- 5 名前: ◆5Ws6J0OZQE 投稿日:2010/06/27(日) 12:56:34.64 ID:zdrfGbcp0
- 壮絶なブーイングを受け、途中退場したオールスター。
2戦目が東京から大阪に移動して行われる日程になっていたが、俺は帯同せずに東京に残った。
単純に出番が無いだろうと思ったのと、そんな気分になれなかったからだ。
/ ,' 3 「……そうか」
その旨を荒巻監督代行に言ったところ、しぶしぶながら了承を貰えた。
ビックドームから美府浜に向かう電車の中では俺に気づく人はいなかった。
単純に野球に興味のない人と乗り合わせたのだろうか。
('A`) (今あなたの隣に座ってる男はさっき4万人にブーイングされましたよっと)
そんな自虐的なことを考えていると少し涙が出てきた。
隣の人はそんな俺を見て姿を消した。俺はもっと泣いた。
- 12 名前: ◆5Ws6J0OZQE 投稿日:2010/06/27(日) 13:02:32.12 ID:zdrfGbcp0
- ( ><)『さあオールスター第2戦。場所をここ大阪どんでんドームに移しての試合です』
(´・ω・`)『第1戦はパ・リーグが勝利しましたからね。セ・リーグは逆襲に燃えていると思います』
( ><)『そうですか。セ・リーグの2塁手には中日ドラゴンフライズの荒木が入っています』
(´・ω・`)『今の調子・成績等を考えれば当然でしょうね』
( ><)『そうですか。毒田は今の段階ではオールスターにふさわしくない、と?』
(´・ω・`)『はい。調子がいい時は間違いなく日本球界を背負ってたつ選手ですが今は…。
ファン投票の悪ふざけもほどほどにした方がいいですね』
( ><)『そうですか。では、そろそろプレイボールです!』
――――――
('A`) 「はは……厳しいなあ」
家のテレビでオールスターを観戦する。
画面の中では見知った顔の選手たちがこれでもかと言わんばかりの歓声を浴びている。
そこに、俺の姿はない。昨日の横断幕もどこにいったのかわからない。
- 14 名前: ◆5Ws6J0OZQE 投稿日:2010/06/27(日) 13:06:22.02 ID:zdrfGbcp0
('A`) 「……」
おもわず唇を噛みしめる。
少し前までは、自分もあそこにいたのに。
あの興奮と歓声が入り混じった中心にいることができたのに。
今はちっぽけな自分の部屋でテレビを見ながらビールを消費しているだけだ。
('A`) 「離婚を宣告されたおっさんみたいだな……」
笑えねえ。
どうせ明日も練習で朝早いのだ。
こんな日はとっとと寝てしまうに限る。
俺はそんなことを思いながら大盛況のオールスター中継を消し、布団にもぐった。
すぐには寝付けなかった。寝つけるはずもなかった。
- 22 名前:飯食ってました ◆5Ws6J0OZQE 投稿日:2010/06/27(日) 13:24:07.66 ID:zdrfGbcp0
- ('A`) 「うーし、しまってこー」
翌日。ヴィッパーズ2軍本拠地・美府浜球場の上空では清々しいほどの青空が広がっている。
当然7月の太陽も絶賛全力稼働中だ。ただ立って声を出すだけでも汗が体中からにじんでくる。
俺の心とはまさに正反対の暑さだ。
(;-@∀@) 「毒田さん……」
('A`) 「ん、なんだ旭」
(;-@∀@) 「いや、あの、その、お詫びをですね……」
('A`) 「お詫び? なんの」
- 29 名前: ◆5Ws6J0OZQE 投稿日:2010/06/27(日) 13:30:03.63 ID:zdrfGbcp0
- 俺が入ってきたせいで旭は外野にコンバートされることになった。
だから俺が旭に謝ることはあっても旭が俺に謝られることは無いと思うのだが。
(;-@∀@) 「えっと……その……オールスターのことなんですけど……」
('A`) 「はあ」
ますます繋がらなくなってきた。
旭はまだまだオールスターに出るようなレベルの選手ではない。
(;-@∀@) 「あの、ふぁ、ファ……」
('A`) 「ファ?」
(;-@∀@) 「ファンにまでブーイングされて本当に毒田さんは人気無いですね――!!」
('A`)
(;-@∀@) 「失礼します!!」
('A`)
- 32 名前: ◆5Ws6J0OZQE 投稿日:2010/06/27(日) 13:32:28.39 ID:zdrfGbcp0
- ('A`)
('A`)
('A`)
('A`)
('A`) 「いったん持ち上げておいて落とす……これが最近のいじめ方か」
――――――
毒田から遠く離れた地点
(;-@∀@) (言えない……! ファン投票の悪ふざけが僕発端だなんて……!)
- 40 名前: ◆5Ws6J0OZQE 投稿日:2010/06/27(日) 13:42:27.41 ID:zdrfGbcp0
- ―――オールスター前の旭の部屋
(-@∀@)「今日はどんなスレ立てよっかなー」
(-@∀@)「……」
(-@∀@)「これでいっか」カタカタ
【オールスター】二軍落ちの独男を1位にしようずwwww【ファン投票】
(-@∀@)「これでよし。寝るか」
―――その翌日
(-@∀@) 「さーて、スレはどれだけ伸びたかな……」
カチッ
(;・∀・) 「なんやて!? Part7!?」
(;-@∀@) 「い、いかんいかん。眼鏡が取れて茂等さんのようになってしまった。
そんな裏設定はハロー眼鏡拉致ともりみちくんだけでいいんだよ……」
(;-@∀@) 「それにしてもどうしよっかなあ。めちゃめちゃ荒れてるから鎮火するのも難しそうだなあ」
(;-@∀@) 「……」
(-@∀@) 「まあいっか。毒田さんだし」
- 46 名前: ◆5Ws6J0OZQE 投稿日:2010/06/27(日) 13:49:06.80 ID:zdrfGbcp0
- (-@∀@) 「まさかあんなに毒田さんが落ち込むとは……内心爆笑してたがこれには流石の旭も反省」
――――――
('A`)
[`―´]「やーやー毒田。しけた面してるねー。どうしたの?」
('A`) 「放っておいてください……今俺の心は荒らされているスレ主ぐらい深く傷ついているんです」
[;`―´] 「た、例えが分かりづらいな……」
('A`) 「ま、まさか後輩にまで精神攻撃を仕掛けられるとは思いませんでしたよ。うふ、うふふ」
[;`―´] 「はあ……話が見えないな」
- 54 名前: ◆5Ws6J0OZQE 投稿日:2010/06/27(日) 13:56:56.56 ID:zdrfGbcp0
- ('A`) 「もういいんです。俺はせいぜい野球板の慰み者になって一生を終えるんですよ……」
[;`―´] 「なんというネガティブ思考……これは間違いなく戦前予想は0勝3敗」
('A`) 「もういいです。俺はこの一件で自信を失いました」
早々に山本さんとの会話を終了させ、足早にベンチへと帰る。
どうせあと30分程度で練習が始まるのだが、練習が始まれば他人と話す機会はそうないので楽な限りだ。
[;`―´]「あ、毒田ちょっと……」
先輩が引きとめるが聞こえないふりをする。
耳につけたiPodから流れるのは中島みゆきだ。
('A`) 「つーばーめよーたーかーいそーらからー」
- 67 名前: ◆5Ws6J0OZQE 投稿日:2010/06/27(日) 14:07:08.35 ID:zdrfGbcp0
- 「ノック行くぞー!」
('A`) 「あっ」ポロリ
「ノック行くぞー!」
('A`) 「あっ」ツルリ
「ノック行くぞー!」
('A`) 「ぬふう」ヌルリ
とまあ、そんな精神状態でまともな守備ができるわけもなく。
俺は守備練習でいつもの倍ほどのエラーをやらかした。
2軍の守備コーチから直々に呼び出され、このままでは1軍どころか2軍でも使えないとのお達しが出た。
まったく、やれやれだ。
- 73 名前: ◆5Ws6J0OZQE 投稿日:2010/06/27(日) 14:11:29.96 ID:zdrfGbcp0
- [`―´]「毒田」
('A`) 「山本さん」
[`―´]「ちょっと、いいかな?」
('A`) 「……はあ」
いつもとは違う感じの山本さんがそこにはいた。
俺を真剣な目で見つめる。そんなに見られると恋に落ちてしまいそうだ。
そんな調子の山本さんに続いて歩いていると、目の前にこぢんまりとした喫茶店が出現した。
[`―´]「入るよ」
('A`) 「えっ」
[`―´]「おごるよ」
('A`) 「あ、おごりだったら行きます」
[`―´]「おごりじゃなかったら行かないのかよ」
- 78 名前: ◆5Ws6J0OZQE 投稿日:2010/06/27(日) 14:22:00.20 ID:zdrfGbcp0
- (`・ω・´) 「いらっしゃい」
[`―´] 「ああ。お邪魔するよマスター」
('A`) (なんか……誰かに似てるような……)
一番奥の人目に付かない席に通される。
ファンが通ったところで私服姿なら意外にばれないものなのだが。
あの誰かに似ているマスターの計らいだろうか。
コーヒーが運ばれてくるまで無言だった山本さんが口を開く。
[`―´]「……なんだい? あの練習」
('A`) 「……」
[`―´]「ショックだったのはわかる。オフの時に愚痴をこぼすのも仕様がないし僕だって聞いてやるさ」
('A`) 「……」
[`―´]「ただ、それを練習……いや、グラウンドに持ち込むな。プロ失格だぞ」
- 83 名前: ◆5Ws6J0OZQE 投稿日:2010/06/27(日) 14:34:28.76 ID:zdrfGbcp0
- ('A`) 「……」
[`―´]「お前が守備が上手でない選手ということはわかってる。だからミスは皆弄ることはあっても責めることはない」
('A`) 「……」
[`―´]「だが、今日のあれはミスですらない……お前は今日野球を一切していないんだ」
('A`) 「……」
山本さんはいい先輩だ。
少し調子の悪い後輩がいるとおごってくれてまでこんな話をしてくれる。
そんな先輩に、俺は、俺は。
('A`) 「山本さんは……」
[`―´]「?」
('A`) 「山本さんは……スタジアムの人間すべてが敵、だったこと。あるんですか?」
ああ、俺は最低の人間だ。
山本さんが俺のことを心配してこんな風に言ってくれているのに。
俺はまたこんな風に逆切れして。
何がしたいんだろう。分からなくなってきた。
- 87 名前: ◆5Ws6J0OZQE 投稿日:2010/06/27(日) 14:43:15.99 ID:zdrfGbcp0
- [`―´] 「あるよ」
('A`) 「え?」
予想外の答えが返ってきた。
山本さんは人気選手だ。ファンサービスも良く、選手の間でも山本さんを悪く言う人などいない。
だからこそ山本さんが投げる試合ではなんとかして山本さんに勝利をつけようとみんなが奮起するのだ。
そんな山本さんが俺のような体験などするはずが――
[`―´]「正確に言うと今、かな」
('A`) 「!」
- 89 名前: ◆5Ws6J0OZQE 投稿日:2010/06/27(日) 14:54:45.05 ID:zdrfGbcp0
- [`―´]「僕さ、8700万円給料として貰ってるんだ。それは選手名鑑なんかでみんなが知ってる。
投手で僕以上に貰ってる奴は高岡と斉藤と杉浦さんだけ。その3人はリーグを代表するぐらいの成績だよ」
('A`) 「……」
[`―´]「それに対して僕は? 0試合0勝0敗だよ。そりゃあファンの人も怒るよね。
『努力もしないで8千万貰えていい身分だな』ってさ。僕のサイト見てみなよ。ひどいもんだぜ、ありゃあ」
('A`) 「……」
- 93 名前: ◆5Ws6J0OZQE 投稿日:2010/06/27(日) 14:59:45.93 ID:zdrfGbcp0
- [`―´] 「でもさ、そんなサイトでも僕が閉鎖したりコメントを封鎖しないのはなんでだと思う?」
('A`) 「……わかりません」
[`―´] 「書き込んでる人すべてが悪意を持って書き込んでるわけじゃないからだよ」
('A`) 「……」
[`―´]「そりゃあ妬みだけで書いてる人もいる。でもほとんどの人は肘をぶっ壊した僕のことを応援してくれているんだ。
それは分かるんだ。どんなに酷い言葉が書いてあったとしても前者と後者が書いた文章は圧倒的に違うんだ。
僕にはそれがわかる。だから僕は逃げない。ありのままのファンの文章をありのままの自分で受け止める。
それも含めてのプロだし、給料だものね」
('A`) 「……じゃあ、妬みだけの前者はどうするんですか?」
[`―´]「……愚問だな。プロだから、さ」
[`―´]「僕の左腕で結果を出して黙らせるよ」
- 97 名前: ◆5Ws6J0OZQE 投稿日:2010/06/27(日) 15:10:26.80 ID:zdrfGbcp0
- しばらく、静かな時間が流れる。
この時間は俺たち以外に客もいないのか、マスターが黙ってグラスを拭く音だけが店に流れる。
[`―´]「つまり僕が言いたいのはさ」
少し照れたように笑いながら話しだす山本さん。
その顔は先ほどまでの厳しいものではなく、いつもの山本さんだ。
[`―´]「毒田は前提が間違ってるんだよ。スタジアム全部敵? そんなわけないだろ」
('A`) 「……」
[`―´]「そりゃあ敵は多かったかもしれない。でも……本当にいなかったのかい? 君がどんな状況でも支えてくれそうな人は」
('A`) 「……俺、すいません。ちょっと出ます」
[`―´]「ああ。どうせその人にも酷いことを言ってしまったんだろう? 謝るタイミングは早ければ早い方がいい」
('A`) 「失礼します!」
俺は必死だった。今まで俺は俺に投票された25万1583票がすべて悪意の物だと思っていた。
そんなわけはないのに。もしかしたら俺の復活を願って投票した人はいたかもしれないのに。
そんな人に対して俺が見せたプレーはなんだ。すこし叩かれたぐらいでやる気を失くして試合から逃げて。
挙句の果てに敵前逃亡だと? 俺がしたことはとんだ裏切りじゃないか。
- 101 名前: ◆5Ws6J0OZQE 投稿日:2010/06/27(日) 15:21:31.98 ID:zdrfGbcp0
- (#'A`) 「この……俺のうんこ野郎がぁ!!」
それに。いる。『かもしれない』ではなく、確実に俺に期待してくれていた人が。
なぜ泣いたのか俺にはわからなかった。今でも全部は分からない。でも、引き金を引いたのは分かる。
俺が期待を裏切ったからだ。俺に俺が期待している以上のことを期待していた人がいた。
俺はそれを最低の形で裏切った。それだけの話だ。
(#'A`) 「まだ、まだ謝れねえぞ……」
俺は、まだあの人に謝るわけにはいかない。
山本さんの言葉を借りるなら、謝るのは『結果を出して黙らせ』てからだ。
今の状況で謝っても結果を伴っていない男のうわごとに過ぎない。
(#'A`) 「ぜってえ……ぜってえ謝って伊藤さんをゲットしてやるからな――!!」
道の真ん中で大きく叫ぶ。
空は先ほどと変わらない快晴だが、それを見る俺の心はさっきとは180度変わった。
結果を出す。それがプロなのだから。
( ^ω^)「ええ…ええ。そうです。道の真ん中でうわごとを呟く男が」
(K‘ー`)「ありもしない話を大声で叫ぶ変態です。至急来てください警察さん」
- 106 名前: ◆5Ws6J0OZQE 投稿日:2010/06/27(日) 15:32:12.71 ID:zdrfGbcp0
- 喫茶店 バーボン・ハウス
(`・ω・´) 「どうぞ。サービスです」
[`―´] 「どうも。……長々とどうもすいません」
(`・ω・´) 「いえいえ。私も偉大な弟がいたもんですから現役時代は悩みました。
彼はあなたのような先輩に恵まれて幸せだ」
[`―´] 「いえいえ……あいつは天才ですよ。僕なんかが本来口出しできる選手じゃない」
(`・ω・´) 「天才……ですか。大きくでましたね」
[`―´] 「僕の見立ては間違ってないと思いますよ。……ありがとうございました。お代はここに」
(`・ω・´) 「結構です。弟に後輩の分だと言って支払わせますよ」
[`―´] 「それはありがたい。ありがとうございます。…諸本さん」
(`・ω・´) 「いえいえ。……1つ、質問いいですか?」
- 109 名前: ◆5Ws6J0OZQE 投稿日:2010/06/27(日) 15:34:56.69 ID:zdrfGbcp0
- [`―´] 「どうぞ?」
(`・ω・´) 「先ほど彼を天才と評しましたが……もし彼が違うチームの選手だったら抑える自信がない、ということですか?」
[`―´] 「……」
山本はそれに答えず、ドアの方へと向かう。
ドアを押しあけた時のカランカラン、というベルの音に合わせ、不敵に頬笑みこう返す。
[`―´] 「それとこれとは、話が別です」
- 111 名前: ◆5Ws6J0OZQE 投稿日:2010/06/27(日) 15:39:23.64 ID:zdrfGbcp0
- 7月30日 プロ野球公示
●セ・リーグ
【出場選手登録】
ニュー速 山本省吾投手、毒田剛内野手
【同抹消】
ニュー速 カラスコ投手、今岡モナー内野手
- 127 名前: ◆5Ws6J0OZQE 投稿日:2010/06/27(日) 16:12:46.23 ID:zdrfGbcp0
- ('A`) 毒田 剛 26歳 2塁手 前科1犯(東京都騒音防止条例違反)
ニュー速ヴィッパーズ所属の内野手。
天才的なバッティングセンスと逆に天才的な守備走塁が持ち味。
基本的にいつもやる気はないが女性関連時のみ驚異的な集中力を見せる。
ここ最近スランプに陥り、やる気の無さに拍車がかかっていた。
しかしオールスターの事件(いわゆる『ブサイク祭り』)とそれに関する山本省吾の話でやる気回復。
愛する伊藤さんのために一新発起しようと誓う。結局女性が絡まないと動かないのである。
[`―´] 山本 省吾 31歳 投手
ニュー速ヴィッパーズ所属の投手。
140km中盤の速球と鋭く曲がるシュートでゴロを量産する技巧派ピッチャー。
昨年までローテーションをきっちり守っていたが肘の手術の影響でここまで1軍登板はなし。
スランプの毒田とともに批判の矢面に立たされていたが持ち前の強心臓で乗り越えた。
7月31日の試合で今季初登板が予想されている。
- 129 名前: ◆5Ws6J0OZQE 投稿日:2010/06/27(日) 16:17:51.31 ID:zdrfGbcp0
- ( ^ω^) 内藤 地平線 26歳 投手
ニュー速ヴィッパーズ所属の投手。
150kmを優に超える速球と縦に割れるカーブで押し切る速球派投手。
昨年よりローテーションの一角を守り始め、今や高岡に次ぐ先発ピッチャー。
10勝を挙げた暁には長年付き合った彼女にプロポーズしようと考えている。
内藤の投げる試合では毒田のエラーが増えるのはきっと気のせい。
(K‘ー`) 川島 慶三 25歳 内野手
寵愛されていた高田監督が辞任! ショートは藤本が陣取り、外野も満席!
ケガで出遅れた慶三に明日はあるのか無いのか!
そんな現実のあれやこれやとは関係なくこの物語ではニュー速ヴィッパーズ所属の内野手。
シュアなバッティングと確実な走塁技術で毒田が抜けた1番の穴をしっかり埋める。
- 132 名前: ◆5Ws6J0OZQE 投稿日:2010/06/27(日) 16:29:15.23 ID:zdrfGbcp0
- (´・ω・`) 諸本 信彦 38歳 野球解説者
元ニュー速ヴィッパーズ所属の外野手。
現役時代は3冠王を獲得するなど4番として大活躍した。
現在はテレビ局専属契約の野球解説者。
2つ上に兄がいる。
(`・ω・´) 諸本 紗琴 40歳 喫茶店店主
元東京ビックバンズ所属の内野手。
プロの舞台で大活躍した弟とは対照的に、選手生命のほとんどを2軍で費やした。
現在はヴィッパーズ2軍の本拠地・美府浜の近くで喫茶店を営んでいる。
( ><) 稚内 弘人 24歳 テレビ局アナウンサー
テレビ局勤務のアナウンサー。野球実況だけでなく陸上・サッカーなどあらゆるスポーツの実況を担当する。
噛まずにすらすらと発音する技術、癖のあるゲストのあしらい方などに定評がある。
- 136 名前: ◆5Ws6J0OZQE 投稿日:2010/06/27(日) 16:39:20.24 ID:zdrfGbcp0
- J( ゚_ゝ゚)し アーロン・ガイエル 38歳 レベル5
学園都市第6位の能力者。アロン台中学26年生。
能力はレベル5の空間系能力「超魔空間(アクシズワールド)」。空間系能力の頂点に位置し、
ボールなどの軌道を変えることができる。デフォルトでは重力や酸素などの生きるのに必要な
力を除いた全てのベクトルを「反射(ベクトルの反転)」するよう、無意識下で設定している。また、
足元のベクトルを操作することで高速移動や飛行を可能にしたり、相手に触れて血流を操作
するなど、応用力も高い。(「幻想殺し」や木原の攻撃など特殊例を除き)核兵器を打ち込まれても
無傷のままでいられるとされ、不意打ちなどでも反射で全く効果がないため学園都市最強の能力
とされる。魔術的な攻撃に対しても反応するが、理論通りの変換は行われず不可解な現象が起こる。
打ち止めを守る際、天井の銃撃で脳に損傷を負い思考・演算能力を失うも、冥土帰しが開発した
ミサカネットワークの情報を共有できる特性を利用した代理演算システムを搭載したチョーカー型
デバイスで補助することで、日常生活には杖が必要である以外は問題ない程度まで回復している。
しかし、バッテリーの都合上、日常生活だけなら約48時間もつが、能力の使用はたった15分(後に
「グループ」の技術提供により、30分に延長)のみに制限されるハンデを背負っている。
通常の能力とは別に「黒い翼」の能力を持つ。木原との戦闘の際、全演算能力を失った後に発現。
エイワスには及ばなかったものの、木原はおろか垣根でさえ一方的に屠る圧倒的かつ非常に強大な
能力。インデックスによれば、本質的には異なるが「天使の力」と酷似しており、聖人でも扱い切れるか
わからない力としている。アレイスターによればAIM拡散力場のベクトルを操作しているらしい。
白い肌、白い短髪で中性的な身体[6]の少年。学園都市最強の超能力者(即ち最優秀生徒)で、
非常に高い演算能力を持つ。アレイスターは計画の核となる第1候補(メインプラン)としている。
口調の長母音と「ん」が片仮名(ァ・ィ・ゥ・ェ・ォ・ン)で表記される。幼少期から様々な研究機関を転々とし、
自分の能力が際限無く周囲を傷つけた過去から、他者を構うことに非常に消極的になり、他者を拒絶する
傍若無人な性格になった。「最強」を超え「無敵」になれば、誰も自分に挑まず傷付かないと考え、「絶対能力
進化実験(レベル6シフト)」に参加。1万人以上の「妹達」を殺害後、実験を止めに現れた上条に敗れる。
実験凍結後は、打ち止めと出会い、以後彼女(及び「妹達」)を守るために行動しながら、徐々に他人への
思いやりを示すようになっていく。一方で「0930」事件をきっかけに、打ち止めを守るべく学園都市暗部組織
「グループ」のメンバーに身をやつし、学園都市の裏側で活動しながら、土御門達と学園都市上層部への
反抗を誓った。「グループ」メンバーとの仲はあまり良くないが、結標にロリコンを指摘された際には一致団結の反応を見せた。
ちなみにここまでの話は全部嘘である。
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