（ ＾ω＾）「そうだお」
(´･ω･｀)「全く…2日連続とはね…何て書いてたの？」
（ ＾ω＾）「えっと…」
7月26日
午後1時にサメジマビルを…
('A`)「また同じような言い回しだな」
(,,ﾟДﾟ)「なんでまた西川に来たんだよ」
( ∮√∮)「それは分からないよ…あ、そうだショボンさん、あの話をするのでは？」
(´･ω･｀)「これは昨日起きた火災現場の写真さ」
(,,ﾟДﾟ)「白いテープは死体か…」
http://beebee2see.appspot.com/i/azuY79GNBAw.jpg
('A`)「wow!」
(´･ω･｀)「これはまだ公開してない写真なんだけど、気づくことはないかい？」
(´･ω･｀)「勘さ」
('A`)「カン！新ドラッ…！」
(´･ω･｀)「ざわ…ざわ…」
（ ＾ω＾）「何故ドクオはスルーされないんだお、で、勘ってどういうことだお」
(´･ω･｀)「僕の勘さ、まあ勘どうのこうのよりも第一発見者ってこともあるし、それに…」
( ∮√∮)「君の父は探偵なんでしょ？何か分かるかもって思ってね」
(,,ﾟДﾟ)「あ、俺か？…でも本当に何も分からないぜ」
（ ＾ω＾）「ん？」
(´･ω･｀)「ああ、この1と印がしてあるやつだね？」
(´･ω･｀)「これは足跡に見えるけど、どうも違うんだ」
('A`)「じゃあ何だ…？」
( ∮√∮)「何かが置いていた…だね、実際この２つしかなかったし」
(,,ﾟДﾟ)「で、この液体の後は？」
(´･ω･｀)「ガソリンさ」
(´･ω･｀)「それが……マンションの住民じゃないんだ」
(,,ﾟДﾟ)「は？」
(´･ω･｀)「そこの住民は、ちょうど旅行中なんだ、鍵も壊されていた」
（ ＾ω＾）「空き巣かお？」
(,,ﾟДﾟ)「被害者は空き巣で、入った所をやられたのか？」
('A`)「でも、何故逃げないんだ？火が迫ってたはず…」
( ∮√∮)「え！？聞いてませんよ！」
(´･ω･｀)「だって、言ってないも～ん」
(´･ω･｀)「頭に打撲があった所を見ると、空き巣に入った所を誰かと鉢合わせ、殴られ縛られ火をつけられたんだね」
（ ＾ω＾）「空き巣なら指紋から前科特定とか…」
(´･ω･｀)「前科無しだ、これだから火災の遺体は困るよ…身元が分からない」
(´･ω･｀)「もちろん警備に行くさ、でも部屋は書いてないね」
( ∮√∮)「玄関で持ち物検査していくよ、大丈夫さ」
（ ＾ω＾）「んじゃ、そろそろ帰りますお」
(´･ω･｀)「ああ、すまなかったね、この写真はコピーをあげるから、何か気づいたら教えくれ」
(´･ω･｀)「でも、絶対に公表しないでね」
('A`)「はい、さようなら…」
（ ＾ω＾）「おはようお」
('A`)「よう、んじゃ行くか」
（ ＾ω＾）「下見に行くなんて、ドクオにしては良いアイデアだお」
(,,ﾟДﾟ)「犯人と会えるかもしれないしな」
('A`)「で、サメジマビルってどこだ？」
(,,ﾟДﾟ)「そこの靴屋を真っ直ぐ行くんらしいんだよ」
（ ＾ω＾）「薄く見えたお、結構遠いお…」
(,,ﾟДﾟ)「噂には聞いていたが…」
('A`)「でけぇ…」
('A`)「60階だての高層ビルってあるな、企業だけでなく一般ピーポーもいるらしい」
（ ＾ω＾）「突入だおー！」
（；＾ω＾）「オートロック…だ…と…」
('A`)「ベランダには簡単に入れそうだが、部屋の中とはガラス窓で仕切られてるな」
(,,ﾟДﾟ)「だから、放火されにくいはずだぜ、」
('A`)「ここは裏通りに面してるからな、日当たりは良いが人通りが少ない」
(,,ﾟДﾟ)「そういやこの周辺での事件は結構あるな」
（ ＾ω＾）「ま、コンクリートだから燃える心配は無いし、燃えたとしてもベランダの網戸ぐらいだお」
('A`)「無駄足みたいだな…どっか行こうぜ」
(,,ﾟДﾟ)「んじゃ、喫茶店で明日の話をするか」
（ ＾ω＾）「お、良いお、ついでにパワポケやろうお」
('A`)「おう」
（ ＾ω＾）「うほー！ビル周辺が真っ赤だお」
(,,ﾟДﾟ)「赤色灯がワンサカ光ってるな」
(´･ω･｀)「やあ、ようこそ予告現場へ、この赤色灯はサービスだから見て欲しい」
(,,ﾟДﾟ)「お、あんたも来てたのか」
(´･ω･｀)「そりゃうちの管轄下だからね、この事件の担当は僕さ」
( ∮√∮)「入口を徹底的に固めたよ、予告1時間前から、持ち物検査も始まっている」
(´･ω･｀)「消防車も完備だ、たとえ燃えても被害者は出ないだろう」
（ ＾ω＾）「おーい、あと2分だお」
(ッ！)
（；＾ω＾）「ん？なんだお！？」
(:'A`)「なんかやけに鈍い音がしたな」
(´･ω･｀)「ん？あの音は…」
(:,ﾟДﾟ)「おい！逃げるぞ！今のは爆発音だ爆発音！」
（；＾ω＾）「爆発？ちょっとちょっと流石にやばいお！やばいおやバイオハザード！」
(´･ω･｀)「おい！消火だ早くしろ！」
（；＾ω＾）「(あれは…18階か…お？)」
( ∮√∮)「鎮火です」
(´･ω･｀)「写真を撮っておけ」
( ∮√∮)「はい…あれ？デジカメの充電が…」
(´･ω･｀)「じゃ、絵を描いてよ」
( ∮√∮)「…………ｻﾗｻﾗ」
(´･ω･｀)「…下手くそ、習字ぐらい習っておきなさい…あと、自分のサインとかいらないから」
http://beebee2see.appspot.com/i/azuY5tmNBAw.jpg
( ∮√∮)「それは言わないで下さい」
(´･ω･｀)「……で、生存者は…」
( ∮√∮)「現在時点では、1人が重傷、5人が軽傷、1人が死亡です」
（ ＾ω＾）「どうしたんだお？」
('A`)「色々聞いていたが…死んじまったか…」
(,,ﾟДﾟ)「身元は？」
( ∮√∮)「重軽傷の6人は19階の住民、死亡者は住民ではありません」
('A`)「またか…」
(´･ω･｀)「とにかくここじゃ話がまとまらない、後は他に任せて戻ろう」
（ ＾ω＾）「僕たちも行っていいかお？」
(´･ω･｀)「もちろんさ、さ、どうぞ」
(,,ﾟДﾟ)「パトカー乗るのかよ…」
(´･ω･｀)「そうだね、被害者の人数も増えてるし、次には…」
(,,ﾟДﾟ)「ま、10人ぐらい死ぬだろ」
('A`)「で、ショボンさん、死亡者の身元はまた特定出来ないのか？」
(´･ω･｀)「大丈夫だ、その子は顔や足が吹っ飛んだけど、髪の色素が残ってて「赤髪」だったんだ」
(,,ﾟДﾟ)「ふ、吹っ飛んだって…」
(`･ω´･ )+ 「見るかい？」
('A`)「グロ耐性がある俺でも見たくない」
(´･ω･｀)「十中八九女の子だね、色素が多くて長髪だし」
( ∮√∮)「ショボンさん！」
(#´･ω･｀)「今、話をしてるんだよ？」
(；∮√∮)「す、すみません、特定が出来ました」
(,,ﾟДﾟ)「日本の警察は優秀だからな」
('A`)「詳しく教えて欲しい」
( ∮√∮)「名前は高上空、28歳で女性、現在は荒っぽさで有名な宅配業者に勤めていた…」
('A`)「えらく詳しいな」
( ∮√∮)「その付近を当たると、赤髪で長髪の人は1人だけだったんだ、DNAも一致した」
( ∮√∮)「まだです…」
(,,ﾟДﾟ)「高上とか言う奴との繋がりを洗えばいいだろ？」
('A`)「なるほど、動機で探るという訳だ」
(´･ω･｀)「よし、インテグ君、任せたよ」
(,,ﾟДﾟ)「インテグって言うのか…」
(´･ω･｀)「あれ？言ってなかったかな？」
（ ＾ω＾）「………」
(,,ﾟДﾟ)「おーい西川ー、どうした？」
（ ＾ω＾）「……メールだお」
(´･ω･｀)「まさか、あれかい！？」
(,,ﾟДﾟ)「おいおい、それ携帯だろ？チェンメパソコンに届くんじゃないのか？」
('A`)「こいつはiPhoneで、パソコンのメルアドをそのまま使ってるんだよ、料金も安いし」
(´･ω･｀)「ん？」
件名
誰かに転送してください
本文
これは不幸の手紙です
三日以内にこれと同じ文章を
3人以上に転送してください
転送すれば、あなたにとてつもない幸運が訪れ
転送しなければ、不幸が次々と襲います
転送することを推奨します
添付ファイル:不幸3.txt
('A`)「添付を開けよ」
（ ＾ω＾）「それが…」
TIME NUMBERを…
('A`)「なんだこりゃ」
(´･ω･｀)「こんな名前の建物、無いよ？」
(,,ﾟДﾟ)「直訳すると、時間数字だな」
（ ＾ω＾）「(…………時間数字…それに、何故2日も空けて犯行を…)」
第二話
終