- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/07(土) 00:29:04.96 ID:G7s0uDbp0
- 現在夜中の午前一時。少年は酷く疲労していた。
何故か。
それは昼間言い争っていた非日常達がやりたりないと少年の家まで押し掛けてきたからである。
そしてまた少年を巻き込み言い争いを始めたからなのだった。
('A`)「いくらなんでもこんな時間にくんなよ・・」
少年は酷く真っ当な事を言う。
非日常なのはいいが正直眠かった。
( ・∀・)「この横取り野郎を退けて私達の幸せを掴む為だよ、ドクオ君」
川 ゚ 々゚)「前世からの約束を守る為ですよ、デレ」
二人は口々にそう言い、少年を説得しようとする。
説得なのかはいまいちわからないのだが。
- 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/07(土) 00:32:50.10 ID:G7s0uDbp0
- ('A`)「知らん知らん、おい俺はもう寝るからな」
二人にそう告げ少年は布団に入る。
少し冷えた布団は、少年の体を震えさせた。
そしてその震えを、非日常達は見逃さない。
( ・∀・)「寒いの? 私の体で暖めてあげようか」
川 ゚ 々゚)「米マニアは黙ってろ。俺が暖めてあげますよ」
('A`)「なにこいつらこわい」
少年は起き上がった後に丁重に断り、そして二人を別の部屋に放り込む。
そして二人が入ってこないように「朝まで入るな。入ったら嫌いになる」と言いつけておいた。
- 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/07(土) 00:34:29.25 ID:G7s0uDbp0
- ('A`)「はあ、これで寝れる・・」
そう思って布団に入り、目を閉じた。
のだが。
「お前のせいでデレに怒られただろーが!」
「知らないよ!君が居なきゃドクオ君の寝顔見れたのに!」
「ずっとデレの寝顔見てきた俺は勝ち組」
「私が見る筈だったのに・・・」
「ハハッ ワロス」
('A`)「うっせえ・・・」
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/07(土) 00:35:39.76 ID:G7s0uDbp0
- そう、壁が薄いせいで二人の言い争いが筒抜けなのだ。
これではうるさくて寝ることも出来ないだろう。
だが少年は必死に目を瞑り耐える。
瞑るのだが言い争いは止まってくれない。
それどころかまたデジャブがする。これが前世の記憶とやらなのだろうが、少年は寝たかった。
(-A-)「・・・明日あいつらコロス」
明日は二人に抗議しよう。そう思い少年は必死に寝ようとするのだった。
・・コロそうとしているのは多分気のせいである。
「デレー!俺だー!結婚してくれー!」
(;-A-)「・・・」
「ドクオ君は私の嫁」
(#-A-)「・・・」
- 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2009/11/07(土) 00:36:51.66 ID:G7s0uDbp0
- ・・・そして二時間ほど経った頃。
「疲れた」
「私もちょっと眠いね」
「寝るか」
「そうしよう」
「「おやすみー」」
(#-A-)「・・・・」
・・・結局少年が就寝出来た時間は、午前四時であった。
第六話 「寝たい少年と非日常」 了
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