ξ゚听)ξ あなたへ …… ようです ( ^ω^)

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 12:25:31.80 ID:0CcfSvPk0
ξ )ξ「どうして、こうなっちゃったのよ……」

 マンションの一室で、彼女は涙を流していた

 はたから見ればただの他人だったのだろう

 でも、彼女はそう思ってはいなかった

 彼は彼女の遊び相手であり、同時に家族だったのだ

 そして彼もまた、彼女のことを同じように考えていた

ξ )ξ「……ブーン……」



 ξ゚听)ξ あなたへ …… ようです ( ^ω^)
l>はじめから

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 13:35:25.32 ID:0CcfSvPk0
ξ゚听)ξ「……暇ね」
 
 狭い部屋に大の字で寝転がっている彼女はそう呟いた

 彼女の名前はツン、彼女は幼い頃に両親を亡くし、親戚の家に2人の姉と共に預けられていたのだが

 その親戚とも反発し、最近家を出て行ったのだ

 学校にも行かず、ただ家で朝と夜を繰り返すことに、彼女は飽きを感じていた

ξ゚听)ξ「……買い物にでも行こうかしら」

 そう言って彼女はクローゼットを開けた、その時、ある物を見つけ、そしてにやけた

ξ゚听)ξ「これなら、当分は退屈しないわね」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 13:36:27.67 ID:0CcfSvPk0
(´・ω・`)「おい、ブーン、コーヒー買ってこいよ」

( ^ω^)「はいですお、いつものでいいですかお?」

(´・ω・`)「ああ、いいから早く行ってこい」

( ^ω^)「……ロクに仕事もしてない刑事のくせに」

(´・ω・`)「聞こえてるぞ」

( ^ω^)「ブーン」

 小さな交番に、彼はいた、内藤ホライゾン、周りからは「パシリのブーン」と呼ばれている新米警察官だ

 だが、今では彼の仕事の大半は上司のパシリだ、そんな彼もまた、退屈な日々に飽きていた

('A`)「おう、ブーン、またパシリか?じゃ俺オレンジジュースな」

( ^ω^)「おっ、おっ、ドクの頼みなんざ聞かねーお」

('A`)「オレンジジュース、お願いな。」

( ^ω^)「……仕方無いお……」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 13:37:47.88 ID:0CcfSvPk0
( ^ω^)「全く、ドクもショボも人使い荒いお、ブーンは自動販売機じゃないお……」

ξ゚听)ξ「あの、すみません……」

 声のする方へ向くと、メイド服の女性が立っていた、少し面食らったブーンだが、落ち着いて対応する

( ^ω^)「はいはい、なんですかお?」

ξ゚听)ξ「あの……」 

 彼女は少し戸惑った様子で、深呼吸を何度かして……  叫んだ

ξ゚听)ξ「きゃああああああ!変態いい!」

(;^ω^)「!?」

 突然の出来事に困惑するブーン、すぐに別の警察官が駆けつける

('A`)「大丈夫ですかお嬢さん!」

ξ゚听)ξ「こ、この人が私のむ、むねを……」

(;^ω^)「な、え?ちょ、」

 警察官がブーンを睨みつける、この警察官は毒男といって、ブーンと同期の警察官で、そこそこには仲が良かった

 だが、いくら仲が良くても、それとこれとはまた別だ

('A`)「おい、ブーン、警察服で痴漢たぁどういうことだ?あ?」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 13:40:29.90 ID:0CcfSvPk0
(;^ω^)「ちょ、ちょっと待ってくれおドク!ブーンは何も悪くないお!」

('A`)「言い訳は後で聞く、そっちのお嬢さんも来てくれるかな?」

ξ゚听)ξ「あ、あの、私、急ぎの用事があって……」

('A`)「……じゃあ、用事が終わったら、えっと、こっから見えるあの警察署に行ってくれないか?交番に行っても何もしてやれないからな」

ξ゚听)ξ「あ、はい、わかりました、では……」

('A`)「さて、ブーン、お前はこっちだ」

(;^ω^)「ブーンは何もやってないお、何も知らないお!!」

ξ゚听)ξ「……行ったようね」

ξ゚听)ξ「ぷ、くふふ……あはははは、傑作ね、あのマヌケ面、あー面白かったー、今日からずっとやってやろうかしら」

 彼女の暇つぶし、それは警察官に対する嫌がらせになった、もちろん、この後警察署に行くつもりなど全く無い

ξ゚听)ξ「ふぅー、次は何をしてやろうかしら、とりあえず今日はこのへんにしておいてあげるわ」

 自動販売機と警察官2人を尻目に、陽気な足取りで彼女は帰宅した。

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 13:41:48.78 ID:0CcfSvPk0
――翌日

(#^ω^)「なんとか誤解は解けたものの……昨日はヒドイ目にあったお……」

 あの生意気なメイドめ、とブーンは続けた

('A`)「はは、ま、俺はお前はそんなことしない、って信じてたけどな」

( ^ω^)「よく言うお、ドクが一番疑ってたんじゃないかお?っていうか絶対疑ってたお」

('A`)「まぁな。」

( ^ω^)「開き直るなお」

('A`)「でも……」

( ^ω^)「?」

('A`*)「カワイかったな……あの子」

(#^ω^)「は、どこがだお?あんな小娘、次会ったら絶対ボコボコに」

ξ゚听)ξ「ご苦労様です!」

 不意に後ろから警察服を着た女性に声をかけられた、見慣れぬ顔だ、新米だろうか……
 
( ^ω^)「あ、ご苦労様でs……」

( ^ω^)「!!」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 13:44:59.58 ID:0CcfSvPk0
……

( ^ω^)「待て〜い、あはは〜」

ξ゚听)ξ「あはは〜、私を捕まえてごら〜ん?」

 ベタな漫画によくある風景、違うのは浜辺では無くアスファルトで

 2人はカップルでは無く追う者追われる者で

 その速さは時速60kmあるということだけだ

(#^ω^)「上等だこんにゃろう、警察なめやがってクソガキがぁっ!」

ξ゚听)ξ「アッハハハ、ポリ公如きにこの私が捕まえられて?」

('A`)「仲良いなー、あいつら……」

(´・ω・`)「おーい、ブーン、て、あれ?」

('A`)「あ、ブーンならさっき猛スピードで走っていきました、時速60kmくらいで」

(´・ω・`)「あ、そう……ふむ、じゃ、毒男君、君、ちょっとそこの自販機でコーヒー買ってきてくれないか、醤油味の」

('A`;)「醤油味!?」

(´・ω・`)「何か?」

('A`;)「いや、い、行ってきます」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 13:46:38.21 ID:0CcfSvPk0
('A`)「……」

 周りの目がいたい、自販機でジュースを買ってる警察官の絵が不思議なのだろうか

 住民からじっと、見られてる……こんなことにブーンは耐えていたのか

('A`)「全く、なんで俺がこんなこと……えーと、コーヒーコーヒー……」

 目当ての品を見つけ、買おうとしたその時、サイフを誤って落としてしまった

('A`)「あっ」

 慌てて拾う毒男、住民からずっと見られてる中、無様な醜態を晒す……

 毒男には耐えられない空気だった、そんな焦る毒男と一緒に小銭を拾ってくれる女性がいた

ζ(゚ー゚*ζ「大丈夫ですか?」

('A`)「あ、どうも……ありがとうございます……」

ζ(^ー^*ζ「今度からは気をつけるように、ですよ」

('A`)「あ……」

ζ(゚ー゚*ζ「それじゃ、これで」

('A`)「あ、待ってください!」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 13:49:40.54 ID:0CcfSvPk0
 毒男が引きとめようとすると素直に止まり、こっちを向いた

ζ(゚ー゚*ζ「……何でしょう?」

('A`)「あ、えっと……お名前は……あと、お礼がしたいので電話番号を……」

ζ(゚ー゚*ζ「……」

ζ(^ー^*ζ「ありがとうございます、ではこれ、名刺です」

('A`)「あ、ありがとうございます!」

ζ(゚ー゚*ζ「……」
ζ(^ー^*ζ「私、洋食より和食が好きです」

('A`)「あ、え、はい!どこでも、良いです、はい……」

ζ(^ー^*ζ「ふふ、警察がそんなでどうするんですか、ほら、もっとシャキっと!」

('A`)「あ、え、すいません、はは……」

ζ(^ー^*ζ「ふふ、では、これで」

('A`)「あ、さようなら……」

毒男は名刺を見た、どうやら彼女の名前はデレというらしい

('A`*)「デレちゃん、か……」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 13:51:27.43 ID:0CcfSvPk0
(;^ω^)「ゼェッ、ハァッ、ゼェッ、ハァッ、なんてスタミナしてるんだお……」

ξ゚听)ξ「あらあら日本の警察官さん、その程度なの?貧弱貧弱ぅ」

 ツンがブーンを挑発する、その顔は余裕で満ちており、もはや追いかけっこでブーンに勝算は無かった

 追い詰められたブーンは決死の覚悟を決め、雄たけびをあげる

(#^ω^)「くっそぉぉ、なめるなおおおお!!」

 ブーンは勢いよく跳んだ、ツンへ向かって勢いよく

 その様はツンから見ればさながら「いきなり飛んできたゴキブリ」並みの恐怖だろう

ξ゚听)ξ「いやあああああ!!!」

(#^ω^)「はいどっこいしょー!捕まえたお小娘ぇぇ!!」

ξ゚听)ξ「離しなさいよこの変態!」

(#^ω^)「ヤだね、このまま警察署へGOGOだおっおー」

 彼女の腕と自分の腕を繋ぐように手錠をかけて逃げれないようにする

( ^ω^)「さあ諦めるんだお!」

ξ゚听)ξ「あんなの時効よ時効ー!」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 13:52:18.03 ID:0CcfSvPk0
(´・ω・`)「おかえり毒男君、そしてブーン」

('A`*)「はい、これ頼まれた醤油コーヒー」

(´・ω・`)「うむ」

(*^ω^)「はい、これ頼まれてないけど小娘」

(´・ω・`)「うむ」

ξ#゚听)ξ「うむ、じゃないわよ」

('A`)「おう、ブーン、捕まえれたのか」

( ^ω^)「ふひひ、ブーンに不可能は無いお、全くコイツは」

ξ゚听)ξ「何がふひひよ、面白くないし、キモイわよ?その笑い方」

( ^ω^)「フヒヒwwサーセンww」

ξ゚听)ξ「腹立つなーこのマヌケメタボ」

(´・ω・`)「うむ……とりあえずブーン、君はその子を警察署まで連れて行くこと、もうこの件は解決でいいね?」

( ^ω^)「はいですお!」

(´・ω・`)「そして毒男君、これ醤油味じゃなくてソース味だよ、ミスなんて君らしくないね、何かあったのかい?」

('A`)「えっ!?いや、何も……すいませんでした……」
('A`*)「……フヒヒ」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 13:53:59.65 ID:0CcfSvPk0
( ^ω^)「とりあえず聞くお?なんでこんなことしたんだお?」

ξ゚听)ξ「こんなことって?」

( ^ω^)「変態ーって、叫んだじゃないかお」

ξ゚听)ξ「いや、顔が変態みたいだったし」

( ^ω^)「……ブーン、そんな変態顔……なのかお?」

ξ゚听)ξ「冗談よ、そんなに落ち込むこと無いじゃない」

( ^ω^)「そ、そうかお、よかったお」

( ^ω^)「……名前は?そういえば聞いてなかったお」

ξ゚听)ξ「ツンよ、ツン」

( ^ω^)「両親は?」

ξ゚听)ξ「幼い頃に亡くしてる、もう顔も覚えてないわ」

( ^ω^)「……そうなのかお、かわいそうに……でも大丈夫だお」

ξ゚听)ξ「……何が大丈夫なのよ」

( ^ω^)「ブーンが親の代わりだお、これからは困ったときはブーンを頼ってもいいんだお、いつも交番にいるから、いつでも来ていいお」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 13:54:55.90 ID:0CcfSvPk0
ξ゚听)ξ「……無責任なこと言わないでよ、そんなことできないくせに」

( ^ω^)「できるお、ブーンも暇なんだお、それにブーン達、結構似てるお」

ξ゚听)ξ「はぁ?あたしとアンタが?冗談止めてよ、そんなのあたしからお断りよ」

( ^ω^)「またまた〜、そんなこと言って、恥ずかしいのかお?」

ξ゚听)ξ「なっ、そ、そんなことないわよ!ば、バカじゃないの!?」

ξ゚听)ξ「……ねえ……ちょっと、そっちに寄っても、いい?」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 13:55:44.17 ID:0CcfSvPk0
( ^ω^)「え?もちろん、いいお、この際抱きついても」
   ギュッ……
(;^ω^)「な、え、ちょっ、何してるんだお!?」

ξ///)ξ「何って……あんたが抱きついても良いって言ったんでしょ?」

(;^ω^)「あ、いや、まあ……それもそうかお……」

 ツンの服越しに心臓の音と柔らかい感触が伝わる……

( ^ω^)「……」

 無意識のうちに、手錠をかけていない手でツンの頭を撫でていた

 これが親の気持ちかどうかはわからないけど、元々緩んでた顔がもっと緩んでいるような気がした

 不意に、ツンが声をかける

ξ///)ξ「ね、ブーン、ちょっと、目……つむって」

( ^ω^)「え、あ……うん、わかったお」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 13:56:50.59 ID:0CcfSvPk0
ガチャン
( ^ω^)「ゑ?」

ξ゚听)ξ「あっははは!!ざまぁ!!ざまぁーww」

 ふと手元を見ると手錠からツンの腕が抜けている

 そして、肝心のツンはもうブーンとはかなり距離が開いている

( ^ω^)「……あ」

(#^ω^)「あの小娘があああっ!!!」

ξ゚听)ξ「鬼さんこっちらーww」

(#^ω^)「全く、あの小娘め……」

 死ぬまで追い回してやろうと思ったが

 ツンの頭を撫でた手にはまだ温もりが残っている

 それを感じると、何故か追い回そうという考えは引っ込んだ

( ^ω^)「……仕方ないお、今日のところは見逃してやるかお」

 自覚は無いが、多分今、ブーンの顔は緩みまくっているのだろう

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 13:57:31.24 ID:0CcfSvPk0
('A`)「お?なんでお前が帰ってきたんだ?女の子は」

( ^ω^)「逃げたお」

('A`;)「逃げたって、はぁ?おまっ、手錠してんのにどうやって」

( ^ω^)「鍵抜き取られたお」

('A`;)「……ホントお前は……マヌケな……」

( ^ω^)「でもいいんだお」

('A`)「あ?いいって?」

( ^ω^)「いいんだお、何かは知らないけど、いいんだお」

('A`;)「?……どっかに頭、ぶつけたか?」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 13:58:12.71 ID:0CcfSvPk0
――翌日

('A`*)「……」

ζ(^ー^*ζ「じゃ、行きましょうか」

('A`*)「……はい」

 毒男はここらへんの商店街には結構詳しい、美味い店、不味い店

 不良の溜まり場、女の子が集まる場所、大体のことならわかる

ζ(゚ー゚*ζ「あの、お礼ってやっぱり、悪いような……」

('A`*)「あ、大丈夫です、これでも結構貯金あるんで」

ζ(^ー^*ζ「では、今日だけ、甘えさせてもらいますね」

('A`*)「はい、どんどん甘えてくだしあ」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 13:59:23.29 ID:0CcfSvPk0
そういえば、アナタのお名前は?

   毒男って言います

 素敵な名前ですね

ζ(゚ー゚*ζ  ('A`*)  

   そ、そうですかね、ハハ……


('A`*)  ζ(゚ー゚*ζ
  
 毒男さんって、ここらへん詳しいですね

   まぁ、警察官やってるんで……

(*'A`)  ζ(゚ー゚*ζ

 あ、パトロールってやつですか?

   ま、そんなとこです

 ……
(*'A`)  ζ(^ー^*ζ


(*'∀`)  ζ(^ー^*ζ

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 14:00:14.64 ID:0CcfSvPk0
ζ(゚ー゚*ζ「少し、お腹が空きました」

('A`*)「あ、じゃあ、そろそろ食べに行きましょうか、良い場所知ってますよ」

ζ(゚ー゚*ζ「……覚えてくれてました?」

('A`*)「洋食より和食の方が好き、ですよね」

ζ(^ー^*ζ「ええ」

('A`*)「じゃ、こっちです」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 14:01:00.80 ID:0CcfSvPk0
 ……

ζ(^ー^*ζ「今日はありがとうございました、お金を拾っただけなのにこんなことまでしてもらって」

('A`*)「いえいえ、これは僕のささやかな気持ちですよ」

ζ(゚ー゚*ζ「もう会うことは無いんでしょうね……」

('A`)「そうですね……」

ζ(゚ー゚*ζ「……」

('A`)「……あの」

ζ(゚ー゚*ζ「はい?」

('A`)「家まで、送りましょうか?」

ζ(^ー^*ζ「あ、大丈夫です、もう近いので」

('A`)「あ、そうですか……」

ζ(゚ー゚*ζ「それでは、これで……」

('A`)「はい、さようなら……」

('A`)「……はぁ。」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 14:01:45.85 ID:0CcfSvPk0
 プルルルル……プルルルル……

川 ゚ -゚)「もしもし、どちら様ですか?」

ξ゚听)ξ「もしもし」

川 ゚ -゚)「……ツン!?」

ξ゚听)ξ「久しぶりねー、どう?姉ちゃん元気にしてる?」

川 ゚ -゚)「それが……ツンが出て行ってすぐに、姉貴を追いかけるって」

ξ゚听)ξ「え!?何それ、連絡はとれる?」

川 ゚ -゚)「一応……」

ξ゚听)ξ「じゃ、ちょっと呼んでくれないかしら?今あたしの住んでるとこ教えるから、クー、あんたも来てね」

川 ゚ -゚)「え、ん……わかった、それじゃ、うん、ばいばい」

川 ゚ -゚)「……」

川 ゚ -゚)(またバカなこと考えたんだろうな……)

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 14:03:33.29 ID:0CcfSvPk0
(;^ω^)「……」

(;'A`)「……」

ξ゚听)ξ「……」

川;゚ -゚)「……」

(;^ω^)「あの、なんで、警察署の前でバイクに乗って突っ込もうとしてるんだお……?」

ξ゚听)ξ「突っ込もうとなんてしてないわよ、ただこのまま直進すればスゴイことになるだけよ」

川;゚ -゚)「ツン……これは一体……」

ξ゚听)ξ「それより、あんた、ちゃんと呼んだ?デレ」

川;゚ -゚)「あ、うん呼んだよ、姉貴ならもうすぐ来ると思うけど……」

 ブルルルルル……

ζ(゚ー゚*ζ「祭りに遅れてごめんねー、ところで、面白いことってなにー?」

('A`;)「!?」

ζ(゚ー゚;ζ「!!」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 14:04:30.34 ID:0CcfSvPk0
('A`;)「デ……デレ……さん?」

ζ(゚ー゚;ζ「あ、毒男さん、奇遇ですね……」

ξ゚听)ξ「何、あんたら知り合い?」

('A`;)「どういう関係なんだ?あんたら3人」

川 ゚ -゚)「どういう関係も何も、私ら3人は姉妹だ」

(;^ω^)「……」

ξ゚听)ξ「さ、これでメンツは揃ったわね」

(;^ω^)「!! や、やめるおー!!」 

ξ゚听)ξ「全速力で前進しなさいっ!」

ζ(゚ー゚*ζ「イエッサ!」

川;゚ -゚)「イエッサ!!」

 ブルルルルル……!!

 三匹の野獣は雄たけびを上げ警察署へ突っ込んでいく

「うわっ!なんだこいつら!!」
「あぶねっ、おいこらー!!」

(#^ω^)「3人とも止まるおー!!」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 14:05:23.27 ID:0CcfSvPk0
ξ゚听)ξ「はい撤収!!」

川;゚ -゚)「ツン、やっぱしこれやりすぎなんじゃ……」

ζ(^ー^*ζ「楽しかったー、やっぱしツンちゃん最高っ!」

川 ゚ -゚)「……ま、正直に言うとそうだがな……」

川 ゚ -゚)「後は……」

(#^ω^)「待てやクソガキがあああ!!」

('A`)「とりあえず止まってくれるかなぁ?お嬢ちゃん?」

ξ゚听)ξ「……全力で逃げるのよ、OK?」

川;゚ -゚)「……イエッサ」

ζ(゚ー゚*ζ「全速力だーっ!!」

 キキィィッ

(;^ω^)「あっ、危ないお!!」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 17:27:41.72 ID:0CcfSvPk0
ζ(゚ー゚*ζ「え?」
ドンッ


ξ゚听)ξ「……姉ちゃん?」

川;゚ -゚)「……姉貴?」

(;^ω^)「……」

ξ゚听)ξ「……返事してよ、姉ちゃん、聞こえないの?姉ちゃーん……」

ξ゚听)ξ「姉ちゃ……」

ξ )ξ「うっ……ひぐっ、ね゛ぇぢゃん……返事しでよ……」

川 ゚ -゚)「……おい」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 17:28:32.57 ID:0CcfSvPk0
川#゚ -゚)「おいこら運転手出て来いや!!てめぇがうちの姉貴轢いたんだろうが!責任とれや!!」

(´・ω・`)「……うむ、すまなかった」

川#゚ -゚)「あぁ!?すまなかっただ?んなことで姉貴の命が戻ってくんのかよ、あぁ!?つか何棒立ちしてんだお前ら、救急車呼べやポリ公!!おら早く!!」

(;^ω^)「そっ、そうだお、まずは救急車っ!!」

(´・ω・`)「必要無い、すでに死んでる。」

(;^ω^)「え……」

(´・ω・`)「まぁ、いいじゃないか、これでこの件は解決、だろ?ああ、上には何も言うなよ?」

(;^ω^)「え………」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 17:29:13.65 ID:0CcfSvPk0
川#゚ -゚)「ざっけんじゃねーよこのゲス野郎がああああっ!!!!」

(´・ω・`)「2人を捕らえろ、生かしておいたら何かと面倒だ」

( ^ω^)「……」

(#^ω^)「……あ」
(#'A`)「あんた、最低のクズだな!!!」

(´・ω・`)「うむ?」

(#'A`)「うむ?じゃねーんだよ、アンタ、人を1人轢き殺しておいて上には黙ってろだ?どの口でほざいてんだ!!」

(´・ω・`)「この口でほざいているのだが、見えないかい?」

(#'A`)「今はそんな屁理屈どうだっていいんだよ、ともかく、俺はアンタを許さねぇ!!」

(´・ω・`)「……ならば仕方ない、ここで全員殺そう」

川#゚ -゚)「あぁ!?てめぇ何言って」
 
     タンッ!

        タンッ!

ξ )ξ「ひっ……」

(;^ω^)「ツン!!逃げるお!!」

    タンッ!!

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 17:30:30.59 ID:0CcfSvPk0
(´・ω・`)「……ゲフッ」

(lil'A`)「は、はぁ……そんな簡単に死んで、たまっかよ……」

(´・ω・`)「死にそこないが……」

  ドサッ

(lil'∀`)「へっ、どうとでも言いやが……れ」

(lil'∀`)「……デレさん、守れなくて、すみま……ゼっ……」

 ドサッ

(;^ω^)「……」

ξ )ξ「いやああああああああああああああ!!!!」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 17:31:38.13 ID:0CcfSvPk0
ξ )ξ「うっく、ひっく……姉ちゃん、お姉ちゃぁん……」

(;^ω^)「……」

 どうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう

 慰める?どうやって!!下手に声をかけない方がいいのか!?

 どうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう

(;^ω^)「……」

ξ )ξ「……ブーン……」

  手が……
 

 手が勝手に動いていた……
   
      勝手に……

    ツンの頭を撫でていた

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 17:34:03.51 ID:0CcfSvPk0
( ^ω^)「大丈夫、大丈夫だお」

ξ )ξ「ブーン……ブーン……」

( ^ω^)「大丈……夫……」

ξ;凵G)ξ「ブーン?どうしたの?ブーン!聞こえる!?ブーン!!」

( ^ω^)「……聞……え…お」

 あれ?……なんでだ……
 
 胸が……痛い……息苦しい……やばい……意識が……

ξ;凵G)ξ「ブーン!どうしちゃったのよ!ブーン!!」

( ^ω^)「……だい……じょ………ぶ……だ……お」

「ブーン!?ブーン!!ブーン!!」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 17:36:36.39 ID:0CcfSvPk0
( ^ω^)「……あれ?」
 
 ……生きてる

 ふと見渡すとツンがブーンの手を握って寝ている

ξ--)ξ「スー……スー……」 

( ^ω^)「ツン……」

 どうやらここは病院らしい、ブーンの体に何本か管が通してある

( ^ω^)「そっか、ブーン、倒れて……」

( ^ω^)「心配かけて、ごめんお」

ξ-听)ξ「ん……ってブーン!?目が覚めたの!?」

( ^ω^)「バッチリだお、ほらこの通r痛てて……」

ξ゚听)ξ「もう、無茶しないの!あ、そうだ、看護士さんに伝えなきゃ!!」

ξ゚听)ξ「あ、それと……」

( ^ω^)「?」

ξ///)ξ「ありがとう……」

( ^ω^)「……おっおっw」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 17:38:02.46 ID:0CcfSvPk0
( ∵) 「……正直に言いますと、もう長くは持たないでしょう」

( ^ω^)「具体的に、余命どれくらいなんですかお?」

( ∵) 「……3日持てば上等です」

( ^ω^)「3日……かお」

( ∵) 「ただしそれは生きていられる期間です」

( ^ω^)「? どういうことだお?」

( ∵) 「恐らく、明日の夕頃には動くことも喋ることもままならないでしょう」

( ^ω^)「……」

( ^ω^)「えらく急な話ですお」

( ∵) 「そこまで病が進行しているんです」

( ^ω^)「そうですかお……ありがとうございました。」

( ∵)「では、残された時間を大切に使ってください」

( ^ω^)「……はい」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 17:39:23.94 ID:0CcfSvPk0
 残された期限は後3日

 厳密には後1日……

 何をしよう、今更仕事もできまい

 少し胸が苦しい……

 結局、アイツの親の代わりにはなれなかったな……

 情けない。

 アイツ、明日来るんだろうか

 余命短いって知ったらアイツ、どんな顔するかな……

 ……大号泣だろうな、アイツ……

 ……ごめんな、ツン、お前が繋いでくれた命、後1日で壊れるそうだ……

 何もしてやれなくて、そして何も出来なくて、ごめん……。

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 17:40:05.64 ID:0CcfSvPk0
――翌日

ξ゚听)ξ「〜♪」

 ツンは上機嫌で病院へ向かっていた

 今日は少し奮発してお見舞いの品を買ったのだ

 姉を失ったツンを慰めてくれたのは、ブーンだから

ξ゚听)ξ「アイツ、喜ぶかな、リンゴ嫌いとかじゃないよね」

 短い間だけど、ブーンと一緒に居て、退屈な日々は楽しい日々に変わった

ξ゚听)ξ「あ、そういや管まみれだったからなー、自分じゃ食べれないかー」

ξ///)ξ「じゃ、あ〜んして食べさせるとか」

ξ///)ξ「ま、まぁ、自分で食べれないんじゃーしょうがないわよね!別にそういう……アレじゃないし……」

ξ゚听)ξ「と、もう12時30分か、早く行ってあげないと」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 17:42:26.67 ID:0CcfSvPk0
 静かな病室の中、時計の針は1時を指していた

( ^ω^)「……もう昼かお……」

コンコン

ξ゚听)ξ「お見舞いに来て上げたわよー」

( ^ω^)「……入ってくれお」

ξ゚听)ξ「いやー、今日は良いリンゴが手に入ってさ、後で剥いてあげるからちゃんと食べて、早く元気になってね」

ξ///)ξ「と、いっても、自分で食べれないみたいだし、あ〜んして食べるしか」

( ^ω^)「……ツン」

ξ///)ξ「な、なに?あ、もしかして、リンゴ嫌いだった?」

( ^ω^)「……ブーンは」



    もうすぐ

    動くことも、喋ることもできなくなって……


      死 ん で し ま う お

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 17:45:04.68 ID:0CcfSvPk0
( ^ω^)「……」

ξ )ξ「嘘よ……嘘だと言って……」

( ^ω^)「ツン…」

ξ;凵G)ξ「だって、お姉ちゃんは皆いなくなって、あんたまでいなくなったら、あたし……っ」

( ^ω^)「ツン……」

 胸が痛くなってきた……体がダルい……夕頃って言ってたのに

 あのやぶ医者め……

( ^ω^)「こっちに、おいで……」

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 17:46:17.10 ID:0CcfSvPk0
ξ;凵G)ξ「……え?」

 もう、こんなこと、できないから……今……

 撫でてあげよう

( ^ω^)「大丈夫……大丈夫だお……」

ξ;凵G)ξ「ブーン……嫌よ、ブーンがいなくなるなんてイヤ!!」

( ^ω^)「大丈夫だお……それよりツン、今まで何もできなくて……」

 ……まずい、声が出ない……

 伝えないと……

ξ;凵G)ξ「え?なんて……?」

( ^ω^)「ツ……ツン……」







     ご め ん な 

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 17:47:26.65 ID:0CcfSvPk0
ξ;凵G)ξ「……ブーン?」

( ^ω^)「……」

ξ;凵G)ξ「ブーン、ブーン!!ねえ、ブーンったら!!」

ξ )ξ「うっ……ひっく……ぐずっ……ねぇ……ねぇっ!」

ξ;凵G)ξ「ブーン!!!!」

ξ;凵G)ξ「なんで、なんであたしの周りの人ばっかり死ぬのよ!!なんで、なんでっ!!」

 あたしは存在しちゃいけないんだ

 あたしは皆を不幸にするんだ……あたしはっ

 あたしは 生きていちゃ 迷惑なんだ

 なんで生まれちゃったんだろう、なんであたしなんかが生まれちゃったんだろう

 なんであたしが生きちゃったんだろう、なんで3姉妹であたしだけが生き残っちゃったんだろう

 ……死なないと、そうじゃないと他の人に迷惑がかかる……

 あたしは家に走った……誰にも迷惑にならずに、死ぬために……

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 17:48:59.68 ID:0CcfSvPk0
ξ )ξ「どうして、こうなっちゃったのよ……」

 マンションの一室で、彼女は涙を流していた

 はたから見ればただの他人だったのだろう

 でも、彼女はそう思ってはいなかった

 彼は彼女の遊び相手であり、同時に家族だったのだ

 そして彼もまた、彼女のことを同じように考えていた

ξ )ξ「……ブーン……」

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 17:50:45.45 ID:0CcfSvPk0
 もはや生きることに未練なんて無い……

 ロープと椅子を用意する

 もうこれで誰にも迷惑にならない……

 これで楽になれる……

 こんな方法とっちゃダメだったのかな?

 でも、他に、あたしが他人の迷惑にならないようにする方法なんてあったのかな?

 ……あたしの見つけた最善がこれなんだ

 もはや、後悔なんてしない……

 あたしは くびに ロープを かけた……

77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 17:52:20.46 ID:0CcfSvPk0
       「ダメだお」

ξ;凵G)ξ「!! ブーン!?」 

       「ずっと、ずっと見守ってるから、簡単に死を選ばないでほしいお」

ξ;凵G)ξ「だって……こうしないと……他の人に……」

       「ブーンは、不幸じゃなかったお」

ξ;凵G)ξ「でも!ブーンは死んじゃったじゃない!!」

       「でも、不幸じゃないんだお、だって、ツンにこんなに心配してくれてるんだお」

ξ;凵G)ξ「でも、でもでもでもっ!」

       「ブーンのせいでツンが死んじゃったら……ブーンは不幸だお……」

ξ;凵G)ξ「……」

       「ブーンの分まで生きてくれお、それがブーンの最後の望みだお……」

ξ;凵G)ξ「ブーン……」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 17:53:01.57 ID:0CcfSvPk0
 あたしは、生きる

 大切な人のために

 大切な人の分まで……

 皆の命を背負って生きる……

 皆の分まで……
            END

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 17:59:54.33 ID:0CcfSvPk0
ごめん、途中で規制くらったの、ごめん

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 18:24:30.92 ID:0CcfSvPk0
l>つづきから

ξ゚听)ξ「……」

 最後まで足を離さなかった椅子

 天井で揺れているロープ……

 そして、青空……

 ブーンは……いない

ξ゚听)ξ「……幻聴……」

 何故かわからないが笑いがこみあげてきた

 馬鹿馬鹿しい、こんな幻に騙されるなんて

ξ゚听)ξ「あっははははは!!!」    

 1つの決意を胸に、私は走り出した

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 18:25:54.63 ID:0CcfSvPk0
( ∵)「おや、あなたは内藤さんのお見舞いに来てt」   
             タンッ!

ξ゚听)ξ「ふ……フフ……あーっはっはっはっは!!!」   

 ブーンを救えなかった罰だ!お前も死ぬがいい!!

 そうだ、もう全部イラナイイラナイイラナイイラナイ

 お姉ちゃんもブーンも、イルモノが全部無くなった、後はもうイラナイものだけ……

ξ゚听)ξ「片付けないと……消さないと……早く、多く、早く早く多く多くたっっくさん全部!!」

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/03/22(日) 18:27:24.83 ID:0CcfSvPk0
 もういい、全部無くなれ

 全て消え去れ、だってだって、もうこの世界自体イラナイものでしょう?

 アッハハハハハハハハハハ!!!!!!!


 殺人がおきたことくらいはすぐにわかる

 通報した住民も撃ち殺す、すぐに警察があたしの周りをとりかこむ

 イラナイ警察ダラケ  イラナイ野次馬ダラケ  イラナイ……

 私モ イラナイ……  消サナキャ  片付ケナキャ  ……

ξ )ξ「ふ、ふふふ、アハハハハ、アーッハハハハハハハ!!!!!」
             タンッ……


ξ゚听)ξ あなたへ ( ^ω^)終わり。


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