- 33 名前: ◆iIJvateTqU 投稿日:2011/11/04(金) 02:18:42 ID:lcIDTElk0
- 次回予告
かつて国のために戦った。
かつて忠義のために戦った。
かつて名誉のために戦った。
だが、戦争がおわっても戦士達に休息はなかった。
金にために男達は戦い続ける。
次回「死闘」
バトリング、そこは最低野郎の墓場。
- 35 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 02:21:25 ID:lcIDTElk0
- 第二話「死闘」
ここはバカラ・シティ。
かつてメルキアへ行われた爆撃によってできた巨大なクレーターを利用して作られた都市。
戦後、難民や帰還兵などさまざまな人間が流入し、混沌とした繁栄を築いている。
特にATやジャンクパーツが大量に流入しているため、あぶれたAT乗り(最低野郎)によるバトリングが盛んだ。
ブーンとモナーはバトリングの闘技場に来ていた。
満員の場内ではけたたましい声援と罵声が響き、中央のリングでは4機のATが闘っている。
2対2のタッグマッチ、武器は使用せず徒手で格闘するレギュラーマッチだ。
( ´∀`)「行くモナー!流石兄弟、そこモナ!」
2機のトータス系ATがドッグ系ATに対して息の合った連携で圧倒している。
モナーは買った券を握り締め応援した。
- 36 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 02:22:08 ID:lcIDTElk0
- ( ^ωメ)「・・・・・・」
ブーンは静かに試合を見ている。
トータス系ATがぐるぐるとローラーダッシュで翻弄し確実に相手側へ攻撃を繰り出す。
すばやく止めを刺さずにじわりじわりと嬲り、ショーを盛り上げているようだ。
(#´∀`)「おいらの財産かかってるモナ!早く勝つモナ!」
場内の興奮がピークに達したところで、トータス系ATが二人同時にそれぞれ相手にタックルをかまし転ばせる。
歓声が響きあがり、倒れたATの頭部にアームパンチを浴びせた。
ゴングが鳴り、場内の大型モニターには「勝者( ´_ゝ`)兄者(´<_` )弟者」と表示される。
( ´∀`)「やったモナ。今日はいっぱい飲めるモナ」
モナーは券を換金しブーンと闘技場を後にして近くの酒場へと入った。
- 37 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 02:22:51 ID:lcIDTElk0
- ( ´∀`)「いやーもうかったもうかったモナ」
( ^ωメ)「・・・・・・」
( ´∀`)「どうしたモナ?まさか、負けたほうに賭けちまったモナ?」
( ^ωメ)「いや・・・・・・」
( ´∀`)「じゃあ、勝ったモナか。いくら賭けたモナ?」
( ^ωメ)「賭けてない」
(;´∀`)「なんのためにバトリングを見に誘ったモナ」
( ^ωメ)「流石兄弟の腕を見にな」
( ´∀`)「まさか次のターゲットは・・・」
( ^ωメ)「ああ、あいつらだ」
(;´∀`)「まじっすかモナ」
- 38 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 02:23:56 ID:lcIDTElk0
- ( ´∀`)「しかしどうやるモナ?ニダーの時みたいに奇襲するモナ?」
( ^ωメ)「バトリングでやる」
(;´∀`)「無茶モナ。相手は二人とも腕利きモナ。相棒探すモナか?」
( ^ωメ)「2対1のリアルバトルでやる」
リアルバトルとはレギュラーマッチとは違い銃器を使用する。
そのため、生死を賭けた戦いとなる。
(;´∀`)「もっと無茶苦茶モナー」
( ^ωメ)「とりあえず、試合を組めるやつを探す」
( ´∀`)「やめておいたほういいモナ・・・・・・」
( ^ωメ)「あんたがマネージャーだ。がっぽり儲けよう」
(*´∀`)「なるほど!それならバトリング関係のことやってる知り合いがいるモナ」
(´∀` )「電話かけてくるモナ」
- 39 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 02:24:41 ID:lcIDTElk0
- モナーは立ち上がり店の隅に置かれている電話へ歩いた。
硬貨を入れ、番号を押す。
( ´∀`)「もしもし、モナーモナ。久しぶりモナ。元気モナか?いまバトリング闘技場近くで飲んでるモナ。
話しがあって、腕のいいAT乗りがいるモナ。それで、試合を組んでほしいモナ。じゃあこっち来てくれモナ」
モナーは話しを終え、席に戻る。
( ´∀`)「おっけーモナ。もう少ししたら来るモナ」
( ^ωメ)「ありがとう」
数分して男が店にやってきた。
( `ー´)「モナー久しぶりじゃネーノ」
( ´∀`)「ネーノひさしぶりモナ」
モナーとネーノは軽く握手をした。
( ´∀`)「こっちが電話で話したAT乗りのブーンモナ」
( `ー´)「おれはバトリングのマッチメーカー兼AT整備やってるネーノだ。よろしく」
( ^ωメ)「よろしく」
ネーノとブーンも軽く握手をした。
- 40 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 02:25:27 ID:lcIDTElk0
- ( `ー´)「そんで本題だが、どういう試合を組んでほしい?」
( ^ωメ)「流石兄弟と闘いたい」
( `ー´)「本当かい?あんた命知らずなんじゃネーノ?」
( ´∀`)「命知らずモナ」
( `ー´)「条件は?」
( ^ωメ)「2対1でいい。武器、装備は自由のリアルバトル。それと場所は闘技場じゃなくて広いところがいい」
(;`ー´)「それでいいのかい?まともな闘いにならねーぜ」
( ^ωメ)「いいんだ」
( `ー´)「最近はリアルバトルをやるイカれた奴が減って困ってたところだから丁度いいが、あっちが受けるかわかんねーぜ」
( ^ωメ)「おれの名を出せばいい」
( `ー´)「わかった。とりあえず交渉してみよう。それじゃ俺の事務所で待っててくれ、3番どおりの端にある工場だ」
( ´∀`)「わかったモナ」
- 41 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 02:26:49 ID:lcIDTElk0
- ネーノは店から出て行き、モナーとブーンはもう少し飲んでから事務所に向かった。
ネーノが向かったところは金持ちの集まる郊外だった。
バトリングを仕切るマフィアと話を付け、流石兄弟と交渉に入る。
( `ー´)「2対1、武器装備自由のリアルバトル、場所は廃棄された旧居住区になると思う。それが条件だ」
( ´_ゝ`)「なんだそれは?」
(´<_` )「ふざけてるのか」
予想通り相手は乗り気ではなかった。
しかたなく、ネーノは名前を出す。
( `ー´)「相手はブーンってやつだ」
( ´_ゝ`)(´<_` )「!!!」
二人は少し驚いた様子で顔を見合わせる。
( ´_ゝ`)「okちょっと席をはずさせてもらう」
二人は奥の部屋へと移動した。
- 42 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 02:27:55 ID:lcIDTElk0
- ( ´_ゝ`)「ニダーが殺されたとは聞いていたが」
(´<_` )「まさか生きてるとはな」
(´<_` )「どうする?兄者」
( ´_ゝ`)「俺達の手で始末しようじゃないか」
(´<_` )「ok流石だよな俺ら」
流石兄弟は戻りネーノに承諾を告げた。
( `ー´)「まさか本当にokするとは」
ネーノが帰り、兄者はあるところに電話をした。
- 43 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 02:29:07 ID:lcIDTElk0
- ( ´_ゝ`)「兄者だ。大佐を出してくれ」
( ´_ゝ`)「大佐ですか?お久しぶりです。ちょっとお話しが」
( ´_ゝ`)「ええっ、ニダーは殺されたようです。それでどうやらブーンが生きているようなんです」
( ´_ゝ`)「はいっ、私達にバトリングを挑んできました」
( ´_ゝ`)「大丈夫です、必ず殺して見せます」
( ´_ゝ`)「是非、その暁にはまた大佐の元で働きたいんですが」
( ´_ゝ`)「わかりました。お願いします」
あちらから電話が切れたようで、兄者は受話器を下ろす。
- 44 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 02:30:23 ID:lcIDTElk0
- ( ´∀`)「ここモナ」
着いた工場はATのスクラップに囲まれている。
なかに入るとバトリング用と思われるATが並んでいた。
( ^ωメ)「・・・・・・」
ブーンは無言でATを眺める。
モナーは奥の事務室に入って冷蔵庫を勝手に空けアイスコーヒーを飲み始めた。
さらに、棚に置いてあったお菓子を食べ始める。
( ´∀`)「食べるモナ?」
( ^ωメ)「いや」
そうしてるうちにネーノが帰ってきた。
- 45 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 02:31:03 ID:lcIDTElk0
- ( `ー´)「おう、話しはまとまったぜ。試合は1週間後、場所はシティから離れた所にある廃墟区画だ」
( ^ωメ)「そうか」
( `ー´)「しかしあんた何者だい?流石兄弟が最初はリアルバトル渋ってたのにあんたの名前出したらokになったぜ」
( ^ωメ)「昔の知り合いさ」
(;`ー´)「知り合いがリアルバトルやるのか?」
( `ー´)「まあいいや。ここにあるATはどれでも使っていいぜ。パーツも揃ってるし、自由にやってくれ」
( `ー´)「あと二階の部屋で寝泊りも勝手にやってくれ」
( ^ωメ)「わかった」
ネーノは奥の事務室に消えていった。
- 46 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 02:32:09 ID:lcIDTElk0
- ( ´∀`)「どのATつかうモナ」
( ^ωメ)「ドックタイプをフル改造したい」
( ´∀`)「改造するモナ?」
( ^ωメ)「ターボカスタムだ」
ターボカスタムとは脚部にジェットローラー機構が組み込まれ爆発的な加速力を得られるが、
操作性は悪く機体に負荷が強いために調整が難しい。
(;´∀`)「それは難しいモナ。パーツも良いものが必要だし調整に時間かかるモナ」
( ^ωメ)「手伝ってくれ」
( ´∀`)「それに操縦した事あるモナ?あれは相当なじゃじゃ馬モナ」
( ^ωメ)「ある」
( ´∀`)「流石モナー。久々に神整備士言われたおいらの腕を見せるときが来たモナ」
- 47 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 02:33:00 ID:lcIDTElk0
- とりあえず今日は工場の部屋で休み、明日からATの改造に取り掛かることにした。
ブーンは並んでるATに試乗してどれをベースにするか決めた。
さらに、選んだものをバラし、オーバーホールをする。
信頼性の低い部品を洗い出し、工場にないパーツは買出しにいった。
そして、通常のATを仕上げるのに3日がかかった。
( ´∀`)「うひー疲れたモナ。これだけチューンすれば軍用の新品にも負けないモナ」
( ^ωメ)「ああ」
翌日からは、改造に取り掛かる。
( ´∀`)「ジェットローラーを脚部に取り付けたモナ。ちょっと吹かしてみてくれモナ」
ブーンはATのペダルを踏み込んだ。脚部のノズルが勢いよく火を吐く。
しかし、右足のノズルの炎が徐々に衰え消えてしまった。
- 48 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 02:34:13 ID:lcIDTElk0
- ( ´∀`)「おかしいモナー」
ブーンはATから降りた。
( ^ωメ)「調子が悪いみたいだな」
そして、左手でノズルに触れた。
(;´∀`)「ちょっ危ないモナ。やけどするモナ」
モナーはあわててブーンの左手を掴む。
( ^ωメ)「ああいや、大丈夫だ」
ブーンは左手の手袋をはずすと、鈍色に光を放つ手があった。
( ´∀`)「あんた、そりゃ義手モナか」
( ^ωメ)「左目と一緒にサンサで消えた」
( ´∀`)「oh......」
( ^ωメ)「なに、問題はないさ」
2人は無言で作業に戻り、黙々と続けた。
- 49 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 02:35:11 ID:lcIDTElk0
- ( ´∀`)「聞いていいモナ?」
( ^ωメ)「なんだ」
( ´∀`)「ブーンの過去のことモナ」
( ^ωメ)「無実の罪を擦り付けられたことは」
( ´∀`)「聞いたモナ」
( ^ωメ)「おれがいた227連隊の連隊長が首謀でニダーや流石兄弟はそいつの犬さ」
( ´∀`)「左腕も?」
( ^ωメ)「その後がある」
( ^ωメ)「交換条件で特赦を持ちかけられた」
( ´∀`)「条件?」
( ^ωメ)「囚人兵としてある実験の被験者となること。実戦テストとして特別行動部隊の任務に着くこと」
( ´∀`)「それでサンサにモナ?」
( ^ωメ)「ああ、だが俺が生きてることを知って止めを刺しにきた」
( ´∀`)「その時に・・・・・・」
( ^ωメ)「そうだ」
そこにトラックに乗ったネーノが帰ってきた。
- 50 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 02:36:49 ID:lcIDTElk0
- ( `ー´)「おーい中古武器でいいのが手に入ったぜ」
荷台に乗っているのはAT用のシールドだった。
( `ー´)「クエント人傭兵が使ってるパイルバンカー付きのシールドだ」
( ´∀`)「おお、めずらしいモナ」
その後、バトリング用ATの改造と調整が続いた。
そして、試合前日。
( ´∀`)「完成モナ」
( ^ωメ)「ああ」
最後の装甲を取り付けターボカスタムスコープドックは完成した。
ブーンは乗り込み、操縦してマシンガンとシールドを取って、工場前のジャンク置き場で試運転をする。
- 51 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 02:38:08 ID:lcIDTElk0
- ( ´∀`)「おおーすごいモナー」
動くATはいままで見たことのない加速だった。
ブーンの技術とあいまって、ATと思えないほどの運動性だった。
( ´∀`)「これなら明日勝てるかもしれんモナ」
ブーンはヘビーマシンガンの調整、パイルバンカーの試しうち、一通り動作の確認した。
ATをまた工場内にしまって降りた。
( ^ωメ)「okだ」
( ´∀`)「あとは仕上げの塗装をしとくモナ。ブーンはもう休むモナ」
( ^ωメ)「頼む」
ブーンは二階にあがりシャワーを浴びてベッドに寝転んだ。
左腕を挙げ手のひらを天上に向け、開く握るを繰り返す。
( ^ωメ)「殺す・・・・・・」
翌日ブーンは早く起きた。
- 52 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 02:39:25 ID:lcIDTElk0
- ( ^ωメ)「・・・・・・」
ATがきれいに塗装され新品同様になっている。シールドも機体色に合わせて深い緑で塗装されていた。
( ´∀`)「どうモナ?かこいいモナ」
モナーとネーノが起きて来た。
( `ー´)「そんじゃ、会場に行くか」
バカラシティから十数キロ離れたところにあるもう使われていない旧居住区。
人がすまなくなり朽ち果てた建造物だけが残っている。
3キロ四方程度の盤の目状に整備された区画で、ブーンと流石兄弟のバトリングが行われる。
ブーン達指定された待機場所に着きATの最終確認をした。
( `ー´)「流石兄弟は向かい側に待機している。あと30分したら照明弾が打ち上げられてスタートだ」
( ´∀`)「ブーンに賭けたモナ。勝ってくれモナ」
バトリングの様子は街中に仕掛けられたカメラとヘリからの撮影で中継される。
- 53 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 02:41:25 ID:lcIDTElk0
- ( ^ωメ)「・・・・・・」
ネーノとモナーが待機場所からはなれ、ブーンはATのなかで開始の合図を待った。
しばらくして照明弾が打ち上げられる。
ブーンは操縦かんを握り締め、ペダルを踏み込む。
ジェットローラーが炎を吐いて機体が加速する。
そして、建物を挟み流石兄弟のスタンディングトータス2機とすれ違う。
( ^ωメ)「!」
流石兄弟も察知していた。
( ´_ゝ`)「いたぞ!」
ローラーダッシュで追いかけ、ブーンに向かって弟者がソリッドシューターを放つ。
ブーンは構わず全速力で駆け抜けた。
流石兄弟は追い撃ちをかけようとするが、速過ぎて狙いが定まらない。
- 54 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 02:42:32 ID:lcIDTElk0
- (´<_` )「くそっ!」
( ^ωメ)「追って来い」
ブーンが建物の角を左に曲がり流石兄弟の視界から消える。
兄者が角を覗くが姿は見えない。建物を一周したブーンがマシンガンを数発放つ。
しかし、厚い装甲に阻まれ有効弾はなかった。
撃ったと同時に振り返りまたジェットローラーで逃げる。
弟者がすかさず追いかけるが、速過ぎて追い付けずにまた見失う。
(´<_` )「逃げ足の速い奴だ」
その後も同じような展開が続く。
ブーンが機動力を生かし流石兄弟にゲリラ戦で翻弄する。
防戦一方の流石兄弟が痺れを切らした。
- 55 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 02:43:41 ID:lcIDTElk0
( ´_ゝ`)「おれが追い詰める。回り込んでくれ」
(´<_` )「ok」
流石兄弟は二手に分かれた。
ブーンは単独行動になった弟者を狙う。逃走に使っていた機動力で広場に追い詰める。
弟者が持っているソリッドシューターは高火力のリニアカノンを放つが連射ができない。
(´<_`;)「くそっ、あたれ!」
ブーンは相手の攻撃を容易くかわし、シールドのパイルバンカーで弟者のAT腹部から上方向にコクピットごと貫く。
(´<_`;)「ぬおっ・・・・・・」
そこに兄者が広場へ到着する。
- 56 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 02:44:40 ID:lcIDTElk0
- ( ´_ゝ`)「なんだと・・・・・・」
ブーンはATを刺したまま盾にして兄者ほうへ突進した。
( ´_ゝ`)「殺してやる!!」
マシンガンを乱射するがATが盾となり当たらない。
ブーンはパイルバンカーを引き抜きブレーキを掛け、弟者のATが転がり兄者のほうへ滑って行った。
( ^ωメ)「もらった」
ブーンは兄者がATを避けているところを狙いフルバーストで射撃する。
兄者のATが爆発した。
( ^ωメ)「・・・・・・」
- 57 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 02:46:44 ID:lcIDTElk0
- 照明弾が上がりバトリング終了であること示される。
ブーンは最初の待機場所に戻りモナーたちと合流した。
( ´∀`)「やったモナ!」
( `ー´)「すげーんじゃネーノ」
ブーンはATから降りて水を飲んだ。
ネーノはATをトラックに積み、モナーは金の勘定をしていた。
( ´∀`)「ブーンは大穴モナ。これは儲けたモナ」
( `ー´)「これはあんたのファイトマネーだ」
ネーノは厚みのある封筒を差し出した。
- 58 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 02:47:39 ID:lcIDTElk0
- ( ^ωメ)「いや、いらない」
( ´∀`)「えっ?」
( `ー´)「いらねーのか?」
( ^ωメ)「代わりにそのATをくれ」
( `ー´)「うーん」
( `ー´)「まあ、釣り合わんがあんたにゃ儲けさせてもらったし、いいぜやるよ」
( `ー´)「これからどうすんだ。あんたならバトリングで稼げるぜ」
( ^ωメ)「いや、行くところがある」
( `ー´)「モナーも行くのか?」
( ´∀`)「ついていくモナ」
( `ー´)「そうか、気が変わったらいつでも来てくれ」
( ^ωメ)「ああ」
ブーンとモナーはATを乗せたトラックにのり出発をした。
第2話 おわり
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