- 2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:01:09.63 ID:jJIVoqZ90
ミーンミンミンミーン
('A`;)「あ゛ー、暑いー…… むしろ熱いー……」
ミーンミンミンミーン
('A`)「いざ夏休みに入ったはいいものの、やることねーな……」
ミーンミンミンミーン
('A`)「宿題なんかやる気ねーし、ゲームもちょっとなー……」
ミーンミンミンミーン
('A`)「かといってネットも見飽きたし……こんな暑いのに外とか論外だしな……」
ミーンミンミンミーン
('A`)「だから俺はこうやってgdgd過ごすしかない訳ですよ、ええ」
- 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:03:11.24 ID:jJIVoqZ90
ニ、ニドモブッタ・・・
('A`)「……ん、ブーンからメールか。えーと、何々……」
『 件名:今夜
本文:今北戸湖で花火大会があるんだお!
い か な い か
』
('A`*)「すごく……行きたいです……」
俺達は平穏に過ごせないようです
m9( ^Д^)<『その7:塊マンボ! 〜 1st firework Mix 〜』とかってwww
- 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:07:28.32 ID:jJIVoqZ90
('A`)「という訳で、俺は誘われるがままホイホイと駅に行っちゃったのだ」
(;´・ω・)「……急に何言い出してるの?」
('A`;)「いや、何か言わなきゃならない気がして……」
( ^ω^)「で、とりあえず南新居戸駅前で待ち合わせてる訳だけど……」
('A`)「たしかツンとクーも来るんだよな?」
(´・ω・`)「来るって言ってたけど……あれ、メールかな?」
('A`)「お、俺の方にもか。何々ー……」
( ^ω^)「『遅れるからしばらく待ってほしい』かお」
(´・ω・`)「まあ時間には余裕を持たせてるけど……」
('A`)「……とりあえずそこのペロコレアで休憩しとくか?」
( ^ω^)「反対する理由は無いお!」
- 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:09:07.23 ID:jJIVoqZ90
○ ○ ○
( ^ω^)「さーて、じゃあ何を頼むとするかおーっと……」
('A`)「あ、俺の分買ってくれないか? 俺席取っとくからさ」
( ^ω^)「問題無いお、何にするかお?」
('A`)「バニラシェイクのMで。これお金な」
( ^ω^)「おっおっ、任せてくれお」
('A`)「さて、とりあえず窓際のあそこでも……」
「あれっ、ドクオじゃないか!?」
('A`)「その声は……」
ノパー゚)ノシ「よぉ、お前も祭りか!?」
('A`)「ああ、ヒートか……って何ゆえ浴衣?」
ノパ听)「それは勿論、祭りだからだ!!」
('A`;) (理由になってるのか、それって……)
- 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:12:25.36 ID:jJIVoqZ90
( ФωФ)「ヒートじょ……ヒート、買ってきたのである」
ノパ听)「ありがとな、ロマ!」
('A`;)「あー、なるほど……デートの邪魔して悪かったな」
(; ФωФ)「ちょっ、ドクオ殿! それはどういう意味であるか!?」
ノハ;゚听)「えっ……デートじゃなかったのか……?」
(; ФωФ)「いや、その……そう、確かにデートに近くはあるが……」
ノハ*゚ー゚)「だよなっ! だったらもっと嬉しそうにしろっ!」
(; +ω+)「ま、まあそうであるが……」
('A`)「じゃーなー、仲良くやれよー」
(; ФωФ)「ああっ、ちょっと待って欲しいのである!」
ノパ−゚)「やっぱり……アタシの事が嫌いなのか……?」
(; ФωФ)「いや、嫌いでは無い! 無いのだが……
とにかく泣きそうな顔は止めるのである!」
(; +ω+) (まったく、どうしてこうなったのであるか……)
- 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:14:58.26 ID:jJIVoqZ90
@= @= @=
【数日前 終業式前日 終わりのHR時】
( ><)「それでは、明日の終業式も元気で来てほしいんです。
委員長、号令をお願いしたいんです」
从'ー'从 (あっ、窓の外で鳩が飛んでる〜)
(; ><)「…………渡辺さん、号令をお願いするんです!」
从'ー';从「あっ、ごめんなさい〜。きり〜つ、れ〜い」
アリガトウゴザイマシター!
( ФωФ)「ふぅ、終わったであるか……」
(’e’)「兄貴、放課後どこ行くッスか?」
( ФωФ)「そうであるな、今日は駅前の本屋に――」
ノハ*゚听)「うおおおぉぉぉぉぉっっ! ロマアアアァァァッッッ!!!!」
- 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:16:12.66 ID:jJIVoqZ90
(; ФωФ)「…………なっ、何であるか?」
ノハ*゚听)「いっ、今から一人で、体育館の裏まで来てくれっ!!
じゃあな! 待ってるぞ!!」
ドタドタドタ……
(’e’;)「な、なんだったんスか……?」
(; ФωФ)「さ、さあ……我輩には――」 ッ!?
ミハ*゚−゚)リ「…………」
('、`*川「…………」
(; ФωФ) (うわぁっ…… 二人に凄い見られているのである……)
(’e’)「……とりあえず、どうするッスか?」
( ФωФ)「……多分、行かなかったら二人に殺されるのである。
ちょっと逝ってくるのである……」
(’e’)「自分は兄貴の事を忘れないッス……」
- 10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:18:08.11 ID:jJIVoqZ90
( ФωФ) (さて、という訳で体育館裏まで来た訳であるが……)
ノパ−゚)「…………」
(; ФωФ)「(き、気まずいのである……ともかく) な、何の用であるか?」
ノパ听)「あっ、あのさ……お前って好きな人、いるのか?」
(; ФωФ)「(な、何を聞いてるのであるか……?) いや、別にいないのである」
ノパ听)「そうか、そうなのか……」
( ФωФ)「あの、ヒート嬢。もしや――」 ッ!?
チョッ、オスナヨ! ミエナイヨ〜
シズカニシナイト……
モットツメルモナ ダマッテローヨ
(; ФωФ) (影から大勢に見られている……!?)
- 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:20:05.66 ID:jJIVoqZ90
ノパ听)「ロマッ!!」
( ФωФ)「はっ、はい!?」
ノパ听)「アタシはっ、ロマが好きだ!!」
(; ФωФ)「…………はい?」
ノハ*゚听)「だからさっ、付き合ってくれええええぇぇぇっっ!!」
オオーッ ヒューヒュー
コクハクktkr! ニクイネェ
(; ФωФ)「…………」
サテ、ドウデル……? ヤルナ、ヒートノヤツ
カップルセイリツニ 2000エン ロマネスクシネシネシネ……
(; ФωФ) (くっ、後ろのクラスメイトが五月蝿いのである……
ともかくどうしてこんな事に…… 我輩は……)
- 12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:22:19.58 ID:jJIVoqZ90
( ФωФ)「なあ、ヒート嬢。一つ聞きたいことがあるんだが……」
ノパ听)「なんだっ!?」
( ФωФ)「どうして我輩なのだ? 今までにそこまで接点が無かったと思うのだが……」
ノパ听)「あのさ、入学式後に道案内してもらった事あるだろ?
その日からお前の事が気になり始めたんだよ。
ロマってさ、結構優しい所あるだろ? ほら、捨て猫を拾ったりさ……」
(; ФωФ)「そ、そんな事あったか……? まあいいのである」
ノパ听)「ともかく、アタシはお前のそんな所に惚れたんだ。
で、お前の気持ちはどうなんだ?」
( ФωФ)「我輩は……」
モシ コトワッタラ コロス……
ザンコクニ……セイサンニ……
(; ФωФ)「後ろからの声はともかく……
我輩は正直な所、ヒート嬢の事をよく知らないのである」
ノハ;゚−゚)「そ、そうか……そうなのか……」
- 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:24:17.69 ID:jJIVoqZ90
( ФωФ)「であるから……まずは友達になって欲しいのである」
ノパ听)「……えっ?」
( ФωФ)「一緒に過ごしてみないと、相手のことが解らないのである。
告白の返事はそれからでもいいのであるか?」
ノパ听)「それは……一緒に過ごしてくれるって事か!?」
( ФωФ)「まあそういう事になるのであるな」
ノハ*゚听)「一緒に買い物行ったりとか……遊んだりとか……」
( ФωФ)「別に構わないのである」
ノハ*゚ー゚)「……いやったあああああああああぁぁぁぁぁっっっ!!
よろしく、よろしくなっ! ロマッ!!」
( ФωФ)「こちらこそよろしくである、ヒート嬢」
オメデトウ ヒーチャン! ワタシモ ガンバッテミルカナ
ハイハイスイーツスイーツ サテ、カエルカ…… ウワア〜
- 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:26:12.54 ID:jJIVoqZ90
ノハ*゚听)「ああ、よろしくなっ!! ……っと、一つだけ頼みたい事があるんだが」
( ФωФ)「何であるか?」
ノパ听)「あのさ、その『ヒート嬢』っての止めて貰えないか?
何か余所余所しい感じがして……嫌なんだよな」
( ФωФ)「む、むぅ……じゃあどう呼べばいいのであるか?」
ノパー゚)「ロマが好きな呼び方で構わない!
もしどうしてもって言うなら、嬢でも構わないけど……」
( ФωФ)「んー…… では、『ヒート』と呼び捨てにしてもいいであるか?」
ノハ*゚听)「構わない、ってかそれにしてくれ!」
( ФωФ)「解ったのである。それでは早速、帰りにどこかにでも行くか?」
ノハ*゚ー゚)「あのさっ、最近出来たアイスの店に行ってみたいんだ!
『ひんやりカフェ・ぬくぬく堂』って店なんだけどさ――」
=@ =@ =@
- 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:28:14.07 ID:jJIVoqZ90
○ ○ ○
('A`)「……そうか、お前らもロマネスク達に会ったか」
( ^ω^)「見てるこっちが胃もたれしそうなほど甘々だったお」
(´・ω・`)「とりあえず、関係は上手くいってるみたいだね……」
('A`;)「ところでさ、ブーン。そんなに食べて大丈夫なのか?
テラバーガーを四つとか……明らかにカロリー取り過ぎだろ」
( ^ω^)「気にするなお。腹が減っては虎子を得ずだお!」
(;´・ω・)「さらっと新しい諺を作らないでほしいな……」
ξ ゚ー゚)ξ「お待たせー、みんな」
川 ゚ -゚)「ブーン、そんなに食べると太るぞ」
('A`)「よお、二人とも……って、そっちも浴衣着てきたのか」
ξ ゚听)ξ「まあ折角の機会だしね。タンスの中で眠らせておくのも勿体無いし……」
川 ゚ -゚)「私は別に着る予定は無かったが、ツンがどうしてもというからな……
おかげで部屋の発掘をして、こんな時間になってしまったよ」
- 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:30:24.16 ID:jJIVoqZ90
(;´・ω・)「ツンの水色の地に金魚柄っていうのは似合うように思うけど……
クーの着てる浴衣、一体それは何の柄なの?」
川 ゚ -゚)「ナットとボルトだ。どうだ、オシャレか?」
('A`;)「まあ、個性的ではあるな……」
ξ;゚听)ξ「ってかどこで売ってたのよ……」
川 ゚ -゚)「……私の叔父からの貰い物だ。本当はあまり袖を通す気は無かったがな。
まあ服には罪は無いし、あの叔父に見られなければ問題は無い」
('A`;) (筋金入りの嫌いっぷりだな……)
( ^ω^)「おっおっ、じゃあそろそろ出るかお?」
('A`;)「なあ。ほんの数秒前まで、ブーンのトレイの上には包みが二つあったよな?」
川 ゚ -゚)「考えるんじゃない、感じるんだ」
- 17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:32:06.15 ID:jJIVoqZ90
○ ○ ○
―― 祭り会場 縁日街 ――
( ^ω^)「おっおっ、やっぱり人がいっぱいだお!」
('A`;) (お前の手に早速イカ焼きが三本握られてる事、もう突っ込まないぞ)
ξ ゚听)ξ「まだ夕方なのにこれだけ人が居るなんて……
早めに来て正解だったわね」
川 ゚ -゚)「さて、どうやって時間を潰すか……」
( ^ω^)「食べ物の屋台全制覇でもするかお?」
ξ;゚听)ξ「それが出来るのはアンタぐらいよ……」
(´・ω・`)「まあともかく、適当にうろついていたら時間は潰れるでしょ」
( ^ω^)「そうだお。ボクの様に適当に食べ歩いていたら――」
ドン ベチョッ
( ;ω;)「いやああああぁぁぁっっ! ボクのイカ焼きがあああぁぁぁっっ!」
- 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:34:16.69 ID:jJIVoqZ90
( ^Д^)「あっ、ぶつかってすいま……なんだ、ブーンかよw」
( ;ω;)「プ、プギャー……」
m9( ^Д^)「何いきなり泣いてんだよwww マジウケルしwwwwww」
(#;ω;)「き、貴様…… 絶対許さんお…………
罪の無いイカ焼きを…… イカ焼きの命を……」
('A`;)「いや、そもそもイカ焼きになってる時点で命は無いだろ」
m9( ^Д^)「はいはい、ワルスワルスwww」
(#^ω^)「プギャー、今日という今日は怒りが有頂天だお!」
( ^Д^)「はーはー、そーですかwww」
ζ(゚ー゚*ζ「プギャー君、どうしたの?」
ξ;゚听)ξ「げっ、デレ……」
- 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:36:13.48 ID:jJIVoqZ90
ζ(゚ー゚;ζ「『げっ』て何よ、従姉に向かって……」
/ ,' 3「……ZZZ」
(´<_` ;)「荒巻、ヨダレ垂れてるぞ」
川 ゚ 々゚)「あははっ……」
('A`;) (向こうも人がけっこういるな……)
川 ゚ -゚)「久しぶりだな、デレ」
ζ(゚ー゚;ζ「久しぶりってほどでも無いと思うけど……」
川 ゚ -゚)「まあそれはともかく……あの情報ありがとな。
中々楽しませてもらってるよ」
ζ(゚ー゚*ζ「ああ、『ツンのちょっと恥ずかしい思い出』リストね」
ξ;゚听)ξ「ちょっ、デレ! 何をクーに渡してるのよ!」
ζ(゚ー゚*ζ「いやー、こないだ熱心に頼まれちゃってさー……」
ξ ゚听)ξ「……まったく、おばさんの癖に」
ζ( − ζ「は? 今なんて言った?」
- 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:38:29.26 ID:jJIVoqZ90
ξ ゚听)ξ「……何よ、事実を言ったまでじゃない」
ζ( д #ζ「あ゛……!? つるぺたには言われたくないね」
ξ# )ξ「おいコラ、誰がツルペタだって……!?」
('A`;)「……なあ、何でデレはあんなに怒ってるんだ?」
川 ゚ -゚)「これはツンから聞いた話なんだがな……
実はツンの母方の祖母は、デレの母親らしいんだ」
('A`)「つまり……血縁上は姪と叔母の関係って事?」
川 ゚ -゚)「らしい。しかしツンが喧嘩を売るとは珍しいな」
ξ#゚听)ξ「っていうか元凶はアンタでしょ!」
ζ(゚−゚#ζ「もう許さない! ツン、勝負よ!」
(#^ω^)「プギャー、いい加減決着をつけるお!」
- 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:40:19.79 ID:jJIVoqZ90
○ ○ ○
('A`;)「で、どうしてこうなった……?」
(´・ω・`)「まあ向こうもこっちも5人組だし、両方とも暇みたいだからね……」
ζ(゚ー゚*ζ「一人ずつが縁日の露店で勝負して、勝ち星の多いチームが勝ち。
負けたチームは相手のチームの言う事を一つ聞く。これでいい?」
ξ ゚听)ξ「望む所よ。種目はどうするの?」
ζ(゚ー゚*ζ「片方ずつ順番に指定していけばいいでしょ。
まずはそっちから選ばせてあげるわよ」
ξ ゚听)ξ「言ってくれるじゃない、少し待ってなさいよ!」
( ^ω^)「で、トップバッターは誰が行くかお?」
('A`)「そうだな……ここは様子見で俺が――」
川 ゚ -゚)「いや、私がいこう。内容は『金魚すくい』でだ」
- 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:42:08.52 ID:jJIVoqZ90
ξ ゚听)ξ「勝機はあるのよね?」
川 ゚ -゚)「フッ、私を誰だと思っている」
ξ;゚听)ξ「……まあ任せるわ。頑張ってね」
川 ゚ -゚) (昔ブラウザゲーで死ぬほどやった時期があるからな……)
ζ(゚ー゚*ζ「……で、先鋒は決まったの?」
川 ゚ -゚)「ああ。まずは私、勝負内容は金魚すくいだ」
ζ(゚ー゚*ζ「OK、じゃあ少し待っててね」
ζ(゚ー゚*ζ「で、誰か自信のある人はいる?」
川 ゚ 々゚)「魚の解体なら任せてー……」
ζ(゚ー゚;ζ「うーん……やっぱりいないか」
(´<_` )「よし、では俺がいこう」
ζ(゚ー゚*ζ「大丈夫?」
(´<_` )「ああ、問題ない (昔ブラゲでやり込んだ事あるしな)」
- 23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:44:10.64 ID:jJIVoqZ90
ζ(゚ー゚*ζ「弟者君! ボコボコにしちゃいなさい!」
( ^ω^)「クー、頑張ってくれお!」
川 ゚ -゚)「多く金魚をすくった方が勝ちでいいんだよな」
(´<_` )「そういう事でいいんじゃないか?」
(´・ω・`)「じゃあ初めの一戦……よーい、スタート!」
川 ゚ -゚) セッセッ
つ―○
(´<_` ) セッセッ
○―⊂
ξ;゚听)ξ ((( じ、地味だ………… ))) ('A`;(・ω・`;)
- 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:46:09.82 ID:jJIVoqZ90
('A`;) (二人ともそこまで上手い訳じゃないし……)
(;´・ω・) (金魚すくいに派手な動きはないし……)
ξ;゚听)ξ (二人は何も喋らないし……)
川 ゚ -゚)「ちっ、ここまでか……」
(´<_` )「俺も網が破れた。そっちは何匹だ?」
川 ゚ -゚)「2匹だ」
(´<_` )「俺もだ」
川 ゚ -゚)「……この場合引き分けでいいのか?」
(´<_` )「いいんじゃないか?」
一回戦 引き分け
- 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:48:03.66 ID:jJIVoqZ90
○ ○ ○
ζ(゚−゚*ζ「一回目から引き分けって……」
(´<_` ;)「いや、ほんとスマン」
ζ(゚ー゚*ζ「まあいいわ、次はアタシが行くから。
勝負内容は射的。ツン、勝負よ!」
ξ ゚听)ξ「いや、普通にやらないし」
ζ(゚ー゚;ζ「なっ……卑怯じゃない!」
ξ;゚听)ξ「アンタねぇ、昔私がやって全然駄目だった事知ってるでしょ?」
ζ(゚д゚;ζ「ぐっ……」
ξ ゚听)ξ「でもその勝負は受けさせてもらうわ。ただし対戦相手は……」
(´・ω・`)「僕が行かせてもらうよ」
- 26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:50:07.41 ID:jJIVoqZ90
( ^ω^)「…………」
ξ ゚−゚)ξ「…………」
('A`)「…………」
( ^Д^)「…………」
(´<_` )「…………」
/ ,' 3「…………ZZZ」
川 ゚ 々゚)「…………」
ζ(゚−゚*ζ「…………」
(;´・ω・)「えっ、何この沈黙……!?」
川 ゚ -゚)「そこは『このショボン様さ!』だろ、常識的に考えて……」
(;´・ω・)「そんな常識初耳なんだけど!?」
- 27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:52:30.48 ID:jJIVoqZ90
ζ(゚ー゚*ζ「まあ気を取り直して、勝負するわよ!」
(´・ω・`)「で、一番大きな物を落とした方が勝ちにする?」
ζ(゚ー゚*ζ「いえ、それだと先攻が有利だから……
下の方に並んだキャラメルの箱、それを落とした数で勝負よ!」
(´・ω・`)「了解、じゃあまずはデレさんからどうぞ」
ζ(゚ー゚*ζ「弾は7発か。ふふっ、見てなさいよー……」
('A`)「デレは相当自信がありそうなんだが……どうなんだ?」
ξ;゚听)ξ「それが、あの子はね……」
ζ(゚ー゚*ζ「一つ! 二つ! 三つ!」 パァン パァン パァン
(; ^ω^)「なっ、トライアタック……!?」
- 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:54:05.26 ID:jJIVoqZ90
ζ(゚ー゚*ζ「出てきたお前達がいけないんだ!」 パァン
('A`;)「出てくるも何も置かれて―― でもスゲェ!」
ζ(゚ー゚*ζ「グゥレイトォ! 数だけは多いぜ!」 パァンパァン
(´<_` ;)「これで六弾全て命中……」
ζ(゚ー゚*ζ「狙い撃つぜ!」 パァンッ
ξ;゚听)ξ「最後は跳弾で二つ同時に……」
ζ(゚ー゚*ζ「よし、これで終わり!」
「嬢ちゃん、やるね! 一個オマケしとくぜ」
ζ(゚ー゚*ζ「えへへっ、ありがとー! よし、これで九個よ!」
ξ;゚听)ξ「いや、最後の一つは例外でしょ……」
- 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:56:10.38 ID:jJIVoqZ90
(´・ω・`)「まあまあ、言わせておきなよ」
('A`)「……ショボン?」
(´・ω・`)「つまりは10個以上落とせばいいんでしょ。
そう、最後に勝つのは――」
(´・ω・`)「このショボン様さ!」
オー !! パチパチ
スゲー ハジメテ ナマデキイタ
クソッ、ロクオンスレバ ヨカッタ・・・
(;´・ω・)「……っと、これでいいの? あと周りのギャラリー何!?」
川 ゚ -゚)b「上出来だ、そして気にするな」
- 30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 22:58:39.57 ID:qwlRTc840
「おう、にーちゃんもやるのか?」
(´・ω・`)「うん、ところでさ……景品は棚から落としたらいいんだよね?」
「ああ、そうだ。倒しただけじゃ駄目だぜ」
(´・ω・`)「(棚は階段状に見えるけど、それぞれの棚は孤立してる……)
わかった。じゃあいくよ」 パァン パァン
('A`;)「って、早速外してるし……」
(; ^ω^)「上の段の酒瓶を狙ってもしょうがないお」
(´・ω・`) 「…………」 パァンパァン パァン
川 ゚ -゚)「おっ、ビンが揺れたな」
ξ;゚听)ξ「ターゲットはキャラメルなんだけどね……」
(´・ω・`)「……よし、これで!」 パァン パァン!
川 ゚ -゚)「むっ、重いビンが揺れて前へと――」
('A`)「倒れて――」
- 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 23:01:20.73 ID:qwlRTc840
ガンッ! ガラガラッ
ξ;゚听)ξ「なっ、キャラメルが置いてあった棚が壊れた!?」
(; ^ω^)「確かにビンは重そうだったけど……」
「……いやー、まさか狙ってやったのかい?」
(´・ω・`)「いえ、ただのマグレですよ」
「……まあ棚をちゃんと整備しとかなかったのはこっちのミスだしな。
ほれ、これがお前が落としたキャラメルだ。全部持ってきな」
(´・ω・`)「ありがとうございます。 ……全部で15個以上はあるね」
ζ(゚ー゚;ζ「そ、そんな……」
二回戦 ショボンの勝利
- 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 23:03:14.71 ID:qwlRTc840
○ ○ ○
ξ ゚听)ξ「このまま主導権を取りたいわね」
( ^ω^)「よし、じゃあボクがいくお!」
( ^ω^)「という訳で、次はボク。勝負内容は焼きそばの大食いだお!」
ζ(゚ー゚*ζ「それってお金がかかり過ぎない?」
( ^ω^)「じゃあ3パックの早食いでどうかお?」
ζ(゚ー゚*ζ「OK、それなら……」
( ^Д^)「荒巻、いけるか?」
/ ,' 3「…………」 コクリ
( ^Д^)「よし、任せたぜw」
('A`;) (うなずくというよりは眠くて舟を漕いだように見えたんだが……)
- 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 23:06:09.72 ID:qwlRTc840
('A`)「えー、という訳で地元商工会主催の飲食コーナーまで移動しました」
川 ゚ -゚)「……誰と話してるんだ?」
ζ(゚ー゚*ζ「はい、ちゃんと三パックずつ買ってきたよ」
( ^ω^)「おっおっ、美味しそうだお!」
/ ,' 3「…………」
川 ゚ 々゚)「あははっ、じゃあスタート……」
(* ^ω^)「ハムッ、ハフハフwww」
/ ,' 3「…………」
('A`;)「食べる音キメェ! ……ってか相変わらずのスピードだな」
川 ゚ -゚)「荒巻は箸すら持ってない……初めから勝負を捨てる気か?」
- 36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 23:09:10.91 ID:qwlRTc840
( ^ω^)「一つ目ごちそーさまだお! 次ッ!」
/ ,' 3「…………」
ζ(゚ー゚*ζ「くっくっくっ、実は二つ目の焼きそばには秘密があるの……」
(´<_` )「……? 何をしたんだ?」
ζ(゚ー゚*ζ「地元企業の製品、唐辛子を麺の中に練りこんで作られた『辛メン』を知ってる?」
(´<_` )「ああ、以前食べた事があるな。それが使われてるのか?」
ζ(゚ー゚*ζ「今回はその新製品、辛さ100倍の『ネオ辛メン』の試食をやっててね。
それを使って作られた焼きそばを分けてもらったの」
(´<_` ;)「それはまた辛そうだな……」
ζ(゚ー゚*ζ「一口で大抵の人がダウンしていた物を、果たしてパック一杯分食べられるのか……!?」
- 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 23:12:11.71 ID:qwlRTc840
(* ^ω^)「おっおっ、辛くて美味しいお!」
ζ(゚ー゚;ζ「…………ちっ、無駄だったか」
(´<_` ;)「というか、荒巻もそれを食べなきゃいけないんだよな?」
/ ,' 3「…………」
( ^ω^)「二つ目完食だおっ! ラストだお!」
('A`)「圧倒的ではないか、我が軍は」
ξ ゚听)ξ「荒巻は全然動いてないし……これで二勝一分け、負けは無くなったわね」
( ^ω^)「ハフハフッ、ハムッ、ハフッwwwwww!」
/ ,' 3「…………」
( ^ω^) (荒巻が食べないなら、完食した後に貰っちゃおうかお……?)
/ ,' 3.「…………」 ケプッ
- 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 23:15:12.24 ID:qwlRTc840
(; ^ω^)「…………えっ!?」
ξ;゚听)ξ「嘘ッ!?」
(;´・ω・)「いつの間にっ!?」
川 ゚ -゚)「あ……ありのまま、今起こった事を話すぜ。
『ブーンが圧倒的有利だと思っていたら、
いつの間にか荒巻の皿の焼きそばが無くなっていた』
な……何を言ってるのかわからねーと思うが、
私も何をされたのかわからなかった。
頭がどうにかなりそうだった……
超能力とか催眠術だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……」
(´<_` )「久々に見れたな、『荒巻食い』」
ζ(゚ー゚*ζ「その食べる速さは、残像すら残さない……」
('A`;)「ちょっと待て! ちゃんと食べたって証拠はあるのかよ?」
m9( ^Д^)「そこを見てみろよ、そこwww」
- 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 23:18:07.72 ID:qwlRTc840
/ ,' 3.「……zzz」
('A`)「そこって……なっ!?」
/ ,' 3.「…………」
ξ;゚听)ξ「まさか口の端に付いてるのって……青のり!?」
川 ゚ -゚)「よく見ると彼の割り箸も汚れているな。
しかし先ほどまでは割られてさえなかったはずだが……」
( ^Д^)「まあそういう事でwww」
( ω )「ボクが……大食いで負けるなんて……」
三回戦 荒巻の逆転勝利
- 42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 23:21:09.94 ID:qwlRTc840
○ ○ ○
ξ ゚听)ξ「しかし、これで勝負は五分五分……」
('A`)「残ってるのは俺とツンか……で、あっちはくるうとプギャー」
ξ ゚听)ξ「まあどっちが行くかは勝負内容次第ね」
川 ゚ 々゚)「あははっ、次は私の番……
勝負は型抜きでー……」
('A`;)「……型抜き? 何それ、美味しいの?」
( ^ω^)「おっおっ、あれはおいしいお!」
ξ;゚听)ξ「美味しいかしら、あれ……?」
川 ゚ -゚)「ttp://lovemanual.lovesick.jp/AI28.htm」
(;´・ω・)「何かの呪文? それ」
ξ ゚听)ξ「まあドクオが解らないようだし、私が行くわね」
('A`)「スマン、任せた」
- 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 23:24:15.24 ID:qwlRTc840
ξ ゚听)ξ「で、詳しい勝負内容は?」
川 ゚ 々゚)「何でもいいからはやく一個抜いた方の勝ち。
割れたらやり直しー……」
ξ ゚听)ξ「いいわ、じゃあ始めますか」
川 ゚ 々゚)「今度は負けないー……あれ?
前に戦ったっけ……? ……んー?」
ξ;゚听)ξ「と、ともかく始めましょ!
おじさん、私コマの奴で!」
川 ゚ 々゚)「私お魚さんー……」
(´<_` )「よし、準備できたな。じゃあ始め!」
ξ ゚听)ξ カリカリカリカリ
川 ゚ 々゚) カリカリカリカリ
('A`)「へえ、中々面白そうだな」
川 ゚ -゚)「簡単そうに見えるが、意外と難しいんだよな」
- 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 23:27:08.82 ID:qwlRTc840
ξ ゚听)ξ カリカリカリカリ
川 ゚ 々゚) カリカリ ペキッ
ξ ゚听)ξ カリカリカリカリ
川 ゚ 々゚)「…………」
ξ ゚听)ξ カリカリカリカリ
川 ゚ 々゚)「……次は船でー」 カリカリ
ξ ゚听)ξ カリカリカリカリ
川 ゚ 々゚) カリカリカリ ペキッ
ξ ゚听)ξ カリカリカリカリ
川 ゚ 々゚)「…………」
- 47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 23:30:11.05 ID:qwlRTc840
ξ ゚听)ξ カリカリカリカリ
川 ゚ 々゚)「ねえ、おじさん……」
「ん、なんだ?」
川 ゚ 々゚)「抜くのに……これ使ってもいい?」
「んー…………まあいいが、抜きにくくないか?」
川 ゚ 々゚)「任せて、慣れてるー……」
ξ ゚听)ξ カリカリカリカリ
川 ゚ 々゚) サクサクサクサク
- 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 23:33:11.48 ID:qwlRTc840
ξ;゚听)ξ (ん、サクサク……?) カリカリ チラッ
川 ゚ 々゚)
つ=二二フ サクサクサクサク
ξ;゚听)ξ (ほ、包丁……?) カリカリ ペキッ
川 ゚ 々゚) サクサクサクサク
ξ;゚听)ξ (あっ……)
川 ゚ 々゚) サクサクサクサク
ξ;゚听)ξ (よし、誰も気付いてないわね。『桜返り』……!)
川 ゚ -゚) (ん、ツンの手元が光った……? まあ気のせいか)
('A`;) (ツン、まさか魔法を……)
( ^ω^)「おじさん、この失敗した奴貰っていいかお?」
「まあいいが……どうするんだ?」
- 49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 23:36:13.46 ID:qwlRTc840
ξ ゚听)ξ カリカリカリカリ
川 ゚ 々゚) サクサクサクサク
( ^ω^)「おっおっ、やっぱり美味しいお!」
('A`)「どれどれ……ってこれ、美味いか?」
( ^ω^)「ボクは美味しいと思うけど……」
(;´・ω・)「んー……個性的な味ではあるね」
ξ ゚听)ξ カリカリ ペキッ
川 ゚ 々゚) サクサクサクサク
ξ;゚听)ξ (……『桜返り』!)
川 ゚ 々゚) サクサクサクサク
川 ゚ -゚)「…………」
- 51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 23:39:12.69 ID:qwlRTc840
ξ ゚听)ξ カリカリカリカリ
川 ゚ 々゚) サクサクサクサク
ξ ゚听)ξ カリカリカリカリ
川 ゚ 々゚) サクサクサクッ
ξ ゚听)ξ カリカリカリカリ
川 ゚ 々゚)「出来たー……」
ξ;゚听)ξ「嘘ッ、もう!?」
川 ゚ 々゚)「おじさん、みてみてー……」
「ほうほう……うん、バッチリだな」
川 ゚ 々゚)「えへへー、やったー……」
ξ;゚听)ξ「ほ、包丁なんかに……」
四回戦 くるうの勝利
- 52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 23:42:12.43 ID:qwlRTc840
○ ○ ○
ξ ゚听)ξ「ごめん、負けちゃった……」
( ^ω^)「おっおっ、まあ仕方ないお」
('A`;)「しかし俺が勝たないと敗北決定か……」
川 ゚ -゚)「何か勝機はあるのか?」
('A`;)「と言われても……ん?」
(´・ω・`) (ドクオ、これを……) コソコソ
('A`)「(これは……短い釣り糸? ……そうか!) よし、決まったぞ!」
( ^Д^)「お、決まったかwww」
('A`)「ああ、種目は風船釣り。多く釣った方が勝ちだ」
( ^Д^)「いいぜwwwやってやんよwww」
('A`) (悪いな、風船屋のおじさん……)
- 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 23:45:35.75 ID:qwlRTc840
川 ゚ -゚)「はい、よーいスタート」
(; ^ω^)「うわっ、声にやる気が無いお……」
('A`) (まあ最初の一つぐらいはイカサマ無しでいくかな……)
ヒョイ
('A`) (よし、とりあえず一つゲット!)
m9( ^Д^)「うはwwwそんなちっこいの狙ってんのwww?
俺はこの大きな奴から――」
プチッ
( ^Д^)「…………」
('A`;)「…………」
最終戦 ドクオの勝利
- 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 23:48:31.68 ID:qwlRTc840
○ ○ ○
(; ^Д^)「ま、負けた……」
('A`;) (イカサマをするまでも無かったな……)
ζ(゚ー゚*ζ「で、二勝二敗一引き分け……どうするの?」
ξ ゚听)ξ「どうするって言っても……まあ仕方ないんじゃない?」
「ふふっ、お困りのようですね……」
( ^Д^)「……ん? この声は――」
(´<_` ;)「まさか……」
(゚、゚トソン「ここはどうやら、私達の出番のようですね!」
ミセ;゚ー゚)リ「いや、急に何言っちゃってるの!?」
ξ;゚听)ξ「ミセリ……それに――」
ζ(゚ー゚;ζ「都村トソン……W組一番のトラブルメーカー……」
- 56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 23:51:17.24 ID:qwlRTc840
(゚、゚トソン「その言い方、私的には好ましくないですが……まあ聞き流しましょう。
ともかく、Q組とW組で争ってるという事でいいようですね?」
ミセ;゚ー゚)リ「いや、多分違うからね!」
('A`;) (また厄介そうな人が……)
/ ,' 3「……ZZZ」
(゚、゚トソン「なるほど、荒巻氏の説明で完全に私は理解出来ました。
つまりは今、両者で引き分けという事のようですね?」
(; ^ω^)「一体どこで理解出来たんだお!?」
d(゚、゚トソン「しかしここに私達が入る事でノープロブレム!
ではミセリ、早速向かう事にするようです!」
ミセ;゚д゚)リ「一体どこへ……ちょっ、襟首を掴むなっ――!」 グエッ パタパタパタ……
ξ;゚听)ξ「な、何だったの……?」
ζ(゚ー゚;ζ「……私に聞かないでよね」
ヒュルルルルルッ パアンッ!!
- 57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 23:54:24.17 ID:qwlRTc840
( ^ω^)「あっ、花火始まっちゃったお……」
ξ ゚听)ξ「いつの間にかこんな時間だったのね」
川 ゚ -゚)「……綺麗だな」
('A`)「なあ、もっと見やすい位置に移動しないか?」
ζ(゚ー゚*ζ「それさんせー。あっちの橋の方はどう?」
/ ,' 3「……ZZZ」
(´・ω・`)「ん? みんな一緒に行くの?」
川 ゚ 々゚)「ぶれいかーぶれいかー……」
(´<_` ;)「それを言うなら無礼講だろ。しかも上下関係は無いしな」
(#^ω^)「あっ、そうだお! プギャー、イカ焼き弁償しろお!」
( ^Д^)「だが断るwww」
- 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/07/20(火) 23:57:11.29 ID:qwlRTc840
その日の花火はとても綺麗で――
ξ ゚ー゚)ξ (* ^ω^)
皆で騒いだ時間はとても楽しくて――
川 ゚ -゚) ( ´・ω・)
そんな時間もいつかは過ぎて――
ζ(゚ー゚*ζ (^Д^ )
それでも平穏な夏休みは続いていく。
川 ゚ 々゚) / ,' 3 (´<_` )
そう、あの日までは……
【次回に続く】
- 60 名前:【次回予告】 投稿日:2010/07/21(水) 00:00:07.78 ID:ZtOZ0JP90
('A`)「…………」
_
( ゚∀゚)「…………」
('A`;)「えっ、もう本編終わり!?」
_
(; ゚∀゚)「……みたいだな」
('A`)「まあいい、じゃあ次回予告を――」
皆が待ちわびた夏休み、嫌いな奴など存在しない!
海に山川、肝試しに虫取り、花火大会にスイカバー!
正直イベントてんこ盛り、金が無いならとりあえず働け!
そんな次回、第7話:『塊マンボ!』
俺の姿を見たものは、皆死んじまうぜぇ……
_
(; ゚∀゚)「なんだ、このテンション…… 最後の一言が意味不明だし……」
('A`;)「俺に聞くなよ……あれ?」
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