- 120 名前: ◆iIJvateTqU 投稿日:2011/12/27(火) 00:50:09 ID:nKu67q120
- そこは要塞。厚い守りにブーンは阻まれる。
だがしかし、やつらは殺さなければなれぬ。
たとえ身が滅びるとしても。
そして、最後の戦いを挑む。
次回「襲撃」
復讐の果てはどこに見えるか・・・
- 121 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/12/27(火) 00:50:52 ID:nKu67q120
- 第4話 「襲撃」
ブーンは荒野にいた。頭を低く少しずつ移動する。これまでAT用のセンサーと地雷を何回も見た。
これ以上近づけば対人用に代わるだろう。崖の頂上につくと腹ばいになり双眼鏡を構えた。
1km以上先に大きな施設が見える。ショボン大佐が経営している傭兵訓練所だ。
ショボンは自宅には居なかった。ブーンが復讐していることを知り、訓練所に篭っているのだ。
そこならば、教官をしているフサギコと訓練兵がいる。
訓練兵といっても素人ではない、元一般兵がスペシャリストになるための訓練をしている。
- 122 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/12/27(火) 00:52:18 ID:nKu67q120
- ブーンは双眼鏡を覗き訓練所を見た。
運動場、兵舎と思われる建物、AT整備工場それと大型の倉庫、大きな別荘のような建物。あれはショボンが退避している場所だろう。
そして、まっすぐ伸びた道の先に検問所がある。
ブーンはずっと腹ばいになりながら観察する。非常食と水を取りながら見続けた。
訓練所にしてはトラックの出入りが激しい。武器の売買をやっているという話は本当のようだ。
日が沈みそうになると一旦離れ、寝ずに夜をすごす。日が昇るとまた観察を始める。
- 123 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/12/27(火) 00:55:29 ID:nKu67q120
- ( ^ωメ)「兵舎の規模と、確認できた人数から推測すると、戦闘人員が常に30人以上はいるな」
( ^ωメ)「ATも最大50機程度収容できるぐらいだろうか。整備工場を見る限り、常時稼動できるのは十五機ぐらいだろか」
ブーンはメモを取り続けた。
( ^ωメ)「見張り台が2つ、ところどころに重機関銃や高射砲が設置してある」
出来る限りの情報を集めその場から離れた。遠く離れた場所にモナーが待機している。
( ´∀`)「わかったモナ?」
( ^ωメ)「ああ大体な」
( ´∀`)「いけそうモナ?」
( ^ωメ)「あれじゃあ手が出ないな」
ブーンは待機しているトレーラーへと乗った。そして、すぐ眠りつく。
モナーは近くの街まで運転した。
- 124 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/12/27(火) 00:56:32 ID:nKu67q120
- (´・ω・`)「何時来るんだろうねブーン君は・・・・・・」
ショボンはブーンの推測どおり訓練所の離れの別荘に居た。
ミ,,゚Д゚彡「流石兄弟を殺した後、こちらに向かったようですから、恐らく近くに潜伏しているかと」
(´・ω・`)「めんどくさいことになっちゃった。本当にあいつらがいってたようにブーン君は特別かもね」
ミ,,゚Д゚彡「しかし、こちらの警備は万全。いかにブーンでも1人ではどうにもならないでしょう」
(´・ω・`)「だといいけど・・・・・・」
ミ,,゚Д゚彡「私は訓練があるのでこれで」
フサギコは部屋から出て行った。
(´・ω・`)「関わらなきゃよかった」
ショボンは何かが引っかかっているようだった。
- 125 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/12/27(火) 00:57:14 ID:nKu67q120
- モナーの運転するトレーラーが街に着いたが、ブーンは降りられなかった。
ここは訓練所の兵士が酒と娯楽を求め立ち寄る。どこで見られているかわからない。
( ´∀`)「それじゃあ買出し行ってくるモナ」
モナーはトレーラーを降りてどこかへ消えていった。
( ^ωメ)「どうしたもんか・・・・・・」
ブーンは訓練所攻略を考える。
しかし、名案は浮かばない。
センサーと地雷が張り巡らされ、ATでは近づけない。
ヘリを使っても高射砲で落とされる。
正面突破も自殺行為だ。
なにを考えても思いつきはしなかった。
そこにモナーが帰ってきた。
- 126 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/12/27(火) 00:58:09 ID:nKu67q120
- ( ´∀`)「数日分の食いもんとか買ってきたモナー」
( ^ωメ)「ありがとう」
( ´∀`)「そういや面白い話聞いたモナー」
( ^ωメ)「?」
( ´∀`)「あの訓練所が下水とPR廃液を川に垂れ流しで、この辺の人間は全員迷惑してるらしいモナ」
( ^ωメ)「ふむ・・・・・・」
ブーンは手を止め考え込む。そして何か思いついたようだ。
( ^ωメ)「モナーあの辺の上下水道を調べてくれないか」
( ´∀`)「あいよ。明日また来るモナ」」
モナーはまた街に消えていった。
- 127 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/12/27(火) 00:59:59 ID:nKu67q120
- ( ^ωメ)「これで全部終わる」
ブーンはトレーラーの荷台で拳銃を分解整備し、ナイフを研ぐ。
食事をし、生活リズムを戻すため無理やり寝た。
朝にモナーが帰ってきた。
( ´∀`)「いろいろわかったモナ」
( ^ωメ)「本当か」
( ´∀`)「あの辺には昔、都市があった見たいモナ。
バララントの爆撃で地表の建物は吹っ飛んだが、地下水道や地下鉄網は残ってるみたいモナ。
あいつらが使ってるのはそのうちの一本らしいモナ」
( ^ωメ)「なるほど・・・・・・」
( ´∀`)「どうするモナ?」
( ^ωメ)「その地下網を使ってあそこに接近する」
( ´∀`)「おk」
さっそく準備に取り掛かった。
- 128 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/12/27(火) 01:01:11 ID:nKu67q120
- ( ´∀`)「良いもの手に入ったモナ」
モナーが手に入れたのは爆撃前の都市の地図だった。
( ^ωメ)「あの訓練所近くに駅があったのか。もしかしたら」
シャベル、つるはし、ガスマスク酸素ボンベ、レーザートーチ、その他もろもろ。
道具を揃え、モナーが聞いてきた廃地下鉄道へと侵入する。
( ^ωメ)「行くか」
ヘルメットライトを点け、コンパスを頼りに訓練所のある方向に歩いていく。
距離測定器をもち、帰りに迷わぬように目印を付けながら。
( ´∀`)「簡単にいけるモナかねー」
モナーは道具を積んだ台車を押す。
出発地点から廃駅にまっすぐ地下鉄道が通っていれば、訓練所の真下を行く。
コンパス、距離計、地図を重ね合わせ真下と思われるところに到着する。
- 129 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/12/27(火) 01:01:58 ID:nKu67q120
- ( ´∀`)「ここモナか」
二人は上へと掘り始めた。
( ´∀`)「あらよっとモナ」
トンネル上部のコンクリートをはがす。
そして、土を上へと掘っていく。
休憩を挟みながら長い作業が続いた。
( ^ωメ)「この臭いは・・・・・・?」
ブーンは掘削作業の途中ある臭いに気がついた。
( ^ωメ)「PR廃液の臭いだ」
ATを循環しているPR液は、一定時間を過ぎると老化して、新しいものと交換となる。
そのとき発火性をなくすため、薬物を入れ廃棄される。
ただでさえ臭気の強いPR液だが、さらに強烈な臭いを発するのだ。
- 130 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/12/27(火) 01:03:42 ID:nKu67q120
- ( ´∀`)「たしかにあの臭いモナ」
さらに掘り進めるうちに、臭いは強くなった。
そして、大きな下水道と合流すると汚物と混ざってとんでもない臭いになっていた。
(;´∀`)「うへーマスク持ってきてよかったモナー」
ブーンは耐圧服なので標準的なヘルメットと酸素ボンベをした。
( ^ωメ)「この廃液が出ているところまで行きたい」
2人は上流へと進んだ。
すぐに廃液を出しているパイプを見つける。そしてすぐ近くにマンホールも見つけた。
一旦引き返し、ブーンは考えた作戦の全容をモナーに告げる。
( ´∀`)「わかったモナー」
ブーンとモナーは訓練所攻略に向けて準備を始めたのだった。
- 131 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/12/27(火) 01:04:50 ID:nKu67q120
- それから数日たち・・・・・・
検問所を1台のトレーラーが通った。
( ´∀`)「バレてないモナー」
先ほど、モナーとブーンはここにATを届ける業者のトレーラーを奪っていた。
事前に調べ社員証も偽造してある。
訓練所の門もとおり、大きな倉庫へとトレーラーを入れた。
( ´∀`)「注文のAT8台モナ」
奪った注文書をだし、倉庫にいる兵士にサインを求める。
兵士はトレーラーの扉を開け中を確認した。
( ゚д゚ )「奥に1機注文していないカスタム機があるぞ」
(;´∀`)「さぁ?積荷のことはよく知らんモナ」
( ゚д゚ )「ちょっと待ってろ」
無線でなにやら話している。上官を呼んでいるようだ。
しばらくして、フサギコが来る。
- 132 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/12/27(火) 01:05:39 ID:nKu67q120
- ミ,,゚Д゚彡「トレーラーにはこの男以外居なかったか?」
( ゚д゚ )「はい」
フサギコはカスタム機を確認する。
ミ,,゚Д゚彡「貴様、ブーンの仲間か?」
(;´∀`)「なんのことモナ?」
ミ,,゚Д゚彡「正直に言わないとためにならないぞ」
フサギコは拳銃を突きつける。とっさにモナーは手を上げた。
(;´∀`)「ほっ本当になにも知らんモナ・・・・・・」
ミ,,゚Д゚彡「演技が下手だな」
引き金を引いた。銃弾がモナーの頭を掠める。
- 133 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/12/27(火) 01:06:21 ID:nKu67q120
- そのときである。
近くでとてつもない爆発音がした。
すぐさま衝撃が伝わってくる。
ミ,,゚Д゚彡「なんだ!?」
フサギコは銃を構えながら無線を出す。
ミ,,゚Д゚彡「状況を知らせろ!全員戦闘配置だ!」
ミ,,゚Д゚彡「こいつを見張ってろ!怪しい動きをしたら殺せ」
フサギコは兵士に指示し、駆け足で倉庫から出て行った。
(;´∀`)「ふぅ・・・・・・」
- 134 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/12/27(火) 01:07:52 ID:nKu67q120
- モナーは胸をなでおろしたが、今度は倉庫の兵士がサブマシンガンを構えている。
( ゚д゚ )「何か言いかけたな?」
(;´∀`)「いや、別にモナ」
( ゚д゚ )「言わないなら、殺すまでだ」
サブマシンガンの引き金に指を掛ける。
( ^ωメ)「おっと銃をおろすんだな」
いつの間にか兵士の後ろにはブーンがいた。
ブーンは拳銃の銃口を兵士の後頭部に押し付ける。
( ^ωメ)「モナーこいつを縛ってくれ」
( ´∀`)「おkもな」
ブーンは兵士から無線を奪い、モナーが縛り上げる。
- 135 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/12/27(火) 01:09:27 ID:nKu67q120
- ( ´∀`)「しかし、すごい爆発だったモナ。PR液を相当貯蔵してたモナ」
( ^ωメ)「ATも大分吹っ飛んだぜ。やつらが用心のために多数配備していたが幸いだった」
ブーンはトレーラーに積んだ愛機に乗り込む。
( ^ωメ)「モナーは地下通路から脱出してくれ。あとは俺がやる」
( ´∀`)「わかったモナ」
モナーは地下通路へと退避していった。
そこに、先ほど奪った無線機に通信が入る。
- 136 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/12/27(火) 01:10:13 ID:nKu67q120
- ミ,,゚Д゚彡「あの男はどうなった?」
( ^ωメ)「よう、久しぶりだな」
ミ,,゚Д゚彡「その声は!?」
( ^ωメ)「俺だよ」
ミ,,゚Д゚彡「ブーン!」
ブーンは思い切りペダルを踏みATを発信させる。倉庫のシャッターをタックルで破り外へ出た。
すぐさま構えて、重機関銃、高射砲が設置してある場所にソリッドシューター、ミサイルを撃ち込む。
さらに見張り台へ残りのミサイルを叩き込む。一瞬の出来事だった。すばやく整備工場のシャッターにヘビーマシンガンの銃口を向ける
そして、整備工場からATが出来てきた。
- 137 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/12/27(火) 01:11:12 ID:nKu67q120
- ( ^ωメ)「もらった」
フルオートで撃ち続け、出てこようとしたATが爆発する。
ミ,,゚Д゚彡「ブーン!貴様!」
青いヘビー級ATが工場からローラーダッシュで飛び出す。フサギコの乗ったダイビングビートルだ。僚機2体付いている。
ブーンは牽制射撃をしながら、バックし後方の兵舎へと回り込む。
( ^ωメ)「借りを返しに来たぜ」
ミ,,゚Д゚彡「ふざけるな」
フサギコと僚機も後を追い兵舎へと回り込んだ。
- 138 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/12/27(火) 01:12:32 ID:nKu67q120
- ミ,,゚Д゚彡「止まれ!」
フサギコが指示を出すが僚機1体にブレーキが遅れ、ブーンの待ち伏せの餌食となった。
ブーンの放つ銃弾で爆散する。そしてすばやく離れていった。
ミ,,゚Д゚彡「くそうっ・・・」
兵舎が並び道が網の目状になっていて、見通しが悪い。
フサギコと僚機は壁伝いに慎重に進む。
ミ,,゚Д゚彡「どこにいる・・・・・・」
フサギコは耳を凝らす。建物の反対側から音が聞こえる。
とっさに離れたが、僚機はブーンの窓越しの射撃をまともに食らった。
フサギコはブーンの方向へと行った。ブーンもさがり、2人はグラウンドへとでる。
- 139 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/12/27(火) 01:13:44 ID:nKu67q120
- ( ^ωメ)「こい!」
広場で2機のATが目まぐるしく奔る。
お互いマシンガンを撃ちつづけるが、有効弾はない。
ミ,,゚Д゚彡「貴様は強くなりすぎた。あの時、死亡を確認しておくべきだった」
( ^ωメ)「もう遅い!これで全部終わらせる!」
ミ,,゚Д゚彡「全部だと?」
2人とも弾を撃ちつくした。フサギコはブーンの弾切れを確認し、リロードに入らず格闘戦を挑んだ。
ブーンもシールドのパイルバンカーを構える。しかし、フサギコは格闘戦になれば十中八九パイルバンカーだと読んでいた。
ブーンの攻撃はかわされ、フサギコが懐に潜り込む。頭部にアームパンチを浴びせられ、機体頭部が吹き飛んだ。
- 140 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/12/27(火) 01:15:34 ID:nKu67q120
- ミ,,゚Д゚彡「降参しろ。ブーン!」
( ^ωメ)「まだだ!」
ブーンはフサギコのATに飛びついた。ATの頭部につかまる。
ミ,,゚Д゚彡「何をする!?」
必死に振り払うが、落とせない。ブーンは左手をカメラ部分にかけた。
指を隙間に挟み込み、めくりあげるように剥がそうとする。
( ^ωメ)「うおぉ」
カメラ部分が取れた。ブーンからフサギコが見える。
ブーンは拳銃を取り出し連射した。
- 141 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/12/27(火) 01:17:58 ID:nKu67q120
- ミ,,゚Д゚彡「げほっ」
銃弾はフサギコの腹部に命中した。フサギコ吐血して動かなくなった。
ATも停止する。ブーンは降りて乗っていたATに戻る。
頭部が飛んだだけならカメラ機能以外は動く。
そのままショボンのいる建物へと向かった。
門をマシンガンで破壊し、ATのまま階段を上る。
扉を開けていく。1番大きい扉の部屋にショボンはいた。
- 142 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/12/27(火) 01:20:17 ID:nKu67q120
- (´・ω・`)「やあ、来たのかい」
ショボンは椅子に座っていた。
(´・ω・`)「もう僕にはカードがない。終わりだよ」
( ^ωメ)「死んでもらう」
(´・ω・`)「取引しないかい。金ならあるよ」
( ^ωメ)「いらないな」
(´・ω・`)「だろうね」
ショボンは隠していた拳銃を抜き出した。
しかし、ATのマシンガンが火を噴くほうが早かった。
- 143 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/12/27(火) 01:23:18 ID:nKu67q120
- ( ^ωメ)「おわった・・・・・・」
( ^ωメ)「全部終わったんだ・・・・・・」
ATを降りて、ショボンの死亡を確認した。
ミ,,゚Д゚彡「知らないんだな」
いつの間にか背後にはフサギコがいた。
とっさにブーンは拳銃を構える。
ミ,,゚Д゚彡「おれはもう死ぬ。散々人を殺してきたからわかる」
ミ,,゚Д゚彡「もう貴様を殺す気力はない」
( ^ωメ)「知らないとはなんだ」
ブーンは銃口を下ろして尋ねる。
- 144 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/12/27(火) 01:24:39 ID:nKu67q120
- ミ,,゚Д゚彡「あの事件はショボン大佐だけが仕組んだことじゃない」
( ^ωメ)「どういうことだ?」
ミ,,゚Д゚彡「あのレベルの事件を大佐だけではもみ消せない」
ミ,,゚Д゚彡「大佐に話を持ちかけた奴がいる」
( ^ωメ)「なんだと!?」
ミ,,゚Д゚彡「ギコだ・・・・・・そしてその妻しぃも」
( ^ωメ)「ありえん!!!」
ミ,,゚Д゚彡「あいつらは秘密結社という、軍部内でも強大な権力を持った組織の人間だ」
ミ,,゚Д゚彡「なぜ上司であるギコが、責任を問われなかったのか?根回しは済んでいたのさ」
- 145 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/12/27(火) 01:25:43 ID:nKu67q120
- ( ^ωメ)「・・・・・・それは本当なのか」
ミ,,゚Д゚彡「ああ、ドクオがバックアップ用に拳銃を、常に2丁持っているのも奴に聞いた」
( ^ωメ)「しかし、なぜギコ大尉が?理由がない」
ミ,,゚Д゚彡「おれも知らん。だが奴が持ちかけてきたのは確かだ」
( ^ωメ)「なぜ俺に話す。大尉とは親友じゃなかったのか?」
ミ,,゚Д゚彡「そんな訳ないだろう。おれはあの夫婦が嫌いだ」
フサギコが力なく笑う。
ミ,,゚Д゚彡「いけ、確かめて来い」
( ^ωメ)「・・・・・・」
- 146 名前: ◆iIJvateTqU[sage] 投稿日:2011/12/27(火) 01:27:11 ID:nKu67q120
- ブーンはATにのり、無言でその場から立ち去った。
フサギコの言ったこと罠か?半信半疑だった。
しかし、確かめなくてはならない。
モナーの乗ってきたトレーラーに収納し、訓練所から離れた。
そして、モナーと決めていた合流場所に行く。
( ´∀`)「おお!生きて帰ってきたモナ!」
( ^ωメ)「ああ」
( ´∀`)「どうしたモナ?表情が暗いモナ?」
( ^ωメ)「確かめることが出来た」
( ´∀`)「まじっすかモナ。どこに行くモナ?」
( ^ωメ)「バトレア州だ」
ブーンとモナーは真実を確かめるため、バトレア州へと向かう。
第四話おわり
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