ξ゚听)ξ幼鳥妖サンタが頑張るようです

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 01:04:58.91 ID:UYHpFfInO
ξ゚听)ξ「くりすますー?」

( ^ω^)「おっ、そうだお」

ζ(゚ー゚*ζ「あたしは聞いたことあるよ!人間達が爆発するお祭りなんだよね!」

( ^ω^)「違うお。どこの情報だお。そんな物騒な祭り嫌だお」


(,,゚Д゚)「クリスマスってのは神の誕生日を祝う祭だな」

川 ゚ -゚)「神……というとハインのか?」

( ^ω^)「違うお。氏神とは違う人間共通の神様だお」

(,,゚Д゚)「創世記に登場する、この世界の森羅万象を創り出した神だな」

川 ゚ -゚)「そんな神がいたのか……」

ζ(´ー`*ζ「つまりあたし達を創ってくれた神様でもあるんだねー。あたし達もお祝いしないとねー」

11 名前:落ちるの怖いから適当な雑談してていいよお願いします 投稿日:2011/12/25(日) 01:10:28.13 ID:UYHpFfInO
( ^ω^)「まぁ、お祝いすると言っても僕らはおいしい物を食べたりしてりゃあいいんだお」

ξ*゚听)ξ「ごはんー!」

ノハ*゚听)「おあんー!」

ミ*゚Д゚彡「おいしい物食べたいから!!」

(^ω^ )「予想通りの反応ありがとうお」


ζ(゚ー゚*ζ「じゃあおいしいご飯は任せといてね!」

川 ゚ -゚)「材料は少し奮発してもいいよな」

( ^ω^)「おっ。よろしくお」


(,,゚Д゚)「でも、うまいもん食うだけってのは……なんかあれだよなぁ」

( ^ω^)「お?ギコはサンタを知らないのかお?」

(,,゚Д゚)「サンタ……?……クリスマスがどういう日なのかは知ってるが……詳しくは知らないんだ」

( ^ω^)「じゃああサンタのお話もするかお」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 01:17:23.46 ID:UYHpFfInO
( ^ω^)「サンタクロースはクリスマスの夜にやってくる謎のおっさんだお」

ξ゚听)ξ「おっさんー」

川 ゚ -゚)「敵か?」

( ^ω^)「いや、違うお。サンタクロースは僕らが気づかないうちにプレゼントを置いていってくれるんだお」

ノパ听)「ぷれれんおー?」

(,,゚Д゚)「気づかないうちに……ってなんか不気味だな」

( ^ω^)「……しかも18を過ぎてから来なくなったお」

ζ(´ー`*ζ「子供のとこにしか来ないんだねー」

ミ,,゚Д゚彡「フサのとこには来てくれないから……」


(,,-Д゚)「……実はサンタの正体は父親だったりするんじゃねーのか?」

( ^ω^)「それはないお。トーチャンとカーチャンが死んじゃってからもサンタはやって来たんだお」

川 ゚ -゚)「……ますます不気味だな」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 01:20:16.44 ID:UYHpFfInO
( ^ω^)「まぁ、とにかく。今夜の準備を《ドンガラガッシャーーーーン!!!!》


川;゚ -゚)「な、なんだ?」

(,,゚Д゚)「外からだな」

(;^ω^)「行ってみるお!」






【ξ゚听)ξ幼鳥妖サンタが頑張るようです】






※この短編は( ^ω^)とモンスターのいる農場の提供でお送りいたします※

21 名前:>>20農場関連じゃなか紅白でやってるもん! 投稿日:2011/12/25(日) 01:27:01.73 ID:UYHpFfInO
( ^ω^)「……」

川 ゚ -゚)「……」

(,,゚Д゚)「……」



爪;'ー`)「いたたたた……。まさか、結界がここまで強力だとは……」

⌒*リ;´・-・リ 「だから遠回りしようって言ったのに……」



( ^ω^)「何あれ」

川 ゚ -゚)「私に聞くな」

(,,゚Д゚)「……まさかとは思うが、あれがサンタじゃねぇだろうな」

( ^ω^)「はっはっ、まっさかー」



爪'ー`)y-~「ふぅ……。あー、腰痛ぇ、もう動けねぇ」

⌒*リ;´・-・リ「ダメだよ……。プレゼントを楽しみに待ってる子供達がいるんだから」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 01:32:27.28 ID:UYHpFfInO
川 ゚ -゚)「今プレゼントって言ったよな」

(,,゚Д゚)「どうやら……あれがサンタっぽいな」

( ^ω^)「おいサンタ煙草吸ってんぞ」


从 ゚∀从「なんだなんだ?結界になんかかかったと思ったら……」

( ^ω^)「おっ。ハイン」

从 ゚∀从「よっ、ブーン」



爪'ー`)y-~「もう帰ろうぜ。俺魔力使い切っちまった」

⌒*リ;´・-・リ「えぇぇ……!?でもプレゼント配らなかったらサンタ長に叱られちゃうよ」

爪'ー`)y-~「バレねぇバレねぇ。魔物に襲われたって嘘つきゃいいし」

⌒*リ;´・-・リ「で、でも……姿見られちゃったし……」

爪'ー`)y-~「は?こんな山の中に人が……」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 01:36:33.29 ID:UYHpFfInO
( ^ω^)

川 ゚ -゚)

(,,゚Д゚)


爪'ー`)y-~「いる……わけ……」


爪'ー`)y ポロッ


爪'ー`)y



爪;'ー`)「おいリリ!やべぇぞ!!人間に姿見られちまった!」

⌒*リ;´・-・リ「だから言い訳出来ないって……」

爪;'ー`)「くっ……かくなる上は実力行使で!!」

⌒*リ;´・-・リ「あっ!ダメ!!」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 01:41:48.79 ID:UYHpFfInO
瓜メメд#)チーン

⌒*リ;´・-・リ「もう……ケンカ弱いのに」


川 ゚ -゚)「なんなんだこいつは、突然襲いかかったりしてきて」

( ^ω^)「モララーとどっちが弱かったかお」

川 ゚ -゚)「モララー」

(,,゚Д゚)「即答か……」


⌒*リ;´・-・リ「あ、あの、ごめんなさい!フォックスくんが迷惑をかけて」

川 ゚ -゚)「いや、そう迷惑でもないが」

(,,゚Д゚)「一撃だったからな」

( ^ω^)「言及すべきはそこじゃないと思うお。とりあえずこの大破したソリとグチャグチャの畑をどうにかしてくれお」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 01:47:18.80 ID:UYHpFfInO
ζ(゚ー゚*ζ「はい、終わったよー」

爪メ'ー`)「ありがとよ」


⌒*リ;´・-・リ「あの、すいません何から何まで……」

川 ゚ -゚)「気にするな、こういうことは慣れてる」

( ^ω^)「……うん、慣れてるおね」

⌒*リ´・-・リ「?」


ξ*゚听)ξ「サンタさんー」

ノハ*゚听)「しゃんたー」

爪メ'ー`)「へへへ。よしよし、プレゼントをやろう」

⌒*リ;´・-・リ「だ、だめだって。クリスマスの夜までは袋使っちゃ……」

爪メ'ー`)「あー、そうだったな。悪いな、嬢ちゃん達」

ξ゚ -゚)ξ「しゅん……」

ノパ听)「うきゅ……」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 01:53:01.84 ID:UYHpFfInO
( ^ω^)「……で、サンタさん?」

爪メ'ー`)y-~「おう、なんだ?」

( ^ω^)「とりあえずここは禁煙だお」

爪メ'ー`)「ちっ……」


爪メ'ー`)y-「で?なんだ?」

( ^ω^)「……」

爪メ'ー`)y-「くわえてるだけだ。火はつけてねーよ」


( ^ω^)「そうかお……。じゃあ聞かせてもらうけど、何で落ちてきたんだお?」

爪メ'ー`)y-「魔物に襲われてな……」

⌒*リ;´・-・リ「嘘はだめだよ……。結界が張られてるのに無理やり突破しようとしたらこうなったんです」


从 ゚∀从「妖精無勢が俺様の結界を破ろうだなんて1000年はえーよ」

( ^ω^)「ハインも腐っても神様だs……妖精?」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 01:59:53.57 ID:UYHpFfInO
⌒*リ´・-・リ


( ^ω^)「彼女?」

从 ゚∀从「バカ、どう見てもトナカイだろ」

( ^ω^)「どこをどう見たらトナカイに見えるんだお」

  FF
⌒*´・ ● ンパッ

( ^ω^)

  FF
⌒*´・ ●「あの……こっちの姿の方がいいでしょうか……?」

( ^ω^)「いえ、出来れば元の姿で……」

  FF
⌒*´・ ●「はい」


⌒*リ´・-・リ ンパッ


从 ゚∀从「な?」

( ^ω^)「な?って言われても、さすがにぱっと見じゃわっかんねーお……」

56 名前:どうでもいいけどこのリリトナカイAAの完成度高くね? 投稿日:2011/12/25(日) 02:06:40.95 ID:UYHpFfInO
川 ゚ -゚)「ということは、妖精は……」

爪メ'ー`)y-「おう、俺さ」

( ^ω^)「サンタって妖精だったのかお……」

爪メ'ー`)y-「あったりめーだろ?こっそり侵入してこっそりプレゼント置いてちゃっかりお菓子盗んでバレずに帰るなんて妖精しかできねーよ」

( ^ω^)「おいちょっと待て。ちゃっかり何やってんだ」


(,,゚Д゚)「サンタの正体は妖精か……なら納得だな」

川 ゚ -゚)「姿を消したり幻覚を見せたりは妖精の十八番だからな」

爪メ'ー`)y-「そうそう、姿見られたらいろいろマズいからな。妖精にうってつけの仕事さ」

ζ(´ー`*ζ「あたし達にばっちり姿見られてるけどねー」


爪メ'ー`)y-

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 02:12:50.09 ID:UYHpFfInO
爪メ'ー`)y-「……だよな……やっべーよな」

( ^ω^)「正体が見られたらどうなるんだお?」

爪メ'ー`)y-「やっべーんだよ……まじやべーんだよ……」

(;^ω^)「一体何が……」

爪メ'ー`)y-「……死ぬ」

( ^ω^)「へ……?」

爪メ'ー`)y-「俺……死んじまうんだ」

(;^ω^)「そん……な……」




川 ゚ -゚)「本当か?」

⌒*リ´・-・リ「減給と、彼の場合はタバコ没収と強制禁煙の罰も付きます。命は奪われません」

川 ゚ -゚)「ああ……そう」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 02:18:43.09 ID:UYHpFfInO
爪メ'ー`)y-「だからバレないようになんとかプレゼントをちゃんと配らなきゃならないんだが……」

爪メ'ー`)y-「腰をやっちまって正直まともにうごかねぇんだよ」

(;^ω^)「そ、それじゃあプレゼントは……」

爪メ'ー`)y-「配れない……」

(;^ω^)「そんな!」



(,,゚Д゚)「本当か?」

⌒*リ´・-・リ「元々腰に持病を抱えててるので恐らく……」

(,,゚Д゚)「腰痛持ちの妖精……か」



爪メ'ー`)y-「そこで頼みがある」

爪メ'ー`)y-「俺の代わりにプレゼントを配ってくれないか?」

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 02:24:45.80 ID:UYHpFfInO
(;^ω^)「代わりったって……」

爪メ'ー`)y-「プレゼントはこの袋から出てくるし、リリに任せときゃ迷子になる心配もない」

爪メ'ー`)y-「それにあんたらなら最悪姿見られても大丈夫だろ」

(,,゚Д゚)「なんてアバウトな……」



川 ゚ -゚)「……大丈夫なのか?」

⌒*リ;´・-・リ「……わかりませんが……よっぽどのことがなければ大丈夫かと」

川 ゚ -゚)「そうか……」



爪メ'ー`)y-「頼む!俺の命を助けると思って!」

(;^ω^)「ぐ……」

ξ*゚听)ξ「ブーンサンター!」

ノハ*゚听)「しゃんたー!」

(;^ω^)「うう……」

68 名前:遅刻しねぇよ!しないよ!!8割くらい!! 投稿日:2011/12/25(日) 02:28:27.20 ID:UYHpFfInO
(;´ω`)「はぁ……仕方ないおね。やれるだけやってみるお」

爪メ'ー`)y-「さんきゅ!太っ腹だな!」


ζ(´ー`*ζ「見たまんまー」



(^ω^ )

ζ(ー`*ζ



( ^ω^)「……とりあえず、ソリを直すかお。ギコとフサは手伝ってくれお」

(,,゚Д゚)「……しゃーねぇな」

ミ,,゚Д゚彡「お手伝いするから!!」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 02:34:41.53 ID:UYHpFfInO
   ≡≡≡≡┏( ∵)┛【その夜】


(;^ω^)「なんとかソリは完成したおね……」

ミ;゚Д゚彡「疲れたから……」

(;゚Д゚)「お前かなづち叩く力が強すぎんだよ!ちょくちょくパーツを壊してたろ!」


爪'ー`)y-「ともかく完成してよかったぜ。お疲れさん」

( ^ω^)「……で、これからどうすればいいんだお?」

爪'ー`)y-「プレゼントを置く家はリリが知ってる。で、プレゼントはこの袋に入ってるぜ」

( ^ω^)「これ……何も入ってないお?」

爪'ー`)y-「へっへっへ。これは実は魔法の袋何だよな。プレゼントする相手のその時点で一番欲しい物が出てくるんだ」

(*^ω^)「おぉっ!それはすごいお!」

爪'ー`)y-「ただし、自分が欲しい物は絶対出てこないから注意な。あくまで相手の欲しい物、それ一つだけだ」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 02:39:56.18 ID:UYHpFfInO
( ^ω^)「よし、じゃあ行ってくるお」

ζ(´ー`*ζ「行ってらっしゃーい」

川 ゚ -゚)「何があるかわからん。気をつけろよ」

ξ*゚听)ξ「いってらっしゃーい」



( ^ω^)「おっおっ。それじゃ、出発進行だお!!」

  FF
⌒*´・ ●「はい!」



( ^ω^)

  FF
⌒*´・ ●



( ^ω^)

  FF
⌒*;´・ ●

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 02:46:08.48 ID:UYHpFfInO
( ^ω^)「……どうしたんだお?」

  FF
⌒*;´・ ●「……重い……です」


( ^ω^)「マジで」

  FF
⌒*;´・ ●「す、すいません……」


爪'ー`)y-「あー、そっかそっか。そういや俺は妖精だしかなり軽いんだわ」

( ^ω^)「何それ初耳」

川 ゚ -゚)「……じゃあ、ブーンにはサンタはできないじゃないか」

(,,゚Д゚)「ブーンより重い俺たちにも無理だな……」

ζ(゚ー゚*ζ「むしろブーンより軽いのって……」

( ^ω^)「ツンとヒートとビコーズくらいかお……」

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 02:52:35.95 ID:UYHpFfInO
川 ゚ -゚)「……だが、ツン達にはちょっと……」

ξ*゚听)ξ「やるー!」


( ^ω^)「ツン……?」

ξ*゚听)ξ「ツン、サンタやるー!!」

(;^ω^)「でも、危ないんじゃ……」


川 ゚ -゚)「……大丈夫じゃないか?あのサンタでも無事なんだし」

(;^ω^)「だけど何があるかわからないし……」


ξ#゚听)ξ「ツンできるー!」

(;^ω^)「おー……」

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 02:59:18.40 ID:UYHpFfInO
爪'ー`)y-「大丈夫だって。そんな危ないこともないっしよ」

(;^ω^)「うー……」


(,,゚Д゚)「……いいんじゃないか?ツンも乗り気だし」

ξ*゚听)ξ「ツンサンター!」

ノハ*゚听)「ちゅんしゃんたー!」

(;^ω^)「…………」


( ^ω^)「わかったお。ツンに頑張ってもらうお」

ξ*゚听)ξ「がんばるー!」

( ^ω^)「ただし、ビコーズにもついてってもらうお。万が一のこともあるから」

ξ゚听)ξ「わかったー」

ヾ( ∵)ノシ

82 名前:>>80いねーよはっ倒すぞ 投稿日:2011/12/25(日) 03:08:00.84 ID:UYHpFfInO
爪'ー`)y-「リリ、行けそうか?」

  FF
⌒*´・ ●「うん……大丈夫」


( ^ω^)「くれぐれも気をつけるんだお」

ξ゚听)ξ「うん」



  FF
⌒*´・ ●「じゃあ、行きますよ!」

ξ*゚听)ξ「しゅっぱーつ!!」

(*∵)っ ゴェェ


ζ(´ー`*ζ「行ってらっしゃーい」

(,,゚Д゚)「気をつけろよー」

ノパ听)「あーうー!」

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 03:13:11.72 ID:UYHpFfInO
( ^ω^)「行っちゃったお……」

(,,゚Д゚)「そうだな」

ζ(´ー`*ζ「かわいい子には旅をさせろ、だねー」


( ^ω^)「……」

川 ゚ -゚)「ブーン、ツンなら大丈夫だ」

( ^ω^)「だといいけど……」

川 ゚ー゚)「ほら、ツンが帰ってくるまでにご馳走を用意してあげよう」

( ^ω^)「……おっ!」



※   ※   ※   ※   ※   ※   ※   ※   ※   ※


ξ*゚听)ξ「たかいー!」

  FF
⌒*´・ ●「あまり低いと誰かに見られちゃうからね」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 03:20:01.73 ID:UYHpFfInO
  FF
⌒*´・ ●「最初の家に着くよ。いい?」

ξ*゚听)ξ「ばっちこーい!」

  FF
⌒*;´・ ●「ば、ばっち……?」




ξ゚听)ξ「このいえー?」

⌒*リ´・-・リ「うん。……でも、どうやって中に入ろう……」

( ∵)ノシ

ξ゚听)ξ「ビコーズ…??」

⌒*リ´・-・リ「任せろ……って言ってるみたいだね」

( -.-) ……


⌒*リ;´・-・リ「あ、すごい……壁に穴があいた」

ξ;゚听)ξ「……なおすのたいへんー」

⌒*リ´・-・リ「……魔法だから大丈夫だと思うよ」

88 名前:>>87寝てもいいのよ 投稿日:2011/12/25(日) 03:26:24.19 ID:UYHpFfInO
*( - -)*


⌒*リ´・-・リ「この子みたいだね」

ξ゚听)ξ「ヘリカルー」

⌒*リ´・-・リ「知ってるの?」

ξ*゚听)ξ「ともだちー!ペットほしいっていってたー!」

⌒*リ´・-・リ「そうなんだ……じゃあ、その袋に手を入れてみて。きっとこの子の欲しい物が出てくるはずだから」

ξ゚听)ξ「わかったー」

ゴソゴソ…
ξ゚听)ξ「んー……」


ξ;゚听)ξ「なんかある!」

⌒*リ´・-・リ「それがプレゼントだよ」

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 03:32:46.21 ID:UYHpFfInO
ξ;><)ξ「えい!」

テッテテテテッテッテッテー♪
ξ><)ξっ<、_、*(‘‘)*


⌒*リ´・-・リ


⌒*リ´・-・リ


⌒*リ;´・д・リ「!?」


ξ゚听)ξっ<、_、*(‘‘)*「とかげー?」

⌒*リ;´・-・リ「た、多分そうだね……でもペットでトカゲって……」

ξ゚听)ξっ<、_、*(‘‘)*「ヘリカルににてるー」

⌒*リ;´・-・リ「それ言っちゃだめな気がする!!」

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 03:37:05.31 ID:UYHpFfInO
ξ゚听)ξ「つぎのおうちー」

⌒*リ´・-・リ「ここだね」


ξ゚听)ξ「しぃのうちー」

⌒*リ´・-・リ「また友達?」

ξ*゚听)ξ「うん!」


⌒*リ´・-・リ「えっと……じゃあビコーズくんお願い」

( ∵)ゴェ




(´-ω-`)

ξ゚听)ξ「ショボンさんー」

⌒*リ´・-・リ「あ、その人にプレゼントは……」

94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 03:42:22.04 ID:UYHpFfInO
ゴソゴソ
ξ゚听)ξ

テッテテテテッテッテッテー♪
ξ><)ξっ□「えいっ!」


⌒*リ;´・-・リ「あー……あ」

⌒*リ´・-・リ(まぁいいか。怒られるのはフォックスくんだし)


ξ゚听)ξっ□「なにこれー」

⌒*リ´・-・リ「えーと……?『猿でもイク!どきどきksmsてくn……」


⌒*リ´//////リ カァァァ……

ξ゚听)ξ「くそみそー?」

⌒*リ´//////リ「し、しーっ!!しーっ!!」

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 03:49:05.56 ID:UYHpFfInO
(*- -)


ξ゚听)ξ「しぃー」

⌒*リ;´・-・リ(……この子はまともなプレゼントであって欲しい……)


ゴソゴソ
ξ゚听)ξ「んー」

テッテテテテッテッテッテー♪
ξ><)ξっ■「えいっ!」


⌒*リ´・-・リ「何これ」

ξ゚听)ξっ■「おちゃっぱー」


⌒*リ´・-・リ


⌒*リ;´・-・リ(さっきよりマシだけど……マシだけど……)

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 03:53:50.99 ID:UYHpFfInO
ξ゚听)ξ「次はー?」

⌒*リ´・-・リ「次は……別の村だね。移動するよ」


  FF
⌒*´・ ● ンパッ「よいしょ」


  FF
⌒*´・ ●「じゃ、行くよ」

ξ*゚听)ξ「しゅっぱーつ!」




       ミ,,゚Д゚彡つ【一万そのころ】



( ^ω^)「ツン……大丈夫かお?」

(,,゚Д゚)「そういや、いつごろ帰ってくるんだろうな」

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 04:01:01.92 ID:UYHpFfInO
爪'ー`)y-~「そうだな。俺の担当地域ならそこまで時間はかかんねぇだろうな」

( ^ω^)「担当……?あと禁煙だっての」

爪'ー`)y-「ちっ……」


川 ゚ -゚)「それで、担当というのは?他にもお前みたいなのが何人もいるのか?」

爪'ー`)y-「そうだな。サンタも一枚岩じゃないからな」

ζ(´ー`*ζ「サンタの会社って煙そうだねー」

爪'ー`)y-「いや、タバコ吸うの俺だけだわ。社内禁煙だし」

( ^ω^)「何やってんのお前」

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 04:06:30.69 ID:UYHpFfInO
       ( ∵)っ【一方そのころ】


ξ゚听)ξ「つぎはー?」

  FF
⌒*´・ ●「さっきの家でもう終わりだよ。お疲れさま」

ξ*゚听)ξ「おわりー!」

  FF
⌒*´・ ●「うん。何だかんだでフォックスくんより手際がよかったよ」

ξ*゚听)ξ「てれるー」

(* ∵)ゞ テレッ


  FF
⌒*´・ ●「じゃあ、戻ろうk」

ξ゚听)ξ「あっ!リリ!おりてー!」

  FF
⌒*;´・ ●「えっ?う、うん」

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 04:11:58.23 ID:UYHpFfInO


((( ・∀・)))ブルブル

(((*゚∀゚)))ブルブル


( ・∀・)「寒いねー」

(*゚∀゚)「寒いな」

o川*゚ー゚)o「雪も積もってるし、仕方ないわね」


(,,゚−゚)「……モララー……雪だるま……凍死」

(・∀・ )「やめて」


(*゚∀゚)「お前はそんなかっこで寒くないのかー?」

o川*゚ー゚)o「正直めっちゃ寒いわ……」

104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 04:18:03.42 ID:UYHpFfInO
( ・∀・)「……あー寒い」

(*゚∀゚)「寝るなよー、寝たら死ぬから」

(,,゚−゚)「寝たら死ぬ……?」


(,,゚−゚)「モララー……子守歌……」

( ・∀・)「ちょっと聞きたい気もするけど寝たら本格的にヤバいからやめて」


「―――ー!」


( ・∀・)「ああほら、幻聴が聞こえてきた」

(*゚∀゚)「……オレも聞こえたぞ」

o川*゚ー゚)o「私も聞こえた」


( ・∀・)「え?幻聴じゃない……?」

105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 04:22:09.69 ID:UYHpFfInO
「――ンー!」

o川*゚ー゚)o「この声……!?」

(*・∀・)「あっ!」


ξ*゚听)ξノシ


(*・∀・)「ツンじゃないか!おーい!」


ξ*゚听)ξノシ「おーい!」



ξ*゚听)ξノシ「ロリコンー!」



( ・∀・)

o川*゚ー゚)o

(*゚∀゚)


(,,゚−゚)「……この……ロリコンども……め……?」

106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 04:28:26.56 ID:UYHpFfInO
ξ*゚听)ξ「ロリコンー!」

( ・∀・)「やめてツンちゃん。ダメージやばい。みんなの視線でダメージがやばい」


(*゚∀゚)「なんだこのハーピー。変な袋持ってるし」

ξ*゚听)ξ「サンター!」

( ・∀・)「サンタ……?」

ゴソゴソ
ξ゚听)ξ「んー」

テッテテテテッテッテッテー♪
ξ><)ξっ=lニニフ「えいっ!」

(;・∀・)「包丁!?」


ξ゚听)ξっ=lニニフ「プレゼントー」

(*゚∀゚)「俺に?いいのか?」

ξ*゚听)ξ「うん!」

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 04:32:44.20 ID:UYHpFfInO
ゴソゴソ
ξ゚听)ξ「つぎー」

テッテテテテッテッテッテー♪
ξ><)ξっ∩∩「えいっ!」

(*・∀・)「あ、手袋!ありがt……」


ξ゚听)ξっ∩∩「プレゼントー」

o川;*゚ー゚)o「え?わ、私!?」

ξ゚听)ξ「はい」

o川;*゚ー゚)o「あ……ありがとう」


o川*゚ー゚)o(気づいてないのかしら……私のこと)

ξ*゚听)ξ「みんななかよしー!」

o川*゚ー゚)o「あ……」


o川*゚ー゚)o(……そう、か。私が変わったからか……)

108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 04:40:38.55 ID:UYHpFfInO
ゴソゴソ
ξ゚听)ξ「つぎー」

テッテテテテッテッテッテー♪
ξ><)ξっ>━◇「えいっ!」


( ・∀・)「えっ?スコップ?……えーと、ありg」


ξ゚听)ξっ>━◇「プレゼントー」

(,,゚−゚)「……?」


(,,゚−゚)「……これは……!」


(,,゚−゚)「これで……もっと深い……落とし穴が……」


( ・∀・)「やめて」

109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 04:45:16.75 ID:UYHpFfInO
( ・∀・)「ところでツンちゃん、僕へのプレゼントは……?」

ゴソゴソ
ξ゚听)ξ「いまだすー」

テッテー♪
ξ゚听)ξっ□←こんにゃく


( ・∀・)


ξ゚听)ξっ□「はい」


( ・∀・)っ□「あ、ありがとう」


ξ*゚听)ξノシ「ばいばーい!」


( ・∀・)っ□「あ、うん。ばいばい……」




( ・∀・)っ□「……なんでこんにゃく?」

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 04:51:41.38 ID:UYHpFfInO
ξ゚听)ξ「ただいまー」

  FF
⌒*;´・ ●「どこ行ってたの?」

ξ゚听)ξ「ちょっとそこまでー」

  FF
⌒*´・ ●「そう……。じゃ、今度こそ帰ろうか」

ξ*゚听)ξ「おうちかえるー」





ξ゚听)ξ「あ!リリおりてー!」

  FF
⌒*;´・ ●「えっ!?ま、また!?」

ξ#゚听)ξ「はやくー!」

  FF
⌒*;´・ ●「う、うん。わかったよ……」

113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 04:55:30.14 ID:UYHpFfInO

('A`)


('A`)「あー、死にてぇ」


('A`)「俺もうどんだけ自分の家に帰ってないよ」


('A`)「あーもうマジ死にてぇ」


ξ゚听)ξ


('A`)「ツンの幻覚も見えてきたし……」


ξ゚听)ξ「へんたいー」


('A`)グサッ


('A`)「え、本物?」

114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 05:01:08.53 ID:UYHpFfInO
('A`)「というか……その袋は……」

ξ*゚听)ξ「サンター!」

('A`)「サンタ……?」

ξ*゚听)ξ「プレゼントー」

('A`)「プレゼント……だと」


('A`)(はっ、そういえば今日はクリスマスか!それでツンが俺にプレゼントを!)

ゴソゴソ
ξ゚听)ξ


('∀`)(何でこんなことになったのかはわからないけど、女の子、しかも幼女からプレゼントもらえるなんて!!)

テッテー♪
ξ゚听)ξっξ←ロープ


('∀`)


('A`)

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 05:05:27.98 ID:UYHpFfInO
ξ゚听)ξっξ「はい」


('A`)っξ「あ、うん。ありがとう……」


ξ*゚听)ξノシ「ばいばーい!」


('A`)っξ「うん。ばいばい……」



('A`)っξ←ロープ



('A`)「え、何このロープ」

('A`)「頑丈だし、長さも十分だし」

( A )「は……はは……そうか……」




    ……―――死ね……ってこと……かぁ―――……

118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 05:11:02.30 ID:UYHpFfInO
ξ゚听)ξ「ただいまー」

  FF
⌒*;´・ ●「あ、もう……どこ行ってたの?」

ξ゚听)ξ「ちょっとそこまでー」

  FF
⌒*´・ ●「まぁ……怒られるのはフォックスくんだしいいけどね。いい機会だし、禁煙してもらいたいよ……」


  FF
⌒*´・ ●「じゃあ、戻るよ」

ξ*゚听)ξ「うん!」





ξ゚听)ξ「たかいー」

  FF
⌒*´・ ●「落ちないようにね」

ビュオオオオオ!!
ξ;゚听)ξ「だいじょー……あうっ!?」

  FF
⌒*;´> ●「きゃっ!?」

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 05:17:00.00 ID:UYHpFfInO
(;∵)ゴェッ!!ゴェッ!!

  FF
⌒*;´・ ●「びっくりした……。今の突風は……」

(;∵)ゴェェェッ!!

  FF
⌒*;´・ ●「どうしt……あっ!!ツンちゃんがいない!!」

(;∵)ゴェェ…

  FF
⌒*;´・ ●「どうしよう……降りて探さないと……」

と(;∵)ゴェッゴェッ!!

  FF
⌒*;´・ ●「……え?あっち?あっちにはあの農場が……」

  FF
⌒*;´・ ●「あっ!そっか!そこまで距離もないから農場にいる人達を呼んでくればいいんだ!」

(;∵)ゴェッ!!

  FF
⌒*;´・ ●「じゃあ、急ごう!!」

120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 05:23:19.52 ID:UYHpFfInO


ξ;゚听)ξ「おちちゃった……」


ξ゚听)ξ「でも、ここしってるー。おうちあっちー」


ξ゚听)ξ「……」


ξ;゚听)ξ「……」


ξ;゚听)ξ「くらいー……こわくないー……」


ガサガサ……


ξ;゚听)ξ「こ、こわくないー!!」


「えっ……?」


ξ;゚听)ξ「……?」

122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 05:27:27.10 ID:UYHpFfInO
ガサガサ…
「ちょっと……」

ガサッ
イ从;゚ ー゚ノi

ξ*゚听)ξ「ママー!」


イ从;゚ ー゚ノi「ツン!?どうしてここに!?それに、その袋……」

ξ*゚听)ξ「サンター!」

イ从;゚ ー゚ノi「サンタ……って……妖精達の仕事じゃ……」

ξ゚听)ξ「だいだー!」

イ从;゚ ー゚ノi「だ、だいだ……?」

126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 05:34:46.80 ID:UYHpFfInO
イ从゚ ー゚ノi「それにしても……まさかこんなとこであなたに会えるなんて……」

イ从゚ ー゚ノi「どう?元気にしてた?」

ξ*゚听)ξ「げんきー!」

イ从゚ ー゚ノi「ふふふ……聞くまでもなかったみたいね」

ξ*゚听)ξ「ツンげんきー!」


イ从゚ ー゚ノi「その様子だと、ブーンとの生活も楽しいみたいね」

ξ*゚听)ξ「たのしー!」

イ从゚ ー゚ノi「ふふっ……よかったわ」

ξ*゚听)ξ「うん!」


ξ*゚听)ξ「あっ!ママにプレゼントー!」

イ从゚ ー゚ノi「私に……?」

127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 05:40:07.13 ID:UYHpFfInO
ゴソゴソ
ξ*゚听)ξ

ゴソゴソ
ξ*゚听)ξ「?」

ゴソゴソ
ξ゚听)ξ「???」

ゴソゴソ
ξ;゚听)ξ「……あれー?」


イ从゚ ー゚ノi「ツン。きっと袋からは何も出てこないわよ?」

ξ;゚听)ξ「なんでー?」

イ从゚ ー゚ノi「その袋は相手が一番望む物を出す袋。そして、私が一番望んでいたことは……」


イ从゚ ー゚ノi「あなたに会うこと……だから、袋からは何も出てこないわ」

ξ*゚听)ξ「……」

129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 05:44:01.12 ID:UYHpFfInO
イ从゚ ー゚ノi「じゃあツン。代わりといっては何だけど、私があなたへのプレゼントを出してあげるわ」

ξ*゚听)ξ「ほんとー!?」

ゴソゴソ
イ从゚ ー゚ノi「ええ……。ちょっと待ってね」


イ从゚ ー゚ノi「……あった」


ξ*゚听)ξワクワクテカテカ


イ从;゚ ー゚ノi「ふっ……お、重いわね」


ξ゚听)ξ「てつだうー?」


イ从;゚ ー゚ノi「大丈夫よ……この……程度……!」



イ从#゚Д゚ノi「うるぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 05:48:06.09 ID:UYHpFfInO
イ从#゚Д゚ノiつ( ゚ω゚)


イ从#゚Д゚ノiつ(゚ω゚ )


イ从゚ ー゚ノiつ(゚ω゚ )


イ从゚ ー゚ノiつ(^ω^ )ニコッ



ξ*゚听)ξ「ブーン!」

(;^ω^)「ツン!!よかったここにいたのかお!?」

(;^ω^)「突然何かに捕まって異次元へ吸い込まれたけど、なんか結果オーライだったお!!」


イ从゚ ー゚ノi「あなたが……ブーン?」


( ^ω^)「おっ……?」

132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 05:54:11.91 ID:UYHpFfInO
( ^ω^)「あなたは……?」

イ从゚ ー゚ノi「初めまして。ツンの母です」

( ^ω^)「あ、これはどうも……」



(;^ω^)「えっ!?ツンのカーチャン!?」

イ从゚ ー゚ノi「はい。娘がお世話になっています」

(;^ω^)「えっ、あっ、いや!こちらこそ、ご挨拶に行けずにごめんなさいですお!ブーンと申しますお!!」

イ从゚ ー゚ノi「あら。それはこちらの流儀に則った求愛ですか?」

( ^ω^)「へ……?」


(;^ω^)「あっ!!いや!その、これは人間の挨拶のクセというか」

イ从゚ ー゚ノi「でもツンと婚姻しておきながら私にまで手を出そうとするのは……」

(;^ω^)「ですからそういうつもりもなくて!!というか、そもそもツンとの婚姻っていうのも……!」

イ从^ ー^ノi「冗談ですよ」

(;^ω^)「じょ…………や、やめてくださいお……。本当に誤解されたかと思いましたお」

134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 06:00:09.09 ID:UYHpFfInO
イ从゚ ー゚ノi「ふふ……。面白い人ね」

ξ*゚听)ξ「うん!ブーンおもしろいー!」


( ^ω^)「ツン……君はブーンをそんな目で見ていたんだおね」


イ从゚ ー゚ノi「どうですか?ツンは」

( ^ω^)「おっ。毎日仕事の手伝いもしてくれますし、助かってますお」

( ^ω^)「それに、いつもブーンのそばにいてくれて……いろんな表情を見せてくれる」

( ^ω^)「……大切な家族ですお」


イ从゚ ー゚ノi「そうですか……」

イ从゚ ー゚ノi「本当は少し心配だったんです。人と魔物が共存できるか……」

( ^ω^)「その点に関しては大丈夫ですお。うちの魔物達もみんな大丈夫と言ってくれるはずですお」

イ从゚ ー゚ノi「魔物達……?」

( ^ω^)「はいですお。家には、ツンの他にもラミアのクー、アルラウネのデレ、
ケンタウロスのギコ、ドラゴンのヒート、グレムリンのビコーズ、狼男のフサがいますお」

( ^ω^)「みんなみんな、大切な家族ですお」

137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 06:05:07.12 ID:UYHpFfInO
イ从゚ ー゚ノi「……」

( ^ω^)「どうかしましたかお?」

イ从゚ ー゚ノi「……いいえ。そんなにも多くの種族が共存してるってことに、少し驚いただけです」

( ^ω^)「おっおっ。うちは特別ですお」


イ从゚ ー゚ノi「……でも、本当はそれが自然体なのよね」

( ^ω^)「……おっ?」


イ从゚ ー゚ノi「種族という名のグループに拘らず、同じ生き物として互いに助け合い生きていく……」

イ从゚ ー゚ノi「それが自然体……そのはずなの……」

( ^ω^)「……ブーンも、同感ですお」


イ从゚ ー゚ノi「……そう」

138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 06:09:19.66 ID:UYHpFfInO
イ从゚ ー゚ノi「あなたと話せてよかったわ。ブーン」

( ^ω^)「いえ……こちらこそ」

イ从゚ ー゚ノi「あなたにならツンを任せられるわ」

イ从゚ ー゚ノi「……ツンを頼むわね」


( ^ω^)「……はいですお!」

イ从゚ ー゚ノi「ツン。またいつか会いましょう」

ξ*゚听)ξ「うん!」

イ从゚ ー゚ノi「……うん。いい子」


イ从゚ ー゚ノi「……じゃあね」

141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 06:12:46.75 ID:UYHpFfInO
( ^ω^)「……行っちゃったおね」

ξ゚听)ξ「またあえるー」

( ^ω^)「おっ。そうだおね。」


( ^ω^)「じゃあ帰るかお。クー達が心配してるお」

ξ*゚听)ξ「あっ!ブーンにプレゼントー!」
( ^ω^)「ブーンに?」


( ^ω^)「……気持ちは嬉しいけど、遠慮しとくお」

ξ゚听)ξ「なんでー?」

( ^ω^)「ブーンはクリスマス前にたくさんプレゼントもらっちゃったからだお」

ξ゚听)ξ「そーなの?」

( ^ω^)「そーだお」

142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 06:17:33.01 ID:UYHpFfInO
( ^ω^)「そうだ。じゃあツンへのプレゼントをブーンが出してあげるお」

ξ゚听)ξ「ツンに……?」


ξ゚听)ξ「ツン、もうママに出してもらったー」

( ^ω^)「そうなのかお?」

ξ゚听)ξ「だからいらないー」

( ^ω^)「おっ。ツンはえらいおね」


ξ゚听)ξ「かわりにやくそくー」

( ^ω^)「約束……?」

ξ*゚听)ξ「うん!もういっかいやくそくー!」

( ^ω^)「もう一回?なんの約束だお?」

143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 06:22:13.41 ID:UYHpFfInO


ξ*゚听)ξ「みんないっしょー!ずっといっしょー!!」



( ^ω^)「おっおっ。そうだお。みんな一緒だお。ずーっと一緒だお」


ξ*゚听)ξ「ずーっと、ずーーーーっといっしょー!!」


( ^ω^)「おっおっ。ずーーーーっとだお」

ξ*゚听)ξ「うん!」



朝日が昇り始めた頃の帰り道、ツンともう一度約束を交わした。
僕らが一番欲しい物は、きっと魔法の袋からは出てこない。

今日はクリスマス、僕は、大切な家族と一緒に過ごしたいと思う。

……余談だが、あのスモーカーサンタはしっかり罰を受けたらしい。

ゴソゴソ
ξ*゚听)ξ

チャンチャン♪
ξ*゚听)ξっ【おしまい】

146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2011/12/25(日) 06:26:51.65 ID:UYHpFfInO
【故:('A`)先生のモンスター図鑑】



爪;д;) サンタクロース:妖精種

サンタさん。妖精であるが故に人には見えないことが多い。たまにお父さんに仕事を取られたりするらしい。現在強制禁煙中


  FF
⌒*´・ ● ⌒*リ´・-・リ  トナカイ:動物界脊索動物門脊椎動物亜門哺乳綱獣亜綱偶蹄目反芻亜目シカ科シラオジカ亜科トナカイ属トナカイ

魔法がかけられているので人の姿になったり話したり空飛んだりするらしい


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