- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 20:04:22.22 ID:f08Iomjx0
2‐Call
( ^Д^)「たとえ因果応報なんてなくても、縁は異なもので味なものでしょ?」
……すたーとっ
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 20:07:17.30 ID:f08Iomjx0
『あーはいはい。わかったよ、ロリコン君』
(;^Д^)「いやいや!モラ先輩は全然分かってないですよ!」
『大丈夫。ロリコンは皆、そう言うんだ』
(;^Д^)「……ちょっ――そんな『犯罪者は皆自分は悪くないって言う』て感じで……」
(;^Д^)「とにかくっ!」
(;^Д^)「――俺は惚れっぽくもないし流されやすくもなくて、ましてロリコンなんかじゃねーって何度も言ってんじゃねーですかっ!!!」
…の、ようですけど……?
- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 20:10:23.50 ID:f08Iomjx0
【アドバイス部設立から一年後、五月某日】
『――あー、もしもし? ちっこいお兄ちゃん?』
( ^Д^)「確かに俺は三男だけど、その“ちっこい”ってのは止めろっつってんだろ」
『まーいいじゃん。んで、今何処?』
( ^Д^)「大学の帰り。自分のアパートの前」
『そりゃちょうど良かった』
( ^Д^)「何がちょうど良いんだ……って?」
( ^Д^)「……なんだ? この俺の部屋の前に我が物顔で鎮座してるデカイダンボールは」
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 20:13:21.05 ID:f08Iomjx0
『気づいたか』
( ^Д^)「気づいたか、というか……部屋に入れないんだけど」
ズシッ
(;^Д^)「――しかも重たっ!!」
『早めに中に入れちゃってね。生物だから』
(;^Д^)「くっそ。なんだよ、これ……」
ガチャ …ズルズル
『おっきい兄ちゃんから、だって』
( ^Д^)「……あの人連絡ついたんだなー。ここ三年ぐらい会ってないけど」
- 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 20:16:18.20 ID:f08Iomjx0
『私も会ってないよ。それがぽーんと送られてきただけー』
( ^Д^)「ぽーんとか」
『ぽーんと、だよ』
( ^Д^)「はぁ。……んで中身はなんなんだよ…」
『ぽーんと、目玉が飛び出るもの、だよ』
ガサガサ
( ^Д^)「そんな漫画みてーなことがあってたまるか」
『あっ、優しく開けてね。上から』
( ^Д^)「めんどいなぁ。……破っていいよな? ダンボールだし」
ビリビリ…
- 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 20:19:18.62 ID:f08Iomjx0
バリバリ バサッ! (ダンボールを開けた音)
(#゚;;-゚)
( ^Д^)「…………」
パタン (ダンボールを閉めた音)
『どう? ちっこい兄ちゃん。驚いた?』
(; Д)「俺、疲れてんのかな……。ダンボールの中に中学生ぐらいの美少女が鎮座してるように見えたんだけど……」
『もっかい開けてみ』
バサリ (ダンボールを開けた音)
(#゚;;-゚)
(; Д)「……ちくしょう」
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 20:22:21.22 ID:f08Iomjx0
(; Д)「(くそっ、なんだコレ? 今まで兄貴が送ってきた物にロクなもんはなかったけど、これは最悪だぞ)」
『んでさー。その子、しばらく預かってくれない?』
(; Д)「(“生物”って“いきもの”ってことかよ。新手のデリバリーヘルスか? そうか、それなら納得。中学生ぐらいに見えるけど――)」
『年齢は十三だって。おっきい兄ちゃんが拾ったらしいよ?』
(; Д)「中学生って予想、大当たり……」
『じゃ、お願いしやーす』
ブチッ
(; Д)「(……なんだコレ?なんだコレ? なんか、昔こんなドラマあったよな……。男三人が子供預かるやつ、)」
(#゚;;-゚) ジーッ
- 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 20:25:18.03 ID:f08Iomjx0
(;^Д^) チラッ
(#゚;;-゚) ジーッ
(; Д)「……はぁ」
――かくして。
大学生になって一人暮らしだー、と喜んだ矢先。
俺は同居人を手に入れたわけである。
(; Д)「……マジで、心の底から、――なんだ、コレ…………」
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 20:28:24.33 ID:f08Iomjx0
トゥルルルル!トゥルルルル!
ガチャ!
( ・∀・)「はい、こちら皆様の明るく楽しい生活の手助けをさせて頂くVIP大学『アドバイス部』でございます」
『……モラ先輩…?』
( ・∀・)「……お、その声は我が気紛れサークル『アドバイス部』の二人目の部員、後輩のプギャー君じゃないか」
『大当たりです……』
( -∀-)「なんだ、お前。まるで家に帰ったら見ず知らずの他人(美少女)が寛いでたみたいな落ち込み具合だな」
『あながち間違ってないのが、なんとも……』
( ・∀・)「…………え?マジで?」
- 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 20:31:26.79 ID:f08Iomjx0
『……この国の警察は優秀だ。特に特務機関はね。悪いことは言わない。自首しろ』
( ^Д^)「俺も兄貴にそう言いたいです。で、先輩」
『なんだ後輩』
( ^Д^)「入学・入部早々アレですが、まず俺の相談に乗って貰えませんか」
( ^Д^)「――VIP帝国大学名物、『アドバイス部』部長として」
『――悪い。今トソンがカレー作ってくれてるから。じゃ、頑張れ』
ブチッ ツーツーツー
(;^Д^)「……え、嘘?マジで? 本当に切った? 俺、恋人のカレーに負けたの?」
- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 20:34:31.08 ID:f08Iomjx0
( *・∀・)「あーもうっ。どうしてトソンの料理はこんなに美味しいのかなー?」
(゚ー゚トソン「何故なら愛が入ってるからです!溢れんばかりのものがっ!!」
トゥルルルル!トゥルルルル!
( ・∀・)「あー、ちょい待って。賛美の言葉は電話の後に」
ガチャ!
( ・∀・)「はい、マコト」
『――アンタみてぇなのに池袋のトラブルシューターは名乗らせたくない!「マコト死ね」って言葉がここまで似合うシチュエーションも――』
ブチッ
( ・∀・)「……ああ。間違い電話だったよ」
(゚ー゚トソン「そうですか。じゃ、夕飯の続きをしましょう」
- 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 20:37:34.49 ID:f08Iomjx0
トゥルルルル!トゥルルルル!
『はい、こちら揉め事処理屋、紅真九郎』
(;^Д^)「親身さが一ミリもない揉め事処理屋もいたもんですねぇ!!」
『切っりまーす』
(;^Д^)「待って!お願いだから切らないで!!」
(#゚;;-゚) ジーッ
(;^Д^)「……この子と二人っきりは、辛過ぎる!!」
『あーもう分かったっての』
『じゃー、今からこっち来い。相談しよう』
- 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 20:40:22.67 ID:f08Iomjx0
【移動で、五分後】
( ・∀・)「いらっしゃーい」
(゚、゚トソン「どうも、プギャーさん」
(;^Д^)「こんにちはー。……はぁ、なんかトソさんみたいな美人見ると、心が安ら――」
ズブリ
(;うД)「――って、目潰しいってぇぇぇぇえええ!!」
( ・∀・)v 「俺の奥さんに色目を使うな」
(;うД)「社交辞令なのに、うぅ……」
( ・∀・)「まぁ見てもいいけど、一秒につき百万な」
(;^Д^)「高っ!」
- 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 20:43:20.44 ID:f08Iomjx0
( ・∀・)「それで、っと、……美少女が、っと……どうした?」
( ^Д^)「その前に質問なんですけど。なんでギプスして足引き摺ってるんですか?」
( ・∀・)「…………アキレス腱が、切れた」
(゚、゚トソン「私のうっかりミスで」
(;^Д^)「一体どういうミスで!?」
(-、-トソン「浮気かと思って、こう……――包丁で、ザックリ」
(;^Д^)「リアルで怖い! モラ先輩は訴えていいと思います」
( ・∀・)「馬鹿な。愛しい人から受けた傷なんか怪我のうちに入らないねっ!!」
( *・∀・)「――むしろ愛の再確認ができたと思って心地良かったぜ!!」
(; Д)「なんだこのヤンデレ夫婦……」
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 20:46:41.19 ID:f08Iomjx0
( ^Д^)「……まぁ、二人のエピソードは(怖いから)これ以上聞きませんが」
( ・∀・)「話し足りないぞー」
( ^Д^)「今度の部活でいいでしょ。……問題は、」
コトン
(-、-トソン「どうぞ」
(;^Д^)「あっ、どうも。別にお茶とか出さなくても――ってなんでカレー!!?」
(゚、゚トソン「出来立てですよ?」
( ^Д^)「え、何このさも当然みたいな反応? 夕食時に押しかけた俺が悪いのか……?」
(; Д)「……しかも普通に旨いしよ……」
( ・∀・)「だろ?」
- 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 20:49:18.26 ID:f08Iomjx0
( ^Д^)「……埒が明かないですね。簡潔に説明します」
・家に美少女
・しばらく預かる
・どうしよう?
( ^Д^)「というわけですが、」
( *・∀・)「「押し倒せっ!!」」(゚、゚*トソン
(; Д)「わー、目が爛々と輝いてるー。他人事だと思ってー」
( ^Д^)「で真面目な話、どうしましょう?」
(-、-トソン「そうですね……」
(゚、゚トソン「まずは名前を聞いてあげたらどうでしょう?」
( ^Д^)「名前、か……」
- 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 20:52:17.37 ID:f08Iomjx0
【移動に、五分後】
(#゚;;-゚) ジーッ
( ^Д^)「……あの、お前、さ……名前とか、ある………?」
(#゚;;-゚)「…………」
(#゚;;-゚)「ないです。家族も帰る家も戸籍もないです」
(;^Д^)「そうか、そっか……(空気が重い……)」
(#゚;;-゚)「…………」
(;^Д^)「じゃ、じゃ俺、ちょい行ってくるし……」
(#゚;;-゚)「はい」
- 38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 20:55:19.35 ID:f08Iomjx0
【移動し、五分後】
(゚、゚トソン「――それで逃げ帰ってきたわけですか」
(;^Д^)「お恥ずかしい限りですが……」
川 ゚ -゚)「男の屑だな。屑ついでに這い蹲れ。そして私の足を舐めろ」
( ^Д^)「…………」
(;^Д^)「……それでモラ先輩、この初対面で足を舐めろと強要してくる偉そうにソファーに腰掛けてる美人さんは、誰ですか?」
( ・∀・)「俺の永遠のライバルだ。『強者』と書いて『とも』と読む仲だな」
(;^Д^)「(全然分からん……)」
( -∀-)「…………しいて言えば、女王様だな」
( ^Д^)「それは見たら分かります。というか、それしか分かりません」
- 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 20:58:20.12 ID:f08Iomjx0
川 ゚ー゚)「しかし、顔はいいな。私の奴隷にならないか?」
( ^Д^)「そんな『私の執事をやらないか』みたいな調子で奴隷契約を結ぶつもりはありません」
川 ゚ -゚)「なんだつまらん」
(; Д)「はぁ……」
( ・∀・)「……プギャー。お前は俺が真面目にやってないと思ってるだろうがな」
( ^Д^)「知り合って半月ですけど、一度もモラ先輩の真面目なところを見たことないです」
( ・∀・)「『アドバイス部』去年一年間の成果を知らないな? 自殺者を何人引き止めたと思ってるんだ」
(゚、゚トソン「二度ほど殺人事件も解決してましたね」
川 ゚ -゚)「あらゆるサークルに助っ人参加もしてたな」
(;^Д^)「そんなに高スペックなら、俺の問題にももうちょい親身になって下さいよ……」
- 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 21:01:19.36 ID:f08Iomjx0
( ・∀・)「いやいや、その為にクーを呼んだんだ」
( ^Д^)「え?」
( ・∀・)「なんと言ってもコイツは――」
川 ゚ー゚)「――美少女・美少年大好きさんだからなっ!!」
( ^Д^)「…………」
(; Д)「この人達に頼んだのは間違いだったかもしれない……」
- 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 21:04:24.29 ID:f08Iomjx0
【移動が、五分後】
(;^Д^)「(クー先輩の言った通りに……っと)」
(;^Д^)「なぁ、お前」
(#゚;;-゚)「…………」
( ^Д^)「長旅(郵送)で疲れただろう。シャワーでも浴びたらどうだ?」
(#゚;;-゚)「一緒にですか?」
(;^Д^)「へ?」
(#゚;;-゚)「…………いえ。なんでもありません」
(#゚;;-゚)「では、お言葉に甘えさせて頂き有難く」
- 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 21:07:23.58 ID:f08Iomjx0
【移動の、五分後】
川 ゚ -゚)「なんで一緒に入らなかったんだ」
( ^Д^)「普通は入りませんよ……。大体、俺は胸はおっきめが好きなんです」
川 ゚ー゚)「ほう。それは私への求愛と思って構わないな?」
(゚、゚トソン「そして私への侮辱ととって相違ないですね?」
( ^Д^)「どっちも違います」
('A`)「……そーいやお前、あの茶髪のキレー系な人とは別れたのか? 女の子の涙が弱点の流されやすい男の代表格君」
( ^Д^)「デレさんとは自然消滅です。――って、」
( ^Д^)「何故俺の中高の先輩であり、この大学に誘った張本人のドクオ先輩がいるんですか……」
('A`)「説明ご苦労、後輩」
- 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 21:11:12.10 ID:f08Iomjx0
( ・∀・)「ふふふ。大丈夫だ、お前も知っての通り、ドクオは年下を口説くの得意中の得意なんだぜ?(二次元限定だけどな)」
(;^Д^)「今小声で嫌なワードが聞こえたような……」
('A`)「気にするな後輩。俺は、リアルで彼女とか諦めることにしたから」
( ^Д^)「一年間で何があったんですか」
('A`)「色々あったんだよ色々。後ろの貞操と女の子になる危機だったんだ」
(;^Д^)「はぁ? 負けると女体化するラノベの見過ぎですか? 中学の頃はあんなに変た――性に対して積極的だったのに」
('A`)「うるせぇ。あとどっちかってと、俺は相棒のぬいぐるみが昔の静香ちゃんの声のやつの方が好きだ」
- 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 21:14:22.71 ID:f08Iomjx0
川 ゚ -゚)「私は空き缶飲むと女の子になるやつが――」
( ^Д^)「ラノベの話はしてませんって。ドクオ先輩の生態の変化の話です」
(、トソン「プギャー、人は……変わってゆくわ……」
( ^Д^)「ララァ……――って、よりにもよってファーストですか」
川 ゚ -゚)「二人はオタク兼ヤンデレのカップルなんだ。デュアルスキルだな」
( ^Д^)「そんな多重能力者は嫌だ」
( ・∀・)「楽しいぜー? 夫婦生活は。多少、命の危険があるが」
( ^Д^)「もう突っ込みませんよ」
川 ゚ -゚)「……まぁ、命の危険があったのは高校時代からずっとなんだが」
(゚、゚トソン「あっ、そう言えばそうですね」
(;^Д^)「アンタ等なにしてたんだよ、一体……」
- 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 21:17:24.24 ID:f08Iomjx0
( ^Д^)「……で、そろそろ風呂から上がる頃だと思うんですが」
('A`)「名前をつけなきゃ駄目だな」
( ^Д^)「名前? ああ……」
('A`)「普通、ヒロインの名前を自由に設定できる場合はゲーム開始直後にするだろ?」
( ^Д^)「ギャルゲと一緒にしないで下さい。……でも、そうですね」
( ^Д^)「名前、ですか……。うちの家業でも重要なファクター……」
( ・∀・)「家業? なんだお前の実家って今日からヤのつく自由業なのか?」
(゚、゚トソン「もしくは……工務店?」
(;^Д^)「いやいや違いますよ。若干相続が面倒なのは似てますけど」
- 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 21:22:19.09 ID:f08Iomjx0
川 ゚ -゚)「おい」
(^Д^ )「あ、はい。なんですか、クー先輩」
川 ゚ -゚)「お前の家のことなどどうでもいい。問題はその子だろう」
川 ゚ -゚)「美少女は世界で最も崇高で尊い存在だぞ。湯冷めして風邪でもひいたらどうするんだ」
(;^Д^)「ああ、そっか。……俺、クー先輩のこと誤解してたかも――」
川 ゚ -゚)「あと私のことは『クーお姉さま』と呼ぶように」
( ^Д^)「――すいません前言撤回で」
川 ゚ -゚)「……とりあえず、これを持って行け」
( ^Д^)「? これは……?」
川 ゚ -゚)「着替えだよ。私の私服で悪いが――まぁ、小さめのやつを持ってきたし大丈夫だろう」
- 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 21:25:35.83 ID:f08Iomjx0
【移動を、五分後】
( ^Д^)「(クー先輩……もしかして良い人なのか?)」
(#゚;;-゚)「バスタオル一枚です」
ガサガサ
(;^Д^)「じゃこれを着――――っ!!?」
イベント発生。選択肢は三つ。
・メイド服
・エプロン
・猫耳+尻尾
(; Д)「更に前言撤回。あの人、最悪だ……。最後のに至っては服ですらない……」
(#゚;;-゚)「?」
- 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 21:29:15.99 ID:f08Iomjx0
【移動は、五分後】
川 ゚ -゚)「――で、どれにしたんだ?」
( ^Д^)「一番布地の多いメイド服になりました」
(-、-トソン「なるほど。プギャーさんはメイド萌えですか」
( ^Д^)「違います」
ポン
(^Д^ )「?」
('∀`)「同志よ……」
( ^Д^)「――で、名前の件は?」
(;'A`)「アレ? 後輩のくせに俺のこと無視?」
- 59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 21:33:50.29 ID:f08Iomjx0
('A`)「そもそもさ、名前とか以前に戸籍とか大丈夫なのか?」
川 ゚ -゚)「ふむ。私もノリにノッていて失念していたが、現実で十三歳の女の子はマズイな」
(゚、゚トソン「家族もいるでしょうしね。“拾った”と言っても」
( ・∀・)「だから俺は止めたのに……」
(;^Д^)「俺一人が悪いみたいな雰囲気にするの止めて下さい!! あと、家族も戸籍もないそうです!!」
川 ゚ -゚)「…………家族がない?」
川 -)「家族が、ない……」
:川 -):「ううぅぅぅ――――」
(;^Д^)「え? ええ? なんで泣いてるんですか?」
- 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 21:39:24.62 ID:f08Iomjx0
:川 -):「私、私は……。私は私は私は私は――――」
(;^Д^)「ちょっと、どうしたんですか!!」
:川 -):「うぅぅぅぅぅ――――!!」
――ぎゅうう
( -∀-)っ「落ち着け、クー。大丈夫だ」
:川 -):「う、うぅぅ……」
(゚、゚トソン「クーさんは、クーさんです。皆仲間です」
:川 -):「うっ、うぅぅぅ…………」
('A`)「――プギャー。ちょい、外出るぞ」
(;^Д^)「あ、はい……」
- 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 21:44:40.21 ID:f08Iomjx0
【――数分後】
('A`)y━・~「……気にするな。お前の所為じゃない」
(;^Д^)「でも……」
…ガチャ
(;^Д^)「あ、」
川 ゚ー゚)「――ふははは。心配かけてすまなかった。糖分が切れてしまってな。昼に学食のパフェが売り切れていたんだ」
(;^Д^)「なにそれ何処の天パ侍?」
(;^Д^)「っつーか、さっきの大丈夫なんですか?」
川 ゚ -゚)「さっきの? なんのことだ?」
(;^Д^)「いや…………なんでもないです」
- 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 21:47:51.81 ID:f08Iomjx0
川 ゚ -゚)「……それで、何の話だったか」
(゚、゚トソン「簡潔に言うとラノベみたいな話です」
( ^Д^)「確かにそうですけどその表現の仕方はちょっと、」
川 ゚ -゚)「ああ。美少女の居候の話だったな」
(;^Д^)「――しかも思い出せんのかよ」
川 ゚ -゚)「とりあえず。今日は、まだいいだろう」
( ^Д^)「え? いいんですか?」
川 ゚ -゚)「私を信じろ」
(;^Д^)「いや、ほとんど初対面ですし……」
- 66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 21:52:00.38 ID:f08Iomjx0
( ・∀・)「……ああ」
( -∀-)「そこまで言うってことは、已むに已まれぬ事情が、ってやつだろうよ。だからまだ様子見でいいんじゃねぇの?」
(;^Д^)「已むに、已まれぬ……」
川 ゚ -゚)「メイド服、スク水、ブレザー、セーラー……ランドセルも、いけるか……?」
(;^Д^)「…………」
( ・∀・)「誰だって一つぐらいは持ってるもんよ、そんなのは。俺だってあるしな」
( ・∀・)「だから――今日は、このままだ。明日できることは明日やりゃあいい。今日は、今日しかできないことをやる為にあるんだ」
( -∀-)「大丈夫。因果っつーのは鬱陶しい。一度繋がった縁は、中々切れないもんだぜ?」
(;^Д^)「…………分かりました」
- 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 21:55:18.91 ID:f08Iomjx0
【移動か、五分後】
( ^Д^)「お前ってさ――」
(#゚;;-゚)「話したくありません。思い出したくありません。聞かせたくありません」
(;^Д^)「あー、もう。違うって。経緯とかは今日は別にいい」
(#゚;;-゚)「!」
( ^Д^)「俺は女の子には超優しいんだって。嫌だと思うことはしないっての」
(#゚;;-゚)「自分で言いますか」
( ^Д^)「前の彼女によく言われたんだよ」
(#゚;;-゚)「お世辞でしょう」
(;^Д^)「お前に俺の何が分かるというんだ……」
- 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 21:58:20.90 ID:f08Iomjx0
(#゚;;-゚)「――そう。それです」
(#゚;;-゚)「私はあなたのなんですか」
( ^Д^)「なにって……」
(#゚;;-゚)「私はあなたのことを知らない。同じように、あなたも私のことを知らない」
(#゚;;-゚)「なら、もう関わり合いになる必要はないでしょう」
(#゚;;-゚)「使わないのなら、適当に捨てて下されば結構です。今までだってそうやって生きてきたのですから」
(;^Д^)「(どうしよう。思いの他境遇が暗いっぽい……。家出だと思ってたのに……)」
(;^Д^)「(クー先輩もアレだけど――コイツも多分、普通じゃないぞ……)」
(;^Д^)「(帰りてぇ……。ここ俺の家なのに、住み始めたばっかなのに、何一つ安らげねぇ……)」
- 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 22:01:21.42 ID:f08Iomjx0
( ^Д^)「……ん? 安らぐ?」
( ^Д^)「…………」
ζ(-、-*ζ『恋人関係も今日で終わりだね』
ζ(-、-*ζ『私とあなたは、本来何の関係もない。もう会えないだろうし』
ζ(-、-*ζ『でも、前に言ったよね。「私を好きになりたい」って』
ζ(゚ー゚*ζ『今思うと、すっごく嬉しかった』
ζ(^ー^*ζ『私は多分、あの時からずっと――嘘偽りなく幸せだったよ』
( ^Д^)「……ああ、そっか。そういうことか。だから俺か」
( ^Д^)「いつものパターンか。仕方ないかなー。俺、そんな感じのキャラだもんなー」
( Д)「……デレさん。また俺は女の子に流されちゃうみたいです……。すいません、こんな軽い男で……」
- 72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 22:04:50.04 ID:f08Iomjx0
( ^Д^)「――確かに、俺はお前のことを知らない」
( ^Д^)「どういう境遇でここにいるとか、なんで俺の家に来たとか、全部」
( ^Д^)「でも……今日から、今この瞬間から、“知ろうとすることは”できるだろ?」
(;#゚;;-゚)「!!」
( ^Д^)「あーその反応。さては、友達いないだろ、お前。多分恋人もいないなぁ?」
(#゚;;-゚)「そんなもの……」
(# ;;-)「必要、ないから……」
( ^Д^)「必要ないけど、いた方が全然楽しいぞ?」
(#゚;;-゚)「……楽しい?」
( ^Д^)「おかげで俺は毎日超楽しい。皆、馬鹿で変で面白くて――ちょっとだけ、大変みたいだけどな」
- 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 22:08:04.65 ID:f08Iomjx0
( ^Д^)「お前、今楽しいか?」
(#゚;;-゚)「……別に」
( ^Д^)「そっか。――じゃ俺と友達になろう」
(#゚;;-゚)「友達?」
( ^Д^)「そう。友達だ」
( ^Д^)「家族はいない。帰る場所はなくて、戸籍すらない」
( ^Д^)「幽霊みたいなもんだよな」
(#゚;;-゚)「はい」
( ^Д^)「じゃ、友達になろう」
(;#゚;;-゚)「???」
- 75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 22:11:26.26 ID:f08Iomjx0
( ^Д^)「――だって、友達がいたら、もう寂しくないだろ?」
(# ;;-)「っ!」
――ああ、この人は。
私の言葉が全部強がりだと知ってて、
ずっと寂しくて、寂しくて寂しくて誰かに傍に居て欲しいことを、初対面で見抜いて。
誰も今まで言ってくれなかったことを、
こんなにも簡単に……
:(# ;;-):「…………友達、ですか。そうですか……」
……私はずっと独りだった。
両親は知らない。それどころか、人間として扱われたことすら、なかった。
:(# ;;-):「今更……ですよぉ」
それが、当たり前だった。
- 77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 22:14:18.05 ID:f08Iomjx0
でも、この人は。
この人は、この人は、この人は――――。
:(# ;;-):「……っ」
今までの誰とも違う。
友達。
――友達、かぁ……
( ^Д^)「…………もしかして、嫌か?」
:(# ;;-):「っ……まさか」
ずっと、欲しかったんです。
――――友達。
- 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 22:18:01.80 ID:f08Iomjx0
( ^Д^)「……そりゃ良かった。じゃあ、今日からここがお前の家だ」
( ^Д^)「そして、お前の友達一号が――俺、」
( ^Д^)っ「プギャーだ。よろしく」
(# ;;-)「東郊でぃ、です……」
(#// -/)「一応、名前はでぃと言います……。よろしくお願いします……」
( ^Д^)「よろしく、でぃちゃん」
( ^Д^)「出て行く気になったら、いつでも行けばいいから」
( ^Д^)「……でもそれまでは一緒にいよう」
( ^Д^)「一緒に、楽しいことを沢山しよう。今までの分を全部取り返すぐらいにさ」
(#// -/)「はい……」
- 79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 22:21:18.58 ID:f08Iomjx0
( ・∀・)「――口説きの最中失礼、友達二号、モララーだ」
(;#゚;;-゚)「へ?」
(゚、゚トソン「友達三号、トソンです。及び、」
川 ゚ -゚)「不覚にもカレーを堪能していて遅れを取り四号となったクールだ。それでこの人間のようなものが、」
('A`)「……どうも。“人間のようなもの”のドクオです。友達五号。そして最後に、」
lw´‐ _‐ノv「悪魔の数字の友達六号。黒魔術部部長、シュール」
(;#゚;;-゚)「は、はぁ……」
(#^;;-^)「凄いですね。プギャーさんは、友達沢山です」
(;^Д^)「…………いや、不法侵入メンバーの最後の一人は俺も知らないんだが……誰?」
lw´‐ _‐ノv「クールの姉です。淳しまーい」
- 82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 22:24:18.94 ID:f08Iomjx0
( ・∀・)「まーそういうことよ、でぃちゃん」
(#゚;;-゚)「…………?」
( ・∀・)「お前が何かよく分からないけど……まぁ、」
( -∀・)っ ポン「俺達の独断と偏見により、今日からお前は俺達の友達だ!」
(#゚;;-゚)「…………」
馬鹿だなぁ、とは思ったけど。
なんて適当なんだろう、と尊敬を通り越して呆れたけれど。
私は、
(*^;;-^)「…はい!」
嬉しくて、仕方なかった――――。
- 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 22:27:18.56 ID:f08Iomjx0
( ^Д^)「やれやれだぜ」
――そんなこんなで。
俺は新たに同居人、もとい、友達を手に入れたわけである。
……その後、俺のあだ名が「ロリコン」になったのは言うまでもない。
( ^Д^)「……まぁ、いっか!」
VIP大『アドバイス部』
本日の活動、これにて終了!!
- 87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 22:33:20.92 ID:f08Iomjx0
Call back‐2
【 <『沈む瀬あれば浮かぶ瀬があるものだよ。大事なのは……立つ瀬が無くならないよう、現状から逃げないことさ』
……すたーとっ
- 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 22:36:23.11 ID:f08Iomjx0
トゥルルルル!トゥルルルル!
ガチャ
( ^Д^)「もしもし」
『――もしもし? お兄ちゃんだよー』
( ^Д^)「人の家に家なき子を送りつけるような兄を俺は知りません」
『……くつくつくつ。でも、上手くやってるらしいけど?』
( ^Д^)「……アンタの弟ですからね、俺も」
『それは重畳』
- 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 22:39:28.86 ID:f08Iomjx0
『君は悪ぶってても結局、困ってる人を捨て置けない良い人さ。……思えば、昔から女の子の好みとかは似てるけど、そこだけは違うね』
( ^Д^)「兄貴のことは分からんが……まぁ、兄弟だからな」
『うん。だから、その子も気に入ると思ってね』
( ^Д^)「…………」
(#゚;;-゚) ?
( ^Д^)「……気に入るってわけじゃあないけど、」
『――放ってはおけない、でしょ? 僕も、高校の頃はそんな感じの人と付き合ってた』
( ^Д^)「へぇ、そうなのか。初耳だ」
『まぁね。家に帰らないことに定評がある次男だから』
( ^Д^)「俺はともかく妹二人は会いたがってるぞ。たまには帰ってこい」
『わかったよ』
- 91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 22:42:19.94 ID:f08Iomjx0
『……でも、よく考えると兄らしいことをしてあげられた覚えがない』
( ^Д^)「奇遇だな。俺も、兄らしいことをしてもらった覚えがないんだが」
『ははっ。一番上が――ああなのに、二番目の僕がそんなので悪かったね』
( ^Д^)「……? なんだよ、いきなり」
『……くつくつくつ。ちゃらんぽらんのお兄ちゃんだって、たまには殊勝になったりもするさ』
( ^Д^)「…………」
- 93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 22:45:20.05 ID:f08Iomjx0
『……今日は雨だろう? だから、ちょっと思い出しちゃってね。先輩のこと』
( ^Д^)「もしかして……死んだのか」
『うん。簡単に言うと僕の所為で』
( ^Д^)「…………」
『――まぁ、その話はもういいや』
(;^Д^)「いいのかよ。どうしてくれるんだ、この沈んだ気持ち」
『自分で処理してくれ』
( ^Д^)「相変わらず適当だな」
『適当だとも、さ』
- 94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 22:48:21.62 ID:f08Iomjx0
『――で、』
『本来なら実家の家業も僕が継ぐべきだけど、適当な僕は丸投げしたいと思います!』
(;^Д^)「ええっ! ちょっ、まっ――――ええっ!?」
『妹達と相談してどうするか決めてくれ』
『信用のおけるところに、僕名義で権利書預けといたから。あとはお願いね』
(;^Д^)「そんな勝手に……」
(; Д)「ああ、もうっ…………」
- 95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 22:51:18.38 ID:f08Iomjx0
『……お詫びと言ってはなんだけど。僕が前に旅行で行った村で、ちょっと女の子と約束してしちゃってさ。“また来る”って』
『僕はもう行けそうもないから、いつか、僕の代わりに行って来てよ。でぃちゃんとかと』
( ^Д^)「それのどこがお詫びなんだよ。旅行好きのアンタの後始末じゃねぇか」
( ^Д^)「大体、兄貴が行かなきゃ意味がないだろ、それ」
『気にしない気にしない』
『――そんなわけで、じゃあね、僕の弟』
(;^Д^)「あ、ああ……」
『Birds of a feather flock together、なんてね。……君が、僕とは違う真理を見つけてくれることを祈ってる』
ブチッ ツーツーツー…
( ^Д^)「……なんだったんだ……?」
- 96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/06/20(日) 22:54:13.51 ID:f08Iomjx0
(#゚;;-゚)「お兄様からですか?」
( ^Д^)「あ、お前も話したかったか。命の恩人らしいし」
(#゚;;-゚)「いえ。今のその電話はプギャーさんだけのものです」
( ^Д^)「……はぁ?」
(#゚;;-゚)「プギャーさんだけの、ものです。きっと」
( ^Д^)「そうなのか……」
( ^Д^)「……しかし、不自然な電話だったな。なーんか」
Call back‐2 END
戻る 次へ